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461.  耳をすませば(1995) 《ネタバレ》 映画が観たいけど特別観たい映画もなくて「仕方ない、これでも観るか・・・」ぐらいな気持ちで映画館に入りました。「いい大人が1人でジブリのアニメなんかわざわざ映画館で金払って観るなんて」という気持ちもありながらの入場でした。このとき僕は職業を変えようとしている時でした。会社員ではなく1人でモノを作る仕事。どんな話なのかまるきり知らずに観ていたら、新たな仕事をはじめようとしている自分と主人公がダブって、不覚にもハマりました。答えを探し出そうともがく主人公がヒナの死骸を手にする不安のシーンは胸が詰まりました。『トイ・ストーリー』でバズが窓辺の階段を落下するシーンに匹敵する良いシーンだと思います。冒頭「コンクリートロードはやめた方がいいぜ」と、後半「コンクリートロードも好きだぜ」の対比も好きです。「俺、そんなこと言ったかなぁ?」「言ったぁ!」名シーンだと思います。と書きながら、不謹慎な蛇足なんですが、地球屋でのからくり時計にまつわるお伽噺だけは「こういう話って獣姦がモチーフになってんじゃないだろうか???」と観るたびに思ってしまう作品でもあります(笑)  画的には夏の木漏れ陽の描きがとても印象的で好きです。境内での告白シーンとかも陰影が良い効果出してたと思います。[映画館(邦画)] 8点(2011-06-05 10:19:45)

462.  殺しのドレス 《ネタバレ》 デパルマ作品で最も好きな映画です。ストーリーや性描写には閉口してしまいますが、美術館のシーン、エレベーターのシーン、ラストのシャーワーシーンの3つが観たくて、たまにライブラリから引っぱり出します。この3シーンについて、フィルムがどのように編集されていったのか、音楽はどの時点で制作されたのかなど、非常に興味があります。セリフなしBGMのみの映像に釘付けにされ、映像が持つ力に感嘆した最初の作品です。蛇足ですが、この映画を見ると毎度「地下鉄であんな無茶な言いがかりをつけて追い回す不良は本当にいるのだろうか?」と思い、夢オチ直前のカフェの会話中、隣のテーブルのおばさんのリアクションに釘付けにされます。 【2011-06-05追記】自分も3度くらい観ないと気づかなかったんですが、女装した犯人は美術館のシーンで既に姿を現しています。主婦が男を誘惑しそびれて美術館の外に出たら、彼女はタクシーに乗って待っている男性を目撃しますが、彼女からタクシーへパンしていくカメラの前にサングラスとコートのあいつが横切ります。タクシーのもとへ歩み寄り挨拶する遠景を撮る地べたからのカメラは、手前で映っている捨てられた手袋があいつの手でざざっと拾い上げられるのを捉えています。誘惑されてからずっと彼女を尾行してたことの説明になってるけど、分かりづらいねー。[レーザーディスク(字幕)] 8点(2011-06-05 07:46:51)(良:1票)

463.  チャンプ(1931) 《ネタバレ》 1979年版しか観たことなかったのですが、このたび初めて1931年版を鑑賞。あごを引いて前屈みな今のボクシングスタイルと違って、あごを上げて後ろにのけぞるような古いスタイルが映し出される1931年ものということで、無意識にもハードルを下げている部分はあるかと思いますが、ウォルター・マッソーを渋くワイルドにしたようなチャンプは、ジョン・ヴォイトよりも雰囲気があると思います。子役も、甘ったるい顔で「泣かせてみせます」オーラ全開のリッキー少年より、こちらの作品の子役の方がかなり好感持てます。ボクシングの試合シーンはサイレント時代のような早回しの映像になって滑稽。この時代の役者さんは役作りの為に本物に近づくような訓練とかはしなかったんでしょうね。人を殴るという場面がある映画の多くは、実際にはパンチは当てずに役者が打たれた演技をして、あたかもパンチが当たったかのように錯覚させるわけですが、この作品では、顔面を連打されるチャンプの顔のどアップを見せる為にコマ撮りみたいなシーンがあったのが面白かったです。画面を静止してみたらグローブがちゃんと顔面に食い込むようなショットにしていて、当時ならではの努力を感じました。1979年版では、リッキー少年の、涙の鼻づまりで連呼される「チャ~ンプ」にはイラッとするものがあったため、ラストは冷めてましたが、本作のラストは鑑賞価値があると思いました。別れた奥さんがチャンプを少しも見舞うことなく少年を抱き上げて去っていきますが、子守唄の曲で締めくくったのが印象的で、なんとなく「父親の役目」「母親の役目」など考えてしまいました。[DVD(字幕)] 5点(2011-06-05 06:48:39)

464.  みんなのいえ 『ラヂオの時間』がとても気に入って、この作品も期待していたけれどハズレでした。ラストの唐沢のセリフもありきたりのクサイもので、ドッチラケでございました。もっとリアルに友情と敬意が混ざった「くそじじい」の言い方がありそうな気がします。[DVD(邦画)] 4点(2011-05-26 12:08:28)

465.  トゥルーマン・ショー 現実にあったら、放送できない場面がいっぱいあるはず。気味悪いお話でした。海の果ての場面も興ざめでした。悪趣味で下らない。こういうテーマなら、安易なオチに頼らず、もっとどっしりした語り口でシリアスなものを観てみたいと思いました。[映画館(字幕)] 4点(2011-05-20 13:40:39)

466.  レポゼッション・メン 《ネタバレ》 あらゆる人工臓器が存在する未来の舞台で、頭ん中もいじれる設定となると、主人公の脳がどんなことになっちゃうか自然と危険を感じるので、ラストのオチは「やっぱり」でした。けれど、ハッピー・エンドと思わせて、いきなり地に落とす感じは、僕にとっては『惑星ソラリス』以来で結構刺激的でした。と、言いつつ・・・あのラストは結局のところ「ハッピー・エンド」か「バッド・エンド」か、後になってジワジワと考えさせられました。観客の目から見ればバッドだけど、主人公本人の意識はきっと「ハッピー」なんですよね。「人の幸せっていったいなんなんだ?」と考えてしまいました。「死んでしまいたい」と思うほどのバッドな体験記憶を引きずっている人でも、脳が別の体験にすり替えてくれるなら、その人は不幸から解放される。「毎日、好きな場所で好きな事して暮らしていることにしてもらえるテクノロジーあったらいいな~」と思ったりして、でも、直後に「そういう救いが本当に必要な人に、その技術を買える金はきっとないんだろうな」「結局、リアルでもバーチャルでも、いい思いするのはお金持ちだけか」と溜め息。テクノロジーの力を借りなくても、あまりにヒドイことがあると脳ミソが勝手に別世界の扉を開くケースもあるわけだけど、「正常じゃない」と精神科に連れて行き元に戻そうとするのが良いのか、そのまま別世界に居させてあげるべきなのか・・・そんなことも考えました。この映画は『命』そのものが『金』次第の世界を表していたけど、よくよく考えれば突然失業してホームレスになった人なんかも衣食住なしに命を保持していくのは難しいわけで、憲法では『最低限度の生活』が保証されていても、金も地位も失ったら途端にメチャ不利な人生ゲーム。つめた~い社会では「働いて金支払っていかないあんたが悪いんじゃん! 自業自得」で片付けるんだろうね。そういう論理で人の命も扱われる時代はもう始まっているんだなーって、ちょっと怖い。そういや、ちょっと前に観たムーアの『シッコ』でも保険と医療の問題が恐ろしい印象を残した。今回観た『REPO MEN』は『金』につきまとっている「義務」だの「責任」だのの問題にグイッと踏み込んで「そんなこと言ったって、あーた、この状況からどうやって真っ当な生活に戻れんのよ?!」みたいなところを掘り下げてくれたら、かなり社会派なSFに昇華したのでは? と思ったり・・・。[DVD(吹替)] 7点(2011-05-13 04:28:13)

467.  ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島 う~ん・・・全体的には5点の印象なのですが・・・もともと子供の為に観に行ったもので、大人の僕も妻も「子供の付き合い」でしかなかったはずなのに、妻は映画館を出る時に「泣いちゃった」と。実は、僕も最後の最後で涙をこぼしたのでした。なのでプラス1点です。特に際立って印象に残るシーンもエピソードもなく、それに加えて長男長女は今回ほとんど出番ナシで、ちょっと寂しくもありました。が、終わり方はシリーズ中1番だと思いました。[映画館(吹替)] 6点(2011-03-23 00:52:09)

468.  エグザム 《ネタバレ》 『CUBE』『SAW』などを思い出すし、『12人の怒れる男』も思い出す。けれど、そんなに二番煎じぽく感じない。早々から大きな突っ込みどころが出てくる(「・・・かもしれない」レベルでライトを全て割って消すというのは、ライトが必要だった場合に後戻り不可能でアウトだし)けれど、そこらへんの強引さは「テンポよく進める為に」と観るこちらも割り切れた。自分の答案用紙を燃やした女性については、ふつうなら「これ、誰のよ?」と一応確認しそうなものだけど、まぁいいです。もともと、ほとんど期待していなかったせいか、あまーく観ることが出来たんでしょうか。紙ナイフのシーンなどはあるものの、それほどグロやバイオレンスで見せようとしていないところにも好感を持ちました。で、僕はなによりもこの映画の終わり方が好きでした。トリックで唸らせるのも好きだけど、僕の場合、それよりも人間味の方で余韻を味わえる方が好みに合っているんだなと思います。理屈だけで観ちゃうと「銃使わなくても殺し合いは可能やし、そうなってたら・・・」とか考えて冷めちゃいそうですが、善い行いをしようと思う人間が、善いことの為に手を取り合う瞬間をもって締めくくってくれたのは、映画全体の印象を持ち上げたなと思います。もっと練り込んでリメイクされて欲しい作品です。[DVD(吹替)] 7点(2011-03-23 00:29:08)

469.  ハロウィン(1978) 映画雑誌かなにかで読んだことがあるんですが、この映画、出来上がって試写をした段階で「劇場公開できない」と判断されたとか。で、カーペンター監督はフィルムの再編集とか追加撮影とかは一切しないで、同じフィルムを劇場公開にまで漕ぎ着けたんだそうです。カーペンターがやったのは音楽の入れ替え! どこまでホントなのかな~? でも確かに音楽ひとつで出来は変わって感じるものだと思います。この作品をきっかけに音楽を自作するようになったのかなと思ってたんですが、この作品以前から監督自らが音楽を手がけてるんですね。「B級監督」と言われる人ですが、この映画が公開された当時、十代だった僕は「音楽も自分で作ってるんだ、スゲ~!」と感心していました。映画自体の出来はともかく、音楽の効果について大きな意識を持つきっかけになった作品です。音楽入れ替え前の劇場公開ボツ版を観て比較してみたいです。当時「絶叫女優」とか言われてたジェイミー、すぐに消えてなくなる人だと思ってたら、意外と幅の広い活躍をしてびっくりなのも印象に。[地上波(吹替)] 3点(2011-03-11 02:50:02)(良:1票)

470.  陽のあたる教室 《ネタバレ》 パッケージの写真が感動の安売りっぽくて、ずっと拒絶してたんですが、ようやくこの度鑑賞。もっとベタベタな物語を想像してたのですが、自然な感じで観ることができました。長い教師人生の物語のせいか、あるエピソードが生まれては収束し、また新しいエピソードが始まって・・・という感じの進行で、あまり見慣れないつくりで印象に残りました。ドレイファスの演技も良かったです。ラストはロウェーナも収束に一役買うのかと想像してしまったので、ちょっと物足りなく感じもしましたが、全体的には音楽を通じて様々なことごとが描かれていて良質だと思います。ロウェーナは先生に奥さんがいることも分かっていながら、惚れて盗ろうとするので、あまり好感持てない存在かもしれませんが、弾丸のように気早く街を飛び出してしまった彼女の人生がどうなったか、ホランド先生の言葉にも責任があるので気になってしまいます。作りかけのロウェーナの曲とともに、そこだけはぐらかしてしまうなら、あれはあれで別に一本の物語として独立させても良さそうな話で、正直、欲張って盛り込み過ぎでは?(「この娘となら音楽で天下をとれる! でも・・・」というほど突っ込んだ描き方でもないし中途半端) その分、単なるホランド先生の作曲発表会的なエンディングでお茶にごしにせず、ホランド先生が訴えた「考える力や創造力のない教育」について、強く突きつけるエンディングにしてくれたら、10点満点つけたいなと思いました。息子へ歌を送るシーンが良いです。[DVD(吹替)] 9点(2011-03-10 01:24:54)(良:1票)

471.  ヒア アフター 《ネタバレ》 自分にとっては『ミスティック・リバー』や『ミリオンダラー・ベイビー』で大嫌いになってしまったイーストウッド。スピルバーグにも長くシラケさせられっぱなし。そんなわけで本当は『英国王のスピーチ』を観たかったのですが、残念なことに僕の街では公開されず・・・それで代わりに観たのが本作。少なくとも今回の作品は、バカで暴力的な人間が健気な人間をダメにしておしまいという気分悪さだけは味わわずに済むと判断してのことでした。で、観て良かったです! 劇場に行く前にここのレビューを少し拝見していたので、物語の収束に対する肩すかしは覚悟していましたが、その覚悟があったおかげか「最近の映画群の中では上々の出来!」と感じました。先にレビューを見ていなかったら「何これで終わり???」と思ったかもしれません。でも、マット・デイモンが躊躇なく普通に握手できる女性と巡り会えたという安息のラストはとても心地よい印象を残しました。「死後の世界」のことに意識を向けすぎると、肩すかしなラストかもしれませんが、「普通の人には理解してもらいようのない特別な体験や事情を持つ者の物語」という見方をすると、「やっと理解し合ったり分かち合ったりできる相手が見つかった!」という話の収束は最適なエンディングと思えます。さんざんニセモノ霊媒師を渡り歩いたにもかかわらず諦めなかった少年も、本物にたどり着いて願いを果たすし、死んでしまった双子の兄ちゃんは死後の世界を「スゲぇ」なんて言って楽しんでるようだし、母は薬物依存から立ち直ろうとしてるし、立ち直れないとしても少なくとも息子を愛していることは確か。だから少年もひとりぼっちではなく心の拠り所があります。そんな少年が、マット・デイモンに返したお礼というのも良いです。一緒に観てずっと泣いてた妻が「マット・デイモンのお兄ちゃんだけは報われなかったわね」と言うので「金儲けばかり考えてるんだもん」と笑い返しながらも、マット・デイモンは兄が言うようにその力を「人助けのために」もう一度使うようになれるかもしれないと、そんな希望さえ感じました。「情けは他人の為ならず(廻り廻って自分に返ってくる)」を少年が見せてくれたんですから。簡単には他人に解ってもらえない何かを孤独に引きずっている人にとって「もう一度前に歩みだしてみようかな」と思える気持ちをくれる映画ではないでしょうか。We are not alone[映画館(字幕)] 8点(2011-03-02 03:24:05)

472.  ナイト&デイ 妻と息子が観たがったからレンタルしたのに、二人とも寝たじゃん。もともと観る気もなかったのにひとりぼっちで観ましたよ。くだらねー。そりゃ寝ても仕方ないわな。キャメロン・ディアスがアップになった時の目の辺りのシワに時を感じてしまいました。すごい電池を発明した高校生をもっともっといじって欲しかったです。かなりおいしい役どころになったはずなのに。[DVD(吹替)] 4点(2011-02-21 17:50:39)

473.  ギャラクシー・クエスト 《ネタバレ》 バズ・ライトイヤーの声を努めるティム・アレンの姿をこの映画で初めて見たのですが、今回2度目の鑑賞ではシガニーのイケイケなセクシーぶりがやはり飛び抜けてるなーと感心しました。「エンタの神様」のタイトル曲はこの映画の曲だったんですね! 「もし既に絶滅した異星人が残した資料を手にしたとき、それはドキュメンタリーなのか、それとも作り話なのか、ワケが分からないのでは?」とか「逆に地球人が滅びた後に、この星に何者かがやって来たとき、あらゆる映像の真偽を判断できるだろうか?」「ブレアウィッチとかクローバーフィールドとか、どう思うんだろう?」と思ったことがあったけど、嘘の概念がないサーミアン星人が見てましたか...。『猿の惑星』を「あれは気の毒でした」って、彼らは地球の歴史をどう解釈しているのか問いつめてみたい。どんなストーリーが聞けるだろう? けれど、いつも真実のみを語ることが善ではないということが、うまく表現されている作品だと思います。たしかに僕らは作り話の中にもプラスのエネルギーを得ているのだから。嘘に勇気づけられてきた者が、嘘を知ってショックを受けるシーンは印象的です。人々の活力のための嘘だったけど「あれは嘘です」と言ってしまっちゃ~おしまいよってことで、作られた虚像に向かって自分たちをそこに近づける作業が始まる感じ。人は先にイメージを持って、そこから実際の行動が起きて発展するもの。嘘というイメージもそれをリアルに思うことが出来れば、人はそれに近づくことができるということかも。もう、うんざりしきって絶対に口にしたくない「トカゲヘッドに誓って・・・」のセリフを自発的に発するスネイプ先生ことアラン・リックマンのシーンが一番好きです。[DVD(吹替)] 6点(2011-02-06 11:18:53)

474.  新幹線大爆破 《ネタバレ》 先にここのレービューをざっと読んでいたので、爆弾解除の方法が記された書類が喫茶店の火事で紛失とか、爆破シーンの模型撮影がチープなこととか、そういうことは許せてしまいました。それより脱力してしまったのは、超特急の歌を唄いながらキレる乗客と、太鼓を鳴らし続ける宗教団体御一行様。もう勘弁してー。けれど、新幹線が停止してすぐに短いエピローグに入って終わりかと思いきや、結構そこからの展開が「お、見れるじゃん!」と思いました。ただし、TV報道でことの事態を知りながら悠長に金の仕分け作業を続ける高倉健が、空港に来てなぜ突然電話する気になったのか分かりませんでした。全体的な作りのことでいうと、人物のバックグラウンドの描き方が、必要になったその時点で「説明しよう」的に急に挟み込まれるのがなんだか安っぽく思いました。高倉健の奥さんとか唐突に登場するし。もっと全体に細かくちりばめて欲しかったです。で、ラストでとうとう申し訳ないけど笑ってしまいました。撃たれたのがおかしかったんじゃなく、あの角度で画面静止するそのセンスが僕的には笑えてしまったんです。最後の最後で笑ってしまって、もうメチャクチャ![DVD(邦画)] 4点(2011-02-06 00:10:55)

475.  シッコ ムーアの作品を観ると、毎度すごく引きつけられます。そして「うわぁ、これが事実なのか!」とビックリしてしまいます。世の真実をきちんと知って判断するにはこうした映画を1つ見たくらいで充分ではなかろうし、それだけに真面目で深刻な内容について、観た後の感想を軽はずみに出すのは不安だったりもします。けれど『華氏911』にしても、この作品にしても、同じように強く思うことは「金と、権力・地位と、情報(のコントロール)」がいつも人を脅かしているなということ。情報といえば「みんなで助け合おう」てな考え方が出てくると即座に「共産主義」て言葉が出てきちゃうんですね。なんで特定のカラーに分類し「敵か味方か」みたいな単純判断するんだろう? ところで若い頃は「アメリカに生まれたかった」とか「ハワイで暮らしたい」とか思ってたけど、もうアメリカには幻滅。病人から約束の金をいちゃもんつけてふんだくったり道に放り出したり、もう人間じゃないですね。アメリカを船に例えると、乗せた黒人をたくさん海に放り投げた『アミスタッド号』みたいです。フランスもイギリスもまるで興味なかったけれど、この作品観てフランスやイギリスやカナダの人々の生活について興味が出てきました(疑いも含んだうえですが)。[DVD(吹替)] 8点(2011-02-02 16:05:27)

476.  マジック 『ジュラシック・パーク』で生みの親ハモンドじいちゃんを演じてた人が監督した映画。冒頭で主人公のマジックショーが空回りするシーンは良かったと思います。こっちが冷や汗出そうな寒さでした。あとは非常につまらなくて長く感じました。人形がいないと二重人格が成立できないことも不自然に感じるし、人形に5分しゃべらせないのも苦痛な人が、人形なしで他人と5分を裕に超える時間を平然と過ごせる仕組みもハテナ。冒頭に1点[DVD(字幕)] 1点(2011-02-02 15:15:46)

477.  遠い空の向こうに 《ネタバレ》 盗まれた展示物を不理解な頑固親父が作ってくれるところが感動のツボなのかと思いながら、そこにそれほど感動できずにいたのですが、その親父が息子に「お前のヒーローに会ったんだろう」と言った後、息子の返した言葉に目頭が熱くなりました。頑固で、息子に対し不理解に見えても、仕事熱心で人望もあり情や正義感もある人だと分かる場面がいくつかあるので、そんな親父さんと主人公の根っこが見つかって繋がる最高の場面だと思います。[DVD(吹替)] 8点(2011-01-23 01:46:08)(良:2票)

478.  インセプション 《ネタバレ》 『プレステージ』で詐欺のような無駄時間を経験したので、同監督のこの作品も全く期待はしなかったが、ここでの高評価を確認すべくチェック。結果、時間の無駄にしか思えなかった自分が不安になったが、まかださんの書き込みにホッとした次第。まかださんと全く同じ感想を持ちます。それに加えて思ったことを書きます。自分が見た夢の出来事ですが、空一面を覆う無数のパラシュートに気づきその荷物のひとつが庭に落ちたので箱を開けるとうんちが入っていたり、チャンバラや時代劇には全く興味もないのにお侍さんになっていたり、明日試合を控えるボクサーなんだけどお腹が大きい妊婦さんになっててボディブローが心配で試合放棄を考えたりしたことがあります。とにかく夢ってもっと荒唐無稽だと思う。毎度突拍子もない夢ではなくとも、突然場所が変わったり、それまでいなかった人が突然現れたり、あまり関わりのないはずの人から唖然とするようなこと言われたりして、もっとつじつまがおかしな世界だと思う。そもそも何の夢を見ようと計画してその通りに見れるものじゃないし、ドリカムの歌にもあるように、夢で会おうと思って特定の人に会えるものでもないです。ましてや他人の夢のなかで本人以外がそれをコントロールできちゃったり夢を見る主を説得したり、何度でも同じ夢の場所に行けて続きを見られたりなんて、設定上の説明や説得力がなくてついていけない。主人公の妻のストーリーは『惑星ソラリス』の二番煎じ感が強烈。蹴られて転んだら夢から覚めるとか言うけど、いきなり床が抜けて飛び起きた経験を持つ人はいるでしょう。つまり誰から何もされないうちに計画未遂行のうちに目覚めることもあり得ます。エレクトロニックな仮想空間ならまだしも「夢」という世界であらゆることがコントロールでき過ぎ。そして、まかださんが既に言ってますが、自分でも再度言わずにおれないのが「夢の中でどれだけ派手な攻防やアクションが展開されても何の緊迫感もない!」ということ。この監督、バカにしか思えなくなりました。何でもアリなら、この映画より自分で夢みてる方がマシ。[DVD(吹替)] 1点(2011-01-23 01:08:58)

479.  ミスト 《ネタバレ》 あんまりなラストなので「こんな気分になるために金払ったんじゃな~い!」と叫びましたが、将来自分が自殺なり心中なりしそうになったら、この映画のラストを思い出して「もうちょっと待ったら、いいことあるかも」とか思うかも?? 人が殺されて(カルトおばさんズドン)「やった!」と喜ぶ自分を発見させられた映画も初めてで、その点では優れていると思いました。しかし、あのラストに向かうなら「そうするしかないよねー」と説得させるだけの絶望感をもうちょっと演出してほしかったです。僕なら怪物に襲われる直前まで決行しないなぁー。外に出たら誰も無事でいられないかのような内容を延々と見せながら、あのおばさんが外へ出て行きのびたのを見せつけるラストは気づいてない人も結構いるし不親切。どうせならスーパーに残った人々があの軍の車に乗ってて「なんでじっとしてなかったのー?」みたいな顔見せた方が、よほどショックだろうに。【追記】初めて観た時はラストにかなり腹立たしい気持ちになったのに、この作品のバッドエンドは時間が経つと許せるようになったのが不思議です。たとえばイーストウッド映画のバッドエンドなんか僕は絶対許せないのに、この映画はそれ以上に後味悪いのに許せる。なんでだろうと考えてみると、悪人が健気な善人をダメにして平然と過ごすような終わりではないし、自殺を美化もしてないからだと思う。この映画のバッドエンドは自分の手で引き起こしているから、自分の気持ち次第で運命を変えられるというのが大きいのだと思う。この話には宗教が強く絡んでいるけど、キリスト教は自殺を認めないんですよね。それまでどんなに懸命な生き方をしていたとしても。ずいぶん昔、体に損傷が起きたのに医者にも原因が見つけられず見捨てられた。歩けないうえに苦痛に苦しむ生活を終わらせるために自死を考えたことがある。それを一日延ばしてダメ元で行った最後の病院で、ようやく原因を発見され、僕は今こうして生き続けている。この映画のラストはものすごく後味悪いけど、意地悪なのではなく「早まるな! 一寸先に希望がないって誰に言い切れる?!」って呼びかけてる良心があると思います。だから許せるんだと思う。もしかしたらこの映画で命拾いした人がいるかもしれない。というわけで7から9点に変更。[DVD(吹替)] 9点(2011-01-20 18:30:33)

480.  カラーパープル(1985) 今のところスピルバーグ監督作品では最も好きな作品です! というか同監督作品ではダントツに好きな作品です! これ以降のスピルバーグ作品はどうでもいい感じしかしないけど、この作品だけはもう・・・感情が正常に反応できて心が揺さぶられます。常人では到底真似できない、反吐が出るほどの良い子ちゃんの話しでもなければ、冷徹すぎる悪人の醜行を淡々と映すよな、感情が擦り切れた感じもなく、わざとらしくギャーギャーわめくだけのバカ生意気ガキが終始進行をぐちゃぐちゃにすることもありません。人間の愚かさや温かさの描き方が適切なレベルを保っている感じです。要するにこの頃はまだ監督が映画ファンをナメ切っていなかったと思えます。この映画が全くオスカーを穫れなかったことがアカデミー賞の七不思議と言われたのもうなづけます。本作は原作者の熱い勧めでウーピーがデビューを飾った作品ですが、僕個人はテレビ番組の司会者オプラ・ウィンフリーのソフィア役の演技も強く印象に残しています。またジョン・ウィリアムズが音楽を担当しなかったスピルバーグ映画というのも珍しく、クインシー・ジョーンズの音楽もなかなかでした。とくにカミソリのシーンの音楽と妹の手紙のシーンの音楽は強く印象に残ってます。 【追記】オスカー狙いだとかよく言われるみたいですが、どこかで読んだ情報では、監督はこの作品を作ることにかなり躊躇していたそうです。それまで自分がSFやファンタジーの路線で走ってきた人間であることを十分承知していて、そんな自分が全く毛色の違うこの話を監督できるのか戸惑いもあったとか。音楽を担当することになるクインシー・ジョーンズが監督の背中を押したそうですよ。スピルバーグ今は嫌いですが、これを作った後の言われようだけは、監督を可哀想に思います。レズビアンたちからもかなりバッシングされたとか。この作品を周囲がまともに評価してたら、監督はもっとマシな大物になってくれたのではと思って仕方ないです。彼はきっとこれ以来感情を擦り切らしたのだと思います。自分だったら、ふてくされるだろうし、作品作りが怖くなるだろうと思う。それを乗り越えて「どうせ好き勝手しか言わないんだから、そいつらからテキトーに金出させりゃ良いんだ」となってしまった気がしてなりません。[映画館(字幕)] 9点(2011-01-20 16:07:47)(良:1票)

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