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プロフィール
コメント数 604
性別 女性
ホームページ http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/
自己紹介 2004年から映画専門サイトをたちあげました。
ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。
リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に
のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ
ザフューチャーなどのアンブリンもの。
十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・
自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ
思いも変わると思います。その中で、共感できる人が
多ければ売れるのでしょうね。
たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・>
と、マニアックな映画にも手をつけますが、
できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、
子供時代に帰ってるみたいです・・
それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・

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1.  ダ・ヴィンチ・コード 《ネタバレ》  原作を読まずに観てきました。 といっても今まで私は映画の原作を読んで映画を見たことはありません。 なぜなら謎解きが最大の楽しみというミステリーやサスペンスで、 先に結末までわかってしまうなんて考えられないからです。 もしまだ映画を見てなくて原作を読もうと考えている方は、 原作を半分くらい読んで最後までは読まないで見たほうがいいかも・・ 「ミュンヘン」などのようなノンフィクションの場合は、 原作を見たり時代背景を調べた方が良いとは思います。 しかしフィクションの映画化とすれば個々の想像が自由な、 原作の方が楽しいに決まっています。 だから原作を読んで映画を観るとあら探しになってしまうのでは・・ 旧約聖書の誰でも知ってる最初の方、 アダムとイブとかを思い出してください。 そして暗号解読とか最近では死海文書とか出てきましたね~ 六芒星は誰でも知ってるしアイザック・ニュートンなんて懐かしい。 ニュートンから考える5文字の言葉なんて、 私は惑星の名を神話に直して一緒に考えてました(笑) 想像の旅ができるという点では冒険映画やSF映画と同じで好きですね。 一緒に考える楽しさが味わえたのはここくらいで、 あとは勝手に進んでは勝手に解かれちゃいますからわかりやすい。 小説のほうが楽しいというのはここかもしれませんね。 自分のテンポで空想し想像し考える楽しさ・・ ・・そんな硬い映画でもないんですが。 映画自体は勝手に進行していき都合よく主人公たちが難問を解き、 また新たな展開が待ち構えそれもまた都合よく解いてゆくといった、 かなりダイジェストなチャプター観をしているようで、 ある意味テンポよくある意味山ばかりで退屈。 しかし私は推理や演出よりも何が言いたかったかのほうに興味が移り、 「最後の誘惑」を思い出しながらイエスが人間だったころから、 この物語は封印されず現代も続く論争だと見ていました。 エンディングがそれまでのすごくわかりやすい内容とは裏腹に、 観客に想像させ答えをゆだねる最近のスピルバーグ映画のような作り(爆) [映画館(字幕)] 7点(2006-09-21 07:30:09)《改行有》

2.  タイム・マシン/80万年後の世界へ 《ネタバレ》 H.G.ウェルズ原作の映画は突っ込みどころがあり好きです。 あの最初の方でテスト飛行させたミニチュアのタイムマシンは一体どこへ? なぜ人類は楽園のような場所で培養され金髪なのだろう・・? 最初の方は科学用語やら時空の説明やらで、 なんかおかしくてかっこいいなぁと観てたんですが、 タイムトラベルした先からもうドク&マーティの世界で、 そこからまたとてつもなく未来へ飛び、 ここまで飛ぶの~?とあきれてしまうくらい。 これなら「A.I.」の地球水浸しの超未来を見ても不思議ではない(爆) どんどんSFでは哲学を語ってもいい。 めくるめくタイムトラベルの果てにやっと主人公が見つけたもの、 それは自分探しの旅なんでしょうね。 同じところへ戻ってくるタイムトラベルのお約束だから、 出発した時代に主人公は帰ってこなくても、 違う時代で同じ場所にいるはずです。 ちょっとこのエンディングはなかなかいいですよ。 [DVD(字幕)] 7点(2006-09-21 07:20:58)《改行有》

3.  箪笥 《ネタバレ》 この映画はさすがにスピルバーグが誉めただけのことはある。 日本のホラーを見慣れている人は不満かもしれない。 私は日本のホラーを怖くて避けているので新鮮だった。 韓国の俳優さんはもちろん見た目が日本人と同じだから幽霊としてみたら怖い。 ゾンビでもないし金髪でもないしマスクもかぶっていない(笑) もしかしたら私は「リング」とか観たらトラウマになるのでは・・だから観ない。 脚本がまずよくできておりいわゆる「シックス・センス」オチなのだが、 詳しく書くともう観ても面白くないので書きません。 それまでがちょっとだるい。 韓国映画は初めて観たのですが中華映画と同じように、 赤を効かせた暗い観づらい演出が多い。 あれってもともとは「サスペリア」とかイタリア映画の影響なのかな。 絵として凝りに凝ったカメラワークが多いんだけど、 はじめのうちはうまいなぁ(というかヒッチコックやスピルバーグの技法ですが)と感心するも、 それがずっとだから飽きてきて(長いよなぁこの映画ホラーなのに)と思っていました。 しかし脚本がいいので頭の中では飽きませんでした。 観る映画というよりも読む映画かもしれない。 演出に既存の映画を感じさせてしまうのが難ですが、 これだけ人間の恨みや後悔が描かれていれば成功でしょう。 やはりアジアの映画だなぁと思いました。 内面を描かせたら洋画よりずっとえぐいです(苦笑) 洋画のホラーはどうしても宗教で怖がらせようとしますから、 日本人が観て見た目は怖いが内面は怖くはないのですよ。 この作品の一番よかったところは、 全部謎が解けたあとの救いようがない暗さと対照的に、 明るい音楽と背を向ける主人公のシーンです。 それからのことが今までですから(やるなぁ悪趣味だなぁ)と思いました。 ママ母が主人公に言ったひとことの展開やそれまでの家族図など、 松本清張ものみたいだなぁと感じました。 登場人物で特に気になったのが主役の女の子より、 妹役の子(少年みたい・・)と、 ママ母役の人がニコール・キッドマンとかぶり「アザーズ」が頭から抜けなかった。 [DVD(吹替)] 6点(2006-09-21 06:53:21)(良:1票) 《改行有》

4.  007は二度死ぬ 《ネタバレ》 すごいものを観てしまったような・・気がする。 「ゴールド・フィンガー」がよかっただけにこれは、 またロシアネタですか~(うんざり) しかも舞台が日本というのは予想していたとおりに違和感ありの演出。 こんなにスパイものと日本の漁場!が合わないのは誰でも予想できる。 相撲に芸者に忍者・・ あげくの果てにボンドは日本人女性と結婚し漁師になる(大笑) コメデイとしてみてもついてゆくのが大変。 冒頭からロケットをロケットがパクリと誘拐するなんて、 SFとして見てもこれは開いた口がふさがらない。 前にもロシアネタでロケットが出てきました。 Qの発明品もあまり褒められない。 遊園地の乗り物のような空飛ぶ秘密兵器。 丹波哲郎の提供したタバコ爆弾のほうが面白い。 唯一おおっと驚いたのが、 磁石つきのヘリに釣られた敵の車が東京湾に投げ込まれるところ。 あれをぱくっているのはまぎれもなく「ソード・フィッシュ」 あとはもう笑うしかないですね。 日本人がみんな忍者か柔道着か着物なんだから・・ 丹波哲郎はハリウッドでも十分通用すると見た。 しかし女性陣は・・今ならどうなのかなぁ。 外見よりまず会話力だから。 昔から女優さんはハリウッドには縁が薄いですよね。 男優はわりと今でも活躍してるけれど・・ どうも私はこのシリーズのスペクターが出てくる作品が好きじゃあないな。 だってロケットとか規模が大きすぎてその割りに内容はちゃちなんだもの。 [DVD(字幕)] 5点(2006-05-28 15:05:05)《改行有》

5.  007/ロシアより愛をこめて 《ネタバレ》 やはり「北北西に進路を取れ」みたいだなぁと1作目にも思ったのですが、 こちらのほうがそっくりなシーンがありました。 これも先にこちらを観ていればまた違っていたかも・・ あまりヒッチコック的な演出は好きではないのです。 作品はいいんですが好みの問題かも・・ ここまで大風呂敷を広げた娯楽作ならば、 合成をもう少し控えてほしかったなぁ・・ 車のシーンはあまり気にはならなくなったのですが、 ラストのベニスのシーンがとってつけたような印象を感じました。 あと全体的に雑で都合よく展開されていると思いました。 ドクター・ノオはSFじみていたから笑えたのですが、 これはちょっと・・でもまあよく考えたらインディジョーンズと思えば・・ やはり一番人気ゆえ期待が大きすぎたのかもしれません。 全体的に今のアクションによくありそうみたいな感じで。 実は本当はもっともっとありえないような展開や演出が見たかったり(爆) うん、ドクター・ノオのほうがありえなさではよかったかも・・ 最初の音楽もドクター・ノオのダサ豪華なラテンが変に気に入ってて、 こちらはアイススケートの曲みたいな急に品が出て戸惑いました。 ではよかったところ。 ボンド・ガールは品があってよかったです。 全体的に前作よりかなり洗練されて大作っぽい仕上がりに。 一番よかったのがQ。 ボンドにアタッシュケースを渡しスパイ道具を説明するんですが、 このやりとりと説明された道具の楽しみがあります。 個人的にツボにはまったのがタルカムパウダー。 あれは汗止めなんでしょうか? トランクにあれを入れて違う開け方をしたら催涙パウダー?が爆発する?? ホテルに泊まったら絵画の裏を調べるお約束はこの映画からかな。 しかし調べないときもあるし雑なところもありますね(苦笑) あまり細かく突っ込みながら観ない方がいいかも・・ いつもなぜか敵につけられているし・・ ホテルでもレストランでも(ボンドだ)って名乗るからかなぁ(爆) もしかしたらこういう作品なのかもしれませんね。 [DVD(字幕)] 6点(2006-04-23 13:46:28)《改行有》

6.  007/ゴールドフィンガー 《ネタバレ》 今回の悪役ゲルト・フレーベはツボでした。 私には森元首相にしか見えない(爆) そう思って見るとまた楽しい?ですよ。 そしてそいつの部下の帽子男ハロルド坂田がまたツボでした。 角田?似のレスラーなのですが、 いつも満面の笑みをたたえており不気味です。 武器は帽子飛ばし(ボンドの18番なのに・・) そして怪力なのです。 この森元首相と角田似帽子男だけでも笑えます。 個人的に一作目から気に入ってるQ(ボンドに発明品を説明する人)が、 わりと出番が多くしかもボンドに偉そうに説明しているので面白い。 今回は特に車(アーストン・マーチンDB5)がよかった。 どこの国でも通用するナンバー・プレートって(笑) 私は007が苦手なのはロマンスがこっ恥ずかしいからということもあり、 長いこと避けていたんですが・・ 今回はさすがにもう見慣れてきたのと、 あんまり暑苦しいロマンスがなかったのでよかった(爆) ボンドがなかなか相手にされないというのが、 峰富士子みたいでいいと。 最終的にはやはりワンパターンでしたが・・ ボスの部下(下っ端)の多くが中国人というのも面白い。 例によって今回もボンドは捕まるのですが、 ボスのアジトのからくりは面白いです。 計画を客に説明するのにいちいちあんな大袈裟なことするし、 ボンドの処刑シーンも当時では斬新なのでしょう。 あと、カーチェイスの撮り方がうまいなぁと感心。 「フレンチ・コネクション」を思い出しました。 そして暗闇での倉庫に激突するまでの逃亡。 おばあさんがマシンガンをぶっ放すところあたり、 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のデロリアンが最初に納屋に突っ込むシーンだ・・ ボンドが弱すぎる感もありますが、 だから面白いのかもしれない。 後半なんかきちんとスパイ映画だなぁと結局チームを組んでるし。 個人で活躍という図式に飽きてきたので楽しかったです。 コネリーは途中からヒゲを深剃りし若返っちゃう。 それもまたよかったです。 爆弾解除までのスリルもよかった。 しかし007のファンでもない私にはわからないシーンが・・ あの爆弾を止めたのは誰なんだ?? CIAって常時出演するのは何人だろうか? [DVD(字幕)] 8点(2006-04-23 13:16:17)《改行有》

7.  007/サンダーボール作戦 《ネタバレ》 「ゴールドフィンガー」と前後を間違えて観てしまった・・ テレンス・ヤング作に飽きがきたのか(飽きるのも早いか・・) 展開とか演出がおんなじようなものだし、 何よりも悪役が同じ系列なので本当に飽きてきたようだ(爆) 長さも気にはなったし。 今回の楽しみはやはりQの発明品。 しかしあまりピンとはこない。 海中が舞台というのも一作目とだぶるし。 サメが登場するというのも実は「サンゲリア」と一緒に借りてしまい、 さらに新鮮味は薄れてしまう(苦笑) 見終わったあと内容がはっきり思い出せないくらいだ。 「ネバーセイ・ネバーアゲイン」がこれのリメイクにあたるそうだ。 [DVD(字幕)] 5点(2006-04-23 13:14:11)《改行有》

8.  007/ドクター・ノオ 《ネタバレ》 時代からいってあまり期待はしていなかったのですが、 やはり古いです(苦笑) 「北北西に進路を取れ」といいとこ勝負かも・・ しかしいきなりテーマ音楽がかかりますとちょっとした感動。 ああ聴いたことはあると。 このはじまり方はすごい・・ 「マルホランド・ドライブ」のオープニングと同じじゃないですか! 3人の盲目の杖をついた黒人が影絵から動き出しはじまると・・ このアイデアだけでも感心。 内容は本当にいい時代のSFの入ったアクション。 SFというのも変ですが悪いやつがDrノオという科学者で、 怪しい実験をある島で行っていて、 アメリカのロケット発射を妨害しようと企んでいるなんて、 SFじゃあないですか!? 話が大掛かりでしかも派手でどちらかといえば、 「インディ・ジョーンズ」の世界なんです。 スパイものときいていたので「MIP」みたいなのかなぁと思っていたんですが、 これはテンガロンをかぶっていないインディです。 スピルバーグはインディシリーズをルーカスと制作したときに、 007のような冒険活劇を作ろうと意見が一致したそうですから・・ 全く007と同じではいけないから西部劇のスタイルで職業も考古学者にしようかと。 しかも「JAWS」では007というナンバープレートがサメのおなかから出てきたり・・ シリーズを全部順番に観ていこうと思います。 アクション・ヒーローものは苦手ですがこのシリーズは観てみよう。 そして今回ショーン・コネリーがボンド役で一番人気なのがなぜかがわかった。 まだ1作しか観ていないけれどなんとなく・・ もちろん年を重ねたコネリーのほうが私は好きですが・・ 007の1作目を観て確信しました。 完璧な二枚目ではないけど妙にかわいらしい表情をする。 キザな役なんだけれどもそうは見えない品がある。 まあそれが愛される個性というものなのかもしれません。 私は誰かに似ているというのを指摘するのがクセなんですが、 ケビン・スペイシーとジャン・アレジを合わせたような(爆) 特に角度によっては本当にケビン・スペイシー似。 出てくる女性がみんなきれいなんですよね。 で、敵であろうが味方であろうがキスしちゃう(苦笑) ものすごくアタマが切れるようでなぜかつかまってしまう・・ まさにインディジョーンズじゃあないですか・・ 割り切って観れば結構面白いかも。 [DVD(字幕)] 6点(2006-04-02 13:54:24)(良:1票) 《改行有》

9.  ダークシティ 《ネタバレ》  どこかで見たような映画なのですがうまいことできてる(笑) まず冒頭のストリーテラーから「宇宙戦争」に代表とされる語りだし。 この手法は旧約聖書とかの史劇モノで必ず使われます。 主人公は記憶喪失でバスタブから脱出するシーンは「SAW」。 連続殺人事件の犯人は誰? 徐々に記憶を取り戻すかのような主人公と異星から侵略しにきたかのような連中。 ここは地球のとある古い時代の街で宇宙から地球人をさらいに来たか、 それともここはニセの街で宇宙人がそこに地球人を飼育実験にしているのか? 街の外はどうなっているのか? 夜中の12時に針が重なると街中が止まるのはなぜ? 記憶の入れ刷みをされたのは誰?? 面白い・・ こういったテンポの速い難解SFって好きなんですよ。 しかも絵が暗いから「レディ・キラーズ」のようなブラック・ファンタジーみたい。 運河の向こうにある夢の島にはどうして行けないのか? 閉鎖感いっぱいの演出は前に観てうろ覚えの「トゥールーマン・ショー」みたい。 あの作られた世界は外はああだったんですがこれは見事。 超難解だった「惑星ソラリス」のラストの答えがここにあると思いました。 そして「CUBE」とそっくりな演出もあります。 CUBEで一番好きな高さがわかる怖さ部屋が動く怖さがここに・・ というと・・まるで娯楽SFのおいしいとこどりごった煮なのですが、 これに「マトリックス」の世界を入れたような感じで、 よくまあ100分に詰め込んだものだと感心。 どうせアメコミのような作品だろうと期待はしていなかったのですが、 ラストまで飽きることもないし何しろ最初から飛んだSFと見ていたので面白い。 暗い画面や記憶を植えられた話や悪魔団体のような集団・・ 苦手な方にはお勧めできませんが好きなら楽しめます。 主人公が中途半端にヘタレのくせに無敵なので、 これは感情移入はできかねるなぁと思うのだけれど、 どの登場人物が主役でも成立すると監督が特典で説明していました。 ああそうかそれはありうると感心。 博士に妻役に異星人のボスに刑事に・・誰の目で観ても見られます。 この作品の主役はこの世界らしいから(街ということで) 期待していなかったアメコミ格闘系SFと思っていたのに、 なかなか哲学的で暗いのに娯楽SFとなっています。 [DVD(字幕)] 7点(2006-04-02 13:12:58)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

10.  タイムリミット 《ネタバレ》  なんとなく昔の「めまい」のようなオーソドックスな身代わりサスペンスだったので、 これなら主体である女の怖さというものを追求した「めまい」のほうが上だし、 トリックももちろん向こうが上だとあらためてヒッチ・コックってすごいと思った。 あまり好きではないヒッチ(客観的に見せる手法)の作品が、 こういうサスペンスと比べて観て思い出すとやはり違うなぁと納得(??) 人間の本質にせまりながらもまるで冒険映画のラストのようなオチでガックリ来た。 インディシリーズのような冒険恋愛映画ならお決まりでいいけれども、 私はこの一見テレビ映画のような作品に毒を期待したのです。 デンゼル・ワシントンもあまり好きではないのですが(モーガン・フリーマンが好き) 無難にコミカルな演技もしてたし真面目でとぼけた誠実な役というのも合ってはいた。 だから「めまい」のジェームズ・スチュワートのような役どころも期待したし、 そこまで粘着系にしなくてもいいならば、 その朴訥さを生かして全てにそっぽ向かれる怖さもいいんじゃないかなと。 そのほうが記憶に残る作品だったかなと思うのです。 それをやってくれてたら私の評価は★6つにはなっていただろう。 これではテレビでやってるロードショー映画です。 日曜洋画劇場とかの・・ 途中から日本語吹き替えにしたのも悪かったけれど、 読めて読めてしまうので飽きてきちゃった。 でもテンポはいいから観て損はしないと思いますが、 観たあとは何も残らないだろうなぁ・・ それにしても犯人があまりにわかりすぎます。 わかったあとのみんなの裏切りが見たかったなぁ・・ そういうラストならばヘタしたらワシントンを好きになってるかもしれないから。 ちょっと真面目すぎるから面白みがないんですよね。 私は黒人俳優はクセのあるタイプか(独特の色気とか) それとも本当におバカな役ができるやつがいいですねぇ・・ 「レッド・ドラゴン」に引き続きおうちが焼ける演出のからくりも飽きちゃったかな・・ そういう家全焼のサスペンスでほんとーにマヌケだと心に残っているのが、 トラボルタ主演の家族サスペンスでした。 [DVD(字幕)] 4点(2006-04-02 13:09:47)《改行有》

11.  堕天使のパスポート 《ネタバレ》 なんというか、映画がホルマリン漬けの色なのですよ・・ 鑑賞中は食事しないほうがいいです(笑) 腎臓を売って偽造パスポポートを作り夢の国外へ・・ 社会派映画としてはわかりやすいんですが、 どうも描写がキモイのと主人公たちの本当は身勝手じゃあないのかという思いに、 共感もできなかったし逆に元締めである闇の支配人=仲介者のいうことが的を得てて、 悪い奴はわかるんだけれどもこいつの言う道理もわかるんだよ・・と、 私が日本人だから特にそう思ったのが正義や悪とかの問題ではなく、 そこで我慢できないものが他の場所を求めてもおなじ事の繰り返しだと。 本当に夢を追って新天地に生きたいならば他にも方法があるわけで。 その努力ができないならばそこで我慢して働けば?とちょっといらいらしました。 もちろん主人公の黒人はあとで無実の罪に国を追われたと弁明するも、 それは一部でもあり厳しい見方をすれば国にいられなくなったわけは他の移民にもある。 法の抜け道を通って別の安息地を探すのならまずはその償いを忘れてはいないか? それが無実というのは主人公の設定であり他の不法侵入者はどうなんでしょうか。 そこにふれてはいないしましてや自分が選んだロンドンが住みにくいからといって、 ひとつの腎臓を命の危険を犯してまで売る。 次の場所でも差別や法務局の監察から逃げるため残りの腎臓も売ったら、 何が残ると言うのでしょうか?? たぶんそういうことを問いかけたかった真面目な映画なのでしょうけれど、 恋愛が絡んだ演出がどうもモサッとしていてこれは自分らのことしか考えていないのでは・・ といらいらしながら後半に入ったのです。 そして最大に腑に落ちなかったのが、 彼女が本気でN.Yに行きたかった理由がイマイチ伝わらず説得力に欠ける。 工作員や不法侵入者のスパイサスペンスを期待したので、 やけにシリアスで暗い映画鑑賞になりました。 ただ、真面目に底辺でもがく人々たちのどうにもならない運命はわかりました。 音楽がよかったことくらいですね・・ デヴィッド・バーン と調べてわかったのですが、 彼の前いたグループがトーキング・ヘッズというのも知りませんでしたが、 このメンバーがバラバラに集まりユニットを組んだトムトムクラブというグループ、 それを調べてわかりちょっと嬉しかった。 [DVD(字幕)] 6点(2006-01-20 04:04:26)《改行有》

12.  タイムライン 《ネタバレ》 俳優の顔が見分けがつきにくいこと(映像が暗いこともある) SFとしてのストーリーが曖昧で突っ込みどころ満載。 後半はむちゃくちゃ面白いのに前半から中半にかけて全くつまらない。 しかし後半は本当に「ロード・オブ・ザ・リング」状態の戦闘アクションや、 かなりお金をかけて作ってるなぁと感心させられる映像。 日本でいえば戦国絵巻豪華な城攻めスペクタクル! ここだけでも価値があろうというものの、 全体的には時間不足で人物関係が難解(すぐ人が死ぬので) よって死んだ人の歴史に与える影響は考えない方が、 歴史映画の豪華さを楽しむとうことで面白い作品ではありました。 戦闘シーンは特に投石車の演出が迫力がありました。 ただ・・「ロード・オブ・ザ・リング」などはそれだけが売りの映画ではないのに比べ、 この作品はまさに後半の戦闘シーンの迫力に比べその他の要素は、 恋愛ドラマ中心になっています。 時空を越えた純愛のような描き方だったのでそれは好感は持てましたが・・ [DVD(字幕)] 5点(2006-01-20 03:52:21)《改行有》

13.  大空港 《ネタバレ》 管制塔とコックピット、乗客と航空会社・・ 人間関係がそれぞれ丁寧に緻密に描かれ好感が持てる。 すべてがジグゾーパズルのように繋がるよくできた秀作。 アクションシーンがあまりなくても、 これだけ緊迫感のあるそしてコミカルな暖かいジョークも忘れない。 パニックになった乗客の反応もそれぞれ面白くもさえある。 特によかったのが助演女優賞を本作で受賞した、 したたかでいい味のおばあちゃん役のヘレン・ヘイズ。 他にも出演女優が美しいのが目をひきますが、 特にスチュワーデス役のジャクリーン・ビセットがいい。 カメラワークも彼女の目線で撮られたシーンは楽しいし、 画面が切り替わるわかりやすい演出もいいです。 サスペンスはわかりにくいほどいい作品と勘違いしていませんか? こんなに丁寧に作られたわかりやすいサスペンスもたまにはいいですよ。 なにしろ人間関係がよく描けていてこのシリーズ中一番人気なのもうなづける。 のちの映画にも影響を与えていると思われます。 おばあちゃんと爆弾犯人が並んで座るシーンは、 テリー・ギリアムの「12モンキーズ」のラストのシーンそっくりだし、 スピルバーグの「ターミナル」の中にもこの作品のいくつかのシーンが・・ サスペンスなのに人情モノ。 そしてコミカルであるけれども暖かい。 バート・ランカスターはこの役は適役であったし、 あいかわらず(このシリーズ全編出ている)ジョージ・ケネディもいい。 寒い寒い真冬のターミナルを舞台にあったかい人間ドラマ、 出会いと別れもありますし、 付近住民問題まで描かれています。 映画を観たなぁ・・という充実した後味を味わえることでしょう。 [DVD(字幕)] 8点(2005-12-23 15:01:09)(良:1票) 《改行有》

14.  タワーリング・インフェルノ 《ネタバレ》  こういう大作を見るとパニックものはやはりハリウッドだなぁ~と感心しますよ。 私は途中でこれがこんなに古い作品だとわからない錯覚をおこし、 まるでスピルバーグの映画だなぁとか思いながら観てたのですが・・ ああそうか、音楽がJ・ウィリアムズなんですね! 次から次に襲うパニック現象と壮大な音楽そして・・ P・ニューマンをR・ドレイファスとだぶらせていた(笑) 「バックドラフト」も怖かったですがやはり規模が違う・・ 火災の怖さもですがこれは天災ではなく人災といっていいでしょう。 工事の手抜きによる火災なのですから・・ 最初は火災発見がなんでこんなに遅いのだろうと不思議でしたが、 火が回りだしてからの速いことといったら・・ こうなれば火は生き物です。 次から次へとと表現しましたが、 一番怖かったのがエレベーターです。 私は普段からあまりエレベーター(特に高層ビル)は苦手です。 エスカレーターに好んで乗ります。 突然止まったとしたらまだエスカレーターのほうが閉鎖感がないし・・ 火災時のエレベーターなど乗りたくないです~! 後半のカゴでビルからビルにロープで移動するのは、 ちょっと・・アトラクション(絶対安全な)なら乗ってもいいかなとか(爆) でもUSJのバックドラフトの火災アトラクションで飛んで逃げたんだからだめか(苦笑) S・マックィーンを実は初めて見たのでいったいどのひとなのか最初わからなかった。 古い映画も観ているのにアクションを避けてるとこうなります・・ なかなか好感を持ちました。 ヒーローなんですが無骨なかっこよさというか渋いですね。 こういう役は子供が素直に憧れるような人で正解です。 こういう真面目に作られた大作は好感が持てます。 最後の冒険というか恐怖は火ではなく水というところが面白い。 私は水が怖い人なのでここが特に怖かったです。 聳え立つビルの頂上から水が吹き上げる・・ これは大画面で観るときれいでしょうねぇ。 火責め、水責め、爆発・・ 地元のシネコンで最近「日本沈没」を観て面白かったので、 タワーリング・インフェルノやポセイドン・アドベンチャーがリクエスト上映されたら、 絶対観にいこうと心に誓ったのでした。 [DVD(字幕)] 8点(2005-11-20 23:18:53)《改行有》

15.  大統領の陰謀 《ネタバレ》 なかなか面白かったです。 まさに事実は小説よりと申しましょうか・・ しかし期待も多かったのと誰を主体に描いているのかぼやけてしまい、 緊迫した面白さとはまた違う普通のドラマの面白さにとどまりました。 夏ごろからニュースで気にはなっていたのですが、 謎のディープ・スロートというあだ名の真のFBIが名乗りをあげて話題になりましたね。 6月ごろだったかな・・気にはなってたんです。 トム・ハンクスとユニバーサルが彼の映画化権利を買い取ったらしいから、 91歳の元FBI副長官来年には映画化されるでしょう。 こちらはワシントンポストの記者ふたりを中心に展開されています。 が、鬼気迫るシーンというのは(銃撃戦など)あっても良かったと思うのですが、 当時できないならば心理描写で記者の演出をもっと描くべきだと思うのです。 それが事件をただ追うような説明不足の展開で、 デスク役のブッシュ似のJ・ロバーズの方が演技的によかったのです。 この映画のホフマンとレッドフォードはあまりよい演出ではなかったと思う。 特にホフマンはうまい俳優なので役が地味すぎたかも・・ 演出の最大の面白さはやはり今年になって自身を暴露した謎の男。 この描き方がサスペンスチックで面白い。 全体的にはシリアスな社会派映画でありながら軽めに見えてしまった。 もっともっと重大な事件のはずですから、 このての作品演出は抑揚ありすぎでも昔の黒沢監督の政治ドラマが面白い。 そしてS・ルメット監督の白黒映画のほうが・・ ただ実話になりますので派手な演出や娯楽は無理だったのかも。 たぶん2006年には映画化されるであろうこの事件、 決してリメイクではなく謎の男の目で見た裏の真実ということで、 ユニバーサルも賞狙いで作るはずです。 ここらでまだ未見の方、昔見た方も今一度見直してみられてはいかがでしょうか。 なおこの作品は調べてから見たほうが何倍も面白い事実の歴史サスペンスです。 [DVD(字幕)] 6点(2005-11-04 07:50:15)《改行有》

16.  タイム・アフター・タイム 《ネタバレ》  H・G・ウェルズはSF作家として有名ですが実は本当にタイムマシンを作っちゃった。 しかもそのタイムマシンのおかげで切り裂きジャックを未来に逃がすことになる。 消えたジャックを追いかけて未来に旅するウェルズ。 そこで出会う女性がまた面白いことに、 のちのバック・トゥ・ザ・フューチャー3でドクの恋人役だった、 M・スティーンバージェンなのですから! 未来で上映中の映画がエクソシスト4というのも面白い。 私は偶然にもこの作品のすぐ前にエクソシストビギニングを観たのですが(4ですよ) おお~!なんたる偶然な観賞とびっくりでした(笑) しかもビギニングでユダヤの手首に数字の場面が出てきたのですが、 この作品でも出てきたので(質屋のおやじの手首です)面白かった。 ウェルズは社会主義者でユートピアを夢みていました。 だから第一次や第二次世界大戦も信じられません。 女性とのやりとりで戦争のことが話題になり、 覚えたての「第二次のころかい?」と聞くのですが、 「そんなに年いってないわよ、ベトナム戦争よ」 ここおかしいです。そりゃ知らない設定なんだから当たり前なんだけど。 他の役者も演技がおもしろいけどM・マクダウェル(時計じかけのオレンジ)が、 普通にお堅い真面目な役なのがかえって面白い。 ここまでコメディが面白い時代錯誤ネタで笑えるのはお得。 コメディだけじゃなくサスペンスも楽しめます。 切り裂きジャックに彼女が殺されることは未来の新聞でわかってしまう。 さてどうやってそれを変えるか? 後半はちょっとセンチな気分にさせてくれてホロリとしますよ。 音楽がまた壮大で派手で気になったのですが、 音楽製作がミクロス・ローザがキング・オブ・キングスやベン・ハーの人とわかり、 これまた壮大なSFで万人受けはしないなぁと感心(爆) しかし観れば観るほどバック・トゥ・ザ・フューチャーに激似な作品ですが、 こちらのほうが6年も前なのです。 向こうの方が売れたのはおそらく誰にでもが感情移入できる、 普遍的で大衆的なテーマだからなのとCG演出の素晴らしさや映画の完璧さでしょう。 タイム・アフター・タイムは大人のそれもSFの(原作者とか)ファンに受ける、 とてもマニアックでいてよく練られた夢物語なのです。 [DVD(字幕)] 8点(2005-09-23 12:57:20)《改行有》

17.  第七の予言 《ネタバレ》  いったい何が始まるのかと砂漠のシーンでは期待したのですが・・ あ、こういう始まりってまるで「エクソシスト」「オーメン」でしたね。 で、オカルトものではないんだなと理解して進んでゆくのですが、 主役のデミ・ムーアに神秘性が今ひとつ感じられず、 私の中では普通の妊婦さんというイメージで終わってしまいました。 本物の妊婦裸婦を見せなくてもなぁ・・ 見せるんならもっと作品も負けないくらいにしてほしいものです。 彼女のシーンに変わってから現実的な現代劇になってしまい、 冒頭の砂漠や元ソドムの村が凍るシーンはよかっただけに・・ 娯楽性というと内容は全然違いますが「クリムゾンリバー」のほうが面白い。 旧約聖書から説いていくのなら全てそれで通してラストで新約にしてくれれば、 新たなる救世主誕生とわかりやすい感動作になったかもしれませんが、 いきなり新約の解釈に変わられても聖書なれしていない私はわかりません。 途中から語り部のように少年がでてきて調べてくれるのですが、 「新約聖書はわからない」とか言うからもっともだと思いましたが(苦笑) なぜここで十字架をださないのかなぁとまた余計に考えたりと・・ SW3のナタリー・ポートマンかと思いましたよ(爆) SWはSFであり神も悪魔もOKな自由で壮大な世界観があるわけですから・・ この映画にはサスペンススリラーまたはホラーというジャンルゆえに、 練りに練った脚本と演出も必要なわけでして、 面白そうな題名とは裏腹に非常にカルトなわかるひとだけにしかわからない世界、 わからないひとには全く面白くない作品となったわけです。 ただし気になってあとで調べてみてもはて?と思えるこじつけも多く、 主役を神父(となってはいますが実は違う)にしてもっとその哀しさを描いていれば、 なぜこの神父は生きながらえているのか何のためにと盛り上がるのでは? そして後半その謎が少年とデミとイエス役(なのでしょうか??)が同時に解いたところに、 結末の感動に繋がると思うのですが・・ [DVD(字幕)] 3点(2005-09-11 11:24:59)《改行有》

18.  ダリル/秘められた巨大な謎を追って 《ネタバレ》  まずこの少年がまあまあかわいいことと、カーアクションの撮り方がうまい映画であること、 それ以外は、 「A.I.」に似てるということですがキューブリックが(監督はスピルバーグですが)原案した「A.I.」より、 「ピノキオ」に近いと思いました。 生みの親(博士)との愛情はよく描けていてやはりピノキオ的なところもあるのですが、 育ての親や友達などとの愛情まで及ぶともう家族ドラマのようで・・ 国防庁を絡めてサスペンス仕立てにしたのは面白いのですが、 やはり人間の子という外見(演技はハーレー君と比べるとかわいそう)は違和感アリ、 ラストにいたるまで予定調和で感動はなかったです。 国防庁がまるでE.T.のNASAみたいでした。 まあ私があらすじを聞いていたこともあるのですが、 先に「A.I.」を観てしまってたので(こんなにハッピーでいいのか?)と疑問。 ダリルは優等生のロボなんですがロボとわかっていなくても、 普通この年頃の子供たちはいじめますよ。 それもないし描かれ方が大人の目線が中心です。 博士、育ての親、大人から見た子供。 唯一子供の友達はできるけれども、この子も大人の考え方です。 異質なものはいじめられなければならない・・ という見方は変でしょうか?当たり前と思うのですが・・ いじめを見たいというのではなく特異なものを主人公にするにあたって、 敵はお偉方だけというのは無理があります。 子供同士もじょじょに心を打ち解けあい本当に仲間になれる方が現実的でいいと思うけど。 特にラストががっかり・・ 人工知能ものは、エンディングの後味が悪いほうがよい。 後味が悪いといってもかなり悪い重いというのではなく、 考えさせられるという作品であるということです。 それほどこのテーマは重いものと思います。 アンドリューやA.I.のように(そこまでして人間に見られたい)というのがない。 いっそコミカルなアクションコメディーにしたほうが観やすいかも。 そうするとまたラストも許せます。 でもビデオパッケージは失礼です。 エンディングネタをそのまま使ってるんだから・・ [ビデオ(字幕)] 5点(2005-08-10 12:16:27)《改行有》

19.  第三の男 《ネタバレ》 まずここがどこなのかというのが説明はあるけれど面食らいました。 複雑な時代のウィーン、4カ国語が行きかうのでそれも面白い。 普通かなり有名な作品でも全部英語だったりするわけで、 この作品は旅行客である主人公が、異国の中の異国に迷い込んだような 錯覚に見ているこちらも陥ります。 内容やオチはまるで違うけれども「ユージァル・サスペクツ」を思い出しました。 ハリー(オーソン・ウェルズ)を殺したのは誰か? というより町全体が異様で何か隠しています。 短く無駄のない作品ですので怪しいやつは押さえます。 まあ群衆の中に怪しそうな男やシチュエーションが出るたび惑わされるのです。 これは手品かもしれないなと途中から気づき始め、 第三の男は現れました。 いや違う、この男であるはずがない。 サスペンスでは犯人役はいきなり登場か最初から登場かに決まっています。 最初から登場しているのに姿を現さないやつ・・・ 謎解きは割りと早かったんですがそれよりも映像が気に入りました。 全体に少し斜めに傾いた構図、芸術的でさえある光と影の使い方。 このきれいさは「市民ケーン」より上をいっています。 難というか合わなかったのが音楽です。 「ドクトルジバゴ」のようでした。 もうちょっと低音を効かせたホラー系にしてもよかったかな。 この映画は音よりも映像で心情をよく表していると思いました。 [ビデオ(字幕)] 9点(2005-07-17 06:49:04)《改行有》

20.  タイタンの戦い(1981) 《ネタバレ》 ストーリーはほんとにゼウスの筋書き通りです。 妻と子供を夫が棺おけに入れて海に流すシーンから始まるのですが、 ゼウスの子供ペルセウスだったんで(あちこちに創っています) ゼウスはその子供に幸せな未来を約束します。 男の子は大きくなり魔法の道具を手にし冒険の旅に出ますが、 その盾や剣や兜は女神らにゼウスが頼んで手配したものです。 なんたる親バカというか・・女神らの中にはゼウスの子を持つものもいるし、 そしてそれなら獣にされたうちの息子も許してあげてとゼウスに請う女神。 その息子は許されずアンドロメダ王女との中を醜い姿にされ割かれます。 王女は呪いをかけられ謎々が解ける男としか結ばれない(爆) 眠る王女は幽体離脱が始まりワシが籠をくわえ王女は入ります。 そこに主人公が現れて王女を助ける旅に出るのです。 空飛ぶ白馬、メデューサの首、予知能力を持つフクロウ、などなど たくさんアイテムを手に入れてゆきます。 おなじみ洞窟やら宮殿やらも出てきますしほんっとに、 ドラクエまたやりたくなってきましたよ。 フクロウは女神にゼウスが譲ってくれと頼みたおしてくれてやったものですが、 女神もこんな勝手なお願いに付き合うのが嫌になったかフクロウが惜しいのか、 錬金術師に金のフクロウを作らせます。 このフクロウの声はまぎれもなくR2D2と思うのは私だけか・・ 怪しいやつ!?とか言って主役連中はフクロウの登場にびっくりしますが、 なにせ金属製なのに木の枝に止まったので落ちるマヌケぶり。 それを拾い上げ(これは重い)とか言いながら太い枝に止まらせ、 話を聞くシーンはおかしかった。(フクロウの言葉はR2D2のよう) あと、目を見たら命を奪うメデューサとの対決は見ごたえアリ。 ただし主人公が人にものを聞き用が済んだらあの態度は許せません。 いくら相手が人肉を食べる魔女連中とはいえ目が見えないのです。 その目の代わりの道具を奪い脅して話を聞いたら道具を捨てる・・ 子供向きであるかもしれない作品にはどうかと思います。 一応正義の主役という設定なのですから・・ そしてシリーズ最大の売りレイ・ハリーハウゼンの特撮が今回はイマイチ。 これがマイナスです。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-07-01 09:45:23)《改行有》

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