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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 524
性別 女性
ブログのURL //www.jtnews.jp/blog/22089/
年齢 52歳
自己紹介 点数表記にむちゃくちゃムラが・・・。

9点以上 特別
7~8点 面白かった(人に基本的におススメできる)
5~7点 面白かった(人様におススメするのはちょっと・・・)
3~5点 そこそこ(なんとか)面白かった(でも難あり)
1~3点 むぅ・・・
↑上記例外あり(見直すのも面倒なのでこのまま)

3点とか5点、7点が重なっているのはご愛嬌。
細かな点数の上下は、そのときの気分ってことで。
こう見ると、なにげに3段階で点数つけてるよーな気が。

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421.  ムーラン・ルージュ(2001) 私はミュージカルが好きです。ちなみにユアンも大好きです。この映画ではマジでユアンにトキメキましたよ。もっと若かったら「嫁になる!」って思い込んで、私自身が遠い世界の住人になっていたかもしれません(←本気で心配)。でも、作品自体はイマイチでした。軽い洋楽が使われていましたが、まずムーランルージュの雰囲気に合わない。(これは私にパリのムーランルージュに対するイメージが固まっているからかもしれません。一種の硬直化(老化)現象か?)それから、チャカチャカ切り替わる画面がイヤ。色使いも下品だし。オープニングのパリ上空からムーランルージュまでの道のりが楽しく、期待していただけにがっかりでした。この映画でミュージカルに抵抗を感じなくなったという方も多いので、それはとても嬉しいのですが、反面、私のようにイマイチだった方には、願わくば、この映画だけで「ミュージカルって合わない」って思い込まないで欲しいかな、って思っております。4点……というのが今までの評価でしたが、ユアン見たさに何度も観ているうち、とても楽しく観られるようになりました。あはは、いい加減ですね、相変わらず(汗)。慣れって怖ろしい……。<2004.3.22更新>7点(2003-11-11 06:25:12)

422.  JAWS/ジョーズ 登場人物の誰一人として魅力を感じることのできなかった、数少ない作品の一つ。海水浴客がこなくなることを恐れて、鮫が現れたことを発表したがらない地元の人々はもちろん、鮫退治にでかける3人の男も自分の功名心(はっきりというならエゴ)のためにやっているようで……。エゴでも面白ければいいんですが、喧嘩ばっかりしている人々ってのは、どうも好きになれません。鮫の部分はハリボテでも何でも構いません(そのものの迫力だけで映画の面白さが決まるわけではありませんから)。でっかい鮫がなかなか出てこないのも恐怖感があおられます。でも私は鮫の恐ろしさよりも、イヤな感じの人間のほうが鼻についたのでこの点数。すみません。3点(2003-11-11 06:03:16)

423.  裏窓(1954) 《ネタバレ》 設定は面白い……でもクドイっ! セリフなしで状況を説明しようとするのは、じれったいとも思うけれど、ヒッチコックなんだから覚悟しております。それでも映像だけで状況を見せた後、さらにセリフで説明してくれるところ。冒頭の長回し→編集長からの電話→世話人(セルマ・リッター)が結婚をすすめるがイヤだと言う→恋人のグレース・ケリーがやってきて、もう一度結婚はイヤだと言う……なんてクドイんだぁ~!!! 双眼鏡&望遠レンズを駆使して病的に向かいのアパートを覗き見するJ・スチュワートなんですが、いつも肝心なところを見落とすっていうのもジリジリする気持ちに拍車をかけます。向かいの住人(宝石商)が怪しいといって、何度も友人の刑事を呼びつけるのも、やっぱりクドイ。それでも、グレース・ケリーが宝石商の部屋に侵入するところは、ドキドキハラハラしました。彼女の無邪気さが恐い。投げたフリスビーを尻尾をふりながら持ってくる子犬のような、ハンティングした獲物を得意げに見せたがる猫のように、好奇心の赴くまま、J・スチュワートに褒めてもらいたいという気持ちもあって突進していく彼女にビックリ。だってあんなに美しいグレース・ケリーがアパートをよじ登っているんですよ~。一方、宝石商が帰ってくるタイミングを見計らっているJ・スチュワートは、またまた肝心なときに他の部屋に目がいってしまい役に立たない。もしもケイリー・グラントだったら階上の美人ダンサーに目を奪われているのかもしれませんが、好青年(好中年?)のスチュワートは、階下のミス・ロンリーハートの自殺未遂に目を奪われてしまう。この辺は期待を裏切らないというか、スチュワートをただのスケベなマヌケおやじにしてしまうと、観客が納得しないのでしょう(というより私が納得できない 汗)。ところで、ラストシーンのグレース・ケリーはこれ見よがしにジーンズなんぞをはいていましたが、本当にスチュワートと共に辺境の国々(山とか谷とか)に行くんでしょうか?「女が旅行をするときはバックと指輪が必需品」というお嬢の彼女にはムリなような気もしますが、好奇心旺盛なのでなんとか対応するかも。二人で撮影旅行なんかしていたら、きっとトラブルの連続でしょうね(笑)。 6点(2003-11-10 18:12:23)(良:2票)

424.  3人の逃亡者 男2人と女の子、計3人の逃走珍道中もの……ってタイトル通りですね。出所したてで更正を誓った銀行強盗のプロが、頼りな~い新米銀行強盗の人質になってしまうところからストーリーがはじまる。で、刑事には真犯人はプロのほうだと思い込まれてしまうのである。ほらっ!これだけで面白そうでしょ? 新米銀行強盗父子から離れたいのに、情にほだされてとことんまでつきあってしまう元強盗の苦労がしくしくオカシイ。初っぱなの事件で逃走用に使った車があっさり爆発してしまったところで、一瞬目が点になり、1~2秒後に手を叩きながら大笑いしてしまいましたです。 7点(2003-11-10 07:48:00)

425.  ラブ・アンド・ウォー 戦争系実話にサンドラ・ブロックと、どちらかといえば避ける部類に入っている映画でしたが、テレビ放送だからイヤだったら観るのを止めればいいやと軽~い気持ちで観ました。結果としては喰わず嫌いってのは恐いなぁ~と(笑)。作品全体に反戦メッセージがあまり感じられなかったのが好印象の一つかもしれませんが、設定というよりキャストの魅力におうところが大きいとは思います。まず、サンドラ・ブロック。ほよ~っ、キレイじゃん、ってのが第一印象です。↓の【SARA】さんと同じ感想なんですが、ナース姿がはまっていますね。加えて意志の強そうなところも、戦争状態の街に派遣された赤十字っぽくっていい感じ。そして、無鉄砲なジャーナリストのヘミングウェイ(クリス・オドネル)が、かわいらしいんですよ。周囲の制止もきかず激戦地に乗り込んでいく向こう見ずさと、情熱のままに愛を語るヘミングウェイが愛嬌たっぷり。これには驚きを通りこして、フィクションだろぉ~?と思ってしまったんですが、ただ単に私が無知なだけでした(汗)。それだけに後年、偏屈オヤジと化してしまったのが、ホント、残念でなりません……。 6点(2003-11-10 06:53:32)

426.  ハーヴェイ 190cmの長身を誇るJ・スチュワートが見上げる高さの巨大ウサギ、ハーヴェイ。エルウッド(スチュワート)の大親友で常に一緒に行動しているハーヴェイにはある問題があった。そこに存在していても他人には見えないし、触ることもできないのだ。それにも関わらずエルウッドは、ハーヴェイを誰かれ構わず出会う人に紹介しては、人々に気味悪がられる。ハーヴェイはいたずらな妖精で、時間と空間を支配することができるらしい。ジェントルなエルウッドは、着座するときもまずはハーヴェイにイスをすすめ、ドアを開けては先に通してあげる。そりゃあ、ハーヴェイが見えない周りの人は気持ち悪いかもしれないが、実際そこにいるんだからしょうがないのだ。エルウッドのマイペースさ、無垢で親切な心に、ふんわり心温まる一方で、大騒ぎをする周りの人々の言動が軽いコメディタッチで描かれている。(ちょいと毒のあるところもあるけれどね)もし、私がエルウッドの姉だったとして、弟がハーヴェイと大の仲良しになったらどうするだろう?私に良識があるなら、「人には見えないから言動を注意するように」忠告するかもしれないが、それではハーヴェイに対して失礼だ。なるべくハーヴェイを歓迎できるような心の余裕を持っていたいなぁ~と、なんとなく考えてしまった。まずはマティーニを2つ用意するところからはじめたいと思う。8点(2003-11-10 05:52:57)(良:2票)

427.  笑う蛙 大塚寧々を色っぽく魅せようとするあざとさが先に立ち、逆にそそられなくなってしまっている。オープニングショットがいきなり、大塚寧々のうなじアップ。しかも真夏で喪服姿ときている。アップにした髪の後れ毛と汗、それを白いハンカチで拭うのだが、なんでこんなにベタなんだ~っ! 大塚寧々に魅力がないとは言わないが、あまりにも「たまらんだろ~」っていう意図が前面に出すぎている。もう少し控えめにしたほうがいいと思うのは私だけ? ちなみに性にあけっぴろげな子ども、セクハラ発言の刑事、お母さんの「あっちのほうはどうなんだい?」ネタ、それに加えて長塚京三の覗き見……あざとすぎる。3点(2003-11-10 05:09:16)

428.  天井桟敷の人々 謝肉祭にはじまり、謝肉祭に終わる……。どの登場人物の気持ちも痛いくらいにヒシヒシと伝わってきます。そう、本当に痛い。「何でこうしなきゃいけないんだろう?運命の悪戯?どうして?どうして~っ!!」と思いながら観ていたので、むっちゃ疲れました。み~んな、自分の想いをどこに投げかけたらいいのかわからなくて、それでも懸命にあがいている。はっきりいって分別のついた大人は誰もいません。客観的にみたら“バカ”ばっかりなんですが、皆が皆“愛すべきバカ”なんです。イヤな人物っぽく描かれている伯爵でさえ、この映画では哀しい人と思えてしまうから不思議。だから、印象的なシーンやセリフはたくさんあります。その中であえて一つを挙げるとすれば、舞台のギャランスを見初めた伯爵が楽屋にやってきて、口説き文句を言った後のギャランスの言動でしょうか。「宝石だ、馬だ~並べてさぞ豪勢でしょうよ。天がくれるというならもらうわ。“あなたの人生が一変する”ですって? 私の人生がないとでも? これでも好きな生活よ。とにかく財産目録を並べるのも結構。私を好きなのも結構……」という言葉にカックイイ~って思ってしまいました。 7点(2003-11-09 07:01:56)

429.  海底二万哩 ノーチラス号の後上に小型ボートがついているのが、なんともお茶目。東京ディズニー・シーにノーチラス号があると聞いて、オープン前からず~っとワクワクしていた。階段を降りて近づいた時も興奮したが、ボートで近くを通る際、少しずつ角度を変えていくノーチラス号には「ホンモノだぁ~」と感動を覚えた。実際にノーチラス号には乗ることができないので、すぐ近くで食べ物を売っているお姉さんに相方が「ノーチラス号には乗れないんですか?」と聞いたら「ネモ船長の許可が降りてないんです」とのこと。相方は本気で、ネモ船長に手紙を書こうか……なんて言っていました。私はというと、オープン時に限定発売されていたノーチラス号の精密模型が欲しくて欲しくて……。何度もショップを行ったり来たりしておりました。値段は確か5万円くらいだったと思う。光るしスクリューだって回るんですよぉ~。こんなに悩んだのは、それ以降、奈良の新薬師寺で天平時代の瓦が欲しくなったときしかない。“天平の甍”だぁ~と妙に興奮していたのを覚えている。それは5万円以上の寄付で分けてくれるものだった。両者ともなんとか諦めたが、私にもうちょっと資金力があったら、どちらも手にしていたのにと、結構悔しい。ストーリーは、地上(国家)に愛想を尽かした天才科学者ネモ船長が、海底資源に注目して海底生活を送るというもの。当時なりの特撮は、今観るとかなりふるぼけていますが(ということは、今の特撮も50年後には古ぼけているのかもしれない)、それでも海底歩行用防水スーツなんかには、おお~っと思いました。空気を送るための管なんかが取り付けられているアナログなところにそそられます。自分勝手な人が多く、やっていることはイマイチ共感できないところもありますが。 7点(2003-11-08 15:50:05)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

430.  ゲームの規則 混沌とした社会という圧縮鍋に人間の弱さや哀しさをギュ~ッとつめて、ひとつまみ分のコメディエッセンスを加えたような作品かしら? 友情や愛に対する人々の想いがピシピシと伝わってきて、笑うに笑えなかったのが唯一のマイナスポイントでした(でも私的には“コメディエッセンスが笑えたか”ってのが大事なんです……)。大西洋を23時間で横断飛行するという快挙をなしとげ、英雄となったアンドレ(ローラン・トゥータン)を称して「大西洋は渡れても、シャンゼリゼ通りの横断歩道は渡れないんだ」という友人オクターヴ(ジャン・ルノワール)の言葉が印象的。これはどの人にもあてはまるんじゃないでしょうか。 7点(2003-11-08 07:41:40)

431.  地獄門 《ネタバレ》 どの人物にもイライラしっぱなし。まず人の妻に懸想する男。清盛さんにも言われただろうよ、「気持ちを聞いてダメだったら男らしくあきらめろ」と。おばばを人質にとってどうするんじゃいっ! 次に人妻の袈裟。旦那さんも言ってるだろ、「何故頼ってくれなかったんじゃぁ~!!!」と。そうだそうだ、黙って数珠もって夫の身代わりに死ぬのがいいことなんかい?そこまで横恋慕男を信用できるのか?「裏切ったら皆殺しだ」って言っていたじゃない。自分が死んだ後のことを考えたら、そう簡単に死ぬわけにはいかなかったんじゃないか? そして袈裟の旦那、透。妻が大事なら、どうして一人で外出させるんじゃい?あなたが飄々と構えているから、男も余計に上げた拳を降ろす場所が見つけられなかったのかもしれないじゃない。透みたいな人はとても好きなんですが、結果が結果だけにちょいとイライラが。それから最後に袈裟のお付きの女。袈裟から「私だと思って大切にしておくれ」と小物を渡される。ちょっとはおかしいと思わんのかいな。女房ならそれくらい気付け!という感じでしょうか。それでもストーリー自体は大変興味深く観ることができました。また、音楽&衣装が素晴らしく見応えがありました。 7点(2003-11-07 06:11:01)(笑:1票)

432.  ギャルソン! 《ネタバレ》 タイトルとキャストだけ見て、しぶくて料理&ワインの知識が豊富なギャルソンがいろいろなお客を華麗にさばく話かと思っていた。でも違っていた。老いてなお女にもてるイヴ・モンタンの夢追い物語りだったとは……正直、ビックリです。人好きのするキャラのイヴ・モンタンは、男女を問わず多くの人に好かれるが、深く関わりを持った人には「心を開こうとしない」と告げられて距離を置かれてしまうという可哀想な人。基本的に彼のような人は嫌いではないんですが、元愛人のパトロンに遊園地の開園資金をせびる(向こうは自発的に金を出したが、イヴ・モンタンは計算ずみ)のはどうよ? なんかなぁ~後味悪いなぁ~。海辺に簡易遊園地を造り、恋人に去られた後、人間が成長するというのも、イヴ・モンタンの年を考えるとちょいと遅すぎる気もするが、それはそれでオッケーです。ところで、例のレストランにいつもカップルで来ていた男女、最後のレストランシーンでは男性が一人でテーブルについていたんですが、何があったんでしょう? 妙に気になる……。 5点(2003-11-07 05:37:20)

433.  恋路(1991) 《ネタバレ》 カトリーヌ・ドヌーブの娘さんが、本っ当にいい子。20年前のカーニバルで女王になった母に対して「もうちょっと美人じゃなかったらいいのに」なんてつぶやきながら、対抗して自分が女王になるっていうんじゃなくって、友達が女王になるのを素直に喜んであげる。皿洗いなど、家事手伝いもやっているし、親の色恋沙汰にも拗ねたりしない。話づらそうな雰囲気を察知すると、席を立つ(しっかりドアの外で聞き耳を立ててはいるんですが(笑))という気配り上手さん。もう、抱きしめてあげたくなるくらいかわいらしい。こんな子どもウチに欲しいくらいです。ことの起こりは20年前にドヌーブに懸想しながらも行方をくらました幼友達が町に帰ってきたことからはじまります。裏切られたと思っているドヌーブと、彼とずっと張り合ってきた夫は気が気じゃない。彼のほうも黒人の奥さんをもらい、娘と息子に囲まれた生活をしているというのに。はじめ、心の固かったドヌーブは、なんて高飛車で支離滅裂な女なんだと思ったけれど、事の真相がわかり心がほぐれていって夫を愛していると認識。いい感じの女性に変貌しました。幼なじみの彼の奥さんやその娘(新しい女王ね)もいい人たちです。なのに、男連中ときたら、意地をはって喧嘩する……ダメダメちゃん。それでもラストでは、みんな収まるところに収まって、ハートフルな話だねって風にエンディングを迎えるので、後味がとてもいい映画です。 7点(2003-11-07 03:20:27)

434.  愛という名の疑惑 《ネタバレ》 リチャード・ギアが“人と会うとつい心理分析をしてしまう”男とはどうしても思えなかった。利用されキャラとしては『真実の行方』と双璧か……。さてさて、ナゾなのはウーマ・サーマンの心理状態。本っ当に全然わからん。ダンベル争奪合戦の直前にリチャード・ギアと会うが、バックに拳銃を忍ばせシャンパンを注文するも、主治医であることを断られたがためにその場を立ち去る。姉へのコンプレックスからかベッグをつけて長髪になったスタイルで。その足で精神病院に直行し、姉の身代わりになる……そのために姉と同じヘアスタイルにしてたんかい!あまりにも安直すぎまする。ラストの裁判に勝訴した後、その弁護士との食事でもやっぱり飲まないはずなのに酒を注文。いったい何がなんなんだ~!これが理解できれば、評価点はあがるかも(+1点くらい)? ところで、一番とばっちりをくらったのは、あの最初に出てきた養父を殺したけれど無罪になったあの黒人(スリの常習犯でもあった)。無罪にしてもらった恩がリチャード・ギアに対してあるのかもしれないけれど、それを利用してダンベルの入った紙袋をスラせるというのは……更正させなきゃいけない立場なのに、さらに犯罪に手を染めさせてどうする! 3点(2003-11-07 00:24:40)(笑:1票)

435.  ガス燈(1944) 《ネタバレ》 ツッコミどころはたくさんあります。男が妻に「ロンドンの公園が見える家に住みたい」と言うしらじらしさ、捜査した後の殺人現場でいともかんたんに殺人のカギになる手紙を見つけたり、自分ちの屋根裏部屋なのに人目を避けて捜し物をしたり……その他諸々。バーグマンの恐がり方も尋常じゃないので、「おいおい、なんでそんなに怖がるのか」と疑問に感じるくらい。逆に笑いがこみあげてくるのが難点。でも、そこそこ楽しめたから、まっいいか。できればこの作品は1944年公開以前のヒッチコック作品を観てから観るのをオススメします(笑)。6点(2003-11-06 17:40:32)

436.  キートンのゴルフ狂の夢(囚人13号) 《ネタバレ》 ゴルフをしていたキートンが、自分の打ったボールにあたって失神し、その間に脱獄犯がキートンの服と囚人服を取り替えて、キートンが刑務所に入れられるという話……なんですが、はちゃめちゃすぎてイマイチ面白くない。それもそのはず、失神していた間の夢だったという典型的な夢オチ……。う~ん。ところで、警務所内で囚人たちと闘う場面があります。その場面がゲームの「風来のシレン2」の戦い方に似ていたのがビックリしました。通路で待ち伏せて、やってくる囚人をバッタバッタと倒していくのは、モンスターハウスに突入して逃げたときの戦い方にそっくり。重りをグルグル回しながら四方の囚人を倒すのは、まるでモーニングスター(という武器)のよう。塀の上に立った囚人は、アイアンヘッドの頭(これも武器)を使ったときと同じです。これが一番印象的でした。(「風来のシレン」をご存知ない方には意味不明のコメントで申し訳ありません。)m(_ _)m 5点(2003-11-06 17:14:27)

437.  殺しの分け前/ポイント・ブランク フラッシュバックが多くて、一度観ただけじゃ訳わからない。かといって、現在のところビデオorDVD発売されていないので、確認のしようがないのが辛いところです。キャストにリー・マービンの名前があったので、テレビの深夜枠でうっかり観てしまったのがフラストレーションのはじまりでした。話が理解できれば面白そうな雰囲気があるので、もう一度観たい。輸入版のレーザーディスクを購入された【みでじゃ】さんの気持ちもわかります。……が、私にゃぁ、英語を聞き取るなんて力は微塵もないのよぉ~。この映画で一つ勉強したのが、“2、3日中に”を“couple days”というのかぁ~と思った程度。テレビ局様(地上波orNHK衛星)、どうかもう一度放送していただけませんか?5点(2003-11-05 15:57:48)

438.  すべての美しい馬 《ネタバレ》 救いがないよね。あまりにも残酷な物語なので。せっかく夢と希望を持ってメキシコに渡ったのに、待ちかまえていたものは残酷な運命だった……これだけ見ていると人には関わりを持たない方が得みたいな話になってしまうので、あまり後味は良くありません。仕事と恋に破れ、少しばかり関わった少年の処刑(裁判なんてなかったから正しくは処刑ではありません)を目の当たりにし、牧場主の娘、ペネロペと恋仲になったがために、無実の罪で入れられた刑務所ではヒドイ目にあって、なんとかアメリカに帰ってきたマット・ディモン。刑務所から出るために、ペネロペはマット・ディモンと会わないことを親に誓う。心に傷を癒す最後の救いは、裁判官の「君は悪くない」という許しの言葉だったというのも……。う~ん、壮絶なストーリーだった……。一緒にアメリカに着いてくることを拒んだペネロペに絶望したとは思うけれど、でもきっと、ペネロペの愛はホンモノだったんだと思うよ。気休めかもしれないけれど、それくらいのことしか言ってあげられない。ヘビーです。6点(2003-11-05 06:54:44)

439.  ドラグネット・正義一直線 ええ、バカ映画です(笑)。目に焼き付いて離れないシーンが盛りだくさんでお得ですよ。自分が何時何分に何をしたかが気になり、時間を記録してしまう生真面目な刑事フライデー(ダン・エイクロイド)と遅刻をしては婦警といちゃつく軽薄な刑事ペップ(トム・ハンクス)の凸凹捕物帖です。ロサンゼルスで勃発している事件の黒幕であるカルト教団の集会に潜入調査する二人なんですが、そのいでたちといったら!ペップなんかワニと闘っているし。で、ポケットに入っていたドラッグでワニ倒すしぃ~(笑)。コメディなんですけれど、大きな力に対抗する彼らは結構(それなりに?)かっこいいんですよ。でも一番印象に残っているシーンはミルク工場に装甲車が突入する際、突破のための棒に“Have a nice day!”って書いてあったところだったりして。 6点(2003-11-05 06:27:04)

440.  遥かなる山の呼び声 《ネタバレ》 悪い人が誰も出てこない。はじめ牧場の後家さんに言い寄っていた変なおっさんも、男(高倉健)と殴り合い(決闘っていうのかな?子分つれてるし、子分がやられたら逃げていったし)で負けて、男を“アニキ”と慕う。はじめ気味悪がっていた後家とその息子は、仕事で頼りになるという以上に男を心の拠り所とする。草競馬のシーンは、彼らが最高に幸せだったイベントとして心に残っています。この草競馬で優勝した馬が、もうお婆さんになってしまっている馬っていうのもニクイ演出じゃないですか。ところが警察の追跡はもうすぐそこまで来ていた。見ている私まで、手をグーに握ってハラハラしてましたよ。そして、男は自ら牧場を去る。その男の後ろ姿のかっこいいこと、哀しいことといったら……。ラストのところは、淋しくて哀しいんだけれど、希望がある、なんともいえない味わいでした。7点(2003-11-05 05:41:11)

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