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プロフィール
コメント数 826
性別
メールアドレス sankei_o@olive.freemail.ne.jp
自己紹介 あたしは見ている映画は数あれど、
思い出せずにREVIEWが出来ません(笑)
我が心の師である、淀川長治氏の”愛ある批評”を目指していますが
ストレスが溜まってるのか、最近は毒舌が多くなりました(笑)
そんな愉快な奴ですが、お見知り置きを

好きな映画ジャンル
 戦争映画、コメディ映画、ドキュメンタリー映画
 スポーツ映画、実話系映画、

苦手な映画
 スプラッタ系ホラー映画
 (子供の頃に失神して以来、トラウマなんです)
 最近のハリウッド系映画

”特に”好きな映画監督
 チャールズ・チャップリン、黒澤明
 80年代前半までのスピルバーグ、ジョン・ランディス
 マイケル・ムーア、井筒和幸、大林宣彦

好きな役者
 懐かしい名前しか出てこないので書きません(笑) 

好きな映画評論家
 淀川長治(本当に評論家の究極な方でした)
 荻 昌弘(視点と分析力、好きな映画への熱弁が素敵な方でした)


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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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21.  モールス 《ネタバレ》 原作も「ぼくのエリ」も観た上での感想ですが、あたしは意外と悪くなかったと感じています。原作に近づけようとしているのだけど、「ぼくのエリ」の方は明らかに映画用に脚本が調整されているんだな、というのが分かりました。「ぼくのエリ」では、12歳という年齢の危うさを、この映画では二人の関係に愛情が強調する様に作られていて、同じ原作を明らかに違うアプローチで描いているので、これはこれでアリでは無いかと。特に原題である、「LET ME IN」という言葉を丁寧に織り込んでいる点は良かったのでは無いかと思います。 但し、不満も無い訳ではなくて、父親とアビーの関係性をあまりしっかり描かなかった事や、父親の性的嗜好などを設定から外してしまった事、物語の時系列を変える必要性があったのか?など、物語で意味がある部分がぼやけている感じが少々気になりました。役者は主役の二人がやっぱりこの映画の一番の魅力では無いかと思います。 [映画館(字幕)] 8点(2011-09-18 01:17:16)(良:1票) 《改行有》

22.  SUPER8/スーパーエイト(2011) この映画は、スピルバーグの映画をワクワクして観た人と、そうで無い人との差が出るかな、と言う気がします。年代の差なのかな、という気もしないでもないけど、家で映画が見られる昨今を考えれば、それもあまり無いのかなと思うし、こういうレビューを意識して観てしまうとどうしてもアラが目立つのかもしれません。(まぁ、他のレビューにも言える事なのかもしれませんが) あたし自身は実のところ、スピルバーグ作品はあまり好きでは無いのだけど、それでも面白かったし、何よりもスピルバーグ作品に対するリスペクトを感じただけで、映画としては成功なんじゃないかな、と思いま。[映画館(吹替)] 8点(2011-08-16 01:21:20)

23.  ブラック・スワン 《ネタバレ》 あたしはバレエについては全く分からないので、そちらの技術については他の方のレビューを見て頂くとして、凄いなと思ったのは、ナタリー・ポートマン演ずるバレリーナの精神の崩壊していく過程で、自らが「白鳥の湖」のソロの演技を身につけていく様じゃないかな、と思う。現実と虚構が入り乱れて、何がなんだか分からない状況で話が進んでいくが、その中で、表情が変化していく様というのは圧巻でした。ラストの白鳥の湖を演じる姿というのはそうした変化の集大成であり、自身が役を奪われるのではないかという脅えがバレエの前段、役を全て演じるという欲望の為に変化した姿が中盤の黒鳥、欲望を満たす事にやってしまった結果が幻想であった事に安堵して演じるのがラストという、ある意味、白鳥の湖の全てを演じきる事ができた事に酔いしれる彼女の最後の台詞こそが、そっくり演者であるナタリー・ポートマンに返ってくるという感じがあったのが良かったと思います。作りとしてかなり古典的なギミックやサブリミナル効果やCGを使うというのも気持ち悪くて面白かったですね。[映画館(字幕)] 8点(2011-06-15 17:46:30)

24.  ヒア アフター これはイーストウッド作品としては物凄く好みが分かれる作品のひとつでしょうね。あたしは物凄く面白いと思いました。一歩間違えば完全にファンタジーというだけの映画になり兼ねないのだけど、この映画では、実はファンタジー要素というのは、映画の肝となる話を構成するためのメソッドとしてしか扱っていないというのが秀逸だと思います。この映画を男と女の出会いの映画と観ている人が多いようですが、あたしは少し違うように見えました。あたしには3人の主人公達が安息の場所を求める話だと思った訳です。この3人の出会いこそが大事な話で、そして出会うことで彼らが失ってしまった何かを互いに埋めていくという過程を描いたのだろうな、という気がします。また、出てくるのはアメリカ人、イギリス人、フランス人なんだけど、思考的には日本人っぽさがあるような気がしたのも不思議な感じがしますが、なるほど、全体を見た感じというのは黒澤明の叙情的な映像表現のそれに近いのかな、という感じがします。 イーストウッドの映画としては、非常に難解な部類の映画ではありますが、イーストウッド作品全体から見れば、非常にイーストウッドらしい作品のひとつでしょうね。[映画館(字幕)] 8点(2011-03-09 17:34:45)(良:1票) 《改行有》

25.  その街のこども 劇場版 テレビ放送されたのは見ていなかったけど、物凄く話題にはなっていたので、劇場版の話を聞いたときに飛びつきました。実際観てその出来に圧倒されました。実話をネタにした、フェイク・ドキュメンタリーなのだけど、ハンディカメラで追われる二人は本当に当時の神戸を体験したこどもとして神戸に居て、二人が知らないうちに封印してきた過去というのが徐々に解かれていく過程というのは、観ているこちらが胸が痛くなります。実際に森山未來と佐藤江梨子は震災を経験しているからなのかもしれないが、所々に見せる、トラウマを感じる時に見せる表情というのは多分、彼の嘘偽りの無い感情の表れなんじゃないかな、と素直に感じ入って観ていました。ラストの公園でのキャンドル点灯はドラマの放送当日の実際の場面を録画してドラマの放送に編集して間に合わせるといった、とんでもない事をしているのですが、実際の会場の感じがそのまま伝えられていて、素晴らしいと思いました。[映画館(邦画)] 8点(2011-02-28 12:26:36)(良:1票)

26.  ゲゲゲの女房 テレビドラマで人気があったから映画でも・・・とか思っている人は注意した方が良いですね。内容的にはこっちの方がかなり水木色の濃いドラマに仕上がっています。シナリオだけ読んだときは、かなり辛いんじゃないかとも思ったのだけど、開けてみたらどうしてどうして、物凄く面白くなっていたと思います。演出と役者が上手いのだろうね。吹石の布江役、クドカンの茂役というのは非常に良く出来ていて、こういっちゃ悪いのかもしれないけど、テレビドラマの二人の役とは明らかに見た目の印象が悪いのだけど、魅力は持っていると思うんだよね。演技の上でも特別なことをしている訳では無いのだけど、だからこそ面白く見えるという事もあるのだと思います。[映画館(邦画)] 8点(2011-01-24 08:15:53)

27.  七瀬ふたたび 《ネタバレ》 これは、本当は2つの映画として評価したほうが良いのかな? まぁいいや。冒頭はしょこたんの監督した映画が流れるのだけど、物凄く漫画的どという印象以外は何も残りません。まぁ本編の導入であるというだけの意味づけと考えればこれで十分かな?プロの手助けもされてはいるけど、アマチュアの域にしか無い感じがたっぷりです。本編は結構面白いです。筒井康隆の70年代の小説が原作で、小説のテイストをそのまま残しているので、ネタ的には当然ながらちょっと古い感じがあります。しかしながら、映画はそうした古臭さを越えて、進行のテンポの良さとか演出の上手さがあって、緊張感を最後まで持続させるので、飽きることなく楽しめました。特殊効果に関しては残念ながら雑な感じはありますけど、多分、あまり予算をかけていないのでしょうね。もうちょっと丁寧さがあれば、もっと面白くなったのではないかと思います。 [映画館(邦画)] 8点(2010-12-05 09:52:50)(良:1票) 《改行有》

28.  必死剣 鳥刺し 《ネタバレ》 久々に重厚な時代劇を観た気がします。レビュアーの皆さんが驚いているように、池脇千鶴が妙に綺麗に見えるんだよね(物凄く失礼)。最近数本彼女の出演している映画を観ていて、そのギャップあるかもしれないけど、こういう演技が出来るんだ、と変な関心をしてしまいました。 トヨエツは本当に上手いと思う。こういう表現は変かもしれないけど、侍の姿にじわりにじみ出てくるような色気みたいなものを感じるんですよ。「七人の侍」の時の木村功みたいにね。今の若い役者ではこういうのがホント居ないんですよね。だから、多少ヘンなのだけど吉川が面白い具合に引き出されてくる。これはキャストの妙なのかもしれません。 あたしは原作読んだ事がないので内容は全く分からなかったのだけど、ちょっと演出とキャスティングの面で結構先読みが出来てしまう感じがあったので、ちょっとガッカリでした。岸辺一徳と小日向文世の役は逆転していた方が最後の最後まで緊張を維持できる良い映画になった気もします。[映画館(邦画)] 8点(2010-09-15 12:34:14)《改行有》

29.  ヒックとドラゴン 《ネタバレ》 この年公開のアニメとしては恐らく一番で気が良いアニメです。「アメリカ物語」以降、ドリームワークスのアニメは敬遠してたのだけど、物凄く良いシナリオを書ける人と映画演出家の起用が上手くなったな、という事なんでしょうね。 成長の物語としても十分以上の出来で、完全な形でのハッピーエンドにしなかった事で物語としての良さが引き立ったと思います。だから多分、ラストでちょっと泣けるんだよね。あたし自身、3Dで観る初めてのアニメ映画なんですが、実写3Dよりも明らかに違和感がありません(3D眼鏡の装着感に閉口しますが)。3Dか2Dのどちらで観るかという点については想像視の出来る人や病気、或いは他の人よりも目の感覚の鋭い人は2Dの方が良いと思うけど、そうでなければ3Dは面白いネタのひとつだとは思います。 [映画館(吹替)] 8点(2010-09-15 12:29:26)《改行有》

30.  トイ・ストーリー3 《ネタバレ》 単純に楽しめました。前作、前々作を見ている人は、その段階を経ている分、感慨が深い方もいらっしゃるでしょう。そうでない人も、単純にこの映画だけ観ても十分に楽しめる作りになっているという所で楽しめたはずです。この映画の大きなテーマは多分「別れ」なんだよね。子供が大人になる段階で、それまで大事だったものをどのように手放していくか、最良であったもの、そうでなかったもの、それぞれ違いはあるにしても、必ず経験していく中で、観ている人にどのような選択をして欲しいかを明確に提示している点は評価するべきだろうね。大人から観ればそうしたことを思い出させる事になるから、ラストで泣けるのだろうと思う。映画ではおもちゃとその持ち主の関係で見せているけど、こうした関係は普遍性があって、どんなシチュエーションにも置き換えられるから、素直に観ていただければ、どなたにも共感できる作りにしてあるというのは本当に賞賛しても良いと思います。ピクサー(というよりはジョン・ラセター)はこうした精神をジブリから多く学び取っているみたいだけど、昨今のジブリ作品を観ると、ちょっとピクサーが手本にしたものからズレが生じてきているとしか思えないです。今度はジブリが、ピクサーを見習っていく必要があるかもしれませんね。 [映画館(吹替)] 8点(2010-09-08 12:19:58)(良:1票) 《改行有》

31.  アリス・イン・ワンダーランド やっぱり、ティム・バートンの世界観はちょっと変わってますね。それが楽しいから僕は良いのだけど、純粋に「不思議の国のアリス」観たさに行くとちょっと覆されますね。感覚的にはあたしには「ビートルジュース」と「ビッグ・フィッシュ」の面白さをアリスで表現してる感覚がありました。 また、今回初めて3Dで観たのだけど、眼鏡を掛けている人にあの重さの3D眼鏡は辛過ぎますね。この映画は3Dの特徴を生かしたギミックが用意されているという話を聞いてきたので、非常に期待していたのだけど、思ったほどではありませんでした。劇場の差、3D眼鏡の差などもあるでしょうが、もうちょっと撮り方を工夫しても良かったかと思います。[映画館(吹替)] 8点(2010-07-12 01:53:22)《改行有》

32.  シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション 《ネタバレ》 シティーハンター 史上最香のミッション  くだらない、でも面白い。  この映画の監督が原作の漫画とアニメを物凄くリスペクトしてるってのは、色々なカットを見ていれば良く分かります。効果音もそうだね。  その上で、フランスでこうした漫画を映像にするのなら、まぁコメディ要素を強くするのも理解できます。  でも、センスがやっぱりフランス風なんだよね。いい意味でも悪い意味でも。  フランス制作って事なので、”もっこり~”(お色気という意味ではないです)なんて場面をもっと強調するんじゃないかと思っていたのだけど、いやはや軽い軽い。下着姿とか、チンチン丸出しなんてのは平気でする国のくせにそういう所に手を出さないのはどうかなぁと思っちゃいました。  この映画自体のシナリオの元ネタは多分、原作の殺人蜂の話だと思うのだけど、それを香水にしたところでシナリオ全体の方向性は悪くないと思いましたが、そもそもの動機付けが弱いと思ってしまったのは、原作を読んでいたせいかなぁ?  ガンアクションは正直言うと、真面目にやりすぎです。丁寧にアクションを見せるのは良いのだけど、それが反ってテンポを悪くしてる。多分、もうちょっとカットを上手く割ってあげれば良いのに、それをしないんだよね。こうした演出面で損をしています。ハンマーだって、本物を使う必要性以上に使うための動機付け(設定)はいらないと思うんだけど、態々見せてしまう所がなんとも残念だと感じました。  こういう感じはテレビドラマ版の「エンジェル・ハート」みたいにもっとさらっとやってくれたら、どれだけ楽しかったかと思いますよ。 この映画自体は、吹替えで見ても、フランス語版で見ても楽しいと思います。 残念だったのは、吹き替えに神谷明と伊倉一恵を使ってない事。まぁ神谷さんから裏事情は聞いてるし、カメオで出てるから良しとしましょう。[DVD(吹替)] 7点(2021-06-16 16:41:12)《改行有》

33.  美女と野獣(2017) 内容はまぁ、アニメと同じだわな。  但し、CGとか使い方は非常にうまい。  アニメで非常に幻想的だったダンスのシーンは正直実写にしてしまうと、アニメの幻想的な感じが薄れると思っていたのだけどこれがちょっと違った感じはあったけど良かった。  問題だな、と思ったのは、魔法が解けて家来たちが元の姿に戻るとき。 今の時代、確かに登場人物の平等性を維持したいのは理解できるのだが、それならば、何故に衣装ダンスの婦人を黒人にする必要があるのか、理解できない。 あくまでも童話の物語だよね。その辺が実にアメリカという国のヘンな所であると思う。どうせなら、衣装ダンス自体をもっと黒人を意識させるデザインにすればいいじゃない。そういう所にこそ細かい配慮を置くべきだと思うんだけどね。  エマ・ワトソンはミュージカルってどうなんだろう?って思っていたのだが、これも杞憂にすぎませんでした。  ディズニー作品のお姫様としては凄く良いバランスの役であったと思う。[映画館(字幕)] 7点(2021-06-16 12:50:37)《改行有》

34.  WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~ こういうベタなのを嫌う人もいると思うけど、あたしは物凄く矢口監督らしくていいと思います。木の伐採や間伐、枝打ち、種取りなどをちゃんと映像に残しながらそれをエンターテインメントに昇華できているのは良いよね。結構大げさに見せている様だけど、林業経験者のある人に聞くと、結構あるあるな話なんだそうで、見ながらニヤニヤと笑ったようなのでその意味でも出来は良いのかもしれません。[DVD(邦画)] 7点(2015-10-25 20:58:34)

35.  少年H 模範的、って言葉は、言い得て妙って気がします。実際は戦争映画というよりも、妹尾少年を通して、冷ややかに見た激動の時代っていう作りにされていますね。その少年の視点を育てる根幹に父親のバランスの取れた思考、思想、信念がある、というところなんでしょうね。始まる前はもうちょっと家族全体から見た時代って感じになると思ってましたが、その辺りが整理されていたのは非常に良いと思います。こういうのって、フランス映画やドイツ映画には結構ある類の映画なんですが、そういうのを日本でもキチンと作れるようになったんだなぁ、と感心しています。残念なのは、やはり盛り上がりの波がかなり手前に置かれたというところでしょうか?構成上、この辺の作り方はもっとやりようがあった気がしますね。 最近のテレビ局出資の映画で、こうした質の高さを作るのは、テレビ朝日系列局ばかりで、その意味では汐留や赤坂、お台場の局はヒットはしてるものの、質の面では…ってのが多いので頑張って欲しいものです。[映画館(邦画)] 7点(2013-09-04 03:03:40)《改行有》

36.  カラスの親指 原作未読。というか、一応ミステリー物という事なんで、あまりそういうのが得意でないあたしとしてはどうかな?というのが頭にあったのだけど、開けてみればコン・ゲームもので、しかも人情ものときたもんだ。あたし的にはこれだけで十分に楽しめる要素があるわけです。時間が長いという声が多いみたいですがこれはあたしも同感。但し、あたしはこの映画に関しては長いと感じなかったけどね。村上ショージの演技に賛否両論…というか、非が多いのかな?…あるけれど、あたしは過去に村上ショージが出てた映画やドラマ中でもかなり良かった方じゃないかと思います。むしろ、小柳友の演技を問題視するべきじゃないかな?石原さとみの特異な演技や、かなり特異なキャラという事で目立たないけど、はっきり言って、彼の親父のデビュー当時に出てる映画やドラマの演技よりも酷かったよ。もしかしたら、それこそがキャスティングの狙いだったのかもしれないけど、役割程は引っかかりのある必要のあるキャラではないし、コメディリリーフとしても中途半端でしたね。内容的には面白かったけど、やっぱり、無駄も多い気がしました。多分、20分ぐらいはそぎおとせるんじゃないかな。[DVD(邦画)] 7点(2013-08-20 00:04:00)(良:1票)

37.  電人ザボーガー みんな、真面目過ぎ(笑)、ピープロの特撮ってだけであたしなんか感涙しているのに、不真面目だとか、B級テイストに作りすぎとか、宇宙猿人ゴリは、良かったとか(あ、言ってない?)。 元々ピープロ自体が円谷プロや東映、東宝とは違った独特の特撮を作ってきたのだから、あたしは、このぐらいの作り方が正に合っていると思うんだよね(というか、元の番組はもっと凄かったし)。それに多少のギャグを折り込みながらも、キチンとザボーガーという特撮シリーズの面白さを盛り込んでいる訳じゃないですか、それも当時と全く同じテイスト…というか、特徴的な部分をより強調して見せてね。当時の子供にもトンデモに見えてた筈、とおっしゃる方も居ますけど、やっぱりそれは、今の情報過多な時代だからそう思える訳で、当時の子供達にはそんな事を考える余裕のある子供は少なかっただろうね。近年、昔のアニメや特撮の映画化が沢山ある訳だけど、どれも今の時代背景やSF考証に合わせたりするばかりで味気ない映画が多いけど、こうして、30年以上前の特撮を当時の感覚に限りなく近くリメイクして見せたという点で評価したいですね。[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-08-19 23:09:19)(良:1票) 《改行有》

38.  はやぶさ 遥かなる帰還 堤版に比べればマシ、という所かなぁ。同時に、吉岡秀隆がオーバーアクトになりすぎてる感が強いというか、それを当て込んでのキャストなのだろうから、これはプロデューサーの責任かな、という気がします。山口氏を少々冷徹なキャラにしたてた渡辺謙は上手かったと思いますよ。変に優しいキャラにしてしまった堤版に比べれば、JAXAという団体の大変さが滲み出ているし、物語の緊張感を維持するという意味でも重要なキャラでしたからね。[映画館(邦画)] 7点(2012-03-24 05:56:32)

39.  ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬 みんな笑いにキビシイなぁ(笑)。 個人的にはこういうの大好きです。日本人は過剰な笑いを求めたがる傾向にあるみたいだから、こうしたウェットな笑いは日本人向けではないのかもしれません。内容的には往年の007シリーズのパロディが随所に出てくるし、アトキンソンが得意とするトボケたギャグとか笑えました。面白いのはこうしたコメディ映画には珍しくちゃんとシリアスな部分を入れていて、脚本的にも意外と笑いだけでなく、ドラマ性を組み込んでいるというのが素晴らしいな、と思います。まぁ、所詮コメディ映画のドラマなんで、ライトではあるけど、良いですね。ラストのジョニーの調理シーンはチャップリンの髭剃りのオマージュなんでしょうね。あの辺のセンスの良さも個人的には好きです。[映画館(字幕)] 7点(2012-01-31 12:58:20)(良:2票) 《改行有》

40.  リアル・スティール 《ネタバレ》 面白いですね。簡単に言ってしまえば、皆さんの言っているとおり、ロッキーのSF版ってことなんだけども、それが元々面白いプロットなんだから普通に楽しめる訳で、そうしたネタの仕込み方がうまいってことなんだよね。分かりやすいライバルの作り方もしてあって、あぁ、やっぱりディズニー映画ってこういうところは流石だと思いました。 でも、問題が無い訳でもないんですよね。大半はSF考証の部分で、多分他の人からすれば「どうでもいいじゃん」と思われる様な所ですが、あたしは見逃したく無いですね、アトムのモーショントレーサー機能については。あるときはミラートレース、あるときはトゥルートレースと、まぁ臨機応変に変わる変わる。アトムの視覚センサーも何処にそんなに付いているんだと疑いたくなる程の見事な迄にジャックマンのトレースをするのには敵役のゼウスの性能がかすんでしまうほどの高性能だし。この辺のいい加減さがディズニー映画らしくもあるのだけど、こう言う所をもっと丁寧にやって貰えれば、もっと面白くなると思うのですけどね。[映画館(字幕)] 7点(2012-01-21 21:33:09)(良:2票) 《改行有》

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