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プロフィール
コメント数 1208
性別 男性
ホームページ ないっす!!!
年齢 61歳
自己紹介 客観的に分析したようなもっともらしいレビューって、実はちょっと地頭よければ誰でも書けちゃうわけで、結局ありきたりな物になりがちです。
別に映画評論家でもない1個人としては、個人の感性や主観、あるいは体験を元にしたその人しか書けないレビューの方がよほど価値があるように思うのです。
もちろんそれが、事実誤認やヘイトレベルの差別や偏見に寄って立つものであれば問題ですが、しかしその人しか書けないレビューというのは必ずあるわけで、そういう個人的な感覚や体験を元にした主観的なレビューは、いかにももっともらしいありがちなレビューよりよほど価値があるし読んでて面白いんじゃないかと思う今日この頃。(でも自己陶酔溢れるポエムみたいなのは…)
好きな言葉は「恋」 です。

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761.  2012(2009) 《ネタバレ》 エメリッヒが大好きなディザスター物となれば、この映画で何を観せたいかは明白だし、その点において、非常に評価できる映画だと思います。 話は…ここで死んでもらわないと困るゴードンはともかくタマラあたりは殺す意味がないからさすがになんだかなぁ…という想いは残ります。まぁ現実なんて、死ぬときは理不尽でもなんでもあっさり死ぬわけで、そういう意味では正しいのかもしれませんが…それにしてもキューザック一家自分達で壊して自分達でなおして「やったぞ!」感を出されてもなんだか少し違う気がします。まぁやらないよりはやったほうがいいんですが。 でもそんな事はこの映画においてはどうでもいい事なんです。とにかく地震噴火津波の大盤振る舞い。それを見せる事がこの映画の目的だしキャラクター達はそれを引き立てるだけの役回り。人間の話なんかどうでもいいのです。そして、そういうシーンを見せるという点においてはこの映画は見事に成功してると言えるでしょう。でも、それって結局映画というよりアトラクションですよね。[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-05-24 19:13:09)(良:1票) 《改行有》

762.  イングロリアス・バスターズ 《ネタバレ》 5章に分割して、章毎に描き方(雰囲気)を変えて飽きさせずに最後まで魅せてくれるのはまさにフランス料理のコースのよう。 とはいえ、全体にゲスいタランティーノ感満載なので、コースと言っても高級フレンチではなくわかりやすいビストロのそれ。 で、この映画の主役ってハンスランダ大佐ですよね、1章から5章まで大活躍で、キャラ立ちすぎ。 と思ったら、これでアカデミーとか取ってるんですってね、奥様。なんか納得ですわ。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-05-21 18:48:44)《改行有》

763.  ポセイドン(2006) 《ネタバレ》 傑作、ポセイドンアドベンチャーはもう5回くらい観ていて、実は今年も偶然オリジナルを観たのでがっちり比較できるのですが…あぁなんて事でしょう? おおまかなあらすじは一緒なのにどうしてこんなに違うんでしょう?ってくらい違う映画になってます。 映画冒頭で大写しになる船でいきなり不安になります。 「CGだ!」こんなにCG感満載な船ってどうなんでしょう?なんて思ったり。 そしてなんの前振りもなくいきなり襲ってくる大津波。 オリジナルと同じペース?え、そんな馬鹿な…と思えるくらい唐突にやってくるこの津波に象徴されるように、この映画、とにかくタメもなければ遊びもありません。ただただ緊張感の連続で、だから勢いで最後まで観てしまうわけですが、とにかくただ疲れちゃうだけ。 オリジナルにあった、タメや遊びはどこへ行ってしまったのか… じわじわと進入してくる水をゆっくり映すようなタメや、逆さトイレのような遊び。そんなシーンがあって緩急があったからこそオリジナルは傑作だったんだなぁ、とこの映画を観て痛感します。 確かに、本当に船が転覆したら遊びもなんもないわけでジェットコースター式に脱出するしかないわけである意味正しいのですが、しかしこれは映画です。映画なんだから映画としての観せかたがあってしかるべきだと僕は思うのです。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2014-05-19 20:11:48)(良:1票) 《改行有》

764.  ザ・ウォード/監禁病棟 《ネタバレ》 2010年代にもなって、こんな古典的なパッと飛び出してドーン系スリラーが作られている事に素直に驚きました。 オチもパッとしてドーンなんですが、「そこ開けたら絶対なんか出てくるYO!」というところを開けるときっちり予想通りのものが出てくるという見事な予定調和で、ここまで予想通りだといっそ潔いくらいです。 映画途中のあまりの整合性にかける展開からして、単純な亡霊ものや陰謀物、モンスター物等じゃないのはまず間違いないと思いつつ、じゃぁなんだろう?と思ってたら、あぁやっぱりそれですか、という多重人格もの。 ですよねー。 まぁとにかくなんというか全体のテイストが古いっていうのとデジャブー感がハンパ無い映画でございました。 てか、ジョンカーペンターなんだ、これ!? ベンベンの例の音楽がないとカーペンターかどうかわかんないよ!! ベンベンの音楽つけてよ![CS・衛星(字幕)] 5点(2014-05-13 17:23:21)《改行有》

765.  ブロブ/宇宙からの不明物体 《ネタバレ》 ※2018年に全面改訂※ 子供の頃に何回も観た「SF人食いアメーバの恐怖」と「2」、それにこのリメーク版ですが、最近はストーリーがどれがどれだかわかんなくなってました。 「えっとー床屋でアメーバに頭突っ込まれるのはどの話なんだっけ?」状態(ちなみに答えは「2」)。 そんなんじゃレビュー書けません。(そしてそういう「観たけどほとんど覚えてなくてレビュー書けない映画」は本当に沢山あります) 幸い、最近amazonプライムでこの映画を観る事ができたのであらためてそれぞれを整理する事ができました。よかったよかった。 さてリメイク版である、この「ブロブ」 オリジナルとの決定的な違いは「ブロブの正体が米軍の生物兵器だ」という設定が追加されそれに伴うエピソードが追加されてる事です。 これって、どうなんでしょう? これってまさに蛇足であって追加した事で面白くなくなっていると思うんです。 これ、正体はわからない方がいいような気がするんですが… 全体としてはリメイクにありがちな「トータルでオリジナルを超えない」リメイク映画になっている感はありますが、しかしこれ、子供が観たらトラウマになるレベルで怖い映画になっているのは間違いなく「SF風味ホラー」としては相当ちゃんとした映画になっていると思います。 未見であればおススメできるレベルのホラーなのは間違いありません。[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-05-10 19:14:43)《改行有》

766.  WXIII 機動警察パトレイバー 《ネタバレ》 原作の数あるエピソードの中から最も派手な廃棄物13号をストーリーの下敷きに、サイドストーリー的に刑事二人に視点を置いた形で話が進む劇場版第3作。 やりたいことはわかるんですが、刑事二人に事件を追わせる地味ストーリーなら廃棄物13号はあきらかに間違った素材選択でしたね。これは原作内でも少し異質な「怪獣物」として描かれた物ですから、よりによってこの地味話にこの素材っていうのは明らかに話にマッチしていません。怪獣相手に刑事2人は脇を埋めるしかできないわけで結局狂言回しのような位置づけになってしまってます。何より、派手に展開してナンボの素材をこんな扱いじゃあね… 「別の人間で描く」という視点は悪くないものの、原作の数あるエピソードの中からなんでこの素材を選択しちゃったのかな、という非常に残念なアニメです。 面白くないわけじゃないんですが、決して面白いわけでもないという… [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-05-09 11:23:51)《改行有》

767.  オズ/はじまりの戦い 《ネタバレ》 サムライミらしいケレンミたっぷりの下品な画面が、この映画には妙にあっている気がします。そしてグリンダがやたらとしょこたんに似てるのが気になります。 そんな映画。 とても不思議なのはラストシーン。無事事件を解決した(?)オズは、いかにもこれから元の世界に帰りますよ、といった風情で一人一人にお礼を言いながらその相手ならではのプレゼントをしていきます。「一番大事な友達だったお前にはこの帽子だ」みたいなノリで進める、わりとありがちで感動的なシーンなわけですが、でもしかし、そもそもこのシーンおかしいんです。オズはいかにも「もうこの世界を離れますよ」的雰囲気むんむんなんですが、でもそんなわけないんですよ。帰り方わかんないし。帰る話もしてないし。 でもなぜか「みんなありがとう。これから俺は帰ります。あとはみんなでこの国をよろしく頼むよ」ムードが満々。うーん、このシーン、いったいなんなんでしょうか…意味が分かりません。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-05-05 23:41:53)《改行有》

768.  オブリビオン(2013) ちょいちょいニューヨークをぶっこんでくるけど日本人がわかるニューヨークには限界があるのが残念。 序盤はとにかく突っ込みどころしかない設定に唖然。ありがち展開、ありがちキャラクタ、しかもそれが全然面白くなく、どれも既存類似作品のスペックダウンという厳しい映画で、これは…と思わせるものの、我慢して観続ける事で、途中からの多少ひねった展開で「あぁこの変な設定はそういう意味があったのね」と思わせてから少し期待させたんだけど…でもやっぱりその程度でそうなっちゃうのね…というまたまた残念展開で、結局最後まで微妙な映画。 同じ設定でも、もうちょっとちゃんと作れば結構観られる映画になったんだと思うけどなぁ…結局、残念感しかないという。 試しにネタバレ無しで書いてみたらわかわからんレビューになったww [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-05-04 01:40:43)《改行有》

769.  いとこのビニー 《ネタバレ》 この映画の最大の魅力であり謎はマリサ・トメイ(劇中でその名前がわかるところでびっくり。モナ・リサとか!)があれだけの服をいったいどこにもっているのか?という点にあるわけですが、それ以外にもこの映画は、日本コメディの基本「天丼」を多用しすぎてクドいわりに面白くない、というよくない天丼使用の見本になってしまっています。 朝5時に起こされる、法廷侮辱罪で逮捕される…という複数天丼の繰り返しは明らかにやりすぎてす。 天丼は一つでいいんですよ。一つに絞るから天丼は面白いし引き立つのです。このあたり製作スタッフにはコメディの基本を勉強してほしいところです。 またビニーについては、劇中で努力して勉強する姿勢が(これまた天丼で)ひたすら画面に映されているので、最後に勝利するのは納得もするんですが、あそこまでキレ者に豹変するなら、やはり途中で、ひとつくらい「こいつは実は切れる奴なんだぜ」という片鱗を示すような伏線を張っておくべきでしょう。 最後の切れ者弁護士への豹変があまりにも唐突で違和感がありすぎて、いまいちすっきりしないんですよね。 そのあたりなかなか惜しい映画でありました。[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-05-02 15:30:33)(良:1票) 《改行有》

770.  セルラー 《ネタバレ》 テレビ東京で放送されてたので何年かぶりに再見。 いや、ほんと~にこの映画が面白いって事を再確認しました。 という事でレビューを書き直します。 この映画の魅力は緻密でよく練り込まれたスピーディな脚本とそれを生かす細やかな演出にあります。 たとえば、ジェシカの家を訪ねて撃ち合いになったあとのボブムーニー巡査部長、撃ち合いの途中で金魚鉢を囮に使うわけですが、その後の救急車のシーンでブランデーグラスに入った金魚を片手に持ってます。 撃ち合いで使ったささいな小道具をしっかりとユーモアの小ネタとして拾いつつ、この巡査部長が優しくて頼りになる人なのを表現してるわけですね。 これはほんの一例ですが、このような細かい配慮が映画全体に行き届いているおかげでこの映画がB級の枠を超えた傑作になってるんだと思います。 並のB級映画のようなとりあえず撮って編集しとけ、的な要素はこの映画にはありません。 94分の短い映画ですが、製作サイドの細やかな配慮を下敷きにしながらストーリーが突っ走っていくため、観客は途中で飽きる事なく最後までノンストップで楽しめるわけです。 それにしても、ほんとこれだけちゃんと練り込まれたシナリオの娯楽映画って、他にそうそうないと思うんですよね。すんばらしいです。 あと、今この映画を見直すとなかなかの豪華キャストでびっくりします。 主役のチャラい兄ちゃん(しかしやるときはやる頼れる男)役は今やキャプテンアメリカだし、他の顔ぶれを見ても主役級が結構います。ちょい役でも後でそれなりの映画でそれなりの役をやってる人がちらほらいるし。 B級だとなめてかかると意外なほどの豪華キャストにびっくりするはずです。 そして、前回のレビューでも書いたビーチのシーンのビキニの尻のえろさ。 日本人には残念ながらほとんどいない白人女性特有のプリプリした尻の魅力はやはり素晴らしいものがありました。 映画の本筋とはほとんど関係ありませんが、ビバ!![CS・衛星(字幕)] 9点(2014-04-29 08:47:20)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

771.  十二人の怒れる男(1957) 《ネタバレ》 本サイトには「好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧」という機能があるわけなのですが、私の場合、その不動の1位がずっと本映画でした。 この映画のレビューを書かないと、一覧から消えてくれそうにないので書きます。 私がはじめてこの映画を見たのは35年ほど前の事で、もちろん何の予備知識もなく観たわけですが、シンプルで緊迫感のあるその面白さに釘付けになったのを覚えています。 どう考えても覆りそうのない判決が、たった一人の頑張りで、一人また一人と意見を変えていくその面白さ。 当時の日本文化にディベートの概念はほとんどなく、狭い部屋でのみ繰り広げられる(実際は控え室とかもありますが)この映画には本当に驚きました。 高校時代(30年以上前ww)、やはりこの映画が好きな友達と「ナイフってのはこう使うんじゃない、こうです!」なんてナイフの使い方遊びをしていたくらいこの映画は好きでした。 しかしそうは言っても、最後にこの映画を観てから20年以上が経過し、いまさらレビューなんか書きようがない…と思ってたら今年(2014年)になってこの映画を見返す機会があったのです。 いやー相変わらず面白いですね。あらたな発見も結構ありました。 でも、いまさらそれを分析的にレビューしても野暮というもの。レビュー自体は30年前の記憶のままに収めておきます。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2014-03-17 01:39:53)《改行有》

772.  劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 《ネタバレ》 テレビアニメ版は言うまでもなくここ10年の日本アニメを代表する青春アニメの傑作であり、その製作スタッフの手腕も素晴らしいものなのですが、残念ながら日本アニメ界の悪しき風習『劇場版』の前にはなすすべがなかったようです。期待していたのですが、結果的には単なる総集編に毛が生えたものにすぎませんでした。 一本の映画としては当然成立しておらず、もし予備知識無しにこの映画を観た人がいたら、おそらく激しく落胆した事でしょう。 「テレビアニメの劇場版」というものは「テレビアニメのフアンのためのボーナス版」としての位置づけで作るのか「一本の独立した映画」として作るのかで内容が大きく変わってくるのですが、この映画はそのあたりの割り切りがいまひとつ上手くいっておらず、どっちつかずになっていたと思います。 まぁ、テレビアニメのストーリーを踏まえると、「1年後にめんまが再度みんなの前に姿を現して」なんて話を仮にやられても、それはベタすぎて安っぽい話にしかならない上にテレビ版の否定にもつながりかねないわけで、そういう愚を冒さなかったのは褒めてもいいのかもしれません。 しかししかし、「あの花」の劇場版に観客が期待するのは、こういうありがちな総集編ではなく、「安っぽいほどベタなシチュエーションでもいいから新しい話で泣かせてくれる」「もう一度めんまに会いたい」だったのではないかと思います。それでもここ一番のSecret baseで強引に観客を泣かせてくれる本映画なのですが、それはあくまでもテレビ版の力です。余韻にすぎません。そうではなくて、やはりベタでお約束でいいですから、お話で泣かせてほしかったと思います。 [映画館(邦画)] 5点(2014-03-17 01:22:34)《改行有》

773.  宇宙兄弟 《ネタバレ》 あまりの出来の悪さに衝撃を受けたテレビアニメ版(引越し荷物を電車で運ぶ演出とか…バカなの?それで六太の何を描こうとしてるの??)ほどの衝撃を受けることはなく、なんというか普通の出来になってました。 (まぁ期待値が低いからこそのギリギリ及第点であって、もし期待してこの映画を観たらおそらく全く別のコメントになるんでしょうが) 地味な展開が続く原作だけにコミックの中でもかなり実写に向いた作品ではあるのですが、それはあくまでも連続ドラマに向いてるという話であって、一本の映画ではどうしても尺が足りません。とはいえ、さすがに映画ドカベンのように「まさかの柔道部編!!」というような事件も起きず、ギリギリ及第点にまとめきっていたように思います。 逆に言えばこの映画は「可もなく不可もなくなんとか無難にまとめきった」という評価以上のものは無いのが残念です。そしてやはりキャスティング。どうみても大泉洋しかない主人公キャラに小栗という選択はないし、それで小栗ならではの主人公像でも描けていればおそらく賛否はあったにせよ、まだ評価のしようもあったものを、出来の悪い物まねみたいな主人公ではさすがに映画は引っ張れません。 まぁアニメ版第1話の出来の悪さを考えれば十分がんばってると思いますが… [地上波(邦画)] 5点(2014-03-16 19:37:33)《改行有》

774.  アナと雪の女王 《ネタバレ》 アニメとしては空前の大ヒットの本作が遂に日本上陸…なのですが、実際に映画を見るとそのシナリオ・構成に穴や雑さがとにかく目につきます。 例えばストーリー的に重要なアナやエルサ(+周りの人達)の相互の誤解が解ける様が本編中で全然語られていないのです。 具体的にはクライマックスで、アナがその身を呈してエルサを救った後、愛の力で大復活。バシっとハンスをやっつけそれを見ていた臣下が「王女もなかなかやりますな」なんて語るシーン。 この時点で、アナとエルサの間の葛藤は実は何も解決していないんですよ。臣下達もハンスがほんとは悪い奴だなんて知らないはずなのです。そんなシーンは映画中のどこにもないんですから。 それなのに「真の愛の力」で「よかったよかった」的空気になられても観ている方は「おいおいおい…」です。 また、別の例で、2回目のトロール登場シーン。こいつらアナに会うのは2回目ですからここで「昔、エルサの魔法で傷ついたお前を治して…」なんて昔話をトロールに説明させるだけで全然違ってくるはずなのに、この2回目のトロールのシーンでは過去の事なんか全くしゃべりません。 クリストフもあのとき見たのがアナとエルサだったという事を知らないままです(誰も説明してくれないですから) だったらトロールを2回出す意味がそもそもないのです。映画の構成として残念すぎます。 全編がそんな感じなので、シナリオを普通に追っかけると本当に残念な映画だとしか言えません。 そんな映画を一人で支えたのが、オラフの日本語吹替をやったピエール瀧。 そもそもオラフ自体がピエール瀧になんか似ている事もあって、オラフのシーンをCGで全部ピエール瀧に入れ替えても違和感ないだろうほどにハマっていました。 吹替にはあまり期待していなかったのですが、松たか子、神田沙也加共がんばっていて、特にアナ役の神田沙也加の役へのハマりっぷりは見事。 松たか子も、例のLet it go のシーン、その歌声は役に合ってるという面ではオリジナルよりも上?と思わせる素晴らしいものでした。 で、実際に映画を観ていて、ボロボロのストーリー展開に突っ込み入れながらも、見事な映像美と派手なストーリー展開に引き込まれ、ふと気づけばもうエンディング。 「気が付けばもうエンディング」なんて名画でしかありえないじゃないですか。欠点は多々あれど、だからこれは名画なのです。 [試写会(吹替)] 8点(2014-03-13 17:06:07)(良:4票) 《改行有》

775.  エンジェル ウォーズ 「ザックスナイダーがオナニー的に作った厨二病映画」という先入観をもってこの映画を観はじめました。 「ほんと、そんな感じだよね~」「オタク的な趣味って日本もあっちも同じなんかいな?」なんて感じで観ていたのですが…あれ、これ意外と真面目に作られている?? 確かに少女の状況を比喩表現しているシーンがあまりにもオタク妄想的すぎてそちらの印象が強くなるのかもしれませんが、映画全体としてはかなり真面目なストーリーをちゃんと描いていて、実は結構シリアスな映画。 逆に「B級バカ映画」だと思って観はじめた人は意外と深刻なストーリーにきっとがっかりすることでしょう。(あるいはストーリーは無視してバカ映像を楽しむ事に徹するか) イメージと内容にこれだけギャップがある映画もめずらしいと思います。[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-03-07 19:56:49)《改行有》

776.  グーニーズ 《ネタバレ》 映画冒頭、絵に描いたような悪役3人組(ラピュタの空賊一家やタイムボカンの3悪のような)が逃げるシーンに合わせて主要キャストが次々と紹介されていくシーンは音楽含めて80年代の大作娯楽映画の雰囲気満載で本当に(今見ても)ワクワクします。でも映画本編が始まっちゃうとただの子供向けのアトラクションムービーで正直そんなに面白くないんですよね。それにしても「借金で首が回らないから立ち退きしないといけない」わりにお菓子は食べ放題だしお手伝いは雇うし…アメリカの「借金で首が回らない状態」って日本の感覚とは全然違うんだなぁ…とそんなところに日米文化の違いをとても感じてしまう、そんな映画。[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-02-02 16:19:37)

777.  LOOPER/ルーパー 《ネタバレ》 この映画のキモは「30年未来から」という時間設定にあります。タイムマシンなんだから100年でも200年でもいいだろうに、当事者がまだ生きてるだろう30年という不自然な設定を何の説明もなくもちこんだことで、はじめてこの映画のストーリーは成立するわけです。「何の説明もないワンアイディアを決めうちで設定する事でいろいろ都合がいいシチュエーションを作れる」という点では、ガンダムのミノフスキー粒子を思い出しちゃいました。観る前はもっと大作を想像していたのですが、意外と小粒でよくまとまった佳作。突っ込みどころは多々あれど「時間旅行の理屈は複雑でわけがわからない」と劇中で語らせてるので突っ込むのは野暮ってことで。[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-01-28 23:36:22)

778.  ドリームハウス 《ネタバレ》 予備情報を持たずに観れば、どこに向かう映画なのか途中までまったくわからないタイプの映画です。 映画の冒頭でなぜか「子供の親権」についてのPC画面が強調されているシーンがあり、これは伏線なんだろうなぁ、とは思っていたのですが、実際にその伏線がからむ頃にはそんなシーンがあったのをすっかり忘れてました。 最後はちょっと感動的な家族愛で締める映画で、そのシーンは悪くない…というかかなりいいんですが、映画全体としては非常にこじんまりとしたたたずまいで、映画というよりテレビドラマ的な印象なんですよね。 ナオミワッツもレイチェルワイズも美人です。でも一番美人なのはクロエ役のレイチェルフォックスです、うん。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-01-28 01:10:51)《改行有》

779.  テッド 《ネタバレ》 仮面ノリダーに毒蝮三太夫がゲスト出演したときに、おやっさん役の小林昭二が科学特捜隊の制服で出演したことがあったのですが、これはおやっさん役の小林昭二が、ウルトラマンではムラマツキャップ役をやってた事を知らない人にはなんの事だかまったくわからないネタなわけです。しうし、仮面ライダーとウルトラマンを見て知ってる世代には大喜びなネタなわけで、この映画中での「トムスケリット」ネタの天丼はそれと同じような空気を感じました。同じ脇役俳優でもたとえば「アーネストボーグナイン」とかだとメジャーすぎて全然違うわけで、こはやっぱり「トムスケリット」。日本的な感覚だとこの温度感はちょうど小林昭二とかなわけです。…まぁこれはあくまでも個人的な感覚なので「違うだろ」と言われたら「そうですね」と返すしかないわけですが。[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-01-25 22:58:01)

780.  フライト 《ネタバレ》 とにかく副操縦士の妻が怖くてたまりません!! それはさておき、この映画、前半はわりと緊迫感があり面白かったんですが、中盤以降グダグダ。 なぜか(ほんとうになぜか)突然最後に改心して急にえらそうな事を言い出す主人公ですが、それまでなぜか改心できず劇中で悪行三昧。そのまま突っ走るかと思いきや、最後で謎の改心ですから、もう観客は完全においてけぼりです。最後に改心したくらいで息子とかいきなり尊敬してくるし。世の中そんな簡単じゃないでしょう… 主人公とアナルセックスを断る女(一応ヒロイン格のはず)の絡みの必然性もイマイチ不明ですし、観客おいてけぼりで何を誰を訴えたいのかまったく意味不明の映画でした。 アメリカ人ならわかるんでしょうか…。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-01-25 19:11:47)(良:1票) 《改行有》

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