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コメント数 814
性別 女性

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1.  8人の女たち ジャンル分け自体が無意味に思える。これは推理ミステリーでもミュージカルでもなく、例えるなら“ひっくり返されたおもちゃ箱”のようなものに思える。つまり、既出ですが「キル・ビル」と同じく、監督のおもちゃ箱の中の、一定の美意識と計算の下に集められたおもちゃの再構成。おちょくっているようなミュージカルシーンや稚拙な推理劇、それらは確信的なものであり、往年の映画や女優たちに対するある種挑発的なオマージュのように思える。それらは一見寄せ集めのお遊びでありながら、一歩引いて全体像を見ると、独自性を持つ立派な1つの世界観を構成しています。これはおフランス版「キル・ビル」です。これはエスプリの効いたおちょくりの映画であり、洒脱な謀略の映画です。これは狡賢く洗練された大人による、瀟洒であり猥雑な、挑発的なお遊戯なのです。[DVD(字幕)] 7点(2005-08-11 00:10:17)(良:3票)

2.  8月のメモワール 発端は小さな子らの喧嘩。そして、悲しくて伏せた睫毛は目の下に「影」を作るし、悔しくて握り締めた拳の中にも小さな「闇」が出来る。些細な悲しみと怒りが、影と闇を生み出す。そしてそんな取るに足りないような影や闇でも、人間を侵食するに十分な力を持ち、その機を狙っている。白い絵の具と黒い絵の具、同量を混ぜたらどっちが勝つかなんて、やってみなくても誰でも分かる。同じ質量なら、正の力が負の力に敵う訳なんかない。それは増幅する。影は人を覆う。闇は世界を席巻する。どんな戦争だって発端は、小さな子らが作り出した、目の下や拳の中の、ほんとうにほんとうに取るに足らない影と闇に過ぎない。変な邦題に騙されてはいけない。これは立派な反戦映画だ。そこにあるのは、最も根源的な「戦争」の姿なのだから。6点(2005-02-15 00:33:14)(良:1票)

3.  バベルの本 子供たちが偶然拾った本の中にあったのは、封印された古文書が並ぶ、秘密と禁忌の匂いのする隠匿された図書館。バベルの塔。彼らが垣間見てしまうのは、そこに圧縮された膨大な量のログのほんの欠片。それでもそれは、幻獣が闊歩する人智の及ばない世界の命がけの冒険譚。デジタル映像だけれど、なかなか味のある雰囲気が出ている。監督がインスパイアされたというJ.L.ボルヘスの「幻獣辞典」もその内読んでみたいと思いました。6点(2004-11-03 17:06:49)

4.  ハモンハモン 《ネタバレ》 どうしよう、登場人物みんなアホだぞ…。1人もまともな人がいないぞ…。困り果てて頭を抱えた。しかも最後にゃハムで殴り合うし(アレにはケラケラ笑いました)。こんな節操のない目茶目茶な人間関係に対し、何を思えというのか…。狭い隣人同士でみんな繋がっていて、例えるなら「ロック・ストック&トゥー・スモーキング・バレルス」肉欲版。何だかんだ言って、実は楽しい。6点(2004-10-19 20:20:46)

5.  春にして君を想う 眼前に茫洋と広がる霞む大洋。それは現実でありながら同時に、老境の心象風景のようで。私にはまだ、現実と夢との間に確固とした境界線がある。でも老境に立ち、生からの分離を目前とした者にとっては、現実と夢の境界線は、私が思うよりも無価値で無意味なものなのかも知れない。2人の老人のこれは紛れもない現実で、でも同時に1つの夢のように思えた。人生はいつか終わるし、夢もいつか醒める。その両者に、何の違いがあるのか、と。6点(2004-10-12 05:22:55)(良:1票)

6.  パウダー 私はむしろ、あのラストで良かったと思う。テーマに適っていたから。パウダーの、「人は全て繋がっている」的な台詞。それを聞いて私は、この作品は、“そこにある全ての要素を含め、地球というものは1個の生命体である”という「ガイア説」的な思想を下敷きにしたものなのだな、と解釈した。パウダーによる、「万物は同じ」という提示。それは、何かが死んでも、それは別の何かの糧となり、姿を変え、形を変え、未来永劫万物の中に生き続けるということ。万物は流転するというけれど、その包括的なエネルギー質量は変化しない。地球の抱える内的エネルギー質量はとどのつまり、変化しない。彼の提示したものはそういうあまりにも壮大なことで、俗的な存在である人間には到底通じない。彼が他人に拒絶され排斥される姿は、地球という生命体の40数億年の孤独をどこか思わせた。テーマとしては、それこそとても壮大だと思う。点が低いのは、提示したテーマを消化出来ていたとはとても思えなかったことと、毛が生えないはずのパウダーに睫毛がびっしり生えていたことと、彼が水溜りに落とされた時、うっすらと肌色っぽくなっていたことが許せなかったからです。4点(2004-09-23 19:50:29)(笑:1票)

7.  花と蛇 (2003) 歩きで買い物に行って大量に買い込むと、帰り道、ビニール袋が手に食い込んで相当痛い。それを考えると杉本彩、凄過ぎます。ありゃ痛い。痛いなんてもんじゃない。素晴らし過ぎます、杉本彩。杉本彩の凄さは分かった。でも杉本彩以外の凄さが分からない。鬼才と言われているらしい監督の凄さが分からない。映画自体に凄さや濃さ、理念を感じない。ただ杉本彩が凄いと思うだけ。何というかこの作品、杉本彩の魅力だけに依存し過ぎかな、と。5点(2004-09-22 20:11:02)

8.  パリ、テキサス 昔、15分だけ観て、ああ、これはとんでもない作品だな、と、何だか怖くなって観るのをやめてしまった。数年越しで最後まで観切った時、あの時の予感は当たっていたのだと分かった。ネガティブで逆説的に言うならば、人間は生まれた時から緩慢に死に向かっている。あえて下手な希望や欺瞞などなしに言えば、人間はある意味においては、磨耗し、亡失しながら生きているんだと思う。色々な場所に、触れた所に、触れた人に、触れる度に、自分の欠片をちょっとずつ置いて来ながら生きているんだと思う。天文学的な程の数の微小な欠片をちょっとずつ失いながら。磨耗しながら。亡失しながら。大人になり生きて行くということは、ある意味においてはそういうことなのだ。そしてきっとある分水嶺を超えてしまったら、人間はもうどこにも戻れなくなるんだと思う。亡失と、磨耗と、夢の残滓と、まだ見ない対象への希望の転嫁。“ここではないどこか”=“パリ、テキサス”。求めた地に着いてなお、その地を知らず。そんな物語だと思った。身勝手で汚く、どうしようもなく不毛な物語。でもだからこそ、悔しいくらいに綺麗だ。10点(2004-08-30 22:47:22)(良:5票)

9.  パペット・マスター(1989) かわゆい。ドリルの子がかわゆい。ドリルの子が。5点(2004-08-22 16:24:14)

10.  ハムレット(2000) シェイクスピア劇を現代風にアレンジ。実験的ではあるけれど、何年も前に「ロミオ&ジュリエット」が公開されてるしなあ…。あれに便乗した感じが凄くする。イーサン・ホークって何だか野暮ったい俳優。残念ながら、主演が彼だという時点で、せいぜい二流の作品だという先入観が出来てしまう。困ったもんだ。でも本当だもんな。6点(2004-08-06 17:33:08)

11.  パリで一緒に 恋人が脚本家だという作品なのに、作品自体の脚本が駄目なのはどうしたことだ…なんて突っ込んだ人も絶対多いと思う。何やら色々やってる劇中劇、遊び心のつもりなのかどうなのか知らないけれど、その演出の全てが野暮ったい。申し訳ないけれど、オードリーの主演作品の中では、今の段階において、私の中ではワースト1。4点(2004-08-03 20:37:11)

12.  パリの恋人 この作品と「パリで一緒に」をいつも混同して、ええと、どっちがファニーフェイスだったっけ…?と悩む。やたらとパリって付け過ぎ。でも海外渡航が難しかった当時の日本人には、パリは憧れの異国だったんだろうな。そう考えたら仕方ないのかも。次々と変化する衣装がとても目に楽しい。映画でありながらまるでファッション雑誌を読んでいるよう。歌うファッション誌。撮影シーンなんて、スクラップブックにして保存したくなる。6点(2004-08-03 20:34:27)

13.  初恋のきた道 あざとさを感じる人も多いのだろうと思う。結局は監督がロリコン趣味に走ったアイドル映画の類じゃないか、と。それも分かる。でも私にとってこの作品はある意味、ここ数年の最大の衝撃作だった。ここまで根源的な愛の物語を観たのは初めてだったから。言わば逆タブーでしょう、こんな作品は。反則です。そして卑怯。性愛映画が飽和状態な現代性を逆利用して1人勝ちしているのだから。「ベティー・ブルー」や「愛のコリーダ」みたいな作品があるからこそ、こんな根源的であまりにもシンプルでメンタルな恋物語が衝撃作たり得る。こんな作品を当たり前のように作れる中国は何て卑怯で幸せ者なんだと思う。今の日本では決して作れない。日本人が忘れてしまったもの、発展の過程で零して来たものを拾い集めて、不意打ちにプレゼントされたような映画。ここまで最小限度の映像表現で大いなるものを表現した映画には近年ではなかなかお目にかかれない。それを認めたい。本当に素敵な映画だと思う。初恋なんて個人個人によって千差万別のものだけれど、根源はいつもこうであって欲しい。とても自分勝手で必死で一途、そしてともすると自己完結になってしまいそうな位に世界が集約されていて、絶対的に美しく、それ以上に美化されるもの、と。10点(2004-07-18 20:57:47)(良:3票)

14.  バーバレラ “60年代女の子もの”が大好き。私の中で最強の「ひなぎく」には勝てないけれど、これもなかなか可愛い。“60年代サイケ、キッチュ、ポップ”が沢山詰まっていて、目の保養になる。ジェーン・フォンダの美しいこと。「60年代は女性が1番美しかった時代だ」と言われるけれど、この頃の作品に出て来る女性達は、本当にことごとく魅力的。そういえば、こないだ読んだ雑誌での著名人達の対談で「この映画を日本でドラマリメイクしたかった」みたいな話が出て、「バーバレラは市川実和子、悪の女王は柴咲コウがいい」という意見が出ていた。面白そう。でも、うーん…多分…夢と消える企画だろうなぁ…。8点(2004-07-18 20:55:10)(良:2票)

15.  ハネムーン・キラーズ トリュフォーにして「最も好きなアメリカ映画」と言わしめた作品。長い間カルトムービーとして密かに支持され続けて来たけれど、近年また注目されている。男前の結婚詐欺師と、太った中年看護婦の殺戮ハネムーン。ざらついた白黒映像で映し出される残虐な殺人劇。爽快さも共感も何一つ感じないし、救いもない。非常に稚拙な作品だけれど、妙に心に残る。そして私の大好きな作品、ギャスパー・ノエの「カルネ」の構想は、この作品から始まったらしい。なるほど。6点(2004-07-18 20:54:04)

16.  ハリー・ポッターと秘密の部屋 品質に関して言えば、前作のレベルを完全に下回っているとしか言えない。あの迫力のなさ、クライマックスのしょぼさ、全編を通しての起伏のなさにはちょっと驚いた。この監督、やる気あるの?と思った。観るのはどうせ原作ファンばかりだし、無難に原作通り作ればまあいいや(原作に忠実かどうかは知らないけれど)、というような甘えがあるというか、投げやりな感じがした。4点(2004-07-18 20:52:18)

17.  バック・トゥ・ザ・フューチャー 好きなタイプの作品という訳ではないけれど、支持される理由は分かる。娯楽映画として本当に良く出来た作品です。配役は良いし、全体的に構成は見事だし、ちょこちょこと張った伏線の生かし方も上手い。そして何より、無駄に人も死なないし、必要以上に暴力的でもない。非常に良心的なエンターテイメント作品だと思います。8点(2004-06-26 18:34:26)

18.  バタフライ・キス 「愛されたい、必要とされたい」というあまりにもラフで根源的な欲望。それをここまで身も蓋もなく赤裸々にダイレクトに表出させた作品は他にないような気がする。その表現は何のオブラートにも包まれず、保護膜を持たない。ユーニスという女が真っ裸でこの世界に向き合い、血塗れになりながら彷徨っているその姿。それはもう、唖然とするという領域を完全に超えてしまっている。哀しく辛く滑稽で、ただひたすらに切なくて痛々しく、それでいてどこか神々しい、そんな物語。9点(2004-06-19 13:34:14)

19.  博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか 正直相当怖いブラックユーモア。当時の世相でこんな映画公開して良かったんですか?やばかったんじゃないですか?あまりにもシニカルな笑いに、ついつい片頬でニヤリと思わず笑ってしまったり。でもこのところの世界情勢を見ていたら、本気で笑えなくなる。「指導者や権力者=人格者」ではない場合の方が多かったりするから。全くもって怖いですね、ほんとに。とにかく強烈な皮肉とギリギリのブラックユーモアが全編を支配する1篇。5点(2004-06-05 19:49:28)

20.  ハンニバル(2001) 《ネタバレ》 真夜中に友人と映画館を出た後しばらく、「やべえ、レクター最高!」とぎゃーぎゃー騒いだ記憶がある。酷評されているのは後で知ったけれど、私にとっては期待には一応答えてくれる出来でした。とにかくまたレクター博士に会えて良かった。うを!アンソニー・ホプキンスってこんなに色っぽい雰囲気が出せるの!?とその色気にゾクゾクしてしまったり。そしてレイ・リオッタのあの姿は生き恥。怖いとかエグいとか以前に、恥ずかしいって。他人に内臓とか脳みそとかを引き摺り出されて晒すのって想像しただけで恥ずかしいですよ。検査で大腸1,5m奥までずずずいっとカメラ入れて医者に診てもらった女が言える話ではないですが。何にせよ、レクター博士は相変わらず気品が漂っていて素敵だった。8点(2004-06-04 20:00:19)

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