みんなのシネマレビュー |
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2882. 美の祭典 スポーツというものには、根源的に美しさや感動というものが内在しているので、ただそれを撮るだけでも良いものが出来上がるのは当然のことです。 しかしながら、本ドキュメンタリーはその枠を超えた素晴らしい出来栄えです。 レニ・リーフェンシュタールの実力を垣間見ることができました。 序盤の男子体操選手の筋肉の躍動感に息をのみ、馬の障害レースで顔がほころび、最後のプール飛び込みで優雅な気持ちになれる。 スポーツ・ドキュメンタリーの枠を遥かに超えた傑作です。[ビデオ(字幕)] 7点(2007-10-31 20:47:15)《改行有》 2883. 無頼平野 石井輝男監督晩年の奇妙なカラー作品。 若き頃の面影はない吉田輝雄を拝める貴重な作品でもある。[ビデオ(邦画)] 5点(2007-10-30 23:25:24)《改行有》 2884. 曖昧な未来、黒沢清 映画『アカルイミライ』のメイキング・ドキュメンタリー。 しかしながら、監督である黒沢清の理屈くさいお話が延々と続く。 黒沢監督、その人に興味でもない限り、全くもって面白くはないはずです。 残念ながら浅野忠信はほとんど出てこないです。[ビデオ(邦画)] 3点(2007-10-29 16:23:43)《改行有》 2885. ジュノーと孔雀 主人公夫婦の奥さんが「ジュノー」で、夫の方が「孔雀」ということになっています。 要するに夫婦の物語ですが、これがとるに足らない上に、終り方もよく分かりません。 はっきり言って面白くはないです。 ただし、ヒッチコックを全制覇したい方には通らなくてはならない作品です。[ビデオ(字幕)] 4点(2007-10-29 16:20:57)《改行有》 2886. 未来予想図 ~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~ 登録、そしてレビュー第1号嬉しいです。 先に言っておきますと、本作はかなりベタベタな作品です。 観ていて恥ずかしいです。 ですが、意中の女性とデートで行くにはベストな作品かもしれません。 それ以上は何もないです。 バイクの後ろに女性が乗り、耳元で「ア・イ・シ・テ・ル」。 だけどエンジン音でよく聞こえず、もう一度「ア・イ・シ・テ・ル」。 これにはさすがにゾクゾクと寒気がしました。 ヘタなホラー映画よりゾクゾクすること請け合いです。 やっぱり主演の松下奈緒さんは、池谷幸雄氏に似てますよね?[映画館(邦画)] 7点(2007-10-29 16:15:23)《改行有》 2887. BLUE FAKE ブルーフェイク 《ネタバレ》 椋木美羽の二本しかない映画出演作の残りの一つを鑑賞。 ツタヤ新宿店にすら在庫がなく、執念の“取り寄せリクエスト”にてやっとレンタル成功。 キャスト的にも不安が多いし、内容とレベルについては覚悟していたが、いやー予想通りヤバかった。 全体的に作りが雑だし、出演者の大半は棒読みを繰り返し、ほんとにヒドイ有様。 これが溝口健二没後50年経った進化したはずの日本映画かと思うと、泣けてくるがそれは言うまい。 何しろ、本作を観ようと思った動機は不純なのだから。 椋木美羽という女優を愛してやまない私は、それを覚悟で本作を観ようと決心したのだから・・・ 椋木美羽のもう一つの出演作である『Go!』の方が、作品としては上だと思うが、“椋木美羽がどれだけ魅力的に頻繁に画面に出てくるか”という観点でみれば、本作の方が圧倒的に上。 特に、中盤の浅草でのハッピを着てはしゃぐシーンは最高だった。 あまりにキュート過ぎて、改めて惚れ直したほどだ。 劇中の女性がレズ心でもって椋木美羽が演じる女性に惚れるのは心底理解できた。 さて作品自体に軽く触れておくとしよう。 有森也実と椋木美羽は二人とも探偵的な役回りで活躍。 その中、有森也実は必要以上に露出度が高い。 なんか肩を出しすぎだ。 ストーリー的には前述したように取るに足らない内容。 しかしそんな中、山本シュウ演じる“人気DJ”とやらが、劇中のラジオ番組の中で“都会に住む孤独な女性”からの電話相談に応じるシーンが何度となく出てくるのだが、これが最高に面白かった。 シモネタ的な相談やら、精神病的な深刻なものやら、はたまたストーカー的なものやら、DJに食ってかかる好戦的な女性やら、バラエティに富んでいるし、相談内容もとても面白い。 この電話相談シーンだけで映画1本撮った方がかえって面白くなったんじゃないかという皮肉な出色の出来栄え。[ビデオ(邦画)] 5点(2007-10-29 16:08:57)《改行有》 2888. ユメ十夜 西川美和監督の作品は、相変わらず素敵です。 同様のオムニバス映画『female フィーメイル(2005)』の中の短篇『女神のかかと』では、大塚寧々が演じるお母さんの“かかと”を優しく、そしてエロティックに撮っていて、素晴らしく非凡でした。 そして本短篇でも、“女性のかかと”“女性のふくらはぎ”を美しく撮っていました。 元々、美しい緒川たまきが更に映えて見えたのです。 女性の脚を艶かしく撮るということに関しては右に出るものはいないですね。 そして、それを女性監督が撮っているということに改めて驚きを感じました。 むしろ女性だからこそ、あの様な艶かしい映像を撮ることができるんでしょうか? ところが、西川美和監督以外の短篇は、いずれも駄作揃いです。 風変わりでセンスの無い映像のオンパレードでした。 それがとても残念でなりません。[DVD(邦画)] 4点(2007-10-29 15:58:07)《改行有》 2889. 鰯雲 まず、この貴重なる成瀬監督の作品を観ることができたことに満足です。 まあ、それだけいいです。 話としては、村の中の血縁関係が複雑且つ入り組み過ぎていて、物語に入り込むのに時間を要します。 そして終盤近くで、どうにか大体の血縁関係が把握できました。 映画館を出た後、「あの二人(小林桂樹と司葉子)はどう考えても血がつながってませんか?種違いなんですよね??」と、見知らぬ方から質問を受けました。 結局、私もうまくその人に説明することはできませんでしたが、映画館を出た後のこうした見知らぬ映画好きの方との会話は、いいもんですね。[映画館(邦画)] 5点(2007-10-29 00:55:41)(良:1票) 《改行有》 2890. バブルへGO!! タイムマシンはドラム式 いやいや、楽しめました。 理屈を捨てるところは捨て、時代考証などの部分はリアルさを追求する。 その辺りのバランスが優れていましたね。 広末涼子はかなり魅力を発揮していました。 胸元が白くて綺麗でした! そして阿部寛も相変わらずの怪気炎! 主役二人の演技がとても光っていました。 いやー、久しぶりに大笑いできた映画です。 それにしても、自動改札ではない有人改札が、あんなに懐かしく感じるとは思いませんでした。 それと、M.C.ハマーの、あの曲はサイコーですね。聴いてるだけで何故か笑みがこぼれてしまいます。[DVD(邦画)] 8点(2007-10-27 23:04:30)(良:1票) 《改行有》 2891. 少林寺武者房 ご都合主義的な剣アクション(どう考えても素手より強いハズだし、もっと深く切れるはず)や、勧善懲悪的なストーリーには、どうも馴染めなかった。 だが、それらはそもそも少林寺映画や西部劇などの根源的な問題点なので、本作で特別に指摘するつもりはない。 本作の最大の問題点は、伏線のまったくない強引なストーリー展開であろう。 特に最後は無理に終わらせすぎ。 衝撃のラストとも取れなくもないが、ちょっと無茶苦茶過ぎるかな。[DVD(字幕)] 6点(2007-10-27 19:41:38)《改行有》 2892. 芝居道 長谷川一夫も山田五十鈴も、外見的に好みではない。 話としても、うまく出来すぎ。 芸道モノとして、溝口健二の『残菊物語』があるが、あの作品で見られた様な終盤の盛り上がりがあれば良かったのだが・・・ 戦時中に作られた作品には良いものが無い気がする。[ビデオ(邦画)] 5点(2007-10-27 08:14:10)《改行有》 2893. 忍びの者 現代劇の雷蔵、時代劇の雷蔵と色々見てきたが、忍者の雷蔵はまずまずといったところ。 女優陣にイマイチ魅力が感じられず、そこが残念。 伊藤雄之助が凄い動きをしていたのが、個人的には最大のインパクト、、と思っていたら、老けメイクで当時40代前半だったんですね。[DVD(邦画)] 7点(2007-10-26 20:31:05)(良:1票) 《改行有》 2894. 幸福(1964) 《ネタバレ》 前半部分は、まさに“画に描いた様な幸せな家庭”を実写で見せている。 モーツァルトの調べにのってつむぎ出される暖かな映像は、観る者を夢見心地にさせる。 しかしながら、夫に愛人ができてからは雲行きが急変。 それに対する妻の対応は、まったく不満のかけらもみせない慎ましやかなものだったが、自殺という形で激しく抵抗してみせた。 ソフトな雰囲気を漂わせながらも、強い衝撃を与えてくる作品だった。 これが女性監督により撮られたというところに、価値を感じる。 男の独善的な愛を、隠喩めいたストーリーの内に表現し、批判してみせた。 アニエス・ヴァルダの、その痛烈なまでの見事な手腕に脱帽する他ない。[DVD(字幕)] 6点(2007-10-26 16:27:03)(良:1票) 《改行有》 2895. 怪談(1964) 第一話が一番良かった。 後は全体的に冗長気味。 特に『耳無し芳一』は退屈であった。 しかしながら色彩美と空前のスケールで造られたセットは見事だった。[DVD(邦画)] 5点(2007-10-26 00:05:15)《改行有》 2896. 少林寺への道2 パート1に匹敵するチープな出来の少林寺映画。 しかもパート1と直接的にストーリーがつながっていないというオマケつき。 そして十八銅人との対決(修行)シーンは、更にショボくなり、スケールダウン。 これが石井輝男作品の様に、狙った面白さ、狙ったチープさなら良いのだが、普通にショボいので、フォローのしようがない。 少林寺映画の駄作! です(笑)。[DVD(字幕)] 2点(2007-10-25 10:58:23)《改行有》 2897. 少林寺への道 「十八銅人」とかタイトルにあったので、てっきり「少林寺三十六房」バリの傑作少林寺映画かと思ったら・・・ 見事、というより豪快に期待を裏切られました! 凄い駄作です![DVD(字幕)] 2点(2007-10-25 10:55:32)《改行有》 2898. バタフライ・マン イギリス人の男性バック・パッカーと、タイ人の女性マッサージ師との愛の交流を描いた作品。 ロード・ムーヴィーな雰囲気を漂わせながらも、サスペンス的要素やロマンス要素も併せもった作品で、かなりの出来。 間違いなく傑作の部類に入るアジアン・ムーヴィーである。 こういう傑作アジア映画に出会う度に、これからもアジア各国で人気を博した作品を発掘し続けたいと思う次第である。[DVD(字幕)] 8点(2007-10-25 10:50:07)《改行有》 2899. 永遠<とわ>の語らい テオ・アンゲロプロスと似た感じなんですね、オリヴェイラって。 いや、テオがオリヴェイラ的なのかな? とにかく苦手な作風で、何を言っても批判じみたレビューになってしまいそうなので、短めにしておきます。 ただし、少女はとても可愛らしかった。 そして話題のラストも凄い。 とても悲しいラストだ。[DVD(字幕)] 3点(2007-10-25 10:35:17)《改行有》 2900. イル・ポスティーノ あまりにヒューマン臭が強く、乗り切れず。 最後はハッとさせられたが、それまでがやや退屈した。[DVD(字幕)] 6点(2007-10-25 10:28:34)《改行有》
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