みんなのシネマレビュー |
|
261. トランスポーター3 アンリミテッド 《ネタバレ》 列車の上をジャンプしたり、方輪走行でトラックの間をすり抜けたりと、前作に負けず劣らず派手でありえないアクションは楽しました。そしてステイサムは、スーツが似合うのと頗るつえーという事を再認識しました。ただ、ストーリーとしてはいまいちでしたね。まず、娘を誘拐しておいて、わざわざ父親のいる所まで運ばせたのはなぜか?時間稼ぎなのか?要望に応じたら娘を返すつもりだったのか?或いは、テロ狙いか?この理由が、もうひとつ目的である船を上陸させる事と絡んでるんですがわかりにくい。もとい、何故、あそこまで拘るのか理解できない。そういう点では、前2作に比べはっきりしてないのが残念。でもって、悪役の最後の死に様は、ステイサムに腕輪がつけられた物語冒頭で死亡フラグ確定だし予想どおりでしたね。[映画館(字幕)] 5点(2009-08-27 09:29:37) 262. ミラーズ(2008) 《ネタバレ》 アレクサンドル・アジャが監督というだけでけっこう期待値が高かったんですが、正直ドキドキ感もあまりなく怖くなかったかな。序盤はけっこう退屈でしたし。ラストのオチは「ああ、やっぱり」と予想してた通り。店先のウインドウについた指紋と物語冒頭で見つけた鏡の指紋、結局のところ、ベン以外にも鏡の世界にとらわれ、魂のみとなったものが多数いるっていう解釈でいいのかな?アンナの言葉からもちょっと分かりにくかったけど。[DVD(字幕)] 5点(2009-08-08 11:40:07) 263. 88ミニッツ 《ネタバレ》 久し振りにアル・パチーノを観ました。もうけっこうな歳ですが、彼の存在感はさすがだなぁと感じます。演技のひとつひとつ見入っちゃいますし、渋い。物語そっちのけでそれだけでも満足しちゃうんですが、肝心の本編は、物語の進行具合に観てる側の整理が追いつきません。疑わしい人物が次々と登場してくるわりに、犯人の目的や理由の大半が後付けてきな演出で片付けられてしまってるため、犯人を推測する楽しみが半ば強引的に押し付けられている気もした。地味な作品であることは否めませんが、丁度よい尺ですし、それなりに楽しめました。[DVD(字幕)] 5点(2009-07-21 10:46:56) 264. 007/慰めの報酬 《ネタバレ》 前作ですっかりダニエル・クレイグの虜になってしまい、もちろん今作もDVD購入。アクションてんこ盛りと聞いていただけに本編尺がやたら短いのでえらくスリムにまとめたのかなぁという思いを胸に鑑賞。冒頭はいきなりのカーチェイス、このアクションシーンをみて不安がよぎった。カット割が早い上に細かすぎで位置関係もさることながら何が起こっているのか分かりにくい。流行の手法だけど、やはりアクションは極力1カットでみせるべきである。力量が伴っていれば話は別だが、この監督のアクションはあくまで雰囲気重視のようである。で肝心の物語、イタリアでの尋問シーンでいきなりきた。もう忘れてる。すぐさま前作「カジノロワイヤル」のDVDを取り出し、終盤をチェック。あ、思い出した。割と序盤からばんばん固有名詞がでてくるため前作を復習していないとすんなり入ってこないです。また、今回のボンドの任務は復讐であり、ボンドガールの目的も復讐、目的の部分で共鳴とでもいいたいのだろうが、おかと違いである。またオルガ・キュリレンコには期待したが影が薄かった。そんでもって、ヴァスパーの黒幕を追うにつれ、やたら色んな怪しい人物がでてくるは、国の利権やら何やら焦点がしぼりづらく散漫とした印象を受ける。結局、終わってみてもボンドが復讐を成し遂げたわけでもなく、これから巨大な陰謀に立ち向かうエピローグでしかない。本作は消化不良なのだが、今後の007シリーズは非常に楽しみである。[DVD(字幕)] 5点(2009-06-28 12:19:53) 265. ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー 《ネタバレ》 CGに頼らないクリーチャーの造形や巨大なセットなど美術面は流石といった感じで一見の価値あり。特に“死の天使”はメッチャかっこいい。「パンズ・ラビリンス」が気に入った方は、ギレルモ監督の凝りぶりに目を見張ると同時にため息がでるでしょう。物語の部分でいうと、ヘルボーイと彼女のやりとりがよりクローズアップされて妙に人間らしさを感じる、派手なアクションよりもそっちがメインで、むしろこれといった盛り上がり場面が無いのが難。ヌアダ王子とやらも少々肩透かしだった。根幹のゴールデン・アーミーも恐れられた割には、井の中の蛙で終わってしまい消化不良。なので単純に映像は楽しめるのだが、脚本的には今一歩といった印象でした。 [DVD(字幕)] 5点(2009-05-21 20:52:21)(良:1票) 《改行有》 266. 自虐の詩 どうしようもない男にここまで尽くせるほどの愛。徐々に明かされていく過去のエピソードと交互に物語りは進んでいき、いつのまにか感動的なドラマになっていた。中谷美紀と阿部寛はお似合い。他もいいキャスティングですんなりこのギャグ漫画のような世界につかれた。面白かったです。[DVD(邦画)] 5点(2009-05-14 11:24:44) 267. ブラインドネス 《ネタバレ》 “全世界失明”というふれ込みだったので、世界規模のパニック・サスペンスかなぁと思ってましたが、物語大半の舞台となるのは、隔離施設。予想外なシチュエーションものでした。けれども、そこは社会派もので慣らしたフェルナンド・メイレレス監督の手腕。当然、フィクションなので、話に疑問や矛盾はつく。しかしながら、得意のセミ・ドキュメンタリーの手法を用い、客観的な描き方をすることで絶妙な臨場感を生み出し、視聴者という第3者も物語へ含まれるのである。確かに、全体的に消化不良といった感は否めないが、最後のワン・シーンはとても好きだ。これだけで+1。[DVD(字幕)] 5点(2009-04-24 10:26:06) 268. 落下の王国 《ネタバレ》 前作「ザ・セル」が凄く面白かったので今作もかなり期待して観ました。ターセム監督らしくロケーション含め撮影にも長い年月を掛けたというだけ映像は確かに美しい。各国の世界遺産で撮影できたというのも素晴らしく、CGに頼らずとも幻想的な世界観を作っている。で、肝心の物語はというと、何故、主人公ロイがそこまで自殺願望をもっているのか、そこまでに至る過程があまり描かれておらず、いまいち感情移入できなかった。故に、さも自己投影したかの様で、かつロイの歪んだご都合主義に進んでいく物語には面白みがない。現実での少女とのやりとりの方が微笑ましかった。もっとファンタジーした作品を想像していただけに残念でしたが、実験的に試みた監督の意思はかいたい。[DVD(字幕)] 5点(2009-03-14 13:16:21) 269. デス・レース(2008) 《ネタバレ》 いや~何も考えずに見れてしかもしっかり楽しめました。あの所長には何度イラっときたことか。その想いもあってラストは想ったとおり気分爽快!ナイスプレゼントって感じ。迫力のあるカーチェイスは見ごたえたっぷり、ちょっとエグイシーンもありますがエンタテイメントとして充分な出来栄え。[DVD(字幕)] 5点(2009-03-03 16:58:42)(良:1票) 270. ウォンテッド(2008) 《ネタバレ》 物語冒頭、屋上シーンでの銃撃戦に痺れました。すっげえクール!おっさん助走付けはじめたからどうするのかなぁって思ってたけど、大勢の敵を倒すまでの一連の動作がカッコいい!~凄すぎ。アクション自体は、流れるようなカメラワークのカースタントがGood!かなり現実離れしっちゃってますが、きれだけはっちゃけたほうが観ていて気分良いですね。後半、真実が分かってから、敵地に単身乗り込む辺りの銃撃戦はいくら何でもそりゃ無理でしょっていう感じ、ノベルの世界とうより漫画の世界でしょ?少々だれ気味でした。でも、ラストの360度自決シーンはクールだけど泣けた。。結局のところ組織の概念そのものも矛盾してると思いましたが、特に肝心な脚本にもう少し説得力を持たせて欲しかったと思います。映像センスは個性がありイイ!これからに期待![映画館(字幕)] 5点(2008-09-16 11:04:26) 271. ハンコック 《ネタバレ》 ハリウッドにしては珍しくオリジナルヒーローって事とCMを観て、暇つぶし程度には楽しめそうと思い鑑賞。ハッキリ言えばスーパーマン。超人的なノリでしかヒーローを描けないのが現状か。。ま、その辺りは想定内。物語が矛盾している点はさておき、女スーパーマンが現存していたことが一番驚いた。いや、騙された。そして、このへんのやりとりが非常に面白かった。思わず噴出してしまった(笑)一番の見所じゃないかと正直思います。まぁ1800円は高いかもしれないけど、普通に楽しめます。[映画館(字幕)] 5点(2008-09-13 23:07:37) 272. ベオウルフ/呪われし勇者 《ネタバレ》 まるでファンタジーゲームをプレイしているかのような感覚でした。通常では不可能なカメラアングルを駆使した特撮は見事でしたが、内容があまりに薄っぺらくて、見ごたえがあるのはそういった特撮を駆使した戦闘シーンのみ。“呪い”とやらも終盤になって態々明かさなくても、中盤あたりで推測できてしまう。肝心のベオウルフもキャラとしての厚みが無く、感情移入は愚か、主人公らしさが無いのが辛い。とここまで散々な評価ですが、終盤のドラゴンとの一騎打ちは手に汗握る展開で面白かった。さらに贅沢を言えば、怪物の母親(アンジェリーナ・ジョリー)の出番をもっと多くして欲しかったかな。[DVD(字幕)] 5点(2008-05-10 09:55:52) 273. チーム・バチスタの栄光 《ネタバレ》 原作は未読ですが、ミステリー色の深い作品だと思っていたのですが、ちょっとした笑いがあり、意外とあっさりした作りだったのに拍子抜けでした。おかげで肝心の手術シーンにもあまり緊迫感が伝わらなかったのが残念。どんでん返しの結末もいきなりそうきたか!?という感じで、劇中それとない伏線もなかったんで、尺を考えてのことだと思いますが、とってつけたような終わり方でしっくりこない。最後も、握手して終わってくれたほうが余韻に浸れたのに、ソフトボールは余分かなぁと。それにしても吉川晃司がよく似合っていてかっこよかった。あの表情がいい。[映画館(邦画)] 5点(2008-02-18 19:56:14) 274. 地獄の変異 《ネタバレ》 同じく洞窟が舞台となる作品「ディセント」とほぼ同じ時期にでた作品ですが、知名度は圧倒的に「ディセント」でしょう。邦題のネーミングは賛否両論あると思うが、セールスがいまいちだったのか人知れず世に出てしまった感がある。しかしながら出来栄えは非常にしっかりしていて好感が持てる。極々普通の怪物パニック映画なのは間違いないが良い意味で裏切ってくれました。[DVD(字幕)] 5点(2007-12-07 12:42:24) 275. イタリアン・チェーンソー 《ネタバレ》 意外な掘り出しものですよ!これは!物語はすご~く陰鬱なんですが、かなり楽しめました。色んな映画へのオマージュがみてとれますが、冒頭からして明らかに「サスペリア」を意識してるかなぁと。ヒロインよりも馬鹿な若者3人組が良い味でていて、これがけっこう重要な展開に絡んできたりするんだな。この辺は、ふりっぱなしのアメリカンホラーに比べて賞賛できる点だと思います。スプラッター度も満点、過激な描写も盛りだくさん。倫理観を問われかねない内容もあり、見るにはそれなりの勇気が必要っす。[DVD(字幕)] 5点(2007-10-16 17:37:39) 276. 悪夢探偵 《ネタバレ》 塚本監督が描くダークヒーロ像に何故か共感できちゃうんですよね。 宿命に逆らえない陰気な主人公を演じる松田龍平がマストだった事もありますが、思想的であり衝動的でもある主人公の行動原理に魅力を感じたからです。 反して、共演のhitomiにはがっかり。まぁこういうぶっきら棒な役柄を割り切れば、いや、思ってた以上に酷い、酷すぎる。悔しいです。 作品は予想以上に血みどろ満載で、ホラーよりですが、なんというか得体の知れない何かが向かってくるという疾走感や臨場感。そのあたりの演出は塚本監督ならではのものがありますよね。けっこう好きです。 くどいようですが、共演者の演技のせいで集中できない。夢から現実に一気引き戻されます。。やはり豪華なメンバーを揃えた話題性先行、商業作品はインディペンデント向きの塚本監督には荷が重過ぎたかもね。[DVD(邦画)] 5点(2007-10-14 11:39:26)《改行有》 277. HAZE ヘイズ 記憶喪失、暗闇、閉所、苦痛、揃いも揃った極限状態に疲れました。いわゆるシチュエーション作品なのですが、観てる側の想像を掻き立てられ、ぐいぐいと物語に惹きこまれました。丁度よい作品時間でこの手のモノが好きな自分は退屈しませんでした。[DVD(邦画)] 5点(2007-08-21 20:20:32) 278. 新感染半島 ファイナル・ステージ ごくフツーのゾンビアクション映画になってしまったw 前作は、列車という閉ざされた空間を生かし、感染が広がる予兆に加え、父と娘、そして仲間との絆 もしっかり描かれ、バランス良く構成された見応えのある作品だった。 今回はとってつけたような理由付け、どうも主人公には感情移入し辛いし、 廃墟となった街並みも韓国らしいは皆無。夜のシーンが多く派手なアクションやCGで誤魔化されて感は 否めません。カーチェイスもリアリティに欠ける。。 バッタバッタとゾンビを薙ぎ倒すゲーム思い出しました(笑[映画館(字幕)] 4点(2021-01-09 13:48:44)《改行有》 279. Diner ダイナー(2019) いつもと変わらない藤原竜也とコスプレ姿で登場、玉城ティナのPVという。 わざわざ映画化したい、過去作の経歴からして、この監督の意図も分かりませ〜ん。[映画館(邦画)] 4点(2019-07-16 00:55:44)《改行有》 280. テラフォーマーズ 原作既読。漫画ならではの設定が、今の日本映画界のガジェットでどう実写化されるのか、観る前から大いに期待はしていたのですが、監督があの三池とくれば、任侠でもなく不良もんでもないでしょ?ジャンルがSFですよ。これまでの三池作品を観てる方ならば、なんとなく完成版は予想通りだと思う。そう良くも悪くも三池流テラフォーマーズなのだ。でも今回は3:7の割合で悪い部分の方が目立ったような気がします。 特殊効果やSFギミックは、三池「らしさ」の範疇であり、スーツはハリボテっぽい軽さだし、変身した姿は着ぐるみか?って印象。雨が降りしきる高層ビル街、小汚くごちゃごちゃした雰囲気、まるでスピナー丸パクリデザインの車両などなど未来世界における描写は、意図的にブレランを意識した作りですよね? とにかく今作については、わざわざ実写化する必要性はなかったと思えるレベル。これならアニメ化で充分だと思います。 実写化する際には、脚本やキャスト、勿論予算も含めそれなりの必然性があるはずだ。ところが、この作品にはそういったものは感じられない。 原作が続いてる以上、興行収入次第またはどっちに転んでも良いような続編を匂わせる中途半端な終わり方。ワーナーという大手映画会社の資本が入りながらも、製作委員会ありきで、殻を破り切れない日本映画界のダメな部分が見えてくる。 ただ、擁護するなら三池監督はじめキャストは一生懸命やってくれたと思う。特に小栗旬は笑えた。彼が登場する度に、彼の喋り方た仕草が一番面白く見応えありましたよ(笑。本人も楽しかったんでしょうね。 最後に、漫画同様に世界に通用するような映画を目指すなら、根本的に変えていかなければ成長はないと思います。 酷評ですみませんm(_ _)m[映画館(邦画)] 4点(2016-05-04 09:08:37)《改行有》
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS