みんなのシネマレビュー |
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361. パコと魔法の絵本 舞台の映画化ということで、どうしても比べてしまうのが悲しいところ。 とりあえずコメディ部分に関しては完全にすべってたように思います。 舞台版では長谷川京子の大根演技ですらコメディとしての演出なんじゃないかというほど笑えたけど、映画版はどちらかというと泣きに傾いてましたね。 涙の止め方はよくわかったけど、ついでに鼻水の止め方も教えて欲しかったです。 体中の水分が流れ出てしまうんじゃないかというほど涙と鼻水が溢れ出しました。 こんな悲しい物語なのに、ただ悲しいだけじゃないような素敵な作品に仕上がっていましたね。 大切な人の心に何かを残せるとしたら、僕もなんだか頑張れそうな気がします。[DVD(邦画)] 8点(2009-04-29 18:00:10)《改行有》 362. 電車男 部屋の壁に貼った逆襲のシャアのポスターを眺めながら、シャアの愛機と言えばサザビーだよなぁなんて思っていたけど、なんだか百式も悪くないような気がしてくるから不思議だ。 よくガンダム好きの人に悪い人は居ないって言うけど、ほんとですね。 まあ、そんなことはどうでもいいけど、期待してなかっただけに意外と感動的に仕上がっていて驚きました。 僕はこういう純粋なラブストーリーは好きですよ。 ここのレビューでは夢オチと判断した人が多いようだけど、僕は最初と最後を繋いだラヴソングオチなのかなと理解しました。 つまりもう始まってたんだよって感じでしょうか。 エルメスの降りた駅と定期券の区間が同じだったので、オチの前に薄々気付いてしまってましたけどね。 物語自体はオーソドックスな作りで、出逢いから告白までを描いただけのものですが、アキバ系の童貞男でも、素敵な女性と素敵な出逢いをして素敵な恋愛が出来るという夢と希望に満ち溢れた素晴らしい作品に仕上がっています。 但し、イケメンに限る。[DVD(邦画)] 8点(2009-03-12 13:52:34)(良:2票) 《改行有》 363. 破線のマリス 郵政疑惑に鳩山邦夫を絡めるというセンスに感服。 こういった皮肉の効いたブラックジョークは大好きですよ。 本編の方も皮肉たっぷりの展開で、当初の事件が別の事件で掻き消されてしまってる辺りが秀逸です。 散々恐怖心を煽っておいて、あのオチというのも悪くないと思いました。 母親の顔をした時の黒木瞳が神々しくて感動的ですらあります。 その美しさすら皮肉にしてしまう残忍さもいいですね。[DVD(邦画)] 8点(2009-03-06 12:28:35)《改行有》 364. 転々 小ネタがいちいち面白い。 本筋も意外といい話で、癒されるような切ないような不思議な気分にさせられた。 もう少しこの世界の人たちの生活を見ていたかったような気がする。 因みに街の小さな時計屋さんは宝くじに当たった人がやってるとうちのじいちゃんが言ってました。[DVD(邦画)] 8点(2009-01-10 19:55:52)《改行有》 365. ザ・マジックアワー 序盤少しもたついたけど、展開が転がり出してからは笑いが止まらなかった。 正に抱腹絶倒といったところか。 こいつは本物だと思った。 無駄にいい役者を使ってるところもいい。[DVD(邦画)] 8点(2009-01-08 22:42:34)《改行有》 366. ペネロピ 僕はこういう物語には弱いんですよね。 なんだかずっと泣いてたような気がします。 最初はちょっと悲しかったりもしたけど、後半は嬉し涙が多かったような気がします。 ペネロピが初めて外に出た瞬間はとても感動的でした。 普段は当たり前のように感じていた外の世界も、ペネロピの視線で見ればこんなにも素晴らしく輝いているものなんですね。 因みに僕は呪われてた頃のペネロピの方がチャーミングで素敵だったような気がします。[DVD(吹替)] 8点(2008-12-25 18:58:22)《改行有》 367. 恋はデジャ・ブ 同じ日を何度も繰り返すことになってしまった主人公だけど、とにかくいろんなことをする。 良いことも悪いことも。 その中で特に繰り返しやったことが自殺というのが皮肉ですね。 普通は1回やったら終わりのはずなのに。 まあ、死ねなかったんだから、自殺未遂を繰り返したということなのかな。 ホームレスのおじいさんに関しては意外にあっさり諦めてしまったので、ちょっとがっかり。 でも、まあ、全体としては有意義な1日だったと思います。 自分なら何をするかなぁなんて考えさせられる作品でした。[DVD(吹替)] 8点(2008-11-10 23:48:48)《改行有》 368. あなたが寝てる間に・・・ 真冬の物語なのに、こんなにも温かいのは何故でしょう? ヒロインの孤独さと温かい家族の対比が切なくもあり、嬉しくもあり、なんだか涙が溢れてしまいました。 コメディというほど大笑いする感じじゃないですけど、クスクスって笑えるような幸せな作品でした。 誰からも愛されるルーシーが今までひとりぼっちだったことが不思議でなりません。 僕も大好きになりました。[DVD(吹替)] 8点(2008-11-07 19:26:18)(良:1票) 《改行有》 369. 夏時間の大人たち HAPPY-GO-LUCKY 主人公の女運の無さに同情した。 でも、救いのある感じのラストに安心した。 物語は無いに等しいけど、ノスタルジックでほのぼのとした雰囲気が良かったです。 一応はコメディに分類されるのかも知れないけど、大笑いするといったシーンはほとんど無くて、クスっと笑えるところが好みでした。 逆上がりが出来るか出来ないかによって、人生が左右されてしまう辺りが面白かったです。 あと、どうでもいいことだけど、ずっと松子だと思ってました。[地上波(邦画)] 8点(2008-09-19 02:55:33)(良:1票) 《改行有》 370. 机のなかみ 前半はコメディ。 そのまま終わっても成り立ったかも知れないけど、それを踏まえた後半が秀逸。 着地点がわかっているだけに切ない。 しかも、前半のラストの続きがまた切ない。 余りにも可哀想で泣いちゃいそうだったけど、鼻血を見て笑ってしまった。 その後の展開に救いがあったのも良かった。 [地上波(邦画)] 8点(2008-07-11 03:58:26)《改行有》 371. ALWAYS 続・三丁目の夕日 前回よりも面白かったような気がするので、+1点です。 ちょっとやり過ぎかなという過剰な演出はあったものの、それなりに笑えたし、最後は泣けました。 それから、僕もデリカシーが欲しいです。[DVD(邦画)] 8点(2008-06-27 23:53:06)《改行有》 372. やかまし村の子どもたち 一歩間違えると退屈でつまんない作品になってしまいそうだけど、なんだかよくわかんないうちにこの素朴な世界観に嵌ってしまいました。 無邪気な子供たちではあるけど、意外と残酷な一面も持ち合わせていたりするところが面白かった。 動物たちも可愛くて良かったです。 犬のエピソードでは妹が噛まれちゃうんじゃないかとハラハラしたけど、そういう方向性の物語じゃないところがまた良かった。[DVD(吹替)] 8点(2008-05-13 18:55:01)《改行有》 373. ペイ・フォワード/可能の王国 僕は作品の中に隠れている伏線を探すのが好きだ。 そんなところに繋がってくるのかぁって感じの気持ち良さがあるんだけど、この作品の伏線は後味が悪すぎる。 そんなところに繋がないでください。 それなら、いっそのこと交通事故で繋がった方がマシだった。 まあ、でも、良いことも悪いことも巡り巡って繋がってしまうんですね。 悲しいけど、これって映画なのよね。 作品の中でも多くの人がそうであるように誰かに受け渡すというのは本当に難しいことで、だからこそこの少年も挫折してしまうわけだけど、僕はそれが全くの無駄だったとは思わない。 心の中に誰かに受け渡さなくちゃという思いが少しでもあれば、そのチャンスが巡ってきたときに一歩を踏み出す勇気を与えてくれるような気がする。 勿論その勇気がこの作品のような不幸を招くこともあるんだろうけど、それはきっと正しいことだったんだと思う。 僕は今までの人生の中で誰一人として救ってはいないけど、死ぬまでにせめて1人くらいは救って死にたいものだと思いました。[DVD(吹替)] 8点(2008-05-09 16:38:12)《改行有》 374. ヘアスプレー(2007) 音楽もダンスも最高です。 内容的にも小ネタがいちいち笑える。 特にペニーを悪魔の子と罵るペニーのお母さんが滑稽で良かった。 美人だけど性格の悪いアンバーと太っちょさんだけど性格の良いトレイシーの対決と見せ掛けておいて、チャーミングで性格も最高のペニーが最強ということを再認識させられました。 というか、アマンダ・バインズは恋するマンハッタンのホリー役の印象が強かったので、随分と成長したなぁって感慨深かったです。 まあ、それでもやっぱり高校生の役なんですね。[DVD(吹替)] 8点(2008-05-09 13:25:55)《改行有》 375. ブラックブック 戦争映画ではあるけど、サスペンスとしての構成がよく出来ていた。 死なないことがわかっている2人の女性が真逆の処世術を披露するのが滑稽で実に面白かった。 ラストは後味の悪い感じになるのかなと嫌な予感がしたんだけど、なんだか味のあるいい殺し方だったので清々しかった。 まあ、殺された方にしてみれば、あれ以上の苦しみは無いのかも知れないけど、それだけのことをしたんだから仕方ないよね。 あと、おっぱいが綺麗だった。[DVD(吹替)] 8点(2008-05-07 18:29:52)《改行有》 376. ネバーランド まさにファンタジーといった感じの作品。 現実と空想の境目が曖昧な演出に好感が持てた。 舞台の開演にワクワクさせられつつ、お母さんの容態も心配でハラハラ。 欲を言えば、もう少し舞台のシーンを多く織り交ぜて欲しかった。 というか、この舞台を是非見てみたいです。 当時の舞台装置のままでね。[DVD(吹替)] 8点(2008-05-03 13:53:26)(良:1票) 《改行有》 377. 春の日のクマは好きですか? テレビの深夜放送で、しかも、録画もしていなかったので改めて見直すことも出来ないのだけど、僕は序盤に何か重大な見落としをしてしまっていたかも知れない。 ヒロインの女の子が本のメッセージを自分宛と思い込む根拠がいまいちよく理解できないままに何となく見ていたのだけど、それでもなんだかこの作品世界にのめり込んでしまった。 寧ろその根拠が曖昧だったからこそ、このファンタジーな世界観にすんなり溶け込めたのかも知れないのだけど…。 とりあえず序盤はコミカルな展開が楽しい。 ヒロインの愛らしさも手伝って、僕はどんどん彼女のことが好きになっていく。 そして、終盤はなんだか現実的な話にシフトしてきて、どんどん切なくなる。 ちょっと泣きそうにもなったけど、ラストは温かい感じの締め括りで良かったと思う。 The andの方ももう少し尺を使って描いてくれても良かったような気もするけどね。[地上波(字幕)] 8点(2008-04-04 04:20:02)《改行有》 378. シービスケット ただの勝ち負けだけじゃなく、様々な人間ドラマが織り込まれていて、非常に感動的な作品に仕上がっていると思う。 映像も迫力があり、見応えがあった。 実話ということもあり、結末はわかっているんだけど、なんだかハラハラさせられました。[DVD(吹替)] 8点(2008-03-26 22:26:47)《改行有》 379. 歌謡曲だよ、人生は オムニバス作品ということなので、一応それぞれのレビューを・・・。 まず最初にオープニングがあるんだけど、とりあえず意味不明。 僕はここで何度も停止ボタンに手が伸びたけど、まだ本編も始まってないのに見るのを止めたら完全な敗北だと思ったので、なんとか頑張って本編に突入しました。 というわけで、第一話『僕は泣いちっち』はつまんない。0点。 第二話『これが青春だ』もつまんない。でも、第一話と比べると少し許せるつまんなさだったように感じる。2点。 第三話『小指の想い出』も基本的につまんなくて、特にオチがつまんないんだけど、ここまでの漠然としたよくわからないつまらなさに比べると明確に意味のあるつまらなさという新境地を切り開いたような気がする。3点。 第四話『ラブユー東京』はつまんないだけじゃなくて、気持ち悪い。-1点。 第五話『女のみち』は惜しい。面白くなる要素はあったものの成功はしていない。2点。 第六話『ざんげの値打ちもない』は映像的にはちゃんと作られていて、まともな映像作品の様相を呈しつつ、やっぱりつまんない。2点。 第七話『いとしのマックス』は面白い。既に感覚が麻痺してしまってるのかも知れないけど、かなり面白く感じた。ここまでの作品がつまらなすぎたので、この馬鹿馬鹿しさが妙に嵌った。特にオブ・ジョイトイが最高。8点。 第八話『乙女のワルツ』は高橋真唯が可愛い。内容的にはどうかと思うけど、高橋真唯を鑑賞するという意味では損はしてないと思います。6点。 第九話『逢いたくて逢いたくて』は短編という制約の中できちんと起承転結があって、よく出来た作品だと思う。テーマである曲の使い方も素晴らしかった。8点。 第十話『みんな夢の中』はいい役者を揃えた割にはつまんない。2点。 エンディングは瀬戸朝香の無駄遣い。 というわけで、あまりのつまらなさに精神的な限界を感じつつも、僕としては頑張って見続けて良かったと思いました。 たぶん最初につまんない作品を並べておいて、後半の面白い作品とのギャップを楽しむという構成だと思うので、早送りとかせずに頑張って耐えることをオススメしたいと思います。[DVD(邦画)] 8点(2008-03-04 14:49:44)《改行有》 380. リトル・ミス・サンシャイン バラバラだった家族が次第に結束していく物語という構成ではあるけど、実はこの家族、最初から心の奥では確り繋がっていて、それぞれの言葉の端々には愛情が溢れていた。 旅に出た家族に様々な出来事が降り掛かってくるわけだけど、いちばん大活躍したのはやっぱりフォルクスワーゲンだろうか。 愛情はあるものの、その表現方法に苦労していた家族に何かの切っ掛けを与えてくれたのがフォルクスワーゲンだったように思う。 楽しく笑えて、ちょっと切なくて、心の温まる家族愛の物語です。[DVD(吹替)] 8点(2008-02-27 11:19:09)《改行有》
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