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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 1446
性別 男性
自己紹介 初めてこちらのサイトに投稿させていただいたのが2004年の1月。間もなく15年目の節目を迎える事に。
何かきっかけだったのかなあ・・・と思い返してみると、モンゴメリー・クリフト&エリザベス・テイラー主演「愛情の花咲く樹」(1957)が、なんで作品登録されてないんだ!って義憤(?)に駆られ投稿を始めたことを思い出しました。
レビュー数、今日現在1337本。自分が投稿した作品のレビュー読み返してみると結構気恥ずかしいことをつらつらと、とりとめもなく書いてるなあと反省しきり。
でも「冷たい熱帯魚」(2点)と「パッセンジャーズ」(6点)「3時10分、決断の時」(8点)なんか我ながら良くこんな文章書けたなと感心。
これからも宜しゅうお願いいたします。

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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101.  最高の人生の見つけ方(2007) 《ネタバレ》 映画の日に鑑賞。映画の日に観るのに相応しいしみじみした味わいの佳作。職人肌ロブ・ライナー監督の要所要所ツボを押さえた演出も好調。人生の「年貢の納め時」を迎えた初老男二人組の諦念記念実行プランの数々。スカイダイビングやムスタングレースくらいまでは「男ってヤツはまったく幾つになっても・・・」ってやたら微笑ましかったけど、あとはあまりに散財大名旅行しすぎじゃね?(笑)アメリカの金持ちって、やっぱ桁違いなんだな~ってちょぴっとだけ反撥。あの自家用機世界一周旅行、一体どんくらいの期間かけて行ったんだろ??って思ってたら、悼辞の席でニコルソン氏が「知り合ってまだ三ヶ月」って言ってたから、せいぜい2週間くらい??なんかあの辺の時間経過ってすごく解りづらくなかったか?邦題の『最高の人生の見つけ方』っていうのは、結局『死を覚悟した時の為に富豪の友人を見つけとけ』って事かあ・・・。(←ってそおいう事を言いたい映画では絶対ない) もうちょっと泣かせてくれるかと思ったんだが、オーラスのオチも含め意外に淡白。人生最期の最期に「死ぬほど笑い合える」相手が横にいてくれたらいいよね。↓小鮒さんにほぼ同意っす![映画館(字幕)] 7点(2008-06-02 14:59:06)

102.  真実のマレーネ・ディートリッヒ 自分はディートリッヒ全盛期の映画は殆ど観た事がないので、このドキュメンタリー映画を語る資格があるのかどうか甚だ疑問ですが、非常に興味深く鑑賞出来ました。彼女に言わせると、私が観ていた数少ない後期主演映画、「舞台恐怖症」「無頼の谷」「情婦」あたりは単にお金儲けの為の出演だったらしい・・・なるほど・・・。私の中のディートリッヒのイメージは、フォトジェニックな冴え冴えとした美貌、メイクもライティングも完璧を期し、演技よりその存在感と歌唱力で伝説の女優という名声を得たという印象だったんですよね、今までは。『メイクアップが崩れるなんてとんでもないっ!私は女優なのよっ!』的クールで辛辣で高飛車な感じのイメージ(笑)ところがなんとなんと、実像は母性あふれる極めて勇敢なサバサバした女性だったんですね~。びっくり。私にはスタンバーグ映画での隙のない完璧メイクの彼女より、兵士たちと屈託なく笑っている殆どすっぴん姿の彼女の方が人間的により魅力的に映りましたが。ナチスが台頭した頃のアメリカでの微妙な立場を考えると、最前線で兵士を慰問する行為がいかに勇気を要するものだったのか察するに余りある。「ニュールンベルグ裁判」で共演したマクシミリアン・シェル監督「マレーネ」というドキュメンタリー映画(←本人は生前酷評していたらしい)が観てみたいなあ・・・。一本筋の通った骨太人生を送った、20世紀伝説の名女優の生き様と100万㌦の脚線美に興味が有る方は是非![DVD(字幕)] 7点(2008-05-30 12:59:22)

103.  チャーリー・ウィルソンズ・ウォー 《ネタバレ》 なんかぬるいなあ・・・これ。初盤ラスベガスでチャーリー=ハンクスが仲間たちと浸かってたジャグジーのお湯みたいにぬるい映画。前作の「クローサー」といいこれといい、最近のマイク・ニコルズ監督作品とは何故か自分は相性が悪い。一週間たったら内容そのものも忘れてしまいそう。小説なら、起承転結の「承」の部分を延々といつまでもやっているみたいで一向に興が乗らない。トム・ハンクスもジュリア・ロバーツも特にキャラクターが面白いとは言えず、逆にミスキャストかも。ニコルズ演出も緩急自在に乏しく平々凡々。当時の政府首脳がチャーリーの助言を聞き入れなかった事が、後の9・11を引き起こした遠因かも・・・という事後予見はさて置き、もう少しピリッとした「何か」が欲しかった。このお三人の共演なら、弾けたラブコメかなにか、もっと別の題材で組んでもらいたかったと考えたのは自分だけじゃないはず。[映画館(字幕)] 5点(2008-05-23 14:36:37)

104.  ミスト 《ネタバレ》 ありきたりの「モンスターパニック映画」やヒッチコックの「鳥」現代風アレンジかと思わせつつ、極限状態での人間ドラマを狙った秀逸な作品に仕上がっていると思います。本当に気の置けない友人何人かと観れば、鑑賞後の会話は大いに盛り上がるはず。総勢およそ2クラス分位の人数の中、お前なら一体あの中のどの登場人物に比する行動を取るかという議論で。自分に限りなく近いキャラクターの人間は、絶対あの中に一人は居るはず。心から息子を愛し、果敢に行動する主人公タイプか?目の前の現実に耐え切れず毒を呷って自滅するタイプか?呆然自失に陥った輩を扇動し、場の状況を更に悪化させる困ったちゃんか?冴えない外見ながら、実は意外と潜在能力発揮型なのか、それとも最初から最後まで、単なる傍観者のまんまただ「いるだけ」の人間なのか・・・。私は皆から当然主人公タイプではないかと言われるのを暗に期待してたんですが、即座に却下されてしまい(泣)更衣室で幼馴染にモーションかけてみたり、ちょっとだけ義憤にかられ英雄的行動を取ってみたりするけど、最期は生贄扱いにされ涎をたらしながら許しを乞いつつ魔物に殺られる若い軍人さんタイプだと決め付けられてしまいました。・・・・う~ん、俺って一体他人からどういう風に見られているんだろ・・・?気になる・・・。なかなか自身の客観的な判断っていうのは難しいモンです。狂信的扇動者マーシャ・ゲイ・ハーデンの怪演がこの作品の迫力を一層強めていましたね。彼女が要所要所で暴れてくれたおかげで、この手の映画で途中緩みがちになる手綱が大いに引き締まった印象。ラストの処理の判断は賛否分かれるでしょうが、直前に「巨大生物」を横断させる事で彼らの絶望感を更に煽るシーンがうまく効いて、あの主人公ならああいう行動に出るだろうな・・・と充分納得させてくれたんで自分は支持します![映画館(字幕)] 7点(2008-05-18 11:00:45)(笑:1票)

105.  ラッキー・ユー 《ネタバレ》 この監督にしては、あんまり面白くなかったなあ・・・。そもそもおハナシ自体、確執がある偉大なギャンブラーの父親(R・デュバル)を乗り越えようとする若きイケメン主人公という、使い古された設定であまり新鮮味がない。その上、ポーカーのルールに自分は弱い為、肝心の勝負の雌雄を決する経過が観ていてチンプンカンプン。スリルも何もあったもんじゃない。映画作る側からしたらアメリカ人はもとより、世界共通でポーカーのルールなんか普通知ってるはずっていう前提の下なのかな?エリック・バナって作品によってえらく男前に見える時とそうでもない時がありますね。この映画じゃ何だかやたら青臭く見える。ドリューも昨年確か同時期に公開された、「ラヴソングができるまで」のがずっと魅力があったような。[映画館(字幕)] 5点(2008-04-28 13:28:34)

106.  フランシスコの2人の息子 《ネタバレ》 映画館で観たのが約2年前の為、ちょっと細部の記憶があいまいです。前半の少年時代「ロードムービー」的な部分までは非常に良かった。秀作「セントラル・ステーション」以来、あまり馴染のないブラジルの珍しい風物や風景を久しぶりにたっぷり堪能出来ます。駅で二人が通りすがりの人相手に唄を披露し、才能を見出されるシーンが特に印象的。ところが成人してからが、何故かいきなり失速。これはおそらく、今現在でも同国で活躍中の実在アーティストに遠慮したのか、おもねてしまったせいなのか定かではないが、やけにヨイショ的なあざとい展開、及び結末になってしまったのには著しく鼻白みます、それが非常に残念。前半8点、後半5点、総合で、う~ん・・・6点。[映画館(字幕)] 6点(2008-04-25 13:02:35)

107.  大いなる陰謀 《ネタバレ》 「YES OR NO?」と問われたら、一個の映画作品として見た限り、これは「NO!」と自分は即答するかもしれません。鑑賞前はまず上映時間1時間半という短さが気になりました。果たしてこのビッグスリーの初顔合わせで、邦題の『大いなる陰謀』なるものが描けるんだろうか・・・?丁々発止のやり取りの中、策謀陰謀が政界に渦巻くパワフルな展開を期待していたんですが、ちょっとこれは思っていたのと違いましたね。肩透かし。これは豪華スターが出てるテロ対策ポリティカル・ディスカッションドラマとでもいおうか。何より映画を観た!という昂奮、醍醐味に欠けるのが難。冒頭からいきなりメリルとトムクルの緊迫感溢れる会談がスタートするので、こっちがモタモタしてて映画自体に乗り遅れてしまったというのもあるんですが。結論、これはR・レッドフォード版『君たちはどう生きるか?』(←図書館で大昔借りて読んだ)かな?彼の過去のヒット作に「大いなる勇者」「大統領の陰謀」があるが故にこの邦題にしたのであれば、配給会社さん怠慢でないかい?・・・ってちょっと思った。賛否両論、評価が極端に分かれそうな作品やね。[映画館(字幕)] 5点(2008-04-19 11:38:11)

108.  光州5・18 《ネタバレ》 これはもうひとつの「ブラザーフッド」。近くてまだまだ遠かった時代の韓国の悲痛な出来事を描いた力作。一時期に比べ、世間の韓流熱もすっかり落ち着いてきた感があるけれど、これは久しぶりの気骨のある韓国映画。やっぱりこういう近現代史歴史的事件を描かせれば、アジア映画の中でも韓国は強みを発揮すると思います。1980年5月に韓国南部光州で実際に起こった市民と軍部との衝突を克明に描いています。1980年・・・、私はまだ小学生でしたが、当時のニッポンはといえば、毎日表面上は非常に安穏とした時間が流れていたような気がします。例えば蒼井優主演「1980」という映画を観れば、おおよそのこの時代の空気は分かってもらえるはず。今ではすっかり感覚的に近くなったお隣の国で、こんな悲劇が起こっていたとは・・・。しかも多くの事実をマスコミと軍部によって隠蔽されていたなんて・・・。私は自分の無知を恥じました。秀作「殺人の追憶」で若手刑事役を演じていたキム・サンギョンの男泣きっぷりがとにかく堂に入ってます。骨太な上川隆也って感じ。韓国の男優さんって、人目もはばからずオイオイ泣く演技がホント巧いですよね。後半は悲惨な出来事の連続。でも自分は画面から目を背ける事が出来ませんでした。ただ幾つか残念な点もあります。韓国映画のこれは常として、特に後半、もうくどいくらい「死」を強調しすぎるんです。それによって逆に「人間の生命」が軽んじられているような気がしてならないんだよなあ・・・。あとコメディリリーフのつもりらしい、タクシー運転手とその相方?コンビ(←くりいむなんとか上田似)の一連の行動が何となく軽薄そうに見え、自分は嫌な印象を持ちました。映画の出来としては「ブラザーフッド」より数等劣るような気がします。でもこれは観て良かったと思える作品。ラストのストップモーションが・・・哀切極まりない。[映画館(字幕)] 7点(2008-04-13 10:39:13)(良:1票)

109.  デッド・サイレンス(2007) 《ネタバレ》 ホラー映画に殆ど免疫のない、ごくごく善良な観客の自分はこの映画を「遊園地のお化け屋敷的アトラクション」ムービーとして大いに楽しみました。序盤から感じていたちょっとした違和感は、ラストのオチまで観てようやく納得。「ソウ」の監督が何もしないまま終わる訳はないと期待していたので、しっかり騙されてしまった事も素直に嬉しかったりする。不気味な腹話術人形をモーテルの部屋までも持っていくくせに、うっかり葬儀屋に置き忘れる主人公の青年、不思議。終始何故か単独行動を貫いてわざわざ危険な目に遭いに行くヒゲ面刑事さん、このヒトの行動も不思議。素朴な疑問点をホラー映画好きの友人にぶつけてみたところ、ホラー映画ではそういう些細な点は見逃してあげた方が楽しめるだよと優しく諭されてしまいました。ふ~む・・・。1200円で最新の恐怖アトラクションを体験出来たと思えば、これは値段相応だと思います。大昔のユニヴァーサル映画の会社のマークがタイトルバックに出てきた時、ああ、これは古典的な怪奇映画のセンを狙ってるんだなっていう予想だけは当たりました。[映画館(字幕)] 6点(2008-03-30 10:13:59)

110.  ブラックサイト 《ネタバレ》 観終わって全身汗びっしょりっす!!ハラハラドキドキするのは保証しますが、神経的心理的にヤな方向性でのハラハラドキドキなんですよね、これが。似た傾向の作品として引き合いに出されている「羊たちの沈黙」は、自分はブラウン管での鑑賞だったんでそれほどとも思わなかったけど、これはかなりのグロさ。猟奇的殺人サスペンス+非常に今日的なインターネット犯罪ジャンルとしてはなかなかの出来。つい最近も某香港スターのエロ画像ネット流出事件も発生して話題になったし。ダイアン・レイン演じる、FBI捜査官、一児の母両方の責務を背負う責任感がやたら強い女性の、常に疲労感が全身に漂っている感じも良いです。それにしても相棒の男性刑事の方は役立たずな事この上ないなあ・・・。もう男の助けなんか必要ないみたいですね、この手の強靭な女性には。人間の好奇心に蓋をする事はそうたやすい事ではないと思う。登山家が「そこに山があるから登る」のと同じ事で、「そこにあるからつい見たくなってしまう」人間の脆弱な欲望を鋭く衝いた、単なる猟奇サスペンスには終わらせない問題提起作。6点か7点か迷ったけど色々考えさせられたんで7点。[試写会(字幕)] 7点(2008-03-29 10:57:45)(良:1票)

111.  マイ・ブルーベリー・ナイツ 《ネタバレ》 この監督の映画から、スタイリッシュな映像美と、大いに見栄えのする美男美女スターたちの顔を除いたら、一体全体何が残るんだろう?という疑問と苦言を呈したくなる一篇。恋愛の切なさなんかち~っとも感じられないし、ストーリーもごくありふれていてつまらない。初主演ノラ・ジョーンズも最初登場してきた辺りはともかく、まだ一本の作品を背負えるほどの魅力があるわけでもない。皆さんお待たせ~♪と言わんばかりに、やっと後半登場してくる、ナタリー・ポートマンの相変わらずの奇妙で特異な存在感にだけは惹かれるものが。中身はなくとも雰囲気重視の観客向けかも。お洒落な業界人の方とかが集まるショットバーで映像流しっぱなしにしておくのが一番相応しいような作品だなあ・・・。ジュード・ロウは汗や粉で汚れててもやっぱりイケメンさんやね。[映画館(字幕)] 4点(2008-03-22 15:10:56)

112.  ハリウッドランド 《ネタバレ》 50年代ハリウッド映画界、及び創生期テレビ界の裏話ものとしては出色の出来。いつもは図体ばかりデカくて大味さが目立つベン・アフレック氏が、この悲運なスーパーマン役者とキャラクターが見事一致。本来なら頼もしいはずの広く大きな背中に大いなる哀愁を漂わせ、これは彼にとっては一世一代の名演なのでは?と思わせてくれる。特撮?に失敗しガックリと肩を落とした大きな背中を、真後ろから映したショットが全編の中では最も印象的。やはり役者は自分の丈に合った役どころに恵まれないとイカンって事やね。個人的には名作「地上より永遠に」(9点)の試写会の模様とかも出てきて、一層興味をそそられた。モンゴメリー・クリフトのそっくりさんとか安易に出してこなかったんで一安心。有閑夫人の老け役に堂々挑戦したダイアン・レインも好演。ダイアンは良い感じで年を重ねてるなあ・・・。スーパーマン役者の死の謎を探る、実質主役の私立探偵役エイドリアン・ブロディ氏はここでは何でか精彩があまりない。おそらく彼自身の抱えている問題と、スーパーマン役者の苦悩とを真相が明らかになるにつれリンクさせていく展開を狙っていたんだろうけど、アフレック=スーパーマン側に今回は完全に喰われてしまった感じ。[映画館(字幕)] 7点(2008-03-14 11:02:23)

113.  うた魂♪ 《ネタバレ》 ガレッジセールのゴリを高校生役にキャスティングするという暴挙?に出た以上、(←しかも回想シーンでちゃっかり中学生役までやってる!)超ぶっとんだ展開にならなくちゃマズイ映画でしょうこれは。演出が意外に真っ当で、画面がイマイチ弾まないのはどういうわけか?本編中流れる数々の愛唱歌と、キャストの魅力に支えられた一篇。薬師丸ひろ子の何十年かぶりに聞いた、変わらぬ澄んだ歌声には思わず郷愁さえも憶えてしまう始末。大ファンだった頃のココロの古傷がやたらとチクチクうずきまくりです。クライマックスの合唱コンクールで地元一般高校生たちが出てくるけど、実際はああいう地味な子たちの集団なんだろうな~合唱部所属部員なんて(←偏見)・・・と、途中急に夢から醒めて冷静になってみたりなんかする。夏帆みたいなコがいるガッコなら通ってみたかった・・・。彼女は「天然コケッコー」から順調に伸びているようで期待度大。この種のジャンルでは、もう何番目か忘れてしまうほどの「煎じ残し」だけど、素直な作りなので許します。音楽が持つ力っていうのはやっぱりすごいよね。[試写会(邦画)] 6点(2008-03-10 11:30:46)

114.  毛皮のエロス~ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト~ 「記憶の棘」に続き、最近の二コールの出演作選択の迷走ぶりを象徴するような怪作。何の知識もないまま、この作品を見た自分は全編「おっ?おおっっ?うおおおっ???」の連続。鑑賞し終わった後、ヒロインが実在するダイアン・アーバスという有名な写真家だっていうのを知るに及んで、ようやく一連の彼女の奇矯な行動と、一種異様な欲望が何となくではあるが理解出来た次第。「毛皮のエロス」というより、これは「毛のエロス」。二コールがロバート・ダウニー・ジュニアの○○を、真面目くさった顔して丹念に処理するシーンは名珍シーンとして映画史に残りそう(笑)。それにしても二コール・・・、この手の作品に覚悟して出演するならするで、後ろ姿でもヌードはスタンドイン使ったらいけないんでないかい?ある程度ダイアン・アーバスという人間の人となりを知らないと、邦題タイトルからついエロを期待してしまう人には、不可解極まりない作品かと思います。二コールは近作、「ライラの大冒険」でようやく王道コースに戻ってきたようで一安心。[映画館(字幕)] 4点(2008-02-18 14:23:19)

115.  L change the WorLd 《ネタバレ》 「デスノートシリーズ」未見、前知識全くゼロのまま諸事情によりこの番外?編のみ鑑賞した上での評価。なんだ~「L」って良いヤツ側の人間だったんだ・・・。ポスターの不気味な松山君の表情から、てっきり彼の方が世界征服を企む側かと思ってたよ。(←この程度のレベルの観客)おそらく彼は「デスノ」本編では、無機質な部屋の中だけで甘いスイーツをつまみながら、液晶画面と向き合い全知能を駆使し悪(藤原竜也?)を倒すって役柄だったんじゃないのかなあ。違う?もし違ってたらすんません・・・。前半、自分はこのオハナシの設定を理解しようと必死に格闘していたので、まあそれなりに観られました。が、中盤から南原清隆刑事が突如登場し、「L」がアキバの街の雑踏に放たれてからは一気にテンションが下がってしまうのが残念。非現実的存在そのものの「L」を一般人の中に交じらせたら、彼の神秘性が損なわれるような気がするんですが。ナンちゃんが出てくると、何か画面全体が安っぽい二流テレビドラマみたいな感じになっちゃうんだよね。なんでだろ。松山君、これからも「L」を演じ続けるつもりなら、十年後椎間板ヘルニア確実だよ、撮影終了後十分に腰のケアしとけよ~!「デスノ」ファンの方々にはこれ相当辛い評価になりそうですね。[映画館(邦画)] 5点(2008-02-11 11:23:03)

116.  潜水服は蝶の夢を見る 《ネタバレ》 何だかものすごい作品を観てしまったような気がするんだけれど、体質的にどうもこれは自分が苦手とするタイプの映画でした。そもそも、「自伝の映画化」とか「自伝に基づいての映画化」作品に今までも高得点付けた事なかったんだよなあ・・・これは迂闊でした。最初から延々と一人称のカメラワークで展開されるので、いっその事幸福だった時の回想シーンと、鏡に映る現在の自分の姿、潜水服のまま海中に沈んでいくイメージ以外の描写を総て一人称で押し通してしまった方が作品としてよりインパクトがあったのでは・・・、画面を見ながらずっとそんな事を考えてました。流石にそれは画面的に窮屈で無謀か?でもこの監督はそれに挑戦するだけの力量のある方だと思います。一番スリリングなシーン、主人公の不倫相手に奥さん自らが愛のメッセージを一字一句伝えるシーン、ここはホントドキドキした。腐敗するからと、目のまぶたを縫い付けるシーンはイタかったっす・・・。今年のアカデミー賞の撮影賞は、この作品かなり有力なのかなあと。<結論>お勧め出来る立派な感動作だとは思うけれど、好きか嫌いかで問われれば・・・自分は苦手な映画と答えます。[映画館(字幕)] 6点(2008-02-10 10:29:53)

117.  アドレナリン(2006) 主役がジェイソン・ステイサムだから大体予想はついてたけど、ホンマ無茶苦茶やるヤツやなあ・・・コイツ・・・。病院にいる重体患者やらショッピング・モールにいる買物客、一般ピーピルなんかもうどうなったっていい、とにかく自分が助かって憎っくき相手に復讐さえ出来ればっていう利己主義もここまで来ればアッパレ。設定の面白さだけで押し通そうとする強引さも見上げたもの。病人服で半ケツまでさらしながら大奮闘のジェイソンだけど、やっぱり彼にはクールでストイック、何事にも動じないキャラクターの方がやっぱカッコイイしお似合いですね。今までの路線から変更して、コミカルでお茶目な面もみせたかったんだろうけど。ところで病人服から紺のジャージにはいつどこで着替えたんだろう・・・?観客のアドレナリンも全開!と言えるほどの出来ではないのが残念。[DVD(字幕)] 5点(2008-02-08 10:48:47)

118.  サヨナラ COLOR 甘ったれで救い難いロマンチスト中年男(←ココロは少年のままと思ってる)向けファンタジー増殖促進キャンペーン以外の何者でもない映画。しかもこのオッサン向けファンタジーの崇拝対象が、いまだに生活感ゼロ透明感溢れる原田知世という事で、彼女自身が持つ稀有なる個性にとってもうってつけの題材。作品のターゲットである、当の甘ったれた片足のみオッサン世代典型である自分としては、思いきって支持に回りたい所だが、オハナシ自体あまり面白くないのでこの点数。これで五作目となる公私混同ロマンチスト竹中直人の演出はなかなかソツがなく手堅い。[DVD(邦画)] 6点(2008-02-01 13:22:26)

119.  アメノナカノ青空 まだ韓国映画にあんまり免疫がなかった頃に映画館で観たんで、それなりに面白かった記憶が。ただその後、同系列の難病ものを数多くクリアしてしまった今となっては評価はまあこんなもんかなあと・・・。ヒロインの子はその後、ドラマ「・・・ごめん愛してる」や「サッド・ムービー」でブレイク果たしたようで何より。でもこの映画のポスターやDVDジャケットの彼女は映りがあんまり良くないので(↓参照の事)かなり損してると思います。映画を観ると解るけど、実物はもっとカワイイ。彼女が持っていた傘、差すと内側一面に青空が広がってるんです。これがおそらく日本語タイトルの由来だと思うけど、この小道具が良く効いてましたね。あの傘欲しかったなあ・・・。(←何にでも影響されて欲しがるヤツ)相手役のカメラマンの男は坂上忍とか宮川一朗太系の80年代日本のドラマ二枚目風。[映画館(字幕)] 5点(2008-01-28 14:03:31)

120.  もしも昨日が選べたら 《ネタバレ》 「もしもドラえもんがいたら」一番最初に出してもらいたい機械、史上ナンバーワンじゃないすか?これって。でも日本語タイトルに大いに異議有り!どう考えてもこれは、「もしも未来が選べたら」OR「もしも明日が選べたら」になってしかるべき内容かと。アダム・サンドラー氏が家具寝具センターのベッドに横たわるシーンの処理が拙いので、最後のオチまで見通せてしまうのが残念。麗しき家族愛夫婦愛万歳!と言いたいトコロだけれど、どこか醒めた視線で彼らを見つめてしまうつむじ曲がりな自分がいました。何で俺って素直にこういうものに感動出来ないんだろ・・・。[DVD(字幕)] 6点(2008-01-26 11:26:06)

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