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プロフィール
コメント数 1199
性別 男性
ホームページ ないっす!!!
年齢 60歳
自己紹介 客観的に分析したようなもっともらしいレビューって、実はちょっと地頭よければ誰でも書けちゃうわけで、結局ありきたりな物になりがちです。
別に映画評論家でもない1個人としては、個人の感性や主観、あるいは体験を元にしたその人しか書けないレビューの方がよほど価値があるように思うのです。
もちろんそれが、事実誤認やヘイトレベルの差別や偏見に寄って立つものであれば問題ですが、しかしその人しか書けないレビューというのは必ずあるわけで、そういう個人的な感覚や体験を元にした主観的なレビューは、いかにももっともらしいありがちなレビューよりよほど価値があるし読んでて面白いんじゃないかと思う今日この頃。(でも自己陶酔溢れるポエムみたいなのは…)
好きな言葉は「恋」 です。

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661.  グランド・イリュージョン 《ネタバレ》 序盤、めちゃめちゃ面白かったんですよ。 劇場の予告編とかでかかってた、ベガスにいるのにフランスの銀行を強盗しちゃうあたりまで。 これはひさびさにアタリか?と思って観てたわけなんですよ。 そしたら、あれあれ??なんかそっから思ってた感じと違うんですよ。 あれ、そっち?みたいな方向に話が進んでいくんです。 僕が観たいのはそっちじゃなくて…と思うわけですが、残念ながらそんな僕の想いは通じるはずもなく、いかにもルパン3世あたりで普通にありそうなお話になっていき、そうなると序盤ワクテカしただけにがっかり感が、ね… 冷静に考えればそこまで悪くもない映画だと思いますし、映像的にもワクワクできるところもあったわけですが、肩透かし感が強かったので個人的にはあまり点は高くつけられません。 あと、手品はあそこまで自由度高くないし(さすがに格闘には向いてないと思うんだけど)、催眠術もあんなにスカスカかかりません(テレビなんかでは裏で予備催眠かけてるのが普通) この映画の中のあのあたりの演出は映画的な演出って事で一つ。 クォーターバックだ!!のとこはよかったですけどね(まぁこれもまたお約束シーンですが)。[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-08-31 23:01:02)(良:1票) 《改行有》

662.  タイタンの戦い(1981) 《ネタバレ》 テレビ東京で放送されてたので懐かしくて観てしまいました。 さて、この映画が公開されたのはたぶん自分が中3か高1の頃なんですが、そのころの評判等についてはせんべいさんのレビューにある通り。 実際、当時の(ちょっとヒネた)映画少年にとってレイハリーハウゼン御大の名前は偉大であり、アル探(略!)に代表される一種独特なダイナメーションの動きには心ときめかせていたものです。 特に日本ではこういう怪獣物は「着ぐるみ」が基本であり、それらとは明らかに異質の御大の映画は、その手間と熱意が画面からビンビンに伝わってくることもあり、映画自体の出来以上に高評価をされていたと思います。 で、この「タイタンの戦い」ですが、すでにアル探だのシンド(ryだのを観ている観客側には初見の新鮮さもインパクトもないですし、あるいは作り手側の意欲が落ちてたのかもしれませんが、とにかく観ていると売りであるダイナメーションをなんかイマイチに感じてしまったのです。 しかもストーリー自体は普通の(わりと知られた)神話物にすぎないわけで、英雄譚といっても、それはゼウスから全面的なバックアップを受けた上での話ですから、それで美女と国をゲットしてウハウハになられても観ててあんまり気持ちよくありません。 「恵まれた持てるものの約束された成功譚」を観て無邪気に喜べる人はあまりいないんじゃないでしょうか。 せめて恐竜100万年のラクエルウエルチでもいれば…とは思いますが、この映画のアンドロメダはいまいち表情に乏しい上にサービスシーンもなく、そうなると楽しみどころがあまりない映画だという悲しい事態になってしまうわけで、そのあたりがこの映画の評価が世の中であまり高くない理由なんじゃないかと思います。[地上波(吹替)] 5点(2016-08-30 19:32:23)《改行有》

663.  ファインディング・ニモ ネタバレ無しでレビューしてみようw ピクサーの映画ってある意味ジブリに似ていて「無駄に世間の期待が高い」一種のブランドになっちゃってると思うのです。 で、それはいくつかの成功した映画があるからこその評価なわけで観客も次もそのクオリティを求めるわけですが、当然ながら誰しも常時傑作を作れるはずなんかなく、むしろ凡庸なものの方が多いのが普通で「うーん期待したほどじゃなかったね」となっちゃう事も残念ながら多いわけです。 (逆に言えば凡庸なものが多いからこそ、数個の傑作が光輝くわけだとも言えるのですが) で、このファィンディングニモもその「期待したほどじゃない凡庸」な映画の一つ。ピクサーブランドの中ではかなり落ちる映画ではないでしょうか。 話は陳腐で、主要キャラクターに魅力がないという2重苦がおそらくはその原因ではないかと思われまする。 とくにピクサーの場合、デフォルメされた極端なキャラ造りがまず重要でそのキャラクタ達が動きまわる事で話が転がっていくわけですが、しかし極端なキャラ造りは一歩さじ加減を間違うと、観客がイラっとするような魅力のないキャラにすぐに変貌を遂げてしまいます。 そしてこの映画は、そのさじ加減をちょっとまちがっちゃったのがおそらくは最大の敗因になっているんじゃないかと愚行する次第。 ほらネタバレないよ![CS・衛星(吹替)] 6点(2016-08-25 09:41:37)(良:1票) 《改行有》

664.  アイ,ロボット 《ネタバレ》 ロボット三原則を生み出した事であまりにも有名なアイザックアシモフ(正しい発音だとアジモフ)の小説「アイロボット」を元に映画化したのかと思いきや、なんと「ロボット三原則」というキーワードだけ使った完全オリジナル映画。 実際、映画を観てるとアシモフ先生だったらこんな話は絶対書かねーwという、この手のSF映画で超ありふれた「賢すぎる人工頭脳反乱もの」。 (アシモフ先生はミステリ作家でもあったのでこういう謎の殺人事件は「裸の太陽」のようなミステリに仕上げちゃいますから) まぁ映画の場合は地味な推理をやられてもなかなか観客は飽きるわけで、派手なアクションと展開、そしてわかりやすいラスボスという意味で、この「高度な人工頭脳反乱」物が後を絶たないんだと思うわけですが、しかしさすがにこのネタの映画はあまりに大量に作られている昨今、さすがに観客が食傷気味になってしまうのは、観客側のせいだとは言えないでしょう。 と、後半の展開にはわりとがっかりした本映画ですが、観る前の(個人的な)予想と違って映画の中盤まではかなり真剣につくられたしっかりした映画で、「あれ、これ結構おもしろいじゃん」と思ってたのは事実。 謎解きが進むほどにがっかりする展開とありがちラスボスでマイナス1点は避けられませんが、しかし予想よりずっと面白い映画だった事は確かです。 いい意味で裏切られました。 残念なのは警察の上司とかをもっと生かせなかったかな?ってとことかでしょうか。あのキャラただの無駄になってますよね。 ヒロインのブリジッドモイナハン、外見的にも、博士という役どころからも映画を観てるときはアラフォーかと思ったんですが、この映画の撮影時点でまだ32歳。 飲み会あたりで「私の歳あててみて!」と言われたら、「たぶん40近いと思うんだけど、安全考慮でここは思い切り下にふって32歳くらいで答えとくか?」と考えるくらいの雰囲気なのに、それでほんとに32歳と言われると「え、老けてね?」と思ってしまうのは避けられないところ。 日本人以外の年齢ってほんとわかんないなぁ、と思う今日この頃です。 ちなみに、女性に年齢を聞かれたときはあまりわざとらしい下の年齢を答えてもしらけるので「ギリギリありそうな範囲の下限」を答えるのがミソです。これ豆知識な。[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-08-25 09:14:40)《改行有》

665.  ベスト・キッド3/最後の挑戦 《ネタバレ》 ほとんどドラえもんに見えてくる映画 「助けて~ミヤギえも~ん!」 「どうしたんだい?ダニエルさん」 ほんとそれ ダニエルさんがあまりにもダメ人間すぎて、ミヤギさんが彼を見捨てないのは先祖が送り込んだ人型ロボットだとでも解釈しないと、もはや納得できない…それくらいダニエルさんがダメすぎてミヤギさんが天使。 そして、そんなダメダメダニエルさんには毎回違う彼女が! なぜだ!なぜなんだ!?[地上波(吹替)] 4点(2016-08-22 07:56:11)《改行有》

666.  南極物語(2006) くそ!馬鹿にして適当に観てたのに、犬が帰ってくるところで不覚にも涙があふれてしまった。 これは映画の力ではない。犬の力だ。 この映画自体は凡庸だけど犬が最強すぎる。卑怯だ。[地上波(吹替)] 6点(2016-08-18 00:53:31)《改行有》

667.  ポセイドン・アドベンチャー2 《ネタバレ》 オリンピック真っ只中のある日、BS-TBSでこの映画が放送されてるのを偶然見つけました。 「なつかしい!めっちゃ糞映画だった気がするけど全然覚えてないんだよね」って事で、あらためてこの映画をちゃんと観たわけなんですが… なるほど、分析的に観るとなぜこの映画がダメなのかが簡単にわかるもんですね。 この映画の問題点は大きく2つあります。 1つは(これが最大の問題なんですが)そもそもこの映画の主要メンバーはみんな「わざわざ外から沈みつつあるポセイドン号に乗り込んでくる」ってところ。 しかもその動機が火事場泥棒なんだから、もはや何をかいわんや。最近はやりの「自己責任」以外の何物でもないわけです。 そんな連中がポセイドン号の中でどうなろうが観客的にはぶっちゃけどうでもいいわけですから、映画を観てても何の緊張感もありません。 運悪く船に乗り合わせた善人達が必死に脱出しようとする姿に手に汗握ってガンバレと応援した前作とは、根本的に観てる側に温度差がありすぎるわけです。 そしてもう一点の問題は「お宝(あるいはプロトニウム)目当てに外から船に乗り込んできた連中が銃撃戦」って…あれ?それってそもそも舞台がポセイドン号である必然性が全くないですよね、って事。 「ポセイドン号には実はプロトニウムが積まれていて」なんて無茶な設定を後から追加するくらいなら別の映画にすればいいだけの話。 それを「ポセイドンアドベンチャー2」なんて事にしちゃうから、あの映画の続編だと思って映画を観に来た客が肩透かしをくらって激怒してしまうのはそりゃ当たり前ですよね… なまじ前作が映画史上に残る大傑作だけにその反動もすごいわけで、なんでこの映画を「ポセイドンアドベンチャー2」にしちゃったのかな…と思うわけですが、ちょっと調べたところ、どうやらプロデューサーのアーウィンアレンが金に困って「ポセイドンアドベンチャー」の名前を使って安直に金稼ぎをしようと思ったのがそもそもの原因らしく。 これって、『「原子怪獣あらわる」をリメイクしようと思ったけどそれじゃ製作資金が集まらないから「ゴジラ」にしました』というアメリカのトカゲゴジラを彷彿とさせる理由で、当然ながらそんな事をすると「ゴジラじゃない」「ポセイドンアドベンチャーじゃない」と大バッシングを受けるのは当然の帰結。 つまるところ、金看板の重みをまったく理解してない、その程度の人が造った映画だからつまらない。って事。 製作サイドより客の方がよっぽど元の映画を愛してたって事ですね。[CS・衛星(字幕)] 4点(2016-08-17 00:11:48)《改行有》

668.  エスケープ・フロム・L.A. 《ネタバレ》 私、そんなに映画詳しくありません。 そして前知識なく映画を観る事も結構あります。 この映画も大好きなニューヨーク1997、そうリーヴァンクリフだのアーネストボーグナインが出てたあのニューヨーク1997の続編だという知識だけで観はじめたわけです。 実際、映画を観てみるとですね、あれ?実は自分が前観た映画ってこのエスケープフロムLAだったかな?とときどき不安になったわけです。 いや、でもタクシー運転手がアーネストボーグナインじゃないしやっぱ違うよな、と。 ニューヨークにこんな変なサーファーいないだろうし。 それにしてもいろいろ似すぎでデジャビュ感を伴いながら映画を観てたわけですが…後で知ったのが、この映画、続編とか言いながら実はセルフリメイクというかセルフパロディだという事。 それならそうと先に言ってくださいよ… いや言ってたのかもしんないけど! この映画で一番好きなのは、缶を投げ上げて決闘するシーンです。 「この缶が地面に落ちたらお互いに撃つ」とか言って缶を投げたくせに、投げたとたん銃を撃ちまくるという。 で、相手がやられてから缶が落ちてきて一言「撃てよ」っていうね。 撃てないよ!死んでるから! こんなに卑怯な行為がかっこいい主人公ってスネークしかいないんじゃないでしょうか。 それにしてもニューヨーク1997が(当然ですが)1997年の「近未来」、エスケープフロムLAが2013年の「近未来」を扱ってたかと思うと時間のたつのは早いものですね。年をとるわけです。[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-08-16 16:53:29)《改行有》

669.  大脱走 《ネタバレ》 僕らの世代(いくつだよ)であれば、ゴールデン洋画劇場で前後編で放送されていたのを何回も観て、心の中に内容が刻み込まれている名画です。今でもソラで主要なストーリーラインと多くのシーンが思い出せますし。 この映画のテレビでの予告のシーンというと決まって例のバイクで走り回るシーンが使われていたのを思い出す人も多いと思います。(あのバイクのシーン、わかりやすいアクションで派手ですが、特別面白いシーンってわけじゃないんですよね。個人的にはむしろ退屈なシーンです。) そして我々の世代(だからいくつなんだよ)では間違いなくこの映画は忘れられない名画なわけですが、例えばこういう映画評価サイトを観て「面白いんだ!観てみよう!」と思って若い人が観ると「悪くはないけど長くて普通」となるのはおそらく間違いありません。 これは映画に限らず小説だろうがマンガだろうがアニメだろうが避けて通れない問題なわけですが、しかし「この時代に現代の感覚で普通だと思える内容の映画が造られていた」という事に価値があるわけです。 こういう優れた映画があったからこそ、それを真似する人が出て映画のレベルは上がってきたわけです。 そういう意味では本当に偉大な映画だと言えます。 で、当時の「面白い」という記憶を持った人が観ると、今見てもほんとにおもしろいんですよね。 まぁそれがジェネレーションギャップなわけですがw[地上波(吹替)] 8点(2016-08-16 09:34:54)(良:4票) 《改行有》

670.  崖の上のポニョ 僕は職業漫画映画作家だったころの宮崎駿は大好きでした。 1980年ころ、未来少年コナンやカリオストロの城、テレビ版ルパンの死の翼アルバトロスあたりを作ってた頃の宮崎駿です。 そしてアニメ界で名アニメ作家として評価された彼は、アニメージュ誌に風の谷のナウシカで漫画家デビューを果たしたわけですが、そうやって自分の色を出しはじめてからの彼は、僕にとって「これじゃない」作家になってしまったのです。 ラピュタだけは古き良き漫画映画の最高峰という出来ですが、それ以外はどうしても「これじゃない」感が付きまとってしまうのです。 しかも作品を作れば作るほど、宮崎駿が年をとればとるほど「これじゃない」感は高まり、もはやどこをどう楽しんでいいのかわからない作品ばかり作るようになったのです。そんな僕的には、なぜ日本人がこんなにジブリ好きなのかが結構不思議でしょうがないのです。 ただ、このぽにょは、宮崎駿の個人的に嫌いな面があまり出ていなくて、荒唐無稽で脈絡のない、しかし暴走気味な展開が続く実験映画のような作品で、「派手なホラ話」とでも言うんでしょうか、これはこれで一つのアニメーションのあり方だな、と思える映画になっていました。 無駄に元気で妙に頭に残る「ぽーにょぽにょぽにょさっかなのこー!」の唄はこの映画を体現した名主題歌じゃないでしょうか。 なーんてちょっと褒めた風に書きましたが、点数をつければしょせん実験映画の評価なので6点くらいなんですけどね。[CS・衛星(邦画)] 6点(2016-08-15 21:54:24)(良:1票) 《改行有》

671.  AVP2 エイリアンズVS. プレデター 《ネタバレ》 映画の「ニキータ」に掃除人出てくるじゃないですか。ジャンレノがやってる奴。 映画を観ていて「こいつむちゃくちゃすぎてむしろダメなんじゃないか?」と疑問を感じる奴なんですが、この映画に出てくるご同業のクリーナーもそんな感じです。 「お前、実はけっこうダメなんじゃね?仕事できなくね?」って感じで。 お前、むしろ問題拡大させてんじゃんね?みたいな。 さて、この映画の問題点は、みなさんのレビューにあるように「暗すぎる」事につきます。 たとえば新設定のプレデリアン。設定の是非はさておき、そもそも画面が暗くてプレデリアンなのかどうかわかりません。 意味ないよ!! どんなデザインなのかすらよくわかんないのはダメでしょ。 ぶっちゃけあんな小さな街であんな事件があれば絶望しかないわけで、無理筋な戦いであるにも関わらず必死に生き延びようと戦う人達(善人多し)が無常に核で一層されるのも(後味は悪いですが)この手の映画としてはアリな展開です。 ストーリーはありがちですがB級娯楽映画としては決して悪くないと思います。 しかししかし、とにかく画面が暗くて何が起こってるかよくわからない。 ほんとそれ。 どういう環境で試写してこれで良しとなったのかほんと不思議です。 個人的には病院で流れ弾(弾じゃないけど)で結局死んじゃうビッチ美人くらいは生き残らせてほしかったかなぁとは思います。[CS・衛星(字幕)] 4点(2016-08-15 20:20:13)《改行有》

672.  グランド・ブダペスト・ホテル 監督?の作家性がよく出た映画であり、この監督の世界観とか映像とかが好きな人にはおそらくたまらない映画なんだろうな、と想像します。 僕自身は、映画は第一にストーリーを重視するタイプなので、雰囲気重視のこの映画は全く肌にあわず終始退屈なだけでした。せめて話が面白ければまだよかったんですが…。好きな方にはもうしわけありません。[CS・衛星(字幕)] 4点(2016-08-15 17:56:49)(良:1票) 《改行有》

673.  エンダーのゲーム 《ネタバレ》 よく「映像化不可能と言われた小説をついに映画化!」みたいなキャッチコピーがついた映画があります。 で、こいつはまさに典型的なそれ、なにしろ原作はSF小説界のマグナムオーパスの一つ。日本のコミック界で例えれば「北斗の拳」とか「ジョジョ」クラスに位置する小説なだけに、非常にハードルが高いわけです。 しかも原作読んでる人はわかるんですが、あんまり映画向きじゃないんですよね。天才少年の成長と葛藤を描いていて2時間の映画ではなくむしろ半年放送の連続ドラマに適した感じなんです。 SF少年で原作大好きな私としてはこの映画にはもう不安しかなかったわけですが、実際に観てみると結構無難にまとまっていてびっくりしました しかし(ある意味しょうがないのですが)全体に淡々としすぎじゃないでしょうか。 あの厚い小説を2時間にまとめたためにキャラの背景や心の動きがめちゃくちゃ浅くなっていたのはしょうがないとしても、最後の大戦争、卒業試験と見せかけて実は人類の存亡を賭けた戦闘の指揮をとらされていたというオチは「うわ、そうだったのか」って感じでこの作品最大のカタルシスポイント。そこまで淡々と進めておいて、そこで「ええ!」と観客をびっくりさせる作りなのかな?と思ってたんですが、なんとその肝心のオチも淡々と処理されていて「あぁそうだったんですか、まぁやりそうですよね」くらいで終わらせちゃってるから、非常になんか残念な感じになっちゃってます。 わざわざあの名作を映画化してこれでは、なんか非常にもったいないと言えます。 てかSFの名作小説と言えば「スタータイドライジング」あたりが「エンダー」なんかよりはるかに映画向きの傑作だと思うんですが、なぜか映画化の話聞きませんよね。ふしぎー。[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-08-15 17:26:13)《改行有》

674.  陽だまりの彼女 《ネタバレ》 ここ数年の日本の大衆小説界では「きみの膵臓を食べたい」とか「僕は明日昨日の君とデートする」とか、軽いタッチの泣き系恋愛小説(旧来の小説好きからは毛嫌いされる)が流行なんですが、この映画の原作、つまり小説「陽だまりの彼女」はその軽いタッチの泣き系恋愛小説ブームを代表する1作で、映画好き以前に本好きの僕も当然読んでいるわけです。 で、こういう「原作付き」の映画の場合、原作小説を読んでいるかどうかでだいぶその感想は変わってくると思うんですよね。 というか大半の映画は原作付きなわけで、どうしても原作と比較しての評価が避けられないわけです。 なかには「スタッフ、絶対原作読んでないだろ」みたいな映画も多数あるわけですが、しかしこの映画に関してはわりと原作の雰囲気は残せていて、観ていてそれほど違和感はありませんでした。 細かい注文はたくさんありますが、この映画で論評すべきは、原作とは異なるヒロインの解釈と意味深なラストにあると思います。 原作ではヒロインは猫のまま転生して主人公の前に現れます。つまり主人公はこれから猫と添い遂げるわけです。 「それってハッピーエンドなの?」と一部で言われるゆえんですが、しかし「お前ブライアン喰ったろ」というセリフの後「にゃ」だけで終わる原作のラストシーンのキレはなかなか素敵なものがありました。 しかしこの映画版では原作ではそこで終わる「お前ブライアン喰ったろ」から後の尺が長いわけです。小説を読んでから映画を見ている人としては「むむむ」となっちゃうわけですね。ラストは完全に違ってますし。 個人的には原作の方が完成度は高いと感じますし、そういう意味ではこの映画には不満も残るのですが、しかし映画のスタッフが「原作よりもっと普遍的なハッピーエンド」を目指した事はわかりますし、まぁそれもいいのかな、と思います。 なにしろ原作のラストは猫好き以外には「ハッピーエンドじゃないよね!」と言われていたわけですから。 そりゃ新婚の美人妻が猫になってかえってきてこれから一生とりつくわよみたいな空気出してるのをハッピーエンドって言われてもねw[CS・衛星(邦画)] 6点(2016-08-15 16:55:47)《改行有》

675.  宇宙人ポール 《ネタバレ》 「ショーンオブザデッド」の2人による「SFオタクロードムービー」 (私はそれを知らずにこの映画を観て「こいつらかよ!」と思ったわけですが) この映画の魅力は映画全体を包むロードムービーならではのゆるい空気感と何よりも愛、そしてイギリス風のちょっと捻ったユーモア。 劇中、いろんなSF映画(特にスピルバーグ)への愛が半端なく(だから当然対宇宙人といえばシガニーウィーバーなわけで)それだけでもSF映画好きがこの映画を嫌う事は不可能。 そして、登場人物への愛も主人公たちだけではなく脇役にまでちゃんと降り注いでいて、映画を観ている途中で頬が自然に緩む映画です。 「大傑作」「超名作」なんてタイプの映画ではありませんが、映画愛、SF愛、人類愛に溢れた小粋な名品だと言えます。[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-08-15 16:35:37)(良:1票) 《改行有》

676.  シュガー・ラッシュ 《ネタバレ》 このサイトで2010年代のランキングを見るとかなり上位に入っている映画ですが、僕はこの映画がそれほど面白いと思えないんですよね。何しろいままでレビューも書いてなかったくらいなわけで。 映画を思い出しながら書いてみます。 トイストーリーに代表される「人間が知らないところで実はこんな世界が!」というタイプの作品群の中で、こいつはゲームセンターのゲーム内キャラ)を扱った作品。 しかし残念ながら、個人的にはこの映画は面白くも楽しくもなかったのです。 いやCGアニメはむしろ好きなジャンルです。「モンスターズインク」や「ラプンツェル」など大好きな傑作も多数ありますし。 しかし、この映画は本当に全然面白くなかったんですよね。 その最大の理由は主人公であるラルフの性格。 普通、映画を観るときって主人公の行動原理を理解共感し感情移入する事でその映画に入り込みストーリーの中で喜怒哀楽を感じていくわけですが、僕はこの映画の主人公ラルフには全然共感できず感情移入ができないんです。 もともとゲーム内で不遇でその結果性格的に多少捻くれてるのはしょうがないのですが、メダルとっちゃる!という自分勝手な行動はただのわがまま放題の悪人にしか見えません。 ぶっちゃけ嫌いな奴です。リアルでいたら絶対仲良くなれそうにないタイプです。 そして、主人公が嫌いであれば当然映画に感情移入できるわけもなく、そうなると映画を観ていても楽しさや高揚感を感じる事はできません。 それでも脇役陣のキャラが魅力的であればいいのですが、たとえばフェリックスはただのアホだし、どうやらヒロインらしいレース少女もリリカルすぎて魅力にかけ… この手のCGアニメにおいては、何より「キャラクターの魅力」こそが重要ですから、そこに(個人的にですが)全く魅力を感じないとなると、興味を持てないキャラどうなろうとぶっちゃけどうでもいいわけですから映画を面白いと思う事ができず、もっとおもしろいCGアニメが多数ある中で、どうしてこの映画の評価が高いのか個人的には全然理解できない映画です。[CS・衛星(吹替)] 4点(2016-08-15 16:00:09)(良:2票) 《改行有》

677.  28週後... 《ネタバレ》 あぁ、この映画のレビューを書いていませんでした。 いいと思っててもレビュー書いてない映画はたくさんあるよな、と思いつつ…とりあえず書きます。 前作の「28日後」(これもレビュー書いてませんがw)は個人的にがっかりの映画でした。 前半はなかなかいいんですが、後半の「ほんとに怖いのはおかしくなった人間だ」の展開を面白いとは思えなくて、正直がっかりしたのを覚えています。 点数をつければ6点というところでしょうか。 その続編と言う事で実はあまり期待してなかったのですが、その期待はいい意味で裏切られました。 まず冒頭のスピーディで絶望的な展開がイイ! 状況がわからないままグイグイ引き込まれるあの導入部は傑作だと思います。 冒頭で妻を裏切って逃げた男が、懺悔のために立場を利用して拘束されている妻に立場を利用して再会。 そして謝罪しながら妻とキスするわけですが…あの状況で自分を見捨てた旦那のキスを妻が受け入れるのか?と疑問に持つ人も多いんじゃないでしょうか。 で、妻は自分がキャリアだという事は知ってるわけで、その事実を告げずにキスを受け入れたのは旦那への一種の復讐なんでしょうね。そう考えれば納得できるシーンです。 まぁ結果として酷い殺されかたをするわけですが。 そして一家族の身勝手な行動から始まるロンドン大崩壊の連鎖。 いやぁこれですよ、これ。 こういう映画はこれくらい派手でないと。 軍の対応ですが、あの状況じゃ皆殺しするしかなくなりますよね。あの判断はしょうがないと思います。 そしてそこに(ありがちですが)現れる「俺には殺せない」的デルタフォースの男。 どっかで見た顔だな、と思ったら「ヘンゼル&グレーテル」の主演の方でした。 その彼が英雄的行動で皆を助け続け、最後は、いかにも英雄にふさわしいフラグな展開で火炎放射器で焼かれてしまうシーンは、ポセイドンアドベンチャーのジーンハックマン並みに印象深いシーンでした。 そして凡百のB級ホラーであれば「ありがちありがち」くらいにしか思わないそのシーンで、僕は文字通り手に汗握って魅入ってしまっていたわけです。これをビバ!と呼ばずになんとしましょう。 さて、このシーンもそうですし冒頭や途中の派手な銃撃シーンもそうですが、全体に活気に欠けカタルシスも乏しかった前作と比べて、今作は随所に派手で印象的な殺戮シーンが見られます。 たとえばヘリのローターでゾンビをぶしゃぶしゃやっつけるシーン。 ローターってそんな丈夫なのか?と思わなくもないですが、ああいう印象的なシーンが映画のあちこちに見られるんですよね。 まさに正しい娯楽映画です。 そして個人的にフアンだった素敵な少佐まで殴り殺されてしまい(しょうがないとはいえ個人的には彼女は助かってほしいところでした)、最後はあんな展開に。 皮肉な事に、映画中の英雄的な行動や優しさや善意は、結果として人類を滅亡方向に大きく転がしてしまっているという事実。 よかれと思って命がけで行動した英雄的な人たちがいなければ災厄はイギリスに封じ込められていただろうに…という自身の映画の内容を全否定する実に皮肉なラストなんですが、しかしこのシニカルさこそがこの映画の真の魅力でもあるわけです。 次回作の「28月後」が楽しみです。(残念ながらいつのまにか噂を聞かなくなりましたが…)[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-08-13 22:40:36)(良:1票) 《改行有》

678.  ベスト・キッド2 《ネタバレ》 日本人なら「あれ、オキナワってどこの国にあるんだっけ?」と一瞬悩んでしまう日本(オキナワ)描写ですが、部分的には努力のあとが見えて、この映画の30年後に撮影された「ウルヴァリン:SAMURAI」で描かれる日本あたりと比較すればむしろがんばってる方だと言えなくもありません。 昔の映画であっても「007は2度死ぬ」や「ブラックレイン」のように日本ロケをした映画ならともかく、あくまでアメリカで撮った日本ならこんなもんでしょう。 とはいえ、たとえば夏目漱石の札束(夏目漱石の札束ってのがそもそも変なんですが)をああいう風に数えて渡す人は日本人にはいないわけで(アメリカの映画では見かけるけど、日本人はあぁいう風にお札を数えない)やはり日本人が観ると随所にひっかかりを感じます。 …なんて書きましたけど、これはあくまでも日本人だから思うローカルな感想。 この映画は基本的にアメリカ人を対象にアメリカで撮られた映画なので、たとえば「残念だけど沖縄にはバレースクールは無いの」という、沖縄の人が聞いたら「沖縄なめんなよ!」と思うようなセリフであっても単なる映画の都合による設定に過ぎないわけで映画の本質的にはどうでもいい事なのです。浴衣と着物の区別がついてないのもよしとしましょう。 という事でそういう日本人だけがおかしいと感じるような点を除いて素直な気持ちで映画を観れば… 初めて訪れる日本?の街(村)で、朝、泊まった家から出て数メートル道を歩いただけで「漁村だって聞いたけど誰も漁をしてないね」と師匠に尋ねる主人公。 「いや、そこまだ普通の住宅地の中だよ!!」 「周りに海も見えてないのになぜそんな事がわかるんだよ!エスパーか!」 …突っ込まないわけにはいきません。 日本とは関係ないところでも結局突っ込み放題なので、残念ながらその程度の映画なのでしょう。 クライマックスを盛り上げるために?唐突にやってくる台風やその台風の中で意味もなく柱に上って困ってる子供、覚えてろよーと言いながら台風の中を走りだすライバルのチンピラ等々かつての大映ドラマを思い出させるような強引かつドラマチックな展開も、残念ながら突っ込み待ちのギャグシーンにしか見えないのが残念なところです。 ところで、やはり格闘ものですから主人公には必殺技がかかせません。 パート2という事で1作目の(どういう効果があるのか全くわからない)鶴のポーズと同じじゃいけませんから2作目は「でんでん太鼓殺法」です。 クライマックス、倒れた主人公にカツを入れるため祭りに来ていた客の全員がふとことからでんでん太鼓を取り出し打ちならしはじめます。 こわ! こえーよ! もうほんと、ホラーなのかギャグなのかはっきりしてほしいところです。 ちなみにこのシーンの主人公の殴り方は、まるではじめの一歩のデンプシーロール。 なるほど、でんつながりですか。 意外と理にかなってるわけですね、でんでん太鼓殺法。 余談ですが、映画導入部で展開する前作から直接つながるシーン。 これは前作でいったん撮影されたものの蛇足だからと言う事でカットされたシーンをそのまま流用したもの。 エコだね!![DVD(字幕)] 3点(2016-08-12 15:59:20)《改行有》

679.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 33年前に庵野秀明が監督した自主製作特撮映画「帰ってきたウルトラマン」を観た事がある方はいるだろうか? その映画のあらすじはこうだ。 「突然地球に降ってきた隕石がしばらくすると動き出し街を破壊しはじめる。その正体は最強と言われる宇宙怪獣バグジュエル。MATの攻撃は全く歯がたたず、ついに熱核兵器を使用する事が決断される。しかし、市街地にはまだ多数の生存者が…」という内容であり、そう!話の骨格は今回のシンゴジラと同じなのである。 「三つ子の魂百まで」とは言うけれど、今回のゴジラは33年前に撮った自主製作映画「帰ってきたウルトラマン」を(意図してか知らないけど)下敷きにして、怪獣を今までの怪獣ではなく一個の巨大自然災害として再解釈し、それに力強く立ち向かっていく日本人を描いている。 実際エンドロールを確認すると多数の取材対象の中に東日本大震災当時最前線で対応していた枝野や、女性防衛大臣経験者である小池百合子の名前が上がっており(つまりあの女性防衛大臣のモデルが誰かは明らか)、当事者に対し真剣に取材を行いリアリティのある日本の行政対応を描こうとした事がよくわかるし、実際「未曽有の巨大災害のときの政府の中はこんな感じなんだろうな」と納得させてくれるだけのものが描かれていた。 逆に言えば今までわりと国際的なコンテンツだったゴジラを、今回は完全に「日本人専用」と割り切った内容になっていて、それは国際的なゴジラはもうハリウッド版があるし、日本では日本人のためのゴジラを創ろうぜ!なんて意図があったんじゃないだろうか? 今回のシンゴジラは日本国内での高評価もあってか海外100以上の国での配給が決まったらしいけど、こんな日本国内用に特化した作品を向こうの国の人が観て面白いなんて思うわけがなく「けちょんけちょん」に言われる事は目に見えている。 しかし、それがいいのだ。 日本人のためのゴジラ。いろいろな問題がある中で日本人が改めて前を向いて進んで行きたくなるゴジラ。 それがこのシンゴジラなわけで、改めて新しいゴジラ像を提示した本作が、東宝社内の事前評判を覆すように高評価されヒットしているのを観るとなんとなくうれしくなるのだ。 一方で、社内試写会でこの映画をけちょんけちょんに言っていたと噂される東宝の幹部の方は…上がそんなセンスしか持ってないから日本の特撮娯楽映画は…と悲しくなってしまうわけだけど。 で、この映画は最終決戦をいきなりアゲアゲにしてくれた爆笑列車爆弾(最高ww)など庵野というクリエイターの色が随所によく出た映画で、そのせいもあって「エヴァじゃん!」と言われる事が多いわけだけど、別に庵野はエヴァしかないわけではないし、巨大な無敵生物を描いたときに同じクリエイターであればどうしても似ちゃう面があるというだけの事だと思う。てかみなさんこの映画についてエヴァエヴァ言い過ぎ。どんだけエヴァ好きなんだ。 一部で「使徒じゃん!」と物議をかもしている意味深な最後のしっぽのシーンは、ゴジラを神と解釈して「神は自分に似せて人を作った」という言葉をそのまま表現してるだけなんじゃないかなぁ、と個人的には思った次第(だから人っぽい姿のものとゴジラっぽい姿のものが入り混じってる) もう一つ書けば、劇中重要なポイントでかかる伊福部のゴジラ音楽の数々。涙が出るくらい素敵な事に、なんとオリジナル版じゃないですか。いまどき劇伴がモノラルとかもう最高!そしてあそこでかかる怪獣大戦争マーチは「もうこの曲しかない」という選曲であって、誰がなんと言おうとこの映画が「ゴジラである」事を高らかに宣言してくれるのだ。庵野と同世代であり東宝チャンピオン祭りでゴジラに親しんだ世代の自分はもう昨日は一日中ずーっと怪獣大戦争マーチの鼻歌が止まらなかったわけだけど、実は今日もそのブームは続いていて、いつ曲が止まってくれるかはまさに神のみぞ知るところなのです。[映画館(邦画)] 9点(2016-08-09 09:13:19)(良:6票) 《改行有》

680.  GODZILLA ゴジラ(1998) 《ネタバレ》 ゴールデンラズベリー賞で最低リメイク賞を受賞してしまってるわけですが、「ゴジラ」なんて名前を付けちゃうからそうなるわけで、プロデューサーが言ってるようにこの映画は本来「原子怪獣現わる」のリメイク。資金を集めるために「ゴジラ」の名前を借りちゃってるだけなんだから、そりゃそうなっちゃいます。 「名は体をあらわす」で「ゴジラ」なんてタイトルじゃなく昔の「恐竜が都会に現れちゃいました」的B級映画だとしてみればごく普通に見られる映画です。 まぁとりたてて褒める要素もなく「ごく普通」以上の評価は出来ないですけど。 そしてそんな映画であっても製作予算は日本のゴジラ映画の10倍以上の1億3000万ドル。 そのおかげで映像表現だけは日本のゴジラじゃ全然太刀打ちできないレベルなんですよね。 その予算でほんとのゴジラを撮ってくれれば…という思いはこの10年以上後に実現するわけですが。 ちなみに、この映画のゴジラの最大の見せ場はこの映画ではなく「ゴジラFINAL WARS」です。 本家ゴジラへの当て馬として戦わされて瞬殺。北村一輝に「マグロを食ってるような奴はダメだな」と言われてしまうギャグ要員。 輝いてるぅ![地上波(吹替)] 5点(2016-08-03 14:24:23)(良:1票) 《改行有》

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