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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2100
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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721.  クヒオ大佐 《ネタバレ》 実在した結婚詐欺師。微妙に品を感じさせながらも安っぽい詐欺師ぶり。 専属運転手つきで高級車から降りてくるフリをするシーンなんて絶妙でしたよ! 微妙に流暢で微妙にたどたどしい日本語の台詞回し。 醸し出す怪しさと滑稽さ、淋しさ。それでいていつもの堺雅人も感じさせる。 これらを同時に成立させてみせる絶妙のバランス感覚。堺雅人の演技が実に楽しかったです。 大体、この風貌でジョナサン・エリザベス・クヒオという名前からして怪しすぎる。 こんな怪しい男にひかれていく松雪泰子演じる弁当屋の女社長と満島ひかり演じる博物館の職員。 クヒオと同じくこの2人のどこか寂しさを感じさせる人物像がいい。 一方でこの男の怪しさをいとも簡単に見破ってしまう女社長の弟と銀座のホステスとの絡みが楽しい。 終盤の展開はあまり上手くいっていない感がありますが、 主要キャストの演技とキャラクター設定だけでもソコソコ楽しめる作品になっています。[CS・衛星(邦画)] 6点(2015-06-16 22:11:08)《改行有》

722.  ふしぎな岬の物語 原作未読です。 人生、日々の暮らしは何も大したことは起こってないようでも、 生きている以上、誰にもいつかは訪れる大切な人との別れなど、やはり生きていれば色んなことがある。 淡々と綴られていきますが、そんな日々と人生の描き方にいい味わいがある作品です。 企画から携わったという吉永小百合さんらしさが出まくりのおとぎ話異風の前半も、 吉永さん演じる喫茶店の女主人とまわりの人々の、 重さもありますが様々な事情が明らかになる後半も良かったと思う。 それにしても、出てくる人はいい人ばかり。泥棒さんでさえもね。 ずっとこの土地で昔から一緒に支えあって暮らしてきた、気心が知れた人々が織りなす人情や温かみのある人間模様。 僕は社会人になってから、故郷を離れ、20数年の内に4回転勤を経験していることもあり、 本作のような作品の舞台設定には憧れます。最近仕事で辛い出来事がありましたので、特にそう思うのかもしれません。[DVD(邦画)] 7点(2015-06-16 22:06:19)《改行有》

723.  西遊記 はじまりのはじまり 「西遊記」と言われてイメージするのは、子どもの頃にTVで毎週楽しみにしていた、 夏目雅子さんの三蔵法師とマチャアキ孫悟空をはじめ3人の弟子たちと天竺を目指して旅をするのあの西遊記です。 一方本作は濃いキャラを揃えた愉快な妖怪ハンターたちと妖怪と、 最後に孫悟空が登場する、天竺への旅に出るまでのお話。 チャウ・シンチーらしいギャグを随所に挿入しながらもロマンスも盛り込み、 本作のMVPはパワフルな妖怪ハンター姉ちゃんを演じたスー・チーさんじゃないでしょうか。 「ジョーズ」を思わせるハラハラドキドキの冒頭。特にこの冒頭は結構残酷なシーンも多く、 チャウ・シンチーの西遊記は子供が見るにはちょっときついかな。 しかし冒頭からラストまでテンポ良く一気に見せてしまうチャウ・シンチーの剛腕ぶりは健在です。 3人の弟子たちと天竺への旅に出るところでエンディングとなりますが、 当然、天竺への旅を描く続編もあるんですよね?期待していますよ、チャウ・シンチーさん! Gメン75のテーマもいいですけど、「ガンダーラ」でもよかったかも・・・?[DVD(字幕)] 7点(2015-06-08 23:25:45)《改行有》

724.  薄氷の殺人 《ネタバレ》 グイ・ルンメイの映画を見る度に同じことをコメントしている気がしますが、 本作もやはり彼女がお目当てで見た作品で、期待通りの素晴らしい存在感を見せてくれます。 本作でもやはり彼女はあまり喋りません。 その表情で感情を見せる独特の存在感は本作でも際立っています。 彼女の微笑んだような表情が好きなのですが、本作には彼女の笑顔は全くありません。 夫を亡くし、クリーニング店で働く薄幸のヒロインという役どころ。 ストーリーの軸になるミステリとしては、犯人が誰なのかは序盤で予想はついてしまいます。 しかし本作はそこはあまり問題ではないと思う。 その上で彼女が演じる女性の今と過去の事情と事件の真相と、 1人の男とのドラマが展開されていく。 作品の舞台は華やかな上海や北京とは全く趣の異なる、 屋外スケートリンクがあるような中国の北部の地方都市。 夜のシーンが多いのですが、寂れた町並みにあやしく光るネオン。 寒々とした冬の風景と人間模様も印象的です。[DVD(字幕)] 7点(2015-06-06 15:23:35)(良:1票) 《改行有》

725.  旅人は夢を奏でる カウリスマキ監督作。弟アキの作品は何本も見ているけど、本作はあまり見る機会が無いミカの作品です。 妻子に出て行かれた孤独な音楽家の男。その前に突然、3歳の時に別れて以来35年も音信不通だった父が現れる。 寡黙な息子と、豪快な親父。爆笑することは無い。 でも見る者を微笑ませてくれるような、正反対の性格の2人のちょっと可笑しく、ちょっとホロ苦さがある珍道中がいい。 2人はクルマで北へ、北へと向かう。旅先で出会う、息子にとっては初めて会う家族。 ぎこちなくも程よいあたたかさがある。 1つ1つの出会い、エピソードを重ねていくうちに、 最初はぎこちなかった2人が少しずつ空白の時を埋めていき、 無表情だった息子は気が付けばとてもいい笑顔を見せるようになっていく。 いつしか息子にとっては、父に連れられるまま、 自分が全く知らなかった家族の姿と自分のルーツを探し求める旅になっていました。 ただ、2人の旅を見ながら、親父は旅の最後にこういうことになるんじゃないかな?という嫌な予感はあったのですが・・・。 この結末だけが少し残念ですが、僕が好きなロードムービーの良さが随所に感じられる作品でした。[DVD(字幕)] 7点(2015-06-01 20:02:47)《改行有》

726.  コーヒーをめぐる冒険 ちょっと人生に悩み行き詰りかけている主人公の若者。 朝からコーヒーが飲みたくても、なかなかコーヒーを飲むことが出来ないヘンな一日。 これが作品にユルい可笑しさをもたらしているんだけれど、 なかなかコーヒーにありつけない彼を見ていると人生、こんな時もあるよな・・・。と思わされたりもする。 そんな彼が様々な人と出会う。みんな何かしら悩みを抱えながらも生きている。 軽さもあり、ユルさもあり、ですがそんな人間模様に独特の味わいがある作品です。 終盤に描かれる「死」。その後、やっと飲むことができたコーヒー。 若い時には意識することは少ないですが、 こういう出来事に直面するとやはり人生、時間というものについて考えさせられます。 恐らく彼もコーヒーを飲みながら、人生のほろ苦さも味わったんじゃないかな。 ドイツ映画とモノクロってどこか相性の良さを感じます。 この独特の気だるさ、ユルさ。ジム・ジャームッシュの映画を彷彿とさせるものがある作品です。[DVD(字幕)] 7点(2015-05-29 22:52:33)《改行有》

727.  レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う カウリスマキ流バカコメディ第2弾。 前作の方が笑ったかな・・・?という気もするけど、 多分本作を先に見ていたら、そういう感想にはならなかったかも。 相変わらずのとんがったつま先と、あのトサカ頭。これだけで笑ってしまう。 特に青いカウボーイハットからトサカが突き出たおっさんの風貌が面白すぎです。 ちょっとトホホな脱力系の笑いドコロも健在です。 モーゼが登場し、いつ海を割って進むんだ?と思っていたら、 もっと手っ取り早く水の上をスタスタと歩いて渡ってしまうところには笑っちゃいましたよ。 彼らの音楽は前作以上に聞かせてくれたと思います。 「ゴー・アメリカ」と同点、8点とさせていただきます。[DVD(字幕)] 8点(2015-05-29 22:47:16)《改行有》

728.  バツイチは恋のはじまり 《ネタバレ》 こういうドタバタ・ラブコメのダイアン・クルーガーを見るのは初めてだったので新鮮味はあったのですが、 本作を楽しめるかどうかは彼女が演じるキャラクターを受け入れられるかどうかでしょうね。 ラブコメでヒロインのキャラに魅力が感じられないのは辛い。 ラブコメなので最後はこの2人がこうなるんだろうな・・・ とは分かっているものの途中までは何とも気の毒な役回りのダニー・ブーン。 しかし本作はこのダニー・ブーンがいいんです。 この人の映画はそんなに見ていませんが、 風貌にも演技にも独特のほんわかとした味がある素晴らしいコメディ俳優だと思います。 これから円熟味が増してくる年齢。今後ますます期待したい人です。[DVD(字幕)] 4点(2015-05-17 13:58:25)《改行有》

729.  艦隊を追って ミュージカル&水兵さん、と言われて思い浮かぶのはジーン・ケリー。 一方アステアの水兵さんはちょっと華奢に見えるけど、それもアステアらしくてまた良しです。 アステアと言えばジンジャー・ロジャースをはじめとして、パートナーの美女と華麗に優雅に。 一方ジーン・ケリーと言えば男同士で陽気にパワフルに、というイメージがありますが、 本作は作品の半分は戦艦の艦上ということもあり、アステアと水兵達との陽気な絡みも楽しい作品です。 勿論アステアのパワフルなソロも、ジンジャー・ロジャースとのペアの舞いもたっぷりと堪能できます。 ストーリーはやっぱり典型的ないつものアステアとロジャースの映画。でもこの2人の映画はそれでいいんです。 セーラー服姿をはじめ、正装ではないアステアとロジャースのダンスも新鮮。 でも、ラストはやっぱり正装に身を包んだ2人の優雅なダンスが素敵です。 この頃のアステアは映画の中で陸海空軍、全てに入隊しています。 この2人が活躍した時代は戦争の暗い影が世界を覆っていた時代と重なります。 しかし、軍隊生活を描きながらもひたすら陽気。 そんな時代だからこそ、こんな映画の存在も必要だったんだろうなと思わされます。[DVD(字幕)] 7点(2015-05-16 22:39:19)《改行有》

730.  ニューヨーク一獲千金 マーク・ライデルがこんなドタバタコメディを撮ってたんですねえ・・・。 全編を通じてジェームズ・カーンとエリオット・グールドのコンビが笑わせてくれますが、 この2人のキャラ設定が絶妙にいいんです。 そしてもう1人、名優マイケル・ケイン。 「ペテン師とサギ師 だまされてリビエラ」などでも見せてくれる、 品と胡散臭さを見事なまでに同時に成立させてみせる彼の存在が作品を引き締め、 より面白くしてくれています。 その他のキャストも豪華な顔触れが揃った、なかなか小粋なドタバタ犯罪コメディでした。[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-05-08 21:00:09)《改行有》

731.  101 ディズニー、脚本ジョン・ヒューズということで、小さな子どもも一緒に安心して家族揃って楽しめる作品。 ジョン・ヒューズと言えば子どもが登場するコメディを得意とする人だけに、 子どもも見る映画としては、子役が登場して子ども目線があっても良かったのではないかと思います。 それにしても「ベートーベン」シリーズといい本作といい、ヒューズさん、犬がお好きだったのかな。 序盤からの展開はとにかく早い。 同じダルメシアンを飼う男と女が出会って、 その後恋に落ちて・・・のドラマをすっ飛ばしてあっという間に結婚という序盤の展開も、 後半はひたすら動物たちの大活躍に絞っているのも、 子どもも見る映画としてはいいんじゃないかと思います。 人間の登場人物としてはアクの強いヨゴレ役を演じたグレン・クローズに拍手!です。 そんな悪役の彼女が動物たちにコテンパンにやられるのも実に分かりやすい。 吹替版での鑑賞でしたが、山田邦子さんの吹替がグレン・クローズの怪演に見事にはまっていました。[CS・衛星(吹替)] 5点(2015-05-05 00:14:19)《改行有》

732.  シベリア超特急 ついに見てしまいました!シベ超! 映画が始まり、「ダメだこりゃ・・・」と思うまでにそう時間を要しなかった。 なかなか閣下が台詞を発しない。僕は早く閣下の伝説の棒読み台詞が聞きたくて仕方がない。 何でもいいから早く何か喋ってよ~!と思い始めた矢先に閣下が放った最初の台詞でまずは吹き出してしまいました。 「おおっ!これがあの閣下の棒読み台詞か!」「おおっ!これがあの揺れない列車か!」 そう、「ダメだこりゃ」と思いながらも気が付けば次々登場する迷シーンの数々にワクワクさせられっ放し、 水野さんの思惑とは全く別の次元で本作が愛され伝説となっている理由がよ~く分かりました。 列車を舞台にしたサスペンスの見せどころの定番、 命がけの窓づたいの客車の移動に疾走する列車の屋根の上での格闘シーン。 ここでも笑わせてもらえるとは思ってもみませんでした。見事なまでに緊張感も迫力もございません。 客室にずっと座ったまま。 作品の中でもはや置物状態の閣下が棒読み状態でズバズバ名推理を炸裂させるくだりにまたしても笑わされ・・・。 いやいや、本当に楽しいひと時を過ごさせてもらいました。 ヒッチコックの「バルカン超特急」のような、交換殺人のプロットを取り入れ「見知らぬ乗客」のような。 水野さん自らが手掛けた迷脚本。 映画監督も脚本家も俳優も大変な仕事なんだ。 映画を撮るということは誰にでも出来ることではないんだ! そんなことを身を持ってお示しになられたとすら思える。 水野さんの映画への熱い思い、平和への熱い思いを感じずにいられない。 これまでそれなりの数の映画を見てきました。 1度見ただけで忘れることなど出来ない衝撃を受けた映画が沢山ありました。 それらとは全く異次元の世界ですが、 僕にとっては「シベ超」も1度見ただけで忘れることなど出来ない衝撃を受けた迷画として記憶に刻み込まれることになりました。 何より楽しんでしまったこの映画にどうしても低得点が付けられません。 かと言って満点とかはダメだと思う。よって、本作にとっては変な点数ですが7点くらいでよろしくお願いします。[DVD(邦画)] 7点(2015-05-01 17:17:35)(笑:1票) (良:2票) 《改行有》

733.  ジゴロ・イン・ニューヨーク ジョン・タートゥーロが監督・脚本・主演。 ウディ・アレンが他の監督作に出演の数少ない作品です。 アレン以外の監督作にアレンが出ている映画は ポール・マザースキー監督作「結婚記念日」くらいしか見ていませんが、 どちらも完全にいつものアレン映画です。 アレンを自身の映画に迎えるにあたって監督がアレンに合わせる、あるいはアレンが自分の映画にしてしまう。 多分その両方があるのでしょう。本作の場合、 ポン引き役のアレンが落ち着きの無い演技で大げさなゼスチャーを交えてしゃべり続ける。 俳優アレンらしい姿を存分に見せてくれます。 コンビを組むタートゥーロのシブさ、寡黙さとうまくキャラ分けがされています。 コメディとしては笑いドコロはそんなに多くはないのですが、 頻繁に挿入されるアレン映画ではお馴染みのユダヤ人ネタ。 音楽も、NYの街の色も、いつものアレン映画に重なって見える。 近年はアレン監督作でも見られなくなった俳優アレンの健在ぶりが見られて、 アレンらしい楽しい演技を見せてくれるだけでもアレンファンとしては嬉しい作品です。[DVD(字幕)] 6点(2015-04-27 23:12:07)《改行有》

734.  やさしい本泥棒 《ネタバレ》 近年のジェフリー・ラッシュを見ていると名優の名を欲しいままにしているといった感じですが、 本作での静かなる素晴らしい演技もまた感動的でした。 ちょっと怖い、でも実は優しいその奥様を演じたエミリー・ワトソンも、 主人公の少女リーゼルを演じた女の子も、この家に匿われたユダヤ人青年を演じた男優も、 皆が素晴らしい仕事をしています。 彼らがやがて本当の家族のようになっていく過程や、 ナチスにより言論や行動の自由を奪われた生活の中でリーゼルが本と出会い、 読み、そして自ら書くことを通して成長し過酷な境遇、時代を力強く生き抜いていく姿が感動的です。 冒頭の本作の語り部が語る内容が辛い展開を予感させてしまうのはどうだったのかと思いますが、 理不尽に大切な人の命が一瞬の内に奪われていく。これが戦争。 この語り部の正体は意外な人物?だったのですが、 その彼ですらラストではリーゼルの人生を通して生きること、人生の素晴らしさを語っている。 リーゼルが素晴らしい生涯を全うしたことを伝えてくれる、この語り部の本作最後のメッセージもまた良かった。[DVD(字幕)] 7点(2015-04-25 15:12:15)《改行有》

735.  戦場カメラマン 真実の証明 見る前はこの邦題から、紛争地域で何が起こっているのか?その真実に迫る、例えば「サルバドル」のような作品をイメージしていました。 そのイメージとは異なりましたが、地味ながらも戦争と人間を描いた見応えのある作品でした。 戦場で一体何があったのか?なぜ親友のデヴィッドは帰って来ないのか? それは心に体に傷を負ったコリン・ファレルが演じる戦場カメラマンとクリストファー・リー演じる医師の対話を通して明らかになっていく。 その過程を描く後半は淡々とした中にもズシリと考えさせられる重みがありました。 そして戦場で何があったのか、果たしてデヴィッドはどうなったのか・・・?明らかにされる真実もまたあまりにも重い。[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-04-20 20:50:20)《改行有》

736.  ガリバー旅行記(2010) ジャック・ブラックが好きな人にとってはそこそこ楽しめる。 そうでない人にとっては、中身が薄い分ダメな作品だと思います。 ちなみに僕はジャック・ブラック大好き人間です。 彼の弾け具合はいつもよりちょっと大人しかったかな。 それでも所々で強引にロックしてましたけどね。 ジャック・ブラック映画としては笑いドコロも少なかった。 お世辞にもキレイとは言えないケツ出しなど典型的なノリもありましたが、 原作がある分いつものノリはいささか控え目。 それでもちょっとした映画小ネタには爆笑とはいかないまでもクスリとさせられます。[DVD(字幕)] 6点(2015-04-19 00:17:44)《改行有》

737.  赤い影 キャサリン・ヘプバーンがとても魅力的だった「旅情」、 近年では豪華な2大スターの競演となった「ツーリスト」・・・。 などなど様々な映画の舞台となってきた水の都ベニス。 船と人が行き交い恋が芽生える街、ベニス。 しかし本作には全くそんな空気はありません。 作品を支配する、寒々しくどこかよどんだ空気。曇天の空模様。 運河の水も他の作品と比較するとどこかよどんで見えます。 娘の死から始まり、ベニスに来てからも漂う死の予兆。 そして垣間見えてくるごく近い未来。作品全体にいや~な空気が漂う。 微妙に品があり、どの映画とも違う独特の空気がありますが、 ゾクゾクッと背筋が寒くなるようなものがもうちょっとあってもよかったですね。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-04-17 23:30:46)《改行有》

738.  余命90分の男 《ネタバレ》 すいません。かなりネタバレしています。 本作はロビン・ウィリアムスの最後の主演作です。 2014年製作。そして2014年8月、彼は自らこの世を去りました。 この事実を考えると、ロビンの大ファンだった者にとってはシリアスな内容の作品です。 邦題の余命90分は誤解だったのですが、余命僅かの身であることに変わりは無く、 間も無く自分が死ぬと悟った彼は悲観の末自殺未遂まで犯してしまいます。 今もロビンが元気でいてくれていたならば全く別の感想になったと思いますが、 その後の彼の運命を思うと辛い内容ですね。 作品の終盤、彼は悲しそうな表情で 「自分の死期を知りたいか?もし知っていたら残された時間でどんなことがしたい?」 という台詞をつぶやきますが、この時の彼はどんな思いだったのでしょうか・・・。 ロビンの大ファンの僕としては、冷静に見ることが出来ない作品でした。[DVD(字幕)] 6点(2015-04-12 17:15:18)(良:1票) 《改行有》

739.  潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ 《ネタバレ》 海辺の小さな町、老人2人のひと夏の心温まる友情のドラマ。 ユーモラス、それでいてどこか哀愁漂う。このバランスが実にいい。 作品の季節は夏真っ盛りの頃ですが、作品の空気はどこか夏の終わりの寂しさのようなものも感じます。 元船乗りで人生を豪快に生きてきたリチャード・ハリス演じる男と、 元床屋で人生を地味に生きてきたロバート・デュバル演じる男。 こんな場合、映画の中で圧倒的にオイシイのは豪快なじいさんを魅力いっぱいに演じたハリスの方なのですが、 ロバート・デュバルの静かで繊細な演技があってこその作品だと思います。 人生の黄昏時を感じるコメディですが、だからこそ若さが眩しいサンドラ・ブロックの存在も効いています。 2人それぞれに思いを寄せる女性がいるけど、1人暮らしの身。1人には息子がいる。 はっきりとはさせませんが、息子との関係は微妙なよう。 2人乗りの自転車、花火大会、釣りに来たはずが素っ裸で川に飛び込み大はしゃぎ。 などなど、性格は全く正反対ですが孤独で淋しげな2人が出会い友情を温めていく描写の1つ1つが素敵です。 2人の友情の終わりは実にあっけなかったけど、最後は友人の腕に抱かれてラストメッセージ・・・。 なんてことは現実にはなかなか無いもんな、とも思えるラストでした。[DVD(字幕)] 8点(2015-04-11 20:56:00)《改行有》

740.  サンシャイン♪ 歌声が響く街 スコットランドの田舎町ののどかな風景描写や人間模様は良かったのですが、 ミュージカルとしてのテンポの良さや躍動感はイマイチの作品でした。 ミュージカルとしてもう1つ残念なのは、女優陣はまだ良かったのですが、男優陣にしっかり歌える人がいなかったこと。 広場でみんなで歌い踊るラストは本作の中では良かっただけに、 歌唱力が物足りない分、全体的にもっとダンスの要素を入れて作品に躍動感があった方が良かったと思います。 長年連れ添った夫婦のストーリーと若い恋人たちのストーリーが同時進行するのですが、 特に若い恋人たちのパートではもっと歌って踊ってがあっても良かったと思います。[DVD(字幕)] 4点(2015-04-06 21:41:29)《改行有》

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