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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2101
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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41.  ハート・アタッカー 《ネタバレ》 アカデミー賞受賞作「ハート・ロッカー」の前年製作の未公開作です。 恐らく「ハート・ロッカー」の後に日本ではDVDになり、CS等で放送されたのだと思いますが、それにしてもこの邦題は・・・。 アメリカ海兵隊、アルカイダ、戦争に巻き込まれ犠牲になるイラクの一般市民。憎しみの三角関係、それぞれの視点のイラク戦争。 イギリス映画ということもあり、アメリカの正義を声高に主張する訳でもなく イラクで何が起きているのかを冷徹にドキュメンタリータッチで告発する。 そして冒頭と最後でテレビのニュース映像という形でブッシュを登場させるあたりに製作者のブッシュへの批判を感じさせる。 この偽ハート・ロッカーの様な邦題で損をしていますが、なかなかの力作であり良作です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-03-08 20:12:05)《改行有》

42.  パラダイスの夕暮れ 《ネタバレ》 ゴミ収集の作業員の男とスーパーのレジ係の女。不器用な2人の男女を主人公としたカウリスマキ流メロドラマ。 「労働者三部作」に「敗者三部作」に、彼が作品の中で描く対象は一貫してブレがありませんね。 恋愛をストーリーの軸とした作品でも、登場するのはいつも通りの中年の男女。 そこに変わることの無い労働者の日々、失業など、いつものカウリスマキの世界が展開されていきます。 そんな中に決して爆笑とはいかないですが、時折挿入されるカウリスマキらしいユーモアのセンスが光ります。 もう1つ、同じ職場の仲間との間に芽生える男の友情もいい。 そして突然訪れるハッピーエンド。「食べていけるの?」「毎日イモだ。」 現実感にユーモア。最後の2人のやりとりもまた可笑しさと共に何とも言えない味わいがありました。[DVD(字幕)] 7点(2016-03-25 23:47:50)《改行有》

43.  母と暮せば 僕は本作を終始息子の立場から鑑賞していました。 愛する人を残してこの世を去った無念。 1人残された母を心配しながらもまだまだ母の傍にいたい思い。 様々な感情が入り混じる息子の思いを二宮和也が好演しています。 劇場には吉永小百合さん演じる母親と同年代、 あるいは年上の女性の方も沢山見に来ておられました。 息子を失った癒えることの無い悲しみ。 終盤には劇場の至るところから鼻をすする音が聞こえていました。 きっと皆さん、母親の立場から本作を見ておられたのでしょう。 ラストで吉永小百合と二宮和也の母子の姿が消えていく。 戦後長い年月が経過し、戦争の記憶も少しずつ薄れていく。 本作は松竹の120周年記念作品ということですが、昨年は戦後70周年の節目の年でもありました。 このタイミングでの本作。作品に込められた戦争で亡くなられた方々への鎮魂の思い。 エンドロールの合唱には、山田監督のそんな思いを特に強く感じました。[映画館(邦画)] 7点(2016-01-08 23:14:17)(良:1票) 《改行有》

44.  バーニー/みんなが愛した殺人者 結末はちょっと悲しい実話なんですが、バーニーと事件を語る町に人々へのインタビューが軸となる、 一風変わったテイストが面白いドキュメンタリータッチの作品。 元々ジャック・ブラックという人は好きなんですが、彼が何度も演じてきた、 ちょっぴりだめだけど憎めない勢いのいいロック野郎とは雰囲気が異なりとても静かな印象を与えます。 本作の彼の風貌と確かな演技力はフィリップ・シーモア・ホフマンを思い出しました。 事件前も事件後も町の誰もから愛された殺人者と、誰からも嫌われた被害者。 「罪を憎んで人を憎まず」という言葉もありますが、こういう事件をどう裁くのか。 ジャック・ブラックやマコノヒーの存在もあり、終始コメディタッチですが考えさせられる内容です。 そしてもう1人、どんな役を演じても抜群の存在感があるシャーリー・マクレーン。 こういうふてぶてしさのある役もお手の物です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-09-17 21:35:14)《改行有》

45.  バンクジャック 《ネタバレ》 銀行のセキュリティ担当のウォーレン・ベイティが、 その立場を利用し悪党どもの金をまんまと盗み出す痛快サスペンス・コメディ。 相棒役のゴールディ・ホーンがとにかく可愛いです。パワフル・コメディエンヌのゴールディの魅力が全開。 実際に金を盗み出すまでの前半がちょっと長く感じるのですが、 金を盗み出し、悪党どもから執拗に追われる後半はとてもよく出来ています。 台詞をほとんど用いず、追いつ追われつのウォーレン&ゴールディと悪党どもの鬼ごっこをテンポ良く見せていく。 サスペンスとコメディのバランス配分も実にいい。 本作のMVPは勿論ゴールディ。彼女抜きではここまで面白い作品にはならなかったと思います。[DVD(字幕)] 7点(2015-09-02 23:23:14)《改行有》

46.  バーバレラ こういうバカバカしい映画、僕は好きです。 バーバレラは結構危ない目にあっている割には緊迫感が無いんですけど、本作はそれが大正解だったと思います。 60年代という時代を考えると、宇宙のとある星という作品の世界観もよく表現されているんじゃないでしょうか。 とか、そんなことよりもまだ若いジェーン・フォンダのコスプレとエロカワぶりが見られるだけで十分の作品です。 後に別れちゃいましたけど、この頃はロジェ・ヴァディムとジェーン・フォンダはご夫婦でしたよね。 自分の奥様に何をさせてるですか・・・。でも、ヴァディムさん、ありがとう!と言いたい作品です。 そしてあのデュラン・デュランの名前の由来がこのデュラン・デュランだったとは知りませんでした。[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-07-06 20:57:21)(良:1票) 《改行有》

47.  薄氷の殺人 《ネタバレ》 グイ・ルンメイの映画を見る度に同じことをコメントしている気がしますが、 本作もやはり彼女がお目当てで見た作品で、期待通りの素晴らしい存在感を見せてくれます。 本作でもやはり彼女はあまり喋りません。 その表情で感情を見せる独特の存在感は本作でも際立っています。 彼女の微笑んだような表情が好きなのですが、本作には彼女の笑顔は全くありません。 夫を亡くし、クリーニング店で働く薄幸のヒロインという役どころ。 ストーリーの軸になるミステリとしては、犯人が誰なのかは序盤で予想はついてしまいます。 しかし本作はそこはあまり問題ではないと思う。 その上で彼女が演じる女性の今と過去の事情と事件の真相と、 1人の男とのドラマが展開されていく。 作品の舞台は華やかな上海や北京とは全く趣の異なる、 屋外スケートリンクがあるような中国の北部の地方都市。 夜のシーンが多いのですが、寂れた町並みにあやしく光るネオン。 寒々とした冬の風景と人間模様も印象的です。[DVD(字幕)] 7点(2015-06-06 15:23:35)(良:1票) 《改行有》

48.  蜂の旅人 冒頭の娘の結婚式。その幸せの宴の席、どこか思いつめたような表情を見せる父。演じるのは名優マストロヤンニ。 その日、彼は長年務めた教師の仕事を辞め、家族とも別れ、教師をしながら営んでいた養蜂業の蜂と共に旅に出る。 孤独、老い・・・。本作のマストロヤンニの姿からはそんな言葉しか思い浮かばない。 これまでの人生において家族と何があったのか、過去に何があったのかにはほとんど触れていません。 あのラストシーンが旅の目的だとすれば、かつての仲間を訪ね歩いたり、離れて暮らす家族の顔を見に立ち寄る彼の行動があまりにも悲しい。 ラストシーン、彼は指で地面を打つ。その指で彼は一体何を語っていたのでしょうか。 マストロヤンニはこの後、「こうのとり、たちずさんで」再びアンゲロプロスの作品に出演します。 両作品とも、思いつめたようなあまりにも寡黙な姿が印象に残りますが、 やはりマストロヤンニには寡黙よりも陽気で饒舌な男の役が似合いますね。[DVD(字幕)] 7点(2014-09-15 18:16:26)《改行有》

49.  ハリウッドにくちづけ シャーリー・マクレーンとメリル・ストリープ、二大女優が母娘役で競演。その演技合戦が実に見応えのある作品。 しかも、演じる役が映画ファンなら誰でも知っている2人。 誰もが憧れるハリウッドスター。僕たちファンに見せてくれる表の顔からは分かり得ない苦悩やプレッシャーがあるのだと思いますが、 この2人にこんな一時期があったなんて全く知りませんでした。 ちょっとした役で思わぬ人が出てくる。ハリウッド内幕モノならではの豪華キャストもお楽しみの1つです。 そして本作の最大の見所は実はラストからエンドロールにかけてやってきます。 メリルの迫力満点のボーカルにびっくり。これは一聴の価値ありですよ![ビデオ(字幕)] 7点(2014-07-25 23:38:05)《改行有》

50.  晴れて今宵は(1942) 《ネタバレ》 久しぶりにアステアの映画を見ましたが、やっぱり楽しいなあ・・・。 な~んにも考える必要無く、ただ楽しい。 これはアステアの映画に限らず、昔のミュージカルに共通して言えることですけどね。 本作は、「踊る結婚式」に続くリタ・ヘイワースとコンビを組んだ作品ですが、ストーリーも面白く、「踊る結婚式」よりこちらの方が好きです。 本作は作品が始まって30分ほどは動きが少ないんです。しかしアステアのパワフルでコミカルなソロに始まり、 ラストまで3度ほど用意されているリタとのペアの舞いは曲調を変え、衣装を変え、 優雅に、パワフルに、たっぷり楽しませてくれます。 まあ、冒頭にリタが「私は結婚なんてしない」みたいなことを言う時点で、最後は誰と誰がどうなるのか分り切ってはいるのですが、 気軽に見られる楽しいストーリーとミュージカルシーンがたっぷり堪能できれば、ミュージカルというジャンルはそれで十分なんだと思います。[DVD(字幕)] 7点(2014-06-21 20:20:21)《改行有》

51.  ハイ・フィデリティ ジョン・キューザック、ジャック・ブラックの持ち味がとてもうまく引き出された音楽愛にあふれるラブコメ。 見る者に語りかけるようにカメラに向かって少々理屈っぽく恋愛を語るキューザック。終始結構あつく語り続けるのでちょっとくどくも感じますが、その様は若くて勢いのあるウディ・アレンといったところです。ジャック・ブラックも濃いキャラクター全開で笑わせてくれます。(で、最後は見事に聴かせてくれますよ!) あの中古レコード屋の雰囲気がたまらなくいい。僕の場合レコードはせいぜい高校の頃まででしたが、自分の世代(今の40代)がまだCDではなく、レコードを聞いていた最後の世代だと思う。特に中古レコード屋はお宝の山みたいな感覚でしたね。次は何が出てくるか、1枚1枚棚に収められたレコードを指でめくっていく作業が妙にワクワクして楽しかった。そんな懐かしい感覚も思い出させてくれる作品です。[DVD(字幕)] 7点(2014-01-10 21:20:55)《改行有》

52.  ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー 「ハイスクール・ミュージカル」のシリーズも「3」で遂に卒業の時を迎えます。卒業を間近に控えた、トロイを中心にしたイースト高の仲間たちの高校生活最後の1ページ。 全3作品に共通して言えることですが、たっぷりと挿入してくれるクオリティの高いミュージカルシーンがやはり本シリーズの魅力。トロイとガブリエラがロマンティックに。シャーペイとライアンがコミカルに、しかししっかりと歌って踊ってくれる。(目立ちたがり屋さんシャーペイが過去2作と比べるとあまり目立ってないのが残念ですが…。)そして男同士でパワフルに。 眩しいほどに明るい彼らの学園生活を見ているだけで楽しい。このシリーズはもうストーリーはどうだっていいんですが、本作は「卒業」という大きなテーマがあるので過去の2作にはあまり無い、しんみりとした空気もあります。 でも、ラストはイースト高のスクールカラーである赤と白の衣装も鮮やかに、みんな揃って明るく元気一杯に卒業していってくれました。 オルテガ監督には是非ともまた、こんな陽気なミュージカル映画を撮ってもらいたいと思います。[DVD(字幕)] 7点(2013-04-13 21:12:14)《改行有》

53.  ハイスクール・ミュージカル2<TVM> 前作の登場人物、キャラクターなどをそのまま受け継いだシリーズ第2弾。 前作同様、衣装から小道具に至るまでポップでカラフルな色の配置がミュージカルの舞台に花を添えるように綺麗です。 ミュージカルシーンも時にロマンティックに時にパワフルに、前作同様とても楽しく完成度も高いと思います。前作はバスケ、本作では野球と、スポーツとミュージカルの融合も楽しい。 キャラクターが前作と同じなので、色々ありながら最後は大団円の楽しい歌とダンスで締めるのも前作と同じなのですが、シャーペイのキャラがパワーアップしすぎで、何だか1人浮いた存在になってしまっていましたね。それでも前作同様に親子、姉と弟、友情や恋などを上手く絡め、鑑賞後は爽やかな余韻が残る青春ミュージカルとなっています。[DVD(字幕)] 7点(2013-02-01 23:42:47)《改行有》

54.  ハロルドとモード 少年は虹を渡る 80歳のおばあちゃん、モード。やることは無茶苦茶だが台詞の一つ一つがとても良かった。どことなく寂しさや、少し重さも感じさせながらもユーモラスでもある人物描写。こうした作品の雰囲気作りはハル・アシュビーのこの頃の作品では「さらば冬のかもめ」と共通するものを感じます。結末は好みではないですが、こういう雰囲気は好きです。音楽もいい映画です。 [DVD(字幕)] 7点(2012-05-12 22:06:29)《改行有》

55.  バルカン超特急(1938) 《ネタバレ》 スロースタートで話が動き出すまでが長く感じられますが、列車が動き出してフロイ婦人が消えて以降はテンポの良さも素晴らしくとても面白かったです。物的証拠の眼鏡をめぐる格闘のシーンなどサスペンスとしての緊張感はゆるいのですが、サスペンス、ミステリとユーモアの上質なブレンドや、紅茶のパックや窓に指で書かれた文字の巧みな見せ方はヒッチコックの十八番。イギリス時代のヒッチ作品はあまり見ていないのですが、本作も僕が好きなヒッチらしさが随所に感じられる作品でした。[地上波(字幕)] 7点(2011-03-27 21:23:46)

56.  ハイジ(2005) 困ったなあ・・・。勿論本作はヨハンナ・シュピリの児童小説が原作なのですが、どうしても子どもの頃に見たアニメ「アルプスの少女ハイジ」が原作のような感覚で見てしまいます。ハイジとクララの服の色が違うし髪の色も違うぞ!とか、ペーターが似てないし帽子をかぶってないぞ!とか本作にしてみれば全然関係の無いツッコミを入れてしまうのですが…、マックス・フォン・シドーが演じた髪もヒゲも真っ白なアルムおんじは子どもの頃に見たアニメの中のアルムおんじの姿なのでした。あと、ハイジをアーデルハイドと呼ぶおっかないロッテンマイヤーさんも。作品としては前半のアルプスのパートがあっという間に終わってしまいますが、その後のフランクフルト(堅苦しい食卓での子ネコ騒動で見せるハイジの元気さや明るさがいいですね)、そして終盤の再び帰ってきたアルプスの時間配分もとても良かったと思います。また、服や髪が違うとツッコミは入れてしまいましたが、アルプスの美しい風景、ぽっちゃり丸顔の元気一杯で可愛らしいハイジ、自分の足で立ったクララの姿など、子どもの頃に見たアニメの世界が懐かしく蘇ってきたのがとても嬉しかったです。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-03-13 20:10:24)(良:1票)

57.  バティニョールおじさん 主人公のパリで精肉店を営むごく普通のバティニョールおじさんを通して、反ナチス組織でも何でもないけれど、関わることになってしまったユダヤ人を匿い、命を救いたいと奔走したナチス占領下のパリ市民が描かれる。 その一方で平気な顔で市民生活の中に入っていたナチスや密告屋の存在も描かれ、前半のバティニョールおじさんのように自身の心情とは裏腹にナチスに協力的な姿勢を演じざるを得なかった当時の多くのパリ市民が置かれた状況も伝わってきます。 重さや涙を誘う演出は控えられ軽いタッチで作られた作品ですが、ユダヤ人の子どもを匿って以降のおじさんの行動、ユーモアのあるおじさんと子ども達の触れ合いからは優しさや人情が感じられ、そんなバティニョールおじさんを演じるジェラール・ジュニョの持ち味がとてもよく出ている作品です。[DVD(吹替)] 7点(2011-03-06 17:33:09)(良:1票) 《改行有》

58.  バーレスク 《ネタバレ》 まずは、映画館で見て良かったと思える映画でした。この迫力のパフォーマンスは家のちっこいTVで見るのと映画館の音響と大スクリーンで見るのでは大違いです! 脇を固める登場人物については、まずはシェールの醸し出す存在感、オーラが凄い。さらにはお約束な感じになりますが、ヒロインに熱い視線を注ぐ、金持ち男とまだ夢を追いかけている途中の金の無い男、この2人の対照的な男に、ヒロインに主役の座を奪われライバル意識むき出しに時にはヒロインの邪魔をするダンサーといった登場人物の配置とストーリーを分かりやすすぎるくらいにして、さあクリスティーナのパフォーマンスを十分ご堪能下さい!といった映画でしょうか。 田舎から己の芸1つで成功を夢見て都会に出てくる若者の恋とサクセスストーリーを描いた映画は昔から幾度となく作られた題材。こういう映画は、そのパフォーマンスを堪能できて主人公がスターへの階段を登って行く様子を気分良く見ることが出来ればいいのではないでしょうか。 クリスティーナのステージに比重がかかっている作品ですが、衣装にダンスに曲調にステージの雰囲気に、と手を変え品を変えで彼女のパフォーマンスも十分堪能できる作品でした。 平日の昼イチの回で見たのですが、ご年配の方に冬休み中の学生さんに僕のようなスーツ姿で昼間から外回りサボってるの丸分かり風の男に、とても幅広い客層で満席になっていたのがなんか嬉しかったです。[映画館(字幕)] 7点(2010-12-27 20:41:13)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

59.  花の生涯 梅蘭芳 《ネタバレ》 前後半(梅蘭芳を演じる俳優が変わる)でガラリと作風が変わります。まずは前半に描かれた京劇の世界の華やかさと厳しさは非常に見応えがありました。梅蘭芳の青年時代を演じる俳優の京劇の舞台での美しさ、普段の姿のはかなげな姿、この俳優の美しさ、存在感が印象に残ります。 前半のクライマックスである師弟対決では敗れ去ることになる師の描写が見事。客に物を投げつけられ罵声を浴びせられ、誰もいなくなった客席に向かって渾身の演技を披露する師の姿、弟子に対し最後の教えを説く師の姿に京劇役者の誇りが見事に描かれていました。 そして後半。前半はたっぷりと美しい京劇の舞台を見せてくれたのと比較すると後半は京劇の描写がほとんど無く、京劇の魅力自体はほとんど描かれていない。ドラマチックな展開も無く淡々と大人になってからの実在した京劇スターの知られざる苦悩を描いた伝記となっていますが、描かれる様々な出来事それぞれが薄味で淡白になってしまっている感があります。 後半に梅蘭芳を演じるのはレオン・ライ。前半の青年時代の俳優と比較すると華は無いですが、これは実在した京劇のスターの伝記であり梅蘭芳という成功と名声を手にした京劇スターの知られざる苦悩や孤独感を演じたその姿からはレオン・ライの持ち味が十分に発揮されています。 本作は梅蘭芳の伝記であると共に彼に魅せられた男の物語でもあるのですが、その男を演じたスン・ホンレイの存在感と好演も見逃せません。特に後半は“覇王別姫再び!”と思って見る映画ではなく、チェン・カイコー監督が「覇王別姫」とは全く別の視点で実在した京劇スター、梅蘭芳という一人の人間を見つめた映画となっています。[DVD(字幕)] 7点(2010-07-04 19:05:33)《改行有》

60.  バックマン家の人々 昔一度観て以来随分久しぶりの再見。当時は誰が誰かも分からない人もいましたが今観直すとバックマン家の皆さん、何とも豪華な顔ぶれですね。スティーブ・マーティンはいつもよりかなり抑えた演技だったものの、この人がお父さんを演じると本当にハズレ無しですね。子供たちの前でカウボーイに扮するシーンなんて最高です。そんな彼と並んでメアリー・スティーンバージェン、ダイアン・ウィーストの女性陣も流石の一言。こんな大家族の群像劇で全ての主要登場人物のキャラを立たせるのは難しいと思いますが、一人一人を見事に魅力的に描いて見せたロン・ハワード監督の確かな手腕を感じる作品です。当時はそれ程いいとは思わなかったのですが、今観るといい映画だなあ、と思える楽しくて心温まる作品です。10年、20年ぶりに観直すとこんなことがあるから映画って面白いものですね。[DVD(字幕)] 7点(2009-12-21 21:46:45)

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