みんなのシネマレビュー |
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501. TAXi2 突然長官が宙を舞い、おいおい、うちらの大臣に何してくれてんだよと思ったが、石破の顔が思い浮かんでツボにはまってしまった。これを見た外国人が日本を馬鹿で愉快な文化を持つ国だと思い込むならむしろ微笑ましい。もはやカーアクションではなくポリスアカデミーだがまあ前作よりは笑えた。惜しむらくはフランス語映画と思い吹替えにしたのだが、よりによってこの内容なので字幕で見たほうがよかった。[ビデオ(吹替)] 7点(2005-12-09 07:51:40) 502. めぐり逢えたら さすがに作中で他のラブロマンス映画を異常なほどリスペクトするほどのラブロマンスマニアだけありすっきりと纏まった当たり障りの無いラブロマンス。メグライアンが浮気ストーカーなこともチビが性悪になるほど入れ込んでたことも運命の一言で片付けてしまう強引さが素敵だ。面白かろうとつまらなかろうと少なくとも気分を害することはないので、こういうデートで何を見ればいいのか迷ったカップルに鉄板の映画もあっていい。[DVD(字幕)] 8点(2005-12-09 07:46:43) 503. ウディ・アレンのバナナ 途中から痛々しくて見てられなくなったが頑張って最後まで見た。映画を見てて顔が引きつったのは初めて。法廷シーンでは映画を見てて初めてキレそうになった。勘弁して欲しい。面白いと思ってやってるのか、つまらないのはわかっててあえてやってるのかどっちなんだ。[DVD(字幕)] 1点(2005-12-09 07:10:24)(笑:1票) 504. シティ・オブ・ゴッド 複数のストーリーが併走しているし、無名役者、初見役者(しかもみんな似たようなパンチ頭)だけの映画なので登場人物整理が難しく今ひとつ話に入り込めなかったのが残念だが「彼らの境遇」は理解できた。カメラワークが秀逸で迫真力はあるが史実とはいえ弾が飛交い人が次々と死んでいく「動」の作品で、「静」で魅せたゴッドファーザーのような深さは無かった。ある意味対極に位置する存在。面白い映画ではないが見る価値はある。[DVD(字幕)] 6点(2005-12-08 00:34:44) 505. ふたりの男とひとりの女 ジム・キャリーの壮絶な一人芝居。正にジム・キャリーあってこその映画。下品で内容の無い脚本はダム&ダマーと同じだが、それと比べるとイマイチ笑えなかったので及第点程度。白かろうと黒かろうとチビだろうとデブだろうと障害者だろうと健常者だろうと分け隔てなく「差別化する」逆「無差別精神・個性差別化精神」はこれからも貫いて欲しい。[DVD(字幕)] 6点(2005-12-07 16:36:44)(良:1票) 506. 招かれざる客(1967) 父親は娘が黒人と結婚するからというより、リベラルだと信じてきた自分も結局内にはステロタイプ化された見方が潜在していて、このような状況に意図せずとも拒否感を感じることにこそショックを受けているように思える。単に白人黒人の人種差別ではなく、現在も過去も普遍的に社会に存在するそれこそこの作品の本当のテーマではないかと感じた。黒人であるメイドが誰よりも結婚に拒絶を示していることが彼女が育つ過程で取り巻かれてきた環境を表しているようで象徴的。[DVD(字幕)] 9点(2005-12-07 16:18:41) 507. TAXI NY 続編というか関連作だと思ってたらリメイクですか。「笑い」の部分はフランス版よりはるかにパワーアップしてるがお色気路線はまあ良いとして、如何せん主人公がクールな「走り屋」に見えず、気のいい近所のかあちゃんにしか見えない。もっと気の強い演技ができる女優は居なかったんですかね。本家より出来はいいので先にこっちを見てれば7点だが後発リメイクでこのレベルは減点対象。[DVD(字幕)] 6点(2005-12-07 01:59:24) 508. 花嫁のパパ(1991) まあ笑いはあるし飽きさせないコメディ映画ではあるがいかんせん弱い。ただの結婚式はこのようにやりましょうという宣伝のようにも思えてくる。中途半端なシリアス路線がどうも。それなら「のび太の結婚前夜」のほうがよっぽどすっきり纏まってるし。駄作ではないが佳作でもない。[DVD(字幕)] 6点(2005-12-07 01:51:45) 509. オーシャンズ12 なんて幼稚なストーリー、こういうの「名探偵コナン」で見たことあるぞ。アホらしすぎてこれじゃあどうしようもない[DVD(字幕)] 3点(2005-12-06 01:49:35) 510. パルプ・フィクション クライム系話のオムニバスかと思いきや、時間軸をずらしながら見事に纏めた。タイトルで自ら認めるように本当にくだらない中身の無いクライムムービーなのだが、相変わらずのセリフの長さと多さを誇る主人公達の「駄弁り」で客を飽きさせない。聖書の言葉も便所の落書きと大して変わらんとでもいいたげな強烈な皮肉。人によっては嫌悪感を抱く映画であろうが、何も考えずに見ると、、、楽しい。相手にあえて撃たせてまた「奇跡」が起こるか試すようなラストも期待したが…[DVD(字幕)] 8点(2005-12-05 19:01:17) 511. 素晴らしき哉、人生!(1946) もし自分という物が存在しなかったとしたら世界の流れにどのような影響を与えていただろうかという漫画的でよくあるようなストーリーが軸の人生賛美ファンタジー。善と悪の構図をはっきり対立させ伏線を張りながらしっかりと起承転結で纏める物語の作り方の手本のようなストーリー。こういう作り方をしてくると、特別感銘を受ける内容ではない平凡な映画であっても大きな欠点が無いし、普通に楽しめるので高得点を付けざるをえない。[インターネット(字幕)] 8点(2005-12-05 14:12:12) 512. アナライズ・ユー どうもコメディ色が薄く真面目なマフィア映画色が強くなってしまった。慣れもあるだろうが、前作の「カタギの一般人とマフィアのボスのありえない絡み」の面白さが薄れてしまっていると思う。結婚式に突然マフィアのボスが親しげに現れたり、自宅にぶっとんだプレゼントが届いていたりといった辺りが前作の面白さだったので、そういうのが無い今回は今ひとつ楽しめなかった。デニーロを観察するのは相変わらず面白いけどね。実はNG集が一番面白かったりする。[DVD(字幕)] 6点(2005-12-05 03:36:46) 513. めぐり逢い(1957) 母親に関する所の話や最後の終わり方なんかは中々だが絶賛するほどでもない。観客の同情を買おうというのかどうにも展開が強引すぎて逆に引いてしまう。タイタニックで号泣できるような素直な人にはお勧めできますが。というか俺が見たのが間違いだった。女性向けの映画[DVD(字幕)] 6点(2005-12-04 01:53:29) 514. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ クオリティは高い作品だが奇を衒いすぎて釈然としない内容になってしまった。脚本の欠陥を世界観で補おうとしている感じ。何度も見ると良さがわかるタイプの映画であろうがこの長さじゃなんとも…[DVD(字幕)] 6点(2005-12-04 01:45:56) 515. マイアミ・ガイズ -俺たちはギャングだ- こういう馬鹿コメディな空気の映画は好きだがこの作品はどうも中途半端。同じパターンを繰り返す手法や、マフィアのボスのアニメのような笑いの取り方といいB級にもほどがある。これだけの名優が揃ったんなら筋だけでも本格的なマフィア映画にして、そこにコメディタッチで色をつけるようなこともできたはずだ。名優達の晩年というのにも重ね合わせるような雰囲気を出したかったんだろうがギャグも含めて見事に駄々滑り。しかしマトリックスでブレイクしたての頃のキャリー・アン・モスまで出てるとはね…[地上波(吹替)] 5点(2005-12-03 04:17:16) 516. ヒート 現代クライムムービーの2大スターが共演。デニーロファンやアルパチーノファンが多く見る映画に中途半端なラブストーリー併走させちゃいかんと思う。いちいちそういうシーンが入ると緊張感も途切れる。もっとデニーロなら「ヤマ」に関する行動、パチーノなら職務的な行動で埋めてもらいたかった。ラストも決着とかじゃなくもっと気の利いた終わり方は無かったものかね。こんな決着じゃただの勧善懲悪映画だ。ガンアクションの魅せ方もあまり上手くない。デパルマ辺りに撮ってもらいたかった。デニーロとアルパチーノじゃない期待薄の映画だったら7点はつけるけどね。[DVD(字幕)] 6点(2005-12-01 12:42:19) 517. アナライズ・ミー 見る前にまずいままで見てきたデニーロという役者はどういう役者だったか完全に自分の中でイメージ化してから見ると倍楽しめる。普段の自分のイメージを逆手に取ったギャグが満載で、医者に向かって「Do I look like a guy who panics?」と凄んだり、逆にタクシードライバーの調子で「You're good」とやったり。とにかく前にデニーロを見ていればいるほど楽しめる。マフィア映画によくある「雰囲気で先の展開が読める」空気や、マフィア映画の典型的展開も利用しているので、マフィア映画が好きな人ほど良いでしょう。[DVD(字幕)] 8点(2005-11-30 18:14:49) 518. いとこのビニー コメディだが本筋はノーマルな法廷モノ。コメディ部分は一時代前のワンパターンなアメリカンジョークで人によっては白けるだろうが、法廷部分がキューティブロンドのようなおちゃらけた内容ではなく結構しっかりした話で、むしろコメディというより法廷モノ映画である。ともあれやはりこの作品がここまでの完成度を保つことができるのはジョー・ペシのカリスマに依存するところが大きい。出来ればパロディ的に度重なる騒音にいつもの調子でブチキレてグッドフェローズな勢いでその辺の物を蹴りまくるジョー・ペシとか見たかったなあ。それにしてもマリサ・トメイはこの作品でアカデミー賞助演女優賞を取っが、格に拘るアカデミーがまさかこんなB級作品から主要部門を輩出するとは。というかノミネート自体異常だ。まさかよくあの難解なセリフを早口で言えたなあというアカデミーまで巻き込んだ壮大なジョークとかじゃないだろうな[DVD(字幕)] 8点(2005-11-30 03:19:32) 519. 女王陛下の007 シリーズ第6作。今回はとにかくスタントとカメラマンが良い仕事をしたとしか言いようが無い。凍結した道の上でのカーチェイス、車相撲やスキーチェイス、ボブスレーチェイス、ロープウェイでの綱渡りとアクションがバラエティに富すぎ。印象的なラストシーンまで含めて第2作と並ぶシリーズ最高傑作のうちの一つでしょう。第2作よりも機知に欠けていたので2作目よりは点数を低くしてありますが並ぶほど面白い作品です。ボンドが単発代打になったが特に問題なし。スキー場で感じるあの白々広々とした清涼的な開放感に溢れる作品です。[DVD(字幕)] 8点(2005-11-29 19:23:40)(良:1票) 520. カジノ 《ネタバレ》 マフィア映画といえばファミリー全体を捉えた映画、一人ののし上がり話にしてもマフィア全体の中での位置づけを描いた(つまり周りの人物も深く描いた)映画が多いのだが、これはデニーロとシャロン二人の関係がほとんど中心として作用している。名作グッドフェローズのスコセッシ・デニーロ・ジョーペシトリオが再び見られたのは良かったが、前者のようなマフィア映画が好きな自分にはどうも消化不良の映画であった。主人公の語りで進むスタイルも食傷気味。今回目に付いたのはシャロン・ストーンの狂気の演技。マフィア映画にはこのような女がよく登場するが、その中でも彼女の演技は飛び抜けている。それにしてもマフィア映画といえば(アメリカ映画には珍しく)バッドエンドが定番だが、この映画は珍しい(一般には定番の)エンディングを迎えたため、なぜか安っぽく感じてしまった。[DVD(字幕)] 7点(2005-11-29 02:38:45)
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