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プロフィール
コメント数 293
性別
自己紹介 【好きなジャンル】
ミュージカル/恋愛/戦争/コメディ/SF/社会派・人間ドラマ
【苦手なジャンル】
格闘技/動物/トムハンクス/アレン関係

最高の映像作品だと思うのは実は映画ではなく、NHKドキュメント「映像の世紀」。

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41.  メメント 《ネタバレ》 「話がシンプルすぎる」「手法だけの映画」と感じた人が多いようだけれど、「難解」という人がこれだけ居る以上、ストーリーを複雑にしてもチンプンカンプンになる人が増えるだけだろう。この監督は、わざと話を単純にして展開とのバランスをうまく取っていると私は感じたのだがどうだろうか。また、単にその手法「だけ」がこの映画の全てならば、これだけ満点つける人がいることを説明できまい。少なくともこの映画の場合は主人公の病態を擬似主観的に再現する目的もあって(あるいは209ジャガいもんさんの素晴らしい考察のような目的も!)、このような手法が採用されたとみるべきで、そこには単なる奇をてらったものを超えた必然があると思うし、またそういう試みが成功しているからこそ満点をつける人も多いのだと思う。言い方を変えれば、この映画を観て主人公とともに迷い・疑い・混乱すること自体がこの映画の狙い・メッセージであると言ってもいい。私が思うにこの映画が素晴らしいのは、観客が主人公の世界を疑似体験することで、記憶の大切さとか曖昧さ、事実と記憶の関係、そしてその関係が失われた時の危うさについての考察や、要するに生活とは記憶なのだ、などと新たな知見を観る者に与えるからだ。個人的には、アタマの良し悪しや記憶力を問うような難解な映画というより、今観ているものをどう消化するかという「思考のしなやかさ」みたいなものが必要な映画、という印象を持った。9点(2004-02-16 23:05:26)(良:1票)

42.  ギャラクシー・クエスト 《ネタバレ》 最初はやっつけ仕事だった彼らが、ラストでは誇りとプライドを持った"クルー"の顔になっていたのが一番感動した。オタクの少年が活躍するのも小気味いい。突然だが、インタビューなんかでごく普通の職についている米国人が「自分の仕事に誇りを持ってます」なんて言うのを聞いて、その素朴な気持ちよさが羨ましくなることがあるが、この映画にもやはりそういった類の「気持ちよさ」があると私は思う。自分に与えられた仕事を愛し、奢らず、真面目に、誇りを持って一所懸命やる、そしてそれが自分と他人を楽しませることになるのだ、というエンターテイメント魂がこの映画にはある。しかし、だからといって説教臭いメッセージを前面に押し出すような安易な方法では、ここでこれだけの高評価を得ることはできなかったろう。この映画は、もちろんスタッフやキャストの狙いにハマっても十分楽しめる。だが、私は彼らが意図しなかったであろうところでも、そういう精神が滲み出ているのを感じ、あの爽やかなラストシーンがより爽やかなものになったと思うのだ。これぞ愛すべき職人の映画。コメディというより、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と同じカテゴリである。大画面で観たかった。9点(2004-02-13 10:53:23)(良:2票)

43.  アメリカン・ビューティー 我々が(特にアメリカ人が)「普通」だと思っていることって何だろう?ということをあらためて考えさせられる。自分が普通だと思っているような習慣を,他人に話して驚かれた経験は誰にでもあるだろう。「普通」とは,かように奇妙でブラックなものなのだという逆説がここにある。確かにこの映画に描かれている事象はとてもアメリカ的な「ビューティー」なのだけれども,レスターの姿は「中流」を自称するすべての人間(オッサンだけ?)に通ずる普遍的なひとつの真実ではないかと私は思う。[映画館(字幕)] 9点(2004-02-12 16:05:06)

44.  9|11 N.Y.同時多発テロ衝撃の真実 「9・11」と聞いて、「テロ機がWTCに突っ込んで崩壊させた事件」と言うのは容易だが、よくよく考えてみれば、あの事件がひと段落して全貌がある程度解明されてから初めて「9・11」という呼び方が定着したのであって、事件当初からそのように便利なキーワードがあったわけではないことに思い至る。日本の「地下鉄サリン事件」とか「阪神・淡路大震災」がそうだったように、事件が発生したあの朝は、何が起こっているのか誰にもわからなかったはずだ。あの朝、消防士達は何が起こっているのかわからぬままに現場に行き、情報が錯綜して混乱するなかで精一杯自分達ができることをしようと模索した。そして、依然として何が起こっているのかわからぬままに、大音響の暗闇にカメラとともに消えるのだ。混乱、混乱、混乱...。あとになって思えば9・11だけれども、あのとき起こっていたのは9・11ではないことを、このフィルムを観ると痛感する。要するに大事件とは、どこもかしこも混乱した現場の集合に過ぎないのだから、「事件は現場で起こっていなかった」と逆説的に言うことができるのかも知れない。もちろん,このドキュメントフィルムには「その後」もあり、現場が「事件」になっていくさまもあからさまに記録されている。このような作品が作れたのは、もちろん運命のめぐりあわせもあっただろうが、製作者の兄弟がすでに数ヶ月もの間消防官と寝食を共にし、信頼関係を築いてきたことも大きかったのだと思う。それが世紀の映像なのにもかかわらず、全く気負ったところがない抑えた筆致に如実に現れていると私は感じた。[映画館(字幕)] 9点(2004-02-11 23:27:48)(良:2票)

45.  ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ 《ネタバレ》 男でも女でもなく、かつて住んでいた東ドイツも崩壊した。ヘドウィグという名前すらも自分のものではない。自己喪失感を抱え、愛と歌に自分の存在価値を見出そうと、ひたすらもがくヘドウィグの姿にせつなさ、ほろ苦さを感じて胸が痛む。彼女は「アングリー・インチ」で身に降りかかった理不尽に対して怒り叫び、「シュガー・ダディ」で現在の自分を喜び楽しんでるさまを語り、「ヘドウィグの嘆き」で身の不幸を嘆き、「愛の起源」で自らの喜怒哀楽を昇華しようとする。最初にこの歌が流れたとき、そこには憂いがあった。しかし、ついにラストでイツハクとともに「ありのままの自分」を肯定して生きることを選択する時、この歌のメッセージは、一切合財を取り込んだ、愛の賛歌の高みにまで昇るのだ。姿は奇妙だが、純粋で純粋で純粋な彼女の歌声に心を動かされずにはいられない。演技、衣装も素晴らしいが、個人的にはやはりアイデンティティと愛への賛歌を素朴に語った「愛の起源」だ。自分の価値観が変わるほどショックだった。9点(2004-02-11 22:28:29)(良:1票)

46.  ラブ・アクチュアリー 《ネタバレ》 人生はかくも愛に溢れているというメッセージと、折々に流れる音楽が心に響く作品。空港で無名の人達が抱き合うオープニングとエンディング。空港の到着ロビーで待つ人達の表情から読み取れる様々な人生。親子かも知れない、恋人かも知れない。この映画は、壮大なラブロマンスでも美しく文芸的な愛でもないような、日々の生活の中にあるちょっとした「愛」への賛歌であり、そんな何の変哲も無い人生のアンサンブルである。ここでは誰が主役だなんてこともないし、物凄くドラマティックなことも起こらない。ミュージシャンや首相ですらも、愛の前では我々と変わりない等身大の人物なのだ。小難しい本や映画の中だけに「愛」があるんじゃない。きれいで美しくなくたって、多少みっともなくたって、事実「愛」は私達の周りに溢れてる。空港に、駅に、街角に、愛する人と出会い、顔をほころばせている人が確かにいる。世の中いいことばかりではないけれど,自分に愛する人がいるならば、少なくともそのことだけは信じていいと私は思う。それに..まあいいや。この映画では、とにかく全員がユーモアと愛の中に生きている。それが素晴らしい。[映画館(字幕)] 9点(2004-02-08 21:55:17)(良:2票)

47.  めぐりあう時間たち 《ネタバレ》 冒頭、ヴァージニア・ウルフの自死から映画が始まるが、このシーンがこの映画を象徴するシーンだ。なぜならこの映画は「なぜウルフは自死を選んだのか?」という問いのダルドリー監督流の「答え」だから。ウルフが入水自殺する直前の「走馬灯の絵」であるといってもいい。この映画が難解にみえるのは、3人とも全然別人&別の時空に生きている存在であるかのようにみせて、現実に存在するのはヴァージニア・ウルフ1人だけ、あとの2人は実はウルフの想像中の人物であるという凝った脚本になっているからだ。同時に目覚める朝・花・卵・レズビアン・つきまとう死のイメージ・場面転換の連続性はが3人が同一人物であることの暗示である。他にもそう思う根拠は沢山あるが、とりあえずウルフの姉が言った「ヴァージニアは、複数の人生を生きているから幸せ」というセリフが、この映画の骨格をズバリと表現しているのではないか。この映画は要するに「ウルフの自叙伝+ダロウェイ夫人"現代版"」という構成であり、ウルフは「ダロウェイ夫人」を"書く"ことで時空を越えた"3人分の時"を生き、人生に満足したからこそ死を選んだ、というのがウルフの死に対する監督の解釈だろう。"The Hours"という原題も、"めぐりあう時間たち"という邦題も、そう考えてみれば実に見事なタイトルだと思う。傑作。9点(2004-01-31 02:20:31)(良:5票)

48.  スミス都へ行く 《ネタバレ》 いかにもフランク・キャプラといった、直球ど真ん中映画。昔観たときには理想を謳いあげる若いスミスに共感したが、今となっては、議会制民主主義の陥穽にはまったペインに惹きつけられる。ペインはかつてスミスだった。平凡な若者の熱い理想がいつしか猟官と保身に変わったのは、彼が過ごした年月のせいだけではないだろう。「立っている限り発言し続けられる」という議会のルール。ペインはそのルールを知ってはいたが、それを信じるには彼は賢すぎ、逆にスミスは愚かであるがゆえに自由でいられた。そこに両者の大きな違いがある。彼がスミスの行動に心を動かされるシーンは、同時に彼が自分の壁を乗り越える術-「愚かになること」-を知ったシーンだ。自分の闇を克服し、「愚者」となったペイン。恐らく彼は、スミスよりも優れた政治家になったに違いないと私は思う。9点(2004-01-30 01:45:06)(良:2票)

49.  キャリー(1976) 《ネタバレ》 デ・パルマ節全開というか全壊の陰陰滅滅とした映画である。しかし,この映画を観れば誰もがキャリーに共感し,切ない思いを抱くだろう。あの有名な,怒りの炎で級友を焼き尽くす場面は美しくも残酷だが,同時に私の心が切なさでいっぱいになるシーンでもある。母を愛そうとし,人を信じようとしたキャリー。それが所詮は届かぬ夢,錯覚であったことを知ったときの彼女の心中は,あの燃え盛る炎と反対に悲しみの涙で溢れていただろうと思うのだ。この映画の登場人物は誰も幸福でなく,誰も幸せにならない。哀しい話だ。9点(2004-01-25 12:44:26)(良:2票)

50.  紅の豚 《ネタバレ》 第一次大戦が終わり,ファシズムが台頭するまでのそのつかの間の間,飛行機は飛行機らしく,飛行機乗りはひたすら飛行機乗りらしかった。そんな時代への愛情とノスタルジーに満ち溢れた世界。宮崎監督は,少年時代に見た一枚の飛行艇の写真の記憶だけでこの作品を作り上げたそうだが,たった一枚の写真からこれだけの世界を創る彼の想像力の豊かさに驚かざるをえない。この映画は「あの飛行機を飛ばしたい」という宮崎少年の夢なのだ。ラスト近くに魔法が解けて豚が人間に戻るシーンがあるが,これはそんな夢みがちな少年が憧れる時代が終わり,これから不幸な時代に突入していくことの隠喩である。「飛べない豚はただの豚」かも知れないが,彼はもう豚ですらないのだ。何かと問題になっている牧歌的なラストも同様で,これ以降飛行機が殺人機械に成り下がっていくことへの彼なりの反対表明であると思う。また,重要なことなのに何故か見落とされがちだが,この映画では人は死なない(私の記憶では)のである。それ故,私はその後にたどった歴史の残酷さを思い,さらにそれを感じさせまいと全編牧歌的なトーンで描いた監督の心中をも察し,胸が痛くなるのだ。マッキM33(赤飛行艇)の手作りの造形美,アドリア海の美しさ,「飛行機乗り」達の爽やかさと嫌味のない男らしさといったものが存在しえた古きよき時代を,そしてそれらが失われていく哀しみを味わう作品である。9点(2004-01-16 10:52:56)(良:4票)

51.  シティ・オブ・ゴッド 映像&音楽センス・カメラワークが素晴らしい。ウルトラバイオレンスとしか言いようのない映画で、これが事実をもとにしているというのが心底恐ろしい。子供の殺し合いが日常茶飯事のブラジルと、「バトルロワイヤル」でギャーギャー喚く日本。「世界で一番遠い国」ではあるが、両者の距離は物理的なもの以上だと思った。9点(2004-01-13 12:16:03)

52.  パルプ・フィクション 9点(2004-01-08 16:06:54)

53.  ミシシッピー・バーニング 9点(2004-01-08 16:03:08)

54.  太陽がいっぱい ジリジリと照り付ける黄色い太陽と青い海、そして微かに漂うホモセクシャルの匂い。貧しさと羨望と嫉妬の中で、アラン・ドロンは次第に暗い欲望を膨らませていく。貧しいけれども頭は切れるということだけがよりどころであったドロン。しかし、他人になりかわっても失わなかったそんなよりどころさえも、完璧と思われた計画に綻びが見え始め、次第に疑わしくなっていく様が哀しい。自分の運命から逃れようと必死にあがいたが、結局は再び運命に囚われていく彼の姿に、運命の残酷さと深い絶望を感じずにはいられない。9点(2004-01-08 15:18:04)

55.  ゴッドファーザー PART Ⅱ 9点(2004-01-08 12:33:24)

56.  街の灯(1931) 9点(2004-01-08 12:31:45)

57.  ゴッドファーザー 9点(2004-01-08 10:53:13)

58.  ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ 場末の悪党達と4人の若者との間で繰り広げられる、まさに「棚からボタ餅」を地で行くストーリー。話しが進むほどにスピードをあげつつ、登場人物達の様々な思惑と行動が織り込まれた伏線を一点に収束させていく脚本が実に小気味いい。「Uボート」もかくや、と思わせるほど女っ気の無い映画だが、それがまたこの映画の小気味良さに拍車をかけている。センスのいい映像とコミカルな人物描写も味があって楽しいし、ラストシーンもいい感じだ。しかし、どうして映画に描かれるイギリスの若者達は、どいつもこいつも貧乏なのか。 9点(2003-12-30 22:33:05)

59.  アメリカン・ヒストリーX 《ネタバレ》 傑作だ。強いメッセージ、ピリピリとした緊張感と強烈なバイオレンス。取り扱っている題材からみて,よくある「人種差別を無くそう映画」と思われがちだが,その種の映画と決定的に異なるのは「黒人VS白人」とか「暴力VS非暴力」といった構造そのものをヒューマニズムで消失させよう,と呼びかける偽善をばっさり捨てていることである。「対立は永遠である」ということを受け入れ,そのようなある種の諦観の中での生き方を提示するまでの高みに達した映画がかつてあったろうか?。美しい映像と構成、マッチョな肉体で「力」を,そして服を着ることで「理性」の象徴となるデレクを演じたエドワード・ノートンが素晴らしい。9点(2003-12-30 22:12:00)

60.  或る夜の出来事 面白い!思わず微笑み、笑い、楽しくなっている自分が居た。バスの車中で歌い踊るシーン、ヒッチハイクのシーン、ラストシーンと見所&楽しみ所が満載なのだからやむを得ない。現在の眼からみれば単純で他愛のないストーリーにもかかわらず、どうしてこうも面白いのだろう?。映画の技術はたしかに長足の進歩を遂げた。しかし、映画に必要なのは、いつの時代も製作者の心意気や思い入れだと私は思う。莫大な制作費を使って特撮するならそれもいい。だがしかし、それをなぜ我々観客が観る前から「知ってあげる」必要があるのか?そんなモノ「面白さ」と何の関係もないだろうに....。見終わったあと、そんな余計なことまで考えてしまった。 9点(2003-12-26 16:31:33)(良:1票)

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