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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 604
性別 女性
ホームページ http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/
自己紹介 2004年から映画専門サイトをたちあげました。
ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。
リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に
のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ
ザフューチャーなどのアンブリンもの。
十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・
自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ
思いも変わると思います。その中で、共感できる人が
多ければ売れるのでしょうね。
たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・>
と、マニアックな映画にも手をつけますが、
できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、
子供時代に帰ってるみたいです・・
それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・

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1.  ターミネーター2 非常に良く出来た娯楽SFだと思います。1が特に男の子には人気なのですが、私はおいしいとこ取りの2が一番好きです。ロダンの考える人のようなポーズで登場した、悪敵キャラは特に気に入ってます。ジェームズ・キャメロンもまた、映画ファンな映画監督と思いました。狭い通路で、シュワちゃんが箱から出したピストルは、(狼たちの午後)、敵ターミネーターが、バイクに乗って逃げるジョン(未来の創始者)をトラックでひつこく追うあれは、(激突!)を思い出しました。もう、最高に脚本&演出がいい。特に子役のエドワード・ファーロングがいい。彼が3に出られないので(療養中)3を見るのをやめたぐらいです。監督お得意のSFでの家族愛もいい。(家族愛はスピルバーグより、キャメロンのほうがうまい)たぶん、わかりやすいからでしょう。スピルバーグは甘いというか冷静にまとめれないのが多い。キャメロンは感動するなら勝手にどうぞみたいな、大人な割り切った結果が感動作につながるのでしょうか。この監督は、お金がかかるほど奮起し、使い道がうまい。 10点(2003-12-07 11:21:41)

2.  タッカー 《ネタバレ》 私は、本田宗一郎が大好きです。本も読みました。異常にホンダの車に愛着を感じています。よって・・またちょっと違うけど、雑誌プレジデント系がお好きな方は感動できるかな?これ、しかも実話なんですよ。コッポラ&ルーカスが作ったDVD化されない名作。ある車を作り成功し、世界中で宣伝活動をするのだけど、最後の最後報われない結末が待ってる、どんでん返しの落とし穴。一番好きなシーンが、主人公が手を掲げ、手を上げると血は下がっていくと、語るシーン。当たり前じゃないか?でも深いのね。演説シーンもよく、あそこは泣き所でよく泣いた。外をご覧ください、窓の外はタッカーという車が約束を守って出来立ての新車で並ぶ。ジェフ・ブリッジズはよい役をやってます。いつも成功できなかった主人公。だけど、この映画のラストは爽やかで力強い。希望がわいてくる。そしてまた、テロップの流れる前、その後のタッカーの説明は、伝記ものらしく寂しい。私はこの手の映画は好きだな。娯楽作でも通用するくらい面白い。 10点(2003-12-07 11:18:27)

3.  第三の男 《ネタバレ》 まずここがどこなのかというのが説明はあるけれど面食らいました。 複雑な時代のウィーン、4カ国語が行きかうのでそれも面白い。 普通かなり有名な作品でも全部英語だったりするわけで、 この作品は旅行客である主人公が、異国の中の異国に迷い込んだような 錯覚に見ているこちらも陥ります。 内容やオチはまるで違うけれども「ユージァル・サスペクツ」を思い出しました。 ハリー(オーソン・ウェルズ)を殺したのは誰か? というより町全体が異様で何か隠しています。 短く無駄のない作品ですので怪しいやつは押さえます。 まあ群衆の中に怪しそうな男やシチュエーションが出るたび惑わされるのです。 これは手品かもしれないなと途中から気づき始め、 第三の男は現れました。 いや違う、この男であるはずがない。 サスペンスでは犯人役はいきなり登場か最初から登場かに決まっています。 最初から登場しているのに姿を現さないやつ・・・ 謎解きは割りと早かったんですがそれよりも映像が気に入りました。 全体に少し斜めに傾いた構図、芸術的でさえある光と影の使い方。 このきれいさは「市民ケーン」より上をいっています。 難というか合わなかったのが音楽です。 「ドクトルジバゴ」のようでした。 もうちょっと低音を効かせたホラー系にしてもよかったかな。 この映画は音よりも映像で心情をよく表していると思いました。 [ビデオ(字幕)] 9点(2005-07-17 06:49:04)《改行有》

4.  007/ゴールドフィンガー 《ネタバレ》 今回の悪役ゲルト・フレーベはツボでした。 私には森元首相にしか見えない(爆) そう思って見るとまた楽しい?ですよ。 そしてそいつの部下の帽子男ハロルド坂田がまたツボでした。 角田?似のレスラーなのですが、 いつも満面の笑みをたたえており不気味です。 武器は帽子飛ばし(ボンドの18番なのに・・) そして怪力なのです。 この森元首相と角田似帽子男だけでも笑えます。 個人的に一作目から気に入ってるQ(ボンドに発明品を説明する人)が、 わりと出番が多くしかもボンドに偉そうに説明しているので面白い。 今回は特に車(アーストン・マーチンDB5)がよかった。 どこの国でも通用するナンバー・プレートって(笑) 私は007が苦手なのはロマンスがこっ恥ずかしいからということもあり、 長いこと避けていたんですが・・ 今回はさすがにもう見慣れてきたのと、 あんまり暑苦しいロマンスがなかったのでよかった(爆) ボンドがなかなか相手にされないというのが、 峰富士子みたいでいいと。 最終的にはやはりワンパターンでしたが・・ ボスの部下(下っ端)の多くが中国人というのも面白い。 例によって今回もボンドは捕まるのですが、 ボスのアジトのからくりは面白いです。 計画を客に説明するのにいちいちあんな大袈裟なことするし、 ボンドの処刑シーンも当時では斬新なのでしょう。 あと、カーチェイスの撮り方がうまいなぁと感心。 「フレンチ・コネクション」を思い出しました。 そして暗闇での倉庫に激突するまでの逃亡。 おばあさんがマシンガンをぶっ放すところあたり、 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のデロリアンが最初に納屋に突っ込むシーンだ・・ ボンドが弱すぎる感もありますが、 だから面白いのかもしれない。 後半なんかきちんとスパイ映画だなぁと結局チームを組んでるし。 個人で活躍という図式に飽きてきたので楽しかったです。 コネリーは途中からヒゲを深剃りし若返っちゃう。 それもまたよかったです。 爆弾解除までのスリルもよかった。 しかし007のファンでもない私にはわからないシーンが・・ あの爆弾を止めたのは誰なんだ?? CIAって常時出演するのは何人だろうか? [DVD(字幕)] 8点(2006-04-23 13:16:17)《改行有》

5.  大空港 《ネタバレ》 管制塔とコックピット、乗客と航空会社・・ 人間関係がそれぞれ丁寧に緻密に描かれ好感が持てる。 すべてがジグゾーパズルのように繋がるよくできた秀作。 アクションシーンがあまりなくても、 これだけ緊迫感のあるそしてコミカルな暖かいジョークも忘れない。 パニックになった乗客の反応もそれぞれ面白くもさえある。 特によかったのが助演女優賞を本作で受賞した、 したたかでいい味のおばあちゃん役のヘレン・ヘイズ。 他にも出演女優が美しいのが目をひきますが、 特にスチュワーデス役のジャクリーン・ビセットがいい。 カメラワークも彼女の目線で撮られたシーンは楽しいし、 画面が切り替わるわかりやすい演出もいいです。 サスペンスはわかりにくいほどいい作品と勘違いしていませんか? こんなに丁寧に作られたわかりやすいサスペンスもたまにはいいですよ。 なにしろ人間関係がよく描けていてこのシリーズ中一番人気なのもうなづける。 のちの映画にも影響を与えていると思われます。 おばあちゃんと爆弾犯人が並んで座るシーンは、 テリー・ギリアムの「12モンキーズ」のラストのシーンそっくりだし、 スピルバーグの「ターミナル」の中にもこの作品のいくつかのシーンが・・ サスペンスなのに人情モノ。 そしてコミカルであるけれども暖かい。 バート・ランカスターはこの役は適役であったし、 あいかわらず(このシリーズ全編出ている)ジョージ・ケネディもいい。 寒い寒い真冬のターミナルを舞台にあったかい人間ドラマ、 出会いと別れもありますし、 付近住民問題まで描かれています。 映画を観たなぁ・・という充実した後味を味わえることでしょう。 [DVD(字幕)] 8点(2005-12-23 15:01:09)(良:1票) 《改行有》

6.  タワーリング・インフェルノ 《ネタバレ》  こういう大作を見るとパニックものはやはりハリウッドだなぁ~と感心しますよ。 私は途中でこれがこんなに古い作品だとわからない錯覚をおこし、 まるでスピルバーグの映画だなぁとか思いながら観てたのですが・・ ああそうか、音楽がJ・ウィリアムズなんですね! 次から次に襲うパニック現象と壮大な音楽そして・・ P・ニューマンをR・ドレイファスとだぶらせていた(笑) 「バックドラフト」も怖かったですがやはり規模が違う・・ 火災の怖さもですがこれは天災ではなく人災といっていいでしょう。 工事の手抜きによる火災なのですから・・ 最初は火災発見がなんでこんなに遅いのだろうと不思議でしたが、 火が回りだしてからの速いことといったら・・ こうなれば火は生き物です。 次から次へとと表現しましたが、 一番怖かったのがエレベーターです。 私は普段からあまりエレベーター(特に高層ビル)は苦手です。 エスカレーターに好んで乗ります。 突然止まったとしたらまだエスカレーターのほうが閉鎖感がないし・・ 火災時のエレベーターなど乗りたくないです~! 後半のカゴでビルからビルにロープで移動するのは、 ちょっと・・アトラクション(絶対安全な)なら乗ってもいいかなとか(爆) でもUSJのバックドラフトの火災アトラクションで飛んで逃げたんだからだめか(苦笑) S・マックィーンを実は初めて見たのでいったいどのひとなのか最初わからなかった。 古い映画も観ているのにアクションを避けてるとこうなります・・ なかなか好感を持ちました。 ヒーローなんですが無骨なかっこよさというか渋いですね。 こういう役は子供が素直に憧れるような人で正解です。 こういう真面目に作られた大作は好感が持てます。 最後の冒険というか恐怖は火ではなく水というところが面白い。 私は水が怖い人なのでここが特に怖かったです。 聳え立つビルの頂上から水が吹き上げる・・ これは大画面で観るときれいでしょうねぇ。 火責め、水責め、爆発・・ 地元のシネコンで最近「日本沈没」を観て面白かったので、 タワーリング・インフェルノやポセイドン・アドベンチャーがリクエスト上映されたら、 絶対観にいこうと心に誓ったのでした。 [DVD(字幕)] 8点(2005-11-20 23:18:53)《改行有》

7.  タイム・アフター・タイム 《ネタバレ》  H・G・ウェルズはSF作家として有名ですが実は本当にタイムマシンを作っちゃった。 しかもそのタイムマシンのおかげで切り裂きジャックを未来に逃がすことになる。 消えたジャックを追いかけて未来に旅するウェルズ。 そこで出会う女性がまた面白いことに、 のちのバック・トゥ・ザ・フューチャー3でドクの恋人役だった、 M・スティーンバージェンなのですから! 未来で上映中の映画がエクソシスト4というのも面白い。 私は偶然にもこの作品のすぐ前にエクソシストビギニングを観たのですが(4ですよ) おお~!なんたる偶然な観賞とびっくりでした(笑) しかもビギニングでユダヤの手首に数字の場面が出てきたのですが、 この作品でも出てきたので(質屋のおやじの手首です)面白かった。 ウェルズは社会主義者でユートピアを夢みていました。 だから第一次や第二次世界大戦も信じられません。 女性とのやりとりで戦争のことが話題になり、 覚えたての「第二次のころかい?」と聞くのですが、 「そんなに年いってないわよ、ベトナム戦争よ」 ここおかしいです。そりゃ知らない設定なんだから当たり前なんだけど。 他の役者も演技がおもしろいけどM・マクダウェル(時計じかけのオレンジ)が、 普通にお堅い真面目な役なのがかえって面白い。 ここまでコメディが面白い時代錯誤ネタで笑えるのはお得。 コメディだけじゃなくサスペンスも楽しめます。 切り裂きジャックに彼女が殺されることは未来の新聞でわかってしまう。 さてどうやってそれを変えるか? 後半はちょっとセンチな気分にさせてくれてホロリとしますよ。 音楽がまた壮大で派手で気になったのですが、 音楽製作がミクロス・ローザがキング・オブ・キングスやベン・ハーの人とわかり、 これまた壮大なSFで万人受けはしないなぁと感心(爆) しかし観れば観るほどバック・トゥ・ザ・フューチャーに激似な作品ですが、 こちらのほうが6年も前なのです。 向こうの方が売れたのはおそらく誰にでもが感情移入できる、 普遍的で大衆的なテーマだからなのとCG演出の素晴らしさや映画の完璧さでしょう。 タイム・アフター・タイムは大人のそれもSFの(原作者とか)ファンに受ける、 とてもマニアックでいてよく練られた夢物語なのです。 [DVD(字幕)] 8点(2005-09-23 12:57:20)《改行有》

8.  太陽の帝国(1987) 《ネタバレ》 時には勘違い涙も取り合えず流せるスピルバーグ映画だったのに、これは難解でした。観客を引きずりこむことなく、淡々と描かれており、今まで見た映画的なわかりやすさがなく、しかし訴えるものもあるわけで見続けました。美しい映像やいつもの抑揚ある音楽、惚れ惚れするカメラワークはこの映画に関しては飾りでしかない。とてもよい映画だと思う。ただ、売れる監督が作る映画ではない。でも他の監督が作れば、あの忠実なる再現に近い日本兵や細かな日常が描けたか? (変更しました) この映画が何故気になるのにしっくりこないのか、また見てわかりました。真珠湾攻撃が最初の字くらいしか書かれていない。 これではアメリカ人が見たらハリウッドでは受けないのは当たり前。日本人から見ても、アメリカが日本の基地を破壊するシーンの美しさや、原爆投下された日本が美しく被害者的に描かれている。最後の少年のセリフも、新しく覚えた言葉が原爆・・ 一度目は日本人が良い描かれかただと思った。二回目はおかしいと思った。私が子供ならアメリカはやな国と思う。おそらく脚本が弱いのだろう。監督は子供の目線で撮っている。だから逆に怖い。子供は見たものしか信用できなくなっている。その怖さを感じました。ソレが言いたかったことなのかもしれないが、ハリウッドでは危険だとなるでしょう。私も大人なのに一度目見た時は、真珠湾のことなんて消えてた。アメリカ人のマルコビッチが、強さを教えるとけんかでもさせて(やられたらやり返す、ソレが正義だ)と言い、その後原爆があり子供はソレは違うと思うなんていいと思うけど・・子供はあの最中、見たことしか記憶に残らない・・だから親切にそのフレが欲しかった。何故点を上げるかというと、本当に残る映画ですから。DVDを購入します。 見たことしか信じられないと歴史の展開も忘れてしまうほど。 とにかく歴史ものを撮るのは何かを中途半端にすると、リアリティがなくなるし反発もある。そして完璧にすると長くつまらなくなる。シンドラーやライアンの批判より賛美が多いのは、何かを無視しても描ききっていたからでしょう。子供の目線は難しい。語り部役が欲しかった。あと、この撮影監督は、すごく良い。キャツチ・ミー・イフ・ユア・キャンを彼が撮ってればと思った。8点(2004-03-06 10:18:26)(良:1票) 《改行有》

9.  ダ・ヴィンチ・コード 《ネタバレ》  原作を読まずに観てきました。 といっても今まで私は映画の原作を読んで映画を見たことはありません。 なぜなら謎解きが最大の楽しみというミステリーやサスペンスで、 先に結末までわかってしまうなんて考えられないからです。 もしまだ映画を見てなくて原作を読もうと考えている方は、 原作を半分くらい読んで最後までは読まないで見たほうがいいかも・・ 「ミュンヘン」などのようなノンフィクションの場合は、 原作を見たり時代背景を調べた方が良いとは思います。 しかしフィクションの映画化とすれば個々の想像が自由な、 原作の方が楽しいに決まっています。 だから原作を読んで映画を観るとあら探しになってしまうのでは・・ 旧約聖書の誰でも知ってる最初の方、 アダムとイブとかを思い出してください。 そして暗号解読とか最近では死海文書とか出てきましたね~ 六芒星は誰でも知ってるしアイザック・ニュートンなんて懐かしい。 ニュートンから考える5文字の言葉なんて、 私は惑星の名を神話に直して一緒に考えてました(笑) 想像の旅ができるという点では冒険映画やSF映画と同じで好きですね。 一緒に考える楽しさが味わえたのはここくらいで、 あとは勝手に進んでは勝手に解かれちゃいますからわかりやすい。 小説のほうが楽しいというのはここかもしれませんね。 自分のテンポで空想し想像し考える楽しさ・・ ・・そんな硬い映画でもないんですが。 映画自体は勝手に進行していき都合よく主人公たちが難問を解き、 また新たな展開が待ち構えそれもまた都合よく解いてゆくといった、 かなりダイジェストなチャプター観をしているようで、 ある意味テンポよくある意味山ばかりで退屈。 しかし私は推理や演出よりも何が言いたかったかのほうに興味が移り、 「最後の誘惑」を思い出しながらイエスが人間だったころから、 この物語は封印されず現代も続く論争だと見ていました。 エンディングがそれまでのすごくわかりやすい内容とは裏腹に、 観客に想像させ答えをゆだねる最近のスピルバーグ映画のような作り(爆) [映画館(字幕)] 7点(2006-09-21 07:30:09)《改行有》

10.  タイム・マシン/80万年後の世界へ 《ネタバレ》 H.G.ウェルズ原作の映画は突っ込みどころがあり好きです。 あの最初の方でテスト飛行させたミニチュアのタイムマシンは一体どこへ? なぜ人類は楽園のような場所で培養され金髪なのだろう・・? 最初の方は科学用語やら時空の説明やらで、 なんかおかしくてかっこいいなぁと観てたんですが、 タイムトラベルした先からもうドク&マーティの世界で、 そこからまたとてつもなく未来へ飛び、 ここまで飛ぶの~?とあきれてしまうくらい。 これなら「A.I.」の地球水浸しの超未来を見ても不思議ではない(爆) どんどんSFでは哲学を語ってもいい。 めくるめくタイムトラベルの果てにやっと主人公が見つけたもの、 それは自分探しの旅なんでしょうね。 同じところへ戻ってくるタイムトラベルのお約束だから、 出発した時代に主人公は帰ってこなくても、 違う時代で同じ場所にいるはずです。 ちょっとこのエンディングはなかなかいいですよ。 [DVD(字幕)] 7点(2006-09-21 07:20:58)《改行有》

11.  ダークシティ 《ネタバレ》  どこかで見たような映画なのですがうまいことできてる(笑) まず冒頭のストリーテラーから「宇宙戦争」に代表とされる語りだし。 この手法は旧約聖書とかの史劇モノで必ず使われます。 主人公は記憶喪失でバスタブから脱出するシーンは「SAW」。 連続殺人事件の犯人は誰? 徐々に記憶を取り戻すかのような主人公と異星から侵略しにきたかのような連中。 ここは地球のとある古い時代の街で宇宙から地球人をさらいに来たか、 それともここはニセの街で宇宙人がそこに地球人を飼育実験にしているのか? 街の外はどうなっているのか? 夜中の12時に針が重なると街中が止まるのはなぜ? 記憶の入れ刷みをされたのは誰?? 面白い・・ こういったテンポの速い難解SFって好きなんですよ。 しかも絵が暗いから「レディ・キラーズ」のようなブラック・ファンタジーみたい。 運河の向こうにある夢の島にはどうして行けないのか? 閉鎖感いっぱいの演出は前に観てうろ覚えの「トゥールーマン・ショー」みたい。 あの作られた世界は外はああだったんですがこれは見事。 超難解だった「惑星ソラリス」のラストの答えがここにあると思いました。 そして「CUBE」とそっくりな演出もあります。 CUBEで一番好きな高さがわかる怖さ部屋が動く怖さがここに・・ というと・・まるで娯楽SFのおいしいとこどりごった煮なのですが、 これに「マトリックス」の世界を入れたような感じで、 よくまあ100分に詰め込んだものだと感心。 どうせアメコミのような作品だろうと期待はしていなかったのですが、 ラストまで飽きることもないし何しろ最初から飛んだSFと見ていたので面白い。 暗い画面や記憶を植えられた話や悪魔団体のような集団・・ 苦手な方にはお勧めできませんが好きなら楽しめます。 主人公が中途半端にヘタレのくせに無敵なので、 これは感情移入はできかねるなぁと思うのだけれど、 どの登場人物が主役でも成立すると監督が特典で説明していました。 ああそうかそれはありうると感心。 博士に妻役に異星人のボスに刑事に・・誰の目で観ても見られます。 この作品の主役はこの世界らしいから(街ということで) 期待していなかったアメコミ格闘系SFと思っていたのに、 なかなか哲学的で暗いのに娯楽SFとなっています。 [DVD(字幕)] 7点(2006-04-02 13:12:58)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

12.  ダークマン 《ネタバレ》 なぜ彼の作品にはいつもブルース・キャンベルが出ているのだろうか?? そりゃ「スパイダーマン」のほうが有名だし人気があるのはわかる。 なんといっても主役。トビーマグワイアとリーアム・ニーソンでは・・ でもストーリー的にはこちらのほうが優秀だと思う。 この独特の暗さ、ホラーSFには欠かせない。 これぞサム・ライミ。私は飽きもせず変わらない手法を使う監督が好き。 手術シーン、えぐい描写、ホラーなのに受けようとするコミカルさ。 そしてラストのかっこいいけど寒いセリフ落ち。 どれをとってもサム・ライミ。 スパイダーマンであることを誰にもしゃべってはいけない。 ダークマンであることももちろんね! 限られた人間の独特な救われない暗さにまだ、恨み執念まで加え、 さらに不思議なこっけいさが哀しい。 スピルバーグと並んで好きだなぁライミのホラーは。 [DVD(字幕)] 7点(2005-05-07 07:49:12)《改行有》

13.  ターミナル 《ネタバレ》 劇場鑑賞は「オールウェイズ」からご無沙汰していました。見ないと後悔すると思いましたよ。確かに最初の到着予定板(正式名わかる方いませんか?)の映し方から、ぐるりと主人公の周りを説明するカメラワーク、 「なんかしら昔の洋画見てる感じでレトロで品がありよいのだが・・ ああ、やっぱり私にはヤヌス・カミンスキーは合わないわ・・と思った。でも抜いたごちゃつく色に慣れてきて気づく。昔のヨーロッパ映画みたいだなぁ。確かに面白いコミカルなところは笑えほのぼのと見られ(ハンクスのやりすぎな芸も古風)、でもたいくつするくらい(昔のヨーロッパ映画ってそうだよね)ほのぼのとしながら、ある時を待っていました。・・思えばターミナルのコピーそのまま、観客もいつその時が来るのか待っていたのではないだろうか?何を待つか?CMなどで見た感動を劇場で味わいたいという、盛り上がりでしょう。ハンクスは何を待っていたのか?私の解釈では彼女の気持ち。 空港から出られるチャンスはあったのに出なかった。空港から出たいけど空港にいれば彼女を待つことができる。そうゆう意味ではまあいらないなとも思った、ゼタ=ジョーンズも、役的に意味があるのかもね。・・それとも、保護ではなく正当な理由で出て行く許可をもらいたかったとか。(国が元の状態に戻ること)とにかくよくわからない。 ラストにかけても。観客は宣伝に期待して泣きに来たのにコメディだから切り替えるも、ヤギの薬の事件やモップおやじ旅客機を止める事件など、泣けそうなところがあるたびに、「ここか?」と感情を盛り上げる用意をするもまたコメディにと、雪の空港で終わった方がよかったか。ジャズバーまで行くのならそれからまた空港へと行けばよかったか。 おそらく最大の原因は、トム・ハンクスの映画になってしまったことかも。 パンフを読むと、コメディとか多くハンクスが関与してるし、スピルバーグは前にA.I.で、キューブリックと半分こやってどっちつかずになったのに。あれは、ブラックのままか家族愛に絞ればよかった。これも80パーセントコメディ&人情劇なのに、ラストに監督が締めを担当しましたみたい。キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンを、まだ見てない人はぜひ見比べてください。これが良くも悪くもスピルバーグの映画です。個人的にはこっちのハンクスの方が、脇役でありながらとても良いです。7点(2005-01-08 07:20:28)《改行有》

14.  ターンレフト ターンライト 《ネタバレ》 劇場で上映される数が少なく、単館ものと言ってよいでしょう。 見終わった後ピンときはしませんでしたが、一緒に行った人は よい映画だと褒めていました。たぶんハリウッド慣れしすぎたのか、 私は劇場で派手なアクションや感動作に見慣れ、 絵本が原作のこういう映画にピンとこないのかもしれない。 だから時間がたてば評価も変わるかもしれませんが、 LOVERSの方が脚本が今イチでも泣けてしまった。 なぜだろう・・??映像も脚本も、媚びず恥ずかしくなく、 ほのぼのとしててよかったです。 感動して泣きたい人や映画の中に自分を入れたい人は難しい。 それが私だったので、過度の期待で見るとよくない。 ただただ癒される映画かな? 終わって「ふーん、それがどうしたの?」と、醒める映画でもなく、 ちょっと考えさせられるストーリーではあります。 ちょっとブラックユーモア入っててついていけない処もある。 それが単館向けなのかも。 でもこれは劇場で見てよかったです。街の撮り方がいいですし。 気に入った処は、公園のシーンですね。昔と重なる処。 金城さんはこういう翻弄される役が合っています。 久しぶりに広東語?の地声だと思います。7点(2004-11-30 05:03:39)(良:1票) 《改行有》

15.  ターザン(1999) ディズニーは話は好きですが絵と音楽が苦手で、 現時点で見たのはこれと、ピーターパンになります。 金城武の吹き替えの方を見ましたが、評判がいいのに納得。 違和感なしでひとりニヤニヤ(たどたどしさがはまってて、 この人選ディズニーさん偉いよね)笑うくらいターザンがリアル。 (ドラマの喋りよりうまかった・・)っていったい?? あの喋りなら英語も彼で聞きたかったな。(英語は日本語よりうまいし) それと、既存になりますが絵の素晴らしさ。 苦手だったなめらかすぎの絵も背景のきれいさと、 スピード感にびっくり。ゲームやってるみたい。 大画面で見たほうがいいかも。 ラストがあっさり終わるので、ああやっぱりミュージカルだと思いましたが、 たまに見るのにはいいかも。ただ、歌がV6だったので、 母ゴリラとのふれあいのバラードはそれでよいのですが、 全部V6というのがひきました。アニメの吹き替えは日本語全然OKです。 7点(2004-11-09 20:35:44)《改行有》

16.  箪笥 《ネタバレ》 この映画はさすがにスピルバーグが誉めただけのことはある。 日本のホラーを見慣れている人は不満かもしれない。 私は日本のホラーを怖くて避けているので新鮮だった。 韓国の俳優さんはもちろん見た目が日本人と同じだから幽霊としてみたら怖い。 ゾンビでもないし金髪でもないしマスクもかぶっていない(笑) もしかしたら私は「リング」とか観たらトラウマになるのでは・・だから観ない。 脚本がまずよくできておりいわゆる「シックス・センス」オチなのだが、 詳しく書くともう観ても面白くないので書きません。 それまでがちょっとだるい。 韓国映画は初めて観たのですが中華映画と同じように、 赤を効かせた暗い観づらい演出が多い。 あれってもともとは「サスペリア」とかイタリア映画の影響なのかな。 絵として凝りに凝ったカメラワークが多いんだけど、 はじめのうちはうまいなぁ(というかヒッチコックやスピルバーグの技法ですが)と感心するも、 それがずっとだから飽きてきて(長いよなぁこの映画ホラーなのに)と思っていました。 しかし脚本がいいので頭の中では飽きませんでした。 観る映画というよりも読む映画かもしれない。 演出に既存の映画を感じさせてしまうのが難ですが、 これだけ人間の恨みや後悔が描かれていれば成功でしょう。 やはりアジアの映画だなぁと思いました。 内面を描かせたら洋画よりずっとえぐいです(苦笑) 洋画のホラーはどうしても宗教で怖がらせようとしますから、 日本人が観て見た目は怖いが内面は怖くはないのですよ。 この作品の一番よかったところは、 全部謎が解けたあとの救いようがない暗さと対照的に、 明るい音楽と背を向ける主人公のシーンです。 それからのことが今までですから(やるなぁ悪趣味だなぁ)と思いました。 ママ母が主人公に言ったひとことの展開やそれまでの家族図など、 松本清張ものみたいだなぁと感じました。 登場人物で特に気になったのが主役の女の子より、 妹役の子(少年みたい・・)と、 ママ母役の人がニコール・キッドマンとかぶり「アザーズ」が頭から抜けなかった。 [DVD(吹替)] 6点(2006-09-21 06:53:21)(良:1票) 《改行有》

17.  007/ロシアより愛をこめて 《ネタバレ》 やはり「北北西に進路を取れ」みたいだなぁと1作目にも思ったのですが、 こちらのほうがそっくりなシーンがありました。 これも先にこちらを観ていればまた違っていたかも・・ あまりヒッチコック的な演出は好きではないのです。 作品はいいんですが好みの問題かも・・ ここまで大風呂敷を広げた娯楽作ならば、 合成をもう少し控えてほしかったなぁ・・ 車のシーンはあまり気にはならなくなったのですが、 ラストのベニスのシーンがとってつけたような印象を感じました。 あと全体的に雑で都合よく展開されていると思いました。 ドクター・ノオはSFじみていたから笑えたのですが、 これはちょっと・・でもまあよく考えたらインディジョーンズと思えば・・ やはり一番人気ゆえ期待が大きすぎたのかもしれません。 全体的に今のアクションによくありそうみたいな感じで。 実は本当はもっともっとありえないような展開や演出が見たかったり(爆) うん、ドクター・ノオのほうがありえなさではよかったかも・・ 最初の音楽もドクター・ノオのダサ豪華なラテンが変に気に入ってて、 こちらはアイススケートの曲みたいな急に品が出て戸惑いました。 ではよかったところ。 ボンド・ガールは品があってよかったです。 全体的に前作よりかなり洗練されて大作っぽい仕上がりに。 一番よかったのがQ。 ボンドにアタッシュケースを渡しスパイ道具を説明するんですが、 このやりとりと説明された道具の楽しみがあります。 個人的にツボにはまったのがタルカムパウダー。 あれは汗止めなんでしょうか? トランクにあれを入れて違う開け方をしたら催涙パウダー?が爆発する?? ホテルに泊まったら絵画の裏を調べるお約束はこの映画からかな。 しかし調べないときもあるし雑なところもありますね(苦笑) あまり細かく突っ込みながら観ない方がいいかも・・ いつもなぜか敵につけられているし・・ ホテルでもレストランでも(ボンドだ)って名乗るからかなぁ(爆) もしかしたらこういう作品なのかもしれませんね。 [DVD(字幕)] 6点(2006-04-23 13:46:28)《改行有》

18.  007/ドクター・ノオ 《ネタバレ》 時代からいってあまり期待はしていなかったのですが、 やはり古いです(苦笑) 「北北西に進路を取れ」といいとこ勝負かも・・ しかしいきなりテーマ音楽がかかりますとちょっとした感動。 ああ聴いたことはあると。 このはじまり方はすごい・・ 「マルホランド・ドライブ」のオープニングと同じじゃないですか! 3人の盲目の杖をついた黒人が影絵から動き出しはじまると・・ このアイデアだけでも感心。 内容は本当にいい時代のSFの入ったアクション。 SFというのも変ですが悪いやつがDrノオという科学者で、 怪しい実験をある島で行っていて、 アメリカのロケット発射を妨害しようと企んでいるなんて、 SFじゃあないですか!? 話が大掛かりでしかも派手でどちらかといえば、 「インディ・ジョーンズ」の世界なんです。 スパイものときいていたので「MIP」みたいなのかなぁと思っていたんですが、 これはテンガロンをかぶっていないインディです。 スピルバーグはインディシリーズをルーカスと制作したときに、 007のような冒険活劇を作ろうと意見が一致したそうですから・・ 全く007と同じではいけないから西部劇のスタイルで職業も考古学者にしようかと。 しかも「JAWS」では007というナンバープレートがサメのおなかから出てきたり・・ シリーズを全部順番に観ていこうと思います。 アクション・ヒーローものは苦手ですがこのシリーズは観てみよう。 そして今回ショーン・コネリーがボンド役で一番人気なのがなぜかがわかった。 まだ1作しか観ていないけれどなんとなく・・ もちろん年を重ねたコネリーのほうが私は好きですが・・ 007の1作目を観て確信しました。 完璧な二枚目ではないけど妙にかわいらしい表情をする。 キザな役なんだけれどもそうは見えない品がある。 まあそれが愛される個性というものなのかもしれません。 私は誰かに似ているというのを指摘するのがクセなんですが、 ケビン・スペイシーとジャン・アレジを合わせたような(爆) 特に角度によっては本当にケビン・スペイシー似。 出てくる女性がみんなきれいなんですよね。 で、敵であろうが味方であろうがキスしちゃう(苦笑) ものすごくアタマが切れるようでなぜかつかまってしまう・・ まさにインディジョーンズじゃあないですか・・ 割り切って観れば結構面白いかも。 [DVD(字幕)] 6点(2006-04-02 13:54:24)(良:1票) 《改行有》

19.  堕天使のパスポート 《ネタバレ》 なんというか、映画がホルマリン漬けの色なのですよ・・ 鑑賞中は食事しないほうがいいです(笑) 腎臓を売って偽造パスポポートを作り夢の国外へ・・ 社会派映画としてはわかりやすいんですが、 どうも描写がキモイのと主人公たちの本当は身勝手じゃあないのかという思いに、 共感もできなかったし逆に元締めである闇の支配人=仲介者のいうことが的を得てて、 悪い奴はわかるんだけれどもこいつの言う道理もわかるんだよ・・と、 私が日本人だから特にそう思ったのが正義や悪とかの問題ではなく、 そこで我慢できないものが他の場所を求めてもおなじ事の繰り返しだと。 本当に夢を追って新天地に生きたいならば他にも方法があるわけで。 その努力ができないならばそこで我慢して働けば?とちょっといらいらしました。 もちろん主人公の黒人はあとで無実の罪に国を追われたと弁明するも、 それは一部でもあり厳しい見方をすれば国にいられなくなったわけは他の移民にもある。 法の抜け道を通って別の安息地を探すのならまずはその償いを忘れてはいないか? それが無実というのは主人公の設定であり他の不法侵入者はどうなんでしょうか。 そこにふれてはいないしましてや自分が選んだロンドンが住みにくいからといって、 ひとつの腎臓を命の危険を犯してまで売る。 次の場所でも差別や法務局の監察から逃げるため残りの腎臓も売ったら、 何が残ると言うのでしょうか?? たぶんそういうことを問いかけたかった真面目な映画なのでしょうけれど、 恋愛が絡んだ演出がどうもモサッとしていてこれは自分らのことしか考えていないのでは・・ といらいらしながら後半に入ったのです。 そして最大に腑に落ちなかったのが、 彼女が本気でN.Yに行きたかった理由がイマイチ伝わらず説得力に欠ける。 工作員や不法侵入者のスパイサスペンスを期待したので、 やけにシリアスで暗い映画鑑賞になりました。 ただ、真面目に底辺でもがく人々たちのどうにもならない運命はわかりました。 音楽がよかったことくらいですね・・ デヴィッド・バーン と調べてわかったのですが、 彼の前いたグループがトーキング・ヘッズというのも知りませんでしたが、 このメンバーがバラバラに集まりユニットを組んだトムトムクラブというグループ、 それを調べてわかりちょっと嬉しかった。 [DVD(字幕)] 6点(2006-01-20 04:04:26)《改行有》

20.  大統領の陰謀 《ネタバレ》 なかなか面白かったです。 まさに事実は小説よりと申しましょうか・・ しかし期待も多かったのと誰を主体に描いているのかぼやけてしまい、 緊迫した面白さとはまた違う普通のドラマの面白さにとどまりました。 夏ごろからニュースで気にはなっていたのですが、 謎のディープ・スロートというあだ名の真のFBIが名乗りをあげて話題になりましたね。 6月ごろだったかな・・気にはなってたんです。 トム・ハンクスとユニバーサルが彼の映画化権利を買い取ったらしいから、 91歳の元FBI副長官来年には映画化されるでしょう。 こちらはワシントンポストの記者ふたりを中心に展開されています。 が、鬼気迫るシーンというのは(銃撃戦など)あっても良かったと思うのですが、 当時できないならば心理描写で記者の演出をもっと描くべきだと思うのです。 それが事件をただ追うような説明不足の展開で、 デスク役のブッシュ似のJ・ロバーズの方が演技的によかったのです。 この映画のホフマンとレッドフォードはあまりよい演出ではなかったと思う。 特にホフマンはうまい俳優なので役が地味すぎたかも・・ 演出の最大の面白さはやはり今年になって自身を暴露した謎の男。 この描き方がサスペンスチックで面白い。 全体的にはシリアスな社会派映画でありながら軽めに見えてしまった。 もっともっと重大な事件のはずですから、 このての作品演出は抑揚ありすぎでも昔の黒沢監督の政治ドラマが面白い。 そしてS・ルメット監督の白黒映画のほうが・・ ただ実話になりますので派手な演出や娯楽は無理だったのかも。 たぶん2006年には映画化されるであろうこの事件、 決してリメイクではなく謎の男の目で見た裏の真実ということで、 ユニバーサルも賞狙いで作るはずです。 ここらでまだ未見の方、昔見た方も今一度見直してみられてはいかがでしょうか。 なおこの作品は調べてから見たほうが何倍も面白い事実の歴史サスペンスです。 [DVD(字幕)] 6点(2005-11-04 07:50:15)《改行有》

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