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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順12
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1.  ジャンゴ 繋がれざる者 《ネタバレ》 面白い。 タラちゃんは本当にストーリーテリングが上手い。 冒頭から「これは一体、どんな物語が始まるのか!?」と観客に期待させる映画的醍醐味。 ジェイミー・フォックス、クリストフ・ヴァルツを筆頭に芸達者達の演技合戦も楽しい。 姉さんの撃たれ方、お屋敷の吹っ飛び方、痛快! 本作を観てこんな事を思うのは私だけかも知れないが、アメリカが過去の悪行を様々に形を変えて映画の形を借りて描くと言う意味では、本作(奴隷制度)とオッペンハイマー(原爆製造と使用)は同じカテゴリーの作品だと思った。 そして、両作を比較すると全ての点で本作の方が遥かに優れていると私は思った。 今に至る分断の根源をエンタメの形を借りて描き切ったタラちゃん、やっぱり凄い監督さんだ。[CS・衛星(字幕)] 9点(2024-04-25 22:50:35)《改行有》

2.  幸せへのまわり道(2019) 《ネタバレ》 不意打ちを喰らった気分です。 物凄く良い映画だと思います。 トム・ハンクスが本作での演技でアカデミー賞にノミネートされていた事は何となく覚えていましたが、 この手の作品は日本市場ではまず当たらないと思われるので、トム・ハンクスの他出演作品と比較して目立たなかったのは仕方が無いかと。 公私ともに気持ちが荒みがちな昨今、私は本作冒頭のトム・ハンクス自ら優しく歌い上げる"A Beautiful Day in the Neighborhood"の歌詞を見て、早くも涙腺が緩んでしまいました。 そこから先はトム・ハンクスに負けずとも劣らない確かな演技を見せてくれる共演陣(特にクリス・クーパー!)の方々も観ながら、私は何だかんだウルウルしっぱなしでした。 私は本作で取り上げられたフレッド・ロジャース氏の事は全く存じ上げませんでしたが、日本に「お母さんといっしょ」「できるかな?(追悼、のっぽさん泣)」「みんなのうた」等の素晴らしい子供向けの情操教育番組が有る様に、アメリカにも同じくらい幅広い層から支持されたTV番組が有ったのだなと思い、もう朧げな記憶しかないものの、自分自身が母親と一緒に「できるかな?」を観ていた時の事を思い出しておりました。 中盤の朝食を執るシーンの「一分間の沈黙」のシーンや、地下鉄で移動する際に乗り合わせた観客皆が楽しそうに"A Beautiful Day in the Neighborhood"を歌い出す様は、本作制作陣のロジャース氏へのリスペクトに溢れた素晴らしいシーンでした。 とどめはエンドクレジットです。 フレッド・ロジャース氏本人の優しい歌声で"A Beautiful Day in the Neighborhood"を聞いた後、ほんの数秒ですが優しさに満ち溢れたご本人の顔が映し出されます。 この瞬間に私、号泣です。 今もこうしてレビューを書きながらウルウルしています。 良い映画に巡り合えました。感謝。[CS・衛星(字幕)] 9点(2023-07-27 09:24:55)《改行有》

3.  シャザム! 《ネタバレ》 頭使わず気軽に観る作品としては及第点。 だが、本当にアメリカの学校では映画の様な事が起こっているかどうかはともかく、 冒頭のいじめっ子コンビが足の不自由な子に車でわざとぶつかり、 車に傷が付いたとその子に殴る蹴るの酷い仕打ちをするシーンは観るのを止めようかと思った位。  笑いのポイントが日本とアメリカでは違うのかも知れないが、ちょっとこれは無いでしょう。 5点はお姉さんを演じたグレイス・キャロライン・カリーに捧げます。[CS・衛星(字幕)] 5点(2023-07-26 11:14:47)《改行有》

4.  ジャスティス・リーグ(2017) 《ネタバレ》 【前置き】 8点は「ザック・スナイダーカット」の点数です。 評判の悪い劇場公開版は観ておらず、ザック・スナイダーカット鑑賞後に比較の意味で観てみようかとも思いましたが、 他レビュアー諸氏の意見を読み止める事にしました。 【本題】 4時間もの長尺ですが、全く飽きません。 他レビュアー諸氏の感想と同じになってしまいますが、登場するヒーロー達、特に本作が実質初のお披露目 且つ実質主人公とも言えるフラッシュとサイボーグを掘り下げるシーンがとても充実しています。 両名とも荒唐無稽過ぎるキャラですし、しかもサイボーグに至っては悲惨極まりない出自を経て登場に至っている事も有り、 スーパーマン・バットマン・ワンダーウーマンにそれぞれ個別タイトルの作品が存在する様に、本作位の時間を割いて丁寧に描写しなければ、両名共に薄っぺらい存在になっていたかと思います。(恐らく、劇場公開版の評判が悪いのはこの点かと) 本作以降のスーパーヒーロー達の活躍はDCユニバース再構築とやらで残念ながら観られない様で残念です。 皆さん本当に当たり役なので、大スクリーンで活躍する姿を観たかったのですが。 「フラッシュ」は劇場公開されている様ですが、評判が芳しくない様で劇場に足を運ぶべきか迷っています。[インターネット(字幕)] 8点(2023-06-19 10:15:39)《改行有》

5.  JUNK HEAD 《ネタバレ》 久々に感じた「何か凄い映画観ちゃったぞ」感。 (「ターミネーター」を初めて観た感覚に近い) ほぼ一人でこれだけの作品を作り上げた熱意に感服致します。 3部作との事で正直、本作は尻切れトンボ的に終わりますが逆に次回作に期待が持てます。 コロナ禍の日曜午後、日比谷の映画館はほぼ満員でした。 これだけの手応えが有るならば、それが劇場公開でもWEB公開でも次回作は必ず観られる筈。 期待してます。[映画館(邦画)] 9点(2021-04-20 15:54:16)《改行有》

6.  ジュマンジ/ネクスト・レベル カレン・ギランに5点全て捧げます。 作品自体は前作に比べてパワーダウン…[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-09-29 20:05:44)《改行有》

7.  シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション 《ネタバレ》 前評判が高い事は知っていたが、これまで見た日本のアニメを題材にした実写映画でロクな物に出会った事が無かったので、 意識してハードルを下げて鑑賞。 これが功を奏したのか、とても楽しく鑑賞する事が出来た。 他レビュアー諸氏も記載されている様に、制作陣の原作に向ける愛・リスペクトがひしひしと伝わってくるだけでなく、 原作以上に各所に散りばめられた「適度な」エロ描写も私にはツボだった。 個人的には槇村香(ローラ)を演じたエロディ・フォンタン(名前がまた良いのだ笑)を発見したのが一番の拾い物で、 原作の設定に忠実に「ボーイッシュだが実は綺麗な女性」の雰囲気はバッチリだったし、 各種サイトで写真を検索すれば一目瞭然だが、元々がフェロモン満載の女性がボーイッシュな装いをしている事のアンバランスさが最高で、 特にTシャツの胸元がなんとも言えず、中盤から後半は彼女の胸元ばかり目で追っていた様な気がする...ムフ(←ただのエロオヤジ)。[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-09-07 13:40:24)《改行有》

8.  ジョジョ・ラビット 《ネタバレ》 ラストシーン、デヴィッド・ボウイのイントロが流れ始め画面が暗転した瞬間、私は思わず拍手してしまった。 この様な感情の昂ぶりは久しぶりかも知れない。 第二次世界大戦の敗戦濃厚なナチ政権下のドイツが舞台、しかも主人公の少年のイマジナリー・フレンドはあのヒットラーと言う、 一昔前ならばタイカ・ワイティティ自身が暗殺の標的にになりかねない様なとんでもない設定。 この様な設定の中で、本作の様な「ファンタジー」を一つの映画として具現化してしまった監督のセンスと手腕に感服するばかり。 タイカ・ワイティティがナチ思想とか極右とか言う意味では決して無く、映画と言うものがクリエイターが頭の中で思い描くものを 表現する「芸術」であるなら、本作はまさしくその本懐を遂げているのではないだろうか。 また、私はあのポール・ヴァーホーベンの名(迷)作「スターシップ・トゥルーパーズ」を思い返しながら本作を観ていた。 作風は両極端な位に全く異なるが、両作には共通する「肝」が有る様に思える。 主人公の少年は並居るスカヨハ(祝、アカデミー助演女優賞ノミネート)、サム・エリオット他の磐石の演技を差し置いて、 主演男優賞に何故ノミネートされないのか不思議なくらいの名演を見せている。 アカデミー作品賞、獲って欲しいなぁ![映画館(字幕)] 10点(2020-01-27 16:50:38)《改行有》

9.  ジョーカー 《ネタバレ》 ひたすら重く、切なく、悲しく、救い様の無い物語。 充分以上に見応えが有り、アッと言う間に終わってしまった。 そして、とても疲れている自分に気が付いた。 本作は心身が少しでもネガティブな状態の時に観るべきでは無く、観賞する事に覚悟を伴う映画だ。 今の世の中、一人ひとりの境遇は違えど自分の置かれている状況に不満をもっていない人など、 古今東西老若男女を問わずこの世には一人もいないだろう。 彼=ジョーカーはそんな私達のある意味「代弁者」なのだ。 なので、物語が進むに連れて彼が否応無く八方塞りの状態に陥る様や、 普通ならば目を背けてしまう様な凄惨な暴力描写にも、何とも表現の仕様が無い嫌なカタルシスを感じてしまうのだ。 物語終盤、暴徒と化した自らの信奉者達を前に車の上に立ち上がる彼の姿は、 例えるならば新たな神が降臨したかの様な錯覚さえ覚えてしまうのだ。 私も含めた世界中の市井の人々は皆、彼が行ってしまった『あちら側』に自分も行ってしまいそうな気持ちを、 皆理性を持って必死に・懸命に『こちら側』に留まっている。 本作が世界中でヒットしているのは、ある意味その証明とは言えないだろうか。   最後に、ジョーカーを演じるホアキン・フェニックスは事前の役作り・没入度合い含めて神がかり的な演技をしている。 彼の姿を観るだけでも劇場に足を運ぶ価値は絶対に有る。 敢えて「傑作」と表現させて頂く。[映画館(字幕)] 9点(2019-10-30 16:34:35)《改行有》

10.  ジョン・ウィック:チャプター2 《ネタバレ》 亡き妻との思い出が沢山詰まった我が家を爆破された事への復讐譚。 キアヌ扮するジョン・ウィックのキャラは冴えているが、 作品自体のパワーは1作目には及ばない。 設定では前作から5日後の出来事なのだそうな。 ここは物凄く斬新。 3作目は劇場に観に行こうかと思う。[インターネット(字幕)] 5点(2019-10-15 13:39:05)《改行有》

11.  ジョン・ウィック 《ネタバレ》 単純明快、怒りに燃えた中年男性の復讐劇! これのみ!! 本作のキアヌは「これが伝説の殺し屋(ブギーマン)?」と思ってしまう位、痩身の疲れた中年の雰囲気満載。 だけどこれが本作の面白みの一つになっていると思う。 如何にもプロの殺し屋の様な筋骨隆々の俳優では無く、キアヌの様な線の細いキャラが派手なアクションをした方が面白い、 って、これそのままマトリックスのネオだと気が付いた(爆)。 後、とにかく犬が可愛い。 犬を貰った時のキアヌの演技も泣ける。 彼の演技で泣いたのはこれが初めてかも。[インターネット(字幕)] 7点(2019-10-09 14:02:54)《改行有》

12.  シンクロナイズドモンスター 《ネタバレ》 モンスターと巨大ロボは登場するが、本筋は自堕落な自分を戒め出直すまでを描いたいわゆる「克己もの」。 設定が面白いと思ったので観賞に至ったが、特段面白い映画ではなかった。 一昔前では考えられない位にCGの技術が向上し、しかも安価になった今、 最もその恩恵を被れるのはこの手の作品なのだろう。[インターネット(字幕)] 4点(2019-09-16 16:19:18)《改行有》

13.  15時17分、パリ行き 《ネタバレ》 良作。 クリント・イーストウッドの作品には外れが無い。 テロを阻止するクライマックスに至るまでの描写が淡々とし過ぎているかの様に思えるが、 本作を鑑賞する人は皆、これから彼らに何が起こるかを知っている訳で、 それが故に各シーンに巧みに散りばめられた伏線が最後に最大限の効果を発揮するのだと思う。 (落ちこぼれだった事、身体を鍛えた事、色々と努力した事、信仰が主人公の価値観に大きく影響を与えた事 等々) 本作最大の複線は、今更説明不要だが主人公含め主要登場人物を本人が演じている事だろう。 私は事前に予備知識として知っていたが、皆中々の演技をしていたと思うし、 フランス大統領から叙勲されるシーンや故郷でのパレードのシーンは、逆に本人が演じている事を 知っているが故に感動が増した様に思う。 本人を使うのは大英断だと思うし、彼らを被写体として最大限活用した監督の手腕にも脱帽する。 劇場で観るべき作品だった。[CS・衛星(字幕)] 9点(2019-07-23 18:05:20)(良:1票) 《改行有》

14.  ジュラシック・ワールド/炎の王国 《ネタバレ》 私に取ってこのシリーズは夏祭りの一つなので求めているのは大画面で恐竜達が大暴れしてくれる事だけ。 上記「さえ」満足してくれれば能天気な人間がどんなに阿呆な事をしでかしても、全て許容範囲内。 なので、本作は辛口の採点になります。 前半の島パートは良しとして、後半はかなり失速しちゃって残念至極。 続編はどういう設定になるのか、興味津々。 (100年後の人間と恐竜が共存している世界とか・・・)[映画館(字幕)] 3点(2018-08-20 12:59:20)(良:1票) 《改行有》

15.  ジーサンズ はじめての強盗 《ネタバレ》 これはお伽話として観るべき映画ですね。 クリストファー・ロイドが良い味出してます。 あと、放題のセンスが悪過ぎます。[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-06-24 12:56:51)《改行有》

16.  ジェーン・ドウの解剖 《ネタバレ》 予備知識ゼロ、鑑賞理由はジェーン・ドウを演じる女優さんのルックスだったという不謹慎な私。 この点では大満足(馬鹿)でした。 この女優さん、Olwen Kellyさんと言う方だそうです。 Webで画像検索すれば皆さん納得されると思いますが、綺麗な方です。 他の出演作を観てみたいですねぇ。[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-05-23 12:52:23)《改行有》

17.  シェイプ・オブ・ウォーター 《ネタバレ》 少々毒気の有る、大人向けの御伽噺。 映画は映像作家の頭の中にあるビジョンを形にする芸術の一つだと思う。 その意味で本作は他のアカデミー賞作品賞候補作の中で、最も「映画」らしい作品だと思えた。 ただ、作品賞の獲得は素晴らしい事だが、私には監督が好きな様に撮った作品がたまたま世相とマッチしただけの様にも思える。 例えて表現するなら、キワモノ的な作品を好んで撮っていたティム・バートンが、実父の逝去という経験を経て「ビッグ・フィッシュ」と言う愛すべき作品を撮った様に、本作を経てギレルモ・デル・トロ監督が映像作家として今後より素晴らしい作品を創り上げてくれる「新しい段階」を迎えたかの様に思え、 それが何よりも嬉しかった。[映画館(字幕)] 8点(2018-03-09 13:00:59)《改行有》

18.  しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス 《ネタバレ》 突然「旬」な女優になってしまったサリー・ホーキンスよりも、演技派のイーサン・ホークの渋さを楽しむべく鑑賞。 主演二人の確かな演技を堪能出来るのは勿論、不器用な二人の慣れ初めや、徐々に関係を深めていく日常の描写を優しく丁寧に描く監督の視線が暖かい。 欲にまみれた自分の生活・人となりを見直そうかと思える作品。[映画館(字幕)] 8点(2018-03-06 12:37:17)(良:1票) 《改行有》

19.  ジャック・リーチャー NEVER GO BACK 《ネタバレ》 竹内力が出演しているVシネマみたいです。[CS・衛星(字幕)] 3点(2017-11-15 12:45:05)

20.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 熱い映画だ! これは、庵野秀明氏で無ければ絶対に撮れない作品だ。 もし今後、本作を発端に相次ぐゴジラの来襲により日本のみならず世界が崩壊、その対抗策としてエヴァンゲリヲン製造に繋がる物語が作られたとしても、私は何も違和感を感じないだろう。 劇場で販売していたパンフレットにも記載されているが、この作品を世に出す事が庵野秀明氏に取りエヴァンゲリヲン作製で疲弊しきった心身をリハビリする事に繋がっている事を切に願うばかりだ。 作品の中身に関しては他レビュアー諸氏の熱い記述が既に沢山有るので重複は避けたいのだが、心の琴線に触れる部分は皆さん同じ様でありご容赦願いたい。 ①オープニング CGなど使わないオリジナルに沿ったもの。予想通りでスクリーンを観ながらニヤニヤ。 ②音楽 伊福部昭氏の音楽は偉大で有る事を強く再認識した。 余計な新曲を使わない製作陣の姿勢にも拍手。 ③構成 エヴァと同じ! 嫌味では無く褒めている。東日本大震災で露呈した政治経済の拙さが否応無く反映されている。余分な虚飾を配した分リアリティが感じられた。総理大臣、ご苦労様です。 ④ゴジラ 水生生物からの進化型としての設定は面白い着眼点。いきなりあの様な巨大な生物が二本足でノッシノッシと歩いてきたらやはり興ざめだったろう。 口・尻尾だけ出なく背びれからも攻撃を仕掛けてくるとは・・・ これは庵野秀明氏で無ければ出てこない発想。ゴジラ=使徒、これは確信犯だ。  ⑤放射能への畏怖 オリジナルもそうだったが、東日本大震災を経てゴジラ=放射能に対する日本人の畏怖の念はより強まった筈で、それが作品に色濃く反映されている。 と同時に、人知を結集すれば道は開ける事も描写してくれており、鑑賞していて一筋の光明を見るかの様だった。 ⑥兵器 自衛隊の通常兵器が悉く歯が立たない描写はショックだった。 これで本当の脅威に対抗出来るのか少々心配になった。その一方、電車の活用には新鮮味を感じた。 ゴジラが線路の上に居なければ成り立たない話だが、そこを突っ込むのは野暮だろう。 好き勝手にだらだら書いたが、久々に面白い日本映画を観させて貰ったと思う。 最後に、私は庵野秀明氏のエヴァンゲリヲンは「序」「破」は素直に面白いと思ったが「Q」は大嫌いだ。  冒頭に述べた様に、本作の作成が庵野氏に取ってポジティブなリハビリとなる事により、今後控えているエヴァンゲリヲン次作が、観客に妙な謎掛けをしたり、「判る人にだけ判れば良い」的な作品にならず、「Q」で投げ掛けた巨大な『?』を見事に収拾してくれる作品になる事を心の底から強く願うばかりだ。[映画館(邦画)] 9点(2016-08-22 13:19:19)(良:1票) 《改行有》

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