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プロフィール
コメント数 2257
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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521.  エグザム 《ネタバレ》  よくあるシチュエーションスリラー。閉鎖空間サスペンス。範囲が狭いと動きや展開が限定されるため退屈に感じちゃうこともあるのですが、この作品は面白かったです。  全人類の約半数が感染?っていう謎の終末感は個人的には蛇足な味付けでした。  急にSF。急にザ・フィクションって感じになってしまいまして。  当事者の気持ちで映画の世界に浸っていたところ、急にはじきだされた感じがします。『いや、これ作りもののお話だから。フィクションだから。マジになってんじゃないよ。』って、リアルな雰囲気をぶち壊されたような気持ちになりました。  ただ、この設定がエンターテイメント性を強くするのに一役買っているのも確か。  『しょせん入社試験』だったのが『命や人生に関わる試験』へとその意味を変えていきます。  ある者は自分のパートナーを救うため。ある者は病に冒された自分自身を救うため。文字通り命がけでこの入社試験に臨んでいるわけです。  登場人物はみな個性的。ホワイトにしろブラックにしろブラウンにしろ、ちょっと暴力的かつサディスティックな人間が多いのは気になるところではあります。  ラストのオチは一休さんかと思いました。さんざんもったいつけといてそれかー。なんか答え教えてもらってもスッキリするようなカタルシスはないですね。第一、このオチであればメガネ+ガラスで見える文字のトリックは不要でしょ。  オチはともかく、緊張感の作り方はうまく、攻守交替していく展開はスリリングで見応えがあります。  状況次第で誰しもが加害者にも被害者にもなりうる。これぞシチュエーションスリラーの醍醐味です。[DVD(字幕)] 7点(2020-07-14 07:57:55)《改行有》

522.  マジック・イン・ムーンライト 《ネタバレ》  ウディ・アレン監督の作品は登場人物がせわしないイメージがあって苦手意識を持っていたのですが、これは面白かった。  まずエマ・ストーン演じるインチキ占い師がかわいい。これ大事。正直彼女の魅力が少しでも足りなければ、随分とつまらない映画になっていたことでしょう。  そしてコリン・ファース演じる、合理主義で傲慢で皮肉屋なマジシャン。このキャラが結構好き。歯に衣着せぬ物言いで、言いたいことを言いまくる。いつもだったら『うるさいなー。』って感じるところ。ところが今回はそのウィットに富んだ切れ味鋭い毒舌が妙にクセになる。  ストーリーは昔ながらのシンプルさが何とも言えない趣を醸し出す。『凄腕マジシャンがインチキ占い師のウソを暴く』+『恋愛』。最初はライバルのような関係だった二人が惹かれあっちゃう、いつの時代だよっていうくらいベタな展開。  主人公の婚約者にしろ、ウクレレ王子にしろ、恋愛が必要以上にドロドロしていないのも良いですね。後味爽やかです。  そーゆー余計なところに時間をかけず、コンパクトにまとめる潔さが好きです。  ずっと記憶に残るような映画ではありません。ですが少なくとも2、3日はちょっと楽しい気分にさせてくれる、『幸せおすそ分け』的良作エンターテイメントです。[DVD(字幕)] 7点(2020-07-14 04:26:24)(良:1票) 《改行有》

523.  瞳の奥の秘密 《ネタバレ》  猟奇殺人好き。単純明快なサスペンス好き。なので自分の好みと合致している作品。  最初は殺された女性の旦那が犯人か?と思っていたのですが、全然違いました。私はいつも『犯人顔』かそうでないかで推理しちゃうので、絶対犯人だと思ったのですが、そもそもミステリー系の作品でもなかったですね。  これはサスペンス形式のラブストーリーなんだと思います。  亡き妻への一途な愛を生涯貫く男。  その男に感化され、自分の愛を全うしようと決意する主人公。  いやね、別にいいんですけどね。私は『サスペンス』と思って見ちゃったものでして。  主演二人のラブストーリー。これがちょいちょいじゃまだなーって。テンポを悪くしているなーって。  でも実はそっちがメインなのか?もしかして?  サスペンスがとてもよくできているので、サスペンス1本でいってほしかったです。  主人公二人はそれとなく仕事を通じて惹かれあっている。それぐらいの描写にとどめてさ。90分くらいにきゅっと短縮してくれたら、更に高評価になったかもしれません。  あまり見る機会のないお国の映画なので、そういった意味では興味津々で見ました。[DVD(字幕)] 7点(2020-07-12 14:56:01)《改行有》

524.  あと1センチの恋 《ネタバレ》  いや、面白いんだけどさ。確かに面白いのだけれども。なんか気に入らないんだよね。主演の二人が。  アレックスはやたらフラフラしていて、近づいてくる人とはみんな付き合っちゃう。でもどっかロージーのことがいつも気になっていて。・・・それって付き合う相手に対してかなり失礼、というか普通にひどくないですか?  例えばベサニー。ぱっと見は派手なんですが、実は浮気もしていないし、ちゃんとアレックスだけと付き合っています。それプラス、ルックスの良さを考えればすごく良い彼女と言えます。だからアレックスは結果としてベサニーには結構ひどいことやっちゃってます。  ロージーはロージーで、好きでもない男の子供を身篭って出産。しかもアレックスには秘密。なのに、アレックスが交際相手との間に子供ができたと知るやいなやぶちぎれる。いやいや、自分勝手すぎませんか。  ロージーとアレックスは美男美女。それも『誠実そうに見える美男美女』。つまり、二人の内面や人間性ではなく、その誠実そうなルックスで、無理矢理二人の生き方に正当性があるように見せています。  実際、私も『お前らなー』って思いつつも、応援しちゃっている。  いかんいかん。目を覚ませ。みんな騙されるな。悪いやつらやで、こいつら。[DVD(字幕)] 6点(2020-07-09 02:59:00)(笑:1票) 《改行有》

525.  アリス・クリードの失踪 《ネタバレ》  全編誘拐犯のみが映し出される異色のサスペンス。正直たった3人の出演者でよく頑張っているなーと思います。  ですがそれだけで100分もたせるのは至難の業。  この作品はよくできているほう。なにしろ最期まで緊張感が途切れない。誰が怖いとかじゃないんです。このシチュエーションがなんか怖いんです。常に一触即発の状況に、ずっとドキドキしっぱなしなんです。  ただそれもいずれ限界がきます。なにせ人間、どんな状況でも順応しちゃう。見ている側もちょっとこの状況に慣れてきちゃう。さらには、途中からさすがにアリスの両親の存在も警察の存在もだんだん感じ取れなくなってきて。もしかしたらヴィックの狂言なんじゃ?と疑ってしまったくらいです。  3人の出演者だけ。それがこの映画のミソなんでしょうけど、個人的にはアリスの両親や警察の姿を少しくらい出しても良かったんじゃないかなと思います。  終わり方はこのうえなく良かったですね。  最も絶望的だったアリスが、自由も財産も手に入れる。これがアリス・クリードの失踪の真実。  ダニーは一人勝ちだと思われたのに、車中で人知れず失血死。その切ない最期がなんかすごい良かったです。[DVD(字幕)] 7点(2020-07-07 03:12:38)(良:1票) 《改行有》

526.  アベンジャーズ/エンドゲーム 《ネタバレ》  前作の『インフィニティ・ウォー』で最悪の終わり方をしたので、一刻も早く続きが見たかった本作。ですがこれを見る前に、『アントマン&ワスプ』と『キャプテン・マーベル』は見ていたほうが良いみたいなので、『ああ、もう!』って思いながら2作とも見ましたよ。ほんとにもう。ここに来るまでが長いったらありゃしないよ。  やはり映画は1話完結を守ってほしいものです。たとえシリーズものであっても、それは最低限守られるべきだと思うのですが。『続きが見たい』とか言っている時点でもはや連続ドラマでしょう。  で、本作。アントマンからの知恵によって、過去からインフィニティ・ストーンを取ってくる作戦。みんなで手分けして手に入れるその展開はテンポよく、軽いアクションあり、ドラマあり、なかなか楽しませてくれました。ドラ○ンボールみたい。  全部手に入れて指パッチン。みんな復活。手ぐるぐるの、勢ぞろい。もちろん敵もフルメンバー。そして最終決戦。そりゃあ盛り上がります。映画でこんなテンション上がったのは久しぶりかもしれないです。  ただねえ。最終決戦にブラック・ウィドウがいない。それはだめじゃないですか。女性ヒーローが勢ぞろいする瞬間があって超かっこいいんですけど、ここにブラック・ウィドウがいないのはどー考えてもおかしいでしょ。  せめて最終決戦、戦いで散ってほしかった。  基本的にこーゆー『お祭りヒーローもの』でヒーローが死ぬのは好きじゃないんです。そのプロセスにおいてはいくらピンチがあっても構いません。それを乗り越えるカタルシス。それが見たいのです。死んじゃだめ。  どーしても死んでもらう必要があるのであれば、それ相応の納得できる理由、相応しい散り方ってもんを演出してくれないと。今までずっと見てきたなかでも、ブラックウィドウは大好きなキャラ。なのにこんな最期、ひどいじゃないですか。  しかも前作でガモーラが同じ運命辿っているわけで、それを今作もう一度今度はブラック・ウィドウでやるってのはいくらなんでもあんまりじゃないですか?  映画は面白かったけどさ!![ブルーレイ(字幕)] 8点(2020-07-05 05:06:35)(良:5票) 《改行有》

527.  LOGAN ローガン 《ネタバレ》  『真面目かっ』ってつっこみたくなるほど真面目。  そして暗い。グロい。地味。ローガンとチャールズが、なんかずっとつらそう。はっきり言って、二人のこんな姿は見たくなかったな。アクションもストーリーも、爽快とは程遠い内容です。  出てくる人がみんな死ぬ。  スピンオフ作品とはいえ、X-MENシリーズであることに変わりはない。人それぞれ求めるものは違うかもしれませんが、多くの人がX-MENシリーズに求めるものは、ヒーローじゃないのかな。  この映画にヒーローがいますか?  小さい頃応援していたウルトラマンや仮面ライダー。彼らがヨボヨボになった挙句、チョロチョロのスペシウム光線しか出せず、敵にフルボッコにされて殺される。そんなシーンを見て誰が喜ぶのでしょう。  『アポカリプス』や『ダークフェニックス』をまだ見ていません。  どうやらその後の作品らしいので、先にこちらを見てしまったことを後悔しています。  この2作品を見るときに、『どーせローガンとチャールズはよぼよぼになって死んじゃうしな・・・』って思わないことを祈るばかりです。  ただ、X-MENシリーズとしては個人的に最低ですが、一本の映画としての完成度は高いかと思われます。  派手な超能力バトルを期待するとがっかりするでしょうね。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-07-04 10:31:01)《改行有》

528.  サロゲート 《ネタバレ》  言いたいことは山ほどあるけど、とりあえず車はいらないでしょう。  サロゲートの脚力、跳躍力。更には疲れを知らないときたもんだ。だったら職場まで全力疾走させれば良い。みんなサロゲート持っているんだったら、まず車社会でなくなってないとおかしい。  それに仕事はともかく、娯楽やプライベートまでサロゲート使うかな。それって人間心理に反してないですか?きつい仕事や危険なことはサロゲートを使うでしょう。ですが楽しいことは基本自分でやりたいはず。もちろん容姿に自信がなくてサロゲートを使う人はいるかもしれんけど、少数派のはずです。  で、『世界人口の98パーセントがサロゲートを使用』フムフム。まあ、いいでしょう。  『犯罪は激減。人種差別はなくなりました。人類が抱えてきた難問は短期間で解決しました。』ほほう。そりゃすごいね。それでそれで?  『戦争だー。どっかーん。サロゲートが闘うからゲームと変わんねーぜー。』っておい。人類最大の難問である戦争がなくなっとらんじゃないか。それともアメリカにとって戦争は人類が抱える難問とはとらえていない?そりゃ恐ろしい国だぜ・・。  まあ、なんか文句ばかり書きましたが、それなりに面白い作品ではあります。  世界観だけにおんぶにだっこではなく、しっかりストーリーが考えられているところは好印象。まあそれが面白さにつながっているかどうかはまた別の話ですが。  魅力のある登場人物が一人でもいれば違ったかも。ひまつぶしにはなりますが、人にオススメするにはあと一歩って感じです。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-07-03 00:10:14)(良:1票) 《改行有》

529.  ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 《ネタバレ》  ブラック会社勤務経験者です。  今現在働いているところも、周囲から言わせればなかなかのブラックらしいのですが、それまでのとこに比べれば数段マシなので天国のように感じています。  まずブラックなところは、働いている人間にブラックと気付かせないからブラックなんですよね。ブラックだと気付けば手のうちようもあるし、自分の責任だとは思わないから問題ないんです。ブラックな会社は、まず『会社の責任』ではなく『本人に問題がある』と思わせます。これ大事。  そして、藤田さんみたいな人が一人もいないからブラックなんです。藤田さんみたいな人が一人でもいれば孤独ではなくなります。孤独か孤独でないか。この意味はもの凄く大きい。  確かにリーダー、井出、経理。この辺りは人間的に問題はあるかもしれません。ですがぬるい。自分達が手をぬき、新人に仕事を押し付け、それでいて悪いのは新人のほうだと洗脳する。こーゆー人間がわんさかいるのがブラック。品川リーダーはうるさいだけで怖くないし、井出は論外。領収書を握りつぶす経理だけがやっかいかもしれないですね。  映画用にデフォルメされたキャラではあるんでしょうけど、そもそもここまであからさまに仕事を押し付け、暴言を吐けば、タダではすまないのは加害者側です。コメディとはいえ、現実感に欠け過ぎると、やはり虚構の話なんだと白けてしまいます。  で、結局この映画は『ブラック会社で働くとこーなる!』みたいな警告をするつもりはないのでしょう。  入り口はそうだったのかもしんないけど、出口は真逆。  『働くってことは、生きるってことはこーゆーことなんだ。甘ったれるな。』ってことになっています。  職場の人間と力を合わせて苦難を乗り切り、一大プロジェクトを成功させる。そこに描かれるのは主人公の成長。立派な社会人となった主人公は笑顔で尊敬する先輩を送り出す。  ぱっと見はブラック。ですが実際は『こーゆー会社が人を成長させ日本社会を支えている』という至極肯定的な内容になっています。それで良いと思います。  本当のブラック会社を見せてやりたい。こんなもんじゃないから。[DVD(邦画)] 6点(2020-06-30 11:05:06)(良:2票) 《改行有》

530.  きみといた2日間 《ネタバレ》  ヒロインは微妙。性格も容姿も好みではありません。男もイケメンではないし、ブサイクでもない。そして性格はちょっと嫌なやつ。だから前半は正直そんなに気持ちが入らないんです。  ただ、2人の関係が改善されていくにつれて、ちょっと二人に同調している自分がいる。不思議な感じ。いつの間にかこの作品のもつ融和性にとりこまれてしまったようです。  下ネタ、あんま好きじゃないです。笑えないし。ですがこの作品のはぎりぎり許せる範囲。  男の彼女が戻ってきて、『今までイッたふりしていた?』と尋ねるシーンはかなり面白かった。やっぱ気になってたかー(笑)。  同じ下ネタでもセンスがあるのだと思いました。  で、こーゆー作品のお約束。『おお、なんか良い雰囲気になってきたー。このままうまくいくのかー?』ってところからの破局。そーゆーラブコメの定石はきっちり守っています。二人が結局別れ、ラストで再会するまでの流れが切なくて好き。  こーゆーので良いんですよね。なんでもひねれば良いってもんじゃあありません。ハッピーエンド万歳です。  ドラッグがちょっとひいたかな。昔の映画に比べ、今の映画って一般人も当たり前にばんばんドラッグやっている現実が怖いです。[DVD(字幕)] 7点(2020-06-28 20:36:51)(良:1票) 《改行有》

531.  ネイバーズ(2014) 《ネタバレ》  赤ちゃんは問答無用でかわいい。でも出てくる人たちは変な人たちばかりなので誰を応援していいものやら。  騒ぎたい若者達。静かにしてほしい子育て夫婦。この両者のご近所バトル。シンプルな構図でわかりやすいプロット。でも多彩な演出で飽きさせない。お互いの嫌がらせや妨害工作があの手この手で行われ、飽きることはありません。  ドタバタコメディの基本を忠実におさえた手堅い良作。続編が作られるのもわかる気がします。  ただねえ、エアバッグのイタズラを赤ちゃんがいる家に仕掛けるのはドン引きです。それはやっちゃだめでしょう。命に関わります。あくまで『若者』VS『夫婦』の構図に限定しないと。そこは守らないと笑えなくなっちゃいますよ。  馬鹿な若者たちが、一生懸命働く社会人、子育て世帯に迷惑をかけるのは許せません。でもね、この夫婦がいまいち応援したくなるような人物に描かれていないのが問題。もっとくそ真面目な夫婦のほうが、過激な妨害工作とのギャップも生まれてより面白かったと思うんですけどね。例えばマックが凄く仕事も頑張るし子育ても手伝うような立派な社会人であれば、もっと感情移入できた気がします。  前半は若者たちが一枚上手でフラストレーションがたまります。それに対し夫婦も反撃を試みますが、その成果がちょっと弱い。若者達のクラブをあと1ストライクで退学という保護観察状態まで追い込みますが、それも結果論ですからね。ですからたまったフラストレーションを払拭するほどのカタルシスが得られないわけです。  まあでも一番はやはりエアバッグ。ちょっと人として許せなかったので、最後まで飽きはしませんでしたがはまることもありませんでした。[DVD(字幕)] 6点(2020-06-28 15:30:17)(良:1票) 《改行有》

532.  シャーロック・ホームズ/シャドウ ゲーム 《ネタバレ》  1作目よりコメディタッチな演出が多くてそこは好き。  ただ、前作同様話の小難しさにオイテケボリにされることがしばしば。例えば、なぜワトソン夫妻が新婚旅行で襲撃されたのか、実はいまだよくわかっていない。  ただ、よく理解できていない部分があったとしても、おおまかなストーリーラインだけを追っていけば楽しめます。  要は戦争をおこしてひと儲けしようと企むモリアーティ教授ご一行様と、それを阻止しようとするホームズ御一行様の戦い。  天才VS天才、知力VS知力の戦い・・・ではもちろんなく、ほとんど『財力VS腕力』の戦いです。  今作でもジプシーの人たちや、ホームズのお兄さん、とにかくいろんな人たちが絡んできます。人がいっぱいでてくるから人物相関を把握するだけでも結構大変。なんだか疲れちゃいますね。  人がいっぱい出てくるだけでなく、仕掛けや陰謀もいっぱい。で、個人的には『なんかわかりやすいとは言えない映画』なんです。その辺りが前作同様、なんとなくしか楽しめなかった要因のひとつと思われます。  『じゃあなんで前作より1点低くつけたのか』と聞かれると、それはもちろんレイチェル・マクアダムスを殺しちゃったからなのです。だめでしょう、殺しちゃあ。そしてそれに対し、ホームズが吹っ切るのが早すぎるのもマイナス。最後のほうで、『実は生きていました!』みたいに再登場してくれると思っていたので、死にっぱなしで残念です。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-06-27 22:41:22)《改行有》

533.  シャーロック・ホームズ(2009) 《ネタバレ》  ちょっとなめてました。わかりにくいのか、小難しいのか、状況把握と人物把握に手間取りました。ですので、最初のうちはあまり楽しめず。本当に人物把握するだけでも大変。私の知力の問題?  ロバート・ダウニー・Jrとレイチェル・マクアダムスが好きなので、この二人がルパンと不二子みたいな関係で楽しませてくれるのは良かった。もちろんワトソン君も良い。イメージとは違いましたが。イケメンだし、なんか強いし、ホームズに強く出るし。まあホームズはホームズで途中からどっかの社長にしか見えませんでしたが。  シャーロック・ホームズが『相手の動きを何手も先まで読んで、その読み通りの超人的アクションで相手を制圧』なるほど、頭脳とアクションの融合。今回はそーゆーノリでいくわけですね。  と思ったら、途中からそーゆーノリが減っちゃって、アクションでは防戦一方。どーにもホームズの強さが一定に保たれていなくて、なんかもやもやします。  で、説明不足なのか私の理解力が足りないのかわかりませんが、途中途中で、ホームズ達が何を目的に動いているのかわからなくなるときがあります。状況把握しきれなかったことが、この映画にのめりこめなかった一因か。  なので、個人的には最後の種明かしは助かりました。ホームズが1つ1つ丁寧に説明してくれるんです。少しすっきり。だけどその種明かし、爽快な驚きにまでは結びついていないのがもう一歩って感じです。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-06-27 11:55:23)(良:1票) 《改行有》

534.  川の底からこんにちは 《ネタバレ》  ダメ人間が開き直って頑張る。その発想自体は好きだし、面白いと思う。  実際、最初の90分を我慢すれば、最後の20分はちょっとだけ楽しいかもしれないです。  でもね、この映画自体は結構マニアックなのではないかと思うのです。見る人を選ぶのではないでしょうか。  決してオーソドックスなサクセスストーリーではありません。いや、そもそもサクセスストーリーではないのか。  佐和子が開き直ってからが見ものだと思うのですが、その開き直り方がいかんせん弱い。  『もっと主張しろよ』といらいらさせる主人公。ダメ人間の健一。主人公以外も無気力と変人の集まり。  そんな負のオーラにつつまれた人々を散々見せられてフラストレーションがたまりまくったところで、待ってましたといわんばかりの佐和子の開き直り演説。いやいや。あの中身すっかすかの演説はなに。あんなんじゃ全然スッキリしないんですよ。  歌を作るのだって、てっきりスーパーとかで流すやつかと思ったのです。で、それがヒットして、蜆が飛ぶように売れて・・・。みたいな。でも実際は職場で社員が歌う歌。あとは蜆の値段とパックがちょっと変わっただけ。で、売り上げがなぜか倍増。意味がわからないんです。あれだけ『人生はままならない。でも頑張るしかない』って主張しておきながら、この安直なストーリー展開。『ちょっと気持ちが変われば誰でも成功するよー。』みたいに唐突なシフトチェンジ。  そんなんじゃカタルシスを得られないんですよ。頑張るんだったらもっと頑張って、アイデア出して、社員も家族もみんな一丸となってもらわなきゃ。さんざん我慢して見てきたのに、それに対する見返りが少ないのよ。  もっと素直でストレートな娯楽作品に仕上げても、この作品が伝えたいメッセージってのは伝わるのではないでしょうか。  私は終始この映画に出てくる人たちが気持ち悪くて仕方がなかった。特に健一。まじでくそすぎてイライラします。[DVD(邦画)] 4点(2020-06-26 12:10:34)《改行有》

535.  バッド・ルーテナント 《ネタバレ》  はっきり好き嫌いが別れそうな作品。私は嫌い。でもこの作品がもつエネルギーまでは否定できないのも事実。でも嫌い。  なにしろニコラス・ケイジ演じるテレンス刑事がまじでクソ。クズ。クズが警察権力をかさに違法の限りを尽くすわけです。もちろん共感なんてできるはずもなく。クズ人間のクズ人生を2時間たっぷり見せつけられるわけです。  テレンス刑事は冒頭の人助けで腰痛持ちになったの?痛み止めだけで足りないからコカインに頼っていたの?だったら同情の余地もあるんですが、そーゆー肝心なところはっきりしないのよ、この映画。  もしかするとこの映画って何か深い意味があったりするのかなー。例えば、こんなクズをぽんぽん出世させちゃう無能な警察組織への痛烈な批判とか?だとしても浅はかな私にはそのような真意が読み取れるはずもなく。  『こいつまじでクソだなー。いらいらすんなー。早く死んでくんないかなー』と思い続けていたら、まさかまさかの展開。  これだけ好き勝手やって、破滅するならまだしも、何だかんだで全部うまくいくってどーゆーこと?  教育上良くないと思います。[ビデオ(字幕)] 5点(2020-06-23 03:47:48)(良:1票) 《改行有》

536.  消されたヘッドライン 《ネタバレ》  まずはラッセル・クロウの思い切ったイメチェンに最初こそ戸惑います。しばらくすると慣れますが・・・・  そしてレイチェル・マクアダムス。大好きです。かわいいだけでなく、芯の強さを感じさせる演技が好き。良い女優さんになったものです。最初の頃こそ、ラブコメによく出ていた印象がありますが、この頃になるとサスペンス系にもちらほら。『パニック・フライト』とか。サスペンス系に起用されるのもちょっとわかる気がします。  で、この作品、面白いのですが、ついていくのはまあまあ大変。ポイントコープ社、スパイとしてソニアをスティーヴンのもとに送り込む。手引きしたのはファーガス議員。で、ソニアとスティーヴンは不倫関係。それはポイントコープ社としても想定していなかったかもしんないけど、チャーンス。邪魔なやつをつぶせるぜー。いやいや、そうはさせまいと、スティーヴンに恩がありポイントコープ社に怒っているビンガムが、まずは証拠隠滅に黒人少年を殺害。目撃者のピザ屋も殺害。ついでに元凶となったソニアも殺害。とにかく邪魔な人間は殺しまくる暴走ぶり。おそらくだけど、スティーブンにはビンガムのこの行動は予定外だったのではないかな。焦るスティーブン。失脚どころの話ではない。ブタ箱行きになってしまう。そこで一発逆転の策を思いつく。『全部ポイントコープのせいにしちゃえばいいんじゃね?自分が疑われることもなくなるし、ポイントコープ社もつぶせるし、一石二鳥じゃんか。そのためには・・・そうだ、マスコミを利用しよう。ちょうどアイツが新聞記者やってんじゃん。アイツに全部ポイントコープの仕業でしたって書かせて一件落着っしょ。』とまあ多分こーゆーことなんでしょうけど、あまりに浅はかすぎやしませんか。  真相がわかってもスッキリとはしない映画でした。  それ以前に、『いや、本当に理解できているのか、自分?』という一抹の不安を感じます。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-06-22 02:49:56)(良:1票) 《改行有》

537.  キャプテン・マーベル 《ネタバレ》  誰にでも変身できるスクラル人。その能力を駆使した地球での攻防。これが個人的には一番面白かった。  また、地球に降り立った後の、キャロルとニック・フューリーとのちょっとずれたコミュニケーションが面白い。二人の出会いのシーンなんか完璧。アクションとコメディとの融合がばっちりきまっています。  その一方で、シリアスパートは面白みに欠けます。『正義の味方』と『侵略者』、それが実は逆だった。その真相がサプライズにつながっていないのは問題かもしれません。『侵略者と思っていたスクラル人たちは実は難民だった』それをもう少し言葉での説明ではなく、劇的な演出で見せてくれていたら、感動やカタルシスを生み出したのかもしれません。  『主人公が圧倒的に強い』というシチュエーションは結構好き。圧倒的なパワーで蹴散らしてくれるだけでテンションが上がります。で、まあ本来はそのはずなんですが、今作の覚醒キャロルにはなぜかそこまで魅力を感じず。なぜでしょう。あまりにも唐突すぎたためかもしれません。それに、キャロルが覚醒するのも結局自分の気持ち次第っていうのがなんかね。  あとはスケールの小ささかな。舞台が地球にはなるものの、地球との関連性は低く、プライベートなストーリーに終始。なんかスケールちっちゃくないですか?やはり気持ちが高揚する瞬間ってのは、ヒーローが人々を助ける瞬間や、人々のために闘う瞬間だと思うのです。この作品にはそれが足りなかったように思えます。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-06-21 19:13:32)(良:1票) 《改行有》

538.  キャプテン・フィリップス 《ネタバレ》  ニュースでその存在は知っていましたが、ソマリアの海賊ってこんな感じなんですねー。  この映画、実話を元にしているだけあって、なんかものすごくリアルです。  後半はフィリップスの行動が短絡的に見られるシーンがいくつかありましたが、これってある意味自然なことかもしれませんね。  肉体的にも精神的にも追い詰められた人間がそうまともな判断できるはずもないのでしょう。  あるいは『船員達の命を守る船長』その立場であったからこそ、自己犠牲も厭わない勇敢さを発揮することができたのかもしれない。  一転、自信が人質となってからは、『自分の死』を急に身近に感じてしまったのか。船長と言う責任ある立場から解放されたことで、麻痺していた感覚が蘇ってくる。みんなを守る必要がなくなった途端、『死への恐怖』が心を支配し始める。  だとしたら、救命艇に乗ってからのパニックも理解できます。  フィリップは誰かを守ることで心の平静さを保とうとしていたのかもしれません。  救命艇に拉致されてからは、怪我した海賊のことを気遣います。それは海賊のためだけではなく、自分のためでもあったのかもしれないです。  ノンフィクションが基になっているため、救命艇に移ってからは娯楽性のかけらもありません。  ただ貨物船での攻防。これは文句なしに面白い。  映画に娯楽を求める私にとって、後半は正直ややつまんないし冗長。ですが緊張がずーっと続く臨場感とリアルな雰囲気、これがあるから最後まで目が離せない。  面白いかどーかと聞かれれば、そーゆー判断基準で見る映画ではないでしょうし、人によるとは思いますが、力作であることは間違いないです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-06-21 14:04:50)《改行有》

539.  アメリカン・ハッスル 《ネタバレ》  実話だから仕方がないけれど、カーマインのような志のある善良な人間を陥れるような物語ってのは、見ていて気分が良いものではありません。しかも、『まだ犯罪を犯していない政治家たちに、賄賂を受け取る場をセッティングして無理矢理犯罪者にしちゃう』ってのが胸糞悪いです。  いや、そもそもこの映画、ちょっとわかりにくいです。話についていくのがやっとで、映画を楽しむ余裕が持てません。難しめの映画を否定する気はありません。ですが『説明不足』と『難解』をはきちがえている作品がときどきあるように思えます。この作品なんかまさにそれじゃないでしょうか。  で、ただでさえわかりづらいのに、ちょっとオツムの足りない妻と強かな愛人の確執的なものが頻繁にさしこまれて、気が散ります。  『アーヴィンの妻はなぜ離婚を申し出たの?』『カーマインをはじめとして、大物政治家たちは結局逮捕された。だったらディマーソはなぜこの件からはずされたの?』『テレジオはなぜ最後アーヴィンに感謝していたの?』  その辺りの疑問に対する答えが、想像はできても確信できない私。『じゃああなたの理解力が足りないだけだから、この作品を評価する資格はないね。』と誰かに言われれば、確かにそうかもしれません。  ですがあえて言いましょう。一生懸命見たのによく理解できない、いや、させてもらえない映画なんてクソだと。  そしてこの映画の登場人物はクソばかりだと。まさにクソまみれの作品だと言いたいです。[ブルーレイ(字幕)] 4点(2020-06-17 02:50:05)《改行有》

540.  少年メリケンサック 《ネタバレ》  勢いがある。テンポが良い。宮崎あおいがかわいい。・・・でもはまらない。  展開が気になる。落としどころも知りたい。だから最後まで興味を持って見られます。でも『飽きがこない』ってことと『面白い』ってことは必ずしも同義ではないみたいです。  現役を引退したロートルが活躍する映画ってのは結構あります。若い人にはわかんないかもしれませんが、いくつになっても人は夢を見ていたいもんです。それに昔取った杵柄を披露する瞬間ってのはなんとなく高揚感を感じるのです。  ですからこーゆータイプの映画にはいつも一定数のニーズはあると思う。ただ、そーゆータイプの映画の中で、この作品はやや変化球に過ぎると思う。  ユースケが言っていたように、人は歳には勝てない。特にロックやパンクといったジャンルならなおさらでしょう。  そこでオジサン達に活躍させようとするなら、年齢を重ねてきたからこそのアドバンテージが必要でしょう。じゃないと説得力に欠けたプロットになっちゃいます。  例えば、解散した後もそれぞれ夢をあきらめきれずに腕を磨いていたとかさぁ。  『失われた若さ。がっかりする聴衆。しかし演奏が始まるや否や、そのサウンドは若かりし頃の少年メリケンサックをはるかに凌ぐもので、若者達の度肝を抜くのだった。』  いや、ほんとに例えばの話です。こーゆー人たちが第一線で再び活躍するためには、そーゆー何かしらの伏線からの説得力をもった演出が大事だと思うのです。劇中突然まともなライブができるようになる意味がわかりません。  ジミーにいたっては、障害者のフリをしていた意味もわからなければ、突然そのフリをやめた意味もわかりません。  若いときの少年メリケンサックのほうに魅力を感じ、そっちの物語のほうが面白そうだと感じた時点で、この作品はやや失敗している気がします。[DVD(字幕)] 5点(2020-06-15 00:57:11)(良:1票) 《改行有》

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