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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 1440
性別 男性
自己紹介 初めてこちらのサイトに投稿させていただいたのが2004年の1月。間もなく15年目の節目を迎える事に。
何かきっかけだったのかなあ・・・と思い返してみると、モンゴメリー・クリフト&エリザベス・テイラー主演「愛情の花咲く樹」(1957)が、なんで作品登録されてないんだ!って義憤(?)に駆られ投稿を始めたことを思い出しました。
レビュー数、今日現在1337本。自分が投稿した作品のレビュー読み返してみると結構気恥ずかしいことをつらつらと、とりとめもなく書いてるなあと反省しきり。
でも「冷たい熱帯魚」(2点)と「パッセンジャーズ」(6点)「3時10分、決断の時」(8点)なんか我ながら良くこんな文章書けたなと感心。
これからも宜しゅうお願いいたします。

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721.  しゃべれども しゃべれども 平山監督の演出っていうのは本当に危なげがないというか、ガッチリ腰が据わっていて安心して鑑賞出来ますね。TOKIO国分君単独初主演という事で、おいおい、彼には荷が重すぎやしないかい?って最初不安だったんですが全くの杞憂でした。彼も含めた出演者のアンサンブルが実に良い。決して大きなテーマを扱っている訳ではないけど、人間同士の心のふれあいが仰々しくなく、こと細かに綴られていきます。ツンデレ美人の香里奈もグッド。でも映画の根本をぐっと支えているのは伊東四郎、八千草薫のベテランご両人。笠智衆さんがまだご存命中の頃、一家に一人こんなおじいちゃんがいればって、どなたかエッセイで書かれているのを見た記憶がありますが、今なら自分は八千草薫みたいなおばあちゃんが一家に一人にいたら、って思いますね。チャキチャキの江戸っ子おばあちゃんっていう、本来の八千草さんの役どころではないかもしれないけど、画面に登場してくるだけでなんか嬉しくなる、そんな役者さんってなかなかいないですよ。ゆずの心地よい主題歌に見送られ劇場を出ると、空にはすがすがしい五月の青い空が広がってました。やわらかい初夏の日差しみたいな、この季節にぴったりな映画。おすすめっす![映画館(邦画)] 7点(2007-05-26 16:59:38)(良:1票)

722.  嵐を呼ぶ男(1957) 近藤マッチ先生のリメイクを昔片手間に観た記憶があるけど、あっちが『嵐を呼ぶやんちゃなアイドル少年』なら、こちらはまぎれもなく「嵐を呼ぶ男」には違いない。でも仮に、今現在の近藤真彦(でもいいしスマップの誰かでも構わない)がこの役を演じたら、「男」になる得るのだろうか?はなはだ疑問。少年→青年→いきなりオッサンっていうパターンが特にジャニーズ系には多いような気が。自分の事はさておき。裕次郎相手役専門以前の、女優北原三枝主演映画(『青春怪談』とか『月は上りぬ』)をもっと観てみたい。[ビデオ(邦画)] 6点(2007-05-25 15:25:41)

723.  私は告白する 主役のローガン神父は、まさにモンゴメリー・クリフトに当てはめ、創造されたようなキャラクターですね。常に思索にふけり、懊悩している端正なマスクのこの神父役、当時全盛期を迎え内面的演技に磨きをかけていた、クリフトにはうってつけの役どころだったと思います。地味な題材ゆえに、ヒッチコックのフィルモグラフィーの中では特に黙殺されがちなこの映画、果たしてこの神父は教会の戒律をあくまで固守し、告白された罪を白日の下に晒す事はないのか?クリフトの一挙一動演技に真実味があるからこそ、クライマックスまで緊張感が保たれ心理的サスペンスの佳作として成り立った作品のような気がします。・・・ただクリフトファンのはしくれとしては、こういう陰性な役柄より陽性なクリフトの姿を映画でもっともっと観たかったっていうのが正直な気持ち。フレッド・ジンネマン監督『山河遥かなり』を観ると、コメディにも十分対応可能な役者だったような気がするんだけど・・・。[ビデオ(字幕)] 8点(2007-05-21 13:58:57)(良:1票)

724.  ヒッチコックの ファミリー・プロット 何といってもブルース・ダーン(山田康雄)バーバラ・ハリス(小原乃梨子)の吹き替えバージョン、『日曜洋画劇場』放映時のものがベスト。シャーリー・マクレーンはじめ、少々喜劇味かかった女優さんのアテレコをやらせたら小原さんに敵う人はいないと思います。ホントこの人のアテレコは凄い!小原さんの声質、自分昔っから大好きなんです。ガキの頃ドロンジョ様に感化されたせいもあるやも。この映画、ヒッチコックとしては既に枯淡の境地にいたのか、全盛期の頃の大技も使うつもりはハナっからなかったみたいですね。ユーモラスなカーチェイスシーンは「北北西」や「泥棒成金」の明らかなバリエーションだし、以前使ったテクニックを規模を縮小しつつ再利用してるって印象。でも他人の技ではなく、かつて駆使したご自身の技を使っている事に文句などつけれるはずもありません。やっぱりと名人と言われる方は亡くなるまで、唯一無二の存在なんだよなあ・・・。[地上波(吹替)] 8点(2007-05-19 11:15:33)

725.  G.I.ブルース 以前レビューしたエルヴィス映画の最高傑作、「ラスベガス万才!」で「エルヴィス映画はこれ一本押さえとけば大丈夫」なんて、生意気にも知ったかぶった事を書いてたんですが、いや~、この映画も楽しかったっす!「ラスベガス万才!」のアン・マーグレット然り、彼には性格のはっきりした勝気なヒロインが脇にいた方がぐっと映えます。この映画でのジュリエット・プラウスという金髪の女優さん、映画通のイラストレーター和田誠氏が好きと言ってたのを何かのインタビューで読んだ事が有りますが、彼女が生き生きしていて凄く良いです。タイトル同名の主題歌始め、「フランクフルトスペシャル」「マーチで行こう」「イカス買い物」etc全盛期のエルヴィス君、もう全編ノリまくってますね。実は珍しくもドイツの観光映画としての側面もあったりする。もしかしたら製作者連中は軍隊よいとこ、世界最強アメリカ軍隊万歳!みたいな事を何気に誇示したかったのかもしれないけど、ノーテンキなエルヴィス節がそんなキナ臭い匂いを全て蹴散らしてくれてますwエルヴィスやっぱカッコイイわ。[DVD(字幕)] 7点(2007-05-18 12:52:43)

726.  花影(1961) 《ネタバレ》 この映画、観る前実は相当期待してました。製作年度的にも川島監督の脂が乗り切った最盛期に撮られた作品でもあるし、脚本がこの前年成瀬巳喜男監督「女が階段を上る時」でバー勤務の女性の生態を生き生きと描いた菊島隆三氏。しかもカラー。同じ題材ゆえに、面白かった「女が階段~」の姉妹篇くらいの出来かと思ってたんですが・・・。・・・う~ん、年の離れた従姉妹くらいの出来かなあ、これは。ストーリーは、美しきヒロイン池内淳子の、多彩な男性遍歴をめぐるメロメロメロメロ・・・(エンドレス)ドラマ。最後まで観ても経済的にも精神的にも自立しているはずの彼女が、何で死を選ぶのかが皆目わからない。彼女を取り巻く男がことごとくサイテーな連中ばかりなので、こんな男どもに振り回される彼女が可哀相というより、だんだんと単に愚かな女に見えてきてしまうのが難。まあ、大岡昇平の原作がそういうお話ならしょうがないのか。同じくバー勤務していても毅然と自我を確立し、したたかに前向きに生き抜いていた、前出「女が階段を上る時」高峰秀子や「銀座化粧」田中絹代あたりに、この池内流されまくりヒロインを小一時間くらい説教してもらいたいってマジ思ったw(池袋文芸座「池部良特集」にて鑑賞)[映画館(邦画)] 5点(2007-05-14 16:15:26)

727.  主人公は僕だった 《ネタバレ》 出来としてはごくごくフツーだと思うけど、主要キャスト5人の個性がうまく生かされていて退屈しませんでした。ウィル・ファレルの、まるで一筆書きしたマンガみたいなカクカクした容貌、マギーの一見蓮っ葉そうで実は心優しい女性、エマの神経質な小説家気質の人物造型が特に良かったです。演技派エマ&ダスティンのワンシーンのみの共演シーン、見ごたえ有り。「ネバーランド」、「ステイ」、そして本作と三作続けてこの監督の映画を観たけど、なんか脚本を無難にまとめよう無難にまとめようという意識がやけに強いような人だって印象を受けます。どの映画でもいい役者を揃えているんで、脚本以上のもっと観客のイマジネーションを喚起してくれるような演出を希望!↓既に皆さんも指摘されてますが、オチにもうひとひねり欲しかった。[試写会(字幕)] 6点(2007-05-13 10:55:22)

728.  鬼畜 私は志麻が怖い。志麻を初めて意識したのは、NHK大河ドラマ「草燃える」の北条政子役だった。かなり無理矢理感があった娘時代から、息子頼家や実朝を叱咤する尼将軍時代まで一貫して怖かった。今に至るまで一度抱いてしまったイメージは不変。さて、志麻は一体いつの頃からこんな低音ドスの効いた、鬼畜生キャラを好んで演じるようになったのか?デビュー当時の『秋刀魚の味』での、小津好みの清純可憐な役からこの『鬼畜』まで、私の志麻鑑賞歴インターバルが空きすぎてて把握が難しい。『紀ノ川』あたりまでは袴姿がよく似合うおきゃんな女学生役だったのに。まさかある日突然豹変した訳でもあるまい。当レビュー登録の志麻のフィルモグラフィー中だと、タイトル的に「影の車」あたりで何事か、志麻の身の上に演技派への意欲を掻き立てる何かがあったと見るが如何。敢えて子供の日のプライムタイムに思いきってこの映画を放映する勇気あるテレビ局は・・・ないだろうな、やっぱ。親に自覚持たせる絶好の機会だと思うが。[地上波(吹替)] 7点(2007-05-05 15:16:26)(良:2票)

729.  スタア誕生(1954) 歴史と同じく、エンターテイメントの世界においても「もしもあの時・・・」が禁句なのはよく承知しているけど、やはり自分もこの作品を見返すたんびに、「もしもこの映画でジュディがアカデミー賞を下馬評通り獲っていたら・・・」と考えてしまう。グレース・ケリーは早々と引退なんかせず、もう何年かはハリウッドで頑張ってヒッチコックと傑作を連発したんじゃないか?ジュディはこれ以降、天与の才能を再び開花させ映画や舞台で大活躍する一流エンターテイナーとして大成したんじゃないか・・・?ヒロインを輝かす事にかけてはハリウッド屈指の職人、ジョージ・キューカー監督がこの映画でも、その腕前を遺憾なく発揮してます。ジュディの悲劇的な後半生を既に知っているのが原因かもしれないけれど、決して心がウキウキ弾むような種類のミュージカルではないですね、これは。映画ファンが「ミュージカル映画女優としてのジュディ・ガーランド」の、最後の光芒を目に焼き付けておく為の映画だと思います。[ビデオ(字幕)] 7点(2007-05-05 11:44:01)(良:2票)

730.  若草の頃 おそらくジュディ・ガーランドが生涯で最も溌剌と光り輝いていた時期に撮られた作品だと思います。「ザッツ・エンターテイメント」のレビュー後、無性にこの映画の本編が観たくなり、レンタルショップへ直行しました。なんかね~、いいんですよ!映画全体に流れてる優雅な雰囲気が。「緑園の天使」や「若草物語」が好きな方なら絶対イケルはずだし(多分これが当時のMGM色ってヤツ?)もちろん「オズの魔法使い」でドロシーに恋した人にもおすすめ。恋する高揚感の中で唄われる「トロリー・ソング」が幾つかの佳曲の中でもやっぱ一番の傑作。可愛らしさだけでなく子供特有の残酷さも垣間見せてくれたマーガレット・オブライエンも良し。惜しむらくは鮮やかなテクニカラーだとばかり思っていたのに、モノクロバージョンのDVDだった事。(追記)カラーバージョンにて再見したので一点追加します!「♪恋したら くちずさもうよ トロリー・ソング♪」おそらく、トロリー(チンチン電車)が鳴らす汽笛と、恋した時の胸の鼓動を重ね合わせこの軽快な名曲は生まれたはず。[DVD(字幕)] 8点(2007-05-04 16:59:05)(良:3票)

731.  しあわせの法則 《ネタバレ》 「リベリオン」のクリスチャン・ベール、「パール・ハーバー」のケイト、それにフランシス・マクドーマンドと何気に豪華なキャスティングなのに、何故かこの春東京じゃ六本木のシネコン一舘のみでひっそりと公開された作品。よほどつまらないのかと思いきや・・・、話自体は地味だけど見応えのある映画になってて、三人のファンの自分は一安心。ケイト扮するお固い学者肌の女性が婚約者(ベール)の母親(マクドーマンド)に影響され、次第に性的に奔放になっていく・・・。その過程が非常に良く描き出されているんで自分は感心しました。一歩間違えばポルノ映画の題材(懐かしのエマニエル夫人とか)に充分なり得るお話です。ただラストが唐突に丸く収まってしまったのにはちょい不満かな。 ついでにこの甘過ぎる邦題も。クリスチャン・ベールは相変わらずクールな役が似合う![映画館(字幕)] 6点(2007-05-04 16:30:18)

732.  スプラッシュ マニッシュなスーツスタイルで高級デパートを見物していたマディソンが、店員に「お客様、『アニー・ホール・ルック』はもう時代遅れでございますよっ!」ってアドバイスされるシーンがあるんです。当時映画ファンになったばかりの自分は、意味が良く解らず、「ん?『アニー・ホール・ルック』って何や?」って思い、そこからダイアン・キートンやウディ・アレンの事とかを知るようになりました。何かベタな話ですが、こうやって映画ファンっていうのは、一つの映画から過去の作品とのつながり等を覚えてくんだなあって思って。これは自分の例です。今に至るまでの、自分のラブコメ評価大甘主義のおそらくルーツになった大切な映画。↓何人かの方も書かれてますが、テレビ吹き替え版も良かったですよね。自分が観たのはマディソン=美保純バージョン。今考えても、ダリルのアテレコを何故に美保純が?っていう疑念が消えないのですが、今でも美保純さんをテレビでお見掛けする度に、スプラッシュの吹き替えした人だってつい思ってしまいます。確か当時の配給会社のキャッチコピーは、「人魚版のE・T」(爆)だった筈。[映画館(字幕)] 9点(2007-05-04 10:31:32)

733.  トロイ(2004) ここ数年のオーリー君の役柄選択の基準が、何だか自分にはよく判らないですねえ。例によってこの映画でも、登場人物最強のへタレ王子役。マッチョコンビ、エリック・バナとブラピに喰われまくられ、単にラストまで生き残るってだけで報われない事極まりない。ただでさえ線が細いのに、この種の役どころを引き受けさせるっていうのは、役者としての彼の将来に何らかの益か戦略があっての事なんでしょうか?エージェントかマネージャーさん、そろそろ軌道修正してあげたら?まあ「パイレーツ」第三弾での成長ぶりを期待しましょう![地上波(吹替)] 6点(2007-04-30 10:31:14)

734.  バベル 《ネタバレ》 わかりやすいようでいて難解、難解なようで実はわかりやすい、二律相反かもしれませんが私はこの映画を観終わった瞬間、上記のような感想を持ちました。モロッコ篇、メキシコ篇、日本篇と、オムニバス的各エピソードは若干時間差を置きながらも、一応明快に描かれているにもかかわらず、さてさて肝心の、じゃあこの3つ(4つ?)を総括して、この映画の作者は一体何を我々に問い掛けたかったの?って考えると・・・何だかモヤモヤしてそれが明確によく見えてこない。ワールドワイド的罪の連鎖?異郷、あるいはハンディキャップを背負わざるを得ない立場に身を置いた人間の、コミュニケーションの不調和?にしては描写が猥雑過ぎるような気が。でもこの種の、鑑賞後観客の想像に解釈を委ねさせる映画は久々だったので自分とっては新鮮でしたね。これは評価分かれるでしょう。評論家連中には受けが良さそうな映画だけど。ラスト、役所広司の微笑みが自分にはちょっと意味不明で混乱。フツー、年頃の自分の娘がマッパでベランダにいたら、一瞬ギョッとし→とがめる表情をして→手をつながれて安堵しようやく微笑むというのがスムーズだと思うけど、途中のワンショットが何故か抜けてるので、私はこの父娘の関係にどこか不健全で病的なモノを感じてしまい、もしかしたらそれが母親の自殺した真の原因だったのかと勘繰ってしまいました。刑事役の役者は渡部篤郎そっくり。話題のリンコ・キクチ嬢は・・・、映画のポスターだけだとちょっと城戸真亜子さんに似てる(←それだけかい)[映画館(字幕)] 7点(2007-04-29 10:41:51)

735.  ロッキー4/炎の友情 《ネタバレ》 昨日の日曜洋画劇場、一晩限り(?)の復活、淀川長治さんの解説付きでの初鑑賞。現在公開中「ロッキー・ザ・ファイナル」全編に漂っていた寂寥感は、やっぱり常にロッキーの脇に寄り添っていた愛妻エイドリアンが亡くなってしまったからだったんだなあってつくづく思いましたね。ロシアの大雪原で「ずっと離れない、いつも一緒だ」って抱き合うシーン、ファイナルを観た後からかもしれないけど、何かしみじみして泣けてきました。当時これを観に行かなかったのは、ロッキーがソビエトにまで遠征して戦うっていうあらすじを読んだ時点で「国威に利用されるロッキーなんて・・・」っていう反撥があったんだと思います。いや、すでに「3」からもう興味は失ってたけど。初めて通ったスポーツジムで、この映画のサントラが毎日延々とガンガン流されてて、ああこの曲、この曲!って思い出して懐かしかったです。これを観た方だと、ファイナルのトレーニングから試合までの流れがあっさりし過ぎてるっていう不満が有るのは判りますね。意外に面白かったんでびっくり。「3以降は凡作、観る必要なし」という風評にだまくらかされてた自分に反省。やっぱり実際己の眼で観て確かめないといけないんだなあ。[地上波(吹替)] 6点(2007-04-23 12:58:07)

736.  ラブソングができるまで 《ネタバレ》 これまでありそうでなかったヒューとドリュー待望の共演作!しょっぱなの80年代テイスト満載の主題歌から、もう微苦笑シーン連発です。いや~、でも当時『ワム!』とか『プリンス』とか、徹マンしながらカセットテープ擦り切れるまでよく聴いてたなあって、懐かしく思い出しました。役者◎、設定◎、音楽特に◎、演出、脚本が若干生ぬるいというか、雑というか詰めが甘い印象。落ちぶれた過去のアーティストという設定のヒューを、更にジリ貧状態にまで追い詰めた方がラストのコンサートシーン、もっと盛り上がったのではという気がしますね。あと個人的に気になったのは、二人が初めて結ばれるシーン。真っ赤なドレスに変身した直前のシーンのレストランで、ドリューは「3日間シャワーも浴びてないのよっ♪」って言ってたけど・・・。いいのか?ヒュー、そのままシャワー浴びさせなくてH・・・う~ん・・・。別に潔癖症って訳じゃないけど、俺ならドリューなら、許せる・・・かな?どうだろ、どうかな・・・。その後ず~っとそれが気になって仕方なかったよお・・・。[映画館(字幕)] 7点(2007-04-22 13:26:19)

737.  サンシャイン 2057 《ネタバレ》 実は一度目、映画自体のテンションの低さと、登場人物たちの低血圧ぶりに眠気を催し、ついうっかりうとうとしてしまったんです・・・あうぅぅ・・・。これは続けて二回観ての評価点。入れ替え制のシネコンで観ていたら、多分評価出来なかったですねW何だか、ホラー映画なら真っ先に血祭りにあげられそうな、いかにも影が薄そうなメンツばかりだったので、よし、こりゃ真田キャプテン、最後まで生き残って地球を救い帰還するのは鉄板だいっ、日本代表万歳!と確信していた矢先、あれあれあれまあ・・・あえなく撃沈・・・。えっ?えっっ??えっっっ???これって誰が主人公なん?一体この中の誰に感情移入すればいいん?不明のまま次々と乗務員は影が薄いまんま壮絶な最期を迎え、こっちがまごまごしてる間にジ・エンド。クライマックスはなかなかの大迫力だったので、よっしゃ、もう一回観てみてやろうという気に。そしたら最初のナレーションで「僕(キャパ)を含めて乗務員は八人」とちゃんと主人公が自己紹介しているではないですか!何だかなあ・・・でもファーストシーンはヒスパニック系兄ちゃんが太陽の光線を浴びているトコだし・・・はなっから観客を混乱させ、突き放してるとしか思えない導入部。「情けは自分の為ならずSF版」って巧く出来たおハナシなのに、そのせいで自分のようなSF映画一見さんには良く理解できない映画になっちゃったんじゃないかい?これ。入れ替えなしの劇場で、おヒマなら二回続けて観た方が絶対楽しめます。よくよく観たらこれイギリス映画だったんだね、これ・・・、じゃあ許そう!一点追加!よく頑張った! (追記)↓鉄腕麗人さんや↑ザ・チャンバラさんのレビューを拝見させて頂いたら、なんだか実はこれ、凄く奥の深い面白い映画だったんじゃないかって思えてきました。このレビュー登録者の皆さんの鋭い洞察力に改めて感服です。ナルホド、みんなの低血圧ぶりは意図した事だったんすね~。[映画館(字幕)] 6点(2007-04-21 10:44:31)

738.  かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート アジアンイケメン版「チャーリーズ・エンジェル」と言ったら失礼かな・・・。自分はジェット・リー主演「SPIRIT」B級廉価版かと、もともとそれ程期待せずに観たのが良かったのか、逆に失望も少なかったです。冒頭とエピローグでマンガをパラパラと捲るシーンが挿入されていた通り、何となく製作者側もそもそも少年漫画の枠以上のものを越えようとする意思はなかったような気がしますね。前作「PROMISE」から、更にニコラス君は男前化が著しく進化しとりますな。ドン・ジェ嬢にもう少し見せ場が欲しかったところ。レストランでの大立ち回りシーンはもうこの種の映画のお約束か?[映画館(字幕)] 5点(2007-04-16 14:12:11)

739.  クィーン 《ネタバレ》 ダイアナ元皇太子妃事故死に英国王室が一枚噛んでた?みたいな、謀殺説内幕暴露サスペンスを実は期待していたんですが(←映画化無理だろ)全然違いましたw。でも私も含め、観客が望む範囲内の「意外に低い敷居の王室ヘのぞき見趣味」は、充分満足させてくれる内容かと思います。私が一番びっくりしたのは英国王室私有地(御用邸?)の広大な敷地と、エリザベス女王がその中を、お供の侍従なしで車を運転したり、事故ったり(!)かなり自由気儘に過ごしている描写でした。実際はどうだかもちろん知る由もないけれど、映画の中の女王はダイアナをトラブルメーカーと苦々しくは思ってたにせよ、必ずしも嫌悪していたという風には描いてない。途中、気高い表情の一匹の鹿に「早くここからお逃げなさい!」と指図したように、結果的にマスコミの餌食にされこの世を去った彼女を一人の女性として評価し、その死に憐れみの感情を表していました。演じるヘレン・ミレンはアカデミー賞も納得と思わせる、大英帝国の威信を賭けた現役女王を的確に演じて、流石と思わせてくれる名演技でしたね。ブレア首相ヘの、まるで息子に接する態度みたいな一挙一動が微笑を誘います。[映画館(字幕)] 7点(2007-04-15 16:29:22)

740.  ロッキー・ザ・ファイナル 《ネタバレ》 ごめんな、スライ。長い事、俺あんたの事みくびっとった。若い頃も年喰ってからも、頭よりガタイと筋肉にモノ言わせてずっとハリウッドをサバイバルしてきたのかと思ってたら、いつの間にやら演出や脚本、演技でもこんなにきめ細かく、しみじみとした情感が出せるような映画人に成熟しとったんやね・・・。ロッキーと同じ団塊の世代の方への応援歌っていうだけでは決してなく、キモチ的にもカラダ的にもちょっとばかり弱くなって、人生守りに入ってきたかもって日々の生活で感じてる三十代以上の方に観てもらいたいアツイ映画。いや、そんな狭量な事は言わず、「やがてはジジイババアになる」あらゆる年代の方に観て欲しい。何よりこの映画には作り手の真っ直ぐな「心」がこめられてました。ちょっと恥ずかしくなるくらいの、ストレートな台詞の数々も相変わらずちょっと抜けてる、ジャマイカがどこにあるのかなんてまるで興味がないロッキーのキャラクターだからこそ許せてしまうんです。エンドクレジットが終了するまで涙が乾かない映画を観たのはホント久しぶり。オイラやっぱこういう単純だけど深い映画が一番好きなんだよおぉぉ!うおおおおおおっ!←これは意味ない雄叫び[試写会(字幕)] 9点(2007-04-13 11:58:16)(良:2票)

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