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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2100
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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1121.  ネイキッド・タンゴ 1920年代のアルゼンチンを舞台にした、暗黒街に身を投じていった一人の女と男達の官能サスペンス。 そんな世界観を演出する、登場人物の衣装、夜の暗闇など黒をベースにした作品に時折用いられる赤が情熱的です。主人公の女性ステファニー/アルバも黒く染めた髪、黒いドレスに際立つ真っ赤な口紅が印象的。彼女と絡むことになる男、チョーロのクールでいて情熱的な風貌や人物像もいい。 作品のタイトルにもなっている通り、タンゴを踊るシーンは多いのですが、そのタンゴで見せ場や盛り上がるポイントが1つは欲しかったところです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-08-24 20:36:02)《改行有》

1122.  かげろう(2003) 第2次大戦中、戦火からの逃避行の途中に出会った2人の子どもを抱えた母親と一人の青年のお話。何も起こらない淡々とした空気の映画は好きなのですが、本作の場合、登場人物に常に一定の距離感を持たせ、シチュエーションや音楽の使い方など、結構何かが起こりそうな雰囲気があるのですが何も起こらない。特に途中で2人の兵士が登場する時間帯はそんな雰囲気だけは十分ですが、結局ここも何も起こらないまま立ち去っていく。今ひとつ登場人物の心が感じにくい作品です。[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-08-22 00:06:07)

1123.  マリリンとアインシュタイン 冒頭、映画の撮影現場。通気口の上に立つ白いドレスのセクシー女優。通気口から風が吹く度にスカートが舞い上がる。その度に見物する男達から歓声が上がる。しかし、当時のその女優の夫である体格のいい男だけは不機嫌そうにそれを眺める。そしてホテルに滞在する原子爆弾に関係がある著名な物理学者。さらに1人の政治家。 この冒頭は紛れもなく「七年目の浮気」の例のシーンであり、この女優はマリリン・モンロー。夫は勿論ヤンキースのスーパースター、ジョー・ディマジオ。(実際にディマジオはこのシーンの撮影現場を訪れ、このマリリンの姿に激怒したそうですね。)物理学者とは勿論アインシュタイン。そしてもう一人、マッカーシー上院議員。 しかしこの映画、この人物達を指しているんですけど、あくまでも全員が“らしき人物”なんですね。人物の設定には現実感がありそれぞれの当時の苦悩が描かれますが、深夜にホテルの一室で彼らが集うという設定はあり得ないだけに、やはり“らしき”で良かったのでしょう。このシュールさの中にあるリアルさに不思議な面白さがある作品です。 他の映画にも見られるようにやはり本作でも女優として、一人の女性として苦悩を抱えるマリリンの姿が辛かった。それだけに、アインシュタインと相対性理論を楽しそうに語り合うチャーミングなマリリン。この姿が本作で一番印象に残る彼女の姿なのでした。[DVD(字幕)] 7点(2012-08-18 23:33:10)《改行有》

1124.  おとなのけんか 《ネタバレ》 これはお見事!作品はアパートの一室からほとんど一歩も出ない。2組の夫婦が、それぞれの子ども同士がけんかで怪我をした解決方法を話し合っている内に今度は大人達が・・・というお話。 アパートの一室から殆ど出ない設定の中、ポランスキーの演出、脚本、4人の演技が三位一体となって実に面白い空気を創り上げています。ポランスキー自身、俳優としてジュゼッペ・トルナトーレ監督作「記憶の扉」(94)にて、ほとんど警察署の取調室から出ない設定の中Gドパルデューと俳優として共演し、ほとんど2人っきりで見事な演技合戦を繰り広げましたが、本作の4人もお見事。 ハムスター、ゲロ、クライアントや母さんからの電話、ウイスキーといった次なるバトルの発端となるきっかけの出し方、そのタイミングも実に自然。 最初は和やかに解決方法を話し合っていた2組の夫婦がこれらきっかけを元に夫婦vs夫婦、夫vs妻、妻vs夫、夫vs夫、妻vs妻、かと思えば夫同士、妻同士が共闘したりと1つの些細なきっかけを発端に自然に対立の構図を変えていく流れも素晴らしい。 気がつけば子どもたちは仲直り、ハムスターも公園で元気。色んな大人の事情を挟みつつも大人気無いおとなのけんかにまんまと笑わされたポランスキーの人間観察コメディ。 原題の意味は分かりませんが、「おとなのけんか」以外のタイトルが考え付かない、この邦題もお見事です。[DVD(字幕)] 9点(2012-08-18 17:10:59)(良:1票) 《改行有》

1125.  刑事コロンボ/二つの顔<TVM> 《ネタバレ》 このシリーズには2つのお楽しみがあります。1つはいかに警部が犯人のトリックを崩していくか、という所ですが、本作はそれだけじゃなく双子のどちらが犯人か?というミステリが2重の構造になっており、2人共にひと癖ある怪しい言動もよく考えられていて、警部だけじゃなく見ている僕たちをも悩ませてくれます。 そして2つ目のお楽しみであるユーモラスな警部の笑いドコロもふんだんに盛り込まれていて、ミステリと笑いドコロ、2つのお楽しみのバランスもとてもいい作品です。いつもの警部vs犯人だけじゃなく、警部vs家政婦さんのバトルや、料理番組にご出演の警部の姿も必見です。 「構想の死角」では被害者の奥さんにオムレツを作ってあげたり、「美食の報酬」では料理研究家の犯人に「あなたは料理人になるべきだった・・・」と料理の腕前を絶賛されていました。警部、やっぱり料理がお好きなんですねえ。[DVD(吹替)] 7点(2012-08-15 01:20:37)《改行有》

1126.  バレンタインデー(2010) ゲイリー・マーシャル監督のお好きなパターンなんですね。次回作が「ニューイーヤーズ・イブ」であり、どちらも特定の1日をめぐる、いくつものドラマが同時進行し交錯していく群像劇です。 ニューイヤーズ・イブでは色々な人間ドラマが交錯するのと比較すると、そのドラマがある程度男と女のロマンスの限定されてしまうバレンタインデーは作品全体の面白さという面では分が悪いですね。 それにしてもゲイリー・マーシャルさん、もう70代も後半なのに作品はお若い!次回作はどの日でいきましょう?“Thanksgiving”(感謝祭)あたりでいきましょうか。[DVD(字幕)] 6点(2012-08-11 13:27:45)(良:1票) 《改行有》

1127.  トラ・トラ・トラ! 本作にはアメリカ戦争映画によく見られる「アメリカ万歳」は無く、かと言って反戦をテーマにしている訳でもない。 日米開戦前夜の双方の駆け引きを、双方の主張や余計なドラマ性を排しどちらか一方の視点に偏ることなく再現しようとした日米双方の心意気が伝わってくるような見応えのある力作。 同じ真珠湾攻撃をテーマにした某大駄作をご覧になられた方、ぜひこちらも一度見ていただきたいと思います。ただ、日本パートで多用される、料亭で流れているような落ち着いた味わいがある純和風の琴の音に緊張感がそがれる。日米合作の良さが出ていた作品でしたが、この部分だけが勿体なかったですね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-08-11 00:29:13)《改行有》

1128.  いますぐ抱きしめたい よくある香港ノワールでバイオレンス描写も多いチンピラどもの抗争の話ですが、ストーリー自体はつまらない。そんな作品の世界観にあって一人異質な存在である、まだ可愛らしさも感じさせるマギー・チャンはまさに掃き溜めの鶴。アンディ・ラウとマギー・チャンに、これが監督デビュー作となるウォン・カーウァイ。まだ1980年代、みんな若かったんだなあ・・・。と思わされる作品です。[DVD(字幕)] 3点(2012-08-09 17:24:58)

1129.  おいしい生活 前半のアレンと強盗仲間達のやりとりはかなり笑えます。偽装のはずのクッキー屋さんが意に反し大繁盛してしまうくだりも可笑しい。しかしクッキーで大成功を収めて以降の後半が失速気味。 うわべだけの知識で取り繕い着飾るインテリもどきや、金だけが繋がりの人間関係を軽いタッチで皮肉るあたりはアレンらしいのですが、いつもよりかなり薄味。 前半の登場人物が後半に活きてこないのも残念。(秘密をすぐにばらしてしまう、店員に雇った親戚とか笑いドコロで使えそうないいキャラだったんですが、後半は普通のおばさんになっちゃいました) それでもテンポの良さは健在だし、俳優アレンが出ているアレン映画はやはり楽しい。脚本家アレンの台詞を一番面白おかしく喋くってくれるのはやはり俳優アレンなのです。[映画館(字幕)] 6点(2012-08-05 20:31:02)《改行有》

1130.  スプラッシュ 数日前、DVDで「天使とデート」を見ていて思い出した本作。久々に見たいなあ、と思っていたら何という偶然!スカパーで今月やっているじゃないですか!という訳で早速鑑賞。 本作にも邦題を付けるならば「人魚とデート」ということになるでしょうか。別に比較する意味は無いけど、同じ時代に製作されたこの両作品を続けて見てしまったこともあり、何となく比べながらの鑑賞となりました。 最後の最後まで言葉を発しない天使と比べるとかなり早い段階で人魚は言葉を発するようになる。また、序盤から人間に天使と認識されるのに対し、人魚の方は人魚だと認識されるのはかなり後半になってから。よって存在の神秘性は天使の方が高い。 一方本作はコメディ色が濃く笑いドコロも多くなっています。特にレストランで大きな海老を殻ごとバキバキ食べるところは人魚のイメージと相反しますが、そうか、海で暮らしているんですよね。日頃の食生活を垣間見たようで?面白かったですね。 脇役キャラの絡みは本作が巧くいっており、特にジョン・キャンディがいい!こういう味のある存在感を見ているとコメディ好きとしては、ジョン・キャンディや同世代のジョン・ベルーシといった味のあるコメディアンが若くしてこの世を去られたのがつくづく惜しいなあと思うのです。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-08-04 15:14:17)《改行有》

1131.  天使とデート 天使役のエマニュエル・べアールのあり得ないレベルの美貌にただ目を奪われ続けた100分間。 本作は「愛と宿命の泉」の翌年なんですね。「愛と宿命の泉」での彼女の美しさも忘れることができませんが、そこに可愛らしさが加わった本作。最後の最後まで一切台詞が無く、可愛い鳴き声を発するのみですが、その鳴き声に、フレンチフライをパクつく表情などなど、もう天使エマを見ているだけで十分の作品にして、この頃の彼女の美しさを今に見ることができるだけでも十分に価値がある作品だと思います。 もう一人、当時日本でもアイドル的人気があったフィービー・ケイツが主人公の男の婚約者役で登場します。本作ではキレ役に挑戦。女優としての新境地を切り開く、と言いたい所ですが、ただキャーキャー叫んでる姿しか印象に残らないのが残念。もうひと工夫ある役だと良かったんですけどね。[DVD(字幕)] 7点(2012-08-01 16:26:29)(良:2票) 《改行有》

1132.  走れ走れ!救急車! この邦題からも、DVDのパッケージからも、おバカな典型的アメリカンコメディを想像してしまう作品。まあ、実際そうなんですけどね。 序盤から民間救急会社の可笑しな人間模様やライバル社との患者の取り合いなどのノリは楽しいのですが、銃にヤクに犯罪と隣り合わせの深刻なアメリカの現状の見せ方にはシリアスな一面もあり、軽~い救急会社の人間模様とのバランスは上手くいっていない感があります。 本作のお目当ての1つは紅一点のラクエル・ウェルチ。日本での知名度はそれほど高くないかもしれません。「ショーシャンクの空に」で独房を飾った歴代のハリウッドのセックスシンボル。リタ・ヘイワース、マリリン・モンローに続く3代目のポスターがラクエルなのです。彼女の演じるキャラが今ひとつ立っていないのが残念ですが、本作でも変わらずお綺麗なラクエル様がやっぱり魅力的なのでした。[DVD(字幕)] 4点(2012-07-29 15:49:05)《改行有》

1133.  第三の男 《ネタバレ》 考えてみればハリー・ライム=オーソン・ウェルズというキャスト自体ネタバレとも言えるし、かなり後半にならないと彼は登場しませんが、序盤から全く飽きのこない見応えを感じます。 まだ人々も街も戦争の傷が癒えず、東西に分かれた4ヶ国の分割占領下にある混乱期の歴史ある街ウィーン。この完璧なサスペンスの舞台設定を見事に活かしたドラマに流れる映画史に残る音楽、映画史に残る名シーンの数々。光と影を巧みに取り入れたモノクロ映像。 今も好んでモノクロを用いる監督さんがいますが、こういう映画を見るとそれが分かるような気がします。オーソン・ウェルズが暗闇の中姿を現し暗闇に消えるシーンが特に印象に残ります。 彼が自己主張するのは印象に残る台詞がちりばめられた観覧車のシーンのわずかな時間のみですが、旧友と再会し、笑みを浮かべながらも残忍さを醸し出す演技が実に見応えがあります。 さらに下水道の逃走の果ての、2人の友の心の声が聞こえてくるかのような決着のシーンにラストの並木道に至るまで1人の女と2人の男の人間模様を描く、まさに名シーンの宝庫のような作品。[DVD(字幕)] 9点(2012-07-27 18:26:32)《改行有》

1134.  エーゲ海の天使 これも戦争映画・・・なんですよね。とあるエーゲ海に浮かぶ島に派遣されたイタリア兵と島民のちょっと可笑しくもあり物悲しさもある人間模様。 何が可笑しいって、戦争中の任務遂行中の部隊の兵士達が途中からは誰一人銃を構えてもいないし誰一人軍服すら着ていないのですよ。勿論敵との銃撃戦も敵の爆撃もありません。 徹底的にのんびりとユルい描写からは戦争中の部隊を描いた映画ということを忘れてしまいそうです。島の美しい風景にユルい音楽も本作の不思議な雰囲気にとてもよく馴染んでいます。 この映画は反戦を声高に訴えたりはしませんが、イタリア兵達と島民の牧歌的な人間模様からは、何となく平和の尊さを感じてしまいます。好きだなあ・・・。こういう大らかな映画。[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-07-25 21:08:10)《改行有》

1135.  きっと ここが帰る場所 《ネタバレ》 僕はショーン・ペンの新作を見るのが目的で劇場に足を運びましたが、でなければショーン・ペンとは気付かない厚化粧で強烈な風貌の、今はすっかり世捨て人のようになってしまっているかつてのロックスターが主人公。 きっとソレンティーノ監督、ヴェンダースの「パリ、テキサス」がお好きなんでしょう。本作の主人公もヴェンダース映画でよく見られる、社会に要領よく溶け込むことが出来ない男。さらに「パリ、テキサス」の主演ハリー・ディーン・スタントンを登場させる所にもそれを感じます。アメリカを舞台にしたロードムービーの風景も含め色んな意味で「パリ、テキサス」を感じる作品。 しかし本作はそれだけにとどまらない。話がアメリカに移ってからの、ナチスと生前の父との関係、ナチスの残党とその家族との不思議な触れ合い、脱力系の独特の笑いドコロ(結構笑わせてもらいましたよ)の挿入などなど。 重さのある要素や、ラストを含め唐突な話の展開もありますが、独特のユーモア、ユルさ、心地よさがある不思議な世界観を見事に作り上げています。[映画館(字幕)] 7点(2012-07-23 20:02:36)《改行有》

1136.  セイヴ・ザ・タイガー 名優ジャック・レモンがアカデミー主演男優賞に輝きながらも日本未公開に終わったことで有名な作品。 本作にはコメディで見せる陽気なジャック・レモンの姿はありません。「チャイナ・シンドローム」や「ミッシング」といったシリアスな社会派サスペンスにおいても陽気なレモンの姿はありませんが、何かと闘う男の姿、キリッと引き締まった表情のレモンが印象に残る。 しかし本作には人生に疲れ経営する会社の資金繰りにも行き詰まり、一線を越えてしまう哀しき男の姿があるのみですが、レモンが見応えある哀愁漂う静かな熱演を見せる。 放火の顛末も一切描かれず、かつては自身も熱中した野球に興じる少年達をフェンス越しに見つめるレモンの姿で作品は終わります。フェンス一枚を隔てて、台詞にもあるように、夢も希望も失ってしまった男と、これからの人生、どんな可能性だってある少年達の対比が哀しいラストでした。[DVD(字幕)] 6点(2012-07-23 00:18:46)《改行有》

1137.  台北カフェ・ストーリー グイ・ルンメイという僕のお気に入りの女優さんがいる。日本での知名度は今ひとつですが母国台湾では絶大な人気を誇る。そんな彼女の主演作。 日本で公開される作品が少ないのが残念ですが、彼女の過去の主演作「遠い道のり」「言えない秘密」「藍色夏恋」などでも感じることが出来る、彼女の様々な表情の素晴らしい演技を十分に見ることができる作品です。 そんなに喜怒哀楽を前面に出すわけじゃない。動より静のイメージの人ですが、そんな派手さの無い静の演技で自らの主演作では見事なまでに作品を自分の色に染めていく。本作は邦題の通り作品のほとんどの時間が小さなカフェの中で展開されていきますが、そこはまさにグイ・ルンメイのお店。 声高にメッセージを主張する映画では無く、雰囲気を楽しむ映画かもしれません。カフェに置かれた様々な雑貨が、カフェを訪れたお客さんが持ち込んだものと物々交換されていく。そこにお金は全く絡まない。「売ってくれ」という客に対しては頑としてお金では売らない。 人間にはお金より大切な何かがある。そんなことをやんわりと感じさせてくれる作品。それは、度々挿入される、「あなたにとって大切なものは何ですか?」という台北の街を行く老若男女、様々な人へのインタビューからも感じることが出来ます。[映画館(字幕)] 6点(2012-07-21 20:22:22)(良:1票) 《改行有》

1138.  トランザム7000VS激突パトカー軍団 まず、愛すべき前作のキャラが変わらずキャストもそのままに勢揃いなのが嬉しい。 前作と同じく仰々しいテーマ曲と共に登場するジャスティス保安官が最高ですよ!相変わらずバカ息子が一緒なのも嬉しい。パトカーごと川に突っ込んだのに次のシーンでは何事もなかったかのようにパトカーを運転しているジャスティス親子。「いちいち細かいことをツッコまずに見とけ!」という潔さも健在です。 これも前作同様バート・レイノルズがカッコいい。サリー・フィールドが可愛い。前作と比較するとスピード感には乏しいものの、このシリーズは無茶なとこをツッコむ意味の無い映画だし、全編を支配するアホっぷりが素晴らしいです。 ラストのパトカー軍団との対決に関しては、私事で申し訳ないですが、実は現在僕はスピード違反で捕まって免停を食らい、30日間クルマに乗れない期間の真っ只中なのです。よってパトカーなんかに負けるな~!やっちまえ~!と、一人無駄にエキサイトしながら鑑賞していたのでした。[DVD(字幕)] 7点(2012-07-19 20:22:40)《改行有》

1139.  恋人たちの予感 ニューヨーク。主人公の2人を軸にした複数の男と女の恋愛模様。冒頭から交わされる少々理屈っぽくもあるセックス談義。ウディ・アレンの映画を思わせる雰囲気を持ったラブコメです。秋の紅葉が街を彩る風景などもアレン映画のNYと同じくとても綺麗でした。 最初の出会いから終盤までセックスの在り方にこだわり続ける2人ですが、(もう少し2人の会話の幅を持たせても良かったとも思いますが)この分野の達人ロブ・ライナーが適度に笑いドコロを挿入しながら巧くロマンティックな作品に仕上げました。 何度が挿入される熟年夫婦が語る2人の馴れ初め。無くてもいいんじゃないか?と思いながら見ていましたが、一番最後に登場したカップルの幸せそうな姿を見て、そういうことだったんですか・・・。と無事ゴールインした2人に最後はほっとした思いにさせていただきました。[DVD(字幕)] 7点(2012-07-18 21:23:10)《改行有》

1140.  川の底からこんにちは 女優満島ひかりさんの素晴らしさをたっぷり見ることが出来る作品。もう完全に彼女の独壇場ムービーですね。 序盤から人生への閉塞感や諦観を漂わせつつも、シュールなノリでクスリと笑わせてくれる。こういう笑いも好きだったりします。彼女の存在が本作を独特の味わいと可笑しさがある作品に押し上げたのだと思います。 佐和子さんの置かれている状況はかなり厳しいのですが、そんな状況を程よくユーモラスに淡々と演じつつも、工場のオバサマ方の心を鷲掴みにした演説やラストなど、時折感情を爆発させるところも良かったです。 そんな満島さんの演技のお陰かどうか?僕は佐和子さん結構好きだったな・・・。[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-07-16 22:57:15)(良:1票) 《改行有》

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