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プロフィール
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自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  Vフォー・ヴェンデッタ 《ネタバレ》 "V"は象徴である。 彼を演じるヒューゴ・ウィービングは最期まで素顔を明かすことはないし、 実は女性と匂わせる表現もあるが定かではない。 つまるところ、誰もが社会を変えられる"V"になれるということ。 もちろん"正義"のためなら非道行為を厭わないテロリストの側面を持ち、 自由と権利を手に入れることは各々が自覚し血を流すことだと言える。 数多くの犠牲を経て民主主義を手に入れた欧米の歴史そのものだ。 あの大爆発で強烈なカタルシスを感じたが、良い未来になるとも限らない。 権力者の言うことを受け入れて平穏に暮らしたいか、 抑圧を跳ね除けて閉塞感を打ち破りたいかは一人一人が決めること。 見たのはもう昔の話であるが、現在の社会情勢と大きく重なる。 侵攻を続けるロシア政府の姿勢を自国民がどう選択するのか。 そして日本も同調圧力に従うままどこかで諦めていて、緩やかに悪い方向に進みたいのかと。[DVD(字幕)] 6点(2022-06-28 21:34:19)《改行有》

2.  ウォーリー 《ネタバレ》 冒頭30分はほぼサイレント映画、という無謀な賭けにピクサーは勝つ。無機質に見えて血が通っているような小型ロボット2体と、マザーコンピューターに言われるまま怠惰に過ごす人間の対比。多くのSF映画で見られる、便利さを引き換えにした大量消費とAI社会への風刺が鮮烈。真の主役は人類であり、ロボットからの自立を果たし、如何にして本当の信頼関係、共存を築いていくか。二元論という攻撃性で分断するのではなく、壊れてしまった世界から再生という希望に変えていくのもまた人類なのだ。ロボット同士のラブストーリーも僅かな描写で感情を揺さぶり、見事に成立させたのも素晴らしい。[地上波(字幕)] 8点(2022-03-23 23:00:30)

3.  運命じゃない人 やられた。第1章は何てことないのだが、第2章、第3章と格段に面白くなっていく。全編とぼけた味でコンパクトに纏まっている分、満足度が高い。邦画において、緩めのサスペンスコメディを描くなら右に出る者がいなんじゃないかと思うほどに。長らく新作が出ていないが、オリジナル脚本の難しさ故だろうか?[DVD(邦画)] 8点(2021-04-16 22:32:51)

4.  ウォーターボーイズ 男子高校生がシンクロでひと夏の思い出を作るたったそれだけのお話。主人公たちの大根演技やら、空回りのギャグやら、そういう細かい部分は置いといて、ただひたすら「エールを送ろう!」という善意を一直線に押し通す。期待はせず単純に楽しむだけなら思ったほど悪くはない。[地上波(邦画)] 5点(2018-12-01 01:25:07)

5.  ヴェラ・ドレイク 《ネタバレ》 まるでドキュメンタリーのように描かれる淡白な演出は、堕胎という深刻な問題を扱っている故か。キリスト教が重要な立ち位置を根強く残す時代、ごく普通の中年女性が善意で行っているそれは、倫理的に許されるものではないが、性暴力による望まぬ妊娠であるものなら、妊娠した女性も生を受けてしまった子供も不幸になるだけだろう。その命に価値があるか否か、綺麗事で片付けられないことをヴェラ・ドレイクは理解しているかは分からないが、罪に対して無知だとしても救いたい気持ちは本物なのだろう。奇跡が起きるわけもなく、法は容赦なく彼女を裁く。彼女の帰りを待ち続ける残された家族のショットが善意の対価、喪失の大きさを突き付ける。現在でも女性蔑視の構図は変わらないまま。老いを受け入れたような達観さのあるイメルダ・スタウントンは名演。[DVD(字幕)] 5点(2018-08-10 19:41:53)

6.  ヴェルクマイスター・ハーモニー 《ネタバレ》 DVDが絶版していたため、やっとのことで見れた。後の『倫敦から来た男』『ニーチェの馬』が"静"なら、本作は"動"と言える。一貫してモノクロ長回しが主体だが、画のダイナミックさと哀切な音楽が一際目を引く。その装飾を削ぎ落として、神経を研ぎ澄ませた結果が『ニーチェの馬』になっていくのだろう。何度も見ないと寓意的意図は掴めないが、海のないハンガリーでは海の生物であるクジラが異形の存在に見える。扇動する存在かもしれない"プリンス"もまた、不安な21世紀を象徴するカリスマであることも、本作での先見の明はあったかもしれない。既存のブロックバスターとは対極で、決して楽しい映画でもなく、退屈だ。それでも目が離せない衝撃が静かに調律を乱すように伝わってくる。[インターネット(字幕)] 6点(2017-11-18 20:00:55)

7.  ウォッチメン 《ネタバレ》 第2の『ダークナイト』の成り損ない。ギリアム、アロノフスキー、グリーングラスが降りた企画からしても、『ウォッチメン』の世界観を911以降に再現させるにはあまりにも複雑すぎたのだろう。だからと言って、原作のトレースで済ませ、冷戦時代の話を今更語られてもね・・・。痛覚を喚起させる暴力描写、スタイリッシュなカメラワークがなかなか良いだけに退屈な構成が残念になる。ロールシャッハが魅力的だ。チビで不細工なのにも関わらず、絶対的な信念を持った反面、妄執に満ち溢れイカれてる。「真実こそ正義」。今ある社会は自分たちにとって正しいのか。誰もが自分の正義を持っている以上、民主主義的に多数決だから事なかれ的に"正しい"と選んでいるだけだ。3時間以上のノーカット版を見れば印象が変わるかもしれないが、そこまで入れ込むつもりはない。挑戦を恐れた監督の限界を露呈させた結果がこれなのだから。[DVD(字幕)] 6点(2017-08-02 23:05:02)

8.  海を飛ぶ夢 《ネタバレ》 尊厳死という重いテーマの割に軽快で爽やかな語り口。スペインの映画とは思えない、ハリウッド的な娯楽性が見易くさせている(とは言っても過剰ではない絶妙なバランス)。実話だがプライバシーの事情で大幅な脚色がされているが故に、窓から海へ飛び立つ幻想的なショットが活きてくる。もう戻れない自由への憧れが切なくも美しい。よく「生きているだけで素晴らしい」という言葉が感動的に描かれる風潮は、狭い世界に押し込められている人間にとって生の肯定ではない。価値観の強要であり、尊厳を剥奪する行為に過ぎない。介護だってラモンにとっても家族にとっても負担がかかり、本音ではそれぞれ諦めたものもあったはずだ。揺れる家族の葛藤に、同じく動かない神父が、マスコミが、スクリーンの前にいる我々が口を出して騒ぐ。それでもマヌエラはこう言うだろう。「あなたはやかましいわ」と。死を選んだラモン、病を受け入れ生きることを選んだロサ、そして新しい命。この三者三様の想いを乗せて海に還っていく。答えはないけれど、この"着地点"が深い。[映画館(字幕)] 8点(2016-11-26 00:49:58)(良:1票)

9.  ヴァルハラ・ライジング 《ネタバレ》 低予算で作られた映画だろう。しかし、映像は力強く且つ平静を保っているようで安さを感じない。セットは最小限で荒涼な風景が隻眼の男の心象世界を映し出しているようだ。北欧神話がベースのため、その知識がないと厳しい作品であることには違いないが、一言も発しないマッツ・ミケルセンの存在感が、下手すれば破綻しかねない強靭で脆い作品スタイルを支えている。ヴァルハラは英雄の墓標を意味しているらしく、予知能力で見える血のように赤い未来に向かって、彼は心の平安を求めて死を欲しているのだと解釈した。[DVD(字幕)] 6点(2015-06-09 19:42:55)

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