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コメント数 1620
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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61.  新・夕陽のガンマン/復讐の旅 《ネタバレ》 『新』と銘打ちつつも肝心な部分、まず監督はレオーネではないですし、イーストウッドもキャストから外れています。しかし、リー・ヴァン・クリーフは続投、脚本はヴィンチェンツォーニ、そして音楽はモリコーネと、確かに『夕陽のガンマン』のネームバリューに肖りたくなる様な面々だとも言えます。内容も、特に主役2人の関係性などは前々作に近い様にも思えますが、ジョン・フィリップ・ローは腕前はともかくイーストウッドのモンコに比べればだいぶ「若輩者」で(見た目もそこまでカッコ好くはないですかね)、ここはトップクレジットに昇格したクリーフが彼を手玉に取りつつ引っ張っていく構図がより強まっているとも言えます(2人ともまた中盤はとっ捕まってボッコボコにされてたりしますけど)。かつ、今作はまた割と単純な話ではありますが、ガンアクションがまずまず豊富にちょこちょこ入り続けるのと、終盤は結構派手に撃ちまくっており(プチ『荒野の七人』ばりに)、見せ場のボリューム的には決して悪くもない様に思います。 悪者はより悪く、主人公の善玉はより強く、物語は簡潔に、総じてより単純で娯楽に徹した作品だと感じます。イーストウッドが10才若くて本作でも主役を張っていたら、もっと有名になっていた作品でしょう。加えて、モリコーネの音楽は率直に今回も非常に素晴らしいです(ややおどろおどろしいメインテーマはタランティーノが『キル・ビル』でも使ってたそうですね)。西部劇としては確実に合格点以上な作品だと思います。[DVD(字幕)] 6点(2020-07-12 01:15:44)《改行有》

62.  シャザム! 《ネタバレ》 シャザムくんは能力的にはスーパーマンのバッタもんな感が否めないが、中々に奇天烈なキャラ付けにより、相当コメディ寄りではあるが一風変わったヒーロー映画として十二分に楽しめる作品に仕上がっている。この特異なキャラを見事に演じ切った主演男優は率直に言って素晴らしいと思う。ただ、今風のヒーローものとしてはアクションがよく見ると結構に平凡。次回作には期待できないかも。[映画館(字幕)] 6点(2020-02-09 03:16:40)

63.  シライサン 《ネタバレ》 「小学生が5分で考えました」的な超くだらない怪談話をモチーフにして「そのバカ話がもしホントだったら」というシンプルなアイデアのホラー。次々襲われる→撃退法を探す→悪霊の由来を探る、というこれもよくある展開運びといい、「黒髪の長い着物姿の女(with鈴の音)」という悪霊の姿形といい、目新しいものは全く無くイマサラ感は全開だが、怖くなかったかと言われるとまあまあ怖かったような気もする(隣の女子がビビりまくってたから伝染したかも)。悪霊の造形などをやり過ぎずに、ある程度リアリティを保ってさり気なく恐怖を誘う映像の質感や、基本音楽無しな所にこれもさり気なくイヤァな音を響かせるセンスなんかは悪くなかったようにも思う。飯豊まりえだけ生き残るラストの展開も(取って付けだが)そこそこ嫌いではない。 結論、非常に低級なホラーのはずだが、なんかまずまず楽しめたという。少し奇妙な感覚。[映画館(邦画)] 6点(2020-01-12 18:01:56)《改行有》

64.  真実(2019) 《ネタバレ》 ベルイマンの『秋のソナタ』にかなり似たような話だが、尖鋭的な対立が主題だったあちらに比べ、色々と「曖昧」にすることで逆に深みや複雑さを出そうという作品かと思う(監督の作風が強く出ているとも言える)。ともすれば、やや見所が繊細過ぎるようにも思うが、これは好みの問題だと思う。確かに薄味な映画だとは思うが、個人的には悪くない雰囲気をそこそこ楽しむことが出来た。その大きな要因は、こういったかなり精妙なコンセプトをまずまず成立させている主役の母子の演技が比較的上質だったこと(特に芸術至上主義者で若干サイコパスなドヌーブの演技は、好きか嫌いかは置いといて「ハマって」いたのは間違い無い)。[映画館(字幕)] 6点(2019-12-10 21:43:55)(良:1票)

65.  シャークネード カテゴリー2<TVM> 《ネタバレ》 CG・展開運び・トンデモのレベルは1作目より更にレベルアップ?している。前作同様メチャクチャではあるが、テンポも良く楽しめる作品だと思う(終盤のアクションは中々素晴らしいし)。黒人女がちょっと可哀そう。[インターネット(字幕)] 6点(2019-11-27 23:52:54)

66.  シャークネード<TVM> 《ネタバレ》 サメが空から降ってくるという映画史上最大級のトンデモアイデアに加え、実際の展開も総じてド級にトンデモだらけだが、それをチープなCGに頼りながらも、色々工夫して何とか粗さ・目立つ瑕疵を最小限に抑え、見事な娯楽映画に仕立て上げたというある種の傑作。そもそもC級映画でしか採用不可能なアイデアだと思うので、これが「出せる最大限」の質である。 俳優陣も(C級映画なのに)本気の演技で違和感が全く無い(見事なプロ根性)。思い切ってバカになって皆が「今出来ることをパーフェクトにやり切った」素晴らしい映画。必見のC級。[インターネット(字幕)] 6点(2019-11-27 23:51:20)(良:1票) 《改行有》

67.  しびれくらげ 《ネタバレ》 殆ど前作と同じような内容・キャストだが、今作では父親が小悪党のクズで、その不快度は前作のアバズレ母ちゃんを遥かに上回る。正直この親父が中心に回っていく中盤は面白くないが、唯一の善玉な爽やかヤクザが出張って来る終盤は結構面白い。渥美マリは今作も酷い棒読みだが、ヒステリックかつ鋭くブチギレる演技は(基本父親のせいなので、しょうがないが)そこそこ見応え有って良い。[インターネット(邦画)] 6点(2019-11-20 21:26:33)

68.  ジェサベル 《ネタバレ》 かなり慎みの無いアメリカンな悪霊で、思いっ切り出てくる場面が多くてショック描写がイマイチ怖くない。ただシナリオは(所々ややチープで場当たり的ではあるが)B級ホラーとしては相当に工夫して組立てられており、展開運びもまずまず巧くて十分に面白く観れる。ショック描写も同級生が襲撃されるシーンは結構怖かった(これも力業だが)。あくまで暇潰しには、十二分に良質なホラー。[インターネット(字幕)] 6点(2019-11-15 23:46:18)

69.  死霊館のシスター 呪いの秘密 《ネタバレ》 うーん…まずは、好くも悪くも非常に「前作どおり」とゆーか、かなり薄暗いトコロに(突然)ヴァラクが出て来る…のゴリ押しの恐怖描写も前作のまんまだし、かなりシンプルなシナリオ(+最終的な「倒し方」)もそ~んな感じだし、舞台が修道院ぽいナニかなのもそーだし、前述どおり好く言えば(ある種)在り来り・セルフリメイク的な故に手堅い、悪く言えばモ~「こんな続編、ワザワザつくる必要あった?」みたいなトコロがいちばんメインの感想ですかね。ちょっと調べると案の定、前作って相っ当に大ヒットしてたみたいなんすよね。その意味では確かに一つ、タイッサちゃんはやっぱ可愛いし・でまたホラーにもな~んかハマるんですよね(⇒お姉ちゃんも含めてこの姉妹って、一見そーいう風にも見えないんだケド何故かミョ~にホラーと調和するよーな気が…)。だから多分、可及的速やかにさっさと撮りたかった続編なんだケドも、アイデア出て来なかったからモ~力押しで…みたいな感じかな…な~んて邪推したりもして、ですね。 結論、極めて非常に迷ったのが正直なトコロですが、いったん前作と同じ評価にしちゃおうかと思います。ただ、打ち明けておくなら、迷ったのはもう一点下げるかどーか、というトコロなのが事実ではありますね。やはり、ワリとスグにサブスクに出て来そうな感じでもあるので、それを待ってから暇潰しに…位な期待感で宜しいのではねーかと。[インターネット(字幕)] 5点(2023-11-19 22:39:08)《改行有》

70.  少林寺炎上 《ネタバレ》 何故に少林寺が炎上するかとゆーと、コレを危険な反乱分子と見做した清の五代雍正帝が大軍を派遣して焼討ちにしちゃうからなのですね。で、どーすんのかな?と観てるってーとナンとも意外、大砲をしこたま運んできて遠隔攻撃で滅多矢鱈に爆撃するのですよ!このシーンは中華風なお城のミニチュアをご丁寧につくり込んで、ソコで火薬がパッカンパッカン爆ぜるのを俯瞰で観てる…てこーゆうの最近ナンかで観たよーな…と思ったら『ドクター・ストレンジ2』のカマー・タージ襲撃(by スカーレット・ウィッチ)シーンっすよね。おお、驚くコトにあのライミ御大は、このマイナーなカンフー映画を嘗て観ていたのだと考えて間違いは無いでしょう(嘘)。 で、ただただ右往左往する少林寺軍団ですが、ゆーてどーしよーも無いので秘密の抜け道(何故やら2系統用意されている)から逃げようとするのです、がその隧道ってのが脱走防止の為に仕掛けがしてあったりデカい岩が邪魔だったりで通れない…という危機管理能力の低さなのですよ。とは言え、ソコは教祖様がその身を犠牲にして岩をどかしたり、あと(詳細な理屈はよー分かりませんが)デカい釣鐘をブッ叩いてみせたりして幾ばくかはどーにか脱出に成功するのです。コレもな~んかデジャブ…と思ったらコッチは『バキ』の少林寺勢、ドリアンやら烈海王やらにそーいうエピソードありましたよね(ゆーてまあ、岩に関しては「砕く」ワケではねーですケド)。ああ、信じられないコトに板垣恵介先生もまた、この誰も知らない香港映画を愛して止まないという御仁だったのだと私は確信しております(冗談)。 で、結局お話としては「やられたらやり返す!」なヤツでしかねーのですが、率直にこの(起承転結で言えば「承」くらいなモンの)焼討ちのシーンが30分強とダラダラ長すぎて(⇒だって最大の見せ場=カネ掛けたシーンなんだよ!てのは重々承知ですケド)結論的には全体としてかなりダルいのですよね。んでまた結局、少林寺軍団はイマイチ誰が誰やらも分からない様な(主人公も特に不在の状態で)進行してゆきますし、終いにラス前にゃ「裏切り者は誰だ!」みたいな話になってくのもま~たダルいのですし(知らねーよ!と)。主人公不在…という意味では、ド初っ端に如何にも主要人物ヅラで出てきて15分間暴れに暴れ回った女のコが、ドコで再登場すんのかな~と思って観てたら出てきたのはナンと残り70秒になってからでした…と。コレとかだって、流石にちょっと感情移入ってのが困難に為りすぎて(お話としては)だいぶんイマイチですよね。 もう一点、カンフーとゆーてもアクションの大半は武器術が占めており(まあ相手が正規軍だから当然と言えば当然ですが)よく見ると体術自体はまあまあモッサリ、かつ振付けとかも正直雑だな~と思えました。スピーディで(アクション役の人数的には)ボリューミーで、かつ全体としてもアクションシーンの分量自体は決して悪くもないのですが、個人的には(その辺含め)アクション面も少しイマイチ…でしたかね。[DVD(字幕)] 5点(2023-01-18 23:51:59)《改行有》

71.  シェラ・デ・コブレの幽霊 《ネタバレ》 元々がテレビ映画用に54分で撮ったのを、ソコにシーンを足して81分にした…というコトらしいのですね。だから全体的な質感は確かにテレビ映画ぽいですし、加えて監督が『サイコ』の脚本家だからかちょっとヒッチコック風(⇒劣化版)な感じでもあります。で正直、多分54分版の方が面白いんだろーな…て感じではありますかね(=あんまし意味の無い退屈なシーンも散見されるな、と)。でも、今作がこーいう一種の「伝説」扱いになってる主因であろう肝心のショック描写(幽霊のシーン)とゆーのは、別に現代でも今だ通用するというモノでは決してないながらも確かにかなり不気味ではあるのですよね(コレもまたあんまし映画では観たコトないよーなザラついた質感で)。ラス前のジュディス・アンダーソンのシーンなんか結構迫力も有ったと思いますよ。そのアンダーソンに加えて(今となっては)役者もかなり豪華で、中でもダイアン・ベイカーの美貌はモ~冴え渡ってました。アマプラさん、ありがとうございます(可能なら54分版も配信お願いしやす)。[インターネット(字幕)] 5点(2022-05-20 00:06:16)

72.  ジェクシー!スマホを変えただけなのに 《ネタバレ》 例えば、やり方によってはもっと若者の成長物語とか、も少しチャンとしたラブストーリーとか、それこそSF系のホラーチックな話とかにも全然拡張できたと思うのですよ。ただ、今作はそーいう方面の「貪欲さ」とゆーのが殆ど見当たらなくって、ごくごく軽~いコメディとしてだけ何とかなればイイや!という少し「やっつけ」な感じも覚えるのですよね。よく見ると色々・諸々ディテール面は相当にテキトーだし、でもだから逆にあんまし細かいトコを気にせずにそれこそ軽~く観流せるとゆーのは確実にメリットでもある、とも思うものの…個人的には、演者の出来とかに比べるとチョイと雑すぎ・軽すぎで少~し勿体無いかな?とも感じられましたですね。 中でも一番雑なのは肝心のジェクシーのキャラでしょうね。そもそも最初から口汚くて口煩いだけでそんなにスゴい超機能がある様にも見えてないのですし、とは言え彼女?の御蔭で嫌々ながら「外」側に向かった主人公の人生が次第に好転してゆく辺りは感情移入もし易く、個人的にはソコら辺が確実に一番面白く観れてましたよ。でもジェクシーが次第にジェラシーに捉われ、ちょっと笑えない程度におイタを致し始め…るも、ラストはまたアッサリ心変わりしてなんかボンヤリ終わってゆく……コレもちょっと場当り的とゆーか、チョイ雑すぎやしませんかねェ? なんとなく根本的に、実は主役の俳優さんの年回り(ヤングアダルト)が対象世代とゆーよりもやや若年層向けな…という感じにも思われたのですね(子供騙しとまでは言わんですケド)。そーするとやはり主役もそのくらいのごく若い役者でやった方が好かったんチャウかね…とは、私はどーしたってシコシコ考え込んでしまうのであります。はい。[DVD(字幕)] 5点(2021-11-01 21:29:49)(良:1票) 《改行有》

73.  ジュマンジ/ネクスト・レベル 《ネタバレ》 前作がかなりヒットしたこともあって、基本方針は変わらずの続編のようです。ゲームに参戦する人物が追加され、キャラの中身もシャッフルされたりしますが、最終的には前作と同じ面子で決戦に挑みます。ステージの情景は進化し、ジャングルから砂漠、果ては雪山を舞台に冒険が繰り広げられます。前作はごくシンプルなアクションゲーム風でしたが、今作は少しだけRPG風とでもゆーか、アドベンチャー感は増している様な気もしますね。結論、ファミリー娯楽作として、続編として、非常に手堅いクオリティかと思います。私は前作からあまりハマってないのでこの評価となりますが、映画館で観ていたら多分1点プラスだったと思われますね。なんかまた続編がありそうな終わり方ですが、どーなることでしょーかね(今作もヒットしてますし、ある意味必然だと思いますが)。[インターネット(字幕)] 5点(2021-08-18 18:12:41)

74.  ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル 《ネタバレ》 ファミリー娯楽作として決して悪くはないのですが、元ネタの旧『ジュマンジ』ってあくまで子供向け娯楽作品ながら、どこか少し「怖い」とゆーか、ちょっと凄みのある作品だったよーな気がしています。ゲームと言いつつ確実にゲーム以上の緊迫感があってそれが優れたスリルに繋がっていた、と言いますか。本作はゲーム世界に完全に入り込んでのお話になっていますが、発生するハプニングはどこか手控えているとゆーか(如何にも「ゲーム」的なとゆーか)ちょっとヌルい気がして、あまり緊迫感が高まるという感じでもないのが第一に感じるトコロです(結局全員ライフを使い切るコトもなく生還しますしね)。また、映画全体のテンポ自体も若干スロー気味でスピード感が無く、かつクライマックスの盛り上がりもやや物足りなくて、総じてちょっと抑揚(アップダウン)に欠ける作品だとも思いました。そこは個人的には少し減点要素です(ソッチの方が気楽に観易い、という製作側の戦略なのかとも思いますケド)。 役者の仕事はどーだったでしょーかね?ジャック・ブラックが少し特殊なキャラですが、流石の手堅さ、という以上の出来でもなかった気がします。ロック様もまずまずではありましたし、随所で見せる「少年ぽさ」は元プロレスラーとは思えないホドのやや高度な演技にも見えました、が、彼に関しては役者本来の「重厚感」あるキャラと、ソッチの少年ぽい未熟なキャラを(お話の中でごく都合好く)使い分けている、という様にも見えて、これも少しキャラのつくり込み・使い方に甘さがある、とも思いました。他のキャラも総じて可も無く不可も無い、程度でしたかね。[インターネット(字幕)] 5点(2021-08-18 18:11:50)《改行有》

75.  ジオラマボーイ・パノラマガール 《ネタバレ》 漫画の映画化、それも、もう30年も昔の作品の、なのですね。確かに、描かれるモノとゆーのはどちらかと言えば普遍的な、という感じの若い2人のアレコレではありますね。 主人公2人共から受ける印象としては、とにかく若い・「青い」、言い方を変えれば若いと幼いの「中間」の様な、とでも言いますか。特に女の子の方はだいぶ幼くてまだややチャランポランな様にすら見えました。一目惚れっちゅうのは、私も経験あるので全否定はしませんケドも、何ちゅーか人体の構造的欠陥の一つとでも言いたくなるよーなモンだとも思います。その瞬間から理屈や常識から飛躍したとてつもない弱点を抱える羽目になる訳で、女の子の方もソレに最後まで翻弄されっぱなしですし(まあ実は男の子の方も、今作では結局似た様な状況なのかとも思いますケド)。 女の子の話はひたすらに片思い・すれ違いであって、男の子の話は別の恋愛、とも言い難い曖昧で微妙な感じの話で、そして彼女と彼の物語はひたすら平行線を辿るので、ごく終盤までは件の「若さ」をそれぞれに描くことがテーマな作品に見えてもいまして、ただその観点からは2人の演技は決して悪くもなくて、結果まあまあと言って好い作品かなァと思ってましたです(やや薄味すぎるとも思いましたが)。しかしラスト、唐突に2人の物語は(色々な意味で)交わります。個人的には率直に、ココの描き方には不満があります。出し抜けにセックスを描くコト自体は別に好しともしますケド(渋々)、だったらソコにまつわる感情とゆーのはもっとチャンと描くべきではないのですかね。正直、少なくともこの映画版においてはその「行為」だけが浮いちゃってる様にも思いました。ソコだけは少し残念ですかね。[DVD(邦画)] 5点(2021-08-05 22:53:56)《改行有》

76.  死霊のいけにえ(2015) 《ネタバレ》 コレも完全にフォーマットは『死霊のはらわた』ではあるのです。大金が在ると聞きつけて元締めのチンピラのトコに殴り込んだ娼婦4人が、そいつらを皆殺しにしたうえで一人の男を人質にして山小屋に逃げ込む…という話なのですが、まず風変わりなのが、その人質の男とゆーのが「反キリスト」の超能力者だった…というコトなのですよ!とりあえず、前半はこの男の暗示にかかって4人が派手に同士討ちを繰り返す(暴れる女は元ネタのグロテスクなゾンビ風に変貌して)という展開が続いてゆきます。 後半は、反キリストの本来のターゲットである「神の子を宿した女性」を殺そうとする話に(これまた突拍子も無く)展開してゆきますが、ここでも変だなと思うのが、結局この反キリストとゆーヤツが凄いんだか凄くないんだかよく分かんない、とゆうコトですね。能力的にはテレパシー(+暗示・催眠能力)・サイコキネシス・パイロキネシス・終いには死者を甦らせて使役するというネクロマンサーなコトまでやってのけるのですが、そもそもなんでそんなヤツが簡単にとっ捕まってるのかも解せないですし(能力は多彩なワリにそれぞれのレベル自体はチョイ微妙、ということではあるのでしょーが)、後半も娼婦4人組のリーダー格に完全に主導権は握られっ放しでその辺の感じは少しコメディ風でもあります(実は、この女もまた…という奇天烈なオチなのですケド)。 あと今作、正直ホラーと言うよりだいぶスプラッタ・アクションに近い、というレベルで派手な格闘シーンが全編で連続してゆくのですが、これまた妙に過激なうえに率直に描写がちょっと雑だと感じますね。キャットファイトよろしく髪を引っ掴むのはイイのですが、そこから壁やら棚のカドやらに顔面を何度も何度も叩きつけてグッシャグシャ音がしたりするのに次のシーンでは平然としてたり、終盤なんかは釘の突き出た板で(頭を含めて)タコ殴りにしてたりするのですがこれすらも大してダメージ無さそうに直後に平気で動き回ってて、派手なのは好いんですケドちょっとこれも変じゃね?という感じですわね。 CGや特撮の粗さを消すためなのか全編16mmフィルムのよーな低画質で少し観にくいし、前述どおりにお話含めて色々とかなりチャランポランな作品でもあります。とは言え、アクションの派手さ・タップリな分量・キレの好さ、そしてお手頃に高めのグロ度合はそこそこ観ていて快適でしたし、この手の名作オマージュとしても比較的かなり観れる方、そして暇潰しには確実に十分、かと思います。お暇なら是非どーぞ。[DVD(字幕)] 5点(2021-08-05 22:48:37)《改行有》

77.  ジョアンナ 《ネタバレ》 ジョアンナちゃん自体はメッチャ可愛いすね。演じてるのはジュヌビエーブ・ウエイトという女優さんですが、ルックスに関しては率直に同時代の他の方々と比べても相当にハイレベルだと思いますし、ファッションも凝っていてカラフルで中々上等です。ただ、演技に関しては相当に微妙、とゆーか、あの声で成立する演技とゆーのがそもそも極度に限定されてきてしまう、という感じでしょーかね(損な、とゆーか、ピーキーな、という感じの声ですね)。もう一点、頻繁に登場するどーみてもカツラなあのクルクルモッフモフの髪型は一体どーいう意図なのでしょう?あーゆうのが実はスウィンギングなのでしょーか?知識無いので誰か教えてください(私にはむしろロココ調にも見えましたが)。 内容の方は、正直かなり薄っぺらいですね。特にお話は終始散々に漂流した挙句、全然意図してなかったゴールに辿り着いてる、という様にも見えます。だとすると、それこそスウィンギングな60'sのカウンターカルチャー的価値観を描くことの方がより重要なテーマだとも思うのですが、正直ソコもイマイチ伝わってこないのですよね。その点のキモはおそらくジョアンナの奔放さ、つまりはフリーセックスな恋愛遍歴の描写にあるのだろうと思うのですが、当時の人々にとってはだいぶ衝撃的であったとしても、現代の私が観た限りではそーでもない(=キョウビもはやフツーな風に見える)というコトかとも思われます。ちょっとトゲが抜け落ちてしまった映画、なのかも知れないと思いました。[DVD(字幕)] 5点(2021-07-29 01:23:10)《改行有》

78.  新・死霊のはらわた 《ネタバレ》 まずタイトルがこんななのは、製作総指揮にサム・ライミが入っててブルース・キャンベルも一枚噛んでる、からでしょう。そして、再生してみるとド初っ端からとにかく画質が粗い(40年代のカラーフィルムかなんかを引っ張り出してきて使ってんのケ?とでも言うか)。なので、どっからどー見ても名作五・六番煎じくらいのパクリ低級ホラーにしか見えん、のですが… が、そーして観始めると、今作は意外にも『死霊のはらわた』系とゆーよりは間違いなく別、ロメロ系統のコテコテ・ゾンビ映画なのですよ。そして特撮・特殊メイクなんかは意外にまずまず水準が高く、危惧されたホドに超チープ、というワケでもありません。そのうえ、まずはゾンビを治療する血清の話、そしてゾンビを信奉するカルト教団なんかも出て来て、お話の中身もそこそこ凝ってる…?とゆー様にも思えてくる。結果、中盤は率直になんか結構面白く観れてましたね。 しかし、終盤にかけては尻が窄んでいく、とゆーかそこまで観ていくと流石に気付くのですケド、これって色々とロメロ三部作(特に三作目『死霊のえじき』)のパクリ放題でしかないですよね。科学者がワラワラ出てくるのとか、意思のあるゾンビとか、ショック描写にしてもゾンビの集団に腹を素手で八つ裂きにされるのとかはまんま『死霊のえじき』で観たヤツですし、そもそも最終的に人間同士の争いで皆滅んでいく、つーのは二作目『ゾンビ』の丸パクリですし。これは要するに『死霊のはらわた』のパクリだと思って観始めたから逆にちょっと意外性があったケド、最初から『ゾンビ』のパクリだと思って観てたらほ~れ、やっぱりな!という作品でしかなかったのではないか、と思うのです(危ねえ危ねえ)。 結論、映画自体の出来は決してそこまで高くもない典型的な名作剽窃B級ホラーだと思います。が重ねて、特撮・特殊メイクなどはそこそこ観れなくもない出来なのと、この深謀遠慮な邦題マジックにある種の敬意を表しまして、1点プラスさせていただきますです。[DVD(字幕)] 5点(2021-07-20 00:38:23)《改行有》

79.  真・鮫島事件 《ネタバレ》 元ネタが2ちゃんのヨタ話だとかいうのはどーでもいい。というか、お話の内容・運び方に関してもハッキリ言ってどーでもいい(というレベルの出来かと)。論評すべきは一重に、コロナ惨禍が生み出した時代の徒花、リモート・ホラーという形式についてだろう。今般のリモート状況をウリにしたホラーというのは短編・ドラマではチラホラ出て来てるようだが私は初見だった。ちょっと前に『アンフレンデッド』というソレっぽいのもあったが、アレはコンセプトが少しマニアック寄りで、観た感じの雰囲気もいくぶん本作とは異なっていた様に思う。 この設定、シンプルながら幾つかのホラーとして優秀な要素を内包している。まず、人と人の繋がりが「仮想」である部分。皆で集まっている様に見えていても、その繋がりはネット回線という頼りない代物の上に乗っかっており、そしてパソコンに向かう自分の背後には無防備な空間が広がっている。ホラーとしては展開のバリエーションを確保しつつも、いつでも襲える「やり易い」状況だろう。また、画面のセルフビューというのも、所謂ホラーにおける鏡の効用を常に使用できるという意味で中々効果が高いツールだと感じる。もう一つ、今作でも後半はそっちに移行してったのだが、これもホラーでの高い効果が期待できるPOVシーンに無理なく自然に移っていけるとゆーのが、ホラー的に仕込み易い部分ではないか。 これらの利点を活かしたこともあってか、今作は(よく見ると相当にチープで製作費の無さをひしひしと感じさせるというホドに)ショック描写自体は極めて安っぽいにも関わらず、非常に効果的というか、正直言ってかなり怖かった(一ヶ所私も声が出た)。その意味ではホラーとしては(諸々安っぽいのは確かながら)十分に合格点を付けられる作品だとは思っている。 逆にこのウィークポイントをどう克服するか、という側面としては、まずはみんな家にバラバラに居るというのをどーするか、ということだろう。これ故に今作の悪霊は日本全国津々浦々に出没して個々の家々の全体を封鎖するという大仕事をやってのける必要があった。ここまで来ると悪霊つーよりは「神」の領域である(そしてそーなっちゃったらそれはもうホラーじゃないでしょ、という)。もう一つ、今作はリモート場面に入ってからの工夫を欠き、なんと全編でワンシチュエーションという物珍しい状況に陥っていたが、流石にこれはホラーとしてメリハリとゆーものが無くて色々と苦しい(まあ、これは別に全編リモートにしなければよいだけの話で、今作はむしろ製作費が無いからそーしてる様にも見える、つーか)。 全体としては相当にポンコツ(話の方の出来がどーにも酷すぎて)だが、せっかくのコトだしもう少し発展させた(文句無しの)成功例を観てみたい、というのが正直な感想。そしてコロナ禍のひとつの明るい話題として皆さん一発観てみてはどーでしょうか?とも思う。[映画館(邦画)] 5点(2020-12-17 18:53:32)(良:1票) 《改行有》

80.  十二単衣を着た悪魔 《ネタバレ》 「十二単衣を着た悪魔」というのは、源氏物語の悪役・弘徽殿女御のこと。お話の要点は、源氏物語における彼女のアレコレを新解釈をもって描き出すことにあり、伊藤健太郎の演じる主人公というのは(彼の存在によって話の行く末が左右される訳でもなく)単なる傍観者に過ぎない。しかし中盤以降、唐突とも言える取って付けで彼と伊藤沙莉の話が割り込んでくる。これは、こちらの話を踏まえた上で主人公から弘徽殿女御にひとつの現代的な価値観をぶっつけて、そこから大オチとも言えるメッセージを引き出すと同時に、オーラスの(チンケな)オチにも繋げている、というシナリオ上の仕掛けである。正直、ここの一連の流れが個人的にはどーにも安っぽく感じられ、またしっくりも来なかった、というのがひとつ大きなマイナスポイントであるし、結局、弘徽殿女御の話だけでは2時間の映画にはちょっとボリューム不足だった、ということでもあると思われる(=やや内容薄め、という映画にも思える)。 とは言っても、まずタイトルにもある十二単衣をはじめとした衣装は中々凝っていて煌びやかで素晴らしかった。実質的な主人公である弘徽殿女御を演じる三吉彩花も、癖の無い華やかなルックスがキャラにもあっていたし、演技もまずまずキレがあってそこそこグッド。そして私が不勉強なだけだけど、弘徽殿女御の話自体は割とまあまあ面白くもあるし、彼女のキャラクターを現代的視点から解釈・再評価するというコンセプトにも十分に面白みがあると思った。結論、源氏物語ってどんな話だっけ?という感じで気楽に観る分には、時間潰しにはなる程度の作品かと思う(まあこの時期に映画館で観るホドのもんなのかと言われれば微妙かもだけど)。[映画館(邦画)] 5点(2020-11-21 14:00:22)《改行有》

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