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441. キル・ビル Vol.1(日本版) 《ネタバレ》 もっと早く見たら良かったというのが第一印象です。グロシーンが多いこの内容は明らかに見る人を選ぶと思いますが、自分的には大ヒット。 開始5分で早速アクション、あれだけバトルをブチこんで100分強。全体の半分以上が殺陣。なんという贅沢。刀匠服部半蔵?ヤクザなのに全員日本刀?、 銃を使わないのか?、制服美少女(栗山千明、決まりすぎ)の得物が何故トゲ突き鉄球?美形キャラに残酷な死に様容赦ないなとか、こういう ネガティブな感想を呼びかねない要素も全てチャームポイントになってしまう珍しい作品です。[DVD(吹替)] 9点(2015-06-09 14:51:33)《改行有》 442. ある戦慄 自分ならあの場面でどうするだろうと想像させてくれる映画です。不良二人に脅されているときも、彼らがのされた後も 全く協力しようとしない乗客たちの姿が印象的でした。[DVD(字幕)] 7点(2015-06-05 23:22:50)《改行有》 443. マーズ・アタック! 必殺の光線銃、人間と犬の頭部を交換、間抜けすぎる弱点。馬鹿で笑えるSF映画です。馬鹿すぎて地球人と火星人どっちが勝とう負けようがどうでもよくなったのは残念でした。[DVD(字幕)] 5点(2015-06-05 23:16:45) 444. ルパン三世 燃えよ斬鉄剣<TVM> 《ネタバレ》 駄作が軒を連ねるテレビスペシャルではマシな部類に入りますが・・・やはり80年代以降のルパンは子供向きなんだなと再認識した次第。??の浮かぶ展開が多すぎです。●刺されて重傷がいつの間にか無かったことになってるのには呆れました。だったら最初からやらなきゃいいのに。●斬鉄剣より固い金属が斬鉄剣で斬られたらだめです。気合とか根性とか勢いとか持ち込んだらいけない。説得力のある解決法でなければ。自分で用意したサスペンス(性能で優る相手をいかにして上回るか?)を屁理屈でクリアしてどうするんです。こういうところで監督や脚本家の能力の有無が分かるのでしょう。がっかりです。●何回同じ手で逃げてるんだルパン。視聴者に敵がバカだと思われたら作品として失敗だ。●良かったのは、五右衛門の出番が多かった(タイトルから受ける印象と比べるとそれでも不足ですが)ことと、桔梗の裏切りが思い切っていたことくらいですね。[DVD(邦画)] 4点(2015-05-12 14:19:25) 445. お受験 《ネタバレ》 形式主義の小学校受験に一言物申すというところですか。娘の受験への意思が不明確だったり、主人公の失職に端を発した夫婦対立がおざなりにされていたり、主人公があれほどこだわっていたラストランを投げ出したり、気になるところがあります。 ランニング姿で面接会場へ乗り込むクライマックスはインパクトがありますが、正直いって不合格になると思います。学校が望むのはルールを守り秩序を守り常識をわきまえ波風を立てない子供と家族であって、本音で語る人々ではないと感じるからです。[DVD(邦画)] 4点(2015-04-22 17:52:56)《改行有》 446. るろうに剣心 伝説の最期編 《ネタバレ》 相変わらず剣戟はすごい燃えます(終盤の4対1とか。刀で斬り合う割に血が出ない不思議なものですけど)。でも残念な部分がシリーズ最多で、魅力を帳消しにしかねない状態です。特に気になったのは間延びした脚本。志々雄一派が明治政府を脅した後、何日も動かない・・・。革命集団でしょ?電光石火で動かなくてどうする。主人公が修業を終えて帰ってくるまでボケーとのんびり待ってくれている間抜けにしか見えませんでした。次にヒロインの存在感がほぼゼロに落ちた事。誘拐したのに何にも利用せず放り出すだけとは何を考えているのか。前作でも涙の別れをした数十分後に再会とか、もったいない、もう少し考えてちゃんとしたら感動するのにと思いました。るろうに剣心は3部作で終わりなんでしょうか。可哀相なヒロインの復権のためにも人誅編を作ってほしいものです。[DVD(邦画)] 6点(2015-03-27 14:57:06) 447. かぐや姫の物語 日本有数の有名昔話を行間を埋める形で再構成しているわけですが、なかなか心を打たれます。何者にも縛られず自由に生きたい、好きな人達といつまでも共にいたいという気持ちと高貴な姫君として扱われる現実のギャップに悩む主人公に共感できます。実際、有能さのために生き方を縛られる人がいると思います(私のような凡人には贅沢な悩みですけど)。別れは最初から分かっていても悲しいものですね。月の住民の、話の通じなさぶり・空気の読めなさぶりが却って沈痛さを増したといいますか。(追記)墨絵のような絵柄はお金がかかっているはずですが、物語に入り込んだおかげか、10分程度で気にならなくなりました。[DVD(邦画)] 9点(2015-03-21 10:33:05) 448. 顔(1999) 面白くありませんでした。スリリングな逃亡劇を期待したのが間違いですね。追手が身近に迫ってとにかく逃げる・・・というシチュエーションが最後だけだったのが残念。他はダラダラしていて疲れました。ムスッとしていた主人公が表情豊かになる描写が作品の主眼だったのでしょうけど。藤山直美さんが独特な個性をもった役者だと分かったのは収穫です。襲われた時の悲鳴とか・・・。[DVD(邦画)] 3点(2015-03-16 10:47:44) 449. 獄門島(1977) 《ネタバレ》 原作既読も20年前なので「季違い」の部分以外忘れていました。よって、犯人が変更されているということは構わないんですが、やけに長いなと感じたり(金田一耕助の真相暴露開始からエンディングまで50分もある)、警察がいつにも増して無能(止めろよ。真犯人の自殺止めろよ。2人きりで崖に向かうのを放置するなんて大馬鹿としか言いようがない))だなあとか、音楽がショボイなあとか、粗が気になるほど入り込むことができませんでした。犬神家は見るたびに発見があるのに不思議です。[DVD(邦画)] 4点(2015-03-15 23:31:13) 450. ドラえもん ぼく、桃太郎のなんなのさ 《ネタバレ》 他の劇場版作品のように戦う相手はいませんが、桃太郎伝説という誰でも知っている物語の真実を探る楽しさで50分弱を十分に持たせています。鬼の正体が西洋人との解釈は別の漫画でも見たことがあり、オチも含めて納得してしまいました。[DVD(邦画)] 7点(2015-03-07 10:26:48) 451. 魔人ドラキュラ いわゆるドラキュラ映画初鑑賞。典型と聞く要素が大方含まれていますね。ベラ・ルゴシは貫禄たっぷり。本当にドラキュラがいるなら、こんな雰囲気だろうと思います。普段落ち着いているのに、鏡や十字架を見せられた時だけオーバーアクションを取るのは笑えました。寝ている間にやられてしまうのは、ルール通りとはいえ勿体なかったです。[DVD(字幕)] 6点(2015-03-05 17:17:51) 452. 太秦ライムライト ●福本氏、主人公でありながらセリフが少ないです。しかし剣戟シーンによってそのカッコよさは十分に伝わりました。チャンバラは後世に残すべき素晴らしい文化だと思います。本体に当たる時代劇の斜陽化は止める術がODANOBUみたいな似非時代劇に頼るしかない状況に近づきつつあるのが歯がゆいです。●香美山を慕う若手女優(後にメジャー化)とのくだり(特に後半)はファンタジーっぽさを感じましたが、終盤のチャンバラと渾身の斬られ演技がすごかったのでOKです。スタッフが最初からこれをラストに配置しようと構想していたことが分かり、大変好感を持てます。[DVD(邦画)] 9点(2015-02-20 16:53:31) 453. アラン・ドロンのゾロ 荒野を舞台に暴れまわる神出鬼没の怪傑(全身黒づくめ)。何でしょうね。やけにカッコイイです。いろんな俳優が演じていると聞きますが、全部見たくなるほど魅力的なキャラクターですね。本作について言えば、ユーモアとのバランスが良いと思いました。何回転ぶんだというほどドジな軍曹とか。[DVD(字幕)] 7点(2015-02-20 12:18:21) 454. ゾンゲリア ナイト・オブ・ザ・リビングデッドの登場からそれほど経っていない段階でこういう作品が生まれていたんですね(亜流と言う言葉は失礼か。使用者の思うままに操られる等、本来の意味のゾンビに近いですしね)。ラストは衝撃的でした。あれ?普通のサスペンス映画っぽいな。いつになったらゾンビが出るの?と勘違いしてましたから。[DVD(字幕)] 6点(2015-01-21 12:49:19) 455. 真田幸村の謀略 《ネタバレ》 「将軍家光の乱心」「柳生一族の陰謀」あたりの派手なアクション映画と想像していたのですが、日本史の年表をなぞったような地味~な歴史ドラマでしたね。ラスト10分のそれを逸脱した部分だけ面白かったです。フィクションではとかく美味しい役を振られがちな真田幸村も利用され、最後に消される存在だったという意外性が楽しい。だからといって猿飛佐助の奇妙な存在自体も裏切る理由もまるで納得できないのですが。[DVD(邦画)] 5点(2015-01-17 16:18:59) 456. 死霊のはらわた(2013) オリジナルがホラー映画で5本の指に入ると思っている身としては、リメイクにはあの怖いのに笑いもある雰囲気をどこまで再現できるか注目していました。結果は、全然だめです。単なるここ数年のありがちな騒がしいホラー映画に留まっています。腕切り落とし等のグロや意図不明の主人公交代とか頑張った形跡は見られますが、空回りした感が強い。それより、とり憑かれた人間は白目にしてほしかった。でないと、あれでは死霊じゃなくて異常者。最後にもう一つ。画面が暗く(室内を真っ暗にしてもまだ見にくい)、観ている間ずっとストレスがありました。これだけでも減点です。[DVD(吹替)] 1点(2015-01-09 15:02:49) 457. 南極料理人 半分以上は食事のシーン。食に関しても深く掘り下げることはなく、大したことは何も起こらない。よく2時間以上見させたなと感心します。俳優陣の自然な仕草は魅力的ですし、現代では南極の観測基地の活動もシステム化されているらしいことが分かったことも収穫ですが、それでも何か山場になるドラマがほしかったと思います。一番強く印象に残ったが奥さん(彼女?)に裏切られてKDDのオペレーターと仲良くなろうとした隊員のわずかなエピソードですよ。二度観ることはないですね。[DVD(邦画)] 5点(2015-01-07 19:44:03)(良:1票) 458. ザ・ロード(2009) 文明が崩壊した世界。状況をやりすごせば希望があるわけではない。主人公(父親)には特別な力はなく、とりあえず寒さが弱いはずの南へ向かうだけ。この設定だけで魅力的です。派手な事件は起こりません。しかし、父親が自分の倒れたときを見越して息子へ一人で生きることを教えようと必死な姿に泣けてきました。[DVD(吹替)] 7点(2014-12-23 15:18:21) 459. 300 <スリーハンドレッド> 《ネタバレ》 ストーリーはどうでもよいくらいで、鍛えぬいた肉体の濃すぎるアクションシーンだけを何度も観てしまう。この中毒性はジャッキー・チェンあたりのカンフー映画と共通しています。負けてしまうけれど、何の、まだまだ後に続く連中がいるぞという終わり方がまた印象に残ります。傑作です。[DVD(吹替)] 10点(2014-12-22 21:47:51) 460. キング・オブ・コメディ(1982) 《ネタバレ》 本当にロバート・デ・ニーロという俳優はすごいですね。胸糞悪い芸能人ストーカーを完璧に演じました。ああ言えばこう言う、説得がまるで通用しない相手は見ているだけで不快だし怖いです。ラストは妄想という解釈があるんですね。気付きませんでした。笑顔が張り付けたようで違和感があったのはそのためでしょうか。ただ、現実だったとしてもコメディアンとして生きていけるかどうか。有名芸能人の誘拐という最大のインパクトを既に過ぎていますから(まだ服役ネタがありますけど)。聴衆がそんな主人公を受け入れるかどうか。[DVD(字幕)] 7点(2014-11-29 15:16:52)
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