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プロフィール
コメント数 1200
性別 男性
ホームページ ないっす!!!
年齢 60歳
自己紹介 客観的に分析したようなもっともらしいレビューって、実はちょっと地頭よければ誰でも書けちゃうわけで、結局ありきたりな物になりがちです。
別に映画評論家でもない1個人としては、個人の感性や主観、あるいは体験を元にしたその人しか書けないレビューの方がよほど価値があるように思うのです。
もちろんそれが、事実誤認やヘイトレベルの差別や偏見に寄って立つものであれば問題ですが、しかしその人しか書けないレビューというのは必ずあるわけで、そういう個人的な感覚や体験を元にした主観的なレビューは、いかにももっともらしいありがちなレビューよりよほど価値があるし読んでて面白いんじゃないかと思う今日この頃。(でも自己陶酔溢れるポエムみたいなのは…)
好きな言葉は「恋」 です。

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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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381.  トイ・ストーリー3 《ネタバレ》 僕にとっては「普通におもしろいピクサーアニメ」でそれ以上ではありません。 しかしこの映画の感想などを読むと「号泣した」とか言うのが多いんですよね。 あのラストの決断(別れ)で号泣とか。 でもあのラストシーン、私は、まぁやっぱそうなるよね、としか思わなかったんですよね。 こう書くと、僕が普段映画とかで泣かない人間なのか…と思うかもしれませんが、しかし僕は映画ではわりと簡単に泣いてしまうタイプです。驚くほどすぐ泣きますw ピクサーでも例えばモンスターズインクのラスト数分を見せられると(もう何回観たかわかりませんが)いまだに涙がにじんでしまいますし、つい最近では恥ずかしながら「君の名は。」でも泣いてしまいました。映画館で泣くのはいろいろ困るから嫌いなんですが… そんな僕がこの映画では泣かなかったのは、たぶんこの映画が僕の泣きポイントとずれていたのでしょう。 人が映画を観て泣く場合、そこには強烈な感情移入があるからなのですが、このトイストーリーシリーズは僕にとってあくまでもよくできた娯楽映画であって、感情移入して心が震えてしまうような映画ではないという事でしょう。[CS・衛星(吹替)] 7点(2016-11-06 22:57:00)《改行有》

382.  X-MEN:ファースト・ジェネレーション 《ネタバレ》 X-MENシリーズって頭悪いアメコミの内容そのまんまの内容で、ぶっちゃけそんなに面白くもないしさして好きなわけでもなく、わざわざ自分から進んで観ようとは思わない映画です。 この映画を観たのも、たまたまスターチャンネルでやってたからです。 ところがぎっちょんぎっちょんちちょん。 たまさか観たこの映画は意外と面白かったんですね。 いままでとは作品自体の空気感も違ってて、調べてみたら監督がキックアスの監督に変わってたんですね。 なるほど、やっぱり監督ってめちゃくちゃ大事なんだなぁ、という事をあらためて教えてくれる貴重な映画になりました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-11-06 22:45:48)《改行有》

383.  バトルシップ(2012) 《ネタバレ》 この映画ってボードゲームの『Battleship』をもとにした映画なんですよね。 僕らの世代なら子供の頃遊んだ事がある人もいるでしょうが、最近の人はそもそもそのゲームを知らないんじゃないでしょうか。 映画の途中で座標を使って砲撃するところがありますが、あれがゲームの「バトルシップ」のプレーです。 さて、映画の内容ですが、とにかく主人公の好感度の低さが致命的です。 何人かの方が書いてますが、ダメ人間がたまたま上手くいくことがあってもおそらくその本質は変わらないわけで、そもそもヒロイン(提督の娘の方)がなぜあの男が好きなのか理解に苦しみます。 それからスペックを読み違えて設計されたアイオワについて「世界最強の戦艦だった」って台詞がありますがそれはもちろん事実と違います。大和級のスペックがアメリカに知られてなかったので、ずっとそう思われていただけで、戦艦としての能力は大和級が断然上。 それなのに世界最強だと主張してしまう、そのあたりがきわめてアメリカンだなぁ、と。 そういえば浅野が日本語でしゃべってる箇所の台詞がやたら棒読みに聴こえるんですが、アメリカ映画だからなのか本人の芸風なのかちょっとわかりません。[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-11-05 20:31:05)《改行有》

384.  マッドマックス 怒りのデス・ロード ここまで馬鹿を極めるといっそすがすがしい。 ところで、この映画の基本デザインを前田真宏がやってる事を後で知ってびっくり。 こんなとこにもジャパニメーションの波がきてるとは![ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-11-05 16:22:57)《改行有》

385.  インセプション 《ネタバレ》 世間では評判が高い監督でも自分とは相性が悪い人ってのがいます。 私にとってこのクリストファーノーマンという人がそれで、傑作と言われるダークナイトなどもどこがそんなに面白いのか全くわかりませんでした。 しかしこのインセプション、評判も高いし面白そうだな、と期待して観たわけですが… まずあれこれ言われているアイディアですが、これ平凡でありがちですよね? 「●●世界にダイブしてグレーな仕事を行うアウトロー」というのは1984年に発表されたギブソンの「ニューロマンサー」以来SF界でブームになったものですが、という事は30年も前にブームになったもので、SFフアン的にはすでに食傷気味のアイディア。 そしてその●●世界が、本映画では夢の世界なのですが、「夢の世界に突入する」というのも古来普通にあるアイディア。 たとえば日本の「ドリームハンター麗夢」が最初に作られたのは1985年ですし、この作品の時点で「他人の夢に入る」というアイディア自体特に目新しいものではありませんでした。 要するにこの作品のアイディアは私の感覚では「厨二病」的だとすら感じる平凡なものなんです。 夢が実は三層構造になってます。→最下層は虚無世界 って、いかにもすぎてこれが厨二病的発想でなくてなんでしょうか… そしてすごいと言われる映像表現ですが、これはこの映画のせいではありませんが、CG技術の発達&ハリウッド映画の大予算のおかげで、「今や金をかければどんな映像でも創れます!」というイメージを持ってしまっているため、たとえばこの映画の中で特徴的なホテル内の戦闘シーンでも「予算かけるってすごいよね!」としか思えないのです。 昔だったら「特撮すっげー!」だったんですが、進歩したCG技術のおかげでいまや映画でどんな映像を観ても「ふーん」としか思えなくなってしまいました。 というわけで、この映画は普通に金のかかった娯楽映画。話自体は可もなし不可もなしでまぁまぁかな、って評価になります。[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-11-05 11:12:27)《改行有》

386.  スカイライン-征服- 《ネタバレ》 最近とみに増えた主人公視点で状況に翻弄されるタイプの侵略物SF映画。 相当な低予算で造られたらしいんですが、VFXは一級品でそこだけ観てるととても低予算映画とは思えない出来で、結構おもしろく観る事ができます。 状況もわからないまま主人公たちが翻弄されるため、まったくどうなるかわからない展開が続くわけですが(というか状況がわからないので主人公たちはおろおろしてるだけなんですけど)、その「どうなるかわからない展開」が大爆発するラスト10分。 それがこの映画の肝。 観た方はご存じのとおり、あれがああなってああなって観客はまさにど肝を抜かれるわけですが、つまりこの映画は謎のヒーロー物の序章だったって事でしょうか? なんか評価低いようですが、あのラストを観るためだけでも一見の価値がある映画だと思います。 おもしろいと思うんだけどなぁ、これ。[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-11-05 00:27:06)《改行有》

387.  ベイマックス 《ネタバレ》 ごくごくオーソドックスなマーベルコミック的内容で、ストーリー的には取り立ててどうこういう要素はありません。 とにかくベイマックス自体の魅力がすべて…いやフレッドもなかなかいいけど。 それがなければむしろつまらないと言ってもいいくらいに平凡な内容で、このアニメ化にあたりベイマックスを原作とは異なる可愛いデザインに仕上げたのが成功の秘密でしょう。ベイマックスはSIMフリー。 舞台は「サンフランソウキョウ」で日本に寄せたように見えますが、これ原作では舞台が「東京」で完全に日本だったのをディズニーが映画化するにあたり逆にアメリカに寄せたものだそうです。[ブルーレイ(吹替)] 6点(2016-11-04 01:01:19)(良:1票) 《改行有》

388.  ミッション:8ミニッツ 《ネタバレ》 何か自分が観てない面白い映画ってないかしらん?と、このサイトのマニアックランキングでいろいろ並べかえてて、「あ、これ観てないけどおもしろそうだな、なになに…あ、これスターチャンネルで公開の翌年くらいに観たじゃん!」と思った映画。 実は2013年くらいまで7年ほど、何も書いてない時期があったのでその間に観た映画(かなりの数になる)のレビューって全然書いてないんですよね。 という事でいまさらですがレビューを書きます…が、しかし観たのは4年ほど前ですから、細かい演出などはすでに残念ながら語れません。 そのときかなり面白いと思った事、これだけSF的な設定だと理解できない人も多いだろうなと思った事、無理やりにでもハッピーエンドにつながったのはいいんじゃね?と思ったこと、でもフラッシュバックで未来が見えるのはなんかちょっとおかしいんじゃね?と思ったこと、管理してる女性管理官の人はお約束のなかなかいいやつだな、と思ったこと、そして、ハッピーエンドの影に隠れてるけど乗っ取られて消滅した高校教師はちょっとかわいそうなんじゃないか、と思った事。 …ぁ、結構覚えてますね…ネタバレ有にしておこう。 恋愛絡みの複雑な過去改変パラドックス平行世界物が好きな方ならぜひ一度ご覧になってみる事をおすすめします。[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-11-02 11:16:38)《改行有》

389.  ザ・ウォーカー 《ネタバレ》 よくある世紀末ものかと思いきや、かなりまじめな宗教的寓話だったという趣の作品。 この話にはキリスト教的な元ネタとかがありそうな気がするれど、キリスト教的宗教観をもたない人間としてはそのあたりがよくわからない。 全体的に地味な映画でキリスト教的宗教観をもたない人間が観ても説教臭いし鼻もちならない感じでさして面白くないはずなんだけれど、個人的になんかちょっと心に残るものがあったのも確か。 キリスト教信者の人が観たら面白いのかもしれません。[地上波(吹替)] 6点(2016-11-01 14:17:17)《改行有》

390.  バケモノの子 《ネタバレ》 細田守は、オリジナルをやればやるほどダメになるというか、原作付きのものだけやるべきなんだろうな、と痛感させてくれた映画。 この作品で、ついに自分で脚本まで書いたわけですが、この脚本が絶望的にダメです。破綻してます。 自分でシナリオまで書いてしまう事で客観視点が失われてしまい、おそらく他人が見たときに疑問に思うだろうポイント等に全く気付いてないのでしょう。そして周りにそれを諫める人もいなかった、と。 たとえば、すでにさんざん言われてますが、クライマックス某女子のセリフ、おそらくこの映画の中の重要な見せ場らしいのですが、観客は「いや、何かかっこいい事いってるけど、その前に突っ込み入れたい事がたくさんあるんですけど」という想いが強すぎて、まったくセリフが入ってきません。いや、あんたそもそも何を知ってるのよ?と。 見せ場で、それはつらいです。 新海誠がそれで成功したように、周りからいろいろ言われる製作スタイルでやり直した方がいいような気がします。[CS・衛星(邦画)] 4点(2016-10-27 23:25:39)《改行有》

391.  たまこラブストーリー 《ネタバレ》 最近「聲の形」が評判の山田尚子監督初のオリジナル作品「たまこまーけっと」のスピンアウト劇場版。 監督も脚本も「劇場版 聲の形」や「けいおん」と同じなわけだけど、やはりオリジナル作品はスタッフの個性が一番出るわけで、その2作よりも断然いい映画だと個人的には思う。 とにかくゆるくほんわかした王道の高校生青春もので、この空気感がある意味すべて。 それが合うか合わないかで評価はおそらく大きくわかれてくるところだろう。 そして単なるゆるい青春物だという事は、たとえば実写でこの映画を撮ったとしてもストーリーの表面的には同じものが撮れるだろう事を意味する。 しかし、たとえば映画冒頭部のバトンの練習中に靴下で体育館の床をすべりながら進んでくるかんなちゃんの動きなど、いかにも女子高生がやりそうなことをアニメならではのデフォルメしたおもしろい表現で見せつつキャラの性格も表現してるという非常に秀逸なシーンなわけで、劇中随所に登場するこのような丁寧かつアニメならではの表現技法や造り込みのシーンが非常に素晴らしくまた面白いわけで、この映画を実写ではなくアニメで創るべき意味を与えているんだと思うし、またオリジナルだからこそ監督が遊ぶべきところを自由に遊べているのかな、と。 全体的にテレビ版を知らなくても全く問題ない作りにはなっていると思うけど、たとえばたまこの友人みどりちゃんのたまこへの友情を超えた(ぶっちゃけ性的な意味での)想いは劇場版単体では見えづらいわけで、それを知ってるか知っていないかで、シーンの捉え方がやはり少し変わってきてしまうところはある。 まぁそれがあってもなくてもこの映画の本質は変わらないわけで大した影響ではないわけだけど。 とりあえずいい映画です、以上。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-10-26 11:38:54)《改行有》

392.  ファイヤー・ウィズ・ファイヤー 炎の誓い 《ネタバレ》 「ファイヤー・ウィズ・ファイヤー 炎の誓い」という邦題なわけですが、この「炎の誓い」というダサい1980年代感はいかがなものでしょう? まぁとりあえず最後の方はそこそこ炎があがってる(というか火事な)ので間違いはありませんが、何を誓ってるのかはよくわかりません。 ロザリオドーソンやらブルースウイリスやらのそこそこメジャーキャストが出てるわりには、まさかの「アメリカでも劇場未公開の映画」 それって主役がマイナーだからでしょうか? 内容は冒頭はまぁまぁの展開でやや期待させながら、途中からの展開が「え、それなんか違う」という一人大暴れ物に。 わりと地味なストーリーですが、なかなかオーソドックスな展開ではずしてはいません。まぁさして面白くもないんですが。 ところでこの映画、私はテレビ東京の放送で見たわけですが、番組表の映画内容説明では「アジア系ギャングに立ち向かう」と書かれているのです。 …いや「アジア系」じゃなくて「アーリア系」だから。 この説明を書いた人かリライトした人が「アーリア人種」を知らなくて「アジア系だな」と勝手に思って書いたのかもしれませんが、アーリア系というのはつまりネオナチ系。映画中でもめちゃめちゃハーケンクロイツ出てます。 誰が書いたかしりませんが、アーリア人くらい常識として知ってても困らないと思います。 何より映画の内容説明が間違ってるというのはいただけません。[地上波(吹替)] 5点(2016-10-20 22:33:57)《改行有》

393.  コンテイジョン 《ネタバレ》 映画にはたぶん映画的な誇張、デフォルメが必要だと思うのです。 この映画はよくある「謎の病原体系」のパンデミック物なんですが、とにかく展開が地味でまじめ。 そのため、決してつまらなくはないですが、面白いかというと…うーん。 もう少し映画的に大げさな見せ場を作ってくれないと娯楽作としてはどうなんでしょうか? まぁパンデミック物で映画的誇張をしすぎると「ワールドウォーZ」や「28日後」みたいなまるで違うものになってしまうわけでそのさじ加減がむつかしいわけですが、しかしもうちょっと見せ場的なものがあってもよかったかな、と。 それから、この映画はいろいろなエピソードに決着をつけず、それぞれの人がどうなったのか、どうなっていくのかの結論をあまり見せないところもある意味観ていてさらに煮え切らない感じになってるんじゃないかと思います。[地上波(吹替)] 6点(2016-10-18 16:03:46)《改行有》

394.  超高速!参勤交代 《ネタバレ》 決して面白くないわけじゃない。 でもいかんせんシナリオの練り込みが甘すぎて甘すぎて… 例えば、メインヒロインたる深田恭子。 実はいてもいなくても話はあまり変わらない。 その最たるものが、クライマックス?での老中首座への罵倒シーン。 前後の脈絡から考えて、あれは全く不要のシーンですよね? 普通は「内藤ピンチ」→「町娘乱入し老中を罵倒」→「あいわかった、で老中が考えをあらためて大逆転」みたいなのがセオリー ところがこの映画は、「そもそも解決済」→「町娘乱入し老中を罵倒」→「あいわかった(ただ老中が太っ腹なだけ)」になっていて、ヒロインはただ無意味に老中を罵倒しただけ! メインヒロインの見せ場がこんな意味のないシーンってどういう事なの…[地上波(邦画)] 6点(2016-09-11 22:43:03)(良:1票) 《改行有》

395.  ニューイヤーズ・イブ 《ネタバレ》 いわゆるグランドホテル形式、あるいはメリーゴウランド形式と言われているタイプの映画で、洋画であれば「ラブアクチュアリー」、邦画であれば大晦日というところまでがそっくりな「THE有頂天ホテル」あたりと同じタイプの映画です。 とにかく豪華なキャストが売りで、普通であれば主演級の男優女優が20人ほど登場するのは製作予算いくらなんだ…と観てて心配になるほど。 さて、このニューイヤーズイブ、「大晦日からHappy New Year!までの限られた時間」を描いているわけですが、ちょいと致命的な欠点がありまして、劇中で「なんとしても0時までに」「0時にはあそこに」としょっちゅう語られるわりに「現在時間がまるでわからない」のです。 「0時までには必ずなんとかします」とまさに語ってるそのシーンが現在「何時何分」なのかが全然わからない。 19時なのか22時なのかが全然わからないまま視点を変えて話が進んでいくので、映画を観てても登場人物の焦りとかに全然乗れないわけです。もったいねー! もう一つ、個々人の各エピソードが弱すぎるのが問題で、一つ一つのエピソードは悪くはないんだけど地味すぎて淡々と話が進んでしまい、大きく心を揺さぶられる事なくエンドクレジットを迎えてしまうのがなんとももったいない。 もうちょっとけれんみのある見せ方してもいいと思うんですよね。 全体的な評価ではハートウォーミングな佳作。 しかし決してそれ以上ではない、ちょっと惜しい映画だと思います。 ところで劇中でいきなり彼女が歌う「ほたるのひかり」、結構アレンジされてましたが「あ、これほたるのひかりじゃん」と僕はすぐわかりました、えへん。 あと、むしょうにニベアを塗りたくなりました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-09-06 22:57:39)(良:2票) 《改行有》

396.  ドラゴンボールZ 復活の「F」 《ネタバレ》 実は私この映画を試写会で観たんです。 しかもプレス向きのやつ。 最前列がプレス各社のカメラマンが占めててその直後の席、つまり前から2列目の席で観たんですね。 舞台挨拶は、野沢雅子さんと中尾隆聖さん、それにしょこたん。 しょこたん、テレビで見るのとほとんど同じ印象でなぜか常時テンパッて妖しい事をしゃべり倒してるのが印象的でした。 何せ劇場の2列目だったんで、かなりのかぶりつき状態。 ほんとに近くてですね、こんな機会そうそうないよなぁと思ったもんです。 で、その映画のレビューをなぜ今頃書いてるかというとですね… やっとテレビ放送されたからです。 わざわざそんなちゃんとした試写会に行かせていただいたので逆にレビューを書けなかったわけですが、もう感想書いても大丈夫でしょ、って事で。 で、その感想は… 「バトルシーンばっかりでほんとつまんないです。そんなに尺がないのに観てて退屈でつらい映画でした。」 あぁぁやっと言えた。 自由に感想を言うためには映画を観る場も大事かもしれません。[試写会(邦画)] 3点(2016-08-31 23:57:21)(良:1票) 《改行有》

397.  グランド・イリュージョン 《ネタバレ》 序盤、めちゃめちゃ面白かったんですよ。 劇場の予告編とかでかかってた、ベガスにいるのにフランスの銀行を強盗しちゃうあたりまで。 これはひさびさにアタリか?と思って観てたわけなんですよ。 そしたら、あれあれ??なんかそっから思ってた感じと違うんですよ。 あれ、そっち?みたいな方向に話が進んでいくんです。 僕が観たいのはそっちじゃなくて…と思うわけですが、残念ながらそんな僕の想いは通じるはずもなく、いかにもルパン3世あたりで普通にありそうなお話になっていき、そうなると序盤ワクテカしただけにがっかり感が、ね… 冷静に考えればそこまで悪くもない映画だと思いますし、映像的にもワクワクできるところもあったわけですが、肩透かし感が強かったので個人的にはあまり点は高くつけられません。 あと、手品はあそこまで自由度高くないし(さすがに格闘には向いてないと思うんだけど)、催眠術もあんなにスカスカかかりません(テレビなんかでは裏で予備催眠かけてるのが普通) この映画の中のあのあたりの演出は映画的な演出って事で一つ。 クォーターバックだ!!のとこはよかったですけどね(まぁこれもまたお約束シーンですが)。[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-08-31 23:56:03)(良:1票) 《改行有》

398.  ザ・ウォード/監禁病棟 《ネタバレ》 2010年代にもなって、こんな古典的なパッと飛び出してドーン系スリラーが作られている事に素直に驚きました。 オチもパッとしてドーンなんですが、「そこ開けたら絶対なんか出てくるYO!」というところを開けるときっちり予想通りのものが出てくるという見事な予定調和で、ここまで予想通りだといっそ潔いくらいです。 映画途中のあまりの整合性にかける展開からして、単純な亡霊ものや陰謀物、モンスター物等じゃないのはまず間違いないと思いつつ、じゃぁなんだろう?と思ってたら、あぁやっぱりそれですか、という多重人格もの。 ですよねー。 まぁとにかくなんというか全体のテイストが古いっていうのとデジャブー感がハンパ無い映画でございました。 てか、ジョンカーペンターなんだ、これ!? ベンベンの例の音楽がないとカーペンターかどうかわかんないよ!! ベンベンの音楽つけてよ![CS・衛星(字幕)] 5点(2016-08-15 19:18:08)《改行有》

399.  グランド・ブダペスト・ホテル 監督?の作家性がよく出た映画であり、この監督の世界観とか映像とかが好きな人にはおそらくたまらない映画なんだろうな、と想像します。 僕自身は、映画は第一にストーリーを重視するタイプなので、雰囲気重視のこの映画は全く肌にあわず終始退屈なだけでした。せめて話が面白ければまだよかったんですが…。好きな方にはもうしわけありません。[CS・衛星(字幕)] 4点(2016-08-15 17:56:49)(良:1票) 《改行有》

400.  エンダーのゲーム 《ネタバレ》 よく「映像化不可能と言われた小説をついに映画化!」みたいなキャッチコピーがついた映画があります。 で、こいつはまさに典型的なそれ、なにしろ原作はSF小説界のマグナムオーパスの一つ。日本のコミック界で例えれば「北斗の拳」とか「ジョジョ」クラスに位置する小説なだけに、非常にハードルが高いわけです。 しかも原作読んでる人はわかるんですが、あんまり映画向きじゃないんですよね。天才少年の成長と葛藤を描いていて2時間の映画ではなくむしろ半年放送の連続ドラマに適した感じなんです。 SF少年で原作大好きな私としてはこの映画にはもう不安しかなかったわけですが、実際に観てみると結構無難にまとまっていてびっくりしました しかし(ある意味しょうがないのですが)全体に淡々としすぎじゃないでしょうか。 あの厚い小説を2時間にまとめたためにキャラの背景や心の動きがめちゃくちゃ浅くなっていたのはしょうがないとしても、最後の大戦争、卒業試験と見せかけて実は人類の存亡を賭けた戦闘の指揮をとらされていたというオチは「うわ、そうだったのか」って感じでこの作品最大のカタルシスポイント。そこまで淡々と進めておいて、そこで「ええ!」と観客をびっくりさせる作りなのかな?と思ってたんですが、なんとその肝心のオチも淡々と処理されていて「あぁそうだったんですか、まぁやりそうですよね」くらいで終わらせちゃってるから、非常になんか残念な感じになっちゃってます。 わざわざあの名作を映画化してこれでは、なんか非常にもったいないと言えます。 てかSFの名作小説と言えば「スタータイドライジング」あたりが「エンダー」なんかよりはるかに映画向きの傑作だと思うんですが、なぜか映画化の話聞きませんよね。ふしぎー。[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-08-15 17:40:08)(良:1票) 《改行有》

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