みんなのシネマレビュー |
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181. 明日、君がいない 《ネタバレ》 細かいところで未熟だったり荒削りだったりするところはいくつもあるが、何よりもこの作品世界を設定した発想の切れ味が素晴らしい。中身をどうこういう前に、どうしてもこれをやりたかったという制作者の凝縮された執念を感じるし、だから作品としてのインパクトがある。何のために入るのか分からなかったモノクロインタビューも、最後にきちんと着地点として結実している。●全体を通じて、カメラが同じ回廊を何度も回ったり、同じ階段を何度も上下したりするのだが、これが出口の見えない魂の彷徨を表現しているようで、哀切の念をこみ上げさせる。テーマと撮り方がきちんと一致しているというのが素晴らしい。[DVD(字幕)] 8点(2011-09-15 22:56:10) 182. 悪霊島 《ネタバレ》 ちっとも「悪霊」っぽくないんですが・・・。時代設定からしてそもそも金田一ものとしてはハンデがあるんですが、特に目を引くようなトリックもなく、人物関係での意外性もないとなれば、見るべきポイントがありません。[CS・衛星(邦画)] 4点(2011-08-19 03:16:14) 183. あの胸にもういちど 《ネタバレ》 ひたすら、バイクで疾走するマリアンヌをいかに格好良く撮るかということだけにこだわった作品。その徹底ぶりはそれはそれで潔いが、それ以外の要素がきっぱり無視されているのも、やはり困る。回想と現実の出し方をもうちょっと整理するだけで、それなりの内容にはなったと思うのだが。[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-08-03 02:02:04) 184. アンヴィル!夢を諦めきれない男たち 《ネタバレ》 世界で一番へヴィ・メタルに対して敬意を持ち、その本質を理解しているのが日本人であることがとてもよく分かる作品。それにしても、自分がアンヴィルが大好きだから、とにかくその先々についていって撮影し、まとまったら作品として発表するというプリミティブな姿勢が良いではないの。アンヴィルの音楽姿勢自体に共通しています。構成はところどころチープながら、その底知れない愛情が作品を強く支えています。[DVD(字幕)] 6点(2011-07-11 00:05:02) 185. アレックス・ライダー サラ・ボルジャーってどんな人かと思ったら、「イン・アメリカ」の子役のお姉ちゃんの方だったんですねー。とても可愛らしく成長していました。ソフィー・オコネドーのこういう胡散臭そうな役というのも、結構新鮮かも。アリシア・シルヴァーストーンは大分老けましたね。あ、内容的には特筆すべき点はないです。[DVD(字幕)] 3点(2011-06-27 01:06:45) 186. アドレナリン・ブレイク 何というか、とにかくみんなが揃いも揃って互いに顔面攻撃を繰り返し、とても痛そうな話。それ以外は何も印象に残っていない。[CS・衛星(字幕)] 2点(2011-05-17 03:10:45) 187. アガサ/愛の失踪事件 レッドグレーヴのアガサというのが何とも凛としてて気品があって、それを見ているだけでも気持ち良いのですが・・・肝心の筋自体が、何が言いたいのかよく分かりませんでした。[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-04-30 22:45:25) 188. アイス・ハーヴェスト 氷の収穫 《ネタバレ》 同じような場所をぐるぐる回りながら話が発展していく趣向が面白い。ただ、肝心のオチがまったくありきたりなような・・・。同じ結論でも、この枠組でいくのだったら、あの場面の裏では実は、みたいなポイントをもっといろいろ設けてほしいところでした。[DVD(字幕)] 5点(2011-04-06 01:33:42) 189. 愛する時と死する時 導入部の戦闘の場面からして今ひとつ迫力に欠ける描写なのですが、ラブロマンスの部分も、ただ登場人物がレールの上を進んでいるだけで、面白みがありません。つまり、キャラクターが「生きてない」のですね。[CS・衛星(字幕)] 4点(2011-02-21 22:55:56) 190. アメノナカノ青空 ありがちなパターンをつなぎあわせてそのまま作っちゃったという感じ。母親の関係で何とか工夫しようとした形跡は窺えますが、あまり機能していません。[CS・衛星(字幕)] 3点(2011-02-08 02:52:16) 191. ああ結婚 《ネタバレ》 ソフィア・ローレンの表情七変化と表現力を鑑賞するだけで十分楽しめる作品。それぞれの回想で背景を明らかにし、かつ視点もはっきりさせるという構成も気が利いています。ただし、ラストのあの展開はいかにも唐突で、中盤以降は男性側が頭悪くて情けないだけの存在になってしまっていたので、あのように持っていくのであれば、その奥にある人情の機微をもう少し描写してほしかった。それと、一途に尽くしてきたアルフレードには、何か報いが欲しかったのですが・・・。[DVD(字幕)] 7点(2011-01-12 03:07:54) 192. アベンジャーズ(1998) こんなアホっぽい話にレイフ・ファインズはまるで合わないと、企画段階で誰も指摘しなかったんだろうか・・・。[CS・衛星(字幕)] 3点(2010-12-31 19:28:06) 193. 赤い鯨と白い蛇 説明台詞ばかりの脚本にがっかり。そのせいで、香川京子はやたら老けただけでその中の凜とした筋が見えないし、樹木希林も鬱陶しいだけの存在になってしまっている。浅田美代子が1人で頑張っているような感じです。結局、世代の異なる5人の登場人物を用意していながら、それぞれの背景が全然作り込まれていないのです。[CS・衛星(邦画)] 3点(2010-12-25 03:46:45) 194. アメリカを売った男 《ネタバレ》 割と地道な内偵作業の積み重ねで、そんなにわざとらしく盛り上げたりはしていないのですが、それだけに主役2人の思考の奥の部分が伝わってきます。ライアン・フィリップは、最初の方は「こんなのに重要任務を任せていて大丈夫なのか?」というくらい頼りないのですが、ここぞというところでそれ以外にない切り返しを決めるなど、途中からしっかりしています。あと、ローラ・リニーの出番が意外に多かったのが嬉しい。[DVD(字幕)] 7点(2010-12-05 23:49:38) 195. 愛のそよ風 終始趣のある雰囲気で進んでいくのに、何でのめり込めないのかと考えたら、主演がウィリアム・ホールデンというのが原因なんですね。ヒッピー少女との出会いと交流という非日常性がテーマであるのに、彼が悠然と構えていると、結局は何も破綻せずに安全な結末になるんだろうオーラが満載なのです。つまり、物語が常に逸脱しません。少しひねった台詞の応酬はなかなか見応えがあったので、そこに+1点。[DVD(字幕)] 6点(2010-12-02 00:03:11) 196. アメリカの影 即興性を売りにしていながらその即興性自体も中途半端であるため、全体が不完全燃焼に終わっている。手法が自己目的化してしまったら、そりゃ良くなることはないでしょう。[CS・衛星(字幕)] 2点(2010-09-22 02:56:20) 197. 雨のしのび逢い 邦題に相違してロマンチックさのかけらもなく、ほとんど雰囲気だけで最後まで流れているだけでした。印象に残る部分がありませんでした。[CS・衛星(字幕)] 2点(2010-08-05 03:36:00) 198. アメリカ上陸作戦 特殊状況を逆手にとって笑いを醸し出す前半の雰囲気はなかなかなのですが・・・中盤以降、話の収拾がつかなくなって、全然違う方向に着地してしまいましたね。場面を限定してもっと勝負してほしいところでした。[CS・衛星(字幕)] 4点(2010-07-25 23:38:55) 199. 愛の風景 それにしても長かった・・・ストーリーだけ考えればそこそこ波瀾万丈なはずなのに、それを感じさせないのは、演出が平坦なせいでしょう。風景と映像の美しさに5点。[DVD(字幕)] 5点(2010-07-17 00:11:18) 200. アウトロー(1976) 《ネタバレ》 中途半端にロードムービーっぽくなっているのが、作品の締まりをなくしている。いろいろと順不同に積み重ねていったら、予定調和的にラストで敵を討ち果たしました、という感じ。[CS・衛星(字幕)] 4点(2010-06-08 02:30:51)
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