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プロフィール
コメント数 615
性別 男性
自己紹介  洋画は字幕版も吹き替え版も両方観た上で感想を書くようにしています。
 ネタバレが多い為、未見映画の情報集めには役立てないかも知れませんが……
 自分と好みが合う人がいたら、点数などを基準に映画選びの参考にしてもらえたら嬉しいです。

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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
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1.  借りぐらしのアリエッティ 《ネタバレ》  こういった設定の映画である以上「小人から見た世界」が面白く描かれていれば問題無いと考えながら視聴した為、まず満足。  部屋に飾られている大きな時計が人間の腕時計だったり、お茶を淹れる際にも水滴が大きかったり、猫や狸が巨大な獣だったりと、色々楽しかったですね。  逆さに伏せられた硝子のコップを、物珍しい美術品のように眺めるアリエッティというシーンも印象深い。  ……ただ、虫が巨大なサイズで気持ち悪かったのは難点かも。  ダンゴムシをボール代わりにして弄んだりする描写なんかは、ちょっと引いちゃうものがありました。  タイトルになっている「借りぐらし」に関しては、いくら作中で「人間から借りているだけ」と主張されても、明らかに泥棒だよなぁ……と思えてしまい、ノリ切れず。  もうちょっと小人なりに人間の生活に貢献しているとか、借りた分を些細なお手伝いなどで返してみせる描写があれば納得出来たのでしょうが、小人はひたすら人間を恐れて隠れつつ盗みを働いているだけですからね。  ただ単に「借り」と「狩り」のダブルミーニングにしたかっただけでは? と感じられました。  ドールハウスと小人の寸法がピッタリ同じというのは、ご都合主義だとばかり思っていたのに「実は小人の為に作らせた代物」だったと判明する辺りなんかは、上手い脚本だなと感心。  アリエッティの母親救出の件で、さながらスパイ物めいた音楽と演出になったり、窓を開ける際に「人間には出来ない事でも小人なら出来る」と示す流れになったりするのも良かったですね。  原作の元ネタと思しき「秘密の花園」を読んでいるシーンなんかも、思わずニヤリ。  「秘密の花園」→「床下の小人たち」→「借りぐらしのアリエッティ」の三作品には、それぞれ四十年以上の間隔が空いている事を思うと、魅力的なストーリーラインは時を越えて受け継がれるのだと、しみじみ実感させられます。  そして、事前に調べなくても「ヒロインの描き方が全然ロリコンっぽくない」という時点で宮崎監督作じゃないと気付いた本作なのですが、これも結果的には良い作用を齎したんじゃないかと思えます。  小人の美少女なんて、如何にもフェチ心をくすぐる題材だし、やりようによっては幾らでもエロティックに出来たのでしょうけど、そちらは極めて薄味な作り。  それが物足りない人もいるのでしょうが、自分としては好みなバランスでした。  むしろ脚本と監督の溝というか、作中の台詞と全体の流れが噛み合っていないのでは? という点が気になりましたね。  脚本を書いた人がビッグネームな時に起こりやすい現象なのですが、監督さんが脚本に気を使って、書かれていた台詞をそのまま採用してしまったがゆえに生じる違和感のようなものがありました。  その最たるものが「君は僕の心臓の一部だ」というクライマックスの台詞であり、確かに感動的なのですが、それまでの流れを考えると、どうしても(そこまで言う程の深い交流があったかな?)なんて思っちゃうのですよね。  死にゆく病人と滅びゆく種族とで、シンパシーを感じたのだろうけど、長年連れ添った恋人同士じゃあるまいし……なんて、ついつい意地悪く考えてしまいました。  別れのシーンは、台詞だけでなく、音楽や演出も悪くなくて、グッと来るものがあっただけに、そこが凄く残念。  それと、中盤に母娘で針仕事をしながら「この大きな袋は何なの?」と娘が尋ねるも、母親は答えないというシーンがあるんですよね。  ここ、てっきり気球かヨットの帆を作っていて、それが引っ越しの際に役立つのではと予想していたのですが、見事に外れました。  こちらは、ちょびっとだけ残念。  でも、本作には「薬缶に乗って河を移動する、静かなエンディング」の方が似合っていたようにも思えますね。  希望の象徴と言うべき海のポスターを効果的に活用し、単なる悲劇では終わらせず、より良い明日に向けての「旅立ち」を感じさせる終わり方であった点も含め、中々に心地良い映画でありました。[DVD(邦画)] 6点(2017-05-10 10:18:04)(良:1票) 《改行有》

2.  カイト/KITE 《ネタバレ》  元々はアダルトアニメ作品だった原作「A KITE」を一般向け作品として実写リメイクしたという本作。  何となく「レジェンド・オブ・パイレーツ」という映画を思い出させるエピソードですが、そういった「元々はアダルト物である」という点については、上手く隠しているというか、殆ど感じさせない作りとなっていますね。  寂しい事なのかも知れませんが、個人的には好印象でした。  それで、自分は原作アニメの方についても視聴済みなのですが、こちらは素直に「面白い」と言える作品だったと思います。  当サイトの採点基準に則るのであれば「7点」といった感じで、アニメならではの破天荒なアクション演出の数々、大いに楽しませて頂きました。  残念ながら(?)アダルト要素を排した「インターナショナルバージョン」であった為、途中で場面が飛び飛びになってしまう事も併せ、ストーリー面では疑問もあったのですが、満足度は高めの一品でしたね。  で、この実写版「カイト/KITE」なのですが……元ネタのアニメ版を観ていると、致命的な欠点があると思うのです。  それは何もクオリティの差だとか、そんな事では無くて、こちらの実写版では最大のオチとして扱われている「主人公の両親を殺したのはアカイである」という情報。  これって、アニメ版では始まってすぐに分かる事というか、基礎設定みたいなものなのですよね。 「主人公である少女サワは幼い頃に両親を殺されてしまい、犯人である悪徳警官のアカイのもとに引き取られる事になる。  彼女は何時かアカイに復讐を遂げる為に、あえて彼の言いなりになって殺人技術を磨き、殺し屋稼業を続けているのだった……」  というストーリーな訳ですから、サミュエル・L・ジャクソン演じるアカイが黒幕である事なんて、こっちはとっくに承知の上。  にも拘らず、記憶を失ってしまう薬によって主人公は操られ、何も知らないままアカイを信用しているという時点で、致命的に感情移入が出来なくなってしまったのです。  その代わりのように「アカイは純粋な悪人ではなく、意外と良い奴だった?」という要素も盛り込まれており、ドラマを盛り上げているとは思うのですが、これも今一つノリ切れず。  ネタバレ済みの映画を観るのは本作が初めてではありませんが、今回に関しては「よりにもよってそこを、どんでん返しのオチに使っちゃうのか……」という居心地の悪さを、どうしても感じてしまいましたね。  アクションシーンは頑張ってくれていたと思いますし、役者さん達の演技にも特に不満などは無かっただけに、予備知識無しでコチラを先に観ていたら、もっと楽しめたかも知れません。  上述の原作アニメ版と点数が逆転していた可能性だってあると思います。  自分はネタバレに対して神経質な人間では無かったはずなのですが 「一時的に記憶を失わせる薬、欲しいなぁ……」  と、久々に思わされた映画でありました。[DVD(吹替)] 5点(2016-05-19 13:48:07)(良:1票) 《改行有》

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