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361.  借りぐらしのアリエッティ ポニョを制作の頃を取材した特集をテレビで見たことがあるけど、あるシーンで宮崎さんがすごくワンマンで我がままに見えたのが印象に残っています。カリオストロでは世界から注目されるも興行的には大失敗して、ほとんど作家生命を絶たれたような彼が、アニメージュでのナウシカ連載を機に鈴木さんという強い味方を得て生き返り、それからたくさん良い作品を生み出して、ディズニーとも手を組みアカデミー賞も穫り、ほんとに良かったって思ってました。泥臭いと批判されても自分流を貫き続けて結局登り詰めたのですから。けれど、最近のジブリを見ていると「自分を貫くってどういうことかなー?」なんて、ちょっと思ってしまいます。作家は「俺が作りたいように作る!」でいいのかな??? 「これを見る人は本当に楽しめるか?」の疑念へのパーセンテージってどうなのだろう? そこも大事ですよね? 「挑戦」することと「我がまま」との天秤ばかりは難しい問題かもなーと思ったりします(監督は宮崎さん本人じゃないけれど)。「最初から見る気もしない」「途中で見るのやめた」などの人は評価すらしないわけで、そういう人がこのレビューの後ろには一杯いるってことを考えてしまいました。僕はたまたまテレビでやってて子供に付き合って見たわけですが、子供含め「え、それで終わり???」とポカンとしてしまったのでした。 原作も同様の終わり方としても、全編を流れている魂の部分で、他人様の作った話を借りてくるなら、借りた作品への思いがしっかり伝わるものに仕上げる義務や責任みたいな重さをもっと持っていて欲しいです。作品をいじられる原作者って、きっと手放しに喜べるものじゃないんでしょうね。自分の子供がどう扱われるのか不安もあるだろうな・・・と、そういうことを久々に思いました。[地上波(邦画)] 2点(2012-01-06 18:25:49)(良:3票)

362.  スタンドアップ 《ネタバレ》 いかに勝訴したかというより、いかに協力者が発生したかってところで映画は終わり、ちょっと物足りなかったです。見ていて自分のことに気づいたのは「セクハラするバカ男どもも、泣き寝入りする女にもイライラする」ってことでした。どっちも大嫌いです。しかし、そんなことよりも何よりも、この映画に深く引き込まれなかった最大の原因は、いくら実話だと言われても、イヤ~な感じの不理解親父が娘の応援者となる展開があまりに唐突でついていけなかったことです。シシー・スペイセクが家を出て行ったのが転機になってるようですが、あれだけひどい言動だった父親が変わるには説明や描写が弱すぎとしか思えません。「あのくらいで変われる程度のことで娘にひどい仕打ちしてたのか?」「結局自分自身の都合利益だけで、愛情とかないんじゃ?」と、かえって呆れて感じました(自分の娘がひどいことされたら、もっと早く怒れよ)。逆に一番心に残ったのは、ショーン・ビーンが主人公の息子を諭すシーンでした。ラストはそれほど・・・って感じです。ビクビクしっぱなしの人間が「今なら大丈夫かな???」みたいに重い腰を上げるのって、最初から戦ってる主人公にとっては有り難く嬉しいことではあるけれど、べつに感動するようなことでもなく、孤軍奮闘してる人間を傍観してきたことに対する「情けない!」という感情は消えない。 [DVD(吹替)] 5点(2012-01-05 02:33:27)《改行有》

363.  デート&ナイト 《ネタバレ》 妻がレンタルしたのだけど、スティーヴ・カレルを見た瞬間「あ、この人のスパイ・コメディ見たことある。面白くなかった」と思い出したので、全く期待せずに見たのですが、かな~り笑えました!! どの程度の内容かも知らず小5の子供も一緒で見たのですが、途中で「やばいか?」とヒヤヒヤしたものの、それほどディープでお下劣な描写はなく、子供込みで笑って見られたのも良かったです(まぁ、うちの子は「○○って何?」みたいな質問はしない方がいいみたいな勘は持ってるし、クレヨンしんちゃんで慣らされてればスルーできるレベル)。マーク・ウォルバーグも出てくるし、レイ・リオッタも出てくるし、脇が豪華! ウィリアム・フィクトナーはワルな感じの役も知ってるけど、我が家では『コンタクト』で目の見えない真面目でおとなしい役所を演じた彼が最もポピュラーなので、彼の今回の役はそのギャップがいい味になりました。ジェームズ・フランコも『スパイダーマン』『猿の惑星:創世記』あたりでの真面目で腰の落ち着いた好青年的な印象しかなかったので、今回の演技で「この人こういうのもこなせるんだ!」と笑いながら感心しました。主演のスティーヴ・カレルが日本であまり知られていない人だけど、この作品はオススメです!! 家族で何度も大声で笑いました。[DVD(吹替)] 7点(2012-01-04 04:49:22)

364.  少年マイロの火星冒険記 《ネタバレ》 まずグリブルのCGの出来が非常にリアルな存在感があって、思わず「すげぇ」と声を漏らしました。『アビス』ぽいけどクライマックスのヘルメットのシーンはやっぱイイですねー。地球に戻ってグリブルと別れた直後の「おえ~」も好きでした。自分的にはゼメキスさん最近は子供向けCG作品の監督さんといった印象なんですが、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のように大人も子供も楽しめる実写とか、『コンタクト』みたいに重量感あってしかもハートフルなSFとか、メリル・ストリープやブルース・ウィリスを使ってベタなオフザケさせた『永遠に美しく』とか、またいろいろ実写作品でお気に入りにできるものを見せてほしいなと期待しています。[DVD(吹替)] 8点(2012-01-04 04:07:28)

365.  完全なる報復 《ネタバレ》 ジェラルド・バトラーの映画で初めて「面白い」と思える作品でした。ただ、なんだか惜しいなと思うのは、ジェイミー・フォックスの人物設定。「裁判で負ければ無罪放免で釈放されてたかもしれなんだぞ」という立場は、あそこまで執拗に追い込むほど憎むべき対象として見れない。だから主人公のやり過ぎに見えるし、ラストも「それでいいんじゃない・・・」な浅い気持ちで観終わってしまう。いっそ、ジェイミーをもっと悪いやつにして、主人公が完全なる報復を遂げる話にしてほしかった。そうでないなら、もっとジェイミーを応援したくなるような話の流れを作るべきではなかろうか? そして対決終了後のジェイミーはもっと心に重いものを引きずるような描写が必要だと思う。娘の発表会をちゃんと見に行くようになったというエピローグだけじゃ軽すぎる。原題は、不本意ながらも自らの持論により自らを裁く結果となった主人公への皮肉が利いているのに、変えられた邦題は『不完全なる報復』ではないか! 邦題考える奴、最近低能化著しい。[DVD(吹替)] 6点(2012-01-04 03:32:59)(良:1票)

366.  BOX 袴田事件 命とは 未解決の冤罪(?)事件を扱った作品。被疑者は今も生きて獄中。この映画は「袴田さんは無罪なのでは?」と思いながらも有罪(死刑)判決文を書かされた元裁判官の視点を中心に描かれています。当事者でもなんでもない自分が、いくら誰の言うことを聞いたところで真実などというものは分からないかもしれません。なので、この映画で語られることも鵜呑みにはしませんけれども、かといってこの映画をして「全てでたらめ」なんて否定できるものでもありません。100歩譲って、この物語のすべてがでたらめだとしても、この映画に出てくるような教養のない狂った警察を実際に何人も見ている自分は、あらためて現実社会の未熟で恐ろしい一面を突きつけられ縮み上がる思いでした。バカ警察と接触するという経験はあっても、非道法曹界と接触する機会というのは、よほどのことでもないとないので『それでも僕はやってない』の内容を記憶する程度でしたから、バカ警察+非道法曹という恐怖をあらためて思いました。無罪かもしれない一人の人間を死刑判決に追いやって、苦悩している人間がたった一人だけという異常さ。警察からは監視カメラで密室を奪い、法曹界からは守秘義務を隠れ蓑にできない仕組みを作ってほしいと思いました。「昔の出来事」と片付けようにも、今でもそれほどしっかり人権が守られる安全な仕組みにはなっていません。当事者が実際にまだ生きていて未解決という事件を扱う映画であるから、冒頭の列車で二人が同じ席になるというシーンは事実でもない限りやめてほしかったです。最後の雪原のシーンも伝わるものがなく、もうちょっと何とかならないかと思いました。[DVD(邦画)] 6点(2011-12-06 02:53:03)

367.  羅生門(1950) グリシャムの原作がけっこう映画化されてた頃、はじめてこの作品を観まして「この時代にこれだけ見られる裁判劇が日本にもあったんだ!」と感心したことを覚えています。また、それまでタブーとされていたらしい「太陽にカメラを向ける」ことで強烈な木漏れ日のイメージができていたことを強く印象に残しています。たしか、役者に枝葉の陰を落としたりしながら撮影してあった気もします。『情景』づくりに労することの大切さを感じる作品でした。『暴行』という西部劇にリメイクされてもいます。[地上波(邦画)] 6点(2011-12-05 23:48:13)

368.  くもりときどきミートボール 子供にせがまれてレンタルしただけなので、はなから何の期待もしてませんでしたが、アラン・パーソンズ・プロジェクトの「アイ・イン・ザ・スカイ」の前奏曲が流れて来たのにはビックリしました。目玉なしで眉毛の動きだけで表現された父親のキャラが印象に残ってます。声の担当はジェームズ・カーンでしたか・・・トム・セレックかと思ってました。観たくて選んだ作品ではないし、点数はどうつけていいか、分かりません。まともに大人目線だと3点以下ですが、子守り用ビデオとしてとらえて5点で。[DVD(吹替)] 5点(2011-11-03 12:06:24)

369.  死霊のはらわた(1981) 怖くもなければ、可笑しくもない。2では意図的に笑わせようとしたシーンがあって、そこにはハマったけれど、本作はただ真面目にコワイ映画を作ろうとして、ことごとくハズしまくったとしか思えませんでした。クライマックスの特撮だけは当時の技術としては「たいへんよく頑張りました!」といった感じで感心しましたが、それだけです。なんでサムライミはこんなつまらない作品をきっかけに出世することが出来たのだろう? 主演のブルース・キャンベルは『バーン・ノーティス』の太った相棒さんをやってる人。ジム・キャリーの『マジェスティック』でも白黒冒険映画のヒーロ役で出てました。この人がプロデュースもしていたんですね! この人にも若くて痩せていた頃があったんだと、そんなところを楽しみました。[DVD(吹替)] 2点(2011-11-03 09:06:45)

370.  勇気ある追跡 《ネタバレ》 主題歌が好きで高校生の頃たまに聴いていました。西部劇に関心がなく、映画そのものはずっとスルーしてきましたが、リメイクされたこともあり気になって観てみました。ジョン・ウェインのアカデミー賞はお情けな感じがしますが、演じている役柄には面白みがあると思います。ネズミの話で引き込まれました。作られた60年代に既に犯罪と人権の矛盾が語られたりしていたのかと、ちょっと感心しました。これは「本当の勇気」と関係してくる伏線なのかな? と思っていたら、結局は単純明快な復讐劇で完了。けれど娘さんの存在がこの映画をずっと引っ張ってくれて、観るのに飽きは来ませんでした。ただ、父の死を知って悲しむ場面などはすっ飛ばしていきなり復讐にやってきて、あっけらかんと元気でやり手の姿ばかりなので、復讐の動機付けが弱かった気がします。クライマックス4:1決闘シーンは笑うしかなかったけれど、全体的にのどかで大らかなユーモアで包まれていて、好感持ちました。娘が蛇に噛まれてから家路に急ぐ場面は画に疾走感があって印象に残りました。[DVD(字幕)] 6点(2011-11-03 08:44:24)

371.  猿の惑星:創世記(ジェネシス) 《ネタバレ》 ジョン・リスゴーの出てる映画をそれほどたくさんは観てないですが、彼の演技にというか存在感に好印象を持ったのは『トワイライト・ゾーン』以来です。奇異な感じなく、とても自然に観られました。映画全体に関しては、壁に窓を描くシーンと、それを消すシーンがこの映画の一番の名シーンだと思います。心に焼き付いてます。終わり方も好きでした。お隣のパイロットから世界中に感染していく経路をバックにしたエンドクレジットにゾクゾク。人間は絶対にシーザーをそのままそっとしてはおかないだろうし、みるみる蔓延していくバイオの脅威に翻弄されながら、同時に世界中で利口になっていく猿たちをどうにかしようともがくのでしょう。1作目は言葉を持たない原始人と文明を持った猿の話でしたから、今回の物語の後に、人間は絶滅するのではなく文明を失っていくことになるのでしょうけど、その成り行きを観てみたいなと思いました。たしか一作目の舞台はおよそ2000年後だったと思いますが、人間が言葉を持たない原始生活に退行するのにどのくらいの年数かかったのか気になります。細菌感染もののホラーが掃いて捨てるほど作られたので、それらの二番煎じにならない人類衰退の歴史を見てみたいと思いながら、映画館を出ました。なお、一作目の主人公テイラーはこの一大事件を知らずに壮大な宇宙探索プロジェクトに出かけていなければならないわけですが、現実の地球の科学技術はまだそこまで進んでないですね。[映画館(吹替)] 8点(2011-10-21 00:16:31)(良:1票)

372.  インシテミル 7日間のデス・ゲーム 《ネタバレ》 『バトル・ロワイアル』『デスノート』『カイジ』『インシテミル』・・・どの作品観ても、八重歯見せながら笑ってんだか泣いてんだか、神経出したような顔を突き出して、前屈みにブラリと下げた両手をでんでん太鼓のように揺すって、ダダっ子みたいに怒りや悲しみや抗議を叫ぶ藤原くんに「またかよ・・・」と呆れる。仮にどんなオリジナリティ溢れる脚本だったとしても、彼のワンパターン演技で「あの作品と似てる」と思えてしまうだろう。あんな大げさな演技、現実のシチュエーションで出くわしたら「アマちゃんめが、しばいたろか!」と思いそうだ。大げさと言えば、武田真治も正体あらわしてからの高笑いがバカバカしかったこと。ラストは大金を捨てるの見て「はいはい、清らかでカッコいいざますね」とシラケつくしました。[地上波(邦画)] 3点(2011-10-18 04:21:20)(笑:1票) (良:1票)

373.  トロン:レガシー 前作より洗練されたスーツや、ジェフを若返らせて二役で共演させる技術は素晴らしいと思うけど、CGのリアリティ追求はそっちだけにしてほしかった。バーチャルな世界にリアリティ追求をこだわり過ぎてしまうと映像はつまらない。せっかくの題材なのだからチープななかにカッコ良さが漂うCGワールドを繰り広げてくれた方が良かったと思う。10歳の息子は初期のCGにそれほど馴染みはないが、それでも「もっとCGCGしてる方がいい。全部リアルじゃ面白くない」と、私と同じ感想を発した。現代のCG技術がかなり発達したからと言っても、今でもゲームやネットの古い動画などでランクを少し落とした映像世界は馴染みがあるのだし、せめてたまにブロックノイズをあてるくらいの遊びがあっても良さそうなもの。せっかくの電脳世界なのに技術は向上しても創造性が陳腐で芸術的でない。ストーリーは期待せずとも、異世界を旅する気分は味わいたいのに、マンネリな映像ではドッチラケ。そして音楽がメリハリなく全編にしつこくウザイ。[DVD(吹替)] 3点(2011-10-11 00:01:54)

374.  ゴールデンスランバー(2009) 《ネタバレ》 まるで関心なかったけれどテレビ放送をたまたま見たら面白かった。都合で途中までしか観られなかったのでDVDをレンタル。テレビ放送では小さくカットされていた部分も確認できて良かった。ヒューマンな小話が伏線として1つ1つ回収されていくのが気持ち良くてグッときました。伊東四朗で感動できるなんて思わなかったし、一切喋らず変人笑みの永島敏行も良かったです。「何やってんの」「ちゃちゃっと逃げろ」「だと思った」「痴漢は死ね」「たいへんよくできました」の場面はきっとずっと忘れない気がします。TVとDVDで半分2度鑑賞になりましたが、2度目の鑑賞でパーカーの手配犯の死に方が無理あり過ぎで、そこだけ引いちゃいました。普通に喋って普通に歩いて、白衣には破れもシミもなくて、なのに座ったらいきなりドボドボって・・・。で、このパーカーの男は、やる時は簡単にやっちゃう人物のようだけど、反面では人を助けもするのだが、この男の背景がさっぱり分からなくて、殺る人間と助ける人間をどんな物差しで量ってるのか、そもそもそんなものはなくて気分で動いてるのか、そういう情報が一切ないままなのは消化不良で、そんなワケ分からない人物に主人公が平気で付き合ってるふうなのがマイナスでした。あと「信頼が武器」って、最初に親友に売られて、本気でそれ言えるかな? ってのもあるし、宅配の友達が主人公を警察に引き渡すことになるワケも、その直後の二人の様子も僕には「?」でした。そのへんがもっと納得できる作りだったら9点以上つけたい作品でした。[DVD(邦画)] 8点(2011-10-04 04:52:42)(良:1票)

375.  ロストクライム -閃光- 《ネタバレ》 むかし日本映画が大嫌いでした。なんか貧乏たらしく陰気くさい絡みのシーンが多く、怨念でも宿ってそうな「悲しいよね」「辛いよね」をごり押ししてくるジメジメ描写が這いずり回るから。しかも、ほとんどそられはストーリーの本質には関係なく、登場人物の心情描写程度なのだが、さっぱり響いてくるものがなく、ただただ、寂れた港町の飲屋街の裏路地に迷い込んだような何とも言えない陰なムードに包まれてしまう。そんな邦画がこの時代になっても作られていることにビックリ。最近『笑う警官』を観て失敗したけど、これも角川映画だったのか・・・。この作品は監督は角川さんじゃないけど、この古くさい感じは監督だけのせいなのかな? 妙に音量の高低幅が広くて、セリフをちゃんと聞き取れる音量で観ると、時折無駄にデカイ音を浴びせてくる迷惑な作りも『笑う警官』とソックリ。『笑う警官』も、この作品も、原作は読んでないけど映画を見る限りお話そのものは面白い感じがする。なのに、その映像化をとことんダサくやってしまっている。これから邦画に手を出す時はどこの制作なのか気をつけて、角川じゃないかどうか確認しようと思う。[DVD(邦画)] 4点(2011-10-04 03:49:43)

376.  シャッフル(2007) 《ネタバレ》 人間て、あまりに不完全な情報を入れられると落ち着かなくて、整理できるだけの情報を欲しがるらしいんだけど、そういう効果で引っ張られるし、けっこう面白いんです。だけどラストで全てが台無し。「旦那との愛情も取り戻せたし、新たに子供も授かったし」と納得できてしまうような主人公だとしたら、なんかコワイ。だって彼女があんな場所でUターンを迫ったりしなきゃ、あんなことにはならなかったわけだから、普通「私がいらんこと頼んだから、せっかくのチャンスも無にして彼が死んだ」と自責に苦しむはず。頑張っても結局彼はあの場所で死ぬという結末を見せておいて「それでも出来事に意味はあったんです」と、取ってつけたような主張が入って終わるけど、説得力なさ過ぎ。僕が主人公ならちゃんと本当のことを話して、警戒するよう伝えるし、事故が起きると知った(しかも視界悪いときてる)場所でUターンなんかさせない。いっそのこと、旦那に愛想つきて殺そうと思った主人公が、完全犯罪をやりましたっていうオチにしてくれた方が、同じバッドエンドでもさっぱりする。[DVD(吹替)] 5点(2011-09-24 23:42:41)

377.  エイリアン/ディレクターズ・カット 《ネタバレ》 エイリアンの『卵』からフェイスハガーが出てきて、そのフェイスハガーがチェストバスターを潜伏させる為の宿主として「獲物をがんじがらめにした『繭』」が用意されてると考えてらっしゃる方もいるようですね。『2』のせいで、そっちを先に体験した人の中には、そういう受け止め方の人もいるんでしょう。でも僕の受け止め方は違います。エイリアンに狩られた生物(ブレットと船長)は、なにか不思議な作用の物質(体液)を注入されて、全身の肉が次第に卵に変化していくのだろうと受け止めました。ブレットと船長は、あの後、完全に卵の形になって、その肉の一部はフェイスハガーになる予定だったってこと(お尻を上にした方が効率イイと思うけど・・・って冗談も、肛門がパカッと四つに開くと思ったらコワイ)。最初に発見した宇宙船に卵が一杯並んでたけど、あれはきっと宇宙船の搭乗員たちだったんじゃないかなぁ(整然と並んで冬眠中に卵にされたとか)。ただ、効率悪そうだけどね。エイリアン1体誕生するのに卵用の生物1体とチェストバスター潜伏用の1体の計2体の生物を必要とするのだから。けれど、あの卵がどうやってできるのかって設定は、『2』でのクィーン・エイリアンとかよりも、捕らえた生物の肉を卵に変化させちゃうって方が、よっぽどキモくて不可解で残酷で怖いと思っとります(酸の血の持ち主に相応しい不思議生態じゃありませんか)。昔ショウジョウバエかなにかの昆虫の生態についてのTV番組で知ったのだけど、さなぎの時期にその中身は細胞を維持するのではなくドロドロの液状に溶けちゃうんだとか。そして新たに成虫用に細胞を構築し直す作業が行われてるんだそうだ。それって独立した生命体だったミトコンドリアが他の生命体に乗っ取られたのと同じように、もともと芋虫で完成形だった生命体が何かに乗っ取られ遺伝子組み替えられて、羽のある別生命体になってるのかもしれないじゃん??? 足の数も口の構造もまるで変わるんだよ~!! そういうことが現実に地球上の生命体であってることを思えば、他生物の肉を再構築して自種の卵に変化させちゃうって生態もアリだと思えます。積み上げた緊迫感のリズムを失速させるとかでカットされたらしいけど、あのシーン込みで初公開されてたら、『2』のクィーンなんてできなかったのに・・・(『2』も好きだけど、クィーンだけは興醒めだったんですよね、急に凡庸な昆虫に思えて)。[DVD(字幕)] 10点(2011-09-23 04:58:00)(良:1票)

378.  インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説 公開時、大学の仲間と大勢で劇場に観に行った。その時はみんなで思い切り大声で笑ったことを覚えている。相変わらずのゲテモノ演出はくだらないけど、アクションもコミカルな演出も前作に比べて遥かにてんこ盛り。非常に満足して劇場を出た。けれど今DVDで見直すと、あの時の感動は戻ってこない。我が子に見せる為にレンタルして吹き替えで見たのだけど、少年の声の吹き替えがあまりにもわざとらしい。999の鉄郎とかドラゴンボールの悟空の声の人だけど、やはりアニメ向きですね、実写の少年の声に合わせるのはノリが違和感あり過ぎ。台無しです。是非、吹き替えの改善をお願いしたいものです。[DVD(吹替)] 6点(2011-09-22 18:33:48)

379.  レイダース/失われたアーク《聖櫃》 《ネタバレ》 ゲテモノ演出がやたら『ポルターガイスト』と似てるなと思って調べたら、こちらの方が1年早いんですね。公開当時から「B級映画」としか思わなかったし、高校時代に実際に劇場で見て「B級だなー」と感じた映画でした。今回DVDで見直してみて、セットのハリボテ感が目についてさらにB級に感じました。このサイトで確認するまで、こんなにいろいろ受賞してるなんて知りませんでした。けれど、それほど見所ないし退屈だと思います。多分こういうものは大画面で見ないと持たない類なのかも。冒頭は引き込んでくれるけど、今見てみると、あんな仕掛けだらけの洞窟がその仕掛けを稼働状態に保ったまま荒らされずに残ってることに気が抜けてしまう。近辺の部族がずっと管理してるのかな?(罠にかかったミイラは放置したままで) だとしたら巨大石玉を筆頭に罠の仕込み直しは大変そうだ。動物だって侵入するだろうし、その度にあの石ボールを元の位置に運ぶ部族民の「またかよ」顔を見てみたい気がする。って、そんな突っ込みはしないのが、このテの映画のお約束ですよね。全く余談なんですが、インディがマリオンを奪還しようとアークにミサイルを向けるシーンで、ベロックの唇を虫が這い回るのが気になって気になって、彼がなんて喋ったかなんて意識の外でした。口の中に入り込んだのではないかと思えて。ああいうのはべつにNGにして撮り直したりしないんですね。デジタル化の際に修正しちゃうのもダメなのかな。[DVD(吹替)] 5点(2011-09-22 18:14:16)

380.  踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! あまりにも人をバカにしている。ナメている。うぬぼれメディアが偉そうに(しかも浅はか思考で)組織や政治を語るなんて、不祥事起こすくせにタカビーなN放送局みたいな精神構造? TVドラマは良かったのに・・・。ここまで愚かしく歪んだもの見せられると、TVドラマへの愛着もなくしそう。なのでマイナス点があればマイナスにしたいです。映画一作目から思ってることだけど、そもそも主人公は交番のお巡りさんからどうやって刑事に復帰したんですか? 映画はドラマのラストより前の話? なら『3』は何なんだ?(見る気ないし) くだらん! ほんとスピンオフ(特に交渉人!)からなにから人をバカにしないでね。何に振り回されてこんな低次元脚本になったのか知らないけど、この程度で喜ぶファンが大事なら『バカに踊らされる大捜査線』にしたら?! 【2011.8.25追記】この映画が世に出る少し前、NHKで『変革の世紀』っていう番組があって、そこで軍隊だの企業だのの組織形態の変革事例が紹介されてました。この映画はそこからのパクリですね。番組は、他にも著作権とか告発のこととかいろいろやってましたけど「NHKさん、あんたらどうなのさ?」な内容もかなり誤摩化してウサンクサイ感じだったり、偏っていたりで、しかも市民オピニオンボードとかいう書き込みサイトまで作ってネットと連動した番組になってましたが、その書き込みサイトがまたひどく低レベル&ウサンクサイものでした(番組終わって間もなく、数々の不祥事が発覚して受信料不払いの波で「まず自らを変革しな!」みたいな)。で、まさかこんなヒドイ番組に影響された民放発の映画ができるなんて、メディアのバカっぷりにマジで恐ろしさを覚えたことを強烈に記憶してます。受信料が使い込まれたり、受信料でヤラセや捏造が制作タレナガシされて、そのうえ副産物として、商品に余分に払っている金でこんなバカ映画まで放つのだから、放送業界ってまったく・・・。組織論云々の前に、こういうこと自体が社会悪だよ。[地上波(邦画)] 0点(2011-09-21 01:22:48)(良:2票)

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