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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 1446
性別 男性
自己紹介 初めてこちらのサイトに投稿させていただいたのが2004年の1月。間もなく15年目の節目を迎える事に。
何かきっかけだったのかなあ・・・と思い返してみると、モンゴメリー・クリフト&エリザベス・テイラー主演「愛情の花咲く樹」(1957)が、なんで作品登録されてないんだ!って義憤(?)に駆られ投稿を始めたことを思い出しました。
レビュー数、今日現在1337本。自分が投稿した作品のレビュー読み返してみると結構気恥ずかしいことをつらつらと、とりとめもなく書いてるなあと反省しきり。
でも「冷たい熱帯魚」(2点)と「パッセンジャーズ」(6点)「3時10分、決断の時」(8点)なんか我ながら良くこんな文章書けたなと感心。
これからも宜しゅうお願いいたします。

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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
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1.  イタリア旅行 《ネタバレ》 私が観たDVDの解説にはゴダール監督の「男と女、一台の車、そしてキャメラがあれば映画が撮れる」という発言が掲載されていました。これはこの作品に対する、おそらく賛辞というか、きっと誉め言葉なんでしょう。だとしたら、映画は撮れるかもしれんけど、面白い映画が撮れるわけじゃないと、ハッキリ反論させて頂きたい。ヨーロッパ国内のロードムービー、破綻寸前のマリッジピープル、というとオードリー・ヘプバーンの『いつも2人で』を、どうしても思い出してしまう。自分、この映画には満点つけてます。しかしこちらは・・・見事につまらなかった。互いに傲慢で身勝手な夫と妻のイタリア旅行。実業家らしい夫がどういう人物なのかも不明瞭だし(、金銭的に恵まれてるのだけは解る)奥さん側にも何の共感も湧かない。描き方にユーモアの欠片もない。ラスト群衆ではぐれそうになり、唐突に愛情が復活したかのように描かれているが、数分後にはやいのやいのとまた大喧嘩始めそう。んでもって、二人揃って脇見運転しすぎ、危ないぞ、あんな運転してたら、いまにきっと人轢くぞ。こんな美しくもなく魅力がないバーグマンの映画、初めて観ました。私はロッセリーニ監督の代表作は未見の為、偉そうなことは言えませんがこういう演出のタッチが、いわゆるイタリアンネオリスモ?なるものなんでしょうか?それにしては、アメリカからジョージ・サンダースというスターを招いてゲージツ性と商業的成功、両方に目配せしているようでイヤラシイ。まだこのコンビの前作「ヨーロッパ一九五一年」(5点)のが良かったです。[DVD(字幕)] 3点(2022-07-29 00:01:25)

2.  偽れる盛装 溝口「祇園囃子」(8点)と双璧を成す戦後の京都祇園お茶屋を題材とした秀作。京マチ子主演の映画は結構観ているが、ヒロインとして最も光り輝いているのはこの映画だと思います。彼女の前では、零落して金を無心に来る元彼も、グズグズグズグズして一向に煮え切らない妹とその恋人のエピソードも、単なる刺身のツマみたいな存在。辛うじて対抗できたのは敵役お茶屋の女将村田知栄子くらいか。ラスト、舞台衣装姿で京阪の踏切まで必死に走って逃げる名シーン、実際撮影時京マチ子はその時ロケ車に追突されてふくらはぎに怪我を負っていた由。あの鬼気迫る表情や動きは、結果的に足の痛みの賜物だったらしいです。彼女のそんな女優魂こそが、この映画を単なる面白い風俗描写映画という位置から、確実にワンランクアップさせていると自分は思います。[DVD(邦画)] 8点(2021-01-07 09:07:25)(良:1票)

3.  一寸法師(1955) 新東宝十八番猟奇エログロサスペンスもの。でもこれは殆どエロはなし。原作は小学生の頃「江戸川乱歩・少年少女明智探偵シリーズ」で読みました。わりかし原作を踏襲した内容になってます。行動の意味がなんだかもやもやとよくわかりずらい、一寸法師もちゃんと画面に登場して登場人物を恐れおののかせてくれます。観ていて、ああ原作も確かこんなもハナシだったって思い出した次第。理由は定かではないが、この映画には何故か明智小五郎を登場させず、存在感がまるでない単なるオッサンがにわか探偵が事件を解決する展開になっている事。旗龍作って一体誰やねん?若き日の天知茂や丹波哲郎が脇役で出演しているにも関わらず、で有る!それが不可思議で仕方なかった。ニヒルな天知茂が明智を演じてくれていたらもう少し評価上げたかも。[DVD(邦画)] 5点(2009-02-20 12:52:08)

4.  イブの三つの顔 《ネタバレ》 実話の映画化。1957年度アカデミー最優秀主演女優賞をデボラ・カーやエリザベス・テイラーを差しおいて新人ながら受賞した、亡きポール・ニューマン生涯の伴侶ジョアン・ウッドウォードの出世作。映画自体の展開は平板で、演出も特に傑出したものとも思えませんが、とにかく一見に価するのは多重人格者の女性を演じた彼女の的確且つ衝撃的な演技ですね。「内気な人妻」「享楽的奔放な女性」という、二つの人格まではメイクアップ等で何とかカバー出来そうな感じに思えたけれど、後半から出てくる「理知的で聡明」という三つ目の人格の彼女の演じ分けには、流石に「おおっ!これは!」と思わず声を上げそうになりました。顔を覆いうつむき加減に嗚咽していたと思いきや、顔を上げた途端ふてぶてしい女に変わっているシーン等、病気云々ではなく、プライベートでも演じる事が男性より格段に優れている思われる、女の潜在的女優的気質というか、変わり身の素早い多面的性格を見せつけられたようでマジ怖かったです。あ、いつの間にか映画の話じゃなくなってました。ごめんなさい。[DVD(字幕)] 6点(2008-12-20 10:50:38)

5.  愛しのシバよ帰れ モノクロスタンダード、内容も地味な作品だけど見ごたえは充分。歴代のアカデミー主演女優賞受賞者の中ではおそらく日本人非認知率ナンバーワンかと思われる、シャーリー・ブースという女優さん、自分は今回初めてそのお姿を拝見しました。もともと舞台での当たり役のせいか、演技はやたら巧い、でもホント地味な小太りのオバちゃん女優ですね。舞台劇の映画化だけあって、台詞が良く練り込まれ、各登場人物の造形が深く彫り込まれてます。ただブースに比する夫役、バート・ランカスターがちょっと・・・。この役を演じるにはまだ10年早すぎましたね。ヴィスコンティ「山猫」出演時辺りなら枯れてきて丁度良かったかも。後半感情を爆発させるまでは、とにかく自分をアルコールと「何か」から制しじっと辛抱している難しい役どころ。この頃はまだ全身から溢れる野性味と逞しさを、押さえてもどうにも押さえなかったようでミスキャスト。それが災いしこの夫婦のバランスがどうも不釣合いに思え、互いの心理が読みずらい部分が。地味な作品ではあるけれど、垢抜けた都会的な雰囲気が画面に漂っているのは、製作会社パラマウント社のカラーのおかげか。タイトルの「シバ」っていう子犬は画面には結局登場しないけれど、どんな犬だったんだろうなあ・・・非常に気になる。[DVD(字幕)] 7点(2008-05-02 12:41:44)

6.  稲妻(1952) 「人間が愚痴を言う事の美徳」を礼賛した成瀬巳喜男監督の傑作。とにかくまあ全編「ずるずるべったり」(←この言葉好き)の登場人物が、互いに互いの愚痴を言い合うシーンの連続。極言すればこの映画にはそれしかないと言っ切ってしまってもいい(笑)それなのに面白くてたまらない、不思議。成瀬監督には大風呂敷を広げた題材よりも、狭くて息苦しくなるほどの下町地縁の中、欠点だらけのぐうたら人間がグズグズグズグズ蠢いているオハナシの方が絶対向いていると思います。四人の子供が四人とも違う父親から生まれたっていう林芙美子原作の設定もよく考えたら凄い。性格がてんでバラバラな兄弟一人一人の人物像もくっきりと浮かび上がっています。この母親にしてこの子供たちありっていうのを観客になるほどと納得させる、母親役の浦辺粂子がやっぱり巧いですね。小沢栄太郎のイヤラシサも絶品。唯一人、この世界から何とか抜け出して自活しようとする聡明な末娘役、高峰秀子の醒めた視線と立ち姿、そして時折見せる笑顔のなんと美しい事!この映画が私にとっての成瀬映画ベストワン。世評、評論家筋では「浮雲」が彼のベストワークという評価ですが、自分はあまりにいろいろな文献を読んだ後で観てしまった為か、それほどとは思えず。[映画館(邦画)] 10点(2008-03-15 10:48:41)(良:1票)

7.  イヴの総て ナレーション過多のドラマや映画はあまり好きではないが、この作品だけは別。マンキウィッツ監督の洗練された語り口と練りに練られた台詞の巧さには舌を巻く。ジョージ・サンダースの「イィィィィィヴ(語間を延ばすのがポイント)・ハリントン」っていう口調が特に印象的。でもベティ・デイヴィスがこの演技でオスカーを逃がしちゃったのは納得いかないよなあ。ダブルノミニーのアン・バクスターと票が分散しちゃったんでしょうね多分。9点(2004-10-31 13:19:29)

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