みんなのシネマレビュー |
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581. チャップリンの殺人狂時代 遅ればせながらやっと見ることができました。後半の有名なセリフなど見所はたくさんありますが、面白く感じませんでした。ただ、過去に見た漫画や小説、映画など、この映画のシーンやセリフに影響を受けてモチーフにしているのかと思うものをたくさん思い浮かびました。そう言う意味で面白かったです。[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-06-12 02:35:23) 582. ラスト・ワルツ 当時、バンドはそれほど聴いていなかったのですが、あらためて見るとかっこいいです。この時代ならでは映画だとつくずく感じました。いまはジョークのネタにされるニール・ダイヤモンドが渋いし、エミルー・ハリスも今と変わらず魅力的です。曲と会話のつなぎがとてもいい感じで、タイトル通りにひとつの音楽の終焉を感じます。[DVD(字幕)] 6点(2005-06-12 02:29:10) 583. みなさん、さようなら(2003) 不幸な話です。死がじゃなくて死ぬ父親の息子がです。ときどきお金でなんでも動かす人に尊敬したりするけど、この人はなんとなくかわいそうでした。内容もほとんど心に残らなかった。死ぬ理由が見つからないから死にたくないって言葉は、少し気に入りました。一緒に見ていた友人が親しい人に囲まれての、こういう死に方がうらやましいと言っていたけど、ちっともうらやましくなかった。自分は火を見つけた熊たちと一緒にたき火をみながら何も言わずに死にたいです。[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-06-12 02:23:34) 584. ミスティック・リバー ファンの人には申し訳ないけれどクリント・イーストウッドの映画って薄っぺらい感じでキャラクターに共感が持てることがほとんどない。人物像に厚みがないのでストーリーを追って見せているだけに思えてしまう。登場人物のトラウマが伝わってこないので事件そのものが作り物っぽく見えてしまう。こころに残る台詞もなく、そのまま終わってしまった。人間ドラマとしても犯罪ミステリーとしても平均以下だと思う。[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-06-12 02:17:49) 585. バレンチノ ケン・ラッセル色が半端にでていていまひとつ。絶世の美男といわれらバレンチノ演じるルドルフ・ヌレエフとミシェル・フィリップスのラブシーンはきれいでした。5点(2005-02-22 09:29:05) 586. プロデューサーズ(1968) メル・ブルックスはセリフが楽しいですね。「僕の毛布!僕の毛布!」とあわてるジーンワイルダー。お気楽極楽です。6点(2005-02-22 09:18:46) 587. 宗方姉妹 見られたくない日記を高峰秀子に読まれてしまったときの田中絹代のセリフ「見られたっていいのよ、古い日記なんか。今の私には関係ないわ」というところがかっこよかった。6点献上。6点(2005-02-22 09:16:28) 588. 小早川家の秋 後期の小津の映画の中でも、あまり好きではない方です。中村鴈治郎と小津というのが個人的にはダメでした。笠智衆と原節子の間のある感じ、悪く言うとテンポがよくないのですが、そういう小津を好きだったので、物足りなかったです。5点(2005-02-22 09:10:31) 589. 泥棒成金 花火のシーンとラブシーンを重ねるのは、当時は新鮮でしたが今見ると安いB級ポルノみたいです。今見るとついでに、ヒッチコックの映画はどれも効果音がやりすぎです。ジョークなら面白いんですが。5点(2005-02-22 09:05:07) 590. 逃走迷路 タイトルを見て思い出せずに、もう一度見始めてかつて見たことがあることに気がつきました。同じ逃げるにももっとやり方があるだろうにと思いながら見ていました。4点(2005-02-22 09:01:45) 591. 猫が行方不明 猫が主人公だと思っていたら違いました。思ったよりも猫のシーンが少なくて残念ですが、さりげない街の風景が楽しめます。6点(2005-02-22 08:52:32) 592. りんご DVDを買ってきて見ました。知らない土地の不思議な世界が新鮮でした。実際にあったことの映画化、それも当人がでているというので驚きました。DVDに映画の背景などが詳しく書かれていて、面白く見られました。6点(2005-02-22 08:50:22) 593. 遊星からの物体X 公開当時から、なかなかみる機会がなくてDVDを買ってみましたが、買うほどでも無かったなあと思って、すぐに手放してしまいました。退屈はしませんでしたが期待したほどでもなかった。映画は見る時期も大切かも知れないと、改めて思った映画でした。5点(2005-02-22 08:47:50) 594. スリーピー・ホロウ ティム・バートンならではの世界観と映像の着色度たっぷりの色づかい、ゴシックミステリーの面白さを思い切り味わえます。ジョニー・デップはこういう役をやらせたら上手です。さりげない眉毛や口元の動きがいい感じでした。クリストファー・ウォーケンといい、クリスティーナ・リッチといい、こういう役がぴったりですね。6点(2005-02-22 08:36:46) 595. コーリャ 愛のプラハ 泣かせの映画だと思っていたので、ひねくれやの自分としては斜に構えてみていました。お金で偽装結婚をして、相手に亡命されて残された子供を嫌々面倒見ながら、気がつくと情が移っているなんて、ありがちだと思いながら、気がついたらボロボロ泣かされていました。カラスが置いたらしい安いアクセサリーのシーン。地下鉄での犬と子供のシーン。そんなところに思いきりはまってしまいました。「セントラル・ステーション」とか、この映画とかの、おせっかいを焼くのが嫌いなのに、いつのまにか・・というシチュエーションにめちゃくちゃ弱いです。ちょっと甘めですが9点。しあわせは悲しいときに、気がつくとその中に隠れているあるのかもしれないなあと思ってしまいました。9点(2005-02-22 08:17:12) 596. ハッピー・アクシデント つまらない男ばかりとつきあってきた女達の会話が大好きです。段ボール!に別れた男の写真をたくさん集めて、あれはこう、これはこうと、ありがちなシーンですが楽しかった。マリサ・トメイとビンセント・ドノフリオははまり役です。このところ、見ている途中で早く別れて苦しめばいいのにとか、片方が死んじゃえばいいのにとか思うラブストーリーが多かったけど、この映画はふたりが幸せになれますように!と思わずお祈りをしてしまいました。タイタニックで死んだ妹の話をするおじいさんはじめ、脇役も素敵な人たちばかりでした。 7点(2005-02-20 08:10:12)《改行有》 597. キシュ島の物語 キシュ島における3つのお話が独立して語られていますが、最初のゴミをひろう男の話と、最後の家のドアを担いで歩く男の話はありきたりでつまらなかったけど、2番目の妹の結婚の指輪のために一生懸命働く兄の話は心に沁みます。手を貸してあげたくなりました。この話だけで7点の価値はあり。7点(2005-02-20 08:04:55) 598. 女はみんな生きている 自分に何もしてくれず、金持ちに売り払おうとした父親が娘に「呪ってやる」というシーンで、娘が「お父さんに、何かもらったのってはじめて」と切り返すシーン素敵です。 セックス中毒の父と、女たらしの息子も笑えます。嫌になちゃうお母さんの気持ち良くわかります。 でも、そういう風にしたのはお母さんなのかもね。7点(2005-02-20 08:01:16)《改行有》 599. ウィークエンド・ラブ オスカーをとったグレンダ・ジャクソンのひねくれているところが素敵です。内容は不倫もの、それも仕事と家族と愛人の間を悪びれもせず行ったり来たり大忙しの男と、この当時流行の独立志向のバツイチの女とのたわいのない逢瀬なんだけど、リアリティーがあって、ついつい見入ってしまいました。映画を見るときに映画のストーリーと似た経験をもつ必要が無いけど、この映画はずしんとはまってしまいました。グレンダ・ジャクソンの気持ちが切ないです。ラストシーンの甘酸っぱさは経験者ならわかるはず。7点(2005-02-20 07:53:11) 600. リディック もっとハードボイルドに徹してくれたら楽しめたのにな。ロマンス的な匂いをちらつかせると、いっぺんにしらっとしてしまって、見ていて恥ずかしくなってしまいました。主人公を助けて灼熱の地表に向かって焦げる前に焼き消えてしまう彼はいったい何考えているのか。理解不能でさっぱりでした。4点(2005-02-20 07:40:59)
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