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プロフィール
コメント数 2001
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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921.  ゴートゥヘル 《ネタバレ》 冒頭の3分のみ良かった。ハードボイルドをやりたかったのかな。味薄いなー。というか中盤からは無味になってくるな。 主演女優のモデルみたいな安っぽいかっぱりメイクはなんとかした方が良い。騒ぎの発端のブツにいかほどの価値があったのかも分からずじまい。人はやたら死にますが、かといって展開に緊迫感があるわけでもなし。炎好きなサイコ男が逆KISSになるのは目に見えてるし。火の扱いに慣れてないんじゃないのかあいつ。つまんなかったなあ、もう。[CS・衛星(字幕)] 2点(2016-12-12 00:09:41)《改行有》

922.  名探偵登場 お話の内容よりも、二ール・サイモン脚本の洒脱さと各キャラクターの存在感合戦が印象に残る一本。 そうそうたるネームバリューの名探偵たちがぞろぞろ出てくるので、詳しい人ほど楽しめるかと思いますが、それほど元ネタに詳しくない私でも、とぼけたギャグの数々やギネスやセラーズの怪演ぶりなど、そこそこ楽しかったな。 ストーリーはミステリーとしてきちんと構築されたとは言い難いというか、そういう作品ではないので、ゆめゆめオチには期待なさらぬよう。[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-12-11 00:23:11)《改行有》

923.  バスキア 《ネタバレ》 それにしてもなんという豪華な顔ぶれでしょうか。知らずに観始めたらあの人もこの人も出てる、という驚きが先に立っちゃった。もう主演クラスだらけ。みんなバスキア好きなのかな。ウォーホール役をD・ボウイに当てたのは、すごく良いところに目をつけたなあと感動すら覚える。あの真っ白ザンバラヘアーを乗っけただけで本人憑依したみたいにそっくりだ。そしてボウイ氏の演技も上手い。器用な人だ。 と、役者はずらりと実力者を並べたけれど、肝心の話はどうかというとこれがいまいち。売れっ子になって有名税を払うことに戸惑い、疲れるバスキア。群がる画商たち、疎遠になる友人ら。とまあ、こういう事象は一般人の私らにも想像はつく。その「容易に想像できる」範囲を超えてバスキアの物語を紡いでくれているわけではないので、どうにも退屈だ。ウォーホールや、先輩画家との交流の内訳は関係者らが語ったものだろう。バスキア本人がどう考えていたのか伝わらない。 オーバードーズで亡くなった、という事実から「友人を失って孤独だったに違いない」と決めてかかって作ったみたいな脚本に、ちょっとそれってどうなんだと思った。[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-12-07 17:53:25)《改行有》

924.  ビッグ・アイズ 《ネタバレ》 実話ものながら、夫の素性を小出しにしてゆく脚本が物語をサスペンスフルにしてて巧いと思いました。一組の夫婦がいて、絵の才能は妻が上で夫の方はプロモーションに長けていた。中盤までのこの視点が一気にひっくり返る、キャンバス上書き署名発覚の場面。真相に気づくエイミー・アダムスの「まさか」の表情は真に迫っており、私も震撼しました。留学どころか画家ですらなかったとは、まじかーと声に出ましたね。 夫は正真正銘の詐欺師だったわけだけど、とにかく社会が夫唱婦随の時代だもんなあ。教会の神父すら「夫に従え」とアドバイスするんだもんなあ。ダンナを疑うなんて夢にも考えなかったんだろうなあ。色々考えさせられる事件であります。 そしてクリストフ・ヴァルツが安定の仕事ぶりを発揮してます。実態がばれてからは、顔つきが山師そのもの。序盤の感じの良い友人~やり手のプロモーター、そして詐欺師の顔。一人の個人を演じながら、雰囲気だけを変えてゆく。見ごたえのあるベテランの名演技でありました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-12-05 17:21:51)《改行有》

925.  間宮兄弟 《ネタバレ》 原作と映画作品を比べる必要は無いと思っているのだけど、こうも読後感と鑑賞後感が違うと何故だろう、とつらつら考えるはめに陥ってしまった。キャスティングを初めて聞いたとき、佐々木と塚地はぴったりだ、と思ったのでなおさら。 映像化された方は、ファンタジー感が強い気がする。原作の人物がちゃんと21世紀を生きる人物像なのに対し、これは森田監督の30年古い演出のせいなのか、現実離れしたお話になってる。二人暮らしなのに横並びでフルーチェ食べてる姉妹の画とか今さらだし、「一生懸命作りました 買ってください」とクリスマスケーキを売る喫茶店の二人とか、今は予約でしかクリスマスケーキは売らないよなあと変な感じがした。細かくてやな観客だけど。フルネームで不倫相手を呼ぶ、その感性もちょっとずれてないかい。 そしてミもフタも無い言い方をしてしまうと、女優がみんな美人すぎる。あんな姉妹は現実離れの極みじゃないか。[DVD(邦画)] 5点(2016-12-04 17:48:12)《改行有》

926.  第七の封印 《ネタバレ》 中世・モノクロ・十字軍・生と死、キーワードを連ねてもとっつきづらい要素満載だ。実際全く娯楽映画ではない。難解というほどでもないけど、この世界観に浸れるほどの教養というか素地がないと退屈必至である。 モノクロ効果で黒づくめ・顔だけ白い死神はとても不気味。カラーだとハロウィンの仮装かと思われる危険が高そうだが。 火あぶりにされる女性がいる。しかし騎士は助けない。なあんだ。B・ウィリスやメル・ギブソンじゃないんだから当然か。 ペスト蔓延の終末思想に罹っちゃってる宗教集団あり、魔女狩りあり、と中世の暗黒場面ばかりかというとそうでもないんだ。対極に生へまっすぐな赤ん坊連れの芸人家族がいて、その周囲の人間は浮気したり翻意したりとしたたかで、浮き世の人間模様は多種多彩だ。そうですよね 21世紀まで人類は生き延びてきたのだから。 巷の高評価に賛同するほどの高尚な感性は持ち合わせていないのですが、クラシカルでストイックな独特の雰囲気には引き込まれました。[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-12-01 00:32:32)《改行有》

927.  誰よりも狙われた男 《ネタバレ》 フィリップ・シーモア・ホフマンは当代最高峰の役者の一人だと思っている。彼の遺作となった本作を、多大な喪失感を抱きながら観賞した。 ル・カレ原作らしい重たさと切実な空気の中、ホフマンは身体つきそのままに、どっしりと緩慢に動く。ストレスや苦悩をぜい肉として纏っているかのようだ。部下に指示を出す時の動作や電話を取るしぐさ、おっさんジョークを飛ばす時の表情。バッハマンという一人の人間が完璧に造形されていて、もう私は目が釘付けになった。 「個人」を救いたい女弁護士と、全体像を見据えて国および地域の安全を担保したいバッハマンとは利害が必ずしも一致しない。彼女をアメと鞭で懐柔する時のプロの凄み。そしてプロ同士、すなわちCIAとの一騎打ちも冷ややかに尖っていて見ごたえがある。 物語は「大樹」であるところのCIAにバッハマンは鼻を明かされて終わる。「組織」の非情さと人間への不信感で言葉も出ないラストであった。ここのホフマンの仕事は誰ができるだろう。憤怒に身体を貫かれたようなその後姿。ああ彼がCIAらに一矢報いるような続編が見たいと心から思う。もう叶わない。とても悲しい。[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-11-28 18:07:59)(良:1票) 《改行有》

928.  僕が星になるまえに 《ネタバレ》 私は闘病モノが大変苦手でして、かなりの確率で避けてきているのですが、現時点でのマイ・ベストな役者であるB・カンバーバッチの仕事であるならば、と意を決して観賞しました。 余命わずかな人間の諦念、未練、慟哭、そういった感情を推し量ることはとても不可能だし辛いけれど、ベネディクトは感服するほどの役者魂で丁寧にジェームス像を立ち上げていたように感じました。 お話もまた、お涙頂戴で盛り上げようとするような下品さが無く、むしろ淡々としています。中年にさしかかる友人たちの叶わなかった夢だとか、現実と折り合って生活を優先することへの諦めに似た安住感など、それぞれの人生模様が旅の所々で語られます。英国の決して華美でない荒涼で凛としている自然も、ビターな物語に背景としてぴったりマッチしました。 ラストは賛否両論呼びそうですね。ちょっと予想もしなかったので驚きました。個人的にはジェームズの意思を尊重したいとは思う。しかし友人としてあの場にいたら、簡単に割り切れるものではないよなあ・・。[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-11-23 18:34:27)《改行有》

929.  パイレーツ・ロック 《ネタバレ》 ユルくてお馬鹿で、でも人生にはロック、という信念が一本強固に通ってて大好きな映画です。出てる英国俳優がいかにもイギリス映画っぽい多彩な「顔」博覧会で唸る。ホフマンは米国人だけど。見てるだけで面白い。 舞台が船内に限られているにも関わらず、話の一つ一つがとても楽しい。ほぼセックス事ばかりなのはご愛嬌。狂言回しも兼ねるトム・スターリッジ君、あからさまな童貞顔で役にぴったりだ。極めて不道徳な檻に放り込まれた彼、かなり気の毒な目にあったりしながらも成長(?)してゆくのだった。多分。 戻ってきた往年のキングVSホフマン演じる伯爵の対立が一触即発の事態になったりするのかな、と思いきやこれが思いもかけぬ流れでもってお互い手打ちで締める展開へ。一本気ながら妥協点を知る、みたいな適度なしょーも無さ。このエピソードが一番好き。 敵役の政府側は完全にコメディ。強敵なようなそうでもないような。感じはモーレツに悪いが。 遭難ラストの緊迫感はかなりのものです。電波に乗って流れてくるラジオからのSOS、なすすべなく呆然となるリスナー。海の底へ沈むレコード。泣きたいのをこらえて見守りまして、ついに伯爵が浮いてきたときの喜びったら。ああよかったなあ。だってロックは悲愴なものじゃない。生きるための音楽だからね。制作は正しい判断をしました。 全編通して耳に心地よい音楽はもちろんパーフェクト。でも時代はちょっと違うのね。レビュワーの皆さん、勉強になりました。[CS・衛星(字幕)] 9点(2016-11-19 17:28:40)《改行有》

930.  失踪(1993) 《ネタバレ》 なんというかこれ、サスペンスのセオリーを外しているというか、まさかそう来るかと思いますよね。悪い方へ、しょぼい方へと予想を覆されるこのがっかり感。 犯人を冒頭から明かすのなら、コロンボ警部が必要ですよ。でもこの映画はそういうのじゃない。だから観てる方はおのずと「意外な展開」を期待しますよね。ブリッジスはいかにも怪しいが他に真犯人がいたのだ、とかサザーランドの妄想系か、とかはたまた安いところでサンドラ・ブロックがブリッジスとグルなのか、とか。 ところが最安値の予想をはるかに下回る廉価オチだったのでした。こんなんありか。 ブリッジスのサイコな自己妄想が売りなんでしょうが、全然描けてないよ。似合ってない長髪が薄気味悪いけど狂気を感じないもん。娘にはヒーローでありたいって、そんなサイコパスはいない。 あんな場面でコーヒーなんか絶対飲まないし普通。サザーランドも間抜けなら、ブリッジスまでなぜ女の口車に乗って飲んでしまうんだ?自分のやり口なのに?馬鹿ですか、とイライラしてつい罵詈語も飛び出すなかなかのトンデモ映画だったなあ。[地上波(吹替)] 2点(2016-11-17 00:20:55)(良:1票) 《改行有》

931.  ラストサマー 《ネタバレ》 初見(十数年前)の時は「うわつまんね」と思ったものだった。不興の原因は”犯人が唐突”ということだったのですが、それはまあ今回観直してみてもやっぱり「何このオヤジ」ではあったんだけど、でもこの映画、ばかにしないで観てみたらわりとサスペンスの演出が良いことに気がついた。 魚を水揚げする工場での、氷に刺さった鉤爪が次の場面消えていたり、クイーンの女の子が追い詰められた夜のパレードの描写。点滅するライトと喧騒にかき消される悲鳴。新しい手腕ではないけれど、観る者を怖がらせようとするヤル気がある。トランクの中一杯の魚と死体が消えちゃうのはやり過ぎだと思うけど。 筋運びは粗だらけなのだけど、映画はデートでしか観ない10代の子らに受けたのは分かる気がします。[地上波(字幕)] 4点(2016-11-15 00:31:20)(良:1票) 《改行有》

932.  あしたのパスタはアルデンテ 《ネタバレ》 市井の人々の人生を見守る視線の温かい、イタリア映画の真骨頂。喜劇なので身構えなくても大丈夫。 まあなんと全員キャラの立っていることか。人数はけっこうたくさん出てくるけど、まず見間違えることも忘れることもないアクの強さである。工場経営主の跡取り長男が投下した爆弾発言に卒倒するほど取り乱す父親。しかし実はそれ以上に出し抜かれたショックの強い次男坊、とオモテと裏の問題二本立ての創業家。お家騒動は笑って観ていられますね他人だから。 お父さんはやりすぎなほどコミカル。遊びに来たゲイの友人ご一同のくだりは抱腹絶倒。筋肉隆々のメンズ5名と女の子1人がビーチで戯れる。しかし彼女は絶対的に「安全」でありまして、なんだこの珍しいシチュエーション。 あはは、と笑って観ているさなかに、時折ちょっぴりほろ苦い感情も挟まります。彼女が共同経営者の次男に寄せる決して叶わない想いであるとか、ほんとの恋を諦めたお婆ちゃんの昔のエピソードとか。このあたりは人間観察力の優れたイタリア映画ならでは。 過去から現実へと時間がキレイにスライドするラストシーンは見事でした。 タフでめげない、愛のある人たちから元気がもらえる映画です。[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-11-13 00:33:03)(良:1票) 《改行有》

933.  ラン・オールナイト 役者の力量ってのはほんとに大事なもので、今作についてはリーアム・ニーソンとエド・ハリスがその佇まい、存在感だけでそれまでの彼らの人生を体現できているからこそ。脚本では、ニーソンの過去をいちいち語らない。エドや刑事とのやりとりでおぼろげに想像できる程度で、でもニーソンの鬼気迫るくたびれ顔だけで、説得力が再現ドラマの何倍もある。下手に過去シーンを入れなくて正解であろう。 そして悩める親バカ エド・ハリス。その苦渋の表情一本で、親バカすら肯定する力がある。それにしても年取ったなあ。 展開は正直ハラハラするほどのものでもなかった。けれど、夜がほとんどの画が夜景ならではのなめらかなキレイさがあって好きだし、激渋俳優お二人の醸す人生のビターテイストが心に沁みる一品なのだった。[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-11-11 23:05:33)《改行有》

934.  愛しのローズマリー 《ネタバレ》 結局この話って一周回って「デブは不細工」って言っちゃってるんだけども。容姿に関わる話ゆえ、レビュワー諸氏が持論を展開、沸騰してて興味深い。「価値観を押し付けるな」から「いやいや奥が深い。哲学だ」から「ブスが心がキレイとは限らない」から「そもそもグウィネスが美人とは思わない」まで皆さん熱いなあ。あはは。 ワタクシの見解を述べますとね、年を経るにつれ、外側は若い頃ほど気にならなくなるもので。顔とか体型の造作に関係なく、気持ちよく笑う人って魅力的だなあと思っています。[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-11-03 00:49:51)(良:1票) 《改行有》

935.  オオカミは嘘をつく 《ネタバレ》 ”タランティーノが絶賛”という宣伝文句から察すればよかったなあ。ワタシは基本タランティーノ作品は好きだけれど、タランティーノの亜流作品はバイオレンス描写が露骨でユーモアがないものが多い。今作もそんな感じ。 タランティーノの血しぶきはドライで、話を盛り立てるための小道具。亜流群の場合 わざわざ拷問の場面を痛々しくリアルに描くことに何の意味があるのかなあと思う。人物たちの無駄話。タラ監督にかかるとウィットに富んでいてキャラ説明も兼ねる。だけど今作の、眼鏡と親父の会話とか、ケーキを焼く時のコミカルな音楽は笑えない。作品の一貫性を壊すようなズレた演出に感じてしまう。 あと馬に乗ったアラブ人、インパクト強すぎなわりに何の役割も振られていないのかね。そして、監禁オヤジが40代って。スルーしようと思ったけど・・、いやあの容貌でそれは無理でしょやっぱり。60代でしょうが。実父と親子に見えないぞ。なんであの役者さん使ったの。ラストのオチよりびっくりした。[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-10-26 18:04:27)《改行有》

936.  未来は今 陰謀渦巻くお話ながら、どこかのどかで毒の無いクラシカルな雰囲気。ハリウッド黄金期作品へのオマージュがふんだんに感じられます。童顔で人の好いティム・ロビンスや肩肘張り型女子を演じるJ・J・リーももちろん巧いけど、なんといっても嬉々として悪の黒幕重役を務める御大ポール・ニューマンのノリ方が素晴らしいったら。ほんと楽しそう。 三人の絶妙なさじ加減で軽くコミカルに人生の悲喜こもごもが転がってゆく。終盤近くの、どファンタジーな展開にはびっくりしたけどそれまでの軽快なリズムに身体が慣れているのでまあアリかな、と受け入れられる。 良かったのは天使前社長のことば「失敗くらいで絶望してはいけない。絶望は過去の足かせだ」大変心に沁みました。[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-10-22 23:45:08)《改行有》

937.  ブリングリング 《ネタバレ》 窃盗はもちろん犯罪であります。が このケースは盗られる方も所持品が多すぎて被害に気付かない、という傍から見れば「馬鹿vs馬鹿」の構図になってて新しい。 盗みに走る若者らの青春ならではのイキオイというか、若さの傲慢が放つ一瞬の輝きを描くしか映画にならないと思うんだけどどうもS・コッポラはその辺失敗したみたいだ。お得意のゴージャスショット、例えばブランドのバッグやアクセサリーや靴などがずらっと並ぶパリスヒルトンの家の中を撮りたかっただけなんじゃないの。 盗られても気づきもしないセレブたちに同情は一片も湧かないし、かといってアーダルイーパリスん家に盗みに行こ?とドラッグとパーティに明け暮れる高校生らを眺めていても予想通り不快の感情しか起こらない。ボニー&クライドに自分らを例えるなふざけてんのか。 そして常々思うんだけど、議論スキルを植え付けられている向こうの人って十代でも口が減らないのね。自己弁護が闊達なこと、ラストのエマ・ワトソンなんて観る者全員の神経を逆撫でするような図々しさであります。もっとも、これでハーマイオニーイメージも女優として払拭できているわけで、1点はそんな彼女に献上。[CS・衛星(字幕)] 4点(2016-10-21 17:01:00)《改行有》

938.  ラスト・ウェディング 《ネタバレ》 しまった 病が絡む話が苦手な人間には地雷映画でした。「余命うん年の花嫁」とか、タイトル一発で分かるものは避けて来れたのだけど。 直球にベタな内容なれど、お涙頂戴にならないようにとの作り手の努力は伺える。美しいロケーション、人物らもからりと明るく湿っぽくない。 だけど辛いことへの心の耐性が低い人間にとっては、喪失を受けた側がその後の人生をどうやって生き抜いたのか、そちらの方を聞きたい。世の中は悲劇でいっぱいだ。生きている人間の生き様にこそ、人生への示唆があるように思うのだけど。[CS・衛星(字幕)] 3点(2016-10-21 00:25:25)《改行有》

939.  エリジウム 《ネタバレ》 マット・デイモンとジョディ・フォスターなんて著名な二人を起用しないほうが良かったんじゃないかな。マットは地上で、社会底辺で生き延びるのに必死な貧民層、かたやジョディは天上の楽園にて移民を排斥するのに躊躇しない選民意識バリバリのエリートとくれば、この二人が対決するんだろうなーと素直に思ってしまった。 意に反して、ジョディはあっさり部下に殺られちゃった。実にあっさりと。マット・デイモンとの接点はあの「死んでも構わないわ」の一瞬だけだった。悪辣キャラにしても中途半端に終わっちゃって、ジョディほどの大御所が演るべきではない役だなこれは。作品のキャラバランスを壊している。 第9地区を彷彿とさせる圧倒的な貧民窟の描写力。空にぽっかり浮かぶ人工の楽園といい、設定はベタではあるものの舞台、小道具といった隅々まで美的な精度が高くて目が飽きない。 人間性をも顧みない苛酷な格差社会の未来図を、練り上げた画の力とテンポの速い展開で構築した監督の頑張りはなかなかのもの。でも大物スターは似合わないなやっぱり。[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-10-19 00:40:42)《改行有》

940.  大統領の料理人 《ネタバレ》 仏大統領直々のご指名を受けた女性料理人というキャリアは二人といないおいしいネタだろうに。他の厨房スタッフたちと喧嘩しました、という他にエピソードはなかったんだろうか。 ミッテラン大統領は(劇中の役者さんとは似ても似つかず)魅力的な人物だったのは有名ですから、彼女も頑張ったのだろうとは思うけれど、実際大統領とどれほどの接点があったものやらこちらを納得させるだけの描写も少なく、しかも2年で辞めている。女が男の仕事場で働くことの困難という視点からも掘り下げが浅い。 180度環境の違う南極料理人をやっているという現在の意味もちゃんと描かれていない。「彼女は話したがらないから」じゃねえよ。それじゃ映画になんないだろうが。そんならTVクルーはますます不要。 文句ばかり言いましたが、料理はどれも見事に美味しそうに撮れていた。ここらへんはさすがフランス。[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-10-16 01:11:41)《改行有》

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