みんなのシネマレビュー |
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781. アメリカン・ハート 隠れた名作でしょう。父親と息子の葛藤が、いい雰囲気の中でよく描けているのではないでしょうか。しかし、相当屈折しているのも確か。ゲイだの銃だの犯罪だの妖しい雰囲気が自分には合わず、総合評価は6点止まり。それにしても「アメリカン・ハート」というのは雑誌のタイトルらしいですが、本当はどういう意味があるんでしょうね。(VIDEO、字幕スーパー)6点(2005-02-08 22:05:28) 782. バニラ・スカイ 夢に頼りすぎるのは、現実から逃避したいから。すべてを夢に頼るのなら、それは現実ではなく、別の次元の話になってしまう。(VIDEO、日本語吹替版)2点(2005-02-02 20:56:42) 783. おもひでぽろぽろ 《ネタバレ》 可もくなく不可もなくといったところでしょうか。後半がちょっとと言う人が多いですが、個人的には車の中で主人公のタエ子が同級生の思い出を話すところ、けっこう気に入っているんですよ。最後、タエ子が戻ってくるところは、単に忘れ物しちゃっただけかとみるのは、あまりにもひねくれてますかね。(DVD)5点(2005-02-02 17:05:49) 784. PLANET OF THE APES/猿の惑星 ここでの評価が低いので期待しないで見たが、意外と楽しめた。オリジナルと違う展開に、次どうなんだろうと興味深々。ただ、話の流れが一部理解できなかったり、アクションシーンが多すぎたりとマイナスの評価もあり、結局無難な点に落ち着いた。やはり、オリジナル「猿の惑星」は超えられない。(TV、日本語吹替版)5点(2005-01-30 22:37:51) 785. シェルブールの雨傘 この世に永遠なんてものは存在しないんですね。(TV)6点(2005-01-29 21:14:37) 786. ユージュアル・サスペクツ 最後の5分間をみると、正直やられた!と思う。計算し尽くされた、物凄い映画だと思う。でも、残りの100分間は、退屈だった。単なるサスペンス映画、いや、現在と未来を行ったり来たりの、話がややこしい物騒なストーリーだ。この映画の客観的な評価は、ほとんどの皆さんが肯定的な得点をつけているように、並の映画とは比べ物にならないほどのものかもしれない。しかし自分には、客観的ではなく主観的に得点をつける自由が与えられている。最後の最後だけ楽しませてくれる映画は、ご免だ。無闇に人が殺される映画も、嫌いだ。もっとも、こんなに偉そうにしても二回目をみたら評価が変わるかもしれないんだけど。(VIDEO、日本語吹替版)3点(2005-01-27 14:40:01)(良:2票) 787. エル・マリアッチ 主人公が理不尽な争いに巻き込まれるという悲惨なストーリーながら、見る人を惹きつける不思議な魅力を持った作品だと思う。乾いたメキシコの雰囲気が、映像を通じて迫ってくるようだ。ラストの主人公のつぶやきが印象的。しかしながら、こういったジャンルが嫌いなだけに、もう見ることもあまりないだろう。それにしても、バーの女性がジャイアント馬場の娘ではないかと思ったのは私だけか(笑)。(DVD、スペイン語、字幕スーパー)5点(2005-01-25 21:58:23) 788. 鉄道員(ぽっぽや)(1999) 日本的な情緒溢れる作品といったら言い過ぎだろうか。雪景色の中に、いつまでも変わらない男の友情と家族の絆が描かれる。ただ、同じ赤川次郎作品としては大林宣彦監督の「あした」のほうが、個人的には好きだ。この作品も情感はあるものの、ベタな場面は多いし、せっかくの娘との再開も最後に広末という強烈な個性を持ってきてしまっては違和感がある。(VIDEO)5点(2005-01-25 14:00:05)(笑:1票) 789. キャスパー/マジカル・ウェンディ 小生キャスパーを見るつもりが、なぜか間違ってキャスパー劇場未公開作品を見てしまった。よって予備知識はほとんどなし。キャスパーたちゴーストと魔法使いが繰り広げる子供向けのドタバタ劇といった映画。CGで惜しみなく魔法を使ったり、楽しげなダンスシーンありと子供は充分に楽しめるはず。ただ、大の大人が見るとなると鑑賞に堪えがたいのは否めないか。4点献上。(DVD、日本語吹替版)4点(2005-01-19 20:36:48) 790. 鉄道員(1956) 《ネタバレ》 ここでの点数が高い分、あえて厳しめの評価をする。前中盤までは、主人公がその厳格さで自暴自棄に陥り、あげく他人に迷惑をかけ、大事な家族をバラバラにさせる。自分の威厳を振りかざし、他人のせいにし、酒に入り浸り、女に手を上げる最低の父親。ところが病気になった途端改心して二人の息子や仲間と和解し、幸せな顔でクリスマスの夜に亡くなる、というストーリー。一見これで何事もなかったように終わっているけれど、自分が息子や娘の立場だったとしたら、今までのマイナスがプラスになっただけ。いや、自分の人生の一部を狂わされたことで悔恨は残るだろう。この父親の主人公に同情や感情移入などできない。今まで自分がしてきたことを思い起こし、なぜ自分の行動が周りの不興を買ったのかを理解できないまま、逝ってしまったのではないか。だとしたら、あのまま生きていたとしても家族が幸せになることはなかっただろう。日本の「東京物語」と重ねる人もいるみたいだけど、自分としては「蒲田行進曲」を思い出しながら見ていた。この映画の中で日ごろペコペコしている男が、自分の威厳を張るためだけに妊娠中の妻に暴行を振るうシーンがある。それをしきりに思い出した。とはいえ、名作中の名作。家族を温かく見守る母親、父親を慕う坊や、自分を思ってくれる親友などがこの映画にふっと安らぎを与えてくれる。前中盤は見るのもつらいが、ラスト30分だけは高評価。自分が若いために、この映画の良さを理解できないのか。この先評価が高くなることがあるのかどうか。10年たったら確かめたい。(TV、イタリア語、字幕スーパー)4点(2005-01-13 19:05:16) 791. スタンド・バイ・ミー 10年来ぶりに見たものの、残念ながら期待外れ。やはり自分に合う映画とは思えなかった。歳を取って大人になった今、評価が変わるのかと思ったらぜんぜん変わらず。同じ少年冒険ものとして「マイ・フレンド・フォーエバー」は好きだけれど、こちらは似て非なる作品。下で【まさサイトー】さんが書いているごとく、「パイ食い大会のゲロシーン」を初めとする下ネタ、悪ふざけのオンパレードが見る気を削ぐ。ただ唯一、橋の上を歩いて列車に轢かれそうになるシーンと、ラスト主人公の述懐だけは素晴らしいと思った。(TV、日本語吹替版)4点(2005-01-12 10:52:20) 792. チキンラン 期待外れでした。ニワトリが主人公といっても、典型的な勧善懲悪なので先が読めてしまい、正直途中だれました。ドタバタものですが、単純に子供向けの映画ではないところも気になります。(TV、日本語吹替版)4点(2005-01-08 18:44:38) 793. 化粧師 あまり期待していなかっただけに、日本の風景を切り取った映像美と独特の静かな雰囲気が良かった。でもストーリーの希薄さと余韻はそれほどでもなかったのは残念。椎名桔平も素晴らしかったが、いしだあゆみ扮する女将さんの存在が際立っていた。化粧されるという経験が欠如している男性より、女性向きの映画だと思う。(TV)6点(2005-01-07 22:17:20) 794. Dolls ドールズ(2002) うーん。映像の美しさ、特に四季折々の日本の情景は素晴らしいけれど、ストーリーが意味不明。3つの愛はどこで繋がっているの?浄瑠璃「つながり乞食」が下敷きになっているらしいけど説明も何にもないので、まったくもって私のような素人凡人には理解しがたい。感動も突き動かされるものも微塵もなし。夏夜の情景とか、特に群を抜くシーンもあったので、ストーリーは気にせず綺麗な風景を楽しむのがよいかと。4点(2005-01-07 19:46:37) 795. ターミネーター3 一度見たら充分という映画ではないでしょうか。後味悪いです。ターミネーターシリーズ大好きだったのに。。。前作で終わったシリーズに、無理やり続編をくっつけた時点で問題がある気がします。女ターミネーターも前作の半分以下の存在感。あとは皆さんがおっしゃっているとおりです。(VIDEO、日本語吹替版)4点(2005-01-07 19:41:06) 796. 食神 すみません、私の笑いのツボにはほとんど入りませんでした。前半は主人公が落ちぶれていくさまが見ていてしんどいっす。後半のノリもしつこく感じました。その他は概して他の方の6点以下のレビューと一緒です。(TV、広東語字幕スーパー)4点(2005-01-05 21:30:53) 797. JFK 正直、期待はずれでした。まず、私の理解力では1回見ただけでは流れについていけません(特に前半)。登場人物が多く出てくるのに背景の説明が不足しているため、半分おいてけぼり状態でした。それでもスクリーンプレイの解説本を引っ張り出して最後まで頑張ってみましたが、どこまでが真実で、どこまでが装飾なのかが結局最後まで分かりませんでした。暗殺現場を中心に本物のフィルムを使っているという点で、これは映画ではなくドキュメンタリーなのではないかと思ってしまいますが、どこまでが事実であるのかが分からないと、その情報を鵜呑みにしていいのか、見る側としては非常に迷ってしまいます。登場人物はどこまでが創作なのでしょうか。それとも全員が歴史上存在した人なのでしょうか。作品の出来自体は素晴らしいと思うのです。でも、映画は楽しむためにあるものという考えを持つ自分には、この映画には厳しい点数を付けざるを得ません。(VIDEO、日本語吹替版)4点(2005-01-05 09:10:49) 798. 木曜組曲 邦画でここまで上質のサスペンス映画が隠されていたとは、正直驚き。音や照明など雰囲気自体に高得点をあげたくなる。サスペンス好きな方にはお勧め。サスペンス苦手な自分がここまで楽しめたのだから。特筆すべきは、重松時子の見開いた目。怖い!7点に近い6点献上。(TV)6点(2005-01-02 18:48:17) 799. AKIRA(1988) 素直に、見ていて楽しめる映画ではありませんでした。小さな子供のときにみたらトラウマになっちゃうんじゃないかと思われる衝撃的な映像の数々。間違っても主人公がかっこいいとは思いませんでした。こんなの何回も見て楽しめる人が羨ましいです。ちなみに現実には、何もないところからたった数グラムの物質を作り出すにも、水爆の何倍ものエネルギーが必要なんだそうです。(TV)3点(2004-12-31 16:27:08) 800. 壬生義士伝 個人的にダメでした。つらくて暗いお話が苦手。その上この映画は、長くてつっこみどろ多数。とにかく字幕付けて放送してください。「武士道とは死ぬことと見つけたり」といわれても美学を感じませんでした。「たそがれ清兵衛」は共感できたのですが、この映画は無理。残念。総合的に3点と4点の間です。(TV)4点(2004-12-31 12:36:31)
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