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プロフィール
コメント数 109
性別 男性
自己紹介 2008 7/22みんなのシネマレビュー登録

ぼちぼち復活。

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61.  インファナル・アフェア 《ネタバレ》 香港の映画なんて全く気に留めることがなかった私ですが、この作品を観てそんな自分を猛省いたしました。近年これほど真正面から脚本で勝負をかけ、なおかつ大成功した作品はそうないでしょう。100分という最近では短いくらいの尺の中、ゾクゾクとした緊張感が途切れる事なく続く。少々突飛とも思える設定も、主役二人を中心に人物描写の上手さのおかげで全てリアルなものに仕上げています。演技も素晴らしい。アンディ・ラウやアンソニー・ウォンもさる事ながら、トニー・レオンには心から感服。これ以降、お三方の出演作をチェックするようになりました。やたらと手の込んだ演出など無くとも、スタイリッシュで渋くて切ないカッケー男のドラマは描けると言う事を再確認。久々の男くさい作品に痛く感動しました! 傑作![DVD(字幕)] 9点(2008-11-10 23:52:49)

62.  バック・トゥ・ザ・フューチャー 《ネタバレ》 なかなか思い出深い、というか懐かしさのよみがえる作品です。まだ私が本格的に映画鑑賞をする前、テレビで放送している映画をちょこちょこ観ていた時期、この映画がしょっちゅう放送していて何度観ても面白くて、大好きな作品でした。 それから他にも色んな映画を観るようになってからは、この作品をちょっとなめていました。結構なひねくれ者でしたので、誰もが知っている話題作を誉めるのは何か気に食わなかったのでしょう。 でも、改めて観てみると相変わらず面白いんです。全く色褪せない最高のエンターテインメント作品であると再確認しました。 今思い返してみると、なんでこんなの好きだったんだろう、と思う作品もありますが、こういった作品を観ると案外小さい時の感性ってのは捨てたもんじゃないな、なんて事も思ってしまいました。 ホントいい映画ですよ。[DVD(字幕)] 9点(2008-11-03 13:57:12)《改行有》

63.  レッドクリフ Part I 《ネタバレ》 僕はPS2ソフト『真・三國無双2』→簡単な小説→吉川英治『三国志』→その他諸々の資料を読みあさる、と言った感じで三国志の大ファンになりました(正史とか多々ありますが一番好きなのはやはり三国志演義)。そんな三国志が、しかもあの赤壁の戦いが、それにジョン・ウー監督で映画化となれば期待値は否応なく上がってしまいます。 まずオープニングで一気にやられました。張飛の豪傑っぷり、趙雲の格好良さ、そして関羽の登場シーンが完璧。盾の間から出てきてあのスローモーションで見栄を切り、バッサバッサと敵を切り倒す姿には本当にシビレる。ジョン・ウーも『真・三國無双』やってたのか?ってぐらいよく分かってるなぁと思えるカッコイイ演出。オーピニングは文句なしに満点。張飛が長坂橋で吠えるシーン描いてくれたらもっと良かった。 ドラマパートは馬が生まれるシーンをはじめ、その他のエピソードも話自体は上手いのですが、それぞれ半分くらいにまとめてくれるとテンポが良かったかな。しかし世界観の作り込みはしっかりしているので、ドラマも良。 そしてラストの八卦の陣(袋叩き?)での戦闘もすばらしく良。張飛は素手で敵を殴り馬を突き飛ばし、趙雲は二刀流でも戦い、周瑜は回転ジャンプで矢を突き立てる。あまりの格好良さに笑みがこぼれっぱなしです。これら有名将軍の活躍で戦局が大きく変わるような描き方はせず、せっかくアクションシーンがあるのだからかっこ良く見せよう、という監督のサービス精神(いや個人的趣味か)や、『七人の侍』を見習った甲斐あってか集団戦闘を混じり気なしで描いてくれたにも好感が持てます。 急遽二部作になったせいか、孔明の影がまだ随分と薄く、天才軍師っぷりを描ききれなかったのが残念。PartIIでの活躍に期待します。これからって時にバッサリ終わってしまい、おまけに全体的に冗長なので7点ですが、PartIIを観たらおそらく評価は上がるでしょう。 追記: ・・・と思っていたが、PartIIを観て評価はがた落ち。PartIも2度目の鑑賞に耐えうるものではないことが判明。[映画館(字幕)] 6点(2008-11-02 00:16:25)(良:1票) 《改行有》

64.  パコと魔法の絵本 《ネタバレ》 『下妻物語』は好きな作品なんだけどなぁ・・・。これは映像面に偏り過ぎた気がします。阿部サダヲとか笑えるシーンもあり、アヤカ・ウィルソンはホントに可愛いとは思うのですが、あの始終カメラ目線のギャグがしつこく、寒いとも思ってしまいました。ラストの絵本のシーンだけならまだしも、全てのシーンでキラキラな加工しているものだから画面がうるさくてしょうがない。そのせいで全く奥行きが感じられません。 プロットを疎かにして、CGとコントだけで乗り切ろうとしているように見えて仕方がないのです。 さすがにラストの絵本は綺麗で迫力もありましたが、その後の展開は全く必然性がありません。あそこでパコを死なせるのは、大貫が死んでなかった!のギャグをやってしまった為にオチが付けられない・・・じゃあパコを死なせてお涙頂戴で終わらせよう!・・・ごめんなさい、ちょっと過剰な言い方ではありますがとにかく作為的な意図しか感じられなかったのです。[映画館(字幕)] 5点(2008-10-25 23:49:59)《改行有》

65.  容疑者Xの献身 《ネタバレ》 テレビドラマの映画化と言うよりは小説「容疑者Xの献身」の映画化なので、予想より真面目に作られてる印象。原作も読みたくなるようなレベルには仕上げています。 しかしまだまだ脚本、演出は力不足。まず、ドラマからの流れとは言え内海薫が全く必要がなく、湯川と石神の登山シーンも、映画なんだからスケール大きくしなきゃ、ぐらいの意図しか感じられずこちらも不要。ストーリーもミステリーとしての魅力が少々欠けています。 そしてこの映画最大の見せ場である石神の号泣シーン。あれは石神一人だけで泣かせるべきです。靖子まで一緒になって泣き叫んでしまうと絵的にちょっと滑稽に見えてしまうというか、石神が感情を爆発させた衝撃、感動が薄れてしまったように思うのです。それから、これは本編に大きく関わる事ではありませんが、工藤という男がうさん臭く見えて仕方がなかったのも気になりました。 ・・・が、及第点ではあります。何よりも俳優陣。原作通り石神は醜男で、もっと冴えない俳優の方が良かったとは思いますが、やはり堤真一は上手い。ラストの衝撃度は薄れたかもしれませんが、全体を通して石神というキャラクターに魅力を持たせています。花岡親子もいい味出してます。 ストーリーも原作に忠実なので、演出に問題はあっても流れは非常にいいです。 テレビ局などの制約がある中では中々頑張った作品ではないでしょうか。[映画館(邦画)] 6点(2008-10-19 21:37:25)《改行有》

66.  ケープ・フィアー 《ネタバレ》 やはりデ・ニーロの役づくり、演技は流石。しかし、終盤のボートシーンではただうるさいとしか感じませんでした。ニヤニヤ笑いながら、法には触れない程度に嫌がらせを繰り返す前半の方がよっぽど恐かったです。ニック・ノルティらも頑張っていましたが・・・なんだろう。描き方の問題なのかなぁ。あの家族が妙に汚く感じてしまい、あまり感情移入できませんでした。 スコッセッシにしては随分あとに残らない浅い印象です。 『執拗な嫌がらせ映画』では「不法侵入」の方が上かな。好きな映画ではないけれど。[DVD(字幕)] 5点(2008-10-18 20:47:32)《改行有》

67.  ゴーン・ベイビー・ゴーン 《ネタバレ》 よく見かけるんだけど、主演でもあまりパッとしないイメージがあったベン・アフレックの監督デビュー作。初監督ということもあり、地味な演出ながら奇をてらわず脚本で勝負してきたのが今作の完成度を高めているようです。スタッフはベテランを揃えているようで、撮影は陰影のつけ方が非常に美しく、俳優陣もモーガン・フリーマン、エド・ハリスら演技派で固めてくれています。主演のケイシーも俳優としての才能は兄ベンを超えているとみた。今後の活躍に期待します。それと、ジョン・アシュトンを「ミッドナイト・ラン」以来見かけていなかったので、こちらの出演も嬉しいです。 やや突飛な設定ですが、パトリック、アンジーをはじめ、人物の心情描写が巧く、物語はよく練られているように思いました。重厚なミステリーであり、ラストで簡単に答えられない問題提起をしてくるので、後々まで心に残る。どちらが正しいとは一概には言い切れない。アマンダは警部の元にいた方が良かったかもしれない。しかしパトリックの訴えも理解できる。ヘリーンを信じてみたい、何よりも後悔はしたくはない、と。そして彼が下した決断。おそらく彼自身も悔いてるだろう。あの虚無的な表情がそれを物語っているように思う。相変わらずアマンダのことは眼中にないヘリーン。彼女は娘の愛用している人形の名前すらも覚えていなかった。それに気付いた時のパトリックの空しい表情がいい。 ストーリー以上に、考えさせられるテーマを含んだ中々深い作品です。[DVD(字幕)] 8点(2008-10-15 23:35:09)(良:1票) 《改行有》

68.  アイ・アム・レジェンド 《ネタバレ》 原作が優れているせいなのか、物語の雰囲気はいい。回想シーンも、全てを語らない撮り方は中々いいと思いました。序盤、ダーク・シーカーが暗闇でたたずんでいるシーンなんてかなり恐かった。しかしながら高評価にはなりません。この作品が後に残らず、ごく普通の印象を与えているのはやはり最後のオトし方なのだと思います。”彼は人類を救った伝説の人”なんて、この手の作品では真っ先に思い付きそうな安易なオチじゃないでしょうか?これでは、だから何?と言われても仕方が無いです。しかし映画会社と何かあったのか分かりませんが、こちらは差し替えられてしまったエンディングとの事なので別バージョンも観賞しました。素晴らしい結末とまではいかず、ちょっと温いかなとも思いますが、別バージョンの方では原作の意志もある程度受け継ぎ、ダーク・シーカー達を殺し続けた地球最後の怪物という意味で”legend”にもなっていると思います。 これを社会的なテーマを含めて解釈してみると、ネビル=私たちが敵=怪物とみなしている者たちにも同じ人間的な心がある、というのが一番しっくりくるかなぁ・・・と。これはやはり戦争時の状況に多いんじゃないでしょうか。別エンディングなら7点、劇場版でも嫌いではないので6点です。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2008-10-11 00:02:02)(良:1票) 《改行有》

69.  砂漠の流れ者 《ネタバレ》 バイオレンス映画を撮り続けたサム・ペキンパー。血なまぐささ、汚らしさなど一切感じさせないこの作品が、彼にとっては自身のベストフィルムなんだとか。 不思議なものです。バイオレンス映画の代名詞とも謳われた彼が、最も好きな映画はこんなにも大人しい映画だと言うのです。 この作品にはペキンパーの作品に通ずる生と死というテーマがあります。初めはちょっと神経を尖らせながらも、娼婦や変態神父、一風変わった人々と関わりゆったりと成長していくケーブル・ホーグ。他のペキンパー作品ではコメディらしいシーンは全くといっていい程無かったが、今作では遺憾なく彼のセンスが発揮されているように思う。いい歳した大人たちがふざけて騒いでいる姿がホントに楽しそうでいい。 変な人たちと暮らし、他人から信頼を得て、自分も他人を信頼していく。人として成長した彼は、裏切られた奴らに情けをかけられるようになった。彼の死は悲しいけれど、心から信頼した人々に囲まれて幸せだったと思う。そして最後は嘘くさい神父だったジョシュアが、やたらと真実味のこもった言葉で格好良く締める。 こんなのんびりとしていて優しいドラマの中、男の格好良さ、ステラ・スティーブンスの美しさをこの上なく引き出せてしまうペキンパーはやはり素晴らしい監督なのだと思う。[DVD(字幕)] 9点(2008-10-08 00:34:03)《改行有》

70.  ハンコック 《ネタバレ》 観賞前に耳にした海外メディアの批評通り、「アイディアは良いが練り込み不足。」 もっと良いものにも出来たはず。個々のエピソードは悪くはないのに、繋ぎがどうにも粗い。ハンコックが改心する過程や、メアリーの秘密がバレてしまうシーンはやはり疑問に思ってしまいます。明らかに物語が破たんしてる。詰め込み過ぎたせいで、釈然としないうちに終わってしまいます。ハンコックとメアリーの設定もオリジナリティがあり中々おもしろいので、設定はそのままに物語の展開を一貫して撮ってみても良かったかも。改善の余地が大いにある作品ではありますが、92分とかなり短い尺なので気軽に観るには許容範囲かと。 続編も作れそうですが、ピーター・バーグの事だから撮らないだろうなぁ。やるとすれば別の監督だと思われます。 監督も肩の力を抜いてつくった作品のようなので、余裕を持って観賞するといいでしょう。[映画館(字幕)] 6点(2008-10-05 16:50:53)《改行有》

71.  ブラッド・ダイヤモンド 《ネタバレ》 重厚なストーリー、しっかり作り込まれた舞台。本気でダイヤモンドに関わる問題を考えさせるには少々安直と言えば安直ですが、問題提起するには十分なはず。何よりもこの映画は、問題提起という目的も含めた社会派アクションとして成功しています。エンタテインメント性強く描きながらも、リアルで臨場感あるつくりは高く評価したい点。 それに加えてこの作品が成功した要因は役者陣の素晴らしさでしょう。以前から気になっていたジャイモン・フンスー。漁師の割には小奇麗な印象はありますが、相変わらず上手い。ジェニファー・コネリーも芯の強い女性役にはやはりハマる。そして今作一番の驚きだったレオナルド・ディカプリオ。僕は「タイタニック」などで王子様的なイメージがあったディカプリオが苦手だったのですが、今作で見直しました。彼もそういったイメージのせいで悩んでいたんですね。 彼が演じるダークな人物、アーチャーのたたずまいが大いに今作に重みを持たせています。語られずとも彼の過去に何か影が差していることを感じさせます。ソロモンを脅すシーンなど、全編気迫ある演技を見せていました。 ラストが映画的過ぎるとも思えましたが、あの程度であれば大して気になりません。社会派映画として、リアルな演出、問題提起、役者の演技力、全てにおいて及第点以上で、娯楽作品としても優れた良作です。[映画館(字幕)] 8点(2008-10-05 00:22:04)(良:1票) 《改行有》

72.  マーシャル・ロー(1998) 《ネタバレ》 ん~、ブルースもデンゼルも好きだし9.11を予期したような展開などは評価したいが、話を大きく広げた割には随分としりすぼみで物足りず、中途半端に終わってしまった印象。人物の描きも薄く、とにかく作品全体が浅い。テーマはかなり踏み込んでいるのに徹底した描写(ショッキングなシーンだとかマニアックすぎるくらいの軍事ネタとか)を欠いている為、印象的なシーンもなく、すぐ忘れてしまう内容になってしまっている。 社会派とエンターテインメントがうまく交わらなかったアンバランスな作品。[DVD(字幕)] 4点(2008-10-04 22:28:19)

73.  20世紀少年 《ネタバレ》 原作未読での観賞でした。原作の評判も高く、キャストも唐沢寿明や佐々木蔵之介など好きな役者ばかりなのに、監督が堤幸彦ってどういう事でしょうか。彼を選んだ理由が全く理解できません。 作品全体が安っぽい出来で奥行きが感じられず、素人のような稚拙な演出ばかり。堤監督がテレビで「完コピを目指した」と連呼していたので、え?それって・・・と既に嫌な予感はしていたのですが、見事に当たってしまいました。 堤監督よ、これではただの手抜きだ。絵面だけ同じようにしたって何の意味もないから。仮にも名前だけは売れてる監督がそんな馬鹿な真似をするな。 それにしても三部作総制作費60億円は何処へ?キャストと宣伝費?邦画ではハリウッド並みの映像は難しいけれど、工夫すればそれなりの見せ方が出来るはず。今作には演出の工夫は見られず、工夫しようという意気込みすら微塵も感じられませんでした。 やる気が無いのか技術が無いのか、どっちなんでしょう?この調子でいけば第2章、第3章は崩壊の一路を辿りますよ。 原作を読むきっかけにはなったし、観てしまったからには一応最後まで観ます。だからちゃんと作って下さい。お願いします。[映画館(邦画)] 3点(2008-10-04 17:13:01)《改行有》

74.  暴力脱獄 《ネタバレ》 ポール・ニューマンの最高傑作。捕まっても捕まっても脱獄を続けるルーク。いつでも不適な笑みを浮かべるルーク。神を否定して自らの力だけで行動するルーク。何をしててもカッコイイルーク。母親を想ってバンジョーを弾きながら、うっすらと涙を流すシーンが凄く切なくてこっちまで泣けてくる。死ぬその瞬間、最期の最期の瞬間まで笑っていた彼との思い出は、やっぱり彼の笑顔で満たされている。彼も苦しかっただろうけど、最期を笑顔で終えることが出来るのは羨ましいことだ。彼があんなにもかっこよくて、憧れてしまうような存在なのは戦争を経験し英雄となった過去、この世の地獄を見てきた過去があり、母親も失い、確か劇中でも彼が言っていたように「することがなかった」のだろうが、あの囚人たちの中でも最も辛い思いをしてきたであろう彼が最も明るく、強く、常に周りに笑顔を見せ、その姿から希望が得られるからだ。 全く神を信じていない彼があらゆる人に希望を与える神のような存在になったのだ。だからこそCOOL HAND LUKEには永遠の格好良さがあるのだ。 ポール・ニューマン、ありがとう。あなたの笑顔は忘れません。[DVD(字幕)] 9点(2008-09-30 00:32:36)《改行有》

75.  アイアンマン 《ネタバレ》 これはロボット好きには堪らないでしょう!3tも持ち上げるパワー、マッハ8で飛行、腕からミサイル、両手・胸からレーザービーム!ミサイルとかレーザーとか発射する時の構えがまたカッコイイ!真似したくなるような素晴らしい要素が詰まってます。まずアイアンマンを現代版にアレンジしたデザインが非常にセンスが良くて、あれだけでもうバッチリ合格点です。 しかし、予想以上に前半のアイアンマン完成までのプロセスがおもしろく、丁寧でやたらと細かく描写していたのも嬉しい。ハリウッドは、昔のものを現代社会にリンクさせるのは得意ですね。(これは今も昔も世界の状況はあまり変わってないってことですかね...) 作品全体もかなりコミカルで、爽快感があります。そしてダウニーJr.も超金持ち&天才トニー・スタークを全く嫌みなく魅力あるキャラとして上手く、楽しそうに演じています。あのちょっとした汚れ具合がいいんです!まさにハマリ役です。アイアンマンMk-2の初飛行の時の笑顔もガキっぽくて妙に共感できます。テレンスもパルトロウもブリッジスも皆良し。惜しむらくは、ちょっとバトルシーンが少なかった事か。かといってドラマパートも削る必要は無いですね。トニー・スタークは素顔でいても仮面かぶってもカッコイイですから。金持ちってイイなぁ。羨ましいなぁ。続編ではテレンス・ハワードもウォーマシンとなって、アイアンマンと共闘、そしてもっとガンガン暴れて頂きたいです。久々の「なってみたいスーパーヒーロー」映画で大満足です。 《追記》と思ったら「アイアンマン2」ではテレンス降板!?ショック・・・。[映画館(字幕)] 8点(2008-09-28 01:21:18)《改行有》

76.  ロンゲスト・ヤード(1974) 《ネタバレ》 いや~素晴らしいですこの作品。少々険悪なムードで迎えられても、ちょっとふざけあって笑ってしまえば、何となく仲良くなれる。こんな雰囲気がとても微笑ましくて刑務所だってのにうらやましく思える。憎い看守どもをブチのめそうぜ!とその為だけにフットボールを始め、慣れない練習を重ねていく。この過程だけでもずっと観ていたいくらい楽しい。個性的なキャラ(刑務所だからね)をコミカル、かつ丁寧でじっくりとリアルに描いている。そして何よりも看守チームVS囚人チームの試合。最近だとこういった試合のシーンって一つだけ大きな見せ場を作って終わらせてしまう事がありますが、この試合は特別な演出なしにリアルに長~く撮っています。でもこれがおもしろい。私はアメフトのルールはあまり知りませんが、臨場感がこれ以上ない程出ているんです。本気で試合をしているようにしか見えないんです。ボグダンスキーをノシあげる時の楽しさといったら・・・最高のシーンです。円陣を組んでクルーが「もう一度 同じ手だ」と言うとみんな笑いが止まらない。クルーだって言いながら笑ってる。凄く楽しそうで一緒になって笑ってしまう。ああいうシーン堪らなく好きです。 所長の警告を無視して試合には勝ったけれど、いつか釈放してくれそうな気もする。そうでなくとも、看守も囚人も全く後悔はない。この後はどちらもいい関係で暮らしていけそう。正々堂々と正面からぶつかりあった仲なのだから。だから、看守長はクルーを信じて撃てなかった。敵同士が戦い、認め合って生まれる友情の素晴らしさ。最高です。 刑務所という最悪の場所が羨ましくも思えます。[DVD(字幕)] 9点(2008-09-24 00:32:15)《改行有》

77.  ウォンテッド(2008) 《ネタバレ》 だいぶクセのある映画ですが、私はこれ大好きです。冒頭から異様な映像が展開し、設定、演出はとにかくぶっ飛んでます。原作はマトリックスにかなり影響を受けて書かれた作品とのことなので、あのあり得ない世界観を引き継いでいます。(途中でウェスリーがマトリックスのネオそっくりなサングラスをかけていたのは気のせいでしょうか...)マカヴォイ君も頑張っていたように思うし、やはりアンジェリーナ・ジョリーはこういう役がよく似合います。彼女とモーガン・フリーマンの存在感だけで一気に作品が引き締まります。 温和な日本人っぽい監督、ティムール・ベクマンベトフ。彼の外見に反した強烈なバイオレンス、ギャグありの狂った映像、そこにハマれるかどうかでこの作品に対する評価が決まりそうですね。 物語についてですが、決してよく出来た脚本だとは言いませんが、世界観はしっかり確立されており、勢いもあるのでこの作風であれば十分ではないかと。1を殺す為に1000(一般人)を殺しているのはフラタニティではなく、スローン率いるただの暗殺集団なので、元のフラタニティという組織自体は一般人を巻き込んでしまうような組織ではないのだと思います。本来機織機がターゲットにしていたのは、フラタニティの暗殺者たちでしたし。 しかしながら、突っ込みどころも笑えるようなつくりですし、あまり深く考えずに楽むようになっていると思います。やりたい事だけはやり遂げた潔い作品です。[映画館(字幕)] 8点(2008-09-19 19:20:17)《改行有》

78.  スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ 《ネタバレ》 予想よりはいい出来でした。本当にファンの為だけに作られたようなものです。 まず良かった点。1.さすがにクローン戦争だけに焦点をしぼってるので、エピソード2のようなアナキン、パドメの鬱陶しい恋愛シーンが一切無い。 2.戦争シーンの雰囲気はいい感じに出せていた。 3.オビ=ワンの声優さんがかなり巧くてユアンそっくり! そして悪かった点。1.20世紀FOXのタイトルが出ない! 2.ジョン・ウィリアムスの音楽が変わっちゃってる! 3.アニメーションが粗いのでライトセーバー戦なんかガッチガチでちょっとツライ。 4.ほぼ全て戦争シーンなので迫力はあってもさすがにちょっとダレる。 ストーリーの方はいつもながらおかしな点多々ありです。中でも一番大きいのは、エピソード3でもあんなにダメなキャラだったアナキンが人間として随分成長している、ということですね。ま、この辺りはこれからのTV版全100話(!?)での説明があるでしょう。あとSKY GUY=スカぴょんという翻訳はどうだろう・・・。 映像的にはそれなりに楽しめたので、続編とかやるんだったらアニメ版「クローン大戦」のようなストーリー展開を見習って作ってくれるよう期待します。 しかし、スターウォーズファンであれば観て損はしないと断言しておきます。[映画館(字幕)] 7点(2008-09-19 18:17:07)《改行有》

79.  スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 《ネタバレ》 前作よりは見所が増えて光るところは多いんですが、言いたい事は沢山あります!主にアナキン。彼には全くと言っていい程感情移入できません。なんでパドメはあんなのに惚れるんですか?それにルーカスは演出とか巧いわけじゃないのに二人の恋愛を描き過ぎ。必死でオビ=ワンがジャンゴと闘ってるシーンと二人がイチャイチャするシーン並べないでくれよ!小学生が考えたような野原でゴロゴロなんてのはもうイタくてイタくて・・・。やめなさいってあんなの。オビ=ワンが不憫すぎる。今作のアナキンのシーンは10分や20分カットしても問題なしです。まぁその分オビ=ワンの気苦労は痛い程分かったことは確かですよ。 しかしながら、終盤のジェダイ大集合にはアツイものがありました。ただ評議会メンバー以外がジャンゴに秒殺されるようなへなちょこばっかりでガッカリもしましたね。 そんな不満もラストで一気に解消されました。ヨーダ最高ですよ。ちょっと笑ってしまいましたが。3への期待は多いに感じる事ができたので、なんとか及第点というところです。[映画館(字幕)] 7点(2008-09-15 00:51:40)《改行有》

80.  スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス 《ネタバレ》 まだ本格的な映画ファンになるだいぶ前の話なのですが、この作品の予告編を劇場で観た時は目を疑いましたよ。全く情報を仕入れてなかったので「え?何、今のスターウォーズっぽかったよね?」と戸惑っていました。?マークを浮かべながら帰宅すると、部屋に父親が手に入れたポスターが貼ってあったんでもう歓喜の声をあげました。 まぁ内容はSWらしい雰囲気が抜け落ちてて、ホントに繋ぎの作品みたいなんですけどね。いいのはダース・モールとの対決シーンぐらいでしょうか。でもそれすらも決着があっさりしててちょっとなぁ・・・という感じですが、やっぱりSWは好きなんです。だからどうしても甘い評価になってしまいます...。[映画館(字幕)] 6点(2008-09-15 00:29:02)《改行有》

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