みんなのシネマレビュー |
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1181. 男はつらいよ ぼくの伯父さん 寅さんというより満男がメインの話になっているような気がするけど、それでもこれは面白かった。同世代というのが惹かれる理由なんだろうな。なんとなく満男が家出したくなるのもわかる気がするし、学がないといってもそれが必ず良い人間ではないというわけでもないと思うから、その分、寅さんの言葉一つ一つに深みが感じられる。7点(2004-01-10 02:42:00) 1182. 北京の55日 さすが、則天武后と並んで中国史きっての悪女と称される西太后だけあって物凄く強引ですね。しかし、中国人にとっては自宅に土足で上がりこまれて好き勝手やられてるも同じなので「てめぇら人ん家で何やってんじゃコラァ!」となるのも当然といえば当然ですね。この映画、製作がアメリカだけに列強というよりは世界の覇者であったアメリカ、イギリスの視点で描かれてますが、史実じゃ連合軍の主力になったのは日本とロシアで、中国政府軍も最終的には連合軍側について義和団を鎮圧させたので、そこのところをもう少し忠実に描いて欲しかったんですけど、チャールトン・へストンファンなので、そのことをあまり気にしないで充分に楽しめました。8点(2004-01-08 02:31:19) 1183. ベスト・キッド2 ダニエル…というよりは半ばミヤギさんの話になってるような気がするけど、結構面白いと思います。それにしても、日本の描写は相変わらずなんか間違ってるなぁ。それに何故ダニエルは茶道の作法を知ってる!?前作のE・シュー扮する彼女はどうなったんだ?サトウさん、40年以上前の事まだ根にもって、相当しつこいね。でんでん太鼓の動きが極意?ど…どこが極意なんでしょう…?ん~要するに、深いこと考えずに見るのが良いって事でしょう。多分…。 6点(2004-01-08 02:18:51) 1184. ベスト・キッド(1984) 邦題の付け方に問題があるのでは?とも思いましたが、確かに原題のままよりはこの題名の方が日本では良いかもしれませんね。武道(空手)によっていじめっ子もいじめられっ子も精神ともに成長していくという少し変わった青春映画ではあるけど、素直に面白いと思いました。それにしてもミヤギさんは良い味出してるなぁ。7点(2004-01-08 02:11:22) 1185. ボウリング・フォー・コロンバイン ドキュメンタリーとして、この作品は非常に引き込まれる作りをしていると思います。しかし、扱ってる内容については、正直に、個人的にちょいと共感しかねる部分がありました。アメリカ人てのは真の馬鹿野郎共ですね。殺人に使われたから銃が悪いとか言いたいだけ言っておいて、人間の改善を全然行おうともしない。確かに銃は殺人を引き起こす。しかし、それは単に“道具”として“使われる”だけであって、実際に殺人を行うのは使用者である“人間”。銃を使うか使わないかの選択は使用者に委ねられてるのであって、その使用方法、「銃さえあれば安心」「どんなゴタゴタでも銃さえあれば全て解決」という考え、そして、そのような考えを引き起こす「自分以外は皆敵である」という国民の潜在的な考えを改めない限り、いくら銃や弾薬の規制を行っても全くの無駄です。現に、劇中でも描かれているように、お隣の国のカナダは人口の殆どが銃を所持しているのに対し、銃による殺人は米国よりも遥かに低く殆ど無きに等しく、これは使用者がしかるべき知識や考えを持った人間であるからだということがいえます。それに対し、米国は先ほど挙げたような考えが国民の心の根底に根付いている国であるから、マンソンや「銃は死んでも渡さない!」という発言をしたヘストンもなんら間違った事は言ってません。今の銃反対派の人々がなんと言おうが元々本質的にアメリカってのは“そういう国柄”なんですから。国(国民の潜在的考え)が変わらない限りそういう意見が出てくるのは至極当然ってものです。なので、この作品で僕がいえる事はたった一つ、銃どうのこうのではなく、銃を使う“人間”が問題だ、ということです。 5点(2004-01-06 02:16:15)(良:2票) 1186. 地球最後の男 オメガマン チャールトン・へストン主演のSF映画で、ストーリーは細菌兵器によって地球上の殆どの人類が死滅、ゾンビ化してしまい、生き残った人々と感染者との攻防を描いた、【ゾンビ】や【28日後…】のハシリのような作品ですが、そこは【十戒】【ベン・ハー】【猿の惑星】などの傑作に主演している名優だけあって、相変わらすの名演技を見せてくれてます。文明がもたらした悲劇と人間の愚かさを物語ってる、普通のB級作品とはまた違った趣を放つ良作だと存じます。 6点(2004-01-05 02:20:10) 1187. 脱出(1972) 前半は大自然の恐怖と狙われる事への恐怖、後半は打って変わって犯罪を犯してしまった者達が必死に証拠を隠蔽しようとするサスペンス風味の映画。今では悪役ばかりやってる様な気がするジョン・ボイドの繊細な一面が見れただけでなんか得した気分。6点(2004-01-05 02:18:13) 1188. レッドブル シュワちゃん、雪の中ご苦労さまです。相当大変だったんじゃないでしょうか?それともターミネーターで裸は慣れてるのでへっちゃら?展開は、他の作品同様おんなじ様なものなんだけど、バスでチキンレースをやるとは思わなかった。この人ムキムキだから、こうやって無表情で笑わせてくれると余計に面白いんだよねぇ。5点(2004-01-05 02:12:20) 1189. アメリ ふ…不思議な映画だ…これがジュネの本性なのか?物凄くシュールだ…さすがおフランス映画…一味違う…7点(2004-01-05 02:01:12) 1190. マッスルヒート この手の格闘アクションにはストーリーはそれほど求めてないので、大して腹も立たなかった。最近のマーシャル・アーツを題材にした映画はいつもワイヤーでビヨ~ンと跳んで人間業とは思えないような(ありえないような)動きをするのに対し、これはそれもなく(まあ、厳密に言えば使ってるんだけどね…)ケインの身体を張った体術が堪能できたので結構良かった。6点(2004-01-05 01:57:02) 1191. フルメタル・ジャケット さすがキューブリック!前編に渡って流れる狂気と、痛烈な皮肉の効いた台詞の数々、戦争の無情さ等等、ここまで引き込まれる戦争映画というのも珍しい。作品通してF言葉などの乱暴な言葉が非常に多いが、それがかえって狂気を上手く表現している。そしてエンド・クレジットの(ちょっとテンポの速い)ストーンズの【黒くぬれ!】も作品にマッチしまくってること!何度も言うけどさすがキューブリック!一味違うぜ!8点(2004-01-05 01:48:45) 1192. ナトゥ 踊る!ニンジャ伝説 ゴ…ゴメン…ここまで来ると、もうミュージカル好きの俺にもついて行けん…、どうしよう、これ…。もういいよ、ニンジャの展開は…【ブルータル・デビル・プロジェクト】だけでいいよ…。「悪党なら悪党らしく最期まで付き合え」…この明らかに狙った台詞に…3点…。3点(2004-01-02 04:02:14) 1193. マウス・ハント 《ネタバレ》 子供の次は犬、そして最後はネズミまでをコメディの舞台に出しますか…そろそろネタ切れ…いやいや、恐らく意表性を付いた事なんでしょうけど、作品としてはなんかイマイチでした。それなりにはいいんですけど、どうも手放しに面白いとは感じませんでした。そうそう、↓トランク事件の真相が描かれていない分怖いですねぇ。ラストは、結局このネズミ君は楽をして儲けず、地道に働いてこの製糸工場を守り通してくれと言うお父さんの意思を伝えたかったように思えます。それにしても、オチが【アナトール工場へ行く】だとは思わなんだよ…5点(2004-01-02 03:54:11) 1194. カーツーム 1881年、スーフィーのムハンマド・アフマドがエジプト支配の打破とイスラムの改革を唱えマフディー(救世主)教団を組織し、ジハード(聖戦)を開始したのが“マフディー教徒の反乱”で、この映画はその戦いの決め手となったカーツーム(ハルトゥーム)の戦いをチャールトン・へストン、ローレンス・オリヴィエの2大スターがそれぞれ英国将軍、マフディーに扮した一大スペクタクル史劇です。全体としては、食料運搬のシーンや最後のカーツーム陥落のシーンなど、迫力の戦闘シーンも随所にありますが、今までの史劇スペクタクルの娯楽映画というよりは説明映画というような印象を受けます。ヘストン、オリヴィエともに深みのある演技をしてますが、個人的なことを言えばヘストンの髭とオリヴィエの“顔黒”は似合わないなぁと思いますが、スーダンの内乱という史実を知る上では充分に良い作品だと思います。7点(2003-12-31 03:05:22) 1195. ドクトル・ジバゴ(1965) ロシア革命に翻弄される1人の男の一大叙事詩。戦闘シーンなどは迫力大で、衣装も忠実に再現してると思うし、長いだけあって、人物の描写がとても細かく描かれてます。長い映画が好き、ということもあるんですが、こうした1人の人物に焦点を当て、人物像や辿った軌跡を描くものはやはり、このくらいの長さをもってじっくり描いて欲しいです。劇中随所に流れる【ラーラのテーマ】も、名曲と今でも語り継がれるだけあって1度聴いたら忘れられないほどに素晴らしい音色です。 7点(2003-12-30 16:55:12) 1196. プリティ・ブライド 【プリティ・ウーマン】はかなり前に見たので内容がほぼ吹っ飛んでたんで、比較することなく見れました。プリティと付いてますが、厳密に言えば続編と言うわけではないみたいですね。僕はジュリア・ロバーツはあまり好きではないんですが、“逃げる花嫁”として最初は冷酷に描かれていたヒロインが、実は人のことを思いやった結果逃げ出すという思いやり思った人物に描かれるところ、そして、最初は彼女を良く思ったいなかった主人公が徐々に彼女の魅力に惹かれていくところがGOODです。その他に挙げるとすれば、エンディングでディクシー・チックスがカバーしてる恋はあせらずが聴けたことです。7点(2003-12-30 16:43:55) 1197. 千年の恋 ひかる源氏物語 え…これは光君(ひかるきみ)の話じゃないの?何だよ、もう!【千年の恋 光源氏物語】…ていうからてっきり源氏物語話をそのまま映画にしてるのかと思ったよ。なのに、これは紫式部の話じゃないか…大雑把な内容を把握するならまだ良いにしろ、飛び飛びに語らんでくれよ…CG使わんでくれよ…妙にエロ描写加えんでくれよ…そして、頼むから劇中で歌わんでくれよ… 4点(2003-12-29 02:03:46) 1198. 天地創造 この映画で判ることは、神様ってのは凄く自分勝手なんだね…てぇ事じゃなくってぇ、旧約聖書では人類の誕生はこのように描かれてるんだな、ということです。有名な「光あれ」の言葉から天地が出来る7日間は見ていて物凄くダイナミックだし、その後のノアの箱舟、バベルの塔などの、断片しか知らないまたは順番がよくわからないエピソードが、聖書に忠実に、そして壮大に描かれていて、正にスペクタクル映画といった感じです。7点(2003-12-27 23:57:12) 1199. 小さな恋のメロディ なんか懐かしい…勿論リアルタイムじゃないですよ。でも幼稚園くらいの時からビージーズとかを聴いてたんで、こういった音楽や映像を見るとどことなく“懐かしい”と思ってしまいます。勿論それだけじゃ無いですけど…。子供を対象にした恋愛映画ってあまり無いと思いますが、この映画は、子供の純な愛情を上手く表現してると思います。それにしても、【卒業】のサウンド・オブ・サイレンスといいこの映画のメロディ・フェアといい、この時代の映画には名曲が付き物ですな。7点(2003-12-27 23:48:48) 1200. 明日があるさ THE MOVIE 「大人が夢見たらあかんのかぁ!!」この言葉につきます。まあ実際あんなサラリーマンがいたらすぐにクビでしょうけど、夢を追い求めるというのも大事だと思いますよ。それに、【明日があるさ】はいつ聴いても良い曲だ…6点(2003-12-27 23:41:33)
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