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61.  ジュラシック・ワールド 《ネタバレ》 これは絶対映画館で3Dで観なくては、ということで行ってきました。 確かに映像は凄かったです。本物の恐竜がそこにいるとしか思えない存在感。 特に、兄弟がインドミナス・レックスに追いかけられて滝つぼに飛び込んだときは、目の前でレックスの口がバックンと閉じて、思わず「怖い~」と声に出してしまいました。 ただ、話が雑すぎてブレブレで、せっかくの新種の恐竜の恐怖が薄くなってて残念でした。 知能が高くて体温や皮膚の色も変えられる能力は、後半まるで無かったかのようにただ暴走する怪物になってただけです。 ラプターたちが手を組んだのも、インドミナス・レックスにラプターの遺伝子が使われてたからというなら、T・レックスなんて主なベースなんだから、最後いきなりの対決ってどうなんでしょう。 もう少し、お互い探りあうとか、何か恐竜同士闘うまでの間があったほうが良かったと思います。 一番謎なのはクレア叔母さんの人物造形。 甥の年齢も知らないほど打ち込んでた仕事の現場放棄していいのかと。 責任者なら甥たちの救出はオーウェンに任せて、客の安全確保・施設の警備・救助の指示など、オタク職員と協力してコントロール室でやることは一杯あるはず。 今時肩パッド入りの洋服?と思ったほどの広い肩幅から、もしやオーウェンを凌ぐマッチョ叔母さんかと期待したけどそうでもなさそうで、でもスカートとハイヒールでジャングルを走り回り、T-レックスにも追いつかれないという超人ぶり。 訳わからない全然魅力的でないヒロインなので、素っ頓狂な感じが木村佳乃の上ずった吹替えに似合ってて、吹替え版で見たことを後悔せずに済んだのは良かったです。 こういう映画は細かいところは気にしなくていい、ということではなく、逆に細かいところまで気を配ってこそ作品に没頭できると思うのですが、素材を活かしきれないところが多くて残念でした。 でも、オーウェン役のクリス・プラットはいい味出してて、ジャングルをバイクでラプターと一緒に走るシーンはザック同様「かっけー」と思いました。 クレアが冒頭「客は恐竜がいるというだけでは、ただゾウがいると同様の感想しか抱かない」とスポンサーに説明してたとおり、もうあの「ジェラシック・パーク」を見たときのような衝撃は味わえないと思うと少し寂しいですが、今後も新作ができれば観に行くのは間違いありません。[映画館(吹替)] 7点(2015-08-16 22:01:20)(笑:1票) 《改行有》

62.  キサラギ 《ネタバレ》 良く出来た脚本で面白かったです。今も人気のある俳優たちの演技合戦も見ごたえありました。 香川さんは、何やらせても上手いですね。 集まった人の中で「家元」以外皆キサラギの関係者で、唯一無関係と思われた彼が一番のキーマンだったというオチも良かったです。 だから、そこで終わりにすれば文句ないのですが、その1年後にまた「新たな証拠が」などと宍戸錠に言わせて繰り返すみたいなラストは蛇足でいらないです。 これが無かったら、あと1点追加しても良かったのですが。[DVD(邦画)] 7点(2015-06-07 22:54:43)《改行有》

63.  PiCNiC(1994) 《ネタバレ》 グロくてダークな部分を綺麗な映像と明るい音楽でカバーしてる寓話。 独特の雰囲気が癖になる、たまに見返したくなる作品です。 今回、数年ぶりに見ましたが、何度見てもあの先生は気持ち悪いです。 慣れませんね。 でも、それがあるから、ツムジの苦しみが痛いほど伝わります。 雨の中で怯え悶える演技にも、毎回感心します。浅野忠信、この頃から凄いと思います。 charaのプロモみたいなシーンも度々ありますが、二人はいい雰囲気で絵になります。 サトルは気の毒ですね。 映画としての評価は微妙ですが、また忘れた頃に見ると思います。[DVD(邦画)] 7点(2015-06-07 22:36:30)《改行有》

64.  怪しい彼女(2014) 《ネタバレ》 70歳の意地悪ばあさんが不思議な写真館で写真を撮ったら20歳に若返って、 孫のバンドで歌手デビューして、数十年ぶりの恋もして、というファンタジー。 口が悪いおばあさんぶりが際立ってるから、 20歳になってからもその辺が変わらないところが面白かったです。 主役の女の子が上手でした。 おばあさん臭さと若い子らしさを上手く演じてたし、歌がまた上手でした。 ずっとおばあさんに想いを貫くおじいさん役の人もいい味出してました。 最後は想像がついたとおり、孫に輸血して元のおばあさんに戻るんだけど、 大ラスで今度はおじいさんが若返るのがまたおもしろかったです。 笑いあり涙ありで、後味も良いし、見てよかったです。[DVD(字幕)] 7点(2015-02-15 22:46:30)《改行有》

65.  陽だまりの彼女 《ネタバレ》 ファンタジーなんですね。 原作あるの知らないで見たので、最初からネタバラシしないで欲しかったです。 その方が、真緒の秘密というのを想像できて楽しめたのに。 松潤がモテない男というのの描き方が甘いから、そんなわけないじゃないと思うし、 仲良かったのに、引越し先の連絡先教えなかったの?聞かなかったの?とか、 突っ込みたくなるところもいろいろ。 それと、やっぱりラスト、なんで出してくるんですか。 いつか、巡り合うかもね・・・でいいのに。 でも、全体的に日光とか波の反射とか、明るくて眩しい映像が綺麗だったし、 なんと言っても樹里ちゃんが可愛くて、二人が一緒にいるときは見てて微笑ましいし、 作品自体は6点ですが、彼女に1点プラスです。[DVD(邦画)] 7点(2015-02-15 22:33:19)《改行有》

66.  アナと雪の女王 《ネタバレ》 今まで全然見る気がなかったけど、友達がDVDを貸してくれたので見ました。 あら、びっくり。イチャモンつけるつもりで見たのに、意外に楽しめました 何と言っても画が美しい。CGもここまできたか、という感じ。 雪なんて本物のパウダースノーみたいだし、人物の肌の質感もめちゃリアルです。 そして、耳たこ過ぎて聴きたくないとまで思ったレリゴーの部分が、とても良かったです。 エルサが山へ逃げて氷のお城を造るまでの歌、美しい雪の結晶やみるみる出来上がっていく氷のお城の映像の美しさとともに場面に合ってる曲と歌声でした。 ちなみに吹き替え版で鑑賞。これで正解でした。 神田さやかと松たかこはとても良かったです。吹き替えも上手、歌も上手。 このお城を造るシーンを見るだけでも価値がありました。 悪いのは、能力を隠して、たった一人の肉親の妹を避けるように育てた両親ですね。 それは守るんじゃなくて臭い物に蓋的な考えだから、問題の解決になりません。 ずっと孤独だったエルサが可哀想。 だから、抑圧された思いを発散して「ありのままに」と歌うシーンの、エルサの生き生きとした表情が活きて来るんですね。 エンディングも松たかこが良かったです。 ちょっとノッペリした薄い感じの歌声になってて残念でした。[DVD(吹替)] 7点(2015-02-11 23:18:22)《改行有》

67.  惑星ソラリス 《ネタバレ》  「2001年」と並ぶSF映画の金字塔。ということで見てみたけど、そう言われるだけのことはありました。 また、「絶対眠くなる」という噂どおり、1部の前半は睡魔との闘いでした。 でも、それを乗り越え2部へ入ると、何やら謎と比喩・暗喩だらけの展開で引き込まれました。 どうしてこんなダサくて不潔ぽいオッサン(クリス)が主人公なのか、最初は疑問だったけど、それも監督の計算だったんですね。 親の愛情に飢え、妻への罪悪感を抱えたダメおやじだからこそ、ソラリスの海が造り出す実体化されたものが死んだ妻だったわけです。 クリス以外の二人が作り出した物も、想像すると面白いような怖いような。 一人は小人を実験に使ってたみたいだし、もう一人は何か猛獣みたいなのと戦ってました。 妻のハリー役の女優さんは美しかったです。 だから凄い怪我したり液体窒素呑んで死んだりしても、蘇生してくるとこが、本当は怖いとこなんだけど、美しいので見応えがありました。 クリスが、ソラリスの海が作ったものだとわかってても愛に溺れていく説得力がありました。 ハリー自身、人間らしくなるにつれ自分のアイディンティティに悩み、最後はクリスのために自分から消滅を望みます。 とにかく、いろんな心理描写の暗示や言葉が散りばめられてて、SF映画のようでいて実際は「愛」「罪悪感の癒しと救済」の物語。 だから宇宙ステーションの中はまったくステーションぽくなくて、チープだったり芸術的だったり。 ラストのシーンも衝撃的だけど、あぁそうなんだね、クリスならそうなんだろうな、とも思えます。 クリスがもう少し締まったおじさんなら、もっと良かったんですけど。 1部ではダメかなこれは、と思いながら見てたけど、終わってみれば長さも気にならず、退屈せずに見れました。 もう一度見ようとは思わないけど、一度は見て損はない作品だと思います。[DVD(吹替)] 7点(2015-02-11 23:02:03)(良:1票) 《改行有》

68.  ジャッキー・ブラウン 《ネタバレ》 久しぶりの鑑賞です。 公開当時、劇場で見て、音楽がカッコ良くてサウンドトラックすぐに買いました。 忘れてましたが、ロバート・デニーロがこんなチョイ役で出てたんですね。 まるきりいいとこのない役で、よく引き受けたなと思いました。 こんなダメ男役、やってみたかったんでしょうか。 ストーリーは単純だけど面白いし、やっぱり音楽が良いし、今見てもパム・グリアが凄く綺麗です。[DVD(字幕)] 7点(2015-02-11 22:24:20)《改行有》

69.  寄生獣 《ネタバレ》 原作好きだから、どれだけ酷くなってるか不安だったけど、思ったほど悪くなかったです。 かなり話やキャラクターを寄せ集めて一つにして2時間にまとめた、という印象ですが、破綻しない程度にはまとまっていました。 でも、前後編にするなら、もう少し丁寧に寄生された後の母親との戦いを描いて欲しかった。 Aに寄生されるなんて無理やり過ぎます。咄嗟に新一を救う母親の手の演出は良かったですが。 ミギーとの関係も、不気味な寄生生物と宿主の関係から、衝突を繰り返しながら徐々に友情のようなものも芽生えるという過程がすっ飛ばされて、最初からフレンドリーなのは違和感ありました。 役者は良かったです。 主演の染谷将太は上手ですね。特に母を亡くして慟哭するシーンはとても良かったです。 そして深津絵里が素晴らしかった。 見る前は、原作と一番イメージが違うと思っていましたが、知的で冷徹な田宮良子になってました。 後編は、このまま母性を重視して命の大切さを前面に出すような話にもっていきそうですね。 それだけじゃなくて、原作は己の存在意義を問いかける哲学的な話だと思っているので、後編どうやって収束するのか楽しみに4月を待ちたいと思います。[映画館(邦画)] 7点(2014-12-27 22:07:03)《改行有》

70.  青い春 《ネタバレ》 将来への不安、不安定な自我、危ういバランスの友達関係、ガキの粋がりや暴力性、精神的な未熟さ故の純粋な面、そんな時期を良く描き出した作品だと思います。 まさに青い春。 屋上の手摺の肝試しというか根性試し。見てるだけで怖くて冷や冷やします。 絶対誰か死ぬんでしょ、でも死なないで、と思いながら見てたら、青木があんなことして。 もういいよ、青木、やめろよ、九條だって、同じ高校生だよ。それほど何も考えてないよ。だからやめろ、って見ながら思わず言ってました。 青木の気持ちが切なくて泣きました。 暴力描写やヒリヒリした感じのシーンが多い中、マメ山田の花田先生のシーンは癒されました。 不良でも真面目でも、青い春を過ごした人なら、胃の辺りにズンとくる作品だと思います。[DVD(邦画)] 7点(2014-11-19 23:59:29)(良:1票) 《改行有》

71.  ナイン・ソウルズ 《ネタバレ》 9人もいる割りに、各エピソードが良くまとまってると思いました。 千原Jrと生まれつきの不良、爆弾魔に関しては扱いが雑で気の毒でしたが、他の6人は割りと良かったです。 特に印象に残ったのは、マメ山田の「愛」とユリナが踊る曲(浅川マキ「ちっちゃな時から」)が凄く雰囲気に合ってたのと、KEEの死んでやっと一緒になれる恋人との話のところです。 メインとなるのは、息子殺しの原田芳雄と父親殺しの松田龍平の話。 娘の結婚式にお祝いを渡そうとして拒否されたけど孫に自分の名前の一文字をつけてもらってた原田と、守ったはずの弟にまで見捨てられたと思い弟も殺してしまった松田。 「ワンペア」と言われた二人の結末は対照的でした。 松田は一度は威張ってる原田を憎み殺そうとしますが、最後は自分を迎えに来た原田に親への思慕か救いのようなものを感じる、ようなラスト。 切なかったです。[CS・衛星(邦画)] 7点(2014-11-02 18:24:27)《改行有》

72.  丹下左膳餘話 百萬兩の壺 《ネタバレ》 見てる間中顔がほころんでました。 七兵衛を殺した奴等以外は登場人物が皆愛すべき人たちで、 ほのぼのしてとても癒される作品でした。 養子の悲哀を帯びつつ、ちゃっかり浮気も楽しむ源三郎。 丸顔で愛嬌があって憎めないキャラクターですね。 美人の奥方の焼餅も可愛い。 そして何と言っても丹下左膳とお藤のカップルのツンデレぶりがいいですね。 お互いに憎まれ口を叩いて口は悪いけど、気持ちがとても暖かいのが伝わってきて、言葉と行動が反対なのが面白かったです。 ちょび安を引き取るまでの件は泣けました。 ストーリーは単純だけど、無駄な場面を省いたテンポの良さ、会話の妙、キャラクターが際立ってるし、見た後心が温まる、とてもいい作品でした。[DVD(邦画)] 7点(2014-10-21 23:13:47)《改行有》

73.  女囚701号 さそり 《ネタバレ》 なんだか凄いものを見た、という感じです。 裸がいっぱい出てきて、梶芽衣子も大サービス。 寡黙だけど、目力があってキリッとした美しさが際立ってました。 自分を罠に嵌めた男たちと妹分を殺した女囚にはきっちり復讐するけど、自分のせいで懲罰を受けた仲間たちのリンチは黙って受けるところがカッコ良かったです。 もう一人カッコ良かったのが扇ひろ子。 この作品で初めて知ったけど、ドスの効いたセリフが決まってました。 古臭いしシリアスなのかバカバカしいのか判断つかないけど、映像に活気があふれてて見て良かったです。[DVD(邦画)] 7点(2014-10-12 18:35:31)《改行有》

74.  リンカーン 《ネタバレ》 今まで考えたことなかったけど、確かに権利を保証し実現するためには法律から変えないとダメなわけで、リンカーンが成し遂げたことがどれだけ偉大だったのかに改めて思い至りました。 そして、リンカーンの人物像の描き方が秀逸。 ダニエル・D・ルイスの熱演もあり、実際はどうかはわからないけど、本当にこういう人だったんだろうなと思えました。 普段は寛大で穏やで、逸話や小話で人々を笑わせたりするけど、いざという時の決断力と意志の固さ、時には側近さえも欺くしたたかさ。 家庭内では問題を抱えてる一人の夫であり父親。 魅力的な人物像でした。 妻役のサリー・フィールドも素晴らしかった。何を演じても上手いです。 頭が良くて毅然とした態度で夫を支えてる賢妻と、息子を亡くした痛みから立ち直れない弱い母親の両面を上手く見せていました。 トミー・L・ジョーンズも、偏屈で敵だらけの頑固老人を演じてて良かったです。 修正案可決のためには欠かせない人物であり、彼が何故人間の平等を唱えているのかが終盤明らかになりしみじみしました。 ショックだったのは、ロビイスト役のジェームズ・スペイダー。 最初見たとき、どうかスペイダーではありませんように、と願ったのですが本人でした。 美しかった面影はどこへ・・・。 それにしても、今のアメリカ大統領を、リンカーンの時代の奴隷制度支持者たちが見たらどう思うでしょうか。[映画館(字幕)] 7点(2013-05-05 14:00:50)《改行有》

75.  ゼロ・ダーク・サーティ 《ネタバレ》 9.11からビン・ラディンを探し出して殺すまでの物語。 CIAの新人分析官が10年かけて、どうやって探し出したのか、それまでにどんなことがあったのかを2時間38分かけて描いていきます。 分析官が女性だったというのが話題の一つ。 多分、女性だったからこそビン・ラディンの居場所を突き止められたんだと思いました。こういう地味で根気のいる作業は男性より女性向きだし、根拠とか裏付けとかより、時にはこういう女性の勘だけに見える自信が必要なのではないかと。 実際には公表されてないステルス・ヘリも、きっとこういう形なんだろうなと思いながら見ました。 主演のマヤ役のジェシカ・チャスティンは適役でした。 見た目は華奢だけど、時として上司にもくってかかるほどの信念、拷問の場でも目をそらさない、意志が強く粘り強い分析官を好演していました。 ラスト、「どこへ行く?」と聞かれたマヤが何も答えられず、その後涙を流すシーンが、それまで生活の全てをビン・ラディン捜査に捧げてきたのだと改めて思い知った虚脱感・重圧からの解放・安堵感、全てを物語っていて上手いなと思いました。[映画館(字幕)] 7点(2013-02-17 17:08:17)《改行有》

76.  脳男 《ネタバレ》 原作を読んだのはかなり前ですが、とても面白かったので映画化と聞いて少し不安でした。 あの「脳男」をどう見せるのか、誰がどう演じるのかに全てがかかっていると思ったので。 結論から言うと、生田斗真で正解でした。 彼の出演作を見たことがなかったけど、清潔感のある容姿が鈴木一郎のイメージに合っていると思ったし、映画を見てますますピッタリだと思いました。 物静かだけど、一旦行動を起こした時の素早い身のこなしや、何かをじっと見るときの、感情を込めずただ見る、という無表情な演技も良かったです。強靭な肉体という設定に説得力を持たせるように鍛えてあり、病院で上着を脱いだ時の身体がとても美しかったです。 また精神科医鷲谷真梨子役の松雪泰子も良かったです。 彼女の弟やその命を奪った犯人との関係は、最初から何かの伏せん臭かったので、最後に脳男が「先生の一番大事な患者を殺します」というあたりでやっぱりね、と思いました。 それまで感情を抑えながら精神科医らしく振舞っていた真梨子が、拉致されていた子どもを抱きしめて慟哭しての感情の爆発は素晴らしかったです。 それにしても緑川を女性にする必要があったのでしょうか。彼女の描写がただのサイコパス過ぎて、宣伝にある「心の闇」が伝わらなかったです。真梨子の治療法を鼻で笑って「そんなんじゃ救えない魂もあるんだよ」というセリフがラストにも繋がるので、もう少しキャラクターを掘り下げて欲しかったです。 緑川たちが脳男が乗った護送車を襲撃するときの警官たちの弱さや、仕掛けられた爆弾を探すときの雑なやり方は有り得なさすぎて見ていられなかったけど、全体的に良く出来た作品でした。[映画館(邦画)] 7点(2013-02-17 16:35:32)(良:1票) 《改行有》

77.  LOOPER/ルーパー 《ネタバレ》 なかなか楽しめました。 ルーパーの設定が良く練られていると思います。 時間通りに未来から転送されてくる人間を撃ち殺すだけの単純作業は簡単だけど、失敗は即自分の死を意味する。例え転送されてきたのが未来の自分だとしても殺さなきゃならない、という点も含め余計な感情を排除するための覆面ですね。 ただ、セスが失敗したとき、組織はただヤングセスを殺すだけでオールドセスも消せるのに、あそこまでする必要はないのではないかと思いました。セスが哀れ。 予想では、ブルース・ウィルスだし、てっきり未来の世界を救うためにレインメーカーを殺したいのかと思ったのに、妻の為という極めて個人的な理由で、しかも幼い子供を手にかけるという悪人なのが意外で面白かったです。 ラストは、せっかくキッド・ブルーがガットン銃を持ってきてくれたんだから、オールドジョーを撃って、3人で農場で暮らすというハッピーエンドもありかなと思いましたが、ヤングジョーも散々人殺ししてきたんだからあれで仕方ないかなとも思いました。 特殊メイクとジョセフ・ゴードン=レヴィットの演技力で、本当にブルース・ウィルスの若い頃に見えたし、子役も含めて役者陣はとても良かったです。[映画館(字幕)] 7点(2013-01-28 21:49:23)《改行有》

78.  アラジン(2019) 《ネタバレ》 CG凄くて、街並みや宮殿やジーニーや絨毯その他、良く出来てます。 ただストーリーはアニメで知ってるし、ハッピーエンドに決まってるので、いくらアラジンがピンチになってもハラハラ感薄め。 単純に映像を楽しむ映画でしょう。 中村倫也の吹替はセリフは良かったですが、歌はプロの人で聴きたかったです。[地上波(吹替)] 6点(2021-07-02 00:32:54)《改行有》

79.  マッドマックス サンダードーム 《ネタバレ》 水戸黄門みたいなお約束の型が出来たようで、安心して見ていられる分、予想外の展開は期待できない風になっています。 タイトルになってるサンダードームが活用されたのは、前半だけなのももったいない。 でも、サンダードームでの戦いは、大男がまだ子供だったのは意外だし、だから殺さないというのもマックスらしくて良かったです。 今回は敵と味方が途中から逆になるけど、マックスが結局弱い方の味方になるのはブレてないのでカッコいいです。 面白かったけど、ちょっと都合よすぎなところが目につくのがマイナス。 最後も女ボスが笑ってマックスを見逃す、というのに苦笑。 しっかり戦って勝って去っても良かったんじゃないと思いました。[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-02-14 02:39:28)《改行有》

80.  マッドマックス 《ネタバレ》 「怒りのデスロード」しか見たことが無かったので、順番に見てみました。 リアルタイムで見たら面白かったかもしれませんが、ただのB級アクションとしか思えませんでした。 でも内容はともかく、バイクがいろんな種類があって見てて楽しかったのと、スタントマンが凄いなと思いました。 今は合成でやってしまうことも、昔は全部人が現実にやってたんだと思うと、撮影の苦労とかも考えてしまったので甘めの点数です。[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-02-14 02:31:46)《改行有》

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