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プロフィール
コメント数 1620
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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評価順123
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21.  インビジブル(2000) 《ネタバレ》 透明人間なんて荒唐無稽じゃね?まあ映画だし、そこは許しちゃる。 透明になったからってなんで凶暴になるの?ちょっと説明回り諄いし強引だけど、そうせーへんかったら始まらないやん、許す。 暴れ始めるの遅くない?うーん…CGの出来が良かったから序盤そっちに頼っちゃったのが…もう15分早くアクション展開に入ってればとは思うけど…でも暴れ始めて以降は十分オモロかったし、いんじゃね? ヴァーホーヴェンが空気読んじゃってます!コレよ。俺の知ってるヴァーホーヴェンは、こんなもんじゃないって。トイレ覗き見のシーンなんて、ヒリ出すトコロを5cmの距離で見つめてるのがヴァーホーヴェンだって。前言撤回、さっきの15分は、エログロに使うべきだったよね。 あとエリザベス・シューは、頭は良いわ機転は効くわ容赦は無いわ美人だわで、後半かなり良かったですね。あとはこっちもエロシーンがチャンとしてればもう完璧なんだけど。[DVD(字幕)] 6点(2020-05-06 01:02:05)《改行有》

22.  インファナル・アフェア 《ネタバレ》 かなり面白いアイデアだとは思うが、粗さも目立つ。 ①10年の潜伏(埋伏)というのはリアリティ的には非常に微妙 (刑事側なんて確実に犯罪を犯さざるを得ない筈で、それであの頼り無さげなヤンが(ラウはともかく)10年もやってけてるのが想像できない) ②ラウは成り行き上善人になろうとしただけで、10年間の行状も含めて全く「正義」ではない (なのに、最後は勝ってしまう…完全に「正義」なヤンは良い所無しなのに) ③半年後にヤンの身分が明かされたなら、それを殺したラウが無事で済むのは何故なのか 等、疑問は多い。 正直ラウのカッコよさ(と悪さ)に引き込まれるようでないと(ヤンに同情しているようだと)疑問の方が勝ってしまうような気がする。アクションは在って無い様なもんだし、個人的には実は割と微妙。 あと序盤、ヤンもラウも俳優が若手から本チャンに目まぐるしく切り替わるので、ちゃんと観てれば分からなくもないが正直言って相当分かりにくい(ちゃんと観てなかった初見では「何何何?」だった)。[DVD(字幕)] 6点(2020-04-11 20:26:41)《改行有》

23.  一度死んでみた 《ネタバレ》 非常にコテコテかつおバカ極まりないギャグで塗り潰された風な作品だが、個人的には別にそんなに嫌いでもなくまあまあ笑える箇所も多かったし、終盤の宇宙服で出てくるシーンはツボに入ったようで相当に笑った。不必要にギャグ以外の要素を盛り込み過ぎず、ごくシンプル・コンパクトに纏めているのも適切だと思う。あと出演者がよく見ると無駄に豪華。 広瀬すずちゃんは大学3年生ながらノリは女子高生なガキさ加減だが、そこそこハッチャケた演技はこれも悪くは無く80点は付けてよいと思うし、歌も下手ではない(ただ、間違ってもあれはデスメタルとは言えないと思う)。出演者全員バカみたいなコメディ演技のオンパレードだが、一人だけスカしてるリリー・フランキー(と堤真一の絡み)が、結局個人的には一番面白かった。[映画館(邦画)] 6点(2020-03-27 22:03:52)《改行有》

24.  愛しのロクサーヌ 《ネタバレ》 『シラノ・ド・ベルジュラック』が下敷きとなっている作品ではありますが、スティーヴ・マーティンが主演なのだから当然大いにコメディ寄りではあって、原作後半のドラマ部分もだいぶマイルドなコメディに挿げ替わっています。とゆーか個人的にはこのC・D・ベイルズという主人公、ほぼほぼいつものスティーヴ・マーティンじゃね?という様にしか見えなかったのですよね(まあ、普通にソレは「観客が求めるモノ」だとも思いますケド)。で、そーすると一番の違和感として感じられるのはやはり、ことスティーヴ・マーティンに関してゆーなら例え鼻があんな感じだったとしても全然女にはモテると思うのですよね。その意味では流石にちょっと原作とは全然違う話だな、と思ってしまいました。非常に典型的でコテコテな80年代コメディの中でも軽めの作品として十分に暇潰しにはなると思いますが、ちょっと喰い足りなかったかな…とも。[DVD(字幕)] 5点(2022-10-28 23:19:11)

25.  犬も食わねどチャーリーは笑う 《ネタバレ》 こーなった原因はワリとシンプルで、片や岸井ゆきのチャンの方は特に自分の感情を抱え込む=曝け出せないタイプのコであって、で香取クンの方が典型的な理屈っぽくて感情の機微に疎いタイプ、という正直まァ~相性の悪そーな2人なのですよね。ただ、事前に想像してた様な「小さい不満が積もり積もって…」な話とゆーよりは、明確にひとつの比較的「重い」ターニングポイントが在ってソコから関係性が撚れていった…という話でもあるのですよ。だから本質の部分は結構マジメで少なからずシリアスな物語でもあって、故に作品全体としても思った程にはコメディ寄りではなかったかな…という印象でもありましたですね。 ただ、全然笑えない…とかってコトではない⇒まずまずチャンとニヤついて観てゆけるコメディにはなってるので、個人的には悪い作品だとまでは全く思わないのです。がそれでもちょっと(重ねて)笑いは思ったより少なかったかな…とゆーのに加えて、ドラマとしてもやや薄味だったかな…とも。全体的にかなりテンポの緩い映画で、だからどーも密度が高くならないとゆーか、2人の特徴的なキャラの描き出しにせよ・そしてそんな2人が繰り広げるお待ちかねの夫婦喧嘩にせよ、コレもちょっとそーいうシーンの数自体も少ないし描写も総じて不足気味(+どれも浅い)とも思われました。だから結局、ラストの大立ち回りで2人が本音をブチまけるシーンが個人的には少し唐突な(=お話として繋がりが好くない)様にも思われて、結果あまり感情を乗せて観てゆけなかった…と言いますか。このオーラスの印象が微妙だったのを含めて、評価はこの位にしておきます。 それでもコメディとしてもドラマとしても、面白かったな!笑えたな!というシーンは所々に在ったので観て損まではしていませんですね。コメディとしては井之脇海の結婚式コントの場面はかなり面白く観るコトが出来ました。ドラマでゆーと(脇役ではありますが)やはり余貴美子の存在感は格別でしたね。ゆきのチャンも香取クンも(コッチもワリとコテコテな演技だとも思いましたが)私は決してキライではないヤツでしたっす。[映画館(邦画)] 5点(2022-10-07 22:44:00)《改行有》

26.  犬王 《ネタバレ》 題材の物珍しさに加えてアニメ的表現自体もかなり独特で、確かに相当にユニークな映像世界が展開されるコトからして(その時点で)観る価値てのは十分だとは思うし、音楽性にしてもシンプルなロックの様でコレも確かになんか「和風」な…とゆーか和の趣を大いに含むというやっぱ結構に独特なモノだったと思うし、かつ純粋な音楽シーンの分量が思ったよりもかなり多めで結果音楽だけにも相当高度に「浸れる」てのも個人的にはシンプルに好きな感じでした(巷では、映画の皮を被ったロックフェスだ…とか言われてたりもするよーで)。 ただ、一つだけ(言おうか言うまいか物凄く迷うのですケド+コレは私の観方が捻じ曲がってるダケなのは重々承知なのですケド)思い切って言ってしまうならば、じゃあ嘗ての(或いは今に至る迄の)観世の能楽とゆーのは、シンプルな現代のフツーなロックに「劣る」というモノなのか、というどーしようもないモヤモヤが(今作を眺めてゆく中で)私にはどーにも拭い切れなかった…てコトなのですよね。モチロン、実在の犬王の失われた芸術に「権力によって腕ずくで葬られたモノ」としての性質(=テーマ)を仮託するうえで、ソレに必要な芸術的クオリティを(現代の視聴者に)分かり易く実際の映画表現として落とし込む単なる「ツール」であるというコトは私とて重々承知なのです。とは言え、現代でも実在する二つの要素を実際に二つ並べて確実に「比較」しているという物語の構造(⇒ぶっちゃけこの構造自体、そもそもこの二つって比較できる様なモノなのだろーか?という点にも大いに疑問が在りますケド)がある中で、流石にちょっと「片手落ち」すぎやしないですかねコレ?と思ったりもするのが(重ねて)正直なトコロでありまして。 まあ、諸々と事情があるコトだとも思いますが、そもそも今作はまず尺が短めで、んで前述どおり純粋な音楽シーンが比較的にも多いというコトで物語やキャラ・世界観の描き出し自体からして少~し軽めには為っていたかと思うのですね。その中である種、根本的な「能楽」の何たるかの描写とてまた軽く薄くなっている…とゆーのは仕方が無い or 高度な取捨選択の結果、なのかも知れないとは思うのですよね。まあ実際、今作を観てそんなトコロ=「能楽」と「ロック」が比べられているというコトに「引っ掛かる」という客なんて殆ど居ないだろう…とは、私だって当然の如くにそ~思うのでありますですし。[映画館(邦画)] 5点(2022-06-05 23:01:21)《改行有》

27.  イン・ザ・ハイツ 《ネタバレ》 「ハイツ」とは、ニューヨーク・マンハッタンのワシントンハイツ地区のことで、劇中でも描かれる様にドミニカ系の移民が多く住む地域だとのコト。ブロードウェイ・ミュージカルの映画化であるが、お話の内容としては彼ら移民が抱える諸問題を登場人物に仮託して、ある種群像劇的にソレを描いてゆく…という構成になっている(ワリと結構社会派作品なヤツ)。 ただ今作、ミュージカル映画としても歌唱シーンが非常にボリューム多くて、結果として2時間超の長尺ながら他方でお話の進み方の方はゆったりのんびりで、かつそれぞれが(結果的に)あんまり深く描き切られるというワケでもない様に見えたのが正直なトコロ。個人的にはやや「浅いなあ~」と思ってしまった…てな感じで、少なくともも~少し要点を絞った方が(=キャラを減らして誰かの話に集中した方が)好かったのではないかな…とは少しだけ思われたりしますですね(多分、曲がキャラに付属してるから再構成が難しかった…てコトなのでしょーね)。 ミュージカルとして、楽曲は基本的にはラテン系の極上にノリの好い曲が揃っているので、ソレ自体はかなり楽しい。でも、ラップ調の曲やもう少しオーソドックスな曲調のもあって決してバリエーションが少ないというワケでもない。また、街中で大勢で歌い踊りまくる正にミュージカル!なシーンも多くて、シンプルにミュージカル映画としてはごく上質な作品だと言えるのではないか。もう一つだけ、ニーナとベニーの「ビルの壁」のシーンは、映像的な工夫も含めて明るく・爽やかに・且つしっとりと素晴らしい雰囲気でとても好みだった。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2022-04-02 23:09:19)(良:1票) 《改行有》

28.  異邦人 《ネタバレ》 諸々ひっくるめて原作(の雰囲気)にかなり忠実というか、それはつまりどちらかと言えば(ややもすると)少し工夫を欠く、というコトにも思われる。何故そう思うか、と言えば、そーしちゃったら中々に勝目の無い戦いに陥る、とも思われるからだ、とでも言いますか。 小説も実に淡々としているのは映画とも同様なのだが、あっちはムルソーの一人称で書かれているため、ごく一部の箇所においては彼の心情の極めて重要な部分が直接的に表れてくるのだ。それがこのお話を理解するための非常に重要な取っ掛かりでもある。しかし、実際のそれは彼が心で独り言ちているものであるから、小説に忠実に撮ってしまったこの映画ではそれが抜け落ちてしまっているのも必然なのであって、結局コレ、小説読んでない人には多分「分からない」と思う。件の太陽の描写、ラストの監獄での神父との対話、等々、ソコも確かに重要だとは思うのだけど、でもソコ「だけ」でもない、とも思うのだよね。「太陽のせい」というのは、別にホントに「太陽」の所為であったワケではないのだからさ。 結局のトコロ、オーソドックスに映画化するには向かないタイプの小説、つーことかと思います(そもそも)。マストロヤンニ自体の出来は決して悪くないし、地味にアンナ・カリーナが出ててお得感もあったりするのだケド。[映画館(字幕)] 5点(2021-04-03 19:19:22)《改行有》

29.  犬神の悪霊 《ネタバレ》 いや完成度という意味では、決して褒められたモンじゃない作品なのは確かですよ。ただ、この行き当りばったり感というかチグハグ感というか支離滅裂かげんというものについて、これが何故にこーなったのかを考えるのはホラー愛好者としては中々に面白いことであったりもするのですよね。あと単純に、こんなホラー世界中探しても今作くらいしかないでしょうし、今後こんなのがつくられる可能性も限りなく低いでしょう。その意味では、あくまで珍品としての鑑賞価値というものは今後も衰えることもないものか、とも思ったり。 まず本作、質感としては(現代劇ながら)50~60年代の「怪談」系の邦画ホラー映画の影響を色濃く残すというか、ショック描写その他にしても諸々矢鱈とおどろおどろしいです(正直あまり怖くありません)。同時に妙にややっこしい(その一方でイマイチ繋がりの悪い)展開運びも、我が国古来の怪談ばなしをどこか想起させるというか。落語や講談の世界に残る「怪談」というのを幾つか聴いてみても思いますが、この国のソレの根底にあるのはただ「怨念」なのであって、その怨みつらみに重みを与えるべく、とでもいうか、その手の怪談というのは思いのほか筋が複雑なのですよね(有名な部分というのはごくダイジェスト的に切り抜かれたものだったり、という)。 ド初っ端からウランがどーたらゆってたりちょっと風変わりな作品にも見えますが、根本的な部分は色々と実に古典的で日本的な作品だと思うのですよ。その今作がある種「失敗」している最大の要因は、コッチが恐らく70年代の洋画オカルトホラー(『エクソシスト』とか『オーメン』とか)の影響なのでしょうが、より迫力・凄みのある描写をしこたま入れてやろうという強い目的意識と、それをこの日本的怪談ばなしとどう整合させるかというノウハウの欠如、ということなのでしょうね(その部分について、割かし気合の入った製作だということも完全に裏目に出ていますね)。本作のショック描写というものは所謂ホラーのソレではなく(少なくとも後にJホラーという形で価値あるものとして結実したソレではなく)、なにか別のジャンル(アクションとかカンフーとか任侠ヴァイオレンスとか)のものになってしまっているのですよ(何故か爆発シーンも多かったりとか、ラストのアレとかもそーですし)。結果、スゴくチグハグで統一感の無い作品になってしまっている、ということですね(もちろん、現代のホラーに観られる「人を怖がらせるために必要なノウハウとしての統一感」が無い、という意味です)。 以上、駄文はご容赦願いたいですが、結論です。重ねて本作、珍品枠あるいはホラーのお勉強として観る分には大変参考になる作品かと思います。エロシーンも(中盤までは)結構多いので、普通に観るにも全く無価値、というワケではないですし。[DVD(邦画)] 5点(2020-12-30 23:03:18)《改行有》

30.  移動都市 モータル・エンジン 《ネタバレ》 確かに、ジブリの諸作品、『ナウシカ』『ラピュタ』『ハウル』あたりのごった混ぜというか(誤解を恐れずに言えば)パクリというか。しかしそれらの作品とは違って肝心カナメの部分の世界観、「移動都市」という設定にはどーにも分かり易さ・納得感が無いのですよね。何故、都市が移動しなければならないのか(それはつまりワザワザそんな大仰なコトをすることのメリデメの収支があってるのか、ということですが)、そんな状況で数百年間戦い続けて色々淘汰が進んでいることの現実味も無いですし、総じて、主要キャラの人物的背景の描写とか、件の「復活者」も含めて、諸々ストーリー&設定面のつくり込みが非常に甘い作品なのは端的に事実だと感じます。 しかし実際に鑑賞して思いましたが、コレ映像面のクオリティは軽くスターウォーズ級(続三部作)はありますぜ。まんま「巨神兵」なラストのアクション・シークエンスは、このクオリティでやられたらそりゃある程度は観る価値のある映像になりますって。もし、もう少しだけ話に辻褄をつけて、かつ前半とかに(誰もが観たかったであろう)移動都市同士の大規模な戦闘シーンがチャンとあったなら、全然普通にヒット作になっていたのではないでしょーか(まあ、それが無いのが最大の問題ではあるのですが)。 ただし、個人的な見解としては、そんな面倒なコトをするくらいなら、素直に『ナウシカ』をこの予算で実写リメイクすれば好かっただけな様にも思いますのよね。おカネの使い方、という意味では、お世辞にも上手だったとは言えない様に思います。[インターネット(字幕)] 5点(2020-12-01 23:13:32)(笑:1票) 《改行有》

31.  怒りのガンマン/銀山の大虐殺 《ネタバレ》 マカロニ晩期とも言える70年代ものですが、随所で暢気な音楽も含めて、つくり自体はもっと古い時代のウエスタンを思わせるというか、年代も考えれば率直にややダサいです。リー・ヴァン・クリーフ演じるクレイトンにしても、少し勿体付け過ぎ、カッコ付け過ぎです。お話の構成要素もかなりオーソドックスで、かつそれホド展開運びも上手いとは言えません。クレイトンが何故フィリップに肩入れしているのかは終盤までサッパリ謎ですし(ラストまで観ると理由はチャンとあるのですが)、フィリップが生き長らえている唯一の理由であろう金鉱の場所の話も途中からどーでもよくなってしまっていたり、やや雑ですね。 ただ、流石に70年代ものだけあってアクションは西部劇としてはそこそこ派手な気もします(特に序盤とか)。あとラストの決闘も、これも極めてオーソドックスですが、ここは流石のクリーフだけあって緊迫感はまずまずで気持ち好く観終われたというか。結論、別にそこまで糾弾する程に出来の悪い西部劇、とは言えないと思います(個人的には、暇潰しには十二分でした)。[インターネット(字幕)] 5点(2020-08-23 04:28:27)《改行有》

32.  インド・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 明るくトロピカルなインド産初ゾンビ。インドとは言え踊ったらいくら何でもホラーではなくなると思うが、流石にそれはなし(それはそれで)。ただ、9割がたコメディに振れておりかなりモタモタしたテンポ(なんか普通に二晩くらい経ってるし)、かつコメディとしてもゾンビとしても相当に月並な内容で、設定もユルい(薬物が原因でゾンビ化したのに、なぜ咬まれると感染するのか)。まあ映画としての質自体はそこそこだし、させそでさせない破れ傘ヒロインはルックスもスタイルも抜群(脱ぎはしないが、基本的にかなり薄着でグッドだし)。[DVD(字幕)] 5点(2020-04-25 02:19:55)

33.  インシデント 《ネタバレ》 通常、スラッシャー・ホラーにおいては、まずはヤリ○ンから殺されてゆく…とゆーのが絶対法則なのであって、ソレが今作では処女&童貞の方が狙われる、とゆーの自体が一種の脱構築とゆーか、少なくとも意表を突くという意味ではまま良好なアイデアだと思うのですね。かつ(おそらく陽キャに違いない)今作の製作陣が「処女&童貞が狙われるってなったら、マジ乱パ開くしかねーべさ!」「ヒョ~そのアイデア、マジパナイっすわヒャッハ~!!」てな具合に本作の構成をノリノリでつくり上げていった(のであろう)とゆーのも決して想像に難くない…ともやはり思われるのですよ。そして実際、平凡な前半が終わってブリタニー・マーフィちゃんが理科室で大暴れ→全校総出の乱パが現実味を帯びてゆく…というド真ん中のあたりは、私自身もかなりワクワクしながら観れていたのも(恥ずかしながら)また事実ではあるのでございますね。 しかし今作、最後まで観ると結論的にはアイデア倒れだったとゆーか、特に(そっから)中盤以降は総じてどーにもショボっちいのですよね。一切合切ひっくるめて腑に落ちない・納得いかない諸々をあげつらうってだけでも、例えば… ・中盤以降の展開運びが単純にスローモーでだいぶダルい。 ・肝心の乱パの描写もどーにもショボい(全然「乱痴気騒ぎ」な感じがしない)。 ・そもそも、狙ったコが処女or童貞かを確かめてそーだったらトドメを刺すモンだとして、当初4人連続でアタリを引くとゆーのは結構なご都合主義ではないか。 ・とゆーか、非常に肝心なハズの「犯人が処女&童貞を狙う理由(理屈)」とゆーのが、コレも実に弱っちい(薄っぺらい)。 ★結局犯人はごく凡人…なのにも関わらず、ケニーが助けに入った段階では親子+ケニーvs犯人の3対1になってるのに、ガキどもがマトモに戦わないモンだから親父は殺されちゃうし、その後だってあれだけ(乱パに)大集合してんだから少しは抵抗してくれよ…つーか。コレも要するにですね、スラッシャーの「最大のキモ」たる殺人鬼のキャラ(凶悪さ・強大さ)のつくり込みが、これまた非常に雑だとゆーコトに他ならん…と思われるのですね。 ★そして何より、同級生が2日で4人も殺されてんのに破廉恥に浮かれてゆく生徒諸君とゆーのにだって、当たり前ですがコレはもう「狂気」とゆーべきモノしか感じ取れないです(=流石にちょっと感情移入・同情は出来ない、てか)。 もう一つだけ、何ゆえに今作の邦題は『インシデント』なんてのになってるのでしょーか?え、コレ担当のかたは中身観ないで付けた、とかじゃねーでしょーね?いくらB級ホラーとは言え、ココまでやる気(売る気)の無いヤツも中々珍しい…とも思うのですよね。[DVD(字幕)] 4点(2022-01-27 22:03:38)《改行有》

34.  糸(2020) 《ネタバレ》 映画のジャンルの中でも純・恋愛映画というヤツは、肝心なシーンでとっておきのムーディな名曲を流しとけばそれだけでも結構成立する(否、名作にすら成り得る)と個人的には考えているし、この中島みゆきの『糸』という曲も、そーいう使い方をする分には十分な力を持っている名曲のひとつだ、と思っているのだ。 しかし本作は、一見そーいう純愛映画な風に見せかけてその実、男女ふたりの人生(前半生つーか)そのものを描き出してゆくという(シンプルな恋愛映画よりは)間違い無く奥行きの深い作品なのだし、同時にそれを通して平成という時代を丸ごと振り返ろうとしている、とも言うことが出来る。その意味では、高度な一貫性があると言うよりはある種オムニバス的な作品なのであり、非常に多岐に渡る小テーマ(特に、ひとつの「時代」を描くというやや大それたコトを含む)をひとつに融合する、という大役を果たせるとなると、これは本当に限られた特殊な曲、ということになってくるかと思う(それこそ国民的名曲、例えば昭和なら『川の流れのように』とか)。結論、やはりちょっとコンセプトに無理があった映画、ということにも感じられる、のですね。[ブルーレイ(邦画)] 4点(2021-05-27 23:55:50)《改行有》

35.  インデペンデンス・デイ: リサージェンス 《ネタバレ》 時節がら、とりあえずなにか人類が勝利する映画でも、という訳です。 しかし、これが絶妙にツマラナイ。なんというかとにかくテキトー・いい加減で軽~いなあ!とでもいうか、色々とあんまりちゃんと考えてつくってないよーな感じ。 全編に渡って色んな人があっちゃこっちゃで好き勝手やってるというか、どうもシナリオに筋が通っていない感じがするのですね。例えばそれは、人類が予想されるエイリアンの再襲来に対し、どうそれを察知してどういう戦略で迎撃・また護るべきものを防衛しようと戦略を立てていたのかがサッパリ見えず、結局場当たり的な対応・作戦に終始し、その結果やってることは前作と同じという、致命的な既視感に繋がっている部分とかですかね(まあ、これもまたイマイチ戦略性を感じられないのはエイリアン陣営も同じなのですが)。 一つだけ、終盤の怪獣映画な展開は少しだけ目新しく、そこだけはちょっと面白かった。ただこれについても、女王は絶対母船から出ちゃダメ!(当たり前)、としか言い様が無いですが。。[インターネット(字幕)] 4点(2020-04-04 00:02:29)《改行有》

36.  家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。 《ネタバレ》 ひたすら可愛い榮倉奈々のコスプレ合戦と、安田顕のコミカル芝居の掛け合いはかなり面白いが、全体的にはややテンション下げ下げな夫婦問題の話(しかも間延びしてる)が続いてゆく。元ネタの一発ギャグ風味を何とか映画に仕立てようという試みが、もう一歩の所で成立し切っていないという印象(試み自体はチャレンジングで良いとも思うのだが)。ただ、特に安田顕の演技は前述どおり非常に面白かった。流石の芸達者。[インターネット(邦画)] 4点(2020-02-15 02:12:43)

37.  いちご白書 学園闘争真っただ中を描いた青春映画にして、典型的アメリカン・ニューシネマな閉塞感が充満する雰囲気も悪くは無いのだが、やや閉塞・停滞し過ぎており、映画としては不必要にノンベンダラリとしており全編かなり退屈。ただ、この時代に活動に身を投じた学生の動機のホントのトコロを的確に描いているようにも思う(ノリというか、ヤケクソというか、本気かつ論理的な動機で活動していたと言うよりは、分り易くて一見意味の有る(一方で実を結ばないのが分かり切っているがために逆に敗北の無い)闘争とやらに飛び付いただけなのではないかとも思う)。マジメな題材を扱っているようで妙に暢気な主題歌にも、その雰囲気が滲み出ているように感じた。ただこれも一つの「時代」(とその「空気」)を封じ込めた映画としては、それなりに価値は有るのかも。[DVD(字幕)] 4点(2019-12-24 23:16:59)

38.  IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。 《ネタバレ》 ジュブナイル・ホラーとして青春友情物語の一本筋が通っていた前作に比べ、中年になって久しぶりに再会したよ!→ペニーワイズまた倒したよ!以外に何のストーリーも無い本作は、シナリオ面では非常に不出来と言う他無い(少年時代の酸いも甘いもある記憶を掘り起こすという誰にでも経験のある郷愁が展開運びのコンセプトなのは分かるのだが、本筋が極めてチャチであることに変わりはない)。 肝心のホラー描写も、生理的嫌悪を催す気色の悪さや、(特に驚かし系の)切れ味はまあまあにも感じるのだが、CGですが何か問題でも?と言わんばかりのあからさまに作りものな質感はホラーよりも寧ろファンタジーに近く、怖いかと言われると全くそーでもないのが正直な所。加えて(これも何故だか全く分からないが)異常に長尺な上に(不思議と間延びしてる感は無いがストーリーは前述どおり皆無だし)オチも最悪で(結局なぜペニーワイズを倒せたのか)、観終わってただ「疲れた」という感想しか出て来ない。駄作。[映画館(字幕)] 4点(2019-11-27 23:25:11)《改行有》

39.  イントゥ・ザ・ウッズ 《ネタバレ》 前半は良く出来ていた、などとゆーつもりも無いのだが、とにかく後半、件の「アフター・ハッピー・エンド」というのが、正直全っ然なんの話だかワケ分からんですよ。何がしたかったのでしょうかね。ミュージカル面も完全に龍頭蛇尾、後半になればなるほどテキトーかつローテンションで盛り上がるどころではありません。率直にヒドい出来。 一点だけ、普通に考えて恐らく一番素直に可愛く演出できるはずの赤ずきんの可愛げの無いこと!特にパン屋に頭巾を奪われたシーン、金切り声で「イイイヤアアアアアアアアアアアア!!!!!」と思いっ切り叫ぶサマには、「お前憑依されとるやろ」とガチでツッコんでしまいました。。[DVD(字幕)] 3点(2020-06-15 00:05:35)《改行有》

40.  ISOLA 多重人格少女 《ネタバレ》 様々な疑問点や繋がらない展開運びは挙げるだけキリが無いが、要は、恐らく原作は「もっとちゃんとしてる」所を、大人の都合で90分のコンパクト映画にしなくてはならず、結果としてこう成り果てたという事なのだと思う。 一点だけ、エンパスの木村佳乃(実はコイツが一番凄いと思うのだが)も、13面多重人格者の黒澤優も、結局のところ単に「傍観者」でしかないという(風に見えてしまう)全体の構成は流石に如何なものかと思う。その他はまあ普通に出来が悪い。演技面では石黒賢はそこそこ、黒澤優は可愛いだけで演技らしい演技は殆ど無い。[インターネット(邦画)] 3点(2019-11-23 02:25:52)《改行有》

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