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プロフィール
コメント数 1199
性別 男性
ホームページ ないっす!!!
年齢 60歳
自己紹介 客観的に分析したようなもっともらしいレビューって、実はちょっと地頭よければ誰でも書けちゃうわけで、結局ありきたりな物になりがちです。
別に映画評論家でもない1個人としては、個人の感性や主観、あるいは体験を元にしたその人しか書けないレビューの方がよほど価値があるように思うのです。
もちろんそれが、事実誤認やヘイトレベルの差別や偏見に寄って立つものであれば問題ですが、しかしその人しか書けないレビューというのは必ずあるわけで、そういう個人的な感覚や体験を元にした主観的なレビューは、いかにももっともらしいありがちなレビューよりよほど価値があるし読んでて面白いんじゃないかと思う今日この頃。(でも自己陶酔溢れるポエムみたいなのは…)
好きな言葉は「恋」 です。

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601.  3時10分、決断のとき 《ネタバレ》 いまどきめずらしい骨太の西部劇で、ガチで面白い傑作映画。 1957年のリメイク版なわけですが、このリメイクで追加された要素が息子との関係性。 これが完全に成功していて、オリジナルをしのぐ面白さだと思います。 つかオリジナルを観たのは大昔なので細部は全然覚えてないんですが、この映画から息子との関係性をはずしたら、すごいありふれた話になると思うんですよね。 主人公の動機付け的な意味でも「父ちゃんがんばって列車に乗せたね」のラストまで含めて、この息子との関係性は映画の中で非常に重要な意味があります。 正義の味方として頑張る父ちゃんが実は結構底の浅い小市民で、護送される悪人が人間的な面でも大物であるというのはありがちなパターンなんですが、護送する道すがら、そんな2人がお互いに影響しあっていくのは一種のバディ物のよう。 最後、味方が誰もいなくなった街。 あそこでベンがダンとともに助け合いながら列車に走るシーン。 あそこマジかっこよすぎ。 これぞ西部劇。 あそこで手に汗握らずにこの映画を観てる人がいたら、たぶんちょっと仲良くなれそうにありません。 そして最後の馬。 あぁもうかっこいい!![CS・衛星(字幕)] 8点(2016-11-15 16:11:13)《改行有》

602.  タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら 《ネタバレ》 タッカーとデイルと言いつつ、主役はデイルの方。 おっさんに見えるけど26歳らしい(20年前の事件の話のときに俺はそのとき6歳だって言ってるから) ホラーコメディとしては秀逸な1本で「痛い描写は無理だから」という人以外の万人におすすめできる映画だと思う。 誰かが書いていたけど、この映画、しばらくは大学生目線で話を進めてタッカーとデイルが実はいい人だというネタバレはもう少し後の方がよかったと思う。特に予備知識なく観る場合は、その方が絶対面白いと思うし。 アリソン役のカトリーナボウデンは、ホラー映画のヒロインらしい適度な露出の服装でなかなか魅力的なんだけど、2011年にアメリカエスクワイア誌が選ぶ最もセクシーな女性に選ばれたんだとか。なるほどね。[DVD(字幕)] 7点(2016-11-15 15:57:32)《改行有》

603.  ハッピーフライト(2008) 《ネタバレ》 さて、このハッピーフライトという映画。 個人的には「この程度の映画」「テレビの2時間ドラマの延長」というレベルの軽い映画だと思います。 そもそもフライトとかいいながら、そんなに飛ばずにわりとすぐ帰ってきちゃうわけで、全然ハッピーフライトじゃありません。 タイトルからして偽りありです。 しかし、この映画、航空産業に係る人を誠実に描きだしています。 もともとはもっと空を飛んでる内容だったらしいのですが、スタッフが航空産業で働く人たちを取材してるうちに関わっている人達の仕事に魅せられてその人たちを描きたいと思うようになり、こういう内容の映画になったんだとか。 それが見事に成功してると思うのです。 田辺誠一や田畑智子、岸部一徳等、それぞれのキャラが非常にたっていて好印象なのもポイントが高いところです。 もう一つ、自分がなぜこの映画が好きなのかを考えるに、たぶん個人的な事情で日本の航空機会社にいい印象を持っている事が大きいと思うのです。 はるか昔のバブル期の事ですが、自慢ではないですが(自慢ですがw)私、ハワイから日本までJALのファーストクラスに乗った事がありました。 そのときに飲み物を聞かれシェリー酒を頼んだんですが、出された機内用のグラスが非常におしゃれだったのです。 「うわ、かっこいいグラスだ、欲しい」と思った私は「これ、どこで売ってるんですか?購入したいんですが」とパーサーの人に尋ねました。 するとパーサーの人が言いました。 「残念ながら機内用のものはお売りしてないんです。でも…」 「でも、差し上げる事ならできるのでどうぞお持ち帰りになってください」 パーサーの人はそう言うと、白いナプキンでそのグラスを包んでプレゼントしてくれたのです。 「JALのパーサー、超かっけー!!」 そのとき感動した私が日本の航空会社の人を扱った映画を嫌いになるわけがありません。 映画には良し悪しとは別に「好きか嫌いか」という要素が必ずついて回ります。 「いい映画だとは思うけど好きじゃない」という映画は当然あるし、「くだらない映画だと思うけど好き」なんて映画もあります。 この映画は映画として評価するなら、そこまで絶賛するような名画ではないと思いますが、個人的にはかなり好きな映画で、たとえばテレビで放送されれば、何度目かわからないけれどやっぱり観てしまう。そんな映画です。 そんな映画は誰にでもあると思うのです。[地上波(邦画)] 8点(2016-11-15 01:28:05)(良:1票) 《改行有》

604.  キャリー(1976) 《ネタバレ》 わたくし、この映画との最初の出会いはわりと悲劇的な状況でありまして、高校生くらいだったでしょうか、たまたま昼下がりにテレビをつけたらこの映画を放送してたわけですが、それがなんとラストの5分くらいのところ。 なんかわからんけど女性がお花を供えたらお墓から手が出てきて…ってとこで「なんだろうこの映画」と思ったのがキャリーとの出会いでした。 いきなりラストだけを観るというのは映画との出会いとしてはわりと悲劇だと思うのです。 もっともこの映画の映画的なアレンジ部分であるその「手が出る、しかもそれが夢」というとってつけたようなお化け屋敷的ラストシーンに関してはわりと賛否両論あるところですし、そもそも映画の本質的にどうでもいいシーンだったのは幸いだったと言えるでしょう。 その何年か後、改めて観たときにはちゃんと映画を新鮮な気分で観る事ができました。 これがたとえば『「ソウ」のラスト数分だけを偶然観ちゃいました』なんかだったら後から取り返しがつかなかったと思います。 そういう意味では最後にどうでもいいシーンを入れてくれたデパルマは偉かったと言えるでしょう、うん。[地上波(吹替)] 7点(2016-11-14 23:57:16)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

605.  ラブ・アゲイン 《ネタバレ》 原題は「CRAZY, STUPID, LOVE」 「愛とはクレイジーで愚かしいもの」ってとこでしょうか。 映画の内容を(当たり前ですが)よく表しています。 しかし邦題は「ラブアゲイン」 はぁぁぁ? 誰がこんなタイトル付けたのか理解に苦しむんですが…映画の内容にもあってないし、印象的でもないっていう。 まぁそれはともかく、個人的なお気に入りはジェシカ。 ぶっちゃけ美人かどうかかなり微妙なとこなんですが、しかし映画観てるうちに彼女がえらく魅力的に見えてくるんですよね。 そりゃ13歳が魂の伴侶とか厨二的な事を言いだすのもしょうがないかな、と納得するしかありません。 また映画の中ではハンナのストーリーだけが完全に浮いてて、これがどう物語に絡んでくるかなと思えば、実際絡んできたときには「え、そうなの?!」と素直にびっくりさせていただきました。 シナリオの完成度が高いラブコメの良作だと思います。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-11-14 22:55:00)(良:1票) 《改行有》

606.  ターミネーター4 《ネタバレ》 地味におもしろいSFアクション大作です。 なにしろここまでのターミネーター史上最高の製作費なんですから、間違いなく大作です。 この映画の問題点は一つだけ。 「これってターミネーターじゃなくてよくね?」ってとこです。 今回の映画の主役であるマーカスライトはなかなかイケてて主役を張るに十分だし、今までのターミネータにはない地味で暗めのまじめなお話しも決して悪くはありません。 しかしやっぱりだからこそ思うのです。 「別にこの映画、ターミネーターじゃなくてよくね?」 僕はほとんど情報を持たずに試写会で観たわけですが、映画を観ながらほとんどの観客はどこかで州知事がドーンと出てくるのを期待してたと思います。 クライマックスあたりにサプライズでバーンと出てきておいしいとこを持っていくんじゃね? どうしてもそう思いながら客は観てしまうのです。 それはこれが「ターミネーター」シリーズだからです。 その看板を背負ってしまった以上、客がそう期待しながら観てしまうのは避けようがありません。 そしてそれは結局この映画の悲劇、背負いきれない看板を背負ってしまった4代目の悲劇です。 アメリカでも日本でも興行成績はパッとしなかったし評判もいまいちだったそうですが、そりゃしょうがないですよね… ターミネーターの看板がなければそこそこの映画だと評価されたんじゃないでしょうか?たぶん。[試写会(字幕)] 6点(2016-11-14 00:09:52)《改行有》

607.  さんかく 《ネタバレ》 1963年にヒットした名曲「明日があるさ」は37年後の2000年にウルフルズにカバーされジョージアのCMで使われた事でリバイバルヒットしました。 で、このリバイバル時に見かけた記事に面白いものがありました。 恋する女性のあとをつけていくという歌詞を知った会社の若い女性が「やだ気持ち悪いこれストーカーじゃない」と言ったというエピソードです。 それを聞いた会社のおじさんが「青春時代の恋の美しさをストーカーとはなんだ!」と(心の中で)憤慨したという話なのですが、このエピソードは重要な意味を含んでいます。 誰かを好きなったとき、ついつい相手を目で追ったり、相手の行く先につけてみたり、何回も電話したり、そういう行動をすることはごく普通の事なのですが、しかしそれは「ストーカー行為」と紙一重であり、両者の差は、その「頻度」「程度」の差にすぎないという事です。 ですから「受け取る側がどう思うか」という要素が極めて大きいわけですが…この映画中に何回も出てくる「ストーカーじゃないの?」というシーン。そのシーンの大半は、たぶんストーカーじゃないんです。 好きだからついついしちゃってるだけなんですよね。 でも、その行為を受けている側はやっぱそれが嫌なんです。 もう電話かけてほしくないから留守電にしてるのに10回以上電話がきちゃうとか。 好きな側としては(特にこの男はクズですから空気読んだりできないので)当然やっちゃう「イタイ」行動なわけです。 それを簡単に我慢できるようであれば恋じゃないとすらいえるわけで「ダメだとわかってるのについやっちゃう」という「明日があるさ」の歌詞にもあるような純粋な恋の行動なんです。 でも、でもそれを客観的にみるととてもとてもイタイ行為なんですよね。 この映画は、イタイ登場人物たちがイタイ行動をとる姿をひたすら映す映画ですから、観ていてとてもイタイです。 笑えるという評価も聞きますが、僕は全く笑う余地はありませんでした。ただひたすら滑稽でイタイのです。 しかも誰もが「ちょっと(かなり)わかる」イタサだけに、これを観てるとほんとにいたたまれたくなっちゃうのです。 それから(これが重要なんですが)この映画は当時実際に15歳だった小野恵令奈の15歳ならではのキューティでリリカルなエロさを堪能する映画だと個人的に思ってます。 しかし!なんと小野恵令奈の15歳ならではのキューティでリリカルなエロさを堪能できるのは映画の4分の1のとこまで。 あとの4分の3は小野恵令奈の15歳ならではのキューティでリリカルなエロさが全くないのです! 当時15歳でキューティでリリカルなエロさどころか、キュ(略)小野恵令奈自体がそもそも映画に出てこないのです! どういう事なんですか! そんなのダメダメダメです! という事で5点です。[DVD(邦画)] 5点(2016-11-13 22:27:09)(良:1票) 《改行有》

608.  U・ボート 戦争映画というと「事実を元にしつつ派手にドンパチする娯楽作」が主流だった時代に全く違うスタンスで投じられた戦争映画の傑作。 公開当時、映画の内容とめずらしいドイツ映画(今のように多彩な映画が上映される時代ではなかったので)という事でずいぶん話題になったのですが、劇場に足を運びたくなるような映画ではなく後日レンタルビデオで観たのが初見です。 「潜水艦映画にハズレなし」を体現するような映画で、とにかく暗くて重いストーリーを類まれな緊張感でぐいぐいと最後まで引っ張って見せてくれたあげく、最後にはあっけないほどの虚しさを味合わせてくれる情け容赦ないストーリー。 観ている途中の圧迫感はほんとうにしんどくて、観ていてつらいのですがこの潜水艦に乗っている乗員同様逃げだす事が許されないのです。やっとほっとしたと思ったら最後のアレですからね… それほどの「潜水艦に乗ってる感」を観客に与えてくれる映画なんかそうはないわけで、この映画が戦争映画の傑作である事は間違いないんですが、しかし基本的に陽性の映画を好む僕としては「面白いか?好きか?」と聞かれると、素直に「うん」と言い難いところもある映画です。 それでも、それでも「…好きじゃないけど面白い」と最後には言わされてしまうほどの力がある映画で、紛れもない傑作であることは疑う余地がありません。とくに戦争の虚しさを味合わせてくれる有名なラストは、映画史上に残る傑作ラストシーンだと思います。[ビデオ(字幕)] 8点(2016-11-12 11:00:02)(良:1票) 《改行有》

609.  ロボコップ(2014) 《ネタバレ》 リブートという事で、オリジナルと比べるとずいぶんと潤沢な予算を使い、いろいろお上品に変身させたのがこの映画。 (いや、一部表現はむしろ下品だとも言えますが) まぁリブートするからには、何か変えないと意味がないわけで、しかし元のロボコップのよさは、あのB級感にあります。 「お前はクビだ!」 「サンキュー」 ババババン! というバカバカしくも爽快なギャグ(ギャグ?) そして「いい腕だ。名前は?」と聞かれ 「マーティ」で〆るラストのキレのよさこそがロボコップの魅力。 しかしこれはB級映画だからこその面白さであって、お上品なリブートのこちらにはそのような魅力が全然見当たらないのです。 なんかごく普通の最近よくある一見きれいなCG特撮SFアクション映画(しかしお話しはやや暗め)の一つにすぎません。 この作品ならではの良さが全然ないのです。 決してつまらないわけではないのですが、しかし、どっちが好きか?と聞かれれば多分ほとんどの人が「オリジナル」と答える事でしょう。 であれば、残念ながらこのリブートはやはり失敗だったと言わざるを得ないのではないでしょうか? ロボコップは「ちょっとスタイリッシュ」ではやっぱダメなんです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-11-12 01:04:42)《改行有》

610.  タクシードライバー(1976) この映画は20代30代40代とそれぞれのタイミングで数回観ているのですが、初見はテレビで吹替えだったように記憶しています。 言わずと知れた有名映画なのですが、昔から「便所の100W」と言われていた超ポジティブ思考の僕(しかも日本人ですし)には、主人公の行動原理も思考も理解の埒外にあり、全く合わない映画です。 合わないにも関わらず何回か観てるのはこれだけ名画と言われている映画ですから、自分が年齢を重ねたら理解できることもあるのかな?という意味もあってなのですが、何回観ても理解不能でつまんない映画なのは変わりません。 つか、名画名画と言われてますが、ただの痛い厨二病患者を扱ってるだけの映画ですよね?どこが名画なのかまるでわかりません。 この映画は典型的な「合う合わない」「好き嫌い」で語って問題ない映画だと思うので今回は「合わない」「好きじゃない」と素直に言わせていただきます。 あ、この頃のジュディフォスターはなかなか魅力的なのでそれでプラス1点ですかね。[地上波(吹替)] 3点(2016-11-12 00:12:54)《改行有》

611.  ホリデイ 《ネタバレ》 例えばアイリス(ケイトウインスレット)が飛行機に乗ったときのシーン、おデブのうるさいおばさん2人に挟まれてげんなりしつつも、未練たらたらに男へのメール返信を打つシーンですが、ここカメラは正面から彼女をアップでとらえています。 普通のラブコメであれば、ここでカメラが徐々に引いていき両隣のおばさん2人がメールをのぞき込んでる姿が映ってひと笑い、ってのがお約束なわけです。 しかしこの映画では、ただメールを打ってるシーンで終わり。 え?両隣のおばさん存在する意味なくない?てか、だったらそもそもこの飛行機のシーン自体いらないじゃん! おそらくはこの後のアマンダ(キャメロンディアズ)がファーストクラスで移動してるシーンとの対比としてのシーンなんでしょうが、しかしこの2人の生活レベルの差はこの映画においてそれほど重要な意味を持ちません。 ラブコメであれば、ここでお約束のひと笑いをとるべきところでとらない。 つまりこの映画、たまにラブコメなどと語られますが「コメディ要素」はほとんどないわけです。 一方で劇中で描かれる恋模様は結構軽めのテイストのもので、泣きの要素などもありません。 ラブコメの「コメディ」パートは、実はラブ部分の真剣部分への対比、メリハリとして実は重要で、いわゆる「笑いあり涙あり」なんて映画は「コメディ部分」の笑いがあるからこそ「涙」部分が引きたつわけです。 この映画はコメディ要素をほとんど排しているいる一方で恋愛部分の深さもないため「なんかほんわかする恋物語」以上のものになっていません。 上手くコメディパートを作れば相当面白い映画にできたはずで、監督か脚本にセンスがないのが原因でしょうが、かなりもったいない映画だと思います。 それから、映画冒頭ケイトウインスレットの独白から始まるため、ケイトウインスレットがややメインなのかと思いきや、実際に描かれるエピソード比率は、キャメロン7のケイトが3。ケイトパート少なすぎ… もうちょっとバランスのいい扱いにできなかったんでしょうか? そんな感じで実に惜しい映画なのですが、後味自体は悪くありません。まぁ悪くないってだけですけどね。 PS.この頃のジュードロウはケンワタナベにそっくりですね…[ブルーレイ(字幕)] 6点(2016-11-11 22:58:57)(良:1票) 《改行有》

612.  コロニー5 なるほどこれは「TSUTAYAだけ」シリーズだったんですね。 一般的に全く知名度ないですからね。 しかし私が観たのはテレ東の午後のロードショー。 ザ・チャンバラさんが書かれているのと同じ放送だと思います。 で、この映画の感想ですが、これもほぼザ・チャンバラさんが書いてくれているので、ニアリーイコールという事で。 この映画を270円なりでレンタルして観ていたら「あー無駄金使った」と思うとこですが、テレビで放送されてるのを流し見する分には特に何の問題もない、それくらいの映画ですかね。 褒める要素は全くないんですが、凡庸だ、という以外に目くじらたてて怒る要素もあまりありません。 それにしてもこういう映画に出てくる乱暴者集団、ときに不自然なくらい丈夫なんですが、(いい意味で?)悪いものでも食べたんでしょうかね…[地上波(吹替)] 4点(2016-11-11 22:40:06)《改行有》

613.  ジュラシック・ワールド 《ネタバレ》 今回のジュラシックワールドの劇中で描かれるテーマパークは、テーマパーク好きが「あぁ、これいかにもありそう!」と思うような「いかにもテーマパーク」が描かれているのですが、映画の内容自体もまさにテーマパークにあるアトラクションのようになっています。 前作が、わりと真剣なSFティストな恐竜ホラーとなっていたのと比べると、今回はまさにテーマパークにあるアトラクション。 テーマパークのアトラクションですから、物語のハードルを下げて大人も子供も楽しめるようなエンターテイメントになっていて、そういう意味では、ジュラシックパークと比べて話のレベルを数段落とした(あえて言えば頭の悪い)ものになっているのですが、これは意図的なものでしょう。 まぁ話のレベルを落としたあげく登場人物もみな頭が悪くなってるのはご愛敬。 その方が事件を起こしやすいですからね。 登場人物がしっかりしてれば、最初のインドミナス脱走がそもそも発生しません。 「赤外線で見つからない!」→「なぜだ!逃げたのか!」まではいいとして、普通その後は「埋め込んだGPSで位置を確認しろ!」でしょ。 最低限の知能がある登場人物であればそれで万事解決だったはずです。 しかし、それでは話が進まないので、あえてみんな間抜けに設定されてるわけです。 まぁそのあたりをダメだと思うとダメな映画でしょうけど、そこを割り切れれば、第一級の(お手軽)エンターテイメントだと思います。 まぁ間抜けな上に性格にも疑問がある登場人物達に感情移入は全然できませんが… ただ、これだけは言いたい。 あれだけたくさんいた翼竜、どこへ行ったの??[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-11-10 22:58:36)《改行有》

614.  サマータイムマシン・ブルース 《ネタバレ》 観ていて雰囲気とかで1980年代が舞台かと思いきや、なんと2005年。 いやいや、どうみても80年代だから!おかしいって。 携帯さえ持ってない2005年の大学生なんかいないだろ、って思ってたら映画始まって半分以上たって初めて携帯登場! 遅いよ! てかもっと普通に携帯使うって2005年の大学生! まぁそれはいいとして… さてこの映画を観ていると、映画にどうにも入り込めずなんかもうとにかくイライラするわけです。 なんでかなぁ…と思って調べると、これ舞台の映画化なんですね。 舞台と映画って基本的にノリとか文法がまるで別物なわけです。 で、個人的に映画は大好きなんですけど、日本でよく見る微妙な舞台は本当に苦手なんですよね。 この映画は舞台の映画化なんですけど、個人的に苦手な舞台の雰囲気そのままに映画にしているため、観ていてまったく受け付けませんでした。 細かい脇役とかの文法がアングラな舞台のソレで、なにそのセンスのないスタートレックのコスプレは?みたいな感じで誰か登場するたびにイライラしかしないという。 わざわざ映画化するのであれば、映画は映画の文法で撮るべきではないでしょうか? そうでないと映画化する意味はないと思うのですが… 映画として撮り方が下手だというレビューもありますが、中途半端に舞台を映画化してるからそうなっているんだと思います。 ストーリー自体はまぁありがちな時間SF物でいいのですが、とにかく舞台特有のガチャガチャしたしつこいノリを個人的に全く受け付けないため嫌悪感すら抱く映画(もどき)でした。[DVD(邦画)] 1点(2016-11-10 15:47:35)(良:1票) 《改行有》

615.  スピード(1994) 「お、スピードのレビュー書いてなかったぞ」とさっき気づいたのですが、今さらこの有名映画に何を書いたらいいのでしょう… 「過不足ない完璧なノンストップムービー」で、テレビなどで放送されるたびに何回も観てるのですが、いつ見ても面白いんですよね、話を全部知ってるのにも関わらず。 その度「ホントにこれって名画なんだなぁ」と実感します。[DVD(字幕)] 8点(2016-11-10 01:02:21)《改行有》

616.  永遠の0 この映画を観た感想というか、この映画を観た人の感想を見て思った事をいくつか。 まず、戦争賛美だ反戦だ、といろいろ物議を醸すこの映画ですが【「百田尚樹」が書いたもの】だという要素を外して純粋に映画だけを観れば、僕には反戦映画に見えます。というかこれを観て戦争賛美に見える人がいるというのがよくわかりません。 どうしてもそう見えてしまう人は、「百田尚樹」の呪縛にかかってるんじゃないかと思います。 百田尚樹自身はまぎれもなく右寄ですからしょうがないところはあるのですが。 それから、僕にとって太平洋戦争は生まれる20年前に終わった戦争ではありますが、それでも戦争の記憶は世間に色濃く残っていて、それも含めて太平洋戦争についての知識や特攻隊の知識は当然もっています。 しかし、今のたとえば20代の人にとってみれば太平洋戦争は遠い昔の歴史の中の出来事。たぶん僕にとっての日露戦争くらいの感覚でしょう。 この映画(小説)の感想を読んでいるとおどろくほど「戦争の事はよく知らないけど」という文言が出てくるのですが、これってまさに劇中の健太郎の最初のスタンス。 劇中の健太郎は、祖父の事をいろいろ調べるうちに「歴史の中の他人事」が「自分にとって関係のある事」に変化していくわけですが、この映画を観た人も戦争というものを少し意識する事で今後の日本のあり方について真剣に考えるようになるのかもしれません。 考えるとっかかりがこの映画でも僕は別にかまわないと思います。 まぁ個人的にはこの映画は好きではないですが。なにしろ百田尚樹が好きになれないもので…(最初に書いたのはなんなんだw)[地上波(邦画)] 6点(2016-11-10 00:34:02)《改行有》

617.  バンク・ジョブ 《ネタバレ》 不勉強で知らなかったのですが、イギリスでは超有名らしい実際に起きた事件「ウォーキートーキー強盗」をモデルにしたクライムサスペンス。 この事件は、当時、完全な報道規制が行われて、イギリスでは実際に何があったのかとかが今でも全くわからないらしいそうです。 で、生き残っている事件関係者に取材して作ったのがこの映画なんだそうな。 実際、この映画中ではその謎が実は王室のスキャンダル、具体的にはエリザベス女王の妹のスキャンダルだったとして実名で描かれていて、映画の中で存命の王室関係者の実名を出すというのは日本だったら許されないところでしょう。 そのあたりはさすがイギリスといったところでしょうか。 さて、映画の内容で一番「なるほど」と思ったのは貸金庫のくだり。 この銀行強盗事件は銀行の地下貸金庫数百件を強奪した事件なんですが、心配してかけつけた貸金庫の客との会話があって 銀行の人「現在被害を集計中です。貸金庫の中に預けていたものをリストアップしていただければ補償の検討をいたします」 貸金庫に預けてた客「そもそも人に知られたくないものだから貸金庫使うんだろ!」 おおお!!!なるほど! この映画では、貸金庫に預けられていた「王室スキャンダル写真」「政治家のスキャンダル写真」「警察への裏献金名簿」の3つのやばいブツを巡って争いが起こるわけですが、それ以外の関係ない貸金庫の客の品々の多くも、大っぴらにできないものばかりだったという。 これ、映画ではなく実際の事件でも、貸金庫に預けていた客100人以上がその内容を明らかにすることを拒否したそうですから。 まぁ誰しも「絶対他人には言えない事」「墓場まで持ってかないといけない事」なんて一つや二つはあるわけですが、実際に銀行の貸金庫を利用する客の多くがそういうグレーな目的で使ってるというのは面白い発見でした。 もはやこれ映画のレビューなのかがわかりませんがw[地上波(吹替)] 7点(2016-11-09 23:48:21)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

618.  カウボーイ&エイリアン 《ネタバレ》 劇場ではじめてこの映画の予告を観たときに「何これ!めちゃくちゃおもしろそうなんだけど!!」とワクテカした映画。 どう考えてもバカ映画で面白そう。 しかし!実際に映画を観てみると、なんていうんですか中途半端にまじめで地味で悪い意味でびっくりしました。 手に謎の超兵器つけといて、そんなオーソドックスに西部劇をやられてもなぁ…と。 これ、例えばタランティーノがこのタイトルで映画を撮ったらどんなにおもしろい映画になったんだろう…と想像すると、期待が大きかっただけに残念感が強い映画でした。[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-11-09 13:18:56)《改行有》

619.  バンビ、ゴジラに会う うわ、こんなの登録されてたんだ! 1990年代に「イカ天」の後番組として「えびぞり巨匠天国」というアマチュア映画をテレビで流す番組があって、中には結構面白いものもあったんですが、そのえび天に出しても予選で弾かれたかもしれない映画。仮にテレビ放送まで進んだとしても酷評されたであろうアマチュア映画として評価してもレベルの低い映画です。 っていうか映画なの、これ? 自分がいつ見たのかもう忘れちゃいましたが、どこかの大学の学祭だったような記憶が… 映画のタイプとしてはばかばかしい一発ネタで、先のえび天で放送された映画でいえば「爆発五郎」(「やぁ、俺は爆発五郎!みんな俺の活躍見てくれよな!」とかっこよくあいさつした少年が走り出してそのまま爆発してしまう)のような一発ネタであり、個人的には嫌いじゃありません。 ちなみにYoutubeにフルサイズで上がってるので全編を観る事ができます。 このサイトでは上映時間2分となってますが、実際は1分30秒程度。 始まったとたんに誰でもそうなるだろう展開で終わりますから、安心して観て下さいw[ビデオ(字幕)] 4点(2016-11-09 01:08:39)《改行有》

620.  スノーピアサー 《ネタバレ》 走り続ける列車の中をひたすら前に進む映画なのですが、実はこれ一応列車の体裁をとってはいるものの、要はダンジョンRPGでフロアクリアしてるだけですよね。 あるいは例えば死亡遊戯とかでもいいんですが、「何かの障害を倒す(マイルストーンを達成する、フロアをクリアする)と次の展開へ」という実はよくあるタイプの映画ではあるのです。 最後に「ループからの解放、そして若者の旅立ち」で終わるのは、同じ列車系である銀河鉄道999と全く同じ展開であり、要点だけを1行でまとめると実はほとんど同じ内容になるはずなのです。 でも何しろこの映画はその周辺ギミックがすごすぎて… 「地球中が氷漬けになってその中を永遠に走り続ける列車で」とか、しかもその列車の中が車両毎に謎のファンタジー空間でキャラも濃いしで、そういう映画でやってる事の本質がよく見えなくなってるんですね。 っていうか本質は実はどうでもよくて、各車両をどんなアイディアでまとめるか、どんなキャラを出すかという点に製作側の気持ちは集中してたと思えるので、あまりむつかしく考えず成り行きに身を任せて、馬鹿だなぁ…と気軽に楽しめばいい映画なんじゃないでしょうか。[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-11-09 00:21:34)《改行有》

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