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プロフィール
コメント数 2268
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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21.  蜘蛛の巣を払う女 《ネタバレ》  前作がかなりラブロマンス、ミステリー、サスペンスに力を入れていたのに対し、本作はアクションに力を注いだ感じ。もちろんこれはこれで好き。ミッションインポッシブルや007みたいで楽しい。  ただ、前作が唯一無二と言っても過言ではない映画だったのに対し、今作は楽しいけれど凡百とある作品の一つに成り下がった感はあります。おそらく前作の内容は一生覚えていそうですけど、今作の内容は忘れそうな気がします。  キャストが総入れ替えになっちゃったのは痛い。  クレア・フォイはダメじゃないんですが、ルーニー・マーラと比べると表情が動きすぎます。クールさが足りないんです。  ミカエルにいたってはもはや別人。名前を覚えていなかったら前作のミカエルと同一人物だと誰も気づかないほどの別人です。そして影薄すぎ。  この作品単体で見れば決して悪い作品ではありません。特に敵対する相手が組織になっていて、しかもかなり強力で凶悪になっているところは良い。何度もピンチに陥る展開は目が離せません。リスベットも機転が利くし、罠はしかけるし、高い能力を発揮します。そのリスベットを追い詰めるほど敵は組織的に動きます。やばいやつが2人います。しかもその1人は姉。そーゆーところは凄く良いんですけどね。  前作のリスベットとミカエルの関係を期待するとがっかりしちゃうと思います。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-06-18 13:36:28)(良:1票) 《改行有》

22.  グレイヴ・エンカウンターズ2 《ネタバレ》  前作に比べると怖さは2割~3割減。いや、もっとかもしれない。特に終盤は完全にアドベンチャーと化してしまって、せっかく前作から引き継いだ最高の舞台が、ただのダンジョンになっちゃいましたね。  前作は少しずつ超常現象が起きていくその過程が見事でした。  今作はさんざんもったいつけた挙句、いったん超常現象が起き始めるとあっとゆーま。風情も何もあったもんじゃない。こーゆー映画は趣が大事なのに。これじゃあ本当にテーマパークのアトラクションです。まあアトラクション嫌いじゃないから良いけどサ。  コックリさんみたいなやつは良かったですよ。そこからポルターガイストかますのが早すぎるんですって。もう少し丁寧に積み上げていかないと。え?尺が足りない?前半のくだらない学園ドラマに40分も使うからですよ!ってゆーか序盤の40分いる?10分でよくない?早く廃病院行けよってずっと思っていました。くだらない学園でのパーティーやらクソみたいな映画製作やらはとっとと切り上げて、廃病院に入ってからを丁寧に撮らないと。力の入れどころを間違っています。  前作のすこーしずつ追い詰められていく感じが好きだったんですけどね。今作はあっとゆーま。  ただ脱出出来ちゃったのが予想していなかったので、そこは凄く楽しめました。エレベーターからの逆戻りもばればれでしたがアイデアとしては悪くない。掃除のおばちゃんがこっちを見ていたのが妙に怖かったです。そーゆーのをもっと盛り込めばよかったんですよ。  それにしてもランス・プレストンが出てきてからはこの映画自体が完全に迷走していましたね。  え?じゃあこの映画は嫌いなのかって?  いやー、こーゆー映画が好きっていうのは、もはや理屈じゃないみたいです・・・。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-05-01 03:36:43)《改行有》

23.  グリーン・ホーネット 《ネタバレ》  行き当たりばったり系の映画は苦手なんですが、これは楽しく見られました。  こちらが落ち着いて考える間もなく、次々と話が展開していくからかもしれません。  主人公はあんま好きじゃないです。最初は嫌なやつでも良い。そこから成長してくれたらそれで良い。  ブリットはどうでしょう。最初から最後まで嫌な奴。なんでブリットにカトーがつきあってやるのか理解に苦しみます。まあ気が合ったのかな?  最初のほうは面白かったんです。カトーの凄さを目の当たりにしたブリットがカトーを大絶賛。ブリットの潤沢な資金力とカトーの類稀なる才能で生まれるニューヒーロー。こーゆーの好きです。  ハイブリッドな車やガスガンなど、ユニークなアイテムも良い。キャメロンディアスも良い。容赦の無い悪党も良い。本格的なマフィアって感じの登場シーンがとても良かった。そんなマフィアが悪ふざけのようなヒーローに翻弄されるってのが痛快。  やはりブリットのキャラかな。終盤で『君に嫉妬していたんだ』って心情を吐露しますが、もっと早く言って欲しかった。  カトーとレノアを二人ともクビにしたのはドン引きです。まさに何不自由なく育ってきたボンボンの、一番クソな部分が出ています。とても応援できないです、こんなやつ。  そういえばクライマックスで、突然ブリットがカトーと同じような能力に目覚めるシーンがあったんですが、あれは一体何?いや、別にそーゆー展開にもっていっても構いませんが、だったら伏線の一つくらいはってほしいものです。  と、ちょっと文句が多くなりましたが、見ているときはなんだかんだでずっと面白かったのも事実です。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-04-30 23:45:43)《改行有》

24.  クローバーフィールド/HAKAISHA 《ネタバレ》  手ぶれカメラ、主観映像好き派です。RECシリーズとか。でもこの作品はちょっと度が過ぎるな。パニックムービーとして十分楽しめる内容となっているので、主観映像プラス落ち着いた映像も入れてバランスとってほしかったです。  見ていて疲れちゃった分、臨場感はもう抜群。その場に自分がいるかのように錯覚できます。これはアトラクションに近いかも。  プロット的にはRECのゾンビをモンスターに変えただけなので、新しさは感じませんが、好きなジャンルなので楽しいです。  ストーリーや展開が無理矢理すぎるので、そこだけもう少しなんとかならんかったもんかな。  例えばロブがベスを救いに行く説得力って明らかに弱い。二人は直前でモメてたわけだし。しかも正式に恋人になったかどうかもわからんのに。『愛する婚約者がアパートに忘れ物を取りに行ったときに怪物が襲ってきて街がパニック状態に』とか、ストレートにそんなストーリーにすれば、もっとハラハラしながら素直な気持ちでロブたちを応援できたのに。  で、主人公グループの怪物に遭遇する異常な確率の高さ。小さいクリーチャーはいっぱい出てきていたので百歩譲って遭遇するのは仕方ないとしても、でかい奴に襲われすぎでしょ。いくらなんでも。後半は本当にそーゆー体感型アトラクションみたいで、ちょっと詰めの甘いアイデア先行の作品でした。  まあそーゆー不満もひっくるめて、結局面白かったんですけどね。酔いやすい人にはとても勧められないですけど。  マリーナがクリーチャーに咬まれたことでいったい何に感染してどーなったのか、そこだけとても気になりました。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-01-13 13:45:54)(良:1票) 《改行有》

25.  クローズド・ノート 《ネタバレ》  沢尻エリカ、竹内結子のダブルヒロイン。この2人でなければ退屈極まりない映画になっていたことでしょう。伊勢谷友介も良かった。役者の力が大きい作品です。長尺を感じさせないのも、この3人の魅力によるところが大きい。  特に竹内結子は素晴らしいです。この人の優しさや人間味があふれでる空気感が好きだ。それでいてごく自然体に感じさせてしまうのだから、この人には非の打ち所がない。  ストーリーは△。『石飛リュウ=たかし』というのがもう最初からバレバレで、謎が謎になっていないのが致命的。『肖像画が描かれているのが実は答案』もすぐに気付いちゃう。でもそれに香恵(沢尻エリカ)が気付くシーンは、演出や音楽が盛り上げてくれるので、わかっていてもぐっとくるものがあります。  タネや仕掛けがわかっているマジックを見せられている感じでしょうか。マジックそのものはたいしたことないけれど、マジックを盛り上げる演出や音楽、そして演者が良いので、エンターテイメントとして成立しています。  鹿島さんやハナちゃんのエピソードは中盤まで面白かったものの、まさかの放り出したままでの終劇。こんな尺をとっておきながら決着をつけないとは・・・。だったら最初からそんなエピソード入れなきゃいいのに。  あとついでにそこの子供。竹内結子先生で登校拒否だなんて、贅沢言うんじゃありません。[DVD(邦画)] 7点(2019-07-02 12:17:51)(良:2票) 《改行有》

26.  クローズZERO 《ネタバレ》  原作未読。でもヤンキー漫画は好き。少年漫画系のノリも好き。だから単純にこの映画は自分の好みに合います。  本来登場人物の多い映画は苦手です。でもこのタイプの映画は別。強い人がいっぱい出てきて楽しい。性格。闘い方。ビジュアル。ファッション。ポジション。みんな個性爆発で最高。この辺が漫画原作の良さでしょうね。  ただし、漫画原作だけあって、リアリティのかけらもない。ヤクザをやたらリアルに演じる遠藤憲一と岸谷五朗が浮いちゃうくらい。でも良いんです。これで。  きっとヤンキー漫画に興味ない人には一切受け入れてもらえないんだろーなー。でもこーゆー作品を作ってくれる寛容さがあることが嬉しいです。だってあまりにいろいろつめこみすぎて、ストーリーとしては散漫な印象を受けちゃいます。ですから、映画として完成されているとは言い難い。更には黒木メイサのパートが個人的に要らない。ラストで歌いだしたときには寒いったらなかったです。そーゆーの求めてない。武装連合や阪東や、1年3人組もこんな中途半端な扱いにするくらいなら、入れないほうが良かったかも。そうすれば30分くらい短縮できて、よりスピード感のあるストーリーにできたんじゃないかな。  ラストの大乱闘が雨ということもあって非常に見づらかったのは残念です。[DVD(邦画)] 7点(2019-04-15 00:29:40)《改行有》

27.  口裂け女 《ネタバレ》  まあまあ怖い。雰囲気好きです。話のスケールがそんなに大きくない、でも警察や報道といったものはきちんと描かれているバランス感覚が良い。  『口裂け女ビギニング』とも言える内容。なぜ『口裂け女』が生まれたのか、その背景を描いているのは面白いですね。邦画ホラー特有のカビ臭さが感じられる画作りも良い感じです。更には『憑依される前の咳き込み』が、惨劇の前兆として恐怖心を煽られます。好きなんですよね、こーゆー単純でわかり易い予兆。  『口裂け女』には物理的な攻撃が効く。なんとかなりそう。と、思いきや、どうあがいても滅ぼすことはできない。憑依している肉体が死ぬだけ。この設定は単純ながら効果的。悲劇を量産できる優秀なギミック。子供達は『口裂け女』に襲われる恐怖だけでなく、母親を奪われるという絶望まで味わわされることになる。これがホラー。『痛み』『恐怖』『絶望』といったものを、緊張感とともにフィクションの世界で感じさせてくれるのがホラーの醍醐味であり原点ですね。女の子が憑依された自分の母親からハサミで切られちゃうのはショッキングでしたが、ホラーだからこそできるその思い切った演出には、あえて賛辞を送りたいです。  ただ、ラストはだめ。そこだけなんでサトエリのまんま?そこは当然水野美紀でくるべきでしょう。[DVD(邦画)] 7点(2017-10-16 08:41:38)(良:1票) 《改行有》

28.  クライモリ デッド・パーティ 《ネタバレ》  前作同様、これ以上ないくらいのバッドエンドで後味は極めて悪い。後味の悪さでいったらシリーズ中最高かもしれないです。ラストなんかは、『ファニーゲーム』を連想させるオチ。でもそれが良いんです。この作品はスプラッタ愛、ホラー愛に満ちています。言い換えれば悪趣味ということです。  スプラッタ描写ばかりに目がいきがちですが、キャラに個性があり、ストーリー運びが上手いので大変見応えがあります。前作同様、今作でも『何とかなりそう』な展開のさせ方がうまいです。  最初から手も足も出ない相手であれば逃げの一手です。でもなまじ対等に戦える相手だし、逃げようと思えば逃げられそうな状況なので、『油断』『慢心』が生まれます。そこに付け入るやり方がうまいんです。それぞれが迎えるバッドエンド。でも、もっとうまくやれたんじゃないかというもどかしさ。いや、そう思わせるのがうまいのかな。  フェスで街の人間がほとんど出払っているというシチュエーション作りもうまいです。  フェスが終わるか、フェスの警護についている警察仲間が戻ってくるだけでいい。連絡が取れるだけでも良い。でもそうはさせないストーリー展開。反撃も、助けを呼ぶのも、後一歩というところですべて失敗に終わります。本当にもどかしい。  奨学金や麻薬の罪の心配。卒業後の進路。みんな明日以降のことで頭がいっぱいな前半が効いています。訪れない未来。報われない結末。この絶望感は、不条理ホラームービーとしてなかなかです。[DVD(字幕)] 7点(2017-10-07 13:53:37)《改行有》

29.  クライモリ デッド・エンド 《ネタバレ》  前作よりホラー特有の緊張感がやや弱くなりましたが、スプラッタ描写はより過激に。  森の中に罠いっぱい。武器もいっぱい。不自然にならない程度に、バリエーション豊かなアタックが満載です。ビジュアル面で、前作よりパワーアップしています。  また、あんま知らない俳優さん達ばかりなので、誰が中心人物なのかよくわからないのも良いですね。  今作では、序盤をマーラ中心の人間ドラマで構築するという仕掛けを行っています。当然見る人達は、なんとなくこの人が中心なのかなー、と思うことでしょう。そのマーラが前半、いきなり瞬殺。意表を突かれます。これで、『いつ誰が狙われてもおかしくない』という不確定要素の強いサバイバルゲームの出来上がりです。  更には、森に住む人食い一家のファミリー描写を、より鮮明に描いたことも前作と異なる部分です。出産、TV、恋愛、晩餐。特に晩餐シーンは『悪魔のいけにえ』を彷彿とさせるような、狂気と気持ち悪さに満ちています。  一番好きなのは、罠にかかった二人が、なんやら感動的な言葉を交わそうかという最中に、矢で瞬殺されちゃうシーン。その直前で、『よし、おまえやってみろ』みたいな感じで、弓矢を渡して一緒に矢を射てあげるんです。ほのぼのとした家族愛が狂気に華を添えています。  スプラッタホラーとして、なかなかの良作ではないでしょうか。[DVD(字幕)] 7点(2017-09-04 13:07:41)(良:1票) 《改行有》

30.  クライモリ(2003) 《ネタバレ》  前半は不気味なホラー。中盤以降はバイオレンスアクション。プロットが『悪魔のいけにえ』に似ていますが、『狂気』という面では遠く及ばない。ホラーという側面から見ても、これより怖い作品、雰囲気がある作品はいくらでもあります。  なのになぜでしょう。すごくハラハラするし、最後まで目を離せない面白さがあります。脱出劇として凄くスリリングなんですよね。ストーリーがいたってシンプルなのも良いのかもしれません。『森に迷い込んだ』⇒『わけもなく何者かが襲ってくる』。理不尽な暴力。未知なるものへの恐怖。そういったものがよく描けている作品だと思います。  また、襲ってくるものの正体が明らかになった後でも、言語能力を与えなかったことで、一定レベルの恐怖感をキープできています。やはり交渉の余地がないというのは怖いものです。土地勘がない森の中、逃げられそうで逃げられない閉塞感はなかなか。シチュエーション作りはかなり上手いほうじゃないでしょうか。  終盤は一転、反撃に転じるので怖さはほとんどなくなりましたね。その分、アクション映画なみにスカっとする爽快感を味わうことができます。エリザ・ドゥシュクが好きなので、彼女が死ななくて良かったです。  この作品はホラー映画として『突き抜けた面白さ』ではなく、『安定した面白さ』。個人的には好きな部類の良作。友人や家族と『一緒に見よー』と気軽に誘えるレベルのクオリティです。[DVD(字幕)] 7点(2017-08-30 12:19:33)(良:1票) 《改行有》

31.  クローサー(2002) 《ネタバレ》  途中で主役が入れ替わるのにびっくり。まさかリン(スー・チー)が途中で死んでしまうとは夢にも思わず。  死んだ原因の一つが、妹の軽率な行動と、間接的とはいえコン刑事の執拗な追跡。なので、二人が姉のために手を組むといっても、なんかしっくりきません。  リンとクワン(ヴィッキー・チャオ)の姉妹関係。二人が協力して難局を切り抜ける姿。序盤、そして中盤の見所です。そこが良かったためか、リンが抜けてしまうと、どんなにアクションが凄くても、躍動感にあふれていても、ライバルと手を組んでも、喪失感が邪魔をします。だからノリきれない。  映画としてはテンポが良く、スピード感にあふれ、アクションもキャラクターも水準以上なので、非常に見応えがあると思います。  ただストーリーは浅いわりにわかりにくく、特に警察、黒幕、そのあたりの利害関係やキャラクター同士の相関図は不親切。脚本、設定が上手いとは言えないかもしれません。  恋愛パートは、悲哀を醸し出すのに一役かっているものの、中だるみの原因となってしまっているので、個人的には無くても良い。  総評。映画としては娯楽エッセンス盛り沢山で飽きませんが、ハッピーエンドとは言えないので個人的な好みと合致しませんでした。  あと、字幕でわかりづらいところを確認したくて、一部吹替えで見直しましたが、吹替えのほうがかなり良さそうです。  この作品に関しては、吹替えが断然オススメです。[DVD(字幕)] 7点(2017-03-15 03:07:27)《改行有》

32.  クライム&ダイヤモンド 《ネタバレ》  軽妙洒脱なクライムコメディですね。  クリスチャン・スレーターが好きで見たのですが、彼よりも『毒舌ジム』を演じるティム・アレンが凄く良い味出しています。  この作品の笑いはティム・アレン一人で全部持っていっているかも。  映画好きの殺し屋。  その殺し屋に今までのストーリーを聞かせるという、よくあるパターンの物語。  そのよくあるパターンを、『毒舌ジム』という強力な個性が、斬新なストーリーに変えています。  警察も良い味出しています。  リチャード・ドレイファス演じる奇術師マイコーも、ビリー・コノリー演じるサビアンも、良い脇役です。  主役級はもちろんですが、良い映画というのは、『脇』が良い気がするのですよね。  どこかで見たことあるようなシチュエーションの映画も、完成度が高ければ十分に面白いという作品の典型でしょう。  むしろ定番のハッピーエンドへ進むのだろうということがある程度予測されちゃうので、安心して見ることが出来ます。  もちろん予想外の展開になれば、それはそれで面白いのです。  ただそんなよくあるパターンの中で、伝書鳩にダイヤを2個ずつつけて飛ばすというアイデアは凄く良いですね。  地道な作戦なのに、爽快でおしゃれでわくわくする不思議な感覚。  一つ不満をもらすなら、ラブコメパートでしょうか。  ポーシャ・デ・ロッシはかわいらしい女優さんではありますが、彼女とのシーンになるたびに、トーンダウン、ペースダウン、中だるみを感じちゃうのです。そこだけがちょっと残念ですね。  ラストは良かったですけどね。[DVD(字幕)] 7点(2016-11-13 23:10:32)(良:1票) 《改行有》

33.  クリムゾン・リバー 《ネタバレ》  ちょっと話を整理します。  『教授の娘と言っていたクライマーの女性。実は村娘。シスターの娘。双子の片割れ。生まれたときに、本当の教授の娘とすり替えられていた。・・・。大学側。大きくなったら、別人なのに同じ顔だから、二人が双子なのがばれる。よし、母親のほうに残してきたほうを殺そう。』  これが動機?じゃあ学長こそまず殺されるべき。結局学長はどうなったんでしょうね。  どうしても気になる謎が。母親が機転を利かせて、娘の死を偽装したわけですが、では代わりに死ぬことになった事故写真の少女は誰?もしかして、すり替えられた本当の教授の娘を身代わりに殺させた?だとしたら罪もなく命を奪われたその少女が一番可哀想なんじゃ・・・。  点と点がつながって線になり、線と線がつながってひとつの画を描き出す。全体像がようやく見えてきたとき、感動と興奮同時に味わうことができる。これがサスペンスの醍醐味と思っているのですが、この作品、最後まで見ても感じづらいですよねー。難しいというよりただの説明不足、情報量の不足でしょう。  あまり考えすぎると悪い意味で深みにはまるサスペンス。きっと、下手な推理はやめて、過程だけを目で追って楽しむと、意外とすんなり物語にはいっていける気がします。つまりは期待しすぎたらだめだってことですね。そうすれば名作の部類に入れてしまいそうになるほど、不穏な空気を満喫できると思います。  猟奇サスペンスの攻防としては、かなり良いほうだと思いますけどね。[DVD(字幕)] 7点(2015-11-24 13:34:04)(良:1票) 《改行有》

34.  グリーンフィンガーズ 《ネタバレ》  実話だということですが、レビューを見ると『実わ実話でもないかも』という、誇大広告疑惑のある作品。  ですが、面白い作品ですよね、これ。重すぎず、軽すぎず、絶妙な匙加減です。ただ、どーなんでしょう。良く言えばバランスの良い作品ですが、悪く言えばバランスが良すぎて遊びや刺激が足りない作品でもあります。如何せん、映画としての盛り上がりに欠けます。  『ガーデニング+刑務所もの+サクセスストーリー』っていうめったにない珍しい組み合わせですから、もっともっとドラマチックにしちゃって良かったんじゃないですかねー。面白いんですが、それ以上に『なんか惜しいな~。』という気持ちが先にきちゃいます。  ただ、音楽が抜群に良くて、各シーンにぴったり。音楽で多少助けられている部分はありそうですね。  また、嫌な人物がほとんどいないところも、この作品には合っていますね。その中でも、ジョージナ・ウッドハウスやハッジ刑務署長の、御伽噺のような公正かつ寛大な人となりは、一際光っています。どんな人とも、色眼鏡をかけず、公平に接するその姿勢。かっちょいいですね。たとえフィクションの世界でも、こーゆー立場の人たちが自分のことを認めてくれれば、それはコリンでなくたって自信が持てそうです。  それにしてもこの映画、見方によっちゃ、『刑務所ってすっげー良いとこジャン!よし、俺もなんか悪いことしよー。』って、犯罪を助長しかねない危険思想の作品にもなりますね。  [DVD(字幕)] 7点(2015-06-23 05:01:30)《改行有》

35.  クロスゲージ 《ネタバレ》  手堅く、きれいにまとめた良作サスペンスアクション。正直欠点らしい欠点は見当たらないし、退屈することもないんですが、賞賛すべき点もあまり見当たらないという無難な作品です。  冒頭のビルからの脱出に始まり、検問の突破、街中からの脱出など、絶体絶命のピンチをきわどいバランスでくぐる抜ける様は面白いと思います。更には主人公のダンと、巻き込まれちゃったコンスタンティーニ医師とのやりとりも、ストーリーを間延びさせない程度のアクセントになっていて良かったです。  匠の技が随所に光る技あり的な作品だと思うんですが、なぜにこんなに盛り上がりに欠けるんでしょう。不思議です。言うなれば、1作品としての、そつの無い完成度の高さが、この作品から緊張感や不安感を奪ってしまったのかもしれませんね。[DVD(字幕)] 7点(2014-06-20 16:17:48)《改行有》

36.  グリマーマン 《ネタバレ》  『なぜ君と別れた?』  『コール(セガール)は84年に隊をクビになった。東洋思想に傾倒し、自分の罪を悔いた。』  まじで?  『しばし姿を消し、タイに流れ着き、寺院で修行した。僧侶に救われた。』  まじで?  自分の罪を悔いて、寺院で修行して、僧侶に救われたの?まじ?本気?  きっと、自分の罪を悔い、寺院で尊い教えを受け、ありがたい僧侶さまと過ごしたかげがえのない時間が、あらためてセガールに暴力の尊さを気付かせてくれたのですね。  きっと神の啓示を受けているうちに、自分が神だと錯覚してしまったのでしょう。  あるある、そーゆーこと。間違ってないよ、セガール。あんたは神です。世界を救えると思います。   [DVD(字幕)] 7点(2014-05-03 07:10:04)《改行有》

37.  クリムゾン・タイド 《ネタバレ》  潜水艦というだけで敬遠していたのですが、予想以上に面白かったです。これは潜水艦以外の設定であってもドラマとして成り立ちそうですが、やはり潜水艦という密室と、外部との連絡が断たれた状況での究極の選択が、緊迫感をより際立たせているように感じます。  火災の際の訓練については、ラムジー大佐に一票を投じます。それに反論・疑問を呈するハンター副官は、とても甘い。まさに実戦経験の浅いインテリらしい人物で、指揮官としては頼りなさを感じちゃいます。  しかし、外部との連絡が断たれてからは、今度はラムジー大佐の主観的で独断的な判断が目につきます。すると不思議なもんで、ハンター副官の冷静で大局を見る判断能力を支持しちゃうんです。  状況が変われば、その状況に適する人物もまた変わってくるということでしょうか。平時であれば優秀な人物が非常時に無能さを露呈することもあるし、またその逆もあるのでしょう。  この作品の面白いところは、ラムジー大佐をはっきりとした黒ではなく、白に近いグレーにしているところでしょう。ですが彼はその立場上、迷いを見せず、毅然とした態度で常に決断をしなければなりません。でも心の中では逡巡や葛藤があったかもしれないです。本国からの正式な連絡を待ったほうが良いという思いが。その思いを具現化したものがハンター副官であるとすれば、部下達はラムジー大佐の逡巡そのもの。だから艦長の任を解かれたときに素直に監禁に応じたのも、自分自身をクールダウンさせるきっかけにしたかったのかもしれないです。実際部下達が熱くなって大佐の部屋に行ったとき、優雅にクラシックを聞いているんです。おそらくラムジー大佐にとってハンター副官は優秀なブレーキとしての役割を果たしたのではないでしょうか。  映画を観ている最中には、ラムジー大佐が完全に間違っていると思ったときもありましたが、見終わってみると、ハンター副官の能力の高さや将来性を高く評価しているラムジー大佐は、素晴らしい上官であり指揮官だと思いました。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-01-27 02:18:57)(良:2票) 《改行有》

38.  クロウ/飛翔伝説 《ネタバレ》  いかにもゴシック調の雰囲気のダーク・ヒーローものなんですが、勧善懲悪でわかりやすく作られているのが良いですね。もちろん、他のダーク・ヒーローものと同じく復讐劇ですので、爽快感マックスのストーリーではありません。それでも、僕は不死身のヒーローが悪いやつをびびらせ、驚かせ、ばったばったとなぎ倒していく姿にしびれてしまいます。昔から「不死身のヒーロー」大好きなんですよ。  また、警官や少女の目を通して、私たちもエリックの善良さに触れられるのが良いですね。これは感情移入しやすいし、なにより復讐を肯定する最大の要因となっている気がします。残酷な復讐シーンが、観る人のフラストレーションを解放し、警官や少女とのふれあいのシーンが罪悪感を緩和する。エリックは善良な人で被害者で、何をやっても許される、そう思えます。いや、思わされます。そしてラストに、エリックが恋人と再び出会えたことで、観る人に感動さえ与えてしまうんです。そんな良い映画なんです。きっと。   [ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-01-03 04:17:24)(良:1票) 《改行有》

39.  クリフハンガー 《ネタバレ》  多角的なアングルから撮った山の絶景とクライマーアクションが雄大かつ壮大。高所恐怖症な人は決して見ないほうが良いであろう数々のシーンに、冒頭から惹きこまれます。 助かるとばかり思っていた女性が助からなかったのはちょっとショッキングで意外ではありましたが、なるほど、それがウォーカーという人物設定につながり、彼を取り巻く人間関係のドラマを生み出していくわけですね。ただちょっとだけ残念だったのは、この人間ドラマが映画の中でそれほど広がってはいかなかったことでしょうか。現金強奪組のみなさんが出てきてからは、クライマーアクションすらやや影を潜め、普通のドンパチサスペンスアクションへと移行してしまうんですよね。だから、ウォーカーのトラウマも、ハルとの確執も、途中からはとってつけたような“ついで”にしか見えなくなってしまった気がします。  現金強奪組のみなさんとのバトルは、それはそれで面白いです。悪役のみなさんもただの脇役、やられ役では終わらず、それぞれの個性を充分に発揮してくれる奮闘ぶり。クライムムービーとしての完成度は高い。ただクライムムービーとして面白くなればなるほど、せっかくの設定の特異性ってのが薄れてしまう皮肉な結果になってしまったのかもしれませんね。  まあそれでもアクションとして、サスペンスとして面白いことに変わりはありません。ブルーレイディスクになっていることも嬉しかったです。(映像がきれい!)あきらかにここだけ撮影セットじゃん、と興ざめになっちゃうシーンもあったんですが、細かいことにこだわらなければ、高所恐怖症の方を除いて誰にも楽しめるサスペンスアクション。こーゆー映画もきっと大事だし、こーゆー映画が僕は大好きです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-12-02 07:02:01)《改行有》

40.  クリスティーン 《ネタバレ》  「車が人を襲って怖いかな?」  という疑問たっぷりで観賞。思っていたより、雰囲気のある良質のホラーでした。  「何を考えているのかわからない。」  というのは、人に恐怖を与えるもので、その雰囲気をかもし出しているクリスティーンはなかなか良いです。  クリスティーンのオーナーは、さえないいじめられっ子。ですが、クリスティーンと出会い、一目置かれる存在になっていきます。王道っちゃあ王道ですが、個人的に大好きなパターンです。  また、この年代にしてはかなり映像がきれいで感動です。いじめっ子たちをまとめて粛清するシーンはかなりの迫力。ひだるまクリスティーンは最高です。  難を言うならば、ラストのバトルはすこ~し物足りなかったかなぁ。  演出や展開にもう一工夫あれば・・・。でも所詮「車」なので、これが限界なのかもしれませんね。それを差し引いても、満足感の得られる映画でした。 [DVD(字幕)] 7点(2012-11-28 05:02:13)(良:1票) 《改行有》

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