みんなのシネマレビュー |
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21. プライベート・ベンジャミン レンタル理由を忘れてしまって(恒例)の鑑賞。 親離れする際のアホアホ顔が覚悟を決めた顔に変わるのがクライマックスでした。 何処まで上り詰めるのかへの期待が脚本の迷走でペシャンコになったのは何とも残念。 ただ、「何度でもやり直したるで!」力強いラストショット後ろ姿は余韻を残します。[DVD(字幕)] 5点(2023-02-11 20:26:29)《改行有》 22. フライングハイ 一応筋の通った起承転結ではありました。オープニングからエンディングまでギャグと名作のパロディで1㎜の隙間も無く埋め尽くされておりました。全く笑えませんでした。不快さは無かったので、目くじら立ててけなす事も無く、ただただ自分には合わなかったという作品でした。カリーム・アブドゥル=ジャバー、エセル・マーマン、エルマー・バーンスタインが参加しているのに無限へぇであります。[DVD(字幕)] 4点(2023-02-09 01:26:07) 23. フィラデルフィア 命の灯火が徐々に消えゆく体型に仕上げたトム・ハンクスは賞賛に値するものの(+4点)アンドリューから魅力は何も感じられず、ミラー弁護士も然り。エイズ、ゲイへの偏見はダメよという分かりきったテーマを工夫もなく見せられて、生暖かい裁判風景と相まって冷めたままでお開きとなりました。念願叶っての鑑賞だっただけに残念さもひとしおです。[インターネット(字幕)] 4点(2023-02-04 01:38:21) 24. ふたりの女 美貌際立つソフィア・ローレンではありますが、台詞は三語で十分とばかりに「殺すわよ」「殴るわよ」「私が何をしたって言うの」連発で底の浅い蓮っ葉模様に白ける事この上なく。脚本も拙くラフ・ヴァローネ、ジャン=ポール・ベルモンド(出演に無限へぇ+1点)とのエピソードが尻切れとんぼにガックリ。豪華キャストに寄せた期待が空振りに終わった作品。[インターネット(字幕)] 4点(2023-01-22 06:32:26) 25. プロジェクトV(バイオント) 史上最悪のダム災害 エンディングの荘厳な音楽と流れるテロップに意気消沈。 金儲けの為にデータが示す事実をねじ曲げる恐ろしさを嫌と言う程見せつけられました。 お目当てダニエル・オートゥイユ演ずる諸悪の根源のその後を見たかったところです。[DVD(字幕)] 6点(2022-10-28 15:26:03)(良:1票) 《改行有》 26. ブラッド・フィースト 血の祝祭日2 もう、エエわ、アホ。以上。 2022.9.2追記 ハーシェル・ゴードン・ルイス作品鑑賞第五弾 40年近い時を経て作られた本作 頭の皮ベロンチョ以外既視感満載のグチャグチャ描写は数が多くてお好きな方は満足感が得られると思われます。 付け足し部分のお話は監督年の功を見せてくれるか・・・そんなことは皆無の駄駄駄駄駄話。 観る前のこんなものだろうとの予想の遥か斜め下をゆく監督自己満足の一品。[DVD(字幕)] 0点(2022-09-01 15:49:30)《改行有》 27. 風雲のチャイナ 《ネタバレ》 1920年代、内戦に於ける中国が舞台。アメリカ人宣教師とフィアンセが上海で結婚式を挙げる当日はぐれてしまい、助けてくれた中国軍将軍との愛憎模様が描かれています。将軍の人物像が甘ちゃん以外はキャプラらしからぬユーモアも甘さも無い苦いお話な珍品で、アメリカ人宣教師の独り善がり、思い上がりを指摘しているのに100へぇです。バーバラ・スタンウィックはまずまずといったところ。将軍のメイクが11時5分のような眉毛と思いっきりつり上がった細い目に苦笑ですが、演じるニルス・アスターというスウェーデン人がとってもオトコマエなのに1000へぇで、お茶をあおる姿が甘いというか切ないというかリプレイタイムとなりました。[インターネット(字幕)] 6点(2022-06-27 04:00:43) 28. フロッグ お目当てヘレン・ハントの老けっぷりに萎える。不安を煽る音楽の空回り感で興に乗れない。フロッキングというのに「気がつかんて?そんな阿呆な」白けるばかり。ひねりを効かせた結末(+1点)もとってつけたようで盛り上がれず。私的に脚本の次に重要と思っている演技が魅力ゼロ。残念な凡作です。[DVD(字幕)] 5点(2022-06-19 04:16:20) 29. 不滅の女 1963年トルコの異国情緒、見惚れるベリーダンサーの美しさ、呆気にとられるカメラワーク。女性が何者か興味津々。 SM嗜好の監督らしく焦らしに焦らされた挙げ句の結末は、もう、ご愛敬・・・結局は他愛ないハナシでありました。トルコ人が殊更不気味に描かれるところが興醒めだったものの、意外にも退屈しなかった監督デビュー作でした。[インターネット(字幕)] 6点(2022-05-31 15:35:44)《改行有》 30. 風船 66年前の日本映画でも示している「金は必要だが重要では無い」 ホームドラマとしての作りは退屈ではないと言ったところ。 金の為に絵は描けないとして画家を辞め起業し成功した村上春樹(役名にチョット笑う)を演ずる森雅之さん。 斜に構えていない、女たらしでない、冷酷でない、らしくない役どころでも、粋で洗練された台詞回しでの60歳役のお姿はイケオジの極み。 何名かフェードアウトしてしまい何処に着地するのだろうか見当付かなかった物語。ラストシーンは今一つだったものの彫りの深いお顔にもう、ウットリ。停止してマジマジと眺めておりました。眼福であります。[インターネット(邦画)] 6点(2022-05-28 15:10:06)《改行有》 31. ブラッド・ダイヤモンド 《ネタバレ》 社会派アクションものの力作。衝撃だったのは子供が殺戮行為に迷いも無く気勢を上げている姿。教育一つでどうにでもなるのを実感。 ディカプリオはキレあるアクションのみならず喜怒哀楽の演技力にも大いに惹き込まれたところです。[インターネット(字幕)] 7点(2022-05-23 01:58:37)《改行有》 32. 二つの世界の男 街のあちらこちらにデカデカと飾り立てられているスターリンに生き辛さを見るベルリンが舞台。今作のジェームズ・メイソンは ♪生まれた時が悪いのか、それとも俺が悪いのか♪ やさぐれた屈折感が漂う流石の名演で満足。覚悟していた逃亡劇の結末も余韻の深い演出でした。22歳クレア・ブルームも印象深い瑞々しさで二人のロマンスは絵になるのですが、展開上チョッピリ無理筋を感じたのが惜しいところです。「邪魔者は殺せ」を上回る秀作です。[DVD(字幕)] 8点(2022-05-15 21:59:26) 33. プロミシング・ヤング・ウーマン 全くもって興に乗れない復讐譚でした。突き抜けた狂気無く、喪失感を埋める為の姑息な策略、その喪失感がそもそも伝わって来ない。本作がアカデミー脚本賞というのに100えぇ~っであります。[DVD(字幕)] 4点(2022-04-19 01:41:16) 34. ブータン 山の教室 不便≠不自由、不便≠不幸、不道徳=不幸であり、向学心にも思いが至ります。 「満たされない、思い通りにならない、悔しい」etc・・荒んだ時の精神安定剤たる作品でした。 青年の今後は想像に任せますのエンディングが物足りないところです。[DVD(字幕)] 6点(2022-04-17 18:27:43)《改行有》 35. 無頼の谷 ラング、ディートリッヒ、西部劇に興味湧いての鑑賞。監督持ち味のヒリヒリした床屋でのファイトやキレの良い展開に期待が持てたのですが、チャカラック到着以降ディートリッヒが出張ってからは流れが澱んでしまって。悪人面(スンマセン)アーサー・ケネディとジーンズ姿がオバチャン(申し訳ございません)なディートリッヒのロマンスもサッパリでありました。 照明の件でディートリッヒ VS ラング 揉めに揉めたそうで、そっちのほうにスリルとサスペンスを感じるところです。[インターネット(字幕)] 5点(2022-02-26 18:13:53)《改行有》 36. 深く静かに潜航せよ WW2での豊後水道に於ける日米海戦が描かれています。クラーク・ゲイブルとバート・ランカスターの新旧オレ様男共演が興味深かったのですが、「戦艦バウンティ号の反乱」でのチャールズ・ロートンの足下にも及ばないクラーク・ゲイブルのアクの無さに肩透かしもいいところ。これではバート・ランカスターとの対峙も全く盛り上がりません。最初から分かっている結末に向けてオーソドックスにまとめ上げられている職人監督の手堅い佳作。[DVD(字幕)] 6点(2021-12-29 00:27:00) 37. ブルー・ガーディニア 《ネタバレ》 フラれたが為のやけっぱちで好色男の誘いに乗ってガブ飲み泥酔状態で男の住居に。何とか逃げ帰ったものの一切の記憶が無い。翌朝男の他殺体が発見される。「私が殺したの? 覚えてないのよ」 期待が高まったのですが、ヒリつく場面が皆無の監督らしさを感じないマッタリこじんまりした「酒は飲んでも飲まれるな」な作品で肩透かし。アンタ誰だっけ?なやっつけ仕事のような真相もギリギリ許容範囲。アン・サザーン>アン・バクスター>リチャード・コンテも作品に合わせたかのような手堅い演技でありました。ナット・キング・コールは艶のある歌声ではあるものの、そこまで響いてくるものは無かったのも歯痒いところです。[インターネット(字幕)] 6点(2021-12-12 18:44:51)《改行有》 38. ブラッド・ワーク 《ネタバレ》 グローリア殺害犯を追う過程は結構引き込まれたのですが。グラシエラと抱擁するのに失笑し、何となくそうなんじゃないかと思ったとおりの人物が正体を表してから急に話が安っぽくなり結末まで半笑いで眺めていました。製作・監督・主演のイーストウッドやりたい放題が白ける作品。お久しぶりなアンジェリカ・ヒューストンに+2点。[DVD(字幕)] 6点(2021-10-23 00:40:49) 39. 冬の猿 存在を知らなかった作品。大スター夢の共演に寄せた期待は残念ながら今一つ。淡々とし過ぎる展開で二人の持ち味が感じられず。とは言うものの唯一の共演作でのお宝映像に+1点。[DVD(字幕)] 6点(2021-10-05 16:03:46) 40. ファンタスティック・プラネット 「時の支配者」はどうにかこうにかの完走でしたが、本作は片時も目の離せないあっという間の72分間でした。私が家に現われた虫を何も考えずに殺処分するようなドラーグ族が示すストーリー性はチェコスロバキア作品として言いたいことが曖昧なもどかしさがあります。ただ、唯一無二と言って良いビジュアルが唯々凄い! それを後押しする音楽も聴き入ってしまう素晴らしさ。全編に亘る無機質さに喜怒哀楽があってこそのこの世と思わされるものがありました。4年の月日をかけたという甲斐がある忘れないであろう傑作。[DVD(字幕)] 9点(2021-09-20 16:15:46)(良:1票)
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