みんなのシネマレビュー |
|
【製作年 : 1930年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
21. 有りがたうさん 《ネタバレ》 清水宏の肩に力の入らない作風に、ぼくもほっとしてます。「よし!今から映画観るぞ」と気構えることなく、ほんじゃ観るか、という感じで観られるので気持ち的に楽です。「たかが映画、されど映画」みたいなスタンスが、ちょっとそこまで、というノリで観られるんですよね。今の映画にもこんなスタンスの作品、欲しいな。でもほのぼのしてる割には、会話の内容の悲惨さと言ったら・・。当時の人はあまり悲壮感持ってなかったのかもね。これくらいの気構えでいいんじゃないかしら?生きるって・・[DVD(邦画)] 7点(2013-04-21 09:36:11) 22. 按摩と女 《ネタバレ》 もう清水宏にぞっこん。この頃って、テレビがない頃だったから、こういう軽い気分で映画を観に行く文化ってあったんだろうな、そしてそういう気分にすっと入ってくる映画が多かったんだろうな、と思う。そういう意味で清水宏の世界は実にらく~に観られて、くすっと笑えて、ちょっと寂しい気分になれる。いつから映画が堅苦しくなったんだろう・・[DVD(邦画)] 7点(2013-04-11 09:18:12) 23. ゲームの規則 《ネタバレ》 観てる時「ゴスフォードパーク」に似てるなあと思ってましたが、この監督、アルトマンにも影響与えた巨匠らしいですね。あのクマのぬいぐるみのオジサンですよね。すごいなあ。この映画、上流階級とそこに仕える人たちの群集劇ですが、こんな戦前に、もうここまで人物を整理した演出が出来るほど、映画文化って成熟してたのですね。一見、理知的な女性が実はもろかったり、森番の奥さんでありながら平気で浮気したり、女性観が冷めてるなあと思いました。[ビデオ(字幕)] 7点(2008-05-16 22:12:16) 24. 商船テナシチー 《ネタバレ》 寅さんじゃん、このラスト!テレーズが堅物の方に行くのかなぁ、と思っていたが、結局、根はマジメな遊び人の方になびいた。この辺のムダのなさが良かった。真の自由は心の中にある、というセリフ。う~ん、感じ入った!ただ、もう昔の古典なので、6点にしました。[ビデオ(字幕)] 6点(2010-03-04 23:23:00) 25. 制服の処女(1931) 《ネタバレ》 女学生の寄宿舎モノとしては「ミスブロディの青春」を先に観てたので、このベルンブルグ先生もきっと裏があるにちがいない、と意地悪な観方で観てたのですが、最後まで良い先生で良かったです。子ども達には最近の「ひねくれた」映画を見せる前に、こういう昔の素直な作品をまず見せた方が良いと思います。この寄宿舎は、厳しいからということもあるのでしょうが、いじめがなさそうな雰囲気で、良いなあと思いました。[ビデオ(字幕)] 6点(2007-08-09 12:39:29)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS