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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 604
性別 女性
ホームページ http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/
自己紹介 2004年から映画専門サイトをたちあげました。
ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。
リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に
のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ
ザフューチャーなどのアンブリンもの。
十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・
自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ
思いも変わると思います。その中で、共感できる人が
多ければ売れるのでしょうね。
たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・>
と、マニアックな映画にも手をつけますが、
できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、
子供時代に帰ってるみたいです・・
それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・

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21.  ジュマンジ サイコロ転がしゃタイムスリップ~! 面白い!でも終わると忘れてる・・そんなコメディ。 大画面で見たほうがいいですね。 でないと紙芝居の中で動物が暴れてるみたいなエポックさがしょぼい。 テレビで見てもあんまり面白くはないだろうな・・ ロビン・ウィリアムズは、子供といるのがよく似合う俳優。 [DVD(字幕)] 4点(2005-04-03 02:05:14)《改行有》

22.  市民ケーン 《ネタバレ》 新聞記者から大富豪となったケーンという人物の生涯を、 最初ドーンと映画の中で映画を見せてくれます。記事にするために。 ところが決め手がない。これではただ生涯を追うだけだ。 最後に残した言葉、「薔薇のつぼみ」これが気にかかる。 で、その言葉の謎をケーンと生前にかかわった人に聞くことで、 本当の映画が動き出すのです。 ホラーが始まるような冒頭から映画の中の映画の紹介。 さかのぼりながら現在までをうまくリンクさせていく、 「羅生門」のようでもあるしサスペンス仕立てで飽きません。 最初の方の雪の中で遊ぶケーン少年が窓の向こうで見える。 それを奥に映し手前で養子(といえば聞こえはいいが)の話をする。 最初の記事にするための映画をうまく使い過去の映画の中に戻るんです。 大きな富を得たケーンが死ぬ間際に握っていたスノードーム。 でもなぜそれが「薔薇のつぼみ??」スノードームは幼いころの雪。 この人は愛情に飢えていることのトラウマで思い出している。 言おうとしてることはスノードームもパズルも同じ、でも違うんですよ。 わかったつもりで見ていたのに急に出てきたのであわてて巻き戻す。 昔の映画はエンディングとオープニングがつながっている。 咲くことのないつぼみ。 けど「薔薇のつぼみ」は女性と思うよね・・ 謎解きの映画のようで真実はそこに転がってるもの。 邦題!市民ケーン・・ 市民、スノードームの中のおうち、市民、咲かないつぼみ・・ 本当は大富豪になって名声を得たかったんじゃなくて、 ただイチ市民の雪の中に舞うおうちの家族のひとりとして、 この人は暮らしたかったんじゃないか・・ 洋画の邦題はセンスが悪いのですが、この映画はそのまま見事な答えです。 それを思うと謎解きに一生懸命になってたのを忘れ感動します。 あと別なところで感動したのが、旧友の送ってきた手紙。 これを見てさらにケーンは意地を張るのです。 これも両方の気持ちがよくわかります。 そしてケーンの最後の妻は、実はケーンにそっくりだということ。 夢が叶わないなら叶わせよう、大衆が認めなくても認めだすかもしれない。 旧友の手紙は自分を見透かされるから、 妻を本物の歌手と世間に認めさせるまで続くのです。 それでも薔薇は開かない。お金や夢や言葉でも開かなかったのです。 それが雪の舞う中に埋もれていたのだから・・ [DVD(字幕)] 9点(2005-04-03 00:51:06)(良:2票) 《改行有》

23.  質屋 《ネタバレ》  この監督の映画は真剣に見ないとだめです。 ところが最初からわからない~!?何がなんだかわからない~(笑 ある技術を使いまくりです。 サブリミナントというのかフラッシュ効果というのか・・ 冒頭はまるで違う映画のようなきれいで平和な家族の映像。 これがわりと長い。もちろん白黒ですよ。 それが過去のものとなり現在、質屋の主人はひとりで忙しい毎日をおくる。 アルバイトの男の子が唯一の身近な話し相手(でも心は開かない) いったい過去に何があり主人はひとりなのか。 家族のうち生き残ったじいさんがいる。 お前だけ残ってと罵倒する寝たきりのじいさんが・・ 質屋はユダヤ人で収容所に入れられていた。 その事件とは妻のレイプや子供の事故死・・ 全て幸せを奪われ冷酷に金だけを信じる質屋。 市民ケーンと同じにおいがしました。 トラウマって自分ではどうすることもできないものもある。 でも逃げてもいつかは向き合わなきゃならない日が来る。 金が全てだ! 唯一の身近にいるバイトの青年に言うも、相手は信じやすくお人よしだ・・ この展開はうまいけどきついです。 淡々と飾りも何もない映画。 それがグサグサと刺さるのですが、救いようのないラストは、 ある唯一の娯楽によって救われる。 本当に終わったあとすぐにでもこの映画を忘れたくなりました。 あの娯楽の前で終わっていたとしたらね。 あらすじをわかった上で見るほうが深いです。 ラストの娯楽とは映画的な娯楽です。 この終わり方でないと承知しない、くらいなうまい結末です。 痛みがわかるうちは生きるべきなのです。 たとえそれからの生きる道が苦痛であれど、生かされている・・ もう一度自分は生きなければならない。 このラストは実は市民ケーンより感動したのです。 そしてなんと明るくモダンな音楽・・ 感動を誘うこともしなければ語ることもない。 なのにこの晴天のようなラストは深い。 惜しむらくはあのフラッシュの使いすぎと、映画の娯楽がもう少しあれば・・ でもやはりシドニー・ルメットは白黒ですね! 救いようのない映画なのですが、 答えは自分で見つけられるという救いがあり見事です。 落ち込んだときにも、もしかしたら本当の救いになる映画かもしれません。 かなり落ち込んだときに、道が開けるかもしれません。 それほど真面目で真剣な映画と思いました。 [DVD(字幕)] 9点(2005-04-03 00:42:08)(良:1票) 《改行有》

24.  白い犬とワルツを(1993)<TVM> 《ネタバレ》 前に深夜にやっていて途中から観て感動し泣いた覚えがあり、 観終わったあと題名がわかり話題だったのはコレか!とわかりました。 本屋の店員さんがPOPで売上を伸ばしたことで有名で、 その年のベストセラーになった原作。 それから邦画化され「あっ!」と思ったものの暗そうでしかも 犬に名前がついてて(シロ)観るのはやめました。 DVD化されすぐに友達に勧めましたが自分は観なかった。 今回はじめてきちんと観ました。観て思いました。 惜しいなあと。音楽でもっと抑揚をつけて、映像もメリハリつけて・・ スピルバーグが好きそうな映画じゃないですか。 この映画ならステレオタイプになっても、泣かせに走っても許せる。 宗教的な作品でもありますし、気持ちを整えないと眠くなるだけです。 まあでも演出の地味さはテレビ映画ですから、気に入ったところを。 恋愛映画にしては品があり悟りもある、でも不思議に暗くなく爽やか。 最後のオチがまたかわいらしい。で、泣けてしまうのです。 現実的なジョークもあり笑える。同窓会に行きたかった亡き妻のために、 主人公のじいさんが車でひとり旅(犬もいますが)ここら、 後から作られたストレイトなんとかではないですよ。 同窓会の老人や道行く車の追い越す老人に、わしより年寄りだと自分の老いを 認めない主人公が、最後に近づき老いを受け入れてゆく。 おかしいけれど寂しい。そして暖かいのはみんな同じ恐怖といつかは共有するから。 小説のような映画でも見てみようかなと思った時、いかがでしょうか。 9点(2005-02-08 04:24:59)《改行有》

25.  ジュラシック・パーク 《ネタバレ》 気に入ったのでDVDを買っちゃいました。 恐竜、怪獣ものは嫌いなんですが、これは夢がある。 先にロストのほうを見てしまいガックリきたところ、 これを見て(なぜあのときに見なかったのか・・)と後悔。 公開当時大阪のミナミで友達に誘われ、断った覚えがあります。 理由はふたつ。立ち見してまで恐竜映画など見たくない。 そして、大ファンのスピルバーグがCG映画でヒットした。 それを認めたくなかったのです。今となっては映画館で 見たくても見えません。つまらぬ意地など張らなけりゃよかった。スピルバーグ=すばらしい特写と考えていたようです。 今ではCG映画も違和感なく見れます(ていうか、CGなしの 特にSFはありえない)が、CG映画と嫌っていたふたを開けてみるとこの作品、それだけじゃあないんですよね。 簡潔でいて深いところを描いてる。2では笑えなかった怖いギャグも、こちらでは見事。ヤギはどこに?あのシーンなんかうまいです。あのデブの裏切り者のエンジニア、ガンジー作のアッテンポロー監督(同年E.T.が賞を取れなかったのは、ガンジーが総ナメしたため)濃い、薄いの対照的な顔立ちの二人の男。 ヒロインも上品でかわいいです。ケガをして横たわる恐竜を発見し、涙ぐむところなど自分も感情投入できる。 出演者のほとんどがいい。あと最大にロストと比べていいと思うのは、映像美です。冷静に比べるとこちらのほうがソフトで、 ロストのほうがきめ細かい。でもあまり解像度が優れた画像は リアルすぎて逆に現実味がない。こちらのほうは映画そのものの、美しさがある。きれいでくっきりしたリアルな映像と、絵本のようなぼやけたファンタジーな映像、ファンタジーのほうを選びます。スピルバーグ作品の好きな映像のほとんどは、ファンタジー(逸話)ですから。しかもそのほうが、なぜか脚本もよく自分も違和感なく冒険の世界にいける。 このジュラシックは、夢のような世界に科学的なつじつまあわせもあり、暗さも明るさも生かされた誰もが楽しめる映画と思う。 特典映像が面白かった。 スピルバーグがロケ地のカウアイ島で カメラを試し撮りしてるんですが、 牧場に牛の群れを発見し・・・ (君たち映画に出ないかい?)と、 牛をスカウトするシーンは爆笑。 でも牛は全部逃げちゃった。 (かぶりものは嫌いかい?恐竜のだけど) と、まだ続ける監督に、クルーの全員が大爆笑! 8点(2004-05-06 02:57:41)《改行有》

26.  シービスケット 《ネタバレ》 劇場で見た映画は二年くらい前の、海の上のピアニスト までさかのぼります。映画館に見に行く気にさせてくれた、 好きな競馬を扱った映画ということと、トビー・マグワイア が好きなのでそれに感謝です。二年も映画館に行ってない私を その気にさせたのですから、甘めの評価ですが・・ というのはあまりに宣伝とかから予想できる展開と内容、 競馬が好きだから古くはハイセイコー新しくはナリタブライアン (こちらは騎手乗り代わり等で)またはあらゆる競走馬に まつわる実話に慣れ、映画の感動はそんなに・・でした。 前半の馬主中心のエピソードは(タッカー)を思い出しました。 ジェフ・ブリッジズだからか車事業だからか・・ その手のたたき上げ映画も好きなのですが、やはり見る人を 決めたほうがいいと、騎手にしましたから・・ ちょっと長かったのと人物がややこしかったかな。 でも騎手と主役の馬が動き出し、映画の娯楽が楽しめ、 不覚にも何回か自然に泣けた。どわーっという感動ではなく、 自然に爽やかに。終わりも自然でいいかも。 映画的に見ると、最高のヤマ場は勝ち続けるあたりではなく、 一番の主役の馬と主戦騎手がほんとの一体となる後半。 ここらをもっと書き込んでほしかった・・馬主は苦労し たたき上げ成功したけどそれより、騎手と馬が大事。 競馬好きから見ればそう思う。3人を書ききるのは難しい。 映画館で見てよかった。DVDだけではたぶん蹄鉄の音や 広がる映像は存分に楽しめない。けど一度映画館で見た 作品だから脳裏に残り、DVDでも見られると思います。 もちろん出たら買いますよ。3人の目で見られるし。7点(2004-02-10 05:45:15)《改行有》

27.  シカゴ(2002) すいません。根本的に、ミュージカルとジャズが苦手な私には 合いませんでした。同じ濃い系のミュージカルドラマの、 ムーランルージュだとセンチなところもありよかったけど、 これはコメディ色が強いのでしょう。 コメディ好きなんですが・・法廷のミュージカルは良い。 キャサリン・ゼタ・ジョーンズは凄みのある妖しさで、 彼女の他の作品も見たい気がしました。5点(2004-01-17 19:45:15)《改行有》

28.  死霊のはらわた(1981) 《ネタバレ》 さて昔ビデオで観賞して内容もあまり覚えていないのに8点をつけた本作。 「ブレインデッド」で何か物足りなかったので、 保存版にDVDを所持していたのを思い出し久々に見ました。 また採点をあげてしまいました。 これはホラーうんぬんというよりも、ひとつの作品としても立派です。 前に見たときも変わった撮り方をしているなぁと感心したのですが、 今回見直すと(もしかしたら計算して撮ったのかも)と思わせるようなカメラワーク。 逆さカメラなどは序の口なんですが見る視点がカメラ=死霊なのです。 ホラーやサスペンスの基本といえば基本。 でもきちんとスムーズに繋がるうまさは、奇をてらったものでもなく古典的でもある。 アイデアもいいですよね。 呪文を唱えると死霊がよみがえる、それをレコーダーを使うところが。 ホラーでありながらもオカルトファンタジーも盛り込んでいます。 そしてアニメによくあるような(本作の影響かと)木が人を襲うシーン。 這うように追いかけるカメラ・・同じ構図で2でも再現されていますが、 やはりこちらのほうが温度を感じます。 「悪魔のいけにえ」とよく似た色調の画面。 今の映画には出せないような生の映像。(悪く言えばハンディカムで撮ったような) ホラー映画で大切なのは哀しさ暗さも出さなきゃならない。 こういう脚本や演出はサム・ライミはうまいですよ。 スパイダーマンそしてダークマンに通じます。 哀しく暗くそしてこっけいでなければ・・この加減が難しい。 前に見たときも思いましたがやはり確信しました。 この作品を超えるホラーはないだろう・・ [DVD(字幕)] 9点(2003-12-07 13:36:54)《改行有》

29.  勝利への脱出 スタローンはアクションと思ってますから、アクション苦手な私は、彼の出演作品で観た映画は、これとロッキーだけです。サッカーが好きですし、脱走ものは面白そうですから見ました。面白かったです。ペレが見えただけでも。スタローンのキーパー役を見ると、前のイタリア代表キーパーを思い出します。顔が似てるので・・パリュウカだったと思います。こういう映画は、かなり強引でも許します。なにせ、サッカーが好きなので。でも、アメリカでは、アメフトや野球なのよね。 6点(2003-12-07 13:25:57)

30.  シャイニング(1980) この作品、実は好きなんです。だからもっとよい評価をつけたかったんですが・・脚本と映像のギャップが・・それと、ジャック・ニコルソンが全然怖くはない!一番怖かったのが、このおうちです。だから、家を主題にしたほうがよかったくらい、ちぐはぐなところがあります。おうちの中での映像が怖い。この描写はさすがで、ホラーの原点でお手本なのです。子供が三輪車で無邪気に遊ぶ視点は、結局撮り方はうまいけど怖くない。迷路のシーンも怖くない。おうちの中の止まった映像が怖い。エレベーターの双子と流れる血の幻。ラストが一番後味悪い怖さ。意味のないように見せかけ、意味を作る映像はおとくいなんですが、この監督の作品は、原作との食い違いが目立ちます。それでも、映像のすごさで、作品にしてしまうのがすごい。 6点(2003-12-07 13:21:10)

31.  シックス・センス 《ネタバレ》 やっぱり私は、サスペンス&どんでん返しが好きみたい。でもジャンルは、ホラーにしました。劇場に2回行きました。泣けるというので見たら、ああそうなのって感じで、泣けなかったから。もしかして、みんなが泣ける、よい映画と褒めてたのに無感動だった私って、人でなしなのか!?みんなが泣けるというツボを知りたくてまた行ったのです。当時かなりはやってましたからね。どうやら、サスペンス・ホラーととらえるあまりに、誰を中心に見たらよいかわかってなかった。一度目は、ハーレー君の目で。演技がうまいけどあざとく、感情移入ができない。映像は(シャイニング)を思わせる怖さ。二回目で、泣けた。ブルース・ウィリスの目で見ていた。つまり、幻想幻覚の浮かばれないものたちもひっくるめ、(自分がこの世界に居れない現実をわかってない)事実に、哀しい悟りの映画なんだなと。(ジェイコブス・ラダー)をパクってるつくりですが・・ 8点(2003-12-07 13:02:32)

32.  ショーシャンクの空に これはこれは、有名すぎですね。観るきっかけになったのは、当時日本代表&ペルージャ在籍の中田選手が本で紹介していたから。ふたつ、ひとつはソフィーの世界、もうひとつがこれ、よいと言われて読み感動したらしい。スティーブン・キングの原作なんですが、私はソフィーの世界は読み、こちらはビデオで見ました。ほんとに、よいと言われたとうりでした。特に配役では、モーガン・フリーマンがよい。主役のティム・ロビンスもそつのない演技です。音楽が品がある。映像に広がりがある。脚本がしっかりしている。アラなんて感じません。自由と希望のテーマを押し付けることなく、哀しい自由、ホントの自由、と描いています。長く暗い内容のわりに、抜けたラストが爽やかで感動できる。コミカルな場面もあり飽きません。活力と勇気を与えてくれる作品。 10点(2003-12-07 11:45:59)

33.  ジェイコブス・ラダー(1990) 《ネタバレ》 ティム・ロビンスの作品で一番好きです。映画選びに迷ったときはたいてい、同じ俳優ばかりチョイス。彼はなんというか、作品には恵まれてます。これは、ジャンルを、戦争としたものの、サスペンス色が強い。戦争映画は力作が多いから少しは観るんですが、残虐さや政治的なものがあり根本的には嫌いです。だけどコレは違う。まさに、本質をついている。戦争ものの中では一番よい。ホラーの話をしてて、話題に上がり借りたのですが、冒頭から戦場シーン。前半の全く関係ない画面に変わり、背筋が凍ったのを忘れません。けど、気になって仕方なく何回も巻き戻して観た。観た方ならわかりますね?地下鉄のシーンを。ラストでは感動と哀れみで泣きました。あまりによく出来た作品。普通こんなお話のラストは、後味悪いもんなんですが、よかったねと心から救われた。 9点(2003-12-07 11:44:25)

34.  シンドラーのリスト スピルバーグは天才でした。そして子供のように人を驚かせたりするのが好きでした。ある意味趣味の悪いホラーがかったものもあります。そして今度は、色気が出てきたのか、人を泣かせる作品も作った。それがE.T。あまりに売れ、このまま行くとジェームズ・キャメロンになってたかも。ところが観客は喜んでくれ泣いてくれたのに、アカデミーの世界では(子供だまし)と、大不評。この人、時代と離れすぎてたんですね。キューブリックのような、わかる人を特定とした芸術的なジャンルではなく、興行で成功してしまい専門家には受け入れられない。このシンドラーのリストはそんなアカデミーに叩きつけた挑戦状。自身の生い立ちを鏡に映すような、ドキュメンタリータッチの長く暗い、しかも実話を元にした時代に逆らうモノクロ映画で認められたのです。後半、パートカラーで、色がつくあたり、黒沢監督の影響ですが、エンディングで(偽善だ)と言われる方もいます。でもこの映画からその娯楽を取ったら映画ではなくなります。そして、この映画を作る勇気は称えられていいと思います。 10点(2003-12-07 11:24:54)

35.  シャイン 《ネタバレ》 この映画は、実はもっと一般に評価されていいように作れたのではないか?ほとんどオスカーの、ジェフリー・ラッシュの演技に負うところが大きい。もっとキレがよく、もっとわかりやすく。それを差し引いても満点をつける。ハリウッド的な派手さはない。娯楽がない。実話で、しかも現在でも実の主人公は、コンサート活動をしている。私はこの作品が大好きなので、もっと多少脚色を加えても明るめにしてほしかった。父のトラウマ、才能あるピアニストの記憶喪失、復活と内容はやはり重い。だが、ラッシュの演技は、彼が登場する中盤から飽きさせない。彼に(大人)変わり、急に生きた人間のリアルさを感じた。妙に明るく自由だ。もしかしてこのギャップを狙ったのか?バーでピアノをつまびく姿にじわじわ来て、コンサートではもう涙が止まらなかった。爽やか過ぎる感動だ。たぶん私が観た俳優の中で一番うまいと思う。この役、やると結構あざとい人が多いだろう。彼の他の作品も観たくて、レ・ミゼラブルも観た。あまりの違いにもう、やはりすごいと納得。 10点(2003-12-07 11:15:16)

36.  十二人の怒れる男(1957) レンタルビデオで借り、すぐDVDを購入しました。白黒、他のDVDより高い、そんなことが気にならないくらい、この映画を何回も見たかったので。12人も狭い部屋にいるので、吹き替えで見て面白かったと感心したのはコレが初めて。吹き替えなんかで普通見ないから。もちろん字幕を最初見て感心し、次に試しに吹き替えで画面全体や、表情に集中しようと思いました。 そしたら、意外とコレが感情移入できるし、奥にいるやつ、交互に喋るやつの見分けが楽で、前観たとき気にしてなかったところなどにも、感動さえしてしまいました。ただし、この作品の吹き替えがよかったのと、作品自体が非常にストレートだからかも。あと、カラーじゃないのがいい。逆に、外国!って感じの洋画(ほとんどですが!)で、ギャング映画、マフィアものはいくらセリフが長くても、吹き替えはいや。(てめぇら・・とか言われたらね)この映画はリバイバル、パロディされてますが、希望がかなうなら、シンドラーのリストくらいの控えめパートカラーで、原版そのままリメイクしてほしい。票が変わる瞬間や、小道具にとか、ラストなんか、パーッと色がついたりするとさらにいいなと。10点(2003-11-18 04:41:34)《改行有》

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