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プロフィール
コメント数 2100
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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1001.  リトル・ドラマー・ガール ジョージ・ロイ・ヒルは大好きな監督の1人ですが、本作はずっと未見だった作品。 ドラマーの少女を主人公に、「リトル・ロマンス」のようにローティーンの少女の恋や悩みなんかを描いた映画のように見えるタイトルですが、原作はジョン・ル・カレ。勿論そんなお話であるはずはなく、暴力とその報復の連鎖が止まらない中東を舞台に諜報機関やテロ組織が暗躍する映画となっています。 パレスチナとイスラエルの両陣営の狭間で揺れるヒロインのチャーリー役にダイアン・キートン。話自体は分かりやすい。しかし…。こういうスパイ・サスペンスにしてはユルいんですよね。政治的信念は持っていながらも、こういう世界には素人のチャーリーはかなり危ない橋を幾度となく渡っているんですが、その辺の緊迫感も薄い。ダイアン・キートンは嫌いじゃないんですが、本作に関しては彼女からもそういった雰囲気が伝わってきませんでした。[ビデオ(字幕)] 4点(2013-05-01 00:47:49)《改行有》

1002.  スティック・イット! 《ネタバレ》 「チアーズ!」の脚本を担当したジェシカ・ベンディンガーの監督作だけあって、「チアーズ!」と共通点の多いハイスクールの女の子の青春スポコン映画です。 本作で描くのは女子体操選手たちの青春。彼女たちの練習風景や試合での演技をとらえる映像とその編集がなかなか面白く、テンポもいい作品です。 かつては世界選手権に出場したこともあるヒロインの挫折と、その復帰。復帰したチームの中になかなか溶け込めずコーチにも反発し、更にヒロインに敵意をあらわにするチームの中心選手がいて、でも最後は・・・。という展開は青春スポコン映画らしい流れ。挫折を知るコーチを演じるジェフ・ブリッジスの渋みのあるコミカルな演技も良かったです。 チームメイトは勿論ライバルだって素晴らしいパフォーマンスを見せた選手を讃える思いは当然。そんな思いはやはり「チアーズ!」と共通するものを感じます。それだけに作品の最後を飾る大会は、全員が最高のパフォーマンスを見せてくれて、スカッと爽やかなラストが見たかったですね。[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-04-29 22:25:43)《改行有》

1003.  恋するシャンソン いかにもフランス映画らしい雰囲気が漂うミュージカル仕立てのラブコメ群像劇。挿入されるシャンソンが実に巧くそのシーンや登場人物の思いにリンクしている。しかし、じっくりと聞かせるという趣向ではなく、中にはその曲の中のワンフレーズが欲しいがために挿入されているような曲もありますが、この使い方が実に面白いです。綺麗な声の女性シンガーの歌に合わせておっさんが口パク、あるいはその逆もあったり。何だ、全然合ってないじゃないか!という感想は不思議と出てこない。後半はちょっと長く感じましたが、意表をついた口パク挿入に度々笑わされました。アラン・レネの遊び心が楽しい、小粋で愛すべき作品です。[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-04-27 00:23:36)

1004.  アルフレード アルフレード イタリアの巨匠ピエトロ・ジェルミの遺作。遺作もジェルミらしく結婚と離婚をテーマにした艶笑喜劇です。 主演は何故かダスティン・ホフマン。アメリカ人の役ではなく、タイトル通りアルフレードというイタリア人の男を演じています。この役、もうちょっと若ければマルチェロ・マストロヤンニが演じても面白い映画になったでしょうね。ですが、ちょっと頼りなくて考え込みすぎる男をコミカルに演じるホフマンが見事にイタリアン・コメディの主役を張っています。まあ、彼の声が違うのは仕方が無いところですね。 多分作品の半分くらいはホフマン演じるアルフレードのつぶやき。ちょっとこれが多いんですが、多くのシーンで流れる軽快な音楽がいいし、ホフマンの演技は流石といったところ。ステファニア・サンドレッリの怪演も見どころです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-04-21 20:24:00)《改行有》

1005.  ヤコブへの手紙 上映時間は80分にも満たない。寡黙な作品だけど、観た者の心に何かを残す力を持つ映画でした。 自分に救いを求めてくる手紙が届かなくなることに自らの存在意義を見失うヤコブ牧師。タクシーを呼んでもこの社会のどこにも行き場が無い、元終身刑受刑者のレイラ。 牧師はなぜレイラを自分の元に呼び寄せたのか?レイラが何の罪を犯し何故恩赦になったのか?ラストまでその説明もありません。しかしレイラの過去の告白と牧師の元に届き続けたある人物からの手紙をめぐり、ヤコブ牧師とレイラの2人が互いに救われることになる、重みのある最後の10分の使い方が見事でした。 僕は神とかを信じる方ではないけれど、神の思し召し・・・。最後はそんなことを感じさせられました。[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-04-21 20:18:52)《改行有》

1006.  シャッター アイランド 公開前の触れ込みは「結末は誰にも話さないで・・・」というものでしたが、残念ながらミステリーとしては成功していません。ミステリよりも、どちらかというとサイコスリラー的要素の方が強かったでしょうか。 何か秘密が隠された、社会にとって危険性のある患者を隔離した孤島。映像も音楽もディカプリオの演技も、そんな陰鬱な世界観の雰囲気は非常によく出ていました。 チャックとの会話、そしてテディの最後の一言。このラストはどう解釈すべきでしょうか。戦争から続く自身の苦しい記憶から逃れるがために選んだ道があのラストだと考えるとあまりにも悲しいドラマでもありました。[DVD(字幕)] 6点(2013-04-17 21:31:16)《改行有》

1007.  天使の分け前 暴力に明け暮れ荒んだ毎日を生きていた主人公の青年ロビー。恋人と生まれくる子どものために、今度こそはと更生を決意する。 裁判で社会奉仕活動を言い渡されたちょっとトホホな仲間たちと、旨いスコッチウイスキーには目がない愛すべき社会奉仕活動の指導者の姿をコメディタッチで描きますが、そんな中にいかに更生を決意しようともそれが容易ではない社会や雇用の厳しい情勢を挿入する。コメディとは言え、このあたりはいかにもケン・ローチらしいところです。 主人公ロビーに関しては必ずしも共感出来ることばかりではありませんが、この愛すべき社会奉仕活動の指導者が彼らを見守る視線こそケン・ローチの視線であり、そんな人間を見つめるローチの視線は本作でもやはり優しい。 スコッチウイスキーの香り漂うスコットランドの美しい風景描写も見どころです。ウィスキーの製造過程で生じる「天使の分け前」の意味の説明は作中でなされますが、ラストに登場する、もう1つの「天使の分け前」が何とも素敵。これが鑑賞後にとてもいい余韻を与えてくれます。[映画館(字幕)] 7点(2013-04-15 22:25:10)(良:2票) 《改行有》

1008.  ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー 「ハイスクール・ミュージカル」のシリーズも「3」で遂に卒業の時を迎えます。卒業を間近に控えた、トロイを中心にしたイースト高の仲間たちの高校生活最後の1ページ。 全3作品に共通して言えることですが、たっぷりと挿入してくれるクオリティの高いミュージカルシーンがやはり本シリーズの魅力。トロイとガブリエラがロマンティックに。シャーペイとライアンがコミカルに、しかししっかりと歌って踊ってくれる。(目立ちたがり屋さんシャーペイが過去2作と比べるとあまり目立ってないのが残念ですが…。)そして男同士でパワフルに。 眩しいほどに明るい彼らの学園生活を見ているだけで楽しい。このシリーズはもうストーリーはどうだっていいんですが、本作は「卒業」という大きなテーマがあるので過去の2作にはあまり無い、しんみりとした空気もあります。 でも、ラストはイースト高のスクールカラーである赤と白の衣装も鮮やかに、みんな揃って明るく元気一杯に卒業していってくれました。 オルテガ監督には是非ともまた、こんな陽気なミュージカル映画を撮ってもらいたいと思います。[DVD(字幕)] 7点(2013-04-13 21:12:14)《改行有》

1009.  エレベーターを降りて左 オッシャレ~な雰囲気がアメリカン・ドタバタコメディとは一味違う、軽妙なフレンチ・ドタバタコメディ。 パリのお洒落なアパルトマン。登場人物がただひたすら隣同士の2部屋を行ったり来たり。ドアが開くタイミングと閉まるタイミング、訪問者がエレベーターを降りてくるタイミング、小道具が出てくるタイミング。これがほんの少しずれる。そのズレがもたらす誤解。それが延々と続く。ただそれだけですが、あなた達一体何やってるんですか?という、このただそれだけがこんなに面白い。 そしてエマニュエル・べアール!本作より彼女がもっと綺麗な映画は他にもありますが、最もキュートな彼女が見られるのはこの映画です。何にも悪意は無いのですが、どんどん話を泥沼化していく天然キャラ・小悪魔を演じる彼女が見事なコメディエンヌぶりを見せてくれます。[DVD(字幕)] 8点(2013-04-10 23:29:17)《改行有》

1010.  若草の萌えるころ ロベール・アンリコとジョアンナ・シムカスといえば「冒険者たち」がまず思い出されます。「冒険者たち」と同じく、ジョアンナの魅力を十分に見ることができる作品です。演じるアニーの抱える辛い事情を考えると、一晩中町を彷徨う彼女の姿を見ているといたたまれない思いになる。そんな中、夜の町で出会う男たち。その出会いにそんなに意味は感じられないですが、彼らとの絡みに控え目に挿入されるユーモアや、彼女が時折見せてくれる微笑みがいいですね。「冒険者たち」は音楽も素晴らしい映画なのですが、本作も彼女の心の内を表すかのような悲しげなギターの音色が実に効果的に使われています。[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-04-09 22:20:31)

1011.  ルパン 僕にとって「ルパン」と言えば、やっぱり銭形のとっつぁんと愉快な鬼ごっこを繰り広げる、あのルパンなんですが、本作を見ているうちに長らく忘れていた、もう1つのルパンの記憶が蘇ってきました。 それは小学生の頃に夢中になって読んだ「怪盗ルパン」のシリーズです。学校の図書館にシリーズ全巻がズラリと揃っていて・・・。思い出すとまた読みたくなってきますね。 本作のルパンはこのどちらのルパンのイメージとも異なりますが、まだ若きアルセーヌ・ルパンを主人公としているのでそれも当然なのかもしれません。全体的に重苦しい雰囲気なので、まだ若きアルセーヌ・ルパンの活躍を描く、もう少し軽めの冒険活劇でも良かったような気がしますが、そうなると原作のイメージとは異なってしまうのでしょうか。 今回はCSで字幕での鑑賞でしたが、ルパン三世組が顔を揃えた吹き替え版はどんな感じになっているのでしょうか?こちらの方もちょっと興味があります。[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-04-06 21:06:37)《改行有》

1012.  ヒッチコック 《ネタバレ》 本作に興味を持つ人の多くがヒッチ映画を見ている人だと思いますが、本作は代表作「サイコ」にまつわるお話なので、「サイコ」をご覧になっているとより楽しめる映画です。 伝記モノですが、その範囲が「サイコ」製作前後にかなり限定されているだけに「サイコ」の撮影現場のシーンをもっと見せて欲しかったとか、ヒッチとジャネット・リーをはじめキャストとのもっと突っ込んだ絡みを見たかったりとかという思いもあるのですが、知らなかった妻との関係やパラマウントとの微妙な関係など興味深いエピソードもあり、面白く見させてもらいました。 さすがの貫録を見せるホプキンスのヒッチぶりをはじめとして、ジャネット・リー、アンソニー・パーキンス、ヴェラ・マイルズといった「サイコ」の主要キャストを演じる本作のキャストは皆がよく似ていましたね。特にジェームズ・ダーシーはホントにノーマン・ベイツに見えましたよ。それだけに彼のシーンをもう少し見たかったな・・・。 「サイコ」公開初日。映画館の外の通路で観客の反応が気になって仕方ないヒッチ。そこに聞こえてくるシャワーの音、それに続くバーナード・ハーマンのあの音楽・・・。勿論説明不要のあのシーンです。館内から聞こえてくる期待通りの観客の反応。その時のホプキンス=ヒッチのリアクションが最高でしたね。 「次回作の構想はまだ何もないんですよ。でも、すぐに出てくるでしょう。」と語るヒッチのそばに舞い降りる一羽のカラス・・・。このユーモアのあるラストも良かったですね。[映画館(字幕)] 6点(2013-04-05 18:18:08)(良:1票) 《改行有》

1013.  デート&ナイト ニュージャージーからNYにやって来た善良なごく普通の夫婦が犯罪に巻き込まれながらも事情があって警察を頼れず、自分たちで解決するしかない。 定番の人違い・巻き込まれ系サスペンス・コメディですが、これを終始ドタバタ、軽いノリで全編突っ走ったのが良かったですね。 スティーブ・カレル&ティナ・フェイ夫妻の掛け合いも、チョロっとしか登場しない人も多いのですが、結構豪華な顔触れが揃ったキャストの贅沢な使い方も楽しいです。 笑えて、ユルいんですがそれなりにスリルも味わえる。テンポもよく90分足らずの作品なので、難しいことは一切ナシでサクッと楽しめる娯楽作です。[DVD(字幕)] 6点(2013-04-02 22:13:36)《改行有》

1014.  さすらい(1976) 「都会のアリス」「まわり道」に続く、ヴェンダース初期のロードムービー3部作の最後を飾る作品。 社会と距離を置くかのようにバスのような大きなバンを住処とし、町から町へ映画館を回る映写技師の男と、妻と離婚し人生から逃げ出してきたかのような男が出会う。 しかし何も起こらない。互いの名前を名乗る頃には映画が始まって30分ほど経過していた。妻と離婚した男がポツリポツリと身の上を語り出す頃には1時間ほどが経過していた。 彼らがどこに向っているのかも分からない。流れ行く旅の風景をぼ~っと見ていただけだったのかもしれませんが、鑑賞後の今、彼らとの長い旅を終えた充足感に満たされているかのような心地良さがあります。 「都会のアリス」も「まわり道」も登場人物がさすらう様を追い続ける作品。しかし本作は最終盤で「このままじゃ駄目だ、さよなら」の書き置きと、それを見て「いいさ、俺も頑張る」。それに続く列車とバンで2人が別れ行くラストからは、彼らが新たな一歩を歩み出そうとする確かな意志が感じられました。登場人物がさすらい続けた3部作の最後を飾るにふさわしいラストだったと思います。[DVD(字幕)] 8点(2013-03-30 22:33:10)《改行有》

1015.  ラブソングができるまで 忘れることができない過去にすがって生きる男と、忘れてしまいたい過去をひきずって生きる女。かつてのポップスターとしての雰囲気と今の落ちぶれた雰囲気をうまく両立させてみせたヒューと、自然体の素晴らしい演技を見せてくれるドリュー。彼女は勿論演技が上手なんだと思うけど、天性の魅力を感じる人ですね。そんな2人の魅力がとてもうまくミックスされた雰囲気のいいラブコメ。 今が人気の絶頂のアイドル歌手とかつてアイドルだったヒュー。一見華やかな業界の舞台裏にある明暗を、ちょっと年を感じさせるヒューの演技が見事に体現しています。ヒューのマネージャー、ドリューの姉という何故か大柄なそれぞれの脇を固める2人もいい味を出しています。 2人が作る素朴なラブソングも素敵だし、「ラブソングができるまで」という邦題も作品の雰囲気をうまくとらえていると思います。[DVD(字幕)] 7点(2013-03-28 21:58:13)(良:1票) 《改行有》

1016.  我輩はカモである 最初から最後までテンションを落とさず、そこにミュージカルシーンや屋台コント(特に帽子コントが秀逸!)などを挿入しながら1時間ちょっとによく収めましたよね。 正直、毒舌グルーチョの面白さがどれ程理解できているのか・・・?という疑問はあります。日本語字幕が結構スベっていて、字幕に相当苦労されているような箇所も見受けられましたしね。 一方、ハーポ&チコのコンビには理屈抜きで笑わせてもらいました。そして兄弟が同じ寝巻の恰好で揃って以降、鏡コントまでは本当に面白い! それにしてもこんなことで戦争が始まってこんなことで戦争がおわりますか!?今でこそ戦争の愚かさを笑い飛ばす戦争コメディは珍しくありませんが、あの時代に、戦争を始める当事国と戦争そのものをハチャメチャ・ナンセンスギャグの応酬で徹底的に笑い飛ばす、こんな映画を作ってしまったことに敬意を表したいと思います。[DVD(字幕)] 8点(2013-03-25 21:35:18)《改行有》

1017.  アメリア/永遠の翼 《ネタバレ》 アメリア・イアハート、その名前と何をした人であるかという程度の知識しか無い状態での鑑賞でした。 彼女の事が良く分かる映画ではあったし、様々なことを伝えようとしてくれたのだと思いますが、その分映画としてはアメリアと、彼女の周囲にいた人物も含めてかなり浅く広く的になってしまったのが惜しいです。 アメリアの当時の実際の写真などが出てきますが、演じたヒラリー・スワンクと本当によく似ていたのに驚きました。ヒラリーにはこんな強さのある役がよく似合いますね。 太平洋上で消息を絶ち、大捜索が行われたにもかかわらず機体も何も見つからず、彼女の最期は謎に包まれたままという説明がラストでされますが、中盤にあった「私は命ある限り飛び続けるわ」というアメリアの台詞が悲しく思い出されました。[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-03-24 15:04:01)《改行有》

1018.  星の旅人たち 《ネタバレ》 監督はエミリオ・エステヴェス。監督しての前作「ボビー」もいい映画でしたが、本作も素晴らしい映画でした。 本作では自らも出演し主演に父を起用。フランス映画「サンジャックへの道」と同じく、主人公が今は亡き家族の遺志に導かれるように巡礼の旅に出る、ひたすら徒歩で行くロードムービー。 そりが合わず疎遠になっていた息子の死をきっかけに、父が息子の遺灰と遺品のバックパックを背中に、息子が果たせなかった巡礼の旅に出る。その父を演じるマーティン・シーンの寡黙だが味わいのある演技が胸を打ちます。 ダイエットが目的のオランダ人の男、禁煙が目標のカナダ人の女、売れない作家のアイルランド人の男。何となく共に旅をすることになる彼らとマーティン演じるアメリカ人トムとのギクシャクした、それでいてコメディタッチでのんびりと可笑しな旅の風景が実にいい。 大きな山場も無く、旅の仲間と溶け込もうとしないトムと彼らが次第に心を通わす過程もあっさりとしているけど、旅の風景をとらえる台詞の無いシーンで挿入される曲の歌詞が彼らの心の声を表しているかのようです。 淡々と抑揚も少なく2時間を超える作品ですが、全く飽きがこない。それどころかいつまでも彼らの旅を見ていたい、いや、彼らと共に旅をしているような気分にさせられる心地良さがある。旅の目的地である聖地サンティアゴの寺院の厳かな雰囲気も素晴らしかった。そんな雰囲気を見事に創り上げた、自らが脚本も手がけた監督エミリオの力量を感じる作品です。[映画館(字幕)] 8点(2013-03-21 18:32:57)(良:1票) 《改行有》

1019.  少林サッカー 《ネタバレ》 チャウ・シンチーのやりたい放題ムービー!このくだらなさ、素晴らしいです!ここまで豪快にバカ映画に徹する姿勢に感動しましたよ。 それぞれが少林拳のツワモノだけど、徹底的に冴えない面々・・・。そんな野郎どもがサッカーで一致団結して、悪徳監督が率いるチームに立ち向かう。これで最後は負けるワケがありません。 テンコ盛りのコテコテのギャグにベタベタのストーリーですが、(メンツ集まるまでがちょっと長いのだけが惜しいけど…)こういう映画はそれで良し!なんだと思います。[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-03-19 23:11:01)《改行有》

1020.  モスキート・コースト 《ネタバレ》 国家というものに失望し、無駄にモノが溢れる文明社会に失望したアリーは家族を連れて未開のジャングルに移住する。そこで現地の人々と理想郷を築き上げていたはずが・・・。 皮肉にもアリーが築いた村はあたかも鎖国した国家のようであり、アリーは周囲の情報や訪問者を遮断し独裁者のようになっていく。「アメリカは核戦争でほろんだ」はそんな国家が国民に対して行う情報操作であるかのようです。 文明を批判した彼が未開のジャングルで築いたものは周りの環境とはアンバランスな巨大冷凍庫。その巨大冷蔵庫が爆発するシーンは、今に見直すと福島第一原発事故を連想してしまいました。 やがて彼らは自然の猛威にさらされ生命の危機に直面します。人間自らが発明したモノですら何かの拍子で制御不能に陥る。人間の思い上がりや過信に潜む危険性というメッセージ以外にも考えさせられることを色々と含んだ作品であり、気分良く終わる映画ではないですが、ラストのリバー演じる息子の語りに救われた思いがしました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-03-16 20:23:56)《改行有》

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