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評価順1
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1.  ユリゴコロ 《ネタバレ》 ナイフや包丁が肉を割く擦過音、階段を転げ落ちる打突音など、殺人シーンのインパクトを高める音響に力が入っている。 雨降りの中、ヒロインに差し込む白光や、佐津川を赤い影で縁取る照明など、異質な光の扱いや ワンポイントの赤の用い方も作品に独特のルックを与えている。 ロッジの上階や物影からなど、何者かの窃視を仄めかすようなアングルのショットも幾度か挟まれ不安感を醸し出す。 それらは結果的には実際の窃視者のものと必ずしも整合しないのだが、その歪な構図は後半への伏線のみならず、 作品にホラーテイストの加味ともなっている。 辻褄合わせの脚本化は結構苦労したのだろうけれど、松坂桃李が自発的にヒロイン探しに動かず、 木村多江にほぼ丸投げしているかのような脚色は物語としては大きな違和感だ。 そこを上手く誤魔化すなんらかの工夫が欲しかったところ。 『俺は殺人鬼の息子なのか!』などという説明絶叫も、 「震える手でノートを掴む主人公」とでも書かれているだろう紋切り型のシナリオをそのまま絵解きする演技指導も ちょっといただけない。 鏡割りのシーンやラストの病室の白カーテンのシーンなど、難しいワンショット風の撮影で頑張っているが、 夫婦の再会の図まで見せる必要性があったか疑問だ。 総じて、小手先のテクニックはあってもハートに欠けるという印象だ。[映画館(邦画)] 4点(2017-09-24 20:11:49)《改行有》

2.  夢は牛のお医者さん 《ネタバレ》 大学受験の合否通知であろう電報を郵便局員が高橋知美さん宅に運んでいくのを背後からカメラが追う。 緊張しているはずの知美さんを気遣って、クルーは家の外で郵便配達車をずっと待っていたのだろう。 獣医になった知美さんが実家の牛の出産に立ち会うシーンも、彼女が語るように「何日も辛抱強く待ち続けて、出産はあっという間」だが、 その感動的な出産シーンを撮るためにスタッフも粘り強く付き添ったのだろう。 勉学に勤しむ彼女に差し支えないように、撮影を控える場面も多々あったろう。 そうした画面に映らぬ部分・映さぬ部分にこそ、スタッフの誠実さを見る。地道な長期取材と関係づくりあっての「素」の表情であり、佇まいである。 正味86分にそれが結晶している。 合格の通知に突っ伏して歓びを噛みしめる姿のいじらしさ。彼女を支える父母と妹さん二人の働きぶり、祖母の朗らかな表情。 獣医師として成長し、暴れる牛にも動じることなく冷静に処置できるようになった姿の頼もしさ、それぞれに魅せられる。 元がテレビ素材ゆえに表情に寄りがちなのが玉に瑕でもあるが、その子供たちのまさに純真そのものの表情と涙を目の当たりにすれば グリフィス的クロースアップの欲求を抑えがたいのも無理はない。 画面の解像度もまた26年の歳月を感じさせるが、ラストはより映画を意識したのだろう。 土本監督の水俣シリーズが海の光で人々を包むように、牛舎から外へと凛々しく向かう知美さんを雪の白と輝く逆光で包ませる。 子牛を抱き寄せ、頬ずりして慈しむ幼い知美さんの印象深いショット。生きる姿勢の素晴らしさと共に、映画の被写体としても稀有の素晴らしさなのである。[映画館(邦画)] 10点(2016-11-17 23:59:18)《改行有》

3.  湯を沸かすほどの熱い愛 《ネタバレ》 赤いリンゴ、赤い車、吐血の赤とアクセントをつけつつ、ラストにはもう一発何らかのアイテムを用意しているのだろうと思いつつ観れば、 なるほどしっかりと情熱的でファンタジックな赤で期待に応えてくれる。 夜の人間ピラミッドや、宮沢りえの投石を始め、泣かせのシーンにもユーモラスな笑いをほのかに混ぜ込む加減が絶妙で、エモーションのほどよい バランシングが心地よい。 宮沢と松坂桃李の抱擁、伊東蒼と杉咲花の蹴り、篠原ゆき子への平手打ち、オダギリジョーに対する頭突きやパンチなどの 意表を衝く少々手荒なスキンシップによる親愛表現もよろしい。 勿論、杉咲花が披露する手話も感動的だ。身体で感情を表現させるべくして設定された属性である。[映画館(邦画)] 7点(2016-11-01 23:52:06)《改行有》

4.  ゆけゆけ二度目の処女 《ネタバレ》 大抵の批評で指摘されるキーワードは、他作品での荒野や雪原と共に、いわゆる屋上という密室・閉鎖空間というもの。 階下に降りるシーンもあるものの、実際舞台はほぼビル屋上に限定される。 空間と動作が制限される分、距離を詰めたアクションの身体性がクロースアップされ、 その中で貯水タンクや雨や血しぶきによる水のイメージが豊かに展開する。 パートカラーによるサプライズの演出も『犯された白衣』よりも効果的に決まっている。 主演2人の生硬な感じも初々しく、特に少年の非心理的な目がいい。[DVD(邦画)] 7点(2016-06-20 16:45:53)《改行有》

5.  行きずりの街 《ネタバレ》 物語の性質からして、この映画は必然的に過去の説明や謎解きを挟みながらの展開とならざるを得ない。 フラッシュバックの多用は当然ながら映画を停滞させがちなのだが、それを最小限のショットにとどめ、尚且つ仲村トオルの視線を用いて現在と過去を簡潔に繋いでいくカッティングによって時制の感覚を適度に混乱させながら、現在進行形を維持していく。 現在と過去を繋ぐ空間である小西真奈美のバーの廊下、および彼女のマンションの廊下は手前に黒、奥に明を配置したコントラスト豊かな縦構図と照明によって艶かしい。 さらに過去と現在が交錯しあうクライマックスの廃校の廊下もまた感動的だ。 走る現在の仲村トオルと、過去の小西真奈美の背中が幾度も切り返される。夕陽を背に振り返る現在の彼女にショットはつながり、その黒髪を逆光が美しく包む。現在の中で交じり合う二人の視線。 一連のスローモーションから、スリーショットのストップモーションまで、ドラマ的には訳の判らぬ迫力と情感で押し切られてしまう感じなのだが、それも良し。 木刀の意外性などは、いかにも東映チャンバラ的で実に面白い。 窪塚のコンビネーションパンチの切れ、仲村の剣戟の泥臭さと、クライマックスを担う男優陣の格闘アクションもそれぞれ個性的で良い。 [映画館(邦画)] 8点(2010-11-29 22:12:20)《改行有》

6.  雪の女王(1957) 《ネタバレ》 透過光のふんだんに使われた幻想的な氷の宮殿や、氷の宝石の光沢、あるいは暖炉の炎の照り返しなど、特殊効果の贅沢な用法に光への意識の高さが窺える。 生命感あふれるカモメやカラスや鹿たちの動きや、主人公の少女の細やかな仕種・動作のアニメーションが絶品だ。(髪を梳かす場面の質感表現の見事さ。旅の途中でお世話になった人々や動物たちに都度丁寧にお礼をするその仕種も大変愛らしい。) とりわけ特徴的なのは波や風雪の表現の多彩さで、旧ソビエトの風土ならではだろう。日本語が多様な雨の種類を使い分けるのと同様、本作では彼地の特色たる多様な降雪がこだわりをもって描き分けられており面白い。 キャラクター設定だけでなく、映像表現の面でも日本のアニメーションへの影響が多々窺われる作品であると思う。 様々な民族の助けを経ながらの旅といった要素が旧ソビエト的でもあり、大団円が「雪解け」であるのも象徴的だ。[ビデオ(吹替)] 9点(2005-08-14 23:27:24)《改行有》

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