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プロフィール
コメント数 3870
性別 男性
年齢 53歳

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141.  白鯨 メルヴィルの『白鯨』と言えばもう、物語とも捕鯨論文ともつかない誠に壮大な小説で、壮大過ぎて、最初一人称で語っていた筈のイシュメールが途中で行方不明になってしまう不思議な話ですが、レイ・ブラッドベリとジョン・ヒューストンは、意外な程原作に沿って、脚本を組み立てています。小説は中学の頃に背伸びして読んだので苦心惨憺して読みましたが、後にこの映画を見た時、ウンそういや確かに、(うまく纏めると)こんな劇的な物語なんだよなあ、と改めて思わされました。でも、誰かもう一度映画化してくれないかなあ。可能な限り原作に忠実な、4時間くらいの退屈な映画に。7点(2003-06-28 09:38:51)(笑:1票)

142.  バニシング・サブウェイ これが意外な拾い物。走行中の地下鉄車両が乗客もろとも行方不明に。しかし、確かにその車両はどこかを走り続けているらしい。とまあ、ミステリアスというかとりとめないというか、そんなお話ですが、おやっと思わせるユニークな演出が目を引きます。メビウスの輪にとりつかれた教授の存在など、「π」を思い起こさせますが、こっちが先でしょ?7点(2003-06-08 01:07:35)

143.  バリー・シール/アメリカをはめた男 実在の人物に取材した映画、ってことなんですが、まあどうにも、胡散臭い、ウソ臭い。当時の社会情勢などが作中にそのまま取り入れられ、何ならもっとリアリティを感じても良さそうなところが、かえってそれが胡散臭かったりして。しかしこうやって見ると、当時の情勢そのものが、いかにも胡散臭い時代だったんだな、と。 この作品、なんとなく、お伽噺のテイストですね。一種のホラ吹き男爵譚。これを、演じてる本人も、見ている我々も、違和感なく演じられるのは、やっぱりこの人しかいないでしょう。と言う訳で、「トム・クルーズ/アメリカがハマってしまった男」。これはバリー・シールなる人物を描いた作品なのか、それともバリー・シールを楽しそうに演じるトム・クルーズを描いた映画なのか。見てると、パイロット役が演じられるだけでもうどんな役でもOK、楽しくて仕方なかったのでは?と思えてきます。 という軽いノリ。 そういう、ウソかホントかよくわからんエピソードが次々に並べられて(大筋ではホントなんだろうけど・・・もはやどっちでもいい)、まとまったストーリーらしいものもなく、それが短いショットの連続で紙芝居のように描かれます。テンポがいい、のは確かですが、味気無くもあったりして、「今のシーンはあともう少しだけ、カメラを長く回してもらえたら」などとも思っちゃう。だけど、満足する前に敢えて止める、というのも、一つの節度、とは言えるのかも。 とか言うようなことを、これといって考えていなさそうに「見える」ところが、この作品の特徴でしょうか。 クルマが爆発するシーンとか、あるいは爆発しないシーンとか。いいですよね。[インターネット(字幕)] 6点(2023-11-25 06:08:20)《改行有》

144.  旗本退屈男 謎の決闘状 《ネタバレ》 いったいこのオハナシのどこが「謎の決闘状」なんだろう、というのが最大の謎なんですが、それはともかく、女性ばかりが犠牲となる謎の連続毒殺事件、その謎を追うのが市川右太衛門演じる旗本退屈男こと、早乙女主水之介。妙に自信満々の顔と堂々たる態度、なんですがどうしてこうも頼りなく見えてしまうんでしょうか(笑)。いや、実際は頼りになるんですけれども。 例によって、将軍綱吉のバカ殿ぶり、というものが物語の背景にあるわけですが、そういう世の乱れにつけ込む悪党どもの暗躍を、天下御免の向こう傷が許すわけには行かぬ。 事件の謎を追い、どこにでもやたら都合良く現れる旗本退屈男、その流れるような殺陣は、さすが、と思わせるものの、なんとなく最低限の動きだけで敵を蹴散らかす(ように見せかける)省エネ殺法のようにも見えてくるのですが、とにもかくにも、快刀乱麻を断つかのごとく、無事に事件を解決してしまうのでした。いや、さすが。あまり納得はいかないけど。[インターネット(邦画)] 6点(2022-08-06 22:17:42)《改行有》

145.  バトルフィールド・アース 体も態度もデカいパワハラ管理職に、非力そうな新入社員が立ち向かう、ってな感じの作品。 ラジー賞と言えばコレ、まさにキング・オブ・ラジーとも言うべき作品なもんで、余程ハジけた作品なんじゃないか、と別の期待をしてしまうのですが、さすがにそこまでの作品じゃあない、かなあ、と。 宇宙人はちゃんとワルそうだし、強そうだし、アタマ悪そうだし、基本は押さえてます。地球人より出番が多いような気がする点は、ちょっと変わってますかね。いや、だいぶ変わってますかね。 この荒唐無稽さを、最後まで貫き通したのは、多少呆れはするものの、痛快でもあります。 ただ、宇宙人がデカいのはいいけれど、それならそれで、もう少しちゃんとデカさを印象づける撮り方って、できなかったもんなんでしょうか。スターウォーズを見れば誰だって、チューバッカ=デカい、という印象を持つと思うのですが、この作品を見終わっても、ああトラボルタでかかったな、という印象は残らない・・・[インターネット(字幕)] 6点(2022-05-29 20:38:17)《改行有》

146.  花と嵐とギャング ギャング、というよりは、チンピラども、が集まって銀行強盗をはたらく前半。何とか大金を強奪するも、その金を持ち逃げされてしまい、後半はその大金の行方を追って、チンピラどもそれぞれが好き勝手に動き始める。 いや、もはや勝手バラバラに行動する様子を描くのが目的で、お金のことなんか、もうどうでもよさそうな。 洒落てるというのか、テキトーというのか。 前半の強盗のシーン、直前にパラパラと雨が降り出す場面がやたらカッコいい。雨はやがて雷雨となり、雷鳴が響く中での強盗。いいねえ。 後半の争奪戦は、緊迫感を孕みつつも、なんとなくユーモラスでもありますが、「緊迫感+ユーモア」の最たるモノは、やはり、「清川虹子の顔」につきますかねえ。コワいけど面白い、ってか。失礼![インターネット(邦画)] 6点(2022-05-26 22:26:27)《改行有》

147.  バグド 昨日はドン・ドーラーのそれはそれはヒドい作品を見てしまったので、ちょっと口直しに。 って、それで見るのがコレでは、全然口直しにならないみたいですが、そこはそれ、昔から「トロマをもってトロマを制す」「トロマを喰らわば皿まで」とか言うじゃないですか。トロマムシ三太夫。なんちゃって。 (・・・・・・。) まあ、これも相当に安い、有り体に言えばヒドい、作品なんですけれど、昨日見た作品と違って、ちゃんと映画を感じさせるシーンってのが、あるのです(というか、最初から最後まで何一つ映画を感じさせない、という方が実は驚くべき事なのかも知れないけれど)。 自分の体で人体実験みたいな事をして、体に変調をきたしてしまった博士が、話しをしてるんだけど薄暗くて顔がよく見えない、なんて場面とか。こういうの、ちょっと『ザ・フライ』っぽいじゃないですか。「っぽい」と言っても程度がイロイロありますけどね。 コレ、数十センチに巨大化したコオロギが襲ってくる、というオハナシですが、なにせコオロギと言えば昆虫界最強、とも言われている生物ですからね(?)。だんだん騒ぎが大きくなっていき、最終的には籠城モノへと発展していく過程などは、1970年代あたりのパニック映画の語法。充分、嬉しくなっちゃいます。昆虫のデカさを競うコンテストの前フリがちゃんと物語に活かされてるのが、これまたアホらしくも感心させられたり。 ラストは微妙にヘンな欲を出してヘンな終わり方になっちゃったのが、イマイチ締まらない感じで残念、お陰でここで我に返りましたが(笑)、これでラストをうまく締めてくれてたら、もういくらでも褒め言葉を差し上げたくなっちゃうような作品(ホントに褒めるかどうかはともかく、気持ちの上では)でした。[インターネット(字幕)] 6点(2022-05-15 16:16:45)《改行有》

148.  ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー スターウォーズってのはシリーズというよりも一種のブランドで、このブランドを傷つけない範囲でありさえすれば、中身はどうでもいい、という側面があるように思うのですが、「ブランドを傷つけない」ってのが意外に難しい。 ハン・ソロってのは、ハリソン・フォードと不可分なので、彼以外の俳優がこれを演じる、ってのがすでに、キナ臭いものを感じさせます。だけど若き日を描く、となると、その点は目をつぶらざるを得なくなります。 ま。そもそも、ハン・ソロの若き日なんて多分、もともとは誰も興味ないし、チューバッカとどうやって知り合ったかなんてのも、どうでもいいわけで。 そのどうでもいい題材を、何の意外性もなく、しかし極力、ブランドを傷付けない形て、娯楽作として仕上げてます。いかにもソレっぽいけど、何が印象に残ったかと問われると答えに窮し、しかしイヤな印象だけは残らなかったことに、何となく安心してしまう。 このネタで映画撮るとしたら、こんな感じ、なんですかねえ。[地上波(吹替)] 6点(2022-05-06 22:50:10)《改行有》

149.  パージ:アナーキー 年に一度、犯罪が許され人間狩りの殺戮が行われる。実際のアメリカの銃社会においても、「私は銃所持に反対です」と言ってみたところで自分だけが安全になるわけでもなし、結局は何らかの形でリスクに向き合わざるを得なくなる。一種の寓話みたいなところがあって。 この設定からは、色んなバリエーションが考えられるよね、ということで、前作が自宅での攻防戦、「わらの犬」的な状況を設定したのに対し、第2作ではパージ開始までに帰宅できず襲撃の危機にさらされる、という設定から始って、今回はちょっと「ウォリアーズ」的、とでも言いますか。 前作が当たってそれなりに儲けたのか、第2作は還元セールっぽく、肉付けもしっかりしてパワーアップした感はありますが、やはり前作の閉鎖系の籠城モノには独特の緊張感があり、今回の開放系の筋立ては少し分が悪い印象。次第に次第に窮地へ落ち込んでいく、というようなコワさがあまり無く、一作目のインパクトを超えるには、さらに工夫が必要そう。 不安感の弱さ。緊張と緩和の弱さ。せめて夜明けぐらいはもう少し印象的に描いてくれたなら。[インターネット(字幕)] 6点(2021-08-29 09:44:54)(良:1票) 《改行有》

150.  バスケット・ケース3 正常とは何か、異常とは何か、を我々に問いかける珠玉の名作(笑)。 明らかにマチガッた方向に突っ走ってしまった前作は、いっそ無かった事にしてくれても良かったのだけど、そうは問屋が卸さず、そのまま第2作の続きとして幕を開けるこの第3作。不幸中の幸いは、前作のオチだけは「無かった事」にしてリセットしてくれている事、でしょうか。 しかし、第2作の路線をさらにアホらしい方向に推し進めることにより、外見の奇妙さをもって本当に「アブノーマル」と言えるのか、実は正常を自認する者たちこそが異常なんじゃないのか、という永遠のテーマが、誰も予期しない形で(少なくとも製作者たちが予期しない形で)浮かび上がる。まあ要するに、どんなに下らない映画でも、3作続けりゃどこかにはたどり着く、という、そんな作品でした。[インターネット(字幕)] 6点(2021-07-01 22:46:08)《改行有》

151.  ハイランダー3/超戦士大決戦 1作目を見たきり、それも随分と前。 だもんで、このハイランダー2を見てみたのだけど・・・と思ったら、ありゃ、なんだ、第3作を私は見てたのか。と言うことに見終わってしばらくしてから気づきました。まあ、気付かなかったとしても実害は無さそうな気もするけど。 という、この第3作。まさかクリストファー・ランバートとマリオ・ヴァン・ピーブルズが小競り合いするだけの作品が「超戦士大決戦」だなんて。そりゃ間違って第3作見てても気付かんぜ。 しかし映画の設定だけは何だか壮大で、様々な時代と地域を渡り歩いてきたハイランダー。一本の映画でこれだけ色んな光景を見せてくれると、それなりの見応えがあります。オハナシ自体はスカスカで、どうでもよさそうな感じですけど。でもクリストファー・ランバートが様々な絶景の中で日本刀を振り回すその姿。ちょっとした旅番組よりも風景を楽しめます。[インターネット(字幕)] 6点(2021-06-29 22:26:59)《改行有》

152.  爆裂都市 BURST CITY (1982) 一応はストーリーらしきものがあるんだろいけど、体感的にはほぼ意味不明の、インディーズ魂あふれる作品。 こうやって見ると、80年代の「ロッケンロール」ってのは、当時はなんとなくただ娯楽として存在するものかと思ってたけど、反社会活動の受け皿としてフォークに取って代わるものだったんだろうか?いずれにしてもイカ天でそれは終焉を迎えたのだろうけど。 ひたすらカオスで、特に終盤はひたすら荒れ狂うセカイが展開されます。これがオモシロいのかはさておき、作品に漲るエネルギーには、圧倒されます。金がかかってない作品ならではの、「誰も止める人がいませんでした」というニオイがプンプンします。金をかけてしまっては、こんな、作品は撮れないでしょう。 そのくらい、ワケのワカラン、しかしエネルギーあふれる作品です。[インターネット(邦画)] 6点(2021-05-29 22:49:39)《改行有》

153.  バタリアン かつてはこんな映画でも金曜ロードショーとかで放送されてたわけですが。それでも水曜ロードショー時代よりはナンボかマシにはなってたんでしょうけど。で、本作の終了後、例によって解説の水野晴郎さんが、「さ、この映画の作者は、何を伝えたかったんでしょうか」みたいなことを言い出して、「最後は核兵器で解決しようとする恐ろしさ、ではないでしょうか」、みたいな感じで結論づけてしまう。たぶん、読みが深すぎるのか浅すぎるのか、どちらかだと思うんですが、いずれにせよ、さすがマイク水野だなあ、と。 この映画、原題を見ると明らかにロメロ作品を意識しているようなのですが、登場するゾンビの多彩さ、ユニークさは、今見ても新鮮で、創意工夫を感じさせます。『サンゲリア』が製作される際、スタッフは「ロメロ作品みたいな青い顔のゾンビは出さないと決めていた」、ってコトらしいんですが、このバタリアンと比べると、所詮はロメロ作品の二番煎じだったのかなあ、と。 ただ、本作は本作で、所詮ダン・オバノンは原作・脚本向きのヒトであって、監督としては素人っぽいですな。緊張感に欠いた手持ち無沙汰な雰囲気が、作品の多くを占めています。 それはそうと、いくら相手が死人だからといって、硝酸なんかぶっかけたら、キサントプロテイン反応起こして皮膚が黄色くなっちゃいますよ![インターネット(字幕)] 6点(2021-03-06 09:16:03)《改行有》

154.  パパはわるものチャンピオン 製作委員会に新日本プロレスと親会社のブシロードが名を連ねており、要するにこの企画、映画をダシにしてプロレスやりたいだけなんでしょ、とか思っちゃうのですが(実際、新日の選手が多数登場してプロレスを披露するのですが)、これが意外に、ドラマ部分がたっぷり盛り込まれていて。正直、もっとプロレスを観たかった、という気が。ははは・・・。 ドラマ部分が多いのはいいんですけれども、「わかりやすさ」重視のあまりに、いささか描写がクドい。これがちょいと残念。ちょいとゲンナリ。「ああ、さっきのエピソード、さっきのシーンが、ここに繋がるのね」ってのは、見てりゃ誰だってわかるのに、いちいち、わざわざ、それを回想シーンの挿入で「復習」してしまう。だんだん、もう回想なんかしないでくれ!っていう気持ちになってくるのですが、それでも容赦なく回想シーンが連発されて。 だから、そんな回想シーンを挿入してるヒマがあったら、もっとプロレスシーンを入れてくれ、と。 あ、この映画見てると、プロレスファンが周囲から鬱陶しがられる理由が、少しわかりました。私は一応、気をつけているつもりなんですけど(←どこが?)。 それはともかく、回想シーンを減らすなど、もうちょっと、省略の美学みたいなものがあってもいいと思います。例えば、棚橋が凶器のスプレー缶を落とすカットがあり、すると次には落とされたスプレー缶のカットが挿入される。いや、どうせ「落とされたスプレー缶」を見せるのなら、「スプレー缶を落とす場面」そのものを見せなくっても、例えば「落とす音」だけでもよかったのでは?とか。 しかしそれでも何でも、クライマックスの一戦は、ドラマと並行して試合自体もしっかり描き、これを新日看板レスラー同士が演じていることもあって、なかなか盛り上がります。もちろんホンモノのプロレスの試合ほどではありませんが、これ以上のものを見たけりゃ、実際の試合を見ろ、って話で。 リングを後にする棚橋は、持ち前の大きな背中で、我々に無言で語りかける。こういうのもまさに、本物のプロレスラーが演じてこそ、のシーンですね。 それにしても田口はどうしてこうも、映画の中でノビノビ、活き活きとしているのか。まさに水を得た魚のような。「パパはどうして最近、プロレスの試合では変なコトばかりしてるのに、映画ではこんなに演技が上手なの?」「それがパパの天職なのよ」。なんてね。 天職はいいけど、転職までしないように。 あと最後に、どうせ新日が製作に関わってるんなら、実際のプロレス会場でお客さんにエキストラになってもらって、プロレス会場の観客の「群衆シーン」を撮影できなかったもんですかねえ。客席の暗さを利用してエキストラ数をケチったかのような、熱気の乏しい会場の描写、何だか貧相で残念でした。[DVD(邦画)] 6点(2020-03-29 07:14:27)(良:1票) 《改行有》

155.  ハンティング・ナンバー1 「人間狩り」の標的にされた主人公が、追っ手たちと戦って返り討ちにする、というバトルランナー方式の作品。ただし製作費は2桁か3桁くらい低そうな激安作品ですが。 追っ手はバトルランナーみたいなおバカキャラではなく、普通のオジサン、オバサンが数名。武器もライフルとか、釘を打ち付けたバットとか、まあフツーです。チェーンソーだの火炎放射器だのは出てきませんのでご安心を。そして何より、主人公が無敵のシュワなどではなくって、アル中かつヤク中でヘロヘロ状態のオッサン。この頼りなさが見どころ。ヘロヘロになりながら砂漠を逃げ回り、メキシコ国境を目指す。 本作、数々のファンタ系映画祭で絶賛された、というのが売りらしく、公式サイトを見ると確かに何やら映画祭のロゴらしきものがたくさん並んでます。が、これがスゴイことなのかどうか、正直、ワカリマセン、ハイ。とりあえず、世の中、こんなにイロイロと映画祭があるんだなあ、と、そちらの方に驚いてしまいます。 まあ、激安作品ではありますが、サバイバルにポイントを絞ったところと、激安なのにヤケを起こしてハメ外したりすることなく、手堅くまとめたところは、好感が持てます。もっとも、手堅すぎるのが難点かもしれませんが(こんなに追っ手が少ないと、逃げおおせて当然、という気もしてきます)。見せ場はサバイバルそのものよりも、ヘロヘロな主人公の不安定な危うさの方にあったりするもんで、ちょっとアングラ的だけど、ちょっと地味。 それにしても昨今では、こんな激安作品でもCGが使われるのが当たり前になってて、無理に特殊メイクとかするよりも安上がりなんですかねえ。いかにも「後から上描きしました」といった感じのこういう激安CGは、ガッカリしてしまうのですが。[DVD(字幕)] 6点(2019-08-25 16:19:41)《改行有》

156.  張り込みプラス 『張り込み』の続編、とは言え、もはや、張り込み捜査自体は形骸化してて、豪邸でヌクヌクと過ごすだけ。前作は、張り込みという行為を通じて、見る側・見られる側を行き来する面白さがあったけど、それに匹敵する何かを2作目では提供できなかったのがツラいところ。「お隣さんとの関係」というものが、サスペンスにも笑いにもなる部分だろうけれど、今ひとつツキ抜けきれない印象で、やはり前作と比べると見劣りしてしまいます。 シリーズものらしく、前作よりもキャラを立ててきている感じがあって、しかしそれとて、ちと鬱陶しい。リチャード・ドレイファスの悪乗りぶりが、目障りに感じられる部分もあり、わざわざマデリーン・ストウが出てくるのも冗長な感じ。 それでも作品を救っているのは、あのオバチャン(ロージー・オドネル)の迫力。どうせマデリーン・ストウを出すのなら、最後にこの二人を画面上に並べてみたかった。[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-03-03 09:36:12)《改行有》

157.  バレット(2012) スタローンだとかウォルター・ヒルだとかジョエル・シルバーだとか、80年代なら無敵の顔ぶれといったところですが、今更・・・というのもあって、だから逆に、どんな意地を見せてくれるんだろう、と期待もしちゃうんですけどね。 残念ながら80年代の残り香もなく、単に、スタローン、すっかりジジイになっちゃったなあ、というありきたりな感想。 とりあえず歳はくってもマッチョなところはみせておこう、と、『レッドブル』の冒頭でシュワがハダカで戦ってみせたみたいに本作でもスタローンがプールサイドで乱闘やってて、こういう肌むき出しでの乱闘ってのは、痛そうというか、怪我しそうというか、そういう生々しい感じがあるんですけどね。ただ、歳食ってまでそれをやらんでも、他に何かあるでしょうに。 前科何犯だかの主人公の、過去の逮捕時の写真ってのが次々に出てきて、いかにもスタローンの過去の映画を振り返ってるようで(これランボーそのまんまやんか、と言いたくなる写真もあったり)、こうやって年齢重ねてきました、というのはいかにもハードボイルド作品向けのおいしい「ネタ」だと思うんですけどねー。どうしてハードボイルドのまま突っ走らずに「マッチョ系スーパースター」としての顔を出そうとしてしまうんでしょうねえ。って、まあ何せ、スタローンですから。 という訳で、ジジイにしてはスーパースター過ぎて、しかしスーパースターにしてはジジイ過ぎて、しかもお約束的に登場する「相棒」役ってのがワイルドスピードに出てたパッとしない俳優なもんで、この二人で映画を持たせるのはちょっとキツイなあ、と思ってしまうのでした。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-03-19 22:29:52)《改行有》

158.  バーニング・オーシャン 実話ってのに、弱いのよね~~~。 とか言いたくなるのも大抵は、映画化に向けうまくアレンジしている場合であって、事実というものにあまり縛られると、映画は苦しくなってきます。本作も、こんな事故がありました、脱出しました、あ、言い忘れてたけど11人も亡くなったんです、という大枠に縛られてしまって。その制約内で、確かに凄まじい作品に仕上げてきているのですが、反面、観ている間スペクタクルシーンを待ち焦がれている不謹慎な自分に、居心地の悪さを感じたり。 人間があまり描けていない、という批判、まー実際そうなんだから仕方がない。いやこれだって、実話という制約内で、何とか登場人物を印象付け、何とかドラマを作ろうとしているのですが・・・こういう路線で行くんだったらいっそ、「メカ」をもっと描けばいいのにね。などと思うのは、これは個人的な好みかも知れませんが。ディープウォーター・ホライゾンという、メカに埋め尽くされた、独特の舞台。到着したマーク・ウォールバーグがあちこちに顔を出して、他の登場人物たちを我々に紹介していく形になるのだけど、それと同じくらい、この「メカ」たちを、我々に紹介してくれればいいのにな、ってなことを思いました。 圧倒的な機械群が、圧倒的に破壊され、作業員たちに圧倒的に襲い掛かってくる恐怖。それをもっと、描いて欲しかったなあ。[ブルーレイ(吹替)] 6点(2018-01-02 11:27:18)《改行有》

159.  バトルフロント 「子供のケンカに親が出る」系アクション映画。そんなジャンルがあるのかどうかはともかく。 本作の面白いところは、登場人物たちが(単細胞な主人公を除くと)それぞれにクセがあって、各自がこの先どう動くのかがわからないところ、そして実際、物語もこれら登場人物たちのクセの強さによって先へ先へと転がっていくところ。 これだったら、主役はジェイソン・ステイサムじゃなくって、年取っていい感じにポンコツ感の出たスタローン自身の方が、作品にマッチしたかも知れない(しなかったかも知れないけど)。いずれにしても、“強すぎるステイサム”のための作品ではない気がしちゃうんですけども。 あと、アクションシーンがバタバタして見づらいこと、これは昨今の映画によく見られる現象でしょ、と言われりゃそうなんでしょうけど、これもまた本作を不必要に「昨今ありがちなアクション映画」っぽくしてしまってる一因ではないかしらん。[DVD(字幕)] 6点(2015-12-26 16:27:51)《改行有》

160.  博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか 世間の評判が妙に高くって、実際観て見りゃそれなりに楽しめて、でもどうしてこんなに評判が高いのかよくわからず、多分それは私が悪いんだろうもう一度観てみようと思って観てみるとやっぱりそれなりに楽しめる、結局何度見ても、楽しめつつも何でここまで評判が高いのかよくわからない、そんな作品なのです。間違いなくハチャメチャなんだけど、どこか理屈っぽさが鼻についてしまう。こういうブラックな笑いを理解できないなんてダサいよね、という無言の圧力を感じつつ、でも笑えんもんは笑えんのです。 変に長回ししてみたかと思えば変にカット割りしてみたりする気まぐれさが、なんだか気持ち悪い。一方でペンタゴンのシーン、えらく気合いを入れて撮影しているようですが、そのせいかアングルが変に固定されてしまった感もあり、これも妙な気分にさせられます。また一方、リッパー将軍立てこもりの場面の戦闘シーンの、まるで実戦映像のような描写、プライベート・ライアンなんかもここから影響受けたのかな、とも思わせるリアルさが、これまた唐突な感じがして。ピーター・セラーズの一人三役、特にストレンジラヴ博士のテンションにもついていけないものがあるけれど、ジョージ・C・スコットの一人一役の方がさらに激しく暴走している。 要するに、なーんとも、観てて居心地が悪いんですな。で、きっと、こういう居心地の悪さを感じさせた段階で、この作品はきっと成功した作品なんだろうし、私は今後もまた何度か観直しては、わずかずつながらも新しい魅力を見つけ出し、でもやっぱりどうしてこんなに世評が高いんだろうかねえ、と言い続けるんでしょうなあ。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-10-28 22:29:59)《改行有》

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