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プロフィール
コメント数 1274
性別 男性
年齢 43歳
自己紹介 嫁・子供・犬と都内に住んでいます。職業は公認会計士です。
ちょっと前までは仕事がヒマで、趣味に多くの時間を使えていたのですが、最近は景気が回復しているのか驚くほど仕事が増えており、映画を見られなくなってきています。
程々に稼いで程々に遊べる生活を愛する私にとっては過酷な日々となっていますが、そんな中でも細々とレビューを続けていきたいと思います。

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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  メッセージ 《ネタバレ》 めちゃくちゃに綺麗な映像と、説明台詞のほとんどない静かな展開というドゥニ・ヴィルヌーヴ節全開の作品であり、もはや環境映像と化していることからやたらと眠気を誘われました。また、チマチマと作業をする数人の科学者と、宇宙人への即時攻撃を主張し始める軍部という構図はこの手の映画ではありがちなのですが、人類との間の科学力の差が圧倒的であり、どの程度の反撃を仕掛けてくるのかの予想も立てられない宇宙人相手に最初の一撃を繰り出すなんてことを主張する軍人がいるとは思えず、この辺りでもテンションが下がってしまいました。 ただし、ラストでネタばらしをされると、なんちゅー素晴らしい映画なんだろうかと評価が反転しました。未来と過去が同居し、因果関係が失われた人物の主観が見事に表現されているし、冒頭から挿入されてきた主人公のドラマの断片がここで見事に整合することの気持ち良さも相当なものでした。また、多くを語らないヴィルヌーヴの作風が本作には欠かせなかったこともネタばらしの後で判明し、映画を最後まで見ることって大事だなと思い知らされました。[ブルーレイ(吹替)] 8点(2018-01-05 20:09:17)《改行有》

2.  メン・イン・ブラック3 《ネタバレ》 惨憺たる仕上がりだった『Ⅱ』から10年、誰も待っていないのに復活したシリーズ最新作ですが、これが驚異の完成度でぶったまげました。気鋭の脚本家イータン・コーエンに原案を書かせ、それを娯楽作の経験豊かなジェフ・ネイサンソンとデビッド・コープに手直しさせるという鉄壁の布陣で練り上げられた脚本がとにかく絶品。本作では宇宙人モノにタイムパラドックスの要素まで加えられ、おまけにアポロ11号発射という歴史的イベントと登場人物のプライベートな物語をリンクさせるという欲張りな内容となっているのですが、これらの要素を簡潔にまとめあげ、クライマックスに向けてひとつに収斂していく脚本力には脱帽させられました。。。 そんな脚本力に刺激されてか、演出の方も乗りに乗っています。90年代には確かにヒットメーカーであったものの、2000年代に入ってロクな映画を撮っていなかったバリー・ソネンフェルドが、本作では人生最高の演出を披露しているのです。冒頭の脱獄劇(舞台が月面であったことが判明する場面のインパクト!)からロケット発射台でのクライマックスに至るまで、見せ場の仕上がりはシリーズ最高レベルです。シリーズで唯一、観客に恐怖心を抱かせる悪役を登場させたことでアクション映画として全体が引き締まったし、笑いとアクションのバランスも絶妙な加減に調整されています。。。 惜しむべきは、MIBというコンテンツの賞味期限が完全に切れてしまっていたということ。これだけの完成度であるにも関わらず並レベルの興行成績に終わったことが、まさにそのことを示しています。10年前の『Ⅱ』の時点でこの完成度を披露していれば映画史に残るシリーズになったかもしれないだけに、遅れてきた傑作を残念に思います。[ブルーレイ(吹替)] 8点(2013-01-06 19:44:26)《改行有》

3.  メランコリア 『メランコリア』とはズバリ鬱病のこと。重度の鬱病を患う天才監督による鬱病をテーマにした映画ということで、大変興味深い仕上がりとなっています。。。 この映画はかなりシンプルな構成となっており、ラース・フォン・トリアー監督作品としてはわかりやすい部類に入るのではないでしょうか。第1部で描かれるのは、結婚式という人生の一大イベントの中で奇行を繰り返す鬱病患者の姿。第2部で描かれるのは、人類滅亡という狂気の日を迎え、完全に理性を失ってしまう一般人の姿。第1部における主人公ジャスティンの姿にはかなりイライラさせられるのですが、第2部との対比によって鬱病患者の置かれた状況がよく理解できるという面白い構成となっています。。。 鬱病患者にとっては狂気の世界こそが日常であり、普通の人たちの輪の中に入れられ、普通に振る舞うことを強要されるということは激しい混乱を生むようです。愛する花婿と二人っきりの冒頭では幸せいっぱいだったジャスティンですが、大勢の客人の前に引きずり出されるとその笑顔は曇ってしまいます。家族が良かれと思って設けた宴なのですが、状況は彼女の許容範囲を完全に超えてしまっていたのです。結果、制御不能となったジャスティンは奇行を重ねるのですが、それは彼女に無理を強いた周囲に責任があったはず。にも関わらずすべての人から責められたのはジャスティンであり、愛する花婿も、生き甲斐だった仕事も失ってしまいます。。。 第2部は、「今日で世界が終わります」と告げられた一般人の物語。常識人だったジョンは妻と息子への義務を放棄して服毒自殺を図り、残された妻クレアは息子を連れて右往左往するのみ。人類滅亡という状況は秩序の中で生きる一般人の許容範囲を超えてしまっており、混乱した彼らはひたすらに奇行を繰り返すのみなのです。結婚式という場に引きずり出されたジャスティン同様に。鬱病患者は好んで奇行に走るのではなく、彼らにとって受け入れがたい環境に置かれたことによる避けられない反動として奇行が表れてしまうということを、監督は訴えているようです。。。 一般に、精神病患者を社会に戻すことが”治療”と言われていますが、我々とはまったく違う世界に生きる彼らを無理矢理に我々の世界に引き込むことが本当に正しいのか?この映画はかつてない構図でそのことを訴えてきます。この監督の圧倒的な構成力には相変わらず恐れ入りました。[DVD(吹替)] 7点(2012-08-10 14:42:17)(良:3票) 《改行有》

4.  メカニック(2011) 超大作「コン・エアー」でデビュー。3作連続で興行成績が1億ドルを突破し、デビュー後数年はハリウッドの頂点にいたものの、「ブラックホーク・ダウン」の企画をリドリー・スコットに横取りされてからはパっとしないサイモン・ウェスト。そんなウェストが本格アクションの世界に帰ってきました。この映画、脚本はイマイチなのですが(殺し殺されの因果な物語であるにも関わらず、そんなドロドロを全然描けていない)、監督の手腕によってアクション映画としてはそこそこの品質を保っています。マイケル・ベイ、デビッド・フィンチャーと同じくプロパガンダ・フィルムズ出身だけあって画作りがいちいちかっこよく、些細な会話シーンであっても目を飽きさせません。アクション演出に入るとウェストの手腕全開で、迫力のある見せ場を楽しむことができます。クライマックスのアクションなどは相当に荒唐無稽なのですが、見せ方がうまいお陰で「そんなアホな」となる一歩手前で踏みとどまっています。このバランス感覚はお見事でした。本作での仕事を評価されてか、サイモン・ウェストは「エクスペンダブルズ2」の監督に抜擢。本作で披露してくれた手腕があれば、相当に面白いアクション映画に仕上げてくれるはずです。[DVD(吹替)] 7点(2012-01-02 16:04:36)(良:1票)

5.  メイズ・ランナー 《ネタバレ》 ハリウッドで年に数本製作されるティーン向けSFですが、外に待ち受ける迷路が大人社会の暗喩で、状況打破のためそこに切り込んでいこうとする者と、現状維持のため内に籠ることを望む者が対立するという構図や、記憶喪失からスタートして「自分とは何者か」を探るという物語はティーンの成長過程を作品に取り込んだものであり、「結構ベタベタですなぁ」と思いながら鑑賞しました。自分もいい年になったので、残念ながらこういう話にストレートに感情移入しながら見ることはできなくなったようです。 ただし、ストーリーテリングは型破りで、いい意味で裏切られました。三部作構成を謳いながらも、本作単独でも話を成立させようという配慮があり、主人公たちが迷路から脱出して世界の謎を暴くというところまでやってくれたので、ストレスなく鑑賞することができました。迷路の脱出過程にしても、中盤にてランナーのリーダーが「実は迷路の隅々まで把握はできている。ただし、最後の壁の突破方法が分からない」と告白し、迷路の攻略過程を大幅にカットしています。この大胆なリストラによって、迷路攻略に係る知的なやりとりは大幅に減ってしまったものの、その一方で、迷路に入っては出ることを繰り返してその内部構造を探るという視覚的に地味な作業が省略され、最後の壁の突破という一点のみに物語の焦点が定まったことから、作品全体に勢いが出るというメリットがありました。私はこの取捨選択を支持します。 気になったのは、細かい部分で設定を煮詰めきれていないということでした。思春期の男ばかりの集落に、突如かわいい女の子が放り込まれれば何が起こるのか。作品の性質上、展開が生々しくなりすぎてはいけないということは承知しているものの、それでも性欲全開の時期の男子を集めておきながらセクシャルな問題にまったく触れていないことには違和感を覚えました。そもそも、あの状況でおかしくなったり自暴自棄になったりする者が皆無で、みんな秩序正しく生きていることが不自然だったし、ボロを着ている割に髪型だけはバッチリ決まっていることもヘンでした(エレベーターで整髪料も届けられてるのか?)。些細なツッコミでも積もれば山となるわけです。その辺りのどうでもいい疑問を抱かせないような方便があれば、より良い作品になったと思います。[ブルーレイ(吹替)] 6点(2015-10-14 15:42:36)(良:1票) 《改行有》

6.  メカニック:ワールドミッション 《ネタバレ》 殺しの世界に生きる者の虚無感や、愛憎入り混じる師弟関係を描いてなかなかムードあるアクションドラマだった前作からは一転し、本作はドンパチアクションとなっています。 もちろんドンパチは大歓迎なのですが、脚本が支離滅裂で完全なバカ映画になっている点はいただけませんでした。ターゲットに接近するため、あえてタイの刑務所に投獄されるビショップ。まともな取り調べも裁判もなしに即日収監されるわ、手回り品持ち込みOKだわ、東洋人の受刑者がほとんどいないわと、もうめちゃくちゃなのです。しかも、暗殺だと分からないよう事故に見せかけて殺せという指示だったのに、おもいっきり首絞めて殺してるし。検死ですぐにバレでしょうが。おまけに暗殺直後に派手に脱獄するから、ビショップが殺したのモロバレというね。こんなめちゃくちゃをやりながら「さすがビショップ、腕がいい」とか言われてるんだから、本作の登場人物は全員バカにしか見えません。 ターゲットであるトミー・リーと組んでクレインへの反撃を開始するという後半の展開もまったく意味をなしていません。トミー・リーの軍隊を使うわけではなく、結局はビショップ一人で戦ってますからね。そもそも、ビショップを放牧→拠点を襲撃されるということを何度も繰り返すクレインもバカにしか見えず、なぜビショップに見張りをつけておかないんだと終始不思議で仕方ありませんでした。あと、クルーザーにどんだけ部下乗せてんの。[ブルーレイ(字幕)] 4点(2017-01-21 22:18:51)《改行有》

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