みんなのシネマレビュー
放浪紳士チャーリーさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 1446
性別 男性
自己紹介 初めてこちらのサイトに投稿させていただいたのが2004年の1月。間もなく15年目の節目を迎える事に。
何かきっかけだったのかなあ・・・と思い返してみると、モンゴメリー・クリフト&エリザベス・テイラー主演「愛情の花咲く樹」(1957)が、なんで作品登録されてないんだ!って義憤(?)に駆られ投稿を始めたことを思い出しました。
レビュー数、今日現在1337本。自分が投稿した作品のレビュー読み返してみると結構気恥ずかしいことをつらつらと、とりとめもなく書いてるなあと反省しきり。
でも「冷たい熱帯魚」(2点)と「パッセンジャーズ」(6点)「3時10分、決断の時」(8点)なんか我ながら良くこんな文章書けたなと感心。
これからも宜しゅうお願いいたします。

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1234567891011121314151617181920
2122
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122

41.  フレフレ少女 《ネタバレ》 体育会出身の人間として長年「援団」(←こう呼んでた)に対し疑問に思ってた事が有った。競技中相手チームに威圧感で圧倒させるのはわかるが、普段日常でも味方、つまり我々にまで威圧オーラを与えるのは、一体何の意味が有ったんだろう?って事。この映画にも登場した相手学校側の援団チームのように、彼らは常に眼光鋭く学ラン着用メンチ切りまくり状態で同級生なのにも関わらず、自分なんぞは怖くて近寄る事も出来なかったんで・・・(←弱い・・・)実は不知火学院のようにいいヤツらだったのか?今となってはどうでもいいが(笑)援団の活動を続けていく為の動機付けが、多分一番難しんだろうな~って思ったが、「自分が頑張らなければ相手にも頑張れって言えない!!」っていう、団長ガッキー嬢の発想転換は良かったと思う。ただ脚本をもう一歩踏み込んでもらいたかったのが本音。援団を題材にした映画なんてなかなかないので期待していたが、自分の疑問をスッキリ解決してくれなかったのが残念。ゴールデンウイーク中、お寺に合宿っていうのも、女の子独りっきりってのはどうなんだ?って思っちゃいましたね。いつ、ムツケキギラギラしたオヤジOB連中どもがガッキーを夜襲するんじゃないかって、別の意味でハラハラしてしまいました(笑)団員脇キャラの肉付けも今ひとつ。最後の最後まで自分たち本位で、実際に競技していた野球部員をないがしろにしていた感は否めず。でも「ウォーターボーイズ」以来の、この種の学生異種混合?映画としては程々の出来じゃないですか?[DVD(邦画)] 6点(2009-09-05 10:55:04)

42.  シャッフル(2007) 《ネタバレ》 サブタイトル「時をかける主婦リンダ・ハンソン!」。ヒラリー・スワンク同様意思の強いキッパリ男前顔サンドラ・ブロック、彼女にはこういう巻き込まれ型不条理サスペンスが良く似合う。アイデアそのものはなかなか良かったと思うんだけど・・・、なんで突然曜日が「シャッフル」されたのか、最後まで理由の説明が何もなかったのが不満。マジックで表作って曜日時間軸を作成している時、何の迷いもなくサンドラは「日月火水木金土」って書いてたけど、「月火水木金土日」っていう可能性はこれっぽっちも考えなかったんでしょうか?娘の顔のエクソシスト風の疵についても腑に落ちない点が多々有り・・・。ダンナ、すっげーいいヤツなんだから、ぐるっともう一周シャッフルしてハッピーエンドの結末でも一向に構わなかったんじゃないの?これ。敢えてバッド・エンドにせんでも・・・。あ、自分も一家と愛するダンナの一大事なんだから、一晩や二晩くらい眠らないでもうちょっと頑張ってみろよ、サンドラ!!って途中思った(笑)色々あとからボロボロと粗が目立ってくるサスペンス。[DVD(字幕)] 5点(2009-09-04 13:30:25)

43.  トランスポーター3 アンリミテッド 《ネタバレ》 このシリーズのファンの方には、「こんなんならトランスポーターじゃなくてもいーじゃん!!」って怒り出しかねない、シリーズ当初からの設定無視しまくりの無法状態になっちゃいましたね。自分の掟をかたくなに遵守し、クール且つストイック(←これ重要)に「運び屋」ビジネスを遂行していくのがフランク・マーティンじゃなかったの??途中言い訳のように「こんな事ならドライバー技術に多少秀でた奴なら誰でも良かった」なんて台詞を登場人物の一人に言わせてはいますが(笑)私見ではこのシリーズの出来は、2→3→1の順。しかしリュック・ベッソン印映画に出てくるヒロインって相も変わらず、なんというか・・・う~む・・・(これ以上はノーコメント)これはもう、自分とは女性の美に対する審美眼がはなっから異なってるとしかいいようがないですね。赤毛でラリってる姿は、思わずの○Pを想像してしまったじゃないすかあ・・・。自他共に認めているであろう、「世界一カッコいいハゲ」ジェイソン・ステイサム(特にこのシリーズの)僕は大のご贔屓スターなのでこの点数を付けます。3部作最終作(?)にきて、ありきたりなカーアクション映画に堕してしまったのが惜しまれます。「1」の後半失速とは異なり、クライマックスに向けてテンションがパワーアップしたのが救い。[映画館(字幕)] 6点(2009-08-27 11:27:08)

44.  3時10分、決断のとき 《ネタバレ》 オリジナル「決断の3時10分」(9点)はモノクロで地味な作品ながら、これまで観たウエスタンの中でも五指に数えるほど大好きな映画。それがリメイクされたと聞くや否や、封切日が待ち遠しくてたまらず、公開日初日仕事の後、都内唯一の封切館「新宿ピカデリー」最終回に足を運んだ次第。興奮さめやらぬまま、映画館近くのネットカフェに駆け込んでこのレビューを書いてます。うん!!これはオリジナルと殆ど謙遜のない優れた出来栄えのウエスタンっす!!歩んできた道は違えど、確固たる自分の論理に従って生きる男二人の、丁々発止の心理戦のやり取りが全編にわたって繰り広げられています。ストーリー展開はオリジナルをほぼ踏襲。大きく異なる点、居たか居ないか覚えてない位の薄い存在だった牧場主ダン(ベール)の息子が、活躍の場を大いに与えられている事。これによって、息子の成長がサブストーリーとして大きなウエイトを占める事に。次に、対立しながらも奇妙な連帯感で結ばれていく主役二人の人間性が、より深い次元まで掘り下げられている事。演じる俺様ラッセル&クリスチャン・ベールは、どちらも大人の男の色気満点で惚れ惚れしてしまいました。そしてそして、最後に問題になるのが・・・ラスト結末の処理・・・。これがオリジナルとリメイク版最大の差異なのかなと。全体としては甲乙付け難いけれど、う~ん・・・、ここの部分についてだけは・・・、残念ながら俺はオリジナル支持ですね。悩みつつも8点に留めたのはそれが理由。進学、就職、転職、帰郷、結婚、離婚etc、人生「決断のとき」を眼前に突きつけられ選択を迫られつつある(←自分もその一人)ある程度、人生経験を重ねた男性諸氏に観てもらいたい映画。女性観客なんてハナっから当てにしてないぜっていう、クールなタッチの演出に痺れました。いい素材と役者さえ揃えば、優れたウエスタンをまだ作る事が出来るって自分は確信しました。ウエスタンっていうジャンルをこのまま死なせる事がないように・・・。[映画館(字幕)] 8点(2009-08-09 00:14:11)(良:3票)

45.  P2 《ネタバレ》 これ映画館で予告編を観た時は「お、これなかなか面白そうな設定じゃん?」って思ったんですが・・・実物を観たらそれほどでもなかった。暑っ苦しい真夏の夜の納涼には最適なハラハラドキドキを予想してたんですが。もっと不条理極まりない展開になるのかと思えば、単に頭の軽い変質者の、後先考えない大暴走でしたかあ・・・。眉太青年にもう少し凄みと迫力と「哀しみ」が欲しかった。「俺はこんな底辺P2で働くしがない警備員なのに、高層階のお前らは・・・」みたいな。プレスリーの曲に合わせスイング?するシーンが一番不気味。ワンアイデアのサスペンスものとしては「フォーンブース」「セルラー」とかの方が出来はずっと上。[DVD(字幕)] 5点(2009-08-08 10:33:05)

46.  おくりびと 《ネタバレ》 僕みたいなすれっからしの人間になってしまうと、洋画ならともかく、こういう地に足が着いた良心的に作られた邦画の場合、序盤で大体のその後の展開を読んでしまうという悪癖があるんです。自分でもつくづく嫌なヤツだと思ってるんですが。失業→帰郷→納棺師としての再就職→悪戦苦闘の日々→職業意識へ目覚め→妻を含めた周囲の偏見無理解に対する反発・・・。ここまでで殆どブレがない予定調和な展開に、正直びっくりしてしまいました。銭湯のおかみさん吉行和子の死により、一気に全ての軋轢が実に都合良く氷解。ずっと引っ張ってきた父親との和解も含め、なんら驚くべき展開はなにひとつなかったんですが・・・。でも、なぜか泣かされましたね自分は、この映画に。分かっていながらも泣かされてしまう、この作品にはそんな予定調和を凌駕する力強さが備わってると思います。邦画の最良の部分が巧く出せています。本木&広末の夫婦コンビも悪くないけれど、この映画に厚みと風格を与えた最大功労者は、ベテラン納棺師役の山崎努![DVD(邦画)] 8点(2009-07-26 10:41:42)(良:1票)

47.  愛を読むひと 《ネタバレ》 映画を観ている時間っていうのは、登場する人物の人生、ほんの断片でも、あるいは長期間でも、共に旅をする事ができる特別な時間だと思います。本編中何度か「オデッセイ」という単語が出てきましたが、僕はこの映画で彼ら二人と共に「オデッセイ=長い長い冒険旅行」でもしたような、そんな気分を味わいました。序盤あたり相当濃厚な性描写が有る故、これはもしや、70年代あたりに流行した、文芸映画の名を借りたその実「童貞君筆おろし個人教授映画」復活か!と、一瞬私は快哉を上げそうになりましたが(笑)それにしてもやるな~、ケイト・ウィンスレット・・・、美しく映えるメイクアップなんかどこ吹く風、まさに実年齢むき出しにした熱演。ボリューム満点、肉厚骨太のガッシリした体は根性の座ったドイツ女のイメージそのもの。彼女には、もはや女性的魅力というよりも「母性」の魅力が溢れています。相手役の少年の初心な感じもリアルでグッド。特に感銘を受けたシーン、二人の留置場での再会シーンと裁判シーン「じゃあ、あなたならどうしましたか?」と裁く側の人間に問いかけるケイトの演技、圧巻でした。「レボリューショナリーロード」と合わせ、今年のケイトのアカデミー賞受賞は妥当な結果だと思いますね。でもこれからも、たまには「ホリデイ」みたいな作品にも出てもらいたい。「めぐりあう時間たち」の監督とあって、時間経過の処理も巧み。[映画館(字幕)] 7点(2009-07-03 12:50:39)

48.  インソムニア 《ネタバレ》 公開当時「あのメメントの監督の最新作!」と大期待して劇場に足を運びました。しかもタイトルもなんだか聞き慣れない不気味そうな響き。これで期待するなって言う方が無理。普段善人役のキャラクターイメージが板についたスターが、キャラクター変更をするのが如何に困難な事か思い知らされた次第。「ホワット・ライズ・ビニーズ」のハリソン同様、大物役者って大変なんだなあって思いました。両名とも多分これ以降って悪人って演じてないよね。やっぱ懲りたのかな?印象としては大期待した割りには・・・って出来。パチーノの目の下隈のみが異常なインパクト。[映画館(字幕)] 5点(2009-06-12 11:03:56)

49.  マルタのやさしい刺繍 《ネタバレ》 スイス単独製作の映画って自分は初めて観ました。アルプス山麓裾野の小さな村が舞台。愛する夫を亡くし失意のマルタおばあちゃんが、昔取った杵柄で村に「ランジェリーショップ」をオープンさせるオハナシ。ところが村の有力者や、牧師の一人息子はみっともないと猛反対。様々な妨害工作を被り、せっかく生き甲斐を見付けたおばあちゃん大ピーンチ!!・・・失礼ながら、あまり見慣れないスイスという国の映画なので、正直技術も展開も素朴且つたどたどしい映画かとタカを括っていたんですが、これが嬉しい誤算。よくよく考えたらスイスって精密機械の生産が盛んな国、人情の機微も細かく掬い取られていて感心した次第。何年か前のイギリス映画「カレンダーガールズ」という、おばちゃん大活躍映画を思い出しました。我が日本に限らず、いずこの国も高齢化社会問題は、重く重くのしかかってるんだなあ・・・。おばあちゃんの友人四人組が、狭量な村人たちと対立するという展開なんですが、そのうちの一人、アメリカかぶれのケバイおばちゃんが、日本の女優「余貴美子」さんに雰囲気そっくり!!彼女が一番面白いキャラだったのに、何故か後半で死なせちゃうんですよね・・・。別段あそこで死なせなくてもいいような展開なのに。ラストは、仲良し四人組笑顔の大円団で締めてもらいたかったのになあ・・・ここだけが残念。一番若かった彼女を死なせる事で、皮肉な味を狙いたかったのかな・・・?あの余貴美子おばちゃんの死がどうも腑に落ちなかったので一点マイナス。早くもDVD化されたようなので、枯れたおばあちゃん映画(「おばあちゃんの家」とか「おばあちゃんの思い出」)好きの方には一見をお勧めっす![映画館(字幕)] 7点(2009-06-06 10:15:54)(良:1票)

50.  レイチェルの結婚 《ネタバレ》 もともと目が極端にデカイ事が魅力であるアン・ハサウェイ嬢ですが、この映画ではメイクのせいか、更に輪をかけ目がデカくみえる。まさしく少女漫画のヒロイン並み、安野モヨコの漫画に出てきそうな女の子みたいです。観客をあたかも結婚式&披露パーティに擬似招待してくれたかのような、臨場感溢れる手ぶれドキュメンタリータッチの演出がここでは効果を上げています。ヒロインがコンプレックスを抱き続けている出来の良い姉、レイチェル役の女優さんが、母親役デブラ・ウィンガーの若い頃に面影が似ていて、逆にヒロインは全く似た部分がない。そういうキャスティングもヒロインの葛藤を際立たせるための巧みな計算なのかな~なんて思ったり。トラウマを抱えながらも奔放に生きてきた、彼女に共感できるかどうかが映画の好嫌をわける境目かと思います。明らかに男性よりは女性向きの作品。アンは「ブロークバックマウンテン」では失敗した、単なるカワイコちゃんからのイメチェンにはこれで成功したと思いますね。今後が楽しみ。[映画館(字幕)] 6点(2009-05-01 13:41:45)(良:1票)

51.  グラン・トリノ 《ネタバレ》 【映画のラストシーンを汚すのは一体誰なんだ!?】昨日映画館を出た後、どうしても「ある事」が引っ掛って怒りを覚え一晩中殆ど眠れなかった。怒りをぶつけようにもやり場がないので、ここにレビューする事に。多分普段の自分ならば気にも止めない事だったかもしれないが、あいにく昨日の俺は病み上がりで神経がかなり過敏になっていたと思われる。映画そのものは世評通りの秀作でした。イーストウッドは老いても漢の中の漢だと改めて再確認。嬉しかった。ラスト、海岸沿いをグラン・トリノが駆け抜け、そのシーンにメロウな雰囲気の主題歌が被る。相変わらずイーストウッドは曲の選択のセンスも素晴らしい。が、何故か字幕に歌詞が出てこない。ま、いいか、あとで調べればどんな内容の歌詞かわかるし、ここはゆったりと映画の余韻にしばらく浸っていよう・・・。ん・・・?何故か画面の横、おかしな箇所に「字幕担当○田奈津子」っていう字が。え~、おい!!ラストシーンに流れる主題歌は訳さない代わりに、観客が映画の余韻に浸っている時に、ご自分の名前だけは堂々と出すワケ?どんだけアンタ自己顕示欲が強いの?俺結構映画観てるけど、こんな中途半端にご自分の名前出した作品なんか観た事ないっすよ。重要だけれどあくまで裏方のお仕事なんだから、たいてい一番最初かクレジットが全部流れ終わった後、極力目立たない形で慎ましく出すよね。これがベテラン○田女史のご自身の指示によるものなのか、配給会社の判断か良くわからんけど、大切なラストシーンに主題歌のスーパーも流さず、字幕担当者のネームを出すっていうのは絶対間違ってると思うぞ!こんなチマチマした事を言ってたら、映画のイーストウッドに「だからケツの穴の小さいイエロージャップは・・・」って嘲られそうだけどさ。イーストウッドだって、ラストシーンをこんな形で汚される事は容認しないような気がする。最近観た「PS・アイラブユー」でもオリジナルの主題歌が、何故か徳永英明にアレンジされていて、その時もえ?って思ったが、あれはまあたいした出来の作品でもなかったので許せた。でもこれは巷で役者引退かもと囁かれるイーストウッド最後の映画になるかもと言われている。しかも出来も良い。まだ昨日公開されたばかり。汚したラストシーン部分のプリント修正はまだ可能なはず。誰がやったのかわからないが、とにかく配給会社の猛省を求めたい。[映画館(字幕)] 8点(2009-04-26 10:47:23)(笑:1票) (良:2票)

52.  ミルク(アメリカ映画) 《ネタバレ》 レイトショーが終わった後、この映画のポスターの前でしばらく立っていた。主役のミルク=ショーン・ペンが真っ直ぐな笑顔でこっちを見ている顔を見てるだけで、なんだか涙が溢れてきて困った。「おい、どうした?元気出せ!」って言われてるみたいで。ああ・・・どうやら最近の俺はかなり精神的に参ってるみたいだ・・・。映画の内容そのものに刺激を受けたというよりも、未だに何も為していないこれからの自分の人生どうすべきか、この作品を観て彼から軽くでは有るがポンと背中を後押しされたような感じ。かつては(今もか?)40歳といえば「不惑」と言われていたが、勿論自分も含め足元さえ覚束無い状態でフラフラしている同年代の人間が、この日本に一体どれだけいる事だろう?この映画の主人公、ハーヴェイ・ミルク氏は1972年当時、齢40歳にして志を立てゲイムーブメントに身を投じ、第一線で8年間活躍して・・・そしてあえなく凶弾に斃れた。志を同じくする数多くの人間を遺して。ストレートとかゲイとかはこの際関係なく、自分がマイノリティだとある程度自覚してる人間の方がこの映画はより共感出来る映画のはず。このテの映画にありがちなきわどいシーンも意外に少なかったのも高ポイント。実際のドキュメンタリー映像を巧く絡めてくる展開も効果的。ただ、一側面であったはずの彼の家族との関係がどういった状況だったのか一切描かれていなかったのが、片手落ちじゃないかとちょっと思ったんですが・・・。他作品のレビューでも書いたけれど僕自身も、どっちかっていうとマイノリティ側の人間。自己をハーヴェイ・ミルクの生き方に投影させたと思われる脚本と、ショーン・ペンのアカデミー賞受賞は納得の出来栄え。彼を囲むジェームズ・フランコ、エミール・ハーシュも「ハイスクール・ミュージカル」のライアン君も含め揃って自然体の好演。同じ40歳前後世代の方に観て頂いて、いろんな感想を伺ってみたいなあ・・・。[映画館(字幕)] 8点(2009-04-24 21:09:05)(良:1票)

53.  バンコック・デンジャラス 《ネタバレ》 過去にどこかで観た事があるような設定、使い古されたようなストーリー、エキゾチックなバンコックが舞台の既視感満載一匹狼ヒットマンもの。一体ケイジはこの脚本のどこに惹かれ出演を決めたんだろう?クライマックスの延々続く銃撃シーンも、新味なく新鮮味に欠け平凡の一語。流血度指数だけはやたら高い。ラストも予想通り、つうかあの結末にするしかないでしょ。人質がいるのなら、もっとどうにかして有効活用出来そうなモンなのに、悪役ボス側もなんだか頭が悪い。この手の映画は、やっぱり悪役側に魅力なりもっと凄みがなくちゃいかんでしょう。一目で恋に落ちた途端、突如純情な中学生並みのお子ちゃまになってしまうケイジ氏は微笑ましいが、それは無血ヒットマンとしてどうなん???タイの有名観光地、水上マーケットでのクルーズチェイスが珍しいのと、ヒロインが目のあたり、若い頃の香川京子に似た清楚な雰囲気なのが気に入ったのでギリギリこの点数で。[試写会(字幕)] 5点(2009-04-10 12:05:01)

54.  幻影師アイゼンハイム ノートンはやっぱりハルクみたいなヒーローものを演じるよりも、こういう悩める「謎のイケメン奇術師」的役どころがよっぽどお似合いですね。ただヒロイン役がちょっとなあ・・・少女時代は良かったんだけど、大人になってからが、骨太ガッシリ体躯であんまり貴族の令嬢らしくなかったかなと。取り立ててどうこう言うような作品でもないけれど、当時の雰囲気を巧みに再現した映像も綺麗だし、僕はまあフツーに楽しめました。[DVD(字幕)] 6点(2009-04-06 11:20:02)

55.  ブロークン(2008) これは拾い物の上品(?)なサスペンスホラー。地味でも堅実なキャスト、一人も知っている顔がいないので、展開の想像がしにくい点でサスペンスも怖さも倍増です。地味な上に茫洋としたこの原題タイトルでかなり損してますね。「鏡は横にひび割れて」(←パクリ)とか、もうちょっと良い邦題もあったろうに。この手の映画では、最早お約束と思われる「サイコ」バスルームのパロディシーンもあるし、これはなかなかの出来だと思います。サスペンス映画好きの方、DVD化のおりには是非ご鑑賞を![映画館(字幕)] 6点(2009-03-30 11:15:29)

56.  ワルキューレ 《ネタバレ》 テレビCMや予告編で盛んに喧伝されている「ワルキューレ作戦は10分」・・・。映画を実際観るとそこに至るまでより、計画が遂行されてから破綻するまでの人間ドラマの方が断然面白い。逆に序盤がいささか平坦な為退屈してしまった。クライマックスに向けグイグイと押しまくる演出は、やはり「ユージュアル・サスペクツ」の監督ならでは。どう転んでもアメリカ人にしか見えないトムクル氏が純ドイツ人将校というのは致命的なミスキャスト。ここはプロデュースに回って主演は別の人に回したほうが良かったのでは?トムのスター性と作品の硬派性とが、互いに反発し合ってちぐはぐな印象に。もちろんトムとしては生真面目に演じているのはわかるんですがね。同じナチスもの「ブラックブック」で正に体を張っていたトムクル妻役の女優さんが、今回はさして見せ場も演じどころもなかったのは、男性キャスト中心のこの物語では致し方なかったのかな?「大いなる陰謀」といいこれといい、トムクルは役柄の方向転換を懸命に図っていると思われるが今の所あまり結果は芳しくない。ナチス内幕ものとしては平均的な出来栄え。[映画館(字幕)] 5点(2009-03-21 09:59:17)(良:1票)

57.  あの日の指輪を待つきみへ 昔っからのご贔屓、シャーリー・マクレーンの変わらぬ「かくしゃくぶり」を確認する為だけの映画でした。今は年老いた母親の若き日の恋愛を、子供が知った場合の一騒動。最近だと「マディソン郡の橋」「きみに読む物語」「いつか眠りにつく前に」(←佳作必見!)同系列の、邦題タイトルからして女性向きのお話。でもちょっとこれは脚本に練りが足りなかったかな~。期待した割には感銘が薄い。ファニーフェイスで愛嬌たっぷりのコメディエンヌだったシャーリーの若い時代を、正統派美人(しかも美乳!)ミーシャ・バートンが演じるっていうのも何か違和感。アイルランド国内紛争まで無理に絡める必要もなかったんじゃ・・・。[DVD(字幕)] 5点(2009-03-16 11:17:00)

58.  アンダーワールド:ビギンズ 《ネタバレ》 「1」を観ないまま、全く予備知識もなく前作「エボリューション」(2点)観たら、もう訳わかんなかったんですよ、最初っから最後まで。ただ独特の、正に「アンダーワールド」な世界観がちょっと気になったので、この「ビギンズ」を観ました。予想外にこれは非常に解かり易くて面白かった。中世の騎士もの、例えば「ロビンフッドの冒険」を「アンダーワールド」な世界に置き換えたって感じです。ハンサムな騎士が古城に閉じ込められた美しい姫君を救い出すのに四苦八苦し、結局無念にも失敗しましたっていうおとぎ話のような。騎士が狼に変身出来たり、可憐なはずの姫君がじゃじゃ馬だったりと、色々目先を換えてはいますが、ハナシの根幹は古典的。しかし、このシリーズ「3」まで作られてるって事は、世界中にファンが多いって事なんだよなあ・・・びっくり。確かにはまる人ははまりそうな暗黒の世界。この終わり方だと「4」も製作されそうですね。[映画館(字幕)] 6点(2009-03-15 10:17:49)(良:2票)

59.  ベガスの恋に勝つルール ラブコメとしてはごく標準の出来栄え。相変らずキャメロンはキュートやし、相手役のアシュトン君とも絶妙のコンビネーション。おすまし顔で登場するクイーン・ラティファ演じるカウンセラーとの三つ巴シーンは特に笑えました。「主人公の成長」という意味合いではなかなか脚本も手がこんでるし。でもなあ・・・これキャメロンの女優としてのキャリアを考えると、この映画ってどうなんだろ。「イン・ハー・シューズ」(7点)「ホリデイ」(8点)と、順調に単なるラブコメ女優からの脱皮を図りつつあったのに。ここでまた以前の彼女に逆戻りしましたって印象です。「三歩進んで二歩下がっちゃった」みたいな。イメチェンに失敗したかつてのラブコメ女王、メグ・ライアンの二の舞にならないよう、ここで踏ん張ってしっかり出演作を吟味して欲しいところ。[DVD(字幕)] 6点(2009-03-14 09:58:13)

60.  ダウト ~あるカトリック学校で~ 《ネタバレ》 優れた役者たちによる演技の真正面からのぶつかり合いっていうのは、観ていて気持ちが良いものです。これほどの演技合戦を観るのは、多分「あるスキャンダルの覚え書き」(7点)以来かも。それにしても年季が入った厳格校長シスター役のメリル・ストリープ・・・「マンマ・ミーア!」(8点)の弾けっぷりと同一人物と思えないほどエライ変わりようです。このヒトって役柄の硬軟関係なく、演技する事を本当に楽しんでるみたいですね。本来はこういう役柄の方が得意分野なのかもしれませんが。主要人物四人全員揃って、アカデミー賞にノミネートされたにも拘わらず、作品監督部門では何もなかったのは映画を観て納得しました。これは映画よりは、明らかに舞台向きの台詞劇だと思われます。「寄宿学校の中でのスキャンダラスな事件」という内容を小耳に挟んだ時、ウイリアム・ワイラー監督の「噂の二人」(8点)みたいな展開なのかと思っていたら思いっきり外れました。というか、こういう私の予想っていっつも当たった試しがないんですが(笑)「疑惑」が学園全体に広がるのではなく、4人のうちだけの共有という地味なオハナシなんですよね。その分心理的なサスペンスはより強くなったわけですが。メリル演じる無血サイボーグシスターが校長室で、神父ホフマンに「私は過去に大罪を犯した!」って叫ぶシーンが過去に遡っての彼女の人物像の発露という点で、特に迫力満点で凄かったです。単なる「疑惑」を一方的な「確信」だけで追及する彼女の姿は、どこぞの大国が某国を攻撃しまくった姿を投影していると言えなくもない。間に挟まる新米シスター役、エイミー・アダムスも可憐で良し!ただ面白かったか?って聞かれちゃうと「う~ん・・・・」この点数が私の答えです。[映画館(字幕)] 6点(2009-03-13 11:25:55)

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS