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プロフィール
コメント数 3876
性別 男性
年齢 53歳

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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  黒部の太陽 《ネタバレ》 一度は辞退を申し出た三船敏郎が、関電社長からいかにも通り一遍の慰留の言葉をかけられただけで早速翻意したり、石原裕次郎が、周囲からのまるで催促するかのようなセリフに乗せられて、破砕帯についての弁舌をふるったり、と、やたら手続き的な脚本が正直、気になるのですが。 それに、命がけでこの難工事に取り組んだ人々の艱難辛苦を描こうとしたであろう作品にもかかわらず、石原裕次郎を中心にしたヒーローものになっちゃってるのにも、違和感はやっぱり感じます。父との対立の場面や、工事が進まないことから現場で突き上げをくらう場面において、周りの状況を音声等で描き、あえて石原裕次郎の表情だけを捉える描写、こういうのも確かにやり方のひとつかも知れないけれど、もうひとつしっくりこない。スターの顔面だけが見せ場じゃないでしょ、時には例えば「背中で語る」ってのも必要でしょうに。終盤、ついに関電トンネルが貫通する瞬間も、大勢の作業員たちを差し置いて、石原裕次郎がおいしくかっさらっていく。そんなんでいいのか~。何も、石原裕次郎がツルハシやらドリルを手に「自分も先頭切って作業してます」みたいなコトしなくてもよくってさ。「私は現場では無力です、だけど・・・」という苦悩の描き方だって、あるはず。こういったあたり、ヒーロー映画の限界でしょうか。 しかし。 そうは言っても、作品の多くを占めるトンネル工事シーンの数々、よくぞ撮ったなあ、と感じさせる出来栄えで、なんやかんかケチつけつつも、やっぱりスゴイんです。それに、トンネル完成の際の三船敏郎の挨拶の場面もいいんですけど、それより何より、大勢のエキストラを導入した無数のヘルメット姿が感動的。「数」が感動に結びつくよい例ではないかと。[CS・衛星(邦画)] 7点(2017-03-04 10:07:02)《改行有》

2.  黒い十人の女 《ネタバレ》 「好きな男性のタイプは、優しい人!」とか女性が言ってたとしても、別に、例えばお年寄りに席を譲るような男性が好きなわけじゃなくって、「この私に対して」優しい人、という意味なんでしょう。 さてこの映画。「名うてのプレイボーイに弄ばれた女たちが、一致協力して男に復讐するオハナシ」という体裁ながら、なかなかそうスムーズに事が運ばないところがミソ。復讐されるべき男ってのは、なるべく卑怯で狡猾で、できればマッチョな方が、復讐され甲斐もあろうかというもの、それが本作では船越英二なもんで、どうにも頼りない。この自分が殺されなきゃならないほど悪いことをしたか、と本人が思うのもごもっとも、こんな敵役には向かないフニャフニャ男を殺すオハナシなんて、まさにオハナシになりません。という訳で、事態は迷走を始めて。迷走すればするだけ、映画が「女優の演技合戦」みたいになっちゃうのが、チト重くもあるんですが。 何にせよ、現実では、殺されるなんていうのは悲劇中の悲劇、だけど映画なら、殺されて映えるキャラってのもある訳で、結局、「殺される価値のない男」は殺されることもなく葬られてしまう。 この「誰のためにもなってない」感って、何なんでしょうね。[CS・衛星(邦画)] 7点(2016-01-07 22:52:18)《改行有》

3.  沓掛時次郎 遊侠一匹 《ネタバレ》 前半は時次郎と朝吉の物語、男の滑稽な意地が悲劇へと繋がるその一方で、遊女たちの「どこ吹く風」とばかりのバイタリティが印象的。そしてこの前半の物語は、「やるのかやらねえのか」と挑発に対する時次郎の「やりたかねえよ」との言葉と、これを覆し突如爆発する怒りとともに終わります。そして後半は、時次郎とおきぬとの物語ですが、これまた、男の意地が招いた悲劇から幕を開けます。おきぬの夫を斬ってしまった時次郎、夫を斬られたおきぬ。揺れ動く二人の微妙な関係を象徴する「櫛」。ラストは、病魔と闘うおきぬと、彼女のために死地に赴く時次郎、二人の戦いが並行して描かれますが、待ち受けるであろう悲劇を予想させるに充分なここまでの展開があってこそ、このクライマックスは真に息を飲むものとなっています。悲壮感あふれる錦之助アクションを、ご堪能あれ。[CS・衛星(邦画)] 10点(2014-12-04 20:53:31)

4.  紅の銃帯 和製ウエスタンとも呼ぶべき作品のひとつですね。そう呼んでしまうと、いかにもキワモノっぽい感じですが、いや、そんな変テコな作品ではなく、ちゃんと日本が舞台の、日本のオハナシ。ただちょっと、西部劇かぶれしたような主人公が西部劇のような雄大な光景の中で西部劇のように銃撃戦を行うというだけなんです。まあ、銃が当たり前のように出てくるのはやっぱり変かも知れませんが、でも日活アクション必需品ですからね。西部劇っぽいところがあっても、物語は例によって例のごとく、地上げ屋みたいな連中が出てきて云々かんぬんという、アリガチなパターンで、うん、これは確かに日本のオハナシだね。主人公を演じるのは宍戸錠。まさにアクションスター、この身のこなしはやっぱり大したもの。小林旭みたいなキビキビしたイメージとは違って、普段はノラリクラリしながら、見せるところは見せてくれる。ただしノラリクラリの部分の印象の方は強いので、まーはっきりいって、変、ではありますが。さて、悪徳連中に狙われた鉱山の権利の行方は、そして、主人公の過去に隠された秘密とは。って言ってもこれはまあミエミエでして、それがイイんですけれどもね。[CS・衛星(邦画)] 7点(2014-08-20 21:52:24)

5.  群盗荒野を裂く 列車襲撃に始まる派手なオープニングといい、随所で見せる大胆なカメラといい、マカロニらしい楽しさが溢れてはいるのですが、物語は意外なほどに人間ドラマだったりして、ラストなんぞはもう、マカロニにあるまじき切なくも「エエ話」になっております。政府軍の銃を奪い革命軍へと供給する盗賊団のリーダー、チュンチョ。襲撃した列車に乗っていたアメリカ人青年ビルを何となく仲間に入れる(このヒト、やたら顔色が悪いなあ、と思ったら、『カサンドラ・クロス』のテロリスト氏でしたか)。最初、チュンチョは、「オレが掟だ」的な豪傑かと思っていたら、中盤だんだん人間臭さが見えてきます。素朴でなかなかいいオヤジ。次第に親密になるビルとの関係、しかしあくまでチュンチョが主でビルが従、であった筈なのだが……実はチュンチョの方こそ小さな世界に生きていて何も知らない井の中の蛙、外側には彼の知らない力学が働く大きな世界があり、ビルも実はそこの住人であった、ということ。外側の世界の存在を知り、さらにはその外側の世界から手を差し伸べられたチュンチョは、最後にいかなる行動をとるか。いやこれ、人間ドラマっちゅうより、プロレタリア映画ですね。[CS・衛星(字幕)] 8点(2014-01-27 23:18:48)(良:1票)

6.  グレートレース ニューヨークから西回りでパリへ、空前の自動車レース! って言っても、参加者がやたら少ない上に、早々に皆、脱落してしまい、永遠のライバル、レスリーとフェイト教授との一騎打ち。この時点で、スケールでかいのやら小さいのやら。しかも、レース途中に立ち寄る各地方でのエピソードが主で、基本的にこの映画、レースをしていませんね~。レース映画ではなく、『八十日間世界一周』のノリの映画です。トニー・カーチス演じる、カッチョ良過ぎるキザ男レスリーに対し、敵役のフェイト教授と助手マックスを、ジャック・レモンとピーター・フォークがヤケクソのように体を張って演じ、それを古き良き時代の懐かしきギャグが彩る、という趣向。特に、ジャック・レモンのハイテンションぶりに、ついていけるか否か。ギャグは色々と盛り込まれているのですが、正直、この映画で一番楽しいのが、映画冒頭からレースが始まるまでのショートコントの部分、後が続かないのが残念で、やや冗長に感じさせる一因にも。[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-12-28 09:40:01)

7.  口笛が流れる港町 本作、やっぱり尺が短いので、オハナシはドンドン進むのだけど、この短さにも関わらず、冒頭、2分近くも、ただ小林旭が馬に乗って岩山をやってくる姿をワンカットで見せてくれる。で、いきなり、宍戸錠との拳銃での挨拶。「これは西部劇なんだぜ」という宣言ですね。だから彼らがなぜ拳銃を持っているか説明もないし、地上げ屋風情の連中から彼らによって助けられるヒトも、彼らの拳銃に驚くこともなくアタリマエの顔をして「どうも有難うございました」なんて暢気に礼を言ってたりする。素晴らしきこの強引さ。何しろ尺が短いんだから。と思っていると、今度はサイコロ賭博のシーンが延々と続いたりする。そう、「対決」のシーンについては端折る訳にはいかんのです。ってな訳で、小林旭と宍戸錠が、微妙な距離感を保ちつつ、巨悪ならぬ微悪に立ち向かう、シリーズ第2作でした。次に“渡り鳥”が現れるのは、あなたの町かも知れない。もしも風光明媚な土地ならば、ですが。[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-11-22 01:43:08)

8.  沓掛時次郎(1961) 任侠モノとも思えぬ雷蔵の異常なサワヤカさが、目に眩しい……。池広一夫監督というと、マチャアキが孫悟空やってたテレビドラマ『西遊記』の、とりわけヘンテコな内容の回を演出していたとの印象が強いのですが(この偏った印象もどうかと思うけど)、本作ではどうしてこうも無難路線に走ってしまったのか。何しろこの雷蔵時次郎さん、いいヒト過ぎて、というより、「いいヒト」であるかのように作られ過ぎてて、ワケがわからない。まあ、この作品、お茶漬けのようにサラサラと楽しめれば、それでよいのかな、とも。志村喬が出てきて、杉村春子が出てきて、まるで黒澤映画と小津映画の片鱗を大映作品で味わえちゃった、みたいなちょっとしたお得感(?)はあるかも。[CS・衛星(邦画)] 6点(2013-09-15 12:42:41)

9.  グラン・プリ(1966) 空撮や車載カメラを駆使した圧倒的なレース・シーンが何と言っても見どころ。それも、レースを描くとは言っても「追いつ追われつ」あるいは「時間との勝負」みたいな“アクション”の作品と言うより、走っている「クルマ」そのものを描き、言わばクルマの持つメカニックなカッチョ良さそのものを描いた作品、とでも言いますか。作中で用いられる画面分割の手法ですら、動きや多層性の表現よりも、クルマへのフェティッシュな愛着の表現にしばしば用いられています。で、レースシーンの合間には、レーサーや、レースに関わる人たちの人間模様が描かれ、それは主に男女のイチャイチャあるいはドロドロなので正直どうでもいいのですが(笑)、そこにはまた、体に傷を受けた者もいれば心に傷を受けた者もいて、あるいは戦争に敗れたが再び世界に挑戦しようとする日本人実業家の姿もあって。しかし、いざレースが始まれば、そこにあるのはレースの力学のみ、各自の思いなどと無関係に勝敗が決し、時には生死が決する。と言う訳で、レースとは「お祭り(=非日常)」なんだぜ、どうだ参ったか、という映画ですね、いや参りました。[DVD(字幕)] 8点(2011-04-17 12:29:54)

10.  グリーン・ベレー 実際に戦場を見なければわからない、と、デビッド・ジャンセン演じる反戦派の従軍記者が、ジョン・ウェイン演じる大佐についてベトナムにやってくる訳ですが。そして、「ベトコンの残虐さとアメリカ兵の雄姿」を目の当たりにする訳ですが。まあ要するに、一番状況がワカッテナイのはジョン・ウェイン御大その人であった、ということになってしまう訳ですが。何しろ、特に前半、戦争映画とは思えないノホホンとした雰囲気。音楽も何だか陽気。しかも、ベトナムに舞台を移すと、緊張感が増すどころか、ノリはもはやエキゾチズム。音楽がまた、観光気分を盛り立てる。おいおい、“戦場”にやってきたのではなかったのか・・・。しかも、いくら観光気分を盛り立てようとしたところで、この映画、全体的に「アメリカ国内でロケしました」感が、横溢してるのよね。どう見ても、東南アジアの光景ではなく、アメリカの光景にしか見えないシーンがほとんど。この時点で、苦しくなってくる。ジョン・ウェイン自身は、常に軍服に身を固め、語る言葉は戦争のことばかり、間違っても家族の話なんかはしない、まさにこれぞ軍人、というキャラクター。こういうちょっと偏屈なキャラが映画を盛り上げるのよね、と期待してたら、中盤でしっかりスーツに着替えてくつろいでるしなあ。普通のおっさんやんか。しかしさあ後半。いよいよ派手な戦闘シーンだぜ。と言いたいところだけど、うーん、近代戦争を描いているのに、何だか、『アラモ』の時と同じような雰囲気、同じような演出だなあ。で、迫力の点ではむしろ負けている気が。何でそうなるの。しかもしかも、この(結構長い)戦闘シーンにあんまし意味は無くて、クライマックスは「要人誘拐」というセコ過ぎるミッション。戦争映画らしいスペクタクル感も薄れていき、一体この映画、何を描きたかったんだろう、と。あまりに緊張感の無い映画でした。ただ、印象的な脇役の存在が、物語に変化をつけ、ラストには少しホロリとくるものもあるのですが。[ブルーレイ(字幕)] 4点(2010-07-30 23:36:18)

11.  空軍大戦略 なんともシマリの無い戦争映画でして。英独両国側から描いているのがあまり効果的を挙げていないし(ドイツ側の描写が不必要なほど長い)、空爆される建物は掘っ立て小屋みたいにチャチだし、時々ヘンな合成映像使うし。とは言え、やっぱりここまで空中戦の描写を徹底してくれると、「さすが」と言わずにはおれません。英国名優陣がここに集結し、もはや戦っている相手は、ドイツ軍なのか、はたまたアメリカ映画界なのか。凄まじい意気込みの伝わってくる映画です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-04-29 08:57:46)

12.  暗闇でドッキリ これもなんだか私にはとっつきにくい映画ですねえ。勿論セラーズのクルーゾー警部が見られるというのは、それだけで非常にケッコウな事、には違いないんですけども。今回は殺人事件を扱っててやたら人が死ぬので、かなりブラック入ってます。ドレフュスも何だか真剣にクルーゾーを殺そうとしてるようで、ちょっとコワイ。結末ももひとつ愛想が無い気が。後のバカ続編(続編と言っていいのかな?)とついつい比べてしまうのがいけないんでしょうけどね。クルーゾーの活躍は、もっとおおらかなユーモアの中で楽しみたいナー。5点(2003-11-29 01:38:17)

13.  暗くなるまで待って 盲目というハンディキャップを抱えた女性が、逆に暗闇でも自由に動けるという強みを活かして、敵に立ち向かう映画、そう言っちゃうと何だか説教臭いんですけど、サスペンスとして文句無しに面白い映画です。オードリーの熱演が映画を盛り上げます。ついに暗闇が破られてしまう絶望感、モーたまりません。8点(2003-09-27 12:02:40)

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