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プロフィール
コメント数 1679
性別
自己紹介 今まで観た映画の記録を整理したくなり、レビュー開始。
物忘れが良いのでメモを残しておかないと、印象薄めのものは内容をすっかり忘れていたり、前に観た映画も初見かと思って後半にようやく気づくなんてことも。
備忘録を兼ねているので、ほとんどのレビューはネタバレで書いてます。

10 至高の殿堂入り
9 心に残る傑作 
8 もう一度観たい佳作
7 面白い
6 そこそこ面白い
5 普通
4 それほど面白くはない
3 面白くはないが見どころがなくはない
2 全然面白くない
1 酷い駄作
0 呆れ果ててもはやネタレベル

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評価順1234
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1.  さらば、わが愛/覇王別姫 《ネタバレ》 四面楚歌でもよく知られる項羽と虞美人を描いた京劇を軸に、とてもよく練られた中国映画の大作。3時間近い長尺で、前半は少しダルいのだが、文化大革命からの終盤は物語に引き込まれる。因果応報、諸行無常、人間の弱さ、人生の悲哀がたっぷりと詰まっている。 親に捨てられ京劇の養成所に女形として育てられ、心も女になっていき、兄弟子の石頭を愛してしまう小豆。石頭が小楼、小豆が蝶衣の名でスターに登りつめたものの、蝶衣のほうは醜悪なパトロンに目を付けられて慰みものに。一個人ではどうにも抗えない運命に流されてしまう悲哀を感じる。 小楼と付き合う女郎の菊仙に、激しい嫉妬をぶつける蝶衣。完全に男1女2の三角関係だ。でも、体が男の蝶衣は、役の上での覇王と別姫で男女の関係を味わうしかない。体は男で心は女というギャップが蝶衣を常に苦しめる。 日中戦争、文化大革命と時代にも翻弄される。日本軍はまた例のごとく粗暴で極悪人としてしか描かれていないのだろうと思ったが、それよりも中国軍のほうが鑑賞態度が悪くて一座と騒動になる一幕も。蝶衣が目をかけた捨て子の小四が、新体制の共産思想にかぶれて反旗を翻したのも印象的だった。 蝶衣が小四に追い出される形で覇王別姫の役を奪われ、しかも小楼がそれを容認するという裏切り行為。小楼は少年時代に兄弟子として蝶衣の罰を引き受けたくらいなのに、あの頃の姿はいつの間にかなくなっていた。それどころか、文化大革命で処刑されそうになって、命惜しさに蝶衣と菊仙を売る姿は見苦しいことこの上ない。絶望した菊仙が首を吊ったのも十分共感できる。 蝶衣に取って代わって別姫役を得た小四が、新たな権力に突き落とされるのも皮肉がきいている。蝶衣が虞美人として自害したのもラストにふさわしい。 終盤は畳みかけるような展開で、思わず見入ってしまった。重厚な人間ドラマを見せてもらって満足。[DVD(吹替)] 8点(2016-10-12 22:27:03)《改行有》

2.  サイドウェイ 《ネタバレ》 小説家志望で超マイナス思考の高校教師と本能だけで動くような女好きの売れない俳優。 この対照的な中年コンビのダメっぷりが実にいい。 ダメ男にも嫌悪感を催すタイプと憎めないタイプがいるが、特にマイルズは後者のほうか。 傷心のマイルズを励ますつもりが傷口に塩を塗りこむようなジャックの無神経さが笑える。 マイルズに降りかかる不幸もマヤのようないい女ならすべてチャラにできそう。 人生の折り返し地点を越えて夢もかないそうにない冴えない男に生じた希望。 救いの見えるラストが後味のいい余韻をじんわりと感じさせてくれる。[DVD(吹替)] 8点(2013-09-19 01:46:08)《改行有》

3.  山椒大夫 《ネタバレ》 溝口健二監督の代表作の一つだけに見ごたえがある。 森鴎外の原作とは姉が妹だったり厨子王が役職を辞したりと何点か変わっていて、少しほろ苦さが増しているようだが、わかりやすく感情移入しやすいストーリーなのは同じ。 艱難辛苦を乗り越える、兄妹愛や親子愛、愛するものへの献身、離別の悲哀、慈悲深い人物に心ある人の支え、善の報い、悪玉への制裁など、日本人の大好きな要素がいっぱい詰まった物語。 妹ながら兄を叱咤し、自ら犠牲になってでも兄や病人を助ける安寿の慈愛には心打たれる。[ビデオ(邦画)] 8点(2013-07-24 22:20:21)《改行有》

4.  さんかく これは面白い! 男のダメさ加減がひしひしと伝わってくる。 丁寧に作られているので、きっちりと前フリも効いていてストーリーの流れに無理がない。 それでいて、ハッとするような展開もあるので引き込まれる。 キャラも配役もとても良かった。 元ヤンで先輩面して後輩にウザがられる単細胞な主人公に、高岡蒼甫。 別れても合鍵を作ってまで付きまとい、親友のマルチ商法に乗せられる女に、田畑智子。 女の妹で、大人と子供を使い分ける15歳女子中学生に、小野恵令奈。男を振り回す小悪魔ぶりが、とりわけハマっていた。 キャラが立っているので、それぞれの会話もウィットに富んで楽しい。 ただ、ラストだけは好みじゃない。 男と姉妹が何とも言えない空気で言葉を発する前に終わっている。 姉が最後にうっすら浮かべた笑みから、男への気持ちが整理できたように感じたが。 その後がいろいろ想像できるものの、もう少しはっきりと描き切ってほしかった。[DVD(邦画)] 8点(2013-03-27 01:14:57)(良:1票) 《改行有》

5.  猿の惑星 《ネタバレ》 ラストが見事。 ラストだけでなく、そこに至るまでも、よく練られたストーリーで引き込まれる。 粗を探せば、猿が英語をしゃべるのをさほど妙だと思わなかった乗組員は、やっぱりおかしい。 でも、そんなウソや矛盾が気にならないくらい、作品世界に持っていかれる。 そうなると、作り手の勝ちだ。 試合が終わってから冷静な分析をされても、勝敗はひっくり返らない。 そんな良い意味での開き直りのようなものも感じる。[地上波(邦画)] 8点(2012-12-19 20:02:16)(良:1票) 《改行有》

6.  サスペクト 哀しき容疑者 《ネタバレ》 邦画にはあまりないスタイリッシュで迫力のあるアクションもの。ボーンシリーズを彷彿させるカッコよさ。ボーンシリーズが好きなら、これも結構気に入ると思う。 主演のコン・ユはイケメンだし、大佐役のパク・ヒスンも不敵な面構えがいい。ただ、カーチェイスにあまり興味はないのでそこは長~く感じた。 アクションだけじゃなく、ストーリーやキャラクターもしっかりしている。事件を終えての北と南の結末は、北が食料確保できたお返しに核を放棄するという夢物語的なものに。現実を冷静に見ると思わずツッコミを入れたくなるけれど、はかない願望をドラマや映画に入れこむのはこの作品に限らずよく見かける気がする。 主人公の最大の目的となった娘との再会シーンは、主人公とお腹の大きな妻の会話が前フリになっていたので予想がついたけれど、セリフのない演技が良くて印象的なものになっている。 韓国映画には極悪人がよく出てくるが、ここでも敵役である室長の人非人ぷりはいかんなく発揮されている。 悪役が憎々しいほどに、それが打ち倒されるカタルシスはあるのだけれど、そこに特化している印象。[DVD(吹替)] 7点(2020-10-04 22:56:07)《改行有》

7.  ザ・バニシング-消失- 《ネタバレ》 キューブリックがこれまでで最も恐ろしい映画だと絶賛したそうだが、サイコサスペンスとしてよくできた作品。 反社会性パーソナリティ障害の犯人の不気味さがヒシヒシと迫ってくる。といっても、犯行のシミュレーションや失敗続きが少し滑稽で軽いタッチなので、おどろおどろしい感じはまったくない。日常に潜む狂気というようなものが、次第に正体を表す感じ。 消えた彼女は一体どうなってしまったのか、そのサスペンス性で最後まで引っ張られる。その謎が明かされるラストがインパクトがあって余韻が残る。 金の卵に閉じこめられた夢の話と、ラストの新聞記事の卵型の二人の写真が重なってくる。トンネルの暗闇や閉所でのサスキアの恐怖心や犯人の閉所恐怖症など、他にも伏線が巧妙に幾つも張られているのに感心する。何気ないシーンも、後になって意味を持っていることに気づく。 彼女がどうなったのか知りたければ、同じように睡眠薬入りのコーヒーを飲めという犯人の要求。 普通なら絶対拒絶するようなとんでもない話なのだけれど、レイモンがそれを受け入れても仕方ないかもと思わせるくらいの追い込まれ方なので、そんなことありえないとは感じさせない。 犯人への嫌悪感がまとわりつくような余韻の残るラストで、この後味の悪さは監督としてはしてやったりなのだろう。[DVD(字幕)] 7点(2020-09-29 20:52:24)(良:1票) 《改行有》

8.  最愛の子 《ネタバレ》 実話ベースとのことだが、中国の抱えるさまざまな問題がうかがえる。 誘拐された子供を必死で探している親の思いにつけこんで、騙して金をせしめようとするヤカラがエグすぎる。 人間の一番汚い部分を見せ付けられるよう。 一人っ子政策のために誘拐された子供の死亡届けを出さなければ次に子供が作れない。 断腸の思いで死亡届を書く親もいる。 そんな親の苦悩も誘拐犯には届かないことなのだろう。 誘拐された子を育てたホンチンは、夫が誘拐したというのを本当に知らなかったのか。 薄々そうかもしれないと感じていながら、あえて追及しなかったような気もする。 育てた子を取り上げられたかわいそうな母という立場になっているけれど、なんだか少しカンに障ってしまう。 子供の親であるティエンとジュアンにすれば、ホンチンが悪い人間ではないにしても、まとわりつかれてはたまらないだろう。 ホンチンよりも、ティエンとジュアンに感情移入してしまう。 ホンチンは娘を取り戻すための裁判での有利になる証言を得ようと、夫の同僚だった男と寝るほど手段を選ばず必死。 ところが裁判は思い通りにいかず、妊娠できないと思っていたホンチンが、寝た男の子供を妊娠したのが何とも皮肉な結末。[DVD(字幕)] 7点(2020-09-06 13:38:17)《改行有》

9.  霜花店(サンファジョム) 運命、その愛 《ネタバレ》 結構スケールの大きな宮廷もの。激しい濡れ場は何度も出てくるが、しっかりしたストーリーもある。 男色家の王が跡継ぎ問題に悩んだ末に出した答えが、愛人である護衛隊の隊長ホンナムの子種を王妃に与えること。 心ならずも王妃とホンナムは床を共にすることを強いられるが、本物の愛情が芽生えてしまう。 子供の頃から王に囲われていたホンナムにとって、初めての女に夢中になるのは無理からぬところ。 二人の逢瀬に気づいた王が一度はホンナムを許すものの、ホンナムは王妃を忘れられない。 王は二人の純愛を邪魔する悪者にもとれるが、当時としては首をはねられて当然の裏切り行為をホンナムはしている。 一度は許した愛する者の更なる裏切りに、王はその情欲の源を断つとして最大の恥辱をホンナムに与える。 あっさり殺してしまうより、屈辱を与えたまま生きながらえさせる宮刑のほうが厳しい罰に見える。 愛憎紙一重。燃え盛る嫉妬と裏切りへの憎悪から復讐に走る王の姿はどこか哀れ。 一度でも自分を愛したことはあるかとの最後の問いに、一度もないと聞いたときの絶望感は少し気の毒にもなる。 一番気の毒なのは、ホンナムの巻き添えを食らってさらし首になったホンナムの部下たち。 無慈悲に殺したのは王だけど、ホンナムが王妃への愛で他が見えなくなっていたため起きた悲劇。 ホンナム自身の悲劇は自分が招いたことともいえるが、自分を慕ってついてきてくれた部下を守れなかったのは隊長としてどうなのか。 初めての愛に殉じたとはいえ、それに巻き込まれた人達にとっては災難でしかない。 王妃役のソン・ジヒョは中谷美紀に似た美人。スタイルはモデル体型だが貧乳なのが残念。 ホンニムのチョ・インソン、王のチュ・ジンモを始めイケメンがたくさん。 ボーイズラブ好きの女子ならたまらないかもしれないが、男同士の濃密なベッドシーンはいくら美形でも見てられない。[DVD(吹替)] 7点(2018-02-04 21:17:35)《改行有》

10.  3人の逃亡者 《ネタバレ》 巻き込まれ型のロードムービーのようなコメディ。強面の銀行強盗常習犯が、娘のために銀行を襲った頼りない男に振り回される様子が笑える。王道すぎる気もするけれどとてもよくできた脚本で、コメディとしてのセンスの良さがうかがえる。 アメリカ映画のドタバタコメディは笑いのツボから外れて笑えないことも多いのだが、これは監督がフランス映画のオリジナル版を自らリメイクしたものだからか、ツボを外れることもなかった。女の子がとてもかわいかったが、強面の男に懐いた理由のはっきりわかるシーンがあればもっと良かったのに。[DVD(字幕)] 7点(2015-12-02 20:00:53)《改行有》

11.  猿の惑星:新世紀(ライジング) 《ネタバレ》 猿人と人間の住み分けを図るが、猿人同士、人間同士でも意見の対立から内部分裂が起きる。人間に恨みを持つ武闘派コバがシーザーと離反してクーデターを起こし、人間のコロニーを襲撃して共存はぶち壊し。ここまでくれば、どちらかが滅びるまでの全面戦争は不可避。人間vs猿人の不毛な戦いだが、これは今も世界で起きている民族間の戦いにそっくり当てはまる構図。 猿人のシーザーがだんだんイケメンのヒーローに見えてくるのが不思議。コバがシーザーを引き立てるわかりやすい悪役で、「エイプはエイプを殺さない」の掟を破って受けた報いには溜飲の下がる思い。[CS・衛星(吹替)] 7点(2015-07-04 01:44:10)《改行有》

12.  猿の惑星:創世記(ジェネシス) 《ネタバレ》 最新CGを駆使しての迫力に、技術の進化を実感。ストーリーも40年程前のオリジナルに比べて、随分リアルに猿の反乱を描いていた。新開発のウイルスが猿の進化の発端になるのも、旧作のタイムトリップよりは現代風でありえる話に思える。 施設に収容されたシーザーが猿たちをまとめ上げるカリスマ性は圧巻。ゴリラのバック、オランウータンのモーリスと仲良くなり、ボス猿のロケットを倒してリーダーに君臨。猿たちを統率しての人間への反乱は、英雄が率いる精鋭部隊のクーデターのよう。シーザーがチェ・ゲバラに見えてくる。[CS・衛星(吹替)] 7点(2015-07-04 01:40:26)《改行有》

13.  ザ・ミッション 非情の掟 《ネタバレ》 男くさいマフィアもの。 ボスを守るために組織に呼び戻された5人の男たち。 黙々と仕事をこなすさまがプロフェッショナルで渋い。 閉店後のショッピングモールでの撃ち合いが、なんともスタイリッシュ。 『レザボア・ドッグス』にも通じる、リアリティはないけど絵になるしびれるシーン。 空手でいうなら実戦フルコンタクトの迫力ではなく、組手の「型」の美しさのようなものを感じる。 ボスの夫人と寝てしまった仲間を掟に従って処刑しなければならない葛藤と緊張感。 ラストは5人の絆が確認できて爽やかな後味。 香港ノワールはいい。 テーマ曲に中毒性あり。[DVD(吹替)] 7点(2015-04-03 00:28:09)《改行有》

14.  サマータイムマシン・ブルース 《ネタバレ》 よくよく考えるとやっぱり矛盾はあるんだけど、たとえば99年前に戻ってカッパ伝説を作ったことで過去を変えてしまっているはず。 すべて辻褄を合わせているように見せて、実は合ってない。 でも、ストーリーの流れにどんどん乗せられていくので、その勢いで矛盾を検証する間もなくサッと通り過ぎてしまう。 矛盾を感じなくて済むように脚本も上手く練られている。 そもそも軽いコメディタッチなので、真剣にパラドックスを考えるような作品でもない。 タイムマシンもコントレベルの装置だし、頭をからっぽにしてただ楽しめばいい。 瑛太と上野樹里のラブストーリーの行く末にニンマリ。[DVD(邦画)] 7点(2014-10-06 20:51:58)(良:1票) 《改行有》

15.  最強のふたり とてもいい話だけど、少し冷めた目でみると障碍者でも資産家だから成り立つ部分もあって。 それでも、二人の友情は温かで優しい気持ちにさせてくれる。 隔てのないドリスの憎めない言動とフィリップの笑顔がいい。[DVD(吹替)] 7点(2013-09-15 00:49:50)《改行有》

16.  サウンド・オブ・ミュージック 《ネタバレ》 ミュージカルが嫌いなこと山のごとし。 あんな不自然なものはない。 昔、テレビで観たときは途中でチャンネルを変えた。 ところが改めて観なおして、耳に馴染みのある名曲の力を再認識。 「サウンド・オブ・ミュージック」「私のお気に入り」「もうすぐ17才」「ド・レ・ミの歌」「エーデルワイス」――。 今までちゃんと観てなかったので、オーストリアを合併したナチスドイツへの抵抗がテーマにあったとは知らなかった。 初めて最後まで観通して、多くの人に愛されているのは納得できた。 それでもミュージカルに特有の感情の流れについていけないところもある。 マリアのやることなすこと強く否定していた大佐が、子供たちの歌で豹変してマリアを認めるあたり、そんな簡単には変わらないだろうにと思ってしまう。[DVD(吹替)] 7点(2013-07-25 22:23:42)《改行有》

17.  ザ・ロック 《ネタバレ》 英国の凄腕諜報部員と戦闘は専門外の化学者がテロに立ち向かうハメに。 反目しながら次第に相手を認め、苦難を乗り越えて目的を果たして最後は友情が芽生えるという王道パターン。 定番すぎる物足りなさは少し感じるが、迫力満点のカーアクションやサスペンス性に引き込まれる。[DVD(吹替)] 7点(2013-07-17 21:02:18)《改行有》

18.  サラの鍵 《ネタバレ》 サラと弟との悲劇的な顛末や、その影をずっと引きずったサラの生涯はあまりに悲しい。 ホロコーストの狂気が荒れ狂う中、サラを助けた人達には心を揺さぶられる。 亡き母のことを何も知らなかったと呟く息子と同じように、子供というものは親の歩んできた道を知ってるようで知らないのだろう。 サラの名をつけた子供の存在が、サラの生きた証しのように救いとなってくれる。 ただ、主人公の産む産まないのゴタゴタはメインストーリーにそれほどリンクしているように思えない。 ジュリアにいまひとつ魅力を感じなかったのが残念。[DVD(吹替)] 7点(2013-07-14 23:52:57)《改行有》

19.  ザ・マジックアワー 《ネタバレ》 三谷幸喜得意のすれ違いと勘違いが巻き起こすコメディ。 暴力団のボスの愛人に手を出した備後が、苦し紛れの嘘で売れない役者を伝説の殺し屋に仕立て上げる。 役者がその企みを知らずにあくまで映画の役だと思っての殺し屋ぶりが間抜けで滑稽。 愛人役の深津絵里が魅力的だが、あんなに嫌って逃げていたボスのもとに戻って一件落着となるのは、オチがちょっと甘いような印象。 それでも、緻密に練られたストーリーに、観終わって映画の楽しさを噛みしめる。 一日で最高に素晴らしい瞬間であるマジックアワーを逃したときの一番の方法は、明日を待つということ。 人生をあきらめずに生きていこうとするメッセージが、タイトルにもこめられていた。[DVD(邦画)] 7点(2013-06-15 23:50:50)《改行有》

20.  サイコ(1960) 《ネタバレ》 サイコスリラーのエポックメイキング的な作品ということで評価が高くなるのは当然か。 大金を持ち逃げした女が、宿泊先のモーテルでサイコキラーの生贄になる。 持ち逃げ事件と殺人事件が絡まって、両事件に何か因縁があるのかと思えばそうではなく、ラストの衝撃的なネタばらしへとつながっていく。 当時としては斬新で驚きの展開と結末だったろう。 今見ても十分おもしろいが、二重人格や多重人格を用いた類似の作品がその後いくつも出ているのでインパクトは薄れている。 バスルームの有名な殺害シーンは、見えそうで見えない裸と排水口に吸い込まれていく湯に血が混じっていくのがやっぱり印象に残る。[DVD(字幕)] 7点(2013-06-08 00:10:53)《改行有》

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