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1.  悪魔は誰だ 《ネタバレ》 ■15年前の誘拐殺人事件が時効を迎える。そして時を同じくして、嘲笑うかのように同じ手口の誘拐事件が発生する。当時の担当刑事は今度こそ犯人を捕まえるべく奔走するが・・・ 巧妙なミスリード、そして韓国映画らしい展開と重苦しい中身、すっきりとはしないラストの良サスペンス。 ■小説ではよくあるタイプの「時系列をずらして、同時と見せかけて違う時間帯に起きたことを見せる」という手法が巧妙に使われている。二度目の誘拐犯は何となく予想がついたが、その動機は・・・そうか、そういうことか・・・ しかしこれだったら1回目と2回目の事件が似ている必要性はないんじゃないのかなぁとか思ってしまう。偽犯人が捕まるところも、そんなにうまくやれるのか、とか思ってしまうし。 ■ラストは、「真犯人」が罰せられてひとまず勧善懲悪、という感じに見えるが、彼も病気の娘を救うための苦渋の行動だし、そして娘に幸せな生活を与えつつ自分は山の中で15年隠遁生活を送ってきており、かなり苦しんできていると思う。子供の死も意図的ではないし、一概に悪とは言い切れない。むしろ「悪を裁く正義」に酔っている主人公にこそ、もっとも危ない「悪魔」を見ることができるかもしれない。このあたり、韓国のオリジナルタイトルが「MONTAGE」と犯人当ての要素を押し出しており、ゆえにラストも「勧善懲悪」として見られていそうなのに対し、邦題が「悪魔は誰だ」と勧善懲悪の解釈を拒むようなものになっているのは対照的に見える。[DVD(字幕)] 9点(2015-09-01 00:40:46)《改行有》

2.  アシュラ(2012) 《ネタバレ》 内容としてはかなりタブー的なものに挑んでいる作品。人間が、まさに「人間」になるがゆえに苦しみ、そしてその罪と犠牲の中で葛藤する。アシュラはその只中を経験し、人間になりかけているところですれ違いを繰り返す。 ■若狭はアシュラの人肉を拒み「食べるぐらいなら死んだ方がいい」と言う。しかし、彼の恋人もまた若狭のために盗みという罪を犯そうとする。もし盗みがうまくいったとしたらどうなったのであろうか。恋人の持ってきた食べ物を若狭が食べるのだとしたら、それは結局「罪と汚れを他の者に被せることによって、自らの汚れなき状態を安心している」だけになってしまうのではないか。アシュラはその取りつくろいが極めて下手であり、恋人は恐らく上手くやれる。しかしそれは本質的には違いはない。「私は罪なく生きる」ではなく「いかに汚れなき生き方だと思っていても、私も罪の中にいる」と自覚し葛藤することが必要なのであろう。それが最後の法師の一言に表されている[DVD(邦画)] 9点(2013-04-18 01:00:15)(良:1票) 《改行有》

3.  アメリカを売った男 《ネタバレ》 実話ベースということもあり、展開は淡々としており、サスペンスフルな展開を期待すると肩透かしを食らうかもしれない。この映画は二人の人間を描き出すことに注力しており、それには成功していると思う。 ■FBIという敵を探る立場にいながら、敵に情報を流すハンセン、その部下として配属されながら、上司を監視するオニール。ともに何らかの歪みと衰弱を抱えていく。やはり本心を打ち明けられずに生き続けるというのは、相当に辛いし、人間を曲げてしまうのだろう。オニールが去ったのも、それを感じ取ったからではなかろうか[DVD(字幕)] 7点(2013-01-14 23:52:45)《改行有》

4.  アルゴ 《ネタバレ》 結末は分かりきっているのに、しかも別に派手なシーンは一切ないし格闘なども全く存在しないのに、手に汗握ってしまう。その上、これが実話だというのだから驚かされてしまう(もちろん細部はかなり脚色あるのだろうが)。久しぶりに見た良作。 ■イランのアメリカ大使館人質事件において、6人が事件の際に大使館を脱出、カナダ大使私邸にかくまわれた。しかし逃亡がばれるのは時間の問題、そこでCIAが打って出たのが「映画作製を偽装してクルーとして国外逃亡させる」というとんでもない案だった。 ■入国から出国まで、映画として見れば大したことはしていないのだが「ちょっとでもばれたら殺される」という状況が描き出されているので、否応なく緊張する。グループ内で仲間割れがあったりと、状況も結構シリアス。最後の空港の脱出がほぼすべて「ぎりぎりのところで間に合う」の繰り返しになっているのは脚色だろうがまあご愛敬の範囲。 ■ほぼ不可能と思われた任務が達成されても、手柄はカナダであり、主人公の業績は地下にしまわれる、というところが実は印象的だったりする。目立つためのヒーローでないところはこの映画の良さ[映画館(字幕)] 10点(2012-11-18 23:08:36)《改行有》

5.  アジョシ 《ネタバレ》 韓国映画の強烈さはありつつ、ツボをきちんと押さえている作品。わりとグロいので注意。 ■ウォンビンはとにかく強すぎる。途中セガールじゃないかと思うぐらい。ストーリーも「女の子の救出」っていかにもセガール映画にありそう(笑) ■悪役一人一人はきちんと特徴付けがされている(ボスが鮮烈な変態さなのに、ラストですごくしょぼいのも印象的)。アメリカ人(?)の最強の敵もいい味出している。素直に銃で撃ってれば勝てたのにナイフ勝負しに行ったのは男気なのであろう。 ■ナイフや銃捌きを豪勢に見せてくれる。血はかなり出るので要注意。でもハートフルなポイントはしっかり押さえてあるところが憎い。[DVD(字幕)] 9点(2012-02-17 19:45:42)(良:1票) 《改行有》

6.  アメリカン・ヒストリーX 《ネタバレ》 差別という難しいテーマを、白人至上主義とそこからの悔悛、そして過去の仲間との複雑な関係という難しいバランスの中で上手く描き切っているように思う。 ■白人至上主義の兄、兄に感化されてその道に進む弟。そして兄は出所しても再び元の仲間が待っており、簡単に「悔悛した」ですますことはできない。刑務所という隔てられた環境においては悔悛できても、それを外でも貫くのは容易ではない。外=過去のつながりにおいては過去と同じような人間関係しか存在しないのだから。 ■そう、レビューを見ていると「兄の悔悛はいいとして、弟があんなにさっさと悔悛するのはおかしい」という意見が多いよう。だが、自分は少し違う見方をした。そもそも弟は「いつ」悔悛したのだろうか。兄の刑務所での話を聞いた時だろうか。だが、ナレーション的な説明が死ぬところまで続いているという事実を踏まえると、弟はまさに「撃たれる」ことによってすべてを悟り、死ぬ一瞬であのように世界を捉えなおした、そういう風に見ることも可能ではないだろうか。まさに「自らの手の下から何かが失われない限り、自らの罪は悔い改められない」[DVD(字幕)] 9点(2011-04-17 01:22:20)《改行有》

7.  悪魔を見た 《ネタバレ》 うーん、期待しすぎたのかもしれないけど、バイオレンスを含む他の韓国作品(「復讐者に憐れみを」「オールド・ボーイ」「殺人の追憶」「母なる証明」「チェイサー」等)と比べても、単なるバイオレンス押しの作品になってしまっている気がした。 ■描写はとにかくグロい。「復讐者に憐れみを」で十分明示的だと思ったアキレス健切りがさらに露骨な形であるし、頬にナイフ刺したり、ギロチンシーンが数回あったり、基本的に拷問の連続だと考えていい作品。他のバイオレンス作品が可愛く見えるレベル。 ■ただ、他の韓国作品が、バイオレンスへの必然性というか、そこを通じてみる「人間の心の闇・深み」みたいなものがあったのに対し、本作からは残念ながらそういったものは感じられなかった。基本的にバイオレンスシーンが「やりたい放題・支離滅裂」という感じで構成されているからであろう。「暴力性の裏に見る・・・」ではなく単に「暴力」になってしまっていた。 ■ストーリーとして見ても、チェ・ミンスクは悪魔というよりただの変態レイプ犯であり、「凶悪な行動の裏にある冷徹な理性」みたいなものは微塵も感じられなかった。他方のイ・ビョンホンはまだ理性を感じられるし、ゆえに「復讐の鬼=悪魔」でもありうるだろうが、それにしては行動が場当たり的。基本的に彼の行動は「イ・ビョンホンの(なぜか)圧倒的なまでの肉弾戦の強さ」に全面的に依存しているわけで、こちらもまた行き当たりばったりと言われても仕方がない。 ■悪魔性があるとしたら、最後の「俺は苦しさを感じないんだ」だが、それにしては途中のシーンでは散々痛がってるし、結局本心は「どんだけ痛めつけられても生きていたい。生きていれば必ずチャンスは来る」という「カイジ」っぽい精神なのだろうと思った。 ■やるとしたら、乱闘シーンを全部削って、基本的に「イ・ビョンホンの不意打ち→体をどこか傷つけられる」にして冷徹に痛めつけていった方が、「悪魔」の感じは出たように思う。同じ復讐ものといっても「オールド・ボーイ」の冷徹な計画性と悪魔性(凶悪性)には全く及ばず。残念[映画館(字幕)] 6点(2011-03-22 00:08:28)(良:2票) 《改行有》

8.  アンダーグラウンド(1995) 《ネタバレ》 他のレビュワーの評価を見ると、10~8点に多くの人が付ける一方で、5~0点という低評価も一定数の人がつけている。要するに非常に好みが分かれるであろう作品。 ■とにかく第二次大戦から90年代までのユーゴスラビア史を一本の映画でやろうという無謀な試みなのだから長い、とにかく長い。そして、にもかかわらずあのよくわからないテンションが続く。つまらないわけでは決してないのだが、なんか引き込まれるのとは別の意味で疲れるタイプの映画。 ■この手のコメディにはあまり強くないので、半端なく重くなるのは承知で、悲壮な地下生活と、嘘だと知った時の衝撃・絶望・怒りみたいなものを描いてくれた方が個人的にはよかった(「オールド・ボーイ」みたいな感じ)。映画撮っているところに出てくるとか、どういう奇跡的偶然ですか、だし。とはいえ「閉じ込めた人々」と「閉じ込められた人々」とが心理的には逆の状態になっている(地下の人々が生き生きして、閉じ込めた側が苦しんでいる)のは非常に興味深かったが。[ビデオ(字幕)] 8点(2011-02-22 01:50:43)《改行有》

9.  アンダルシアの犬 《ネタバレ》 「シュルレアリスム展」でまさかの上映をしていたので鑑賞。まさにシュルレアリスム、いや、他の絵画よりもある意味で引き立つ不気味さではあった。 ■冒頭の有名な「眼をカミソリで切るシーン」、恐らく「映画史上最も痛いシーン」ではなかろうか。想像するだけで身震いする。そしてもう一つ有名な「切れた手をつつくシーン」、こちらは怪しい趣味ではあるがわりと普通の範囲内だった。 ■腕に湧いている蟻は、ダリの他の絵画作品、例えば「記憶の固執」などにも描かれている。彼の作品において蟻は重要な位置を占めるよう。 ■後のシーンはたいして記憶にも残らなかった。面白いかと言われると微妙。というか面白くはなかった。冒頭だけ見ておけば十分話の種にはなるし。 ■ちなみに、美術館ということもあり、誰ひとり爆笑する人はいなかった。[DVD(字幕なし「原語」)] 4点(2011-02-18 01:48:52)《改行有》

10.  アラビアのロレンス 《ネタバレ》 壮大な、あまりに壮大な映画。このようなスペクタクルの映画は、現代においてはもはや撮れないであろう。 ■タイトルからはいかにもロレンスという人間を描くのかと思わせているが、意外とロレンスの人間像の掘り下げは浅い。彼の心情やその変化についての描写があまりなく、事実をつないだ感じになっているのはわりと残念。 ■しかしその代わり、アラビアの壮大な砂漠や、そこに生きるアラブの民族の描写は素晴らしかった。冒頭の陽のシーン、それに続く砂漠をひたすら進むシーンだけでもうお腹いっぱい。ひたすら広がる雄大な光景は、3時間半という長尺にもかかわらず全く飽きさせられることはなかった。 ■しかし砂漠って魅力的だなぁ[DVD(字幕)] 9点(2011-01-04 13:14:13)《改行有》

11.  愛してる、愛してない...(2002) 《ネタバレ》 これは巧い。ラブストーリーは全然見ないし苦手な自分でも非常に楽しませてもらえた。 ■なんといってもカギなのはオドレイ・トトゥの純粋そうな目だと思う。前半はあの報われない展開とけなげさ(?)によって完全に引き込まれた。それを一転させる後半のあの展開は衝撃的。なんか歪んでるなぁと思っていたがまさかああいうことになっているとは! ■こういうフランス発ラブストーリーは「アパートメント」で見た感じだけど、こっちの方がわかりやすい。あっちは後半を異常な視点から描くのに対し、こっちは後半を正常な視点から描いているのが差かな。しかしすべて謎が解けてみるとあのお医者さんはかわいそうすぎる。。。[DVD(字幕)] 8点(2010-12-15 23:30:46)《改行有》

12.  アイガー北壁 《ネタバレ》 見ていて思わず手に汗を握ってしまう、そして見ているだけで凍えてしまう、そんなリアルな山岳描写。前半の冗長さ(しかも後半にあまり生きていない。ロマンスにするならきっちり描かないと)はよくないが、後半は一転して一秒たりとも見逃せない展開。 ■しかし命がけで登っているのを悠々ホテルから見る人々ってのは、ホントにショー感覚なんだろうな。(「カイジ」もだが)「ひとりぼっちの青春」の生き残りゲームを彷彿させられた。見ている人々の残酷さは相当である。しかも彼らはそれに気づいていないのだから尚更。救命隊もまともに救いに行く気もなく「遺体が回収できればよい」のだろう。 ■腕が凍るシーンやラストの宙釣りなどは見ていられない。痛さが伝わってくる。背筋が凍るというか、一瞬で不意打ちではなく、じわじわくる感じの恐怖。夏場に見るべき。このシーズン(10月下旬)に見たのは若干失敗。 ■ともかく撮影は相当大変だっただろうなぁ。お疲れさまでした[DVD(字幕)] 8点(2010-10-27 18:33:09)(良:1票) 《改行有》

13.  ある殺し屋 《ネタバレ》 風貌は殺し屋のようではないが、仕事は完璧にこなしていく殺し屋、塩沢。最後にきちんと分け前を与えるところが律儀でこれもまたカッコいい。 ■しかし、前半を時間軸をあえて崩した意図がイマイチわからない。ただ混乱させるだけなのかこれは???そこら辺がスタイリッシュではあるがあんまり好かないので減点。しかし全体にいい雰囲気でコンパクトに最後まで持っていっていて、いい映画だと思う[DVD(邦画)] 7点(2010-08-10 00:30:39)《改行有》

14.  I am Sam アイ・アム・サム 《ネタバレ》 障害者物はそんなに得意でない上に、スタートの設定があまりに違和感(子供おいて出ていくって何ですか、しかも主人公より子供の方が頭いいの!?どういう状況?)なので、全体に違和と不自然さが抜けきらなかった。本当に子供より知能が低いのならどこか別のところに預けざるを得ないのはむしろその子の為でもあると思うしね。[DVD(吹替)] 2点(2010-06-27 12:10:43)

15.  アメリカン・クライム 《ネタバレ》 残虐。だけど、おそらくいじめというものの構造の本質がここにある。自分があの場にいても虐待に加担しなかったとは断言できないところに恐ろしさがある。[DVD(字幕)] 8点(2009-06-27 16:25:53)

16.  アルジェの戦い 《ネタバレ》 これはすごい。ドキュメントタッチで独立運動を描いているのだが、まったく飽きさせないで緊迫感を持続させている。テロの側も弾圧の側もともに恐ろしい。その恐ろしさが乾いた感じで伝わってくる。 この映画では、独立運動側を一方的に正義にしておらず、独立運動の無差別テロで傷つく市民などもきちんと描き出しており、公平な感じがした。[DVD(字幕)] 7点(2009-04-16 00:57:31)《改行有》

17.  暗黒街の顔役(1932) 《ネタバレ》 時代を考えるとこれはすごい。今見ても飽きることがない映画。 リメイクの方は見ていたが、あっちは尺がこの1.5倍超あって冗長だったのに対して、こっちは非常にテンポがいい。 冒頭の暗殺シーン、マシンガン、裏切り、仲間割れ、恋愛、そして破滅という、ギャング映画のエッセンスが詰まっている。 しかし破滅するならもっと美しく蜂の巣にされてほしかったなぁ。あのみっともない死に際は・・・いや、だからこそなのかもしれんが、しかし・・・[DVD(字幕)] 7点(2009-02-24 09:53:35)《改行有》

18.  アフタースクール 《ネタバレ》 さすだ内田監督、今回もやってくれました! まさか最初のカットから騙されているとは・・・徹底的に練りこまれた脚本は、ミステリ界でも随一だと思います。 全体としてのまとめ上げ方は、個人的には皆さんの評価とは逆に『運命じゃない人』をしのぐとさえ思います。 前前作、前作が時間軸の前後という手段を取っているので、ある意味その方法を取ればある程度のものは出来てしまう(もちろんこの監督の作品はその程度では全くないが)。そしてこの方法のままだと2作が限界かと見ていたので、時間軸ではない普通の方法で来たのはうれしかった。 ただ、正攻法だと時間軸と違って、登場人物に最初から「だます意図」が存在してないとうまくいきにくいし、まさに観客のために騙すシーンが存在するという欠点がある。 次回作では、時間軸をそのままにして、かつ誰にも騙す意図はないのに(とコーエン兄弟になってしまうのかなぁ。あの形ではないほうがいいなぁ)というような奇跡のような作もこの監督になら期待していい気がする。[DVD(邦画)] 9点(2008-12-31 22:31:17)《改行有》

19.  悪魔のシスター 《ネタバレ》 最後のまとめ方がちょっといただけないが、全体として狂気というかがうまく表れている。 落ちは中盤あたりで予想がついたが、しかしてああいうのってやだなぁ。 カット割りはなかなかのもの。 ヒッチコックをそんなに見てないけど、ヒッチコックっぽいところはあちこちに。 ナイフ(サイコ)とか望遠鏡(裏窓)とか・・・[DVD(字幕)] 6点(2008-10-05 00:12:50)《改行有》

20.  赤い影 《ネタバレ》 これは雰囲気がすべての映画ですね。 理詰めで解こうとしてはいけない。 ベニスという異様な雰囲気を、なんとなく背筋にいやなものが走るカットで追う。 そういうのを楽しむ映画でしょう。 水が恐怖を描きたてています。 水というのはなんかありますね。 ベニスという水の都が、この映画の雰囲気全体を作っています。 ラストは確かにショックですが、あそこだけの映画ではないでしょう。 むしろラストはおまけで(実際唐突だし)、途中の流れを楽しむ映画でしょう。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-08-16 23:33:57)《改行有》

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