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プロフィール
コメント数 1199
性別 男性
ホームページ ないっす!!!
年齢 60歳
自己紹介 客観的に分析したようなもっともらしいレビューって、実はちょっと地頭よければ誰でも書けちゃうわけで、結局ありきたりな物になりがちです。
別に映画評論家でもない1個人としては、個人の感性や主観、あるいは体験を元にしたその人しか書けないレビューの方がよほど価値があるように思うのです。
もちろんそれが、事実誤認やヘイトレベルの差別や偏見に寄って立つものであれば問題ですが、しかしその人しか書けないレビューというのは必ずあるわけで、そういう個人的な感覚や体験を元にした主観的なレビューは、いかにももっともらしいありがちなレビューよりよほど価値があるし読んでて面白いんじゃないかと思う今日この頃。(でも自己陶酔溢れるポエムみたいなのは…)
好きな言葉は「恋」 です。

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561.  ソウ3 《ネタバレ》 ソウ1がなぜ面白かったかというと、とにかく緊張感に満ちた圧倒的な謎、そしてあのオチ!というとこにポイントがあったんだと思うんです。 当時は、いろんな個人の方が「ソウの考察記事」をネットにあげて深読みして語ってましたが、実際そうさせる要素が一作目にはあったんです。 でもこの3作目くらいになるともういけません。 謎も何もなくてしゃべるしゃべる。舞台裏を見せながらのゲームに一作目の要素は全くなく、しかもそれも無駄に見てていやな感じのばっかりっていう。 こういうのは舞台裏を見せてしゃべりながらやっちゃうともはや意味ないと思うんです。 しかも3作目となると何かをパワーアップさせる必要があるから…ということでパワーアップしたのはキモグロ要素。 いや、そこじゃないんだよ!ってね。 今回は1作目あたりの舞台裏も結構見せてくれちゃってるわけで、当時ワクテカで深読み考察してた人達の意味ってなんなの?っていう気分にもなります。 1作目の魅力はまったくなくなり、ただただキモグロの映画に成り下がった残念な3作目なんですが、しかし1作目くらいの出来のものを連続して作るのは難しいだろうし、なんのかんの言って過去の謎解きはやっぱ皆期待してるわけで、こうなっちゃうのはしょうがないのかもしれませんね。いやキモグロはだめだけど。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-02-01 10:48:21)《改行有》

562.  ダンテズ・ピーク 《ネタバレ》 溶岩の表現や火山の爆発表現はリアリティがあるのに、それが全く生かされてない残念な映画。 その理由は、いちいち小粒なエピソードを描く事に終始しちゃってるから。 そもそも火山が噴火するまでが長いし退屈。 例えば途中の調査シーン(骨折して救助とか)、あのシーンいる?いらないよね? こういうディザスター映画に観客が期待しているのは「驚くほどの大噴火!」「迫りくる溶岩!」なんだからとっとと噴火させて大騒ぎさせてくれ。 …ところが、いざ噴火してみると、やっぱり地味! 観客側は街に迫りくる溶岩!次々と起きる大惨事!みたいなものを期待しているわけだけど、実際にはなんか車でばーちゃん助け出しに行きますよみたいな、非常に局所的などうでもいいエピソード。 いやいやそういうの観たいんじゃないから…と。 やはりディザスター映画は「驚くほどの大災害」を描いてこそだし客だって割り切ってそういうのを期待してるわけだから、こんな作りにしちゃったら、これじゃない感は半端ないわけで、結局それがこの映画の評価につなっがってしまってる。 ところでこの映画の主人公とヒロイン、無駄にイケメンのピアースプロズナンに微妙な顔のリンダハミルトンという、普通の映画だったら違和感ばりばりの組み合わせなんだけど、この映画だと意外と自然な印象を受けるのが面白いところ。 エピソードが変に小さくリアリティを追求してるせいなのか…現実だったら美男美女なんて組み合わせってそんなになくて、これくらいのカップルっていそうだもんなぁ…[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-01-22 18:09:43)《改行有》

563.  モンスター上司 《ネタバレ》 タイトルだけ見てよくあるおふざけB級映画だと思ってたら、なんという驚きのキャスト。 「あれこんな人出てるんだ!」といちいちビックリしつつ、コリンファレルなんかキャラ変わりすぎてて誰だか全然わかんなかったからね。 そういう意味ではラブコメ女王のジェニファーアニストン演じる「ヤリマンビッチ女」もそう。 彼女がここまでセクシーな役をやるってそうそうないと思うんですよね。 ある意味、これだけでも観る価値があるような気がします。 「裸じゃないですか!」 「裸じゃないわよ。プッシー見えてないでしょ」 とか、もうどんなキャラなんだよ。いやヤリマンビッチなんですけどね! あと、3人の中で一番バカっぽいデール、原語で聞いてて「こいつ高木渉に声似てるなぁ」と思ってたら、吹き替え版はちゃんと声優が高木渉なんですね。 そりゃこれだけ声似てればそれしかないよなぁ、と妙に納得しました。 さてさて映画の内容、途中経過もオチもこなれていないのが惜しいところで、随所に「え、それでいいの?」「うーん」という展開が観られるのが惜しいところ。 脚本がもうちょっとしっかりしてたらもっとかなり面白かったんじゃないかなぁ、と。 惜しい![インターネット(字幕)] 6点(2018-01-18 00:04:27)《改行有》

564.  推定無罪 本気を出した女の前では男はただただ無力なだけである、という単純な事実を教えてくれる見事な教育映画[地上波(吹替)] 6点(2018-01-16 08:27:52)

565.  イエスマン "YES"は人生のパスワード 《ネタバレ》 個人的に苦手なジムキャリーとズーイーデシャネルがメインを務めるこの映画、表面上は「なんでもイエスと言えば人生は好転する」みたいな事を言ってるわけですが、実際はとりあえずポジティブになんでもやってみて興味の幅を広げ知人を増やし…要は単なる「リア充のススメ」なわけです。 それに気づくとちょっとハナについてしまう人もおそらく多いはずで、及第点ではあるのですが、全体的にはいろいろひっかかる映画です。 たとえばヒロインのズーイーデシャネル、500日のサマーでも素っ頓狂なヒロインを演じていて、そういう役がハマるわけですが、それはつまりメンヘラ感が高いという事であり、ヒロインとしての魅力はイマイチ。(せめてもうちょい可愛ければねぇ…) オチもかなり弱いですし、そもそもきっかけとなった最初のホームレス、当然「実は何かある」キャラでクライマックス近辺で活躍するキャラだと思いきや最後まで何もないっていう…えぇぇそれどうなの…[インターネット(字幕)] 6点(2018-01-13 12:24:51)《改行有》

566.  ラブソングができるまで 《ネタバレ》 ある程度の年齢の人であれば、冒頭の「いかにも80年代後半のMV」っぽいOPで大笑い。 そしてそのあとの会議の「REOスピードワゴン…」で、さらにドン!と引き込まれて冒頭から期待しちゃうわけですが、さてその頃の洋楽を知らない人が見たらこの映画はどうなんでしょうか? トゥウイークスノーティスの監督と主演が再びタッグを組んだこの映画。 前作もそうなんですが、「そこそこ面白い」以上のものにはなっていないのが残念なところです。 個々の人間やエピソードはもっと深掘りして映画に絡める事が可能なはずで、たとえば大学教授はヒロインのトラウマキャラとして重要なはずなのに、ストーリーの中でほとんど絡んできません。 登場はしますが、有機的にストーリーに絡んでこないのです。 全編そんな感じで、底の浅いありきたりの話に終始してしまっています。 まぁそれなりに面白い映画ではありますが、あくまでも「それなり」 導入部でドン!と来た感覚で期待しちゃうとそれ以降はちょっとがっかり…な非常に惜しい映画です。[インターネット(字幕)] 6点(2018-01-04 12:01:27)《改行有》

567.  そんな彼なら捨てちゃえば? 《ネタバレ》 スカーレットヨハンソンの体がエロすぎる、とか、主人公格のジジのmisono感が強すぎる、てかもうこの女misonoでいいじゃん!とかいろいろ些末な点が気になる本映画ですが、一番気になるのは「邦題」でしょうか。 原題の「He's Just Not That into You」は、要するに「彼は貴女に興味ないだけです」という、この映画中で何度かジジに対して語られるセリフそのものであり、ジジが一応主人公格であるこの映画にはわりとふさわしいタイトルになっています。 しかし邦題は「そんな彼なら捨てちゃえば?」で、あれ、これって映画の中の誰目線かと考えると、ジェニファーコネリーのものです。 なんと邦題だと主人公自体を別の女性に変えちゃってるわけですね。 てかこれじゃテーマもスタンスも変わっちゃってます。真逆です。 いやいやそれだめだろ! 確かにこれは群像劇であり、明確に誰が主人公だと言えるものではないのでしょうが、しかしストーリー中の扱いと何より原題を見て明らかなように、この映画の主人公格はmisono…じゃなくてジジ。 にも拘わらず邦題で主人公どころか映画のテーマすら変えちゃうってのはいかがなものなんでしょう? やはりジジのmisono感が強すぎて日本人には耐えられなかったのでしょうか? うん、そうなのかもしれません。 洋画の邦題で意味まで変えさせちゃうとは!おそるべしmisono!! あと、この映画を観ていて痛感したのですが、私、ほんとに女性にしか興味がありません。 女優さんは(ある意味これだけの豪華キャストでは当然なのですが)名前も顔もよくわかります。 間違いようがありません。 しかし男性の区別がほとんどつかないんです。 特にありがちな白人2枚目俳優はまったくわかりません。 ブラッドリークーパーだのベンアフレックだの、有名俳優が出てるにも関わらず「えっとこれは誰だっけ?誰の彼氏だっけ?」状態。 いろんな洋画を観ていてちょくちょくそんな気はしてましたが、ほんと私2枚目系男優には興味ないんだという事がよくわかった映画鑑賞でした。 だってこのブラッドリークーパー、たとえば10クローバーフィールドレーンにも出てたらしいんですが、あの映画観ててどこに出てたか最後まで全然わかんなかったくらいなんですから…って、電話の声だけの役なの?? そんなんわからんわ!![インターネット(字幕)] 6点(2017-12-29 03:20:02)《改行有》

568.  ゴーストシップ 駄作B級ホラーとしてかなり有名な映画ですが、そこまで悪く言うほどの映画でもないんじゃないか、と個人的には思います。 多分、導入部のキャッチーさが問題で、そこで期待しすぎちゃうのがいかんのだと思います。 導入部から観客が期待しちゃう内容と、実際にそこから展開する映画の内容がずいぶん違いますからね。 一言で言えば「地味」、そして「ありがち」。 しかしよく言えばオーソドックスな内容なわけで、そこまで酷評される映画でもないのかな、と。 ある意味、冒頭の詐欺シーンが逆にマイナス評価を高めてしまってるのかな、と思います。 特にフランチェスカのエロボディの魅力は相当なもので、それだけでプラス1点できるほどではないか、と思うんですが、ど、どうでしょうか?[インターネット(字幕)] 6点(2017-12-28 01:49:39)《改行有》

569.  イーグル・アイ 《ネタバレ》 暇なときにテレビをつけるとなぜかやってるので複数回観てしまっている映画 初見のときは、なんでもできるナゾの女ボイスの正体にドキドキでしたが、結局ありがちなAI反乱物でがっかりしたのを覚えています。 まぁ細部にはそれなりに凝っているしお金もかかっているし、個人的にこういう役をやらせたらぴか一だと思ってるロザリオドーソンは出てるし、ビリーボブソーントンも嫌いじゃないし…と娯楽映画として決して悪くはないんですが、しかし今更感満載のAI反乱物を特になんのひねりもなく観せられても、一定値以上の評価にはなりようがありません。 おもしろいですよ、おもしろいですけどね…別に見なくていいですよねって感じの惜しい映画です。 予定調和の安心感をいいと評価できる人なら、あるいはAI反乱物を見たことがない人ならかなり面白いんじゃないでしょうか。[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-12-21 15:21:55)(良:2票) 《改行有》

570.  ハート・オブ・ウーマン 《ネタバレ》 ナンシーマイヤーズの映画は、本当にいつも何か足りないというか残念なんですが、この映画もまさにそれ。 途中まではかなり面白そうだし(ナンシーマイヤーズにしては)コメディシーンもキレッキレなんですよ。 牝犬の気持ちまで読めちゃって、これはシチュエーションコメディとしてどんだけ面白くなるんだろう?と期待させるんです。 ところが、結局はナンシーマイヤーズクオリティ。 「女性の考えてる事が全部わかる」という超絶怒涛のいくらでも面白くできるシチュエーションのはずなのに、途中からそれがどこかへ行っちゃうんです。 「女性の考えてる事が全部わかる」というすごい能力がストーリー上どっかへいっちゃうんですね。どうでもよくなっちゃうわけです。 え、それものすごくすごい事だよね??ありえないくらいすごい事なのにどっかいっちゃうんです。 終盤、特に脈絡も必然性もなく唐突にその能力が消えるわけですが、当然そこにも何のカタルシスもないわけです。 「あぁ消えちゃったんだね」ってだけ。 そりゃそうですよね、映画の途中でそんな設定どうでもよくなっちゃてるんだから消えても誰も気にしません。 「女性の考えてる事が全部わかる」ようになったゲス男のシチュエーションラブコメだと思って映画を観てたら、途中から一番大事なはずの「状況(シチュエーション)」をどこかに置き忘れてしまうわけです。 大丈夫か?ナンシーマイヤーズ?? まぁ、毎回そんな感じだからいいんだけど! その上、個々のエピソードの組み立ても本当に(毎回の事だけど)へたくそで、例えば娘とのエピソード、途中の展開も足りなければ、え、で娘との結論はどうなったの?って感じで結論もはっきりせず、こんな扱いならそもそも娘のエピソード全部いらないじゃん!って中途半端な扱いなわけですよ。 そういうどうでもいい枝葉だけは沢山あるんですけど、それが全部微妙なまま放置されちゃうっていう。 結局は毎度毎度のナンシーマイヤーズクオリティの映画でありました。 惜しいなぁ途中までは本当に面白いんだけどなぁ…[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-11-04 19:53:46)《改行有》

571.  荒鷲の要塞 《ネタバレ》 ほんの1か月前に観た映画であっても、いざレビューを書こうとすると細部が意外と怪しかったりするもの ましてや何年前、何十年前に観た映画となるとよほど好きな映画でもない限り事実上まともなレビューを書くのは困難です 「ちゃんとしたレビューを書こうとすると再見する必要があるんだけど、わざわざ見直すくらいなら他の映画見るわ」というのが自然な感覚であり、自分の場合、ぶっちゃけそういう映画が何百本もある状態で、わりと困ってます。 さてわりと有名なこの映画、何十年か前に観たことあります…が、ぶっちゃけレビューを書くことも点数をつける事も不可能。 だって細かいとこ全然覚えてないんだもん! と、そんな私のために(ではないですが)テレ東が午後ローで放送してくれました。という事で観ました。 テレビ用にめちゃくちゃカットされていて(しかもそのカットが雑)昔の編集ってこんなに雑だったんだな、と痛感させてくれます。 こんなカットされた映画観てたんですねぇ、しみじみ… 大昔に見てほとんど覚えてない…と思ってたんですが、実際あらためて見てみると、あらあら意外と「観たことある」って感じなんですよね。 「あーこのシーン観た観た。わかるわかる」って感じで。ポイントとなるシーンと雑なストーリーだけは意外と記憶にあるんです。 おかげで肝心のいくつかのシーンで予想外とかびっくりとかそういうのがないんです。うーん残念。 という事で、映画の内容についてですが、そんな状況なので正しく点数をつける事ができません。 まぁ、この原作者なりの古いなりに正当なアドベンチャー映画で、オーソドックスな娯楽映画だな、と思ったので6点にしておきます。 あ、名優リチャードバートンってあらためて見ると意外とアランドロンに似てますね[地上波(吹替)] 6点(2017-10-19 01:12:39)《改行有》

572.  リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード この後、2017年から全25話でテレビシリーズが作られたリトルウイッチアカデミアの劇場版第2作。 私はテレビアニメ版しか見たことがなく、後からこの劇場版第2作を観たわけですが…驚くほどテレビのまんまです。あまりにもそのまんますぎてびっくりしました。 テレビシリーズの5話~10話あたりの1エピソードとしてそのまま放送して全く違和感がないレベル。 そうなるとこの映画の評価はテレビアニメ「リトルウイッチアカデミア」の評価とニアリーイコールという事になります。 さて某「メアリと魔女の花」の1番目のレビュワーとして「リトルウイッチアカデミアとくらべてなんてクズな映画」と書いた私ですが、そこに「リトルウイッチアカデミアは日々量産されている日本のテレビアニメ群の中では少し優秀なレベルってだけ」的な事も書いたわけです。 このサイトの基準に合わせてテレビアニメ全体の中で点をつければ7点くらいでしょうか。(これは世間的な評価で考えても妥当であまり異論はないとこだと思います) じゃぁこの劇場版も7点なのか…というとさにあらず。 この劇場版は無料で誰でも観られるテレビ版とは条件が違います。 金を取って観客に見てもらうものであり、当然採点基準は厳しくなります。 という事でこの映画単体では6点くらいが適切じゃないか、と思うわけで、これ結構妥当な評価だと思うんですが、いかがでしょう?[地上波(邦画)] 6点(2017-10-16 16:15:10)《改行有》

573.  亜人 《ネタバレ》 さて、この「亜人」 そもそも私オリジナルの亜人自体をさして面白いと思ってない人なので、原作フアンがこの映画を観た場合とはやや印象が異なるかもしれない事を先にお断わりしておきます。 先週のドリームに引き続いて一橋ホールでの試写会で鑑賞。 試写会に行く前、偶然この映画についての佐藤健のインタビューを読んだのですが、「アニメ版で主人公役の宮野真守(今回の映画ではナレーションとIBMの声役)の芝居を参考にして演じた」的な事を言ってたのです。 「なるほどアニメ版に寄せたわけね」と思って映画を観てみると、実際は佐藤健よりもはるかに綾野剛の方がアニメの佐藤さん役大塚芳忠に寄せてました。 おかげで中途半端なコスプレ物まね演義みたいになってる…と思ったのは僕だけでしょうか? まあ先行してアニメ版が存在する以上、芝居がそれに影響を受けるの避けられないところなんでしょう。 さて今回の映画版、109分という短い時間にまとめるために、設定変更&登場人物もエピソードも整理して高層ビルの攻防(原作でのフォージ安全戦)にクライマックスをもっていくようにストーリーを再構築しています。 登場人物のバックボーンだのなんだのが大きく整理されているため、例えば主人公の永井圭の性格付けはオリジナルとはだいぶ違うものになっています。 というか彼がどんな人間なのかが映画を観ていてもよくわからないため、冒頭でいきなり佐藤さんと敵対するシーンもぶっちゃけその動機付けがよくわかりません。 登場人物のバックボーン的なものが描かれないのはこの映画全体の特徴で、主役級で言えば厚労省の戸崎&下村あたりに至ってはいったいどういう人間なのかが最後まで観ても全くわかりません。 しかしこれは、109分という短い映画の尺をアクション娯楽映画として徹底しようと割り切ったから…と考えると、個人的にはありじゃないかと思います。 映画の尺的にとてもじゃないけどそんなとこを描く暇がないからです。 ちょっと気になったのは、近年作られている多くの映画からネタをぱくってきたと思しきシーンが散見される事で、たとえばラストシーンは、明らかにアメリカのダークヒーロー物の1作目あたりを非常に意識しているのが明らかです。 そういうシーンが多くみられる事で、映画全体から安っぽい既視感を感じてしまうのはちょっといかがなものでしょうか。 さて映画用に整理再構成されたストーリーについて。 全体としてやや説明不足な点がある反面、冗長に思える原作エピソードがぶつ切で投入されていたりもして、やや整理しきれていない印象を受けるのですが、クライマックスに向けて映画オリジナルのいくつかのアイデアも投入されていてアクション娯楽映画として割り切ったシナリオとしてみると決して悪くないと思います。 伏線の処理も非常にわかりやすく誰が見ても困らない娯楽映画を目指したんだろうな、というのが伝わります。 (とはいえ、腕切断→復活は伏線と呼ぶには露骨かつわかりやすすぎてさすがにちょっとシラケるレベルですが) IBMの雰囲気は日本映画にしてはよく描かれていて、これもアニメ版を参考にしたのかな…と思ってクレジットを観ると、そもそもIBM部分の製作はテレビアニメを制作したポリゴンピクチャの担当でした。 同じとこが作ったんならそりゃアニメ版によく似てるのは当たり前ですね。 全体としてはぼちぼちの出来のアクション娯楽映画。 ただ原作フアンは怒るかもしれません。 もう一つ、映画中には女性向けのサービスシーンがいくつか存在し、試写会終了後の周りの女性客から漏れ聞こえる会話からしてそのサービスシーンはおおむね好評のようでした。ですから女性が観ると加点されるタイプの映画かもしれません。 あと、些細な事ですが、鈴村健一がテレビのキャスター役で役者として登場しているのはうれしいシーンでした。 鈴村健一は、仮面ライダー電王でリュウタロス(声)を演じていた人で、佐藤健とは電王以来10年ぶりの競演ですからね。 他にエンドクレジットには(顔出しの枠と思えるところに)森功至の名前などもあってびっくりしたのですが、一体どこに登場してたんでしょうか…[試写会(邦画)] 6点(2017-09-26 23:29:12)《改行有》

574.  そして父になる 《ネタバレ》 「そして父になる」というタイトル通りの映画で、主人公が人として成長する物語 主人公がステレオタイプのイヤな感じの優秀仕事人間で、最近では暴言の豊田議員(ちょっと前だとワタミの会長)あたりを連想させる人間なのですが、その主人公が自分より下に見ていた人たち(というかこの人はすべての人を下に見てるわけですが)からいろいろ教えられて人間らしさを知っていく話なわけです。 ある意味テレビ版エヴァのような「僕はここにいてもいいんだ」「おめでとう」的な話ですね。 しかし「三つ子の魂百まで」ということわざにもある通り、人間の本質はそうそう変わるものではなく40年積み上げてきた人間性が今更大きく変わるわけもないわけで(私も50年以上生きてるのでそれくらいの想像はつきます)、おそらくこの数年後には再度問題噴出、離婚(しかも嫁から突き付けられる)にいたる…というのが透けて見えるわけで、そのあたりなかなか微妙な映画であります。 映画のストーリーは、正直言って正解がどこにもない非常に難しいものですから、どこに着地したとしても「まぁそれもあるよね」としか言いようがないものになってしまうわけで、そういう意味ではストーリーはどうでもよくて、結局ただひたすら主人公の成長を見守るだけという、映画を観る前に想像していた内容(取り違えた子供をどうするかの葛藤がメイン)とは全然違うテーマの映画だったのでそこはちょっと驚きましたが、しかし先に書いた通りタイトルではきちんと映画のテーマを説明してくれているので、これは僕が悪かったといえます。[地上波(邦画)] 6点(2017-09-18 21:15:40)《改行有》

575.  ウォーターワールド 90年台を代表する大ゴケ映画として有名な作品ですが、この映画の悲劇はどっちつかずの基本スタンスにあると思うんですよね。 「マッドマックス」に代表される世紀末物の設定を地球温暖化に変更しただけの陳腐な設定の元に描かれる娯楽アクション巨編なわけですが、同種の北斗の拳の例を見るまでもなく、この世界観であれば「バイオレンス」がその基調となるのが普通なわけです。 実際、キャラ設定やデザインは世紀末バイオレンス感満載なのです。観ている側だってバイオレンスを意識します。 しかし、その反面ユニバーサルリゾートでアトラクション化される事を明らかに踏まえた舞台設計等でわかる通り、この映画の対象はファミリー&子供むけなのです。 前半の襲撃シーンを観ても、その映像はアトラクションにしか見えません。映画の映像そのままアトラクションにできそうなくらいにアトラクション的なのです。 なぜそんな映画をバイオレンス風にしてしまったのか… 一見バイオレンス風でありながら、実際はただの家族向けアトラクション映画。 たとえば、しょーもない敵ボスが最後に死ぬシーン、あれ明らかにファミリー向けアトラクション映画ならではのシーンです。 バイオレンス物だとあんな死に方はないですよね。 一事が万事この流れで、とにかくバイオレンス風に見えてファミリー映画という根本的な矛盾がこの映画全体のスタンスをわけのわからないものにしていて、結果として突っ込み放題、文句つける気になればいくらでも文句つけられるような映画にしてしまっているのです。そしてその結果が世間のこの低評価。 まぁ細かいめくじらをたてずあまり大きな期待もしないのであれば、ごく普通のB級娯楽映画として6点くらいの出来だと思うのですが…そう割り切るには大作すぎるんですよね、この映画。大作映画には大作映画としての評価がありますから、それもあって一般的にこの映画の評価は厳しいものが多いんだと思います。 それから、初めて午後のロードショウで日本語吹き替え版を見たのですが、なんとヒロインであるヘレンの声が「松本梨香」で彼女が連れているエノーラの声が「大谷育江」 そんな組み合わせダメです! こういうあまりに有名な組み合わせは、どうしてもその色が強すぎるため映画と関係ない余計な事が頭に浮かんでしまい映画に集中できません。 「いけエノーラ!10万ボルトだ!」「エノチュー!」なんて余計な事を考えていると映画のストーリーが頭に入ってこないのです(当たり前)。 吹き替えのキャスティングにはもう少し気を配っていただけないものでしょうか。 映画自体の公開はポケモンのアニメより前ですが、この吹き替えはポケモンのアニメ放映から7年がすぎた2002年に録音されたもの。しかもテレ東で。 もはや確信犯ですよね、これ…[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-08-25 00:23:40)《改行有》

576.  ブラッド・ワーク 《ネタバレ》 小説を映画化する場合、そしてそれがミステリー系である場合、結構難しい問題が発生します。 一つは映画の尺に合わせて登場人物やエピソードを整理する必要があること、そして登場人物に実際に役者をキャスティングしなくてはいけない事です。 それが文字だけで書かれた小説であれば、真犯人を多くの人物の中に埋没させる事はそれほど難しくありません。 しかし、映画となると登場人物やエピソードが整理される事によりどうしても真犯人が目立ちやすくなりますし、しかも真犯人にはそこそこ知名度のある役者がアサインされるのが普通です。 この映画であれば、スピードで主人公のバディ(途中は後方支援で、映画後半で死ぬ)役をやっていた彼です。奇しくもこの映画でも「バディ」だと主張する彼です。映画全体でみればかなり有名な方です。 さてこの映画を観ている途中「真犯人は誰かいな?」と普通に考えてみると、配役とキャストから考えて、一人しか犯人候補がいないという悲劇的状況に気が付いてしまうのです。しかもかなり早い時点で。 ミステリにおいて真犯人がだれか早々に気づいてしまう…これはミステリとして相当な悲劇つか致命傷です。 そして残念ながらこの映画では映画を半分も観れば真犯人が誰かについては(相当なおバカでない限り)ちょっと考えれば誰でもわかってしまいます。 この時点で映画の面白みは半減です。犯人が誰かがわかってしまえばそこから逆算して動機などを考える事ができますしね。 小説だったらもうちょっと彼を目立たない存在にできるわけで、うまくワンノブゼムにすることができると思うのですが、残念ながら映画ですからどうしても彼がある程度目立ってしまいます。 これはもう、これが映画である以上しょうがないのかもしれません。 というわけで原作未読ながら映画の構造だけで早々に犯人がネタ割れしてしまう本映画。 まぁそれなりに最後まで面白く観る事はできますが、しかしどうしても高得点はつけづらいのです。[地上波(吹替)] 6点(2017-08-10 00:13:25)《改行有》

577.  ザ・マミー/呪われた砂漠の王女 《ネタバレ》 トムクルーズ史上最高のオープニング成績という宣伝の割には日本で客が入ってないようですが、細かいツッコミポイントをスルーできるのであれば、この手のハリウッド娯楽映画としてはごく普通の出来の映画だと思います。 ツッコミポイントについては…まぁいろいろあるんですが たとえば映画の序盤でいきなり旧エジプト王女の物語を語り始めてしまうんですが…映画撮るのへたくそか?!と。 大事な序盤にいきなりそれを延々と語っちゃう? そういうのって普通は棺桶が見つかってから徐々に明らかにされちゃうとこでしょ。 なんの脈絡もなくエジプト王女の顛末を序盤でいきなり全部語られちゃってもねぇ… ラッセウクロウがこの映画に出ている事を失念していたので、出たときには「お、ラッセルクロウじゃん」と思ったわけですが、これがジキル&ハイドという謎設定。 てか、この設定いる?話の筋にあんま関係ないじゃん。 いや今後シリーズ化するときに必要なんだろうけどさ…この映画単体を観る限りジキル&ハイドとしての存在意義がよくわかりません。 そもそもマミーつまりミイラ男…いやミイラ女の能力的設定がちゃんと整理されているように見えないんですよ。 「彼女がどういう状態のときにどこまでの事ができるのか」という事が観ててもよくわかんないんです。 そもそもあれだけいろいろできるならトムクルーズはもうちょっとうまく操れたでしょ? ほとんど野放し状態じゃん!ほかの人間にはかなりのやりたい放題なのになぜかトムクルーズはほとんど野放しっていう。 どう考えても飛行機落とすよりトムクルーズ操るほうが絶対簡単だから! 映画の途中で撃ち殺した友達がちょくちょく現れるのは「狼男アメリカン」あたりを彷彿とさせて嫌いじゃないですし、最後に生き返らせて素行悪いコンビ再結成という終わらせ方も個人的には悪くなかったんですが、まあ続編はレンタルで十分かな…と思わせてくれる映画ではありました。[映画館(字幕)] 6点(2017-08-08 20:22:04)(良:1票) 《改行有》

578.  カーズ2 《ネタバレ》 導入部の謎のスパイアクションシーン これは劇中劇で主人公達が観ている映画みたいなものなんだろうなと思ってみていると…なんと映画の本筋じゃないですか! カーズ2、どうしてこうなった??? 前作からずいぶんと方向転換してしまった本作、娯楽映画として決してつまらないわけじゃないんですが、「カーズ2」としてこれは違うんじゃない?という思いが観ている間にどうしても抜けません。 それに(事実上主役を張る)メーターのうざさが正直かなりきついです。 ピクサーにはありがちな定番キャラでこういうキャラを使って話を転がすのはピクサーの定番ではあるけど、それでもこれはちょっとやりすぎ。 ウザすぎて観ていてちょっとつらいところが厳しいですね。[地上波(吹替)] 6点(2017-07-25 22:42:21)《改行有》

579.  スリーデイズ 《ネタバレ》 昨日、エリスリ映画スリザーのレビューを書いたので、今日はもう一つのエリスリ映画であるスリーデイズのレビューを書くことにします。 ちなみにエリスリ映画とはエリザベスバンクスが主演女優をつとめタイトルがスリで始まる映画の…すみません、もう言いません。 さて、このスリーデイズ、2008年のフランス映画のリメイクだそうですが、なるほど実際に映画を観るとそれも納得してしまいます。 ハリウッド映画であればかなりの尺を占めるであろう脱獄してからの尺がえらく短いのです。 話の尺の多くを脱獄に至るまでの準備に割き実際に脱獄したあとはわりとあっという間に映画が終わってしまう、これはハリウッド映画では普通はない構成ではないでしょうか。 ハリウッド映画であれば、脱獄後は貴重なアクションシーンチャンスですから、ここで陳腐なカーチェイスなどいれて盛り上げようとするところですが、それがない。 このあたり、映画の元がフランス映画なんだなぁ、と納得できるところです。(とはいえ私オリジナルは未見なので実は全然見当違いの事を言ってる可能性はあります) さて、その脱獄後についてですが、私がとても気になったシーンがあります。 世の中のいろいろな映画の中には「いくらなんでもその時間にその展開は無理じゃね?」と思えるものがいくつかあり、たとえば「エルム街の悪夢」の中でわずか10分で素人の女の子が高度なトラップを家中に仕掛けるシーンなんかがそうなんですが、この映画にも時間的に疑問があるシーンがあります。 それは息子を動物園に迎えに行くのをいったん断念するシーンです。 35分以内に市外に抜けなくてはいけない、でも動物園に息子を迎えにいかなくちゃ、あぁでももう34分経った…という苦悩の中で主人公が結局ハンドルを他に向けてしまうシーン。 その後、妻と口論になり、絶望した妻は走行中の車から外に出ようとドアを開けそこに大型トラックが!あわや大事故になるかもという状況の中で車はスピンしてなんとか止まり、ほうほうのていで車を出た夫婦はここで脱獄後初めて落ち着いてそっと手をさわり頭を冷やす事になるのです。 そしてしばらく頭を冷やした夫婦は、やっぱり家族でいなくちゃという事であらためて車で動物園に向かい、動物園の中で誕生パーティをしている息子を探し出して預けていた奥さんに丁寧にお礼を言って車を出し…そこで時計を見ると54分経過。 34分だったのが54分になってるわけですから20分。 なんとその大騒ぎがすべて20分以内に収まってるのです。 いやそれだけの大騒ぎが20分でおさまるなら最初から息子むかえに行ってりゃ2,3分でいけただろ、てか2,3分で子供探せて引き取れる動物園ってどんだけ小さいんだよ、と。 このシーンにはかなり疑問が残るわけです。 実際、脱出後のシーンについては、料金所や検問をギリギリ通り抜けてから一歩遅れてそこに連絡が届くというご都合主義的シーンの連続で、いくらなんでも都合よすぎるだろ…としらけてしまうのはこの映画のかなりの弱点。 そのしらけ具合を救ってくれるのが、ほとんど登場しない主人公のお父さんのイケメンっぷり。 間抜けな息子が丸見えにしてしまったベネズエラ行のチケットを見つけても黙ってたり、刑事に聴かれても「いや息子とはほとんど話さないから知らないね」と突っぱねる、そして独りの時に世界地図でベネズエラの場所をそっと探す、と。 無口なお父さんのイケメンな行動がこの映画の清涼剤になっているのです。 あと気になるのはラスト間際の刑事がボタンを探すシーン、あれ必要でしょうか? ショーシャンクじゃないですが、この映画でもすでに冤罪を晴らすのはほぼ不可能な状況になってるわけで、あそこで改めて無罪の証拠が無くなるのを描く意味がわかりません。 あのシーンを入れるのであれば、そのあとさらに別のシーンが必要で、たとえば「別件で逮捕された真犯人が、何か本件にかかわる事をしゃべってしまう」なんて思わせぶりなシーンを入れて再度観客に期待をもたせたりしてこそ生きるわけで。そうでないならあのシーン自体が不要、全くの蛇足だと思います。 と、まぁ長くなりしかもまとまっていませんが、要するにいろいろアラが多いこの映画、しかしとりあえず家族で逃げ出せてよかったね…という事で6点差し上げたいと思います。[地上波(吹替)] 6点(2017-07-06 01:40:52)(良:2票) 《改行有》

580.  キンキーブーツ 《ネタバレ》 イギリスの片田舎ノーサンプトンを舞台にした映画なわけですが、あら不思議、見ているとまるで邦画か日本のテレビドラマを見てるような既視感があります。 なんででしょうね? 例えばまだ前半、ローラが男性従業員からの小イジメでトイレにこもるシーン、従業員がトイレの外で聞き耳を立てるシーンですが、これがもうめっちゃくちゃ邦画でありそうな空気感。 映画全編そんな印象で…というか一度そう思ってしまうと、もう「邦画っぽい」という印象が自分の頭から離れず最後までその印象のまま観てしまいました。 ぶっちゃけキャストと場所をそのまま日本に変えて同じ演出でも全然違和感ないんじゃね?と思ってしまう不思議な映画でした。 ストーリー構成もお約束をきっちり抑えながら小波乱を乗り越えていく定番のストーリーで、驚くようなシーンは全くないかわりに「ここでこうなるだろう」と観客が期待するシーンでは必ずそうなる、という観客的に極めて安心感がある映画。 まぁ逆に言えば、観ている側が驚くような展開や感動がまったくない完全予定調和の中で進行していくストーリーは「そこそこ面白い」以上の映画をこの映画に与える事を困難にしていて、実際このサイトでの点数を見ても7点8点が大量にいる代わりに9点以上はほとんどいない…というわかりやすい点数分布になっていて、この点数分布を見るだけでどんな映画なのかがわかる、そんな映画になっています。 よく言えば、安心して観る事ができるそこそこハートフルな小品であり、悪く言えば「そこそこ面白いけど、まぁ別に観なくてもいいような映画」だったりします。[地上波(字幕)] 6点(2017-06-26 23:34:13)《改行有》

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