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[10] 傑作中の傑作 思い入れを持てるような特別な作品
[9] 傑作とも言える作品 年ベスト3に入るような映画
[8] 率直に面白かったと言える作品。誰かに勧めたくなる映画
[7] なかなか面白い作品。話題にしたくなる映画
[6] 賛否両論あるが。結果見て損はしてないかなって感じ
[5] 可も不可もなくってとこだが、もう一度見るのは厳しい
[4] あまり面白くない。良かった部分もあるが最終的評価として残念な映画
[3] 面白くない。かなりコケ具合。そのコケ具合を誰かに言いたい
[2] 最後まで見るのが苦痛なハズレ映画。いろんな人に警告したい映画
[1] 生理的に無理。鑑賞自体が拷問のドクロ映画
[0] 超激しょぼ映画。ドクロ×3

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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順12345678
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101.  トゥモローランド 《ネタバレ》 全然期待していなかったのですが、結構楽しめました。 子供の頃、未来を描いた物語やスピルバーグの映画を見てわくわくしたあの気持ち。 もう味わえないかと思って居たが、この作品で思い出させてくれました。 とても素晴らしい出来だと思います。 中盤~後半のエッフェルからトゥモローランドに着くまでは本当に素晴らしい。 そこからの失速が少し残念です。最後の展開にもう少し緊迫感が欲しかったですね。 まぁ特別な能力を持った者の設定がないので、時間的にもあのぐらいの描写が 限界だったとも思えなくはないですが。 また、環境問題で地球が滅亡と言う、こすり倒されたテーマかと思うと 正直、その場面では「またか・・・」と少しげんなりしてましたが、 話が進むと「環境問題で地球が滅亡すると言う洗脳ビジョンを見せて人々を惑わせ 破滅に向かわせている装置(固定概念)を壊せ!」と言う事であり、 これは今までの環境問題をテーマにした単純な「地球を大切にしましょう」と言った 話は少し違うのかと思いましたし、むしろ全く逆のアプローチ。私はそう感じました。 これが良かったですね。ただ、それが伝わりにくかった事が残念。 最後も、バッジで集められる人間は必ずしも技術者だけではなく 夢と未来を想像する者たちが集って終わるのも夢があってイイじゃないですか。 これからは特別な人達だけではなく皆で地球を盛り上げよう!と言う事。 これは、今や映画や物語やゲームの世界は映像技術は進歩した一方で物語は語り尽くされ アイデアは出し尽くされ過去のヒット作や遺産に頼って閉塞状況。コンプライアンスと 権利ばかりが主張され、表現は乏しくなり、息苦しさを感じさせる世の中で そんな状況こそ打ち破るために今こそ世界中から夢と未来を想像する者達が 続々と出て来て欲しい、そう思わせる出来でした。自分の中では久々のヒットでした。[インターネット(吹替)] 9点(2017-02-17 00:18:30)《改行有》

102.  ゲッタウェイ スーパースネーク 見始めは良いんだけど、半分も過ぎた頃、ずっとこれが続くと さすがに飽きそうな雰囲気があったが、そこは90分と言う短さもあってか 飽きることなく最後まで見ることが出来た。 ただ、最近のアクション映画ってカメラの切り替わりや回転に目が追いつかない。 歳かね・・・。いっぱいカメラを回しているのだから迫力とテンポよさげに 見せたいのだろうとは思うけど・・・それでも、それなりに見応えはありました。[インターネット(字幕)] 6点(2017-02-16 00:45:14)(良:1票) 《改行有》

103.  脳男 《ネタバレ》 内容的には突っ込み所のオンパレードなのですが、結構面白かったですね。 感情の無いロボットと自分と似ていると思い込んでいる人間の少女の 対比も想像をかき立てる部分があるし、 少年法や更正プログラムの是非を問うメッセージも良かったですね。 女医も医師や人権を考えて少年を更生させたと言うのは建前で自分を維持する道具として 少年を更生させていた所もなかなか。それだけに突っ込み所が勿体ないなぁと言う印象。 もっとこの複雑な素材をブラッシュアップさせ今より光らせる事が出来る 監督や脚本家はどれほど居るでしょうかね。私の中ではここまで出来れば及第点以上です。[インターネット(邦画)] 8点(2017-02-13 12:08:34)《改行有》

104.  凶悪 実話を元にしたフィクションって事ですが、現状をなぞってるだけなので この事件に興味があるなら長々と映画を見なくてもネットで元ネタ調べた方が早い気も。 映像でリアル化するからにはもう一つ深い見せ方が欲しかったかなぁ。 一応冒頭でフィクションと断ってるわけだし。 映画にして何を伝えたかったのか今ひとつ伝わって来ませんでしたね。 記者である山田孝之のキャラクター設定もどうなのかなぁ あえてあまり語らない狙いは透けて見えるのだが、それならそれでもう少し 違う味付けが出来たんじゃないかなぁ。[インターネット(邦画)] 3点(2017-02-13 11:24:24)《改行有》

105.  X-ミッション 原案キアヌリーブスのハートブルーは見ていません。 「10年に1本のノーCGアクション映画」と謳われていますがどうなんでしょう? もちろん?高層ビルの窓破壊や札束崩壊や落石、人物が落下する部分はCGか合成でしょうが アクションスタント部分が全部CGなしなが本当だったら凄いですね。 今のCG技術は進んで居るので私のような者がみても判断することは出来ませんが、 本当にCGなしなら世界には恐怖を感じないのか死を恐れないのかクレイジー野郎が 居るモンだとつくづく関心します。とんでもない映像のオンパレード。 好きな人にはそれだけで見る価値があるでしょう。 しかし、その分シナリオは・・・とんでもなく中身がない。 ヒッピーの様な世界観と犯罪者集団の整合性がまったくとれてない。酷い出来です。 完全にヒッピーの話にするか、もっと犯罪者集団とFBIとの戦いを重視するか ハッキリして欲しかったですが・・・・ まぁド迫力エクストリーム ノースタント映画と割り切れば凄い作品だと思います。 編集の力でかっこよく見える事を差し引いても。 どのシーンも素人がやれば即死亡のスタントばかりでしょうから。[CS・衛星(吹替)] 6点(2017-02-10 09:28:39)《改行有》

106.  IAM A HERO アイアムアヒーロー 《ネタバレ》 アイアムアヒーローと言うタイトルから少し期待していたのですがイマイチでした。 日本映画も映像技術は進んだなぁと思う物の、ただの内容のない ゾンビ+スプラッターだけで終わったのが残念。 大泉の恋人役の片瀬那奈のゾンビが最恐で、以後出てくるゾンビがその恐怖を越えない。 タクシーのカーチェイスまでは迫力があっただろうが、そこから急に人もゾンビも なぜか消えた所からは、あまり見所も無かったかな。 有村架純はある意味半ゾキュンと言う特殊能力?状態になっているが寝てただけだし。 ヒーロー君もショットガンで単調に撃っていくだけなのでね。 アウトレットではゾンビが音に集まると言う特性を理解しているのだから もうすこし罠をしかける展開とか面白くする工夫が欲しかったかなぁ。 アウトレットでは、せっかくゾンビを壊滅状態にし食料や電力もあると言うのに そこからどこかに向かって終わるって言うのもね。何の結末も描かれてない。 謎の解決なぞする気もなし。続編をにらんでるのかな。[CS・衛星(邦画)] 5点(2017-02-05 23:28:11)(良:1票) 《改行有》

107.  オデッセイ(2015) 《ネタバレ》 宇宙系の映画はゼログラビティもアポロ13も楽しめましたし、この作品も面白いですね。 ただ、序盤は良かったのだが、中盤で中国を出して来たところは興醒め。 他の方のレビューを拝見させて頂くと原作で中国の酷い話があったのかもしれないし なぜあのシーンになったのか、原作もしらない当方には事情もよく理解できないが 明らかに中国が出て来た意味が無く無理矢理ねじ込まれたような印象を受けざるをえない。 これは、助けを申し出た国が日本ではなく、中国だから嫌だと言いたいのではない。 シナリオとして今の中国を出すのであれば、もう少し中国が出て来た事に意味とリアリティを持たせなければ、 中国資本の介入や中国の巨大マーケットの売り上げを目論んで入れたと思われても仕方が無い。 なんせ中国が出てくる部分を丸々カットしても成立する内容だから。 シナリオ的に不要な異物を商業的な意味で入れたとなると、見せられた方としては 良い気分がしなくて当然話だ。もちろん映画として実際の火星はこんな感じなのだろうかとか 宇宙に取り残される恐怖など見所は大きいだけに残念である。 あとは、終盤の展開が少し都合良すぎる気もしましたね。 ドキドキハラハラが続いたのはせっかく育てたイモが失われた直後がピークで その後の展開は少し緊迫感を失い失速した感はありましたが、それでも見応え十分でした。[CS・衛星(吹替)] 6点(2017-02-05 00:33:18)(良:1票) 《改行有》

108.  ターミネーター:新起動/ジェニシス 見応えで言えば3.4よりマシですがただそれだけ。 タイムトラベルするにしても、なぜジェニシス起動ギリギリに行くかなぁ。 もうちょっと手前から準備しなさいな・・・と言うのはさておき。 そもそもタイムパラドックスが起こりまくって回収不可能。話が崩壊してますよ。 嘘でもタイムトラベルは一回きりとか話にある程度制限かけないと。 過去から1万人のジョンが殺しにやってきまっせ。 こういう物語はルールである程度世界を限定して明確にしなきゃ見てる方は置いてけぼりよ。 シュワちゃん以外全員別人だし。もう過去のシナリオに捕らわれず 完全なオリジナルストーリーでやればいいのに。[CS・衛星(吹替)] 4点(2017-02-01 10:06:31)(良:1票) 《改行有》

109.  臨場 劇場版 《ネタバレ》 原作・TVシリーズともに見ておりません。この映画だけの評価です。 検死官がここまでするかよ。といった細かいツッコミはこの際なしにして。 精神疾患を罪に問えないという、テーマも悪く無いし話の筋も悪くないと思う。 ただ、主人公の検死官の過剰演出はもはやギャグの領域に。 真面目な捜査会議で足を放り上げてカブ喰って、恩師に説教するときは 顔を近づけ目を品剥いて語られてもねぇ。 「俺は死者の声を聞くだけだ」うん。確かに聞いてるのかもしれない。 だけどそれ、他人に伝えたり何かしら行動を起こし生かしてこそ意味があるんじゃないの。 捜査に協力するわけでも、誰かに何かを伝える訳でも無い。 これじゃぁ、この主人公が劇中で何を言ったところで説得力が皆無ですな。 独りよがりの持論で説教垂れ流したところで 殺人犯であった恩師や息子を自殺に追い込まれた警察官の行動の方が 正しいんじゃないの?としか思えない。見てる人にそう思わせたら この映画の根底が壊れちゃってると思うけどね。 話の大筋は悪くないと思うんですよ。ただ主人公のしょっぱすぎる味付けで 食えない程不味くしてしまった。そんな印象ですね。[地上波(邦画)] 4点(2017-02-01 09:48:56)《改行有》

110.  ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション 前作にあまり魅力を感じて居なかったので期待せずに見ました。 いや、面白かったです。CGで何でも表現できるようになったからこそ アクションシーンの迫力はインフレ状態でもう楽しめないかと思いましたが いやいや、この作品に限っては違いました。迫力があってスリリング。 ただ、魅力であるスパイ活動が少し少ないでしょうか。 ピンチになって終わりかと思わせた所を最後どんでん返し的な流れが ちょっと弱かったかもしれませんが、その分アクションを十分堪能できました。[CS・衛星(吹替)] 8点(2017-01-29 23:33:29)《改行有》

111.  SP 野望篇 結構酷評されてますが、あまり酷い印象はない。 邦画でこれだけのアクションをやってのけりゃたいした物でしょう。 ただ、警護をあの人数でやると言う謎の縛りが残念ね。 ストーリーも、これだけ見ればあってないような物だし。 続編を見るか迷う。 点数のほとんどは前半の岡田君のアクションシーンに。[CS・衛星(邦画)] 5点(2017-01-28 22:38:46)《改行有》

112.  ポテチ 《ネタバレ》 いいなぁ。ホームランって。[DVD(邦画)] 5点(2017-01-28 22:23:14)(良:1票)

113.  オートマタ 80年代後半頃のアニメや漫画にありそうな世界観。嫌いじゃ無いです。 基本的にロボットだけでなく人間同士の会話が成り立っていませんので 細かい世界観などは置き去りで、そこまで進化した知能の割に弱すぎとか 話を終息させるためにあえて作ったかのような悪役だったり。 内容は薄いですが個人的には以外と楽しめました。[CS・衛星(吹替)] 5点(2017-01-25 23:57:30)《改行有》

114.  Re:LIFE リライフ 映画マニアなら泣いて喜びそうな内容なのかな?私のような素人に その気持ちは分かりませんが、日本で言う所の高田純次ばりの適当さで物語は続きます。 彼が人生を絶望しようとも人生が彼を見放さない。人生良いことばかりじゃないけど 自分も希望を持って進もう。そんな気にさせてくれる良い映画でした。[CS・衛星(吹替)] 6点(2017-01-25 00:50:56)《改行有》

115.  僕だけがいない街 《ネタバレ》 導入は良かったのだが、突如の失速感が半端なく。残念。 橋の上から落とされたのに、何で大人の物語が続く??続いてるからには 死んで無いのだろうが、いきなりあの設定で戻されても 途中の変わった記憶がないなら、世界について行けないと思うが。 また、バッドエンドで終わらすならもう少し効果的に出来なかったかなぁ。 ただ死んだだけのような。肝心な所、見たいところがスッポリ抜け落ち 不完全なシナリオ。消化不良でしたね。[CS・衛星(邦画)] 3点(2017-01-23 00:41:45)《改行有》

116.  この世界の片隅に(2016) 《ネタバレ》 ネットでとてつもない高評価。絶賛の嵐! さぞ凄い映画かと思い原作未読予備知識ゼロで見に行きました。見た正直な感想…ガッカリです。 ハードル上げすぎました。言うなれば「雰囲気良作」と言った所でしょうか。 まずはマイナス点から。私にはのん(能年玲奈)がアニメに馴染んでいないように思えた。 感情表現の場面で力不足、すずのキャラクターを超えてのんが顔を出す。広島弁も残念。 肝心の物語の方は、あの時代にすずのように暢気で居る事を回り(時代)が 許容するかと言うツッコミはさておき。 この映画は物語要素が少なく仮想的事実の羅列のため具体的評価が難しい。 絶賛されているが具体性のない抽象論が目立つのは物語として褒める事も難しいからだ。 中身の無い実話やドキュメンタリーを善し悪しで語るのが難しいのと似ていて 「戦争・広島」の手前、批判はしづらいが、あえて物語の部分だけを抽出すると 中途半端で煮え切らない恋物語に危機感を持たず生きていたせいで吹き飛ばされた手。 主人公は子供を授からず似た境遇の孤児を受け入れた、そういう事が薄く表現されているだけ。 原作を紐解けばこの映画がなぜ薄いか理由が見える。 例えば遊女、白木リンとの話がほぼ全カットされている。 周作は白木リンを好きで居ながらも遊女との恋より母を安心させるためにすずと結婚した。 それを悟ったすずは周作に心を許し切れて居ない。その前提が全く描かれて居ないので、 突然幼なじみの男を別の納屋で二人で寝かせるような理解不能な描写になってしまう。 「ありがとう。この世界の片隅にうちを見つけてくれて」 と言うセリフも 互いに違う相手を思いながら結婚を選んだ周作とすずが戦争や様々な出来事と 長い時間を経て本当の意味での夫婦になっていったからこそ重みのあるセリフであろう。 ある程度カットなら脳内補完も可能だっただろうが全カットされてる時点で ただ、暢気に生きたすずと一途な周作と言う薄っぺらな話になってしまっている。 原作物を映画するとき、限られた時間の中で伝えたいメッセージやテーマを絞って 何を伝えるかが監督や脚本の腕の見せ所でありそれが映画の評価だろう。 この映画は、原作の描きにくい部分、汚い部分はカットし無難で表現しやすい部分だけを 時間の枠に目一杯詰め込んだだけの映画でしかなく結果それが深みを失い薄っぺらく 何を表現したいのか、見る側の感性に丸投げにしている感が否めない。 これ自体を映画として最良としてしまうと否定も肯定も出来ないこのような映画は 舞台と設定をちょっと変えれば、いくらでも話が作れる気がします。 他の作家や脚本家が観客を楽しませるアイデアを必死で絞り出したような作品こそ私は評価したい。 またクラウドファンドの出資者は映画の最後に名が刻まれる訳で贔屓目で作品を広める事でしょう。 この映画を否定される事は自分が否定されるような気持ちにすらなると思う。 事実、無名だったこの映画はSNS、口コミで拡がったと評判だけど その実態はクラウドファンド出資者が結成した応援団だ。 お金を出して貰った上に応援団にし宣伝させてしまう、このシステム。 AKBのCDの販売数を伸ばす商法を思い出し複雑な思いが残る。 資金難で苦しむ作り手の救世主となるべき物だが名前まで出すのはいかがな物か。 あと、この映画の山場すずが玉音放送により終戦をしり慟哭の理由は 力によって朝鮮等から搾取していた日本が力によって米国に屈した事実を知って泣いている。 もちろん涙の理由はそれだけの単純な物ではないだろうが、ちょっとしらける。 敗戦直後の太極旗はカットでよかった。原作とセリフを変えたのもカットしなかったのも 政治的意図を取り除きたかったらしいが…せっかく極力政治色を排除しているのでね。 この映画に被害者意識も加害者意識も似合わない。 最後に良い点。事実と異なる事があるとしても内容が反戦であるとか戦争賛美と言うのが 戦争映画には評価としてつき物ですが、この映画にそのメッセージがあまり感じられません。 戦争の悲惨さを強く打ち出すような事はせず、かといって身内が戦地で特攻し涙を誘う訳でも無い。 戦争で広島と言えばどうしても外国人には色眼鏡でみられがちですが 政治的色を消す事により見て貰いやすい仕上がりになっている。 プロパガンダ色が強くないこの作品だからこそ、広島の話の入り口として 諸外国の人に見て貰いたい映画なのかと思いました そういう点を考慮して前レビュー投稿では点数を甘めで投稿していたのですが 色々見つめ直した結果、皆が高評価なので気を遣うこと無く素直に思う点数に下方修正しました。[映画館(邦画)] 3点(2017-01-22 11:08:12)《改行有》

117.  GONIN サーガ 《ネタバレ》 第一作目のスピンオフ的映画。 2015年に放映された物なのに雰囲気はちゃんとGONINしてます。 ヤクザから金を強奪するという流れまで継承してるわけですが、これまでと違うのは ヤクザから追われない、ヒットマンに怖さを感じない。 一人一人狙われて殺され追い詰められていく緊迫感が今作にはありません。 現金が必要だから強奪した訳では無いので、現金軽視なのか盗んだ後も逃げないし。 結局、敵討ちだと全員皆殺しの撃ち合いで終わり。 結局シリーズに寄せる為だけに無理矢理5人集めて強盗させただけで強盗の意味無し。 あげく第一作目で別役で死んだはずの竹中直人出てくるのも頂けません。 というか、個人的に竹中直人が嫌い。他の役者にはない物、力量があるのは分かるが 「笑いながら怒る人」的な物をやり過ぎてお腹いっぱいです。鼻からチューブだし デカイ邪魔なボンベを持ってスーハースーハー。もう質の悪いギャグにしかみえない。 また重要な役にテリー伊藤みたいなロクに台詞も言えない素人を出すんじゃないよ。 井上晴美の無駄死に演出も、現職の警官も。なんなのコレ状態。 前作まででも、ストーリーなんて適当でしたが、それを許せるだけの筋があったと思うが 今作は話に芯がない。GONINという一部の人に評価が高い昔のコンテンツで なんとかもう一度儲けられないか考え、無理矢理世界観を引き継いだだけの映画。 金かけてVシネマレベルにまで質を落とさず作っているだけに、なんとも惜しい。[CS・衛星(邦画)] 4点(2017-01-18 09:17:18)《改行有》

118.  イニシエーション・ラブ 《ネタバレ》 まんまとハメられました(笑)でもそれはこの映画の評価には影響を与えません。 騙される映画は深読みしすぎず一度素直に見て騙されてないとおもしろさ半減と言う事にするとして…。 この映画、ミステリーでもあると言われて居る訳ですが そこに巧妙なトリックがあるわけではありません。ミステリ小説、百戦錬磨のような人からすれば 簡単に見破る事でしょう。後々考えると伏線も多めですから。 ただ、私の好みは、複雑怪奇な知恵の輪を解くような複雑なミステリ物よりも むしろトリックは単純でもそのトリックが見ている者にどのような影響を与えるか、または物語に そのトリックがどういう影響を与えて居るかの方が重要で、この映画でそれは成功している。 そう思えます。ただこの映画の残念な所はミステリを強調しすぎているがゆえに トリックを見破る方に関心を向けさせててしまっている所が少し残念な所でしょうか。 ミステリ好きが手に取るには物足りないでしょうし、後で騙されると言うオチを知って居る以上 答えを聞いたとき驚きよりも「ああ、そう来たのね」という心境がつよく効果半減でしょうか。 しかし、それらを差し引いても、この映画はとても面白かった。 映画のタイトルになっているイニシエーションラブ。つまり通過点の恋愛を題材にしている事が面白くしている。 過去を振り返った時、特にあの時代に生きた人は男も女も主人公達の姿に少し既視感のような物を感じないだろうか。 多くの人が最初の恋愛は不慣れで、相手の心より自分の気持ちを優先したり傷つけたり傷つけられたりするものだ。 堕胎はともかくとしても、これらの話には多くの人が多少なりとも身に覚えがありそうな話。 デブでいけてなかったハズのたっくんが、少し社会を知ったからって生意気にも・・・。 前田敦子の不幸な境遇を見を見せる事で、一方では可哀想と思いながらも もう一方では自分の過去の様々な出来事を思い出しモヤモヤしたものを感じさせる訳だが、 最後の最後でトリックのネタバラしで女性のしたたかさを解き明かされる事によって モヤモヤを感じていた自分の事や様々な事が、ちょっと馬鹿馬鹿しく思わず笑い飛ばせるような。 そんな仕上がりが何とも上手いと思いました。また、80年代後半に設定した事も上手いと思いました。 このストーリーは平成生まれのラブストーリーでは共感を得られる人が減っている気がする。 今となっては、その年代の恋愛は、昔話のおとぎ話になっている訳ですから。 物語の続きは描かれて居ないが自然と物語を心の中で勝手に描いてしまうような、そんな巧妙さがある。 そして、その物語の続きは人によって違うのだろう。 前田敦子と松田翔太にとって二人の恋はイニシエーションラブだった。 松田翔太は実直な青年だったが都会に出て住む世界が変わっていき気持ちが離れて行く事を感じるも それを受け入れるしかない悲しい結末の見えた恋。日頃の報われない寂しさを 何でも自分の思い通りに動いてくれる夕樹君を手のひらで転がすことで心の穴を埋めている部分もあったのだろう。 結果的にもう一人のたっくんが現れた事により、様々な事を知り悟ってしまう。 人生初の女性と過ごす幸せなクリスマスに、こんな過酷な現実を突きつけられるとは・・・。 夕樹君もまたイケメンとは違った形のイニシエーションラブの真っ最中・・・嗚呼・・可哀想・・・。 しかし彼は大手企業に内定を貰って都会に行くことが決まって居る。また新しい環境で色々あるのかな? なんて私は物語の続きを、そんな想像で締めくくりました。とても面白い作品でした。[DVD(邦画)] 9点(2017-01-15 23:43:33)(良:1票) 《改行有》

119.  土竜の唄 潜入捜査官 REIJI 予備知識無し。全く期待せず見たのですが。コメディなのか何なのか、どう見ればいいのか迷いました。 結果的に嫌いじゃ無いです。いや十分見応えがありましたね。コメディの部分もシリアスな部分も。 ただ、内容は何もなく。主人公の頑張りとコメディだけで全てを乗り切ろうと言う事に 徹しているのが逆に薄いシナリオを埋めて良かったのではないかと。[CS・衛星(邦画)] 6点(2017-01-15 23:18:12)《改行有》

120.  残穢 -住んではいけない部屋- 《ネタバレ》 ミステリ要素もあると言う事で少し期待して見ましたがもう一つですね。 こういった土地にまつわる薄気味悪い話は下手なホラーよりもじわじわくる怖さはあるものの。 そろそろホラーも内容にも拘って欲しい。 過去を調べて行くうちに様々な出来事が繋がって行く訳ですが。その内容が、だから?というか…。 話は横にはすごく拡がるけど、縦に掘っていかないというか。 そういう事があったと言う事実は分かるとしても、謎の部分の解明を感じさせる物が無い。 マンションの怪奇現象が起こる部屋と起こらない部屋がある謎は? いたずら電話の意味は?引っ越してから不幸になる理由もひもとかれてないし。 私にはリングとかも合わなかったので。似たような退屈さを感じながら見ていました。 内容的には4点ぐらいですが、独特の雰囲気で+1点で。[CS・衛星(邦画)] 5点(2017-01-15 01:58:27)《改行有》

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